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2004年07月12日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 朝、原稿を入稿。受け取ったという連絡があり、印刷したら原稿の厚さが5センチにもなったという。初めての翻訳した時は担当編集者が電子メールを使っていなくてフロッピーで入稿した。初めての著書の時はメールで送ったような気がするが(もう記憶があいまい)、今も手元に担当編集者とやりとりした膨大なFAX用紙が残されているところを見ると、メールをあまり使わなかったようである。前回の時は担当編集者(二人)とのやりとりのほとんどをネット上のクローズドフォーラムで行った。とはいえ、ゲラができてからはFAXでのやりとりもあった。ともあれ年々便利になっていくものであり、何ヶ月も(一番、最初に訳した頃から数えると気が遠くなるほど昔)こつこつ訳した原稿が一瞬(といっていいくらい)にして送られていくのを複雑な気持ちで眺めた。

 昼から診療所でカウンセリング。前日の選挙での敗北を反映してか静かだった。自衛隊の多国籍軍の参加の問題などは遠い世界での話ということになるのだろうか。日本人がイラクで拘束されたり、殺害されたことはついこの間のことなのに。民主党が躍進しても、政府は自衛隊の撤退には応じないということであれば、二大政党制という言葉も空しく響くのだが。民衆党が圧勝したわけではなく、自民党が大敗したわけではなく、ただただ共産党の敗北が目につく。

「「まだ絶望ではない」と大きな声で言ってみるのはいいことである。もう一度「まだ絶望ではない」と。しかし、それが役にたつだろうか」(リルケ『マルテの手記』望月市恵訳、p.46)

 まだ何も起こったわけではないくらいの意味なのだが、ただ大きな声でいうだけではだめでも、絶望するより絶望しない方がいいし、絶望しない限り、少なくとも今と同じ位置に止まるということはないだろう。

 帰り、前の家によって、『現代フランス文法』(J・E・マンション)とランボーの『地獄の季節』を持ち帰る。前者は400ページほどある文法書だが、ところどころ鉛筆で書き込みがしてあって読んだ形跡があるのに驚く。書斎の写真を撮ろうと思ったが、ふいに強い悲しみにとらわれて止めてしまった。なぜそんなふうに感じたかはわからないのだけど。





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最終更新日  2004年07月12日 22時30分47秒
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Re:まだ絶望ではない(07/12)  
pooh-tonton  さん
「絶望するより、しないほうがいい」
そうですよね、諦めない限り物事は前に進む可能性がありますもんね。
一人一人が諦めない限り、絶望はやってこないですよね。
そう信じて、前にすすもうと思ってます。 (2004年07月12日 22時35分24秒)

Re[1]:まだ絶望ではない(07/12)  
Ichiro_Kishimi  さん
pooh-tontonさん
 前に進むかはひとまずおいておいても、人生には努力している限り、停滞はありません。人間は努力している限り迷うものだ、とゲーテはいいますが。 (2004年07月12日 23時00分56秒)

Re:まだ絶望ではない(07/12)  
かすみ草 さん
小説の翻訳は意訳がありますが、伝記も意訳されることがありますか?
 共産党ばかりでなくて、社民党もどんどん衰退していっていますね。だからといってどちらの党もなくなっていいわけではないと思います。しかし政権をとれないとなると言っていることの現実味が薄いような気がします。 (2004年07月12日 23時44分08秒)

Re[1]:まだ絶望ではない(07/12)  
Ichiro_Kishimi  さん
かすみ草さん
 著者の書いていることの意味が伝わらなければいけないので、訳しますが、英語を訳すことはそのためにはすべて意訳といっていいくらいです。
 政権を取れなくても、きちんというべきことは主張してほしいと考えています。 (2004年07月13日 12時45分08秒)

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