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どんぐりの日記へのコメント、ありがとうございました。もともと、どんぐりの日記のきっかけは、波のカナタハさんの日記で拝見した「どんぐり焼酎」がきっかけでした。焼酎ではなく、食べ方の日記になりましたが。やはりどんぐりを、子供の頃に拾われたかたは多いですね。(*^-゜)vさんの言われるどんぐり遊びは楽しいもの。しかし虫の寄生が気になります。ゆうか0373さんの様に、猫さんの遊び道具のどんぐりもレンジで消毒してからという配慮も必要かもしれません。子供の頃から、どんぐりの見分けができたh.w ontheroadさんは、すばらしいですね。かめぶうさん、POMUOさんや、uribo‐zu2874さんなどから、どんぐりの食べ方の質問をいただきました。でぶ5733さんはおもちにしていたとのことですが、アク抜きには苦労されたようです。ゆでて食べるのが一番簡単。粉にすれば、縄文クッキー、煎餅など、色々な料理に使えます。P-WORLDもどきさん、しいな☆pinkroseさんからはどんぐりの味の質問が。LimeGreenさんのおっしゃるとおり、甘みのない栗の味と聞いています。虹の日記のその後。野いちごさんが、太陽を囲む輪の形の虹を撮影されました。またすーぱーハナちゃんさんも、虹の撮影に成功しています。私も先日に虹を見ましたが、各地できれいな虹が出ていますね。秋の観光シーズンも終盤です、冷え込みや、急な氷雨にご注意されて、残り少ない秋をお楽しみください。【日記】 食べるもの 食べられるもの ― どんぐり ―
2008.11.30
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山道に、どんぐりがコロコロ転がります。どんぐりでも、マテバシイの実は食べられます。縄文時代は、どんぐりは人々の主食でした。一方で、コナラのどんぐりはアクが強く食べにくい。さらにコナラのどんぐりには、別の問題もあります。よく穴のあるどんぐりをみかけます。これは、コナラシギゾウムシやハイイロチョッキリの幼虫が開けた穴。ゾウムシなどは、どんぐりがまだ緑で柔らかい頃、袴の部分から卵を産み付けます。そして幼虫はどんぐりを食べて成長し、穴を開けて出てきます。この幼虫はコナラでは50%ぐらいのどんぐりにいますが、マテバシイにはいません。コナラを食べるには、幼虫駆除も熱湯処理なども必要です。マテバシイは、特に分厚く硬い殻で、ゾウムシを寄せ付けません。とはいえ、コナラも、ただゾウムシにどんぐりを食べられてはいません。コナラのどんぐりは、多量にできる年もあれば、まったくできない年もあります。その豊作と不作は、5年に1回ぐらいのランダムな周期で予測不能。そのため、どんぐりのない年に生まれたゾウムシは、繁殖することはできません。しかしゾウムシも負けてはいません。数年周期のランダムな周期でさなぎから成虫となり、繁殖年は予測不能。ランダムに生るコナラのどんぐりを、ランダムに成虫となることで狙っています。50%のどんぐりがゾウムシのゆりかごになることから、コナラとゾウムシの戦いは引き分けなのでしょう。アクのある、コナラのどんぐりは。ゾウムシにあげましょう。アクのない、マテバシイのどんぐりは、人がいただきますから。マテバシイの硬い殻も、人の食欲までは防げられません。わたしたちは、どんぐりが最も恐れる天敵、人なのですから。【どんぐり図鑑】 「どんぐりのイラスト比較」【参考図書】 盛口満:「ドングリの謎」,どうぶつ社,2001年,221P
2008.11.29
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紅葉・黄葉の日記へのコメント、ありがとうございました。皆さん、紅葉の季節を楽しまれているご様子でした。イチョウやモミジ、それぞれのお楽しみかたがあるようです。サビ神父さんの言われるように、気温で紅葉の色は変わります。紅葉や黄葉は、適度に湿度があり、昼が晴れて日光があたり、夜に冷え込む時に美しくなります。鉢植えのカエデなど、昼は日光にあて、夜は冷蔵庫に入れると綺麗に紅葉すると言うことです。かまあげ16号さんの言われるように、日照時間が少なくなると、不要になる葉を捨てる落葉も起きます。LimeGreenさんからは、葉が褐色になる「褐葉」の話題も頂きました。SIR JAPANさんの「シアン」の語源の話は難しく、「思案」しています。皆さんも近づく冬を前に、わずかな時間の木々の化粧、紅葉そして黄葉をお楽しみください。【日記】 捨てるもの 守るもの ― 黄葉、そして紅葉 ―
2008.11.28
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紅葉の季節。イチョウは黄色く、“黄葉”します。葉にはもともと緑色のクロロフィルと、黄色のカロチノイドの色素があります。秋は葉を緑に見せる、クロロフィルが分解し減少します。光合成に必要な緑のクロロフィルは、秋には過剰になるから。そのため、黄色く葉が見えるようになります。モミジは赤く、“紅葉”します。秋になると、モミジの葉で赤いアントシアニンが作られます。そのため、葉が赤く変わります。赤いアントシアニンは、青い光を吸収します。秋に気温が下がると、葉の光合成の能力は低下します。すると光が過剰になり、光合成に必要なクロロフィルが壊されます。それを防ぐには、特に有害な青い光を吸収するアントシアニンを作るとよいのです。不要になった、緑のクロロフィルを捨て去る“黄葉”。不要になっても、そのクロロフィルを守ろうとする“紅葉”。黄葉で現れるのは、緑が消えた葉の本来の色。紅葉で現れるのは、赤く化粧したよそ行きの色。黄葉と紅葉。わたしは、守ろうとする紅葉のこころを愛し、飾らない黄葉の清楚さに魅かれます。どちらも色にも魅かれるのは、秋の斜陽に、落ちゆく葉がみせる、最期の輝きだから。【参考図書】 市石博ほか,「生物を科学する事典」,東京堂出版,2007年,238P
2008.11.27
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虹の日記へのコメント、ありがとうございました。虹が7色でない国もあることに、納得されるかた、意外におもわれるかた、様々でした。日本の色へのこだわりは、私も感じます。同時に、7色と言えば7色、5色と言えば5色に見える、人の先入観の怖さも感じます。地震の予兆、夢の色、空の神秘。虹には皆さん、様々な想いがあるようでした。実際に、空の虹を見上げたかたもおられました。でぶ5733さんの様に写真を撮ってくださったかたもみえます。体調を崩されるかたも多く見える時期です。風邪を引かれているかたも見えますので、お気をつけてください。【日記】 雨上がりは 神秘の調べ ― 虹 ―
2008.11.26
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日本の虹は7つの色。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。しかしアメリカ、イギリスでは藍色がない6色、ドイツ、ロシアでは5色です。虹の色を7つに分けたのは、ニュートン。ニュートンは、宗教に、錬金術に傾倒しました。キリスト教でたびたび登場する数字「7」、錬金術の7金属がその由来という。後の世に、7色は音階の7音に基づいたと言い換えられました。科学的観測ではなく、神秘的な意味から生まれた虹の色。ニュートンが愛した、神秘な7色。日本に定着した、神秘な7色。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。それは、雨上がりの、神秘の調べ。そして、空気を輝かす、神秘の調べ。【参考図書】 高橋真澄,杉山久仁彦,「虹物語」,2007年,128P
2008.11.25
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ダークマターとダークエネルギーの話。分かりにくい説明になり、お困りになったかもしれません。宇宙の大半は、見えない物質で占められていることが分かってきました。そしてさらに、宇宙の膨張を加速させるダークエネルギーの存在も。見えないものが宇宙を占めるという考えは、過去のエーテルの考え方にも似ていて、俄かには信じられません。エーテルが存在しないと分かったように、このダークエネルギーも否定されないとは言えません。ダークマターについては、重力レンズの影響を考慮した光の屈折から測定しています。この様に宇宙を何も知らない人類ですから、時空を制御できる日は遠い先でしょう。ビッグバンに始まり、爆発し、無限に飛び散るまでの、一瞬の出来事。それが宇宙の存在かもしれません。その一瞬の爆発の中で生まれた私たち生物。それはまさに、奇跡としか言い様がありません。皆さん、素敵な3連休をおすごしください。私は休みではありませんが・・・。
2008.11.24
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見えない力に決められる、私たちの未来。天空に広がる、数多の星。しかし宇宙には、「目に見えない何か」があります。その目に見えないものは、ダークマター。光学的に見える星は、宇宙のわずか5%程度。大半は、目で見えないダークマター。ダークマターは、ブラックホールやニュートリノと考えられますが、正体は不明。それらは大きな塊となって分布することが、確認されつつあります。そしてさらなる宇宙の謎、ダークエネルギー。ビッグバン以来拡張を続ける宇宙。その広がるスピードは加速していることが、近年分かりました。この加速させるエネルギーが、未知のダークエネルギー。見えないけど存在する、宇宙の25%程度のダークマター。そして宇宙70%を満たす、未知のダークエネルギー。ダークエネルギーが存在するなら、宇宙は加速を続けます。そして星々は、飛び散るかもしれません。無限の彼方に、互いを見ることもできないくらい離れて。宇宙の5%以下しか見ることができず、暗黒の彼方に、私たちは飛び続けています。ビッグバンに始まり、100兆年以上先に四散していく宇宙の大爆発。その大爆発の中の、一瞬にもならない、私たちの一生。きらめいて、ふるえるように、そして消えてゆく。でもたしかにある、私たちの一生。
2008.11.23
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発光すると、かえって水面の光に融け込み見えなくなるホタルイカ。姿を消すための光を、カウンターイルミネーションと呼びます。水中では赤い光も届きにくいので、目立つはずの赤い魚もかえって見えなくなります。海中の不思議。コメントありがとうございました。ホタルイカで食欲がわいたかたも見えたようで、まだ食欲の秋は健在です。ホタルイカ漁は、私も実際には見たことがありません。華やかな服装は、本当に街中で映えるのでしょうか。流行服が「制服」化しているとのコメントもありました。舞踏会で貴族は、むしろみすぼらしい身なりで自らを目立たせたというコメントも、面白く拝見しました。これからのイルミネーションの季節を連想されたかたも、多くみえました。みなさん、冬支度をされているようですね。お気遣いのコメントも、多く頂きました。こころが通い合うブログの不思議。この不思議な世界に、まだまだ漂い続けます。
2008.11.22
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誰もが都会の街中で、ふと覚える孤独感。あれほど多くの人に囲まれながら。あまりに多くの人がいて、あまりに刺激が多すぎて、限りない孤独さと、静けさと感じる時。カウンターイルミネーション。海中の生物は、光ることでその姿を消す。自ら発光し、光輝くホタルイカ。しかし輝くその姿は、海底の外敵からは見えません。海底から見上げる時、その光る体が、海面からの太陽光に同化するため。もし光らなければ、その体は太陽光に影を落とし、外敵に狙われる。よりまぶしい光に消える、光る体。彼ら彼女らは、消えるために、光り輝く。カウンターイルミネーション。都会を歩く人々は、最新モードを身にまとう。光り輝き、街の光に同化し、消えるため。空しいほどの孤独感と引き換えに。誰か教えて欲しい。都会を歩くあの人々は、なにから身を守っているのだろうか。
2008.11.21
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ブログスタイル変更のおしらせに、コメントを頂きましてありがとうございます。皆さんのお言葉に甘えさせて頂き、スタイル変更いたします。本日の日記は、昨日のコメントへの御返事です。BBSも閉鎖いたしました。ご訪問頂いている皆さんは、日記へコメント頂ければと思います。ねこさんグッズを毎日紹介できないは残念ですが、これも仕方がありません。皆さんのご忠告を胸に、これからもゆっくりと継続いたしますので、よろしくお願いします。
2008.11.20
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ブログの進め方を変えたいと思っています。ご訪問が不十分で、失礼しています。お言葉に甘えてお休みをする中で、ブログの進め方について考えました。体調や生活スタイルを考えた結果は、次のとおりです。1.掲示板(BBS)を閉鎖する 掲示板は閉鎖し、日記へのコメントに集約したく思います2.このブログでの日記へのコメントの返事は、まとめ記事としてお答えする 現在、皆さんのコメントにひとつずつ回答していますが、これをまとめ記事とさせていただきたいと思います 分かりにくいかもしれませんので、実際の運用をご覧ください3.日記更新頻度を少し落とす 頻度は体調や状況によりますので、まだ未定です その代わりに日記のクオリティを上げられればとは思っています4.皆さんのブログへのご訪問、コメントは従来どおりさせていただく これは継続したいと思います5.グッズ紹介を3件から、1~2件に減らす グッズ探しも目への負荷が高く、掲載数を減らします ねこさん、いぬさん、洋食器は日替わりで6.ランクリはしばらく様子を見て、継続の可否を決定する ランクリの効果がまだ実感できていません 継続する価値があるかは、まだ判断に迷っています本当に勝手な方針ですが、まずは運用してみたいと思います。ご意見がございましたら、よろしくお願いします。
2008.11.19
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今日はある表彰を受けてきました。遠方での授賞式でしたので、帰宅がこの時間となりました。体調面ばかりではなく、多忙さもあり、なかなかご訪問できないかと思います。色々と考えながらペース調整していきますので、よろしくお願いします。
2008.11.18
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受診結果をご報告します。昨日は、ご心配をおかけしました。昨日、視界の左側に突然、キラキラとした光の筋が現れました。目を閉じても光は消えず、光は脈に連動して瞬く様です。どうやら問題は左目らしい。眼科での眼底検査の結果、左目の眼底出血が確認されました。視力も0.05に落ちています。すぐに網膜剥離とはなりませんが、危険な症状なため、しばらくは定期診断を続けます。私は高血圧などの症状はなく、原因は不明です。騒ぐほどのこともなさそうですが、私にはちょっと問題。常連さんはご存知の様に、私は右目が生まれつき見えません。視力0.05でも、矯正可能な左目は大切な情報源。大切にしなくてはなりません。そこであらためて、ブログのペースを少しダウンさせることにします。ゆっくりと、長く続ける方針に今一度変更です。多少変則的な継続方法になるかもしれませんが、よろしくお願いします。
2008.11.17
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トラブルが発生しました。明日、病院に行く予定です。先回の件とは異なり、今回は少々厄介です。皆様へのコメント等が不十分になるかと思います。すみません。また詳細は、明日以降となります。
2008.11.16
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観光シーズン。京都の観光地もにぎわっています。高さ13mの清水寺本堂の舞台。あの舞台から飛び降りるのは、かなりの決心が必要でしょう。しかし実際に飛び降りた人は、少なくはありません。清水寺にある成就院日記。これは歴代寺務長による記録資料で、1694~1864年のうち、148年分が現存しています。清水寺学芸員の調査では、舞台から落ちた人は235人。確認分では、男性162人、女性63人。7割が20代以下の若者です。飛び降りた理由は、多くが願掛けだったと言われます。事実、47人は、家族の病気の回復などを願って、飛び降りました。しかし、85%は助かっており、意外と命を落とす人は少なかったようです。清水の舞台から飛び降りる。それは一大決心をするたとえ。けっして本当に舞台から飛び降りることを、進めるものではありません。清水の舞台から飛び降りる。その決心で、新たな挑戦を始めること。それが本当に願いをかなえるための、人生の秘訣なのですから。
2008.11.15
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井の中の蛙は、少なからず誰しも当てはまることかもしれません。もちろん、わたしもそのひとりです。人の生活範囲は、どうしても限られます。その範囲で、井の中の蛙になるのは仕方がなくも思えます。鎌倉時代には、すでに、広く使われていたこのことわざ。時を越えても、人が変わらないことを示します。そして、このことわざには続きがあります。「井の中の蛙大海を知らずされど空の青きを知る」井戸の中のかえるも、空が青さは知っています。そして、闇の中から見上げる空は、いっそう青く美しい。このまま、しばらく、空の青さを愛でたいからもうしばらく、私を井の中の蛙でいさせてください。
2008.11.14
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「猫に鰹節」は、よく誤解されています。「猫に鰹節」を「大好物」とする誤解がよくあります。しかし、本当の意味は「油断できないこと」です。正しくは、「猫に鰹節の番」,「猫に鰹節を預ける」となります。ところで気になるのは、猫と鰹節の相性。猫にとって、鰹節は食べ過ぎると毒になります。尿道結石や、塩分の取りすぎの原因となるのです。危険なことのたとえの「猫に鰹節」。鰹節は“猫にとって” 本当に危険なのです。猫の食事管理は、油断なりません。油断ならないから、なるほど、まさに「猫に鰹節の番」なのですね。
2008.11.13
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ねこが年老いて、尾がふたつに分かれた妖怪、猫股。昔から、ねこは化けるという。なぜねこは、妖怪になるといわれるのでしょう。その理由は、いくつかあります。1.瞳の形が変り、夜目が光る2.じっと物を見つめ、音を立てずにしのびよる3.しなやかに、高くとびあがったり、飛び降りる4.武器にもなる、鋭い爪と鋭利な歯5.無邪気さと、勇猛さ、敏捷さを兼ね備える6.ひとに馴れるが、ひとの強制にしたがわない7.ひとの飼われている意識がなく、ひとと対等と思っているもののけと化したねこは、ひとのように踊り狂う闇夜に目は爛々とかがやき、闇の中から音もなくしのびよる鋭い爪は皮膚を切り裂き、鋭い牙は時にはひとを食らうそうならぬよう、ねこたちに、ひとは、今日も貢物を捧げなくてはなりません大きな愛と、少しばかりの畏怖とともに【参考図書】 笹間良彦:鬼ともののけの文化史,遊子館,2005,240P
2008.11.12
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気になっている展示会があります。皆さんは、兵庫陶芸美術館で開催中の「ウェッジウッド」展に行かれたでしょうか。同美術館の3周年記念としての、この特別企画展。ウェッジウッドの歴史的な作品が展示されています。私が見たいのは、初日の壺。ジョサイア・ウェッジウッドが、エトルリア工場で作製した初めての壷。6個作製しましたが、現存は4個しかありません。今回、日本初公開です。その他にも、世界で1個しかないプリンス・オブ・ウェールズの壺。いわずと知れた、ポートランドの壷。1774年製のフロッグ・サーヴィス。いずれも貴重な作品です。次はいつ観ることができるかわからない作品群。行くべきか、大いに迷っています。どなたか、ご覧になったかたはいらっしゃいませんでしょうか。● こちらのリンクからは、それぞれの作品が比較的大きな写真でご覧になれます。一度、ご覧ください。【ウェッジウッド展】兵庫陶芸美術館 開催中【関連日記1】進化論とともに -ダーウィン展-【関連日記2】クィーンズウェア ―エカテリーナとウェッジウッド― 【関連日記3】月に 知識に 酔うほどに -ルナティック・ソサイエティ-
2008.11.10
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にほんブログ村 たしか昔の漫画「銀河鉄道999」に、「鉄喰い虫」が登場したと思います。SF漫画のこの作品では、鉄を食べるバクテリアが銀河鉄道車両を食べます。荒唐無稽にも思われる話ですが、今や現実となりつつあります。野いちごさんからもコメントがありましたが、金属資源の精錬に「バイオ・マイニング」という手法が検討されています。バイオ・マイニングは、鉱石中の金属を食べる微生物を使って金属を取り出す方法。例えば、世界の銅の80%は黄銅鉱に含まれます。しかし黄銅鉱は銅の含有率が低いものが多く、銅の抽出も難しい。そこで銅を食べる「魔法の虫」を使って、銅を取り出そうというのです。すでにバイオ・マイニングの開発は進行中。月での資源採掘にも、バイオ・マイニングは必要な技術。金属を食べる魔法の虫。漫画では列車を食べる害虫でしたが、これからの私たちには益虫です。むしろ、微生物からさえも金属を奪う、その貪欲な人類こそが、最悪の「鉄喰い虫」なのです。【新日鉱ホールディングス】バイオ・マイニング【過去の関連日記】そのサイボーグの能力は 鉄の鱗 ―スケーリーフット― < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2008.11.09
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もはや戦争と化した、世界各国の金属資源の奪い合い。わずか15年で、10倍に増えた中国の鉄の消費量。高度経済成長中の中国は、世界の資源を食いつくし始めました。まず中国は、自国の金属資源輸出を制限しました。レアアース、ウラニウムへの海外資本参入禁止などで、海外に資源が流出しないようにしました。そして次は、海外鉱山の買収を始めます。中国がチベットに引いた1,145kmもの長さの青蔵鉄道。これは鉄道沿いの銅、鉄、鉛、亜鉛などの資源を運ぶため。チベットでの資源開発は、現在の中国-チベット対立の原因でもあります。アフリカに進出する中国。これは資源確保だけではなく、中国からアフリカへの移民活動となっています。増えすぎた人口の移動も兼ねているのです。激しすぎる鉱山買収では、日本は次々敗北しています。例えばニッケル。住友金属鉱山は、長年自社の6割の量のニッケルをオーストラリアから購入していました。しかしその全てを中国に奪われます。次に中国は、パプア・ニューギニアのニッケル鉱山の85%の権利を独占。瞬く間に日本のニッケルは枯渇し、ニッケルを使うステンレスの価格が急上昇しました。チリの国営銅鉱山コデルコさえも買収しようとした中国。もはや日本が購入できる世界資源は、限られるつつあります。日本はものづくりのための、金属資源を失っています。メタル・ウォーズで敗戦した日本ができることは残りわずか。金属を使わないものづくり技術の開発。日本周辺の海底鉱山の開発。そしてリサイクルによる都市鉱山からの資源確保。この危機を乗り切るための時間は、もうわずかしかありません。【参考図書】谷口正次:「メタル・ウォーズ」,東洋経済新報社,2008年,235P
2008.11.08
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アクセス数18万ヒットを迎えました。たくさんのご訪問、ありがとうございます。ニアピンはPTA活動に奔走する平均的主婦さんと☆ひぃちゃん☆さんでした。またお勧めもあって開始したランキング。メイン「雑貨ブログ」,サブ「キッチン雑貨」で1位となっています。皆さんの応援のパワーには、本当に感謝しています。今週はこのランキングの試行もあり、珍しく毎日の日記更新でした。しかしまた、いつもの“のらくら日記更新”に戻る予定です。ランキングは継続しますが、あまり期待なさらずにお願いします。またランキングを始めて思いました。それぞれのカテゴリで、ブログを楽しみながら続けられるかたがいることを。ランキングのカテゴリの分割は可能ですが、それもいまは考えていません。ブログを楽しむ皆さんに、ご迷惑をおかけするかもしれないから。楽しんでこその、ブログです。いずれにしましても、18万ヒットとランキング1位を皆様の応援のおかげにより達成しました。勝手気ままなブログですが、これからも応援を頂きますと嬉しく思います。そして、これからもよろしくお願いします。
2008.11.07
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桃から生まれた、桃太郎。室町時代に成立した桃太郎の話。初期の話は、今とは違います。川を流れてきたひとつの桃。桃から生まれた桃太郎は、異常な速さで成長します。その桃太郎が向かうのは、黄泉(よみ)の国。目的は鬼の財宝を取るため。黍団子、犬、猿、雉も登場します。しかし彼は、なぜ桃から生まれるのでしょう。古代中国では、鬼門である東北方向に大きな桃の木がありました。鬼たちはその桃をさけ、鬼門を出入りしたといわれます。桃には魔除けの力があります。日本でも、「古事記」でイザナギノミコトは、黄泉の国の八雷神に桃を投げて追い払います。桃太郎は、魔除けの桃から生まれたのです。桃には魔除けのほかに、不老長寿の力もあるといわれます。桃から生まれて鬼退治するよりも、私は美味しい桃を食べ、長生きしたいと思うのです。 11/2夜開始。5日目で「雑貨ブログ」も1位になりました。ありがとうございます。
2008.11.06
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理屈では理解できても、たまらなく恐ろしいことがあります。空想の動物、キメラ。頭がライオン、胴はヤギ、尾はヘビの生き物。遺伝子組み換え技術により、キメラもマウスレベルでは生み出すことが可能です。そして生まれたトランスジェニック動物。外来のDNAを組み入れて、個体に成長した動物。たとえば、人の遺伝子を持ったマウスなどが生まれています。人の遺伝子を持ったマウスは、医薬品の開発に欠かせない生き物になりつつあります。医薬品開発に使われる、多量の人の遺伝子を持つマウス。しかし私は、恐ろしくてなりません。人の遺伝子を持った動物が、実験に使われることが。人の遺伝子を持つマウスは、本当に人ではないのでしょうか?外見上、現在は、マウスの姿をしたトランスジェニック動物。いつかその動物が、人の姿を持つとしたら。それは本当に、まだマウスなのでしょうか?医学関係者には、笑い飛ばされるでしょう、この考え。しかし笑えなくなるその時が、それほど遠くはないことを予感して、私は恐ろしくてたまらないのです。 ● 11/2夜開始。「キッチン雑貨」が4日目で1位になりました。(「雑貨ブログ」3位)あらためてみなさんの応援のパワーに驚いています。ありがとうございます。
2008.11.05
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カルタの冒頭を飾る有名なことわざ。かるたの初めを飾るほど、犬は江戸では身近な動物でした。「犬も歩けば棒にあたる」これには、ふたつの解釈があります。ひとつは、歩けば思わぬ幸福を手にするという説。もうひとつは、棒に打たれるような不運に出会うという説。もし明日に、不幸が待っていると思うなら、怖くて、明日を迎えることはできません。もし明日に、幸運が待っていると思うなら、明日を迎えることが、楽しみでなりません。犬は、散歩が大好きです。不幸が怖いからと、散歩をやめることはありません。それはきっと、そこにある楽しいなにかを期待しているから。「犬も歩けば棒にあたる」その解釈の正解は、犬の姿が教えてくれます。散歩が大好きな犬。その姿を見ているだけで、わたしも明日が楽しみでなりません。 ●11/2夜開始しました。
2008.11.04
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硬い鱗や甲羅を持つ生き物はいますが、もし鋼鉄の鎧を身に着けた生物がいたとしたら。2001年、インド洋の深海2450mで発見された4cmほどの巻貝。その巻貝スケーリーフットこそ、鉄の鎧を身にまとった生物です。この貝の足は、硫化鉄で覆われています。貝のフタがなく、危険を感じても、この鱗を外に向けて身を守ります。鱗は磁石にもくっつき、間違いなく鉄の鱗。海底の熱水噴出孔付近に豊富な、硫化鉄を原料にした鱗。この鱗は、体内のバクテリアの作用によって作られたと考えられています。生物が無機物を材料に、生体組織をつくることを「バイオミネラリゼーション」と呼びます。鉄という無機物を体内に取り込んだ生物は、この貝が唯一の発見例です。鋼鉄の鱗に覆われた人間。そんなSFのサイボーグの姿が、急速に現実になりつつあります。もしあなたが、鋼鉄の鱗に覆われたサイボーグになれるとしたら、あなたはその力を何に使いますか?【参考】新江ノ島水族館:スケーリーフット ●試行開始。よろしければ、応援お願いします。
2008.11.03
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毒の酸素を、役立つエネルギーに変える体の仕組み。毒であるはずの酸素を、エネルギーに変える細胞内のミトコンドリア。その働きには、ビタミンC,ビタミンE,コエンザイムQ10が必要です。他の動物では作ることができるビタミンCが、人間には作ることができません。そのため食事で、ビタミンCを取り込む必要があります。これは過去の日記でも書きました。特徴的なのは、コエンザイムQ10。生命活動の根幹に関わるコエンザイムQ10は、体内で作られます。しかし20代をピークに減少し、40歳代で30%減、80歳代で50%減少します。原因は不明ですが、コレステロールの増加がコエンザイムQ10の生成を抑制するとも言われます。コエンザイムQ10の減少は、酸素毒による寿命決定のメカニズム。コエンザイムQ10は、サバなどの魚に多く含まれます。またサプリメントも普及しました。長生きの助けになるかもしれません。しかし体内の活性酸素を減らすには、もっと良い方法があります。 ・タバコを吸わず、深酒をしない ・紫外線を浴びすぎず、汚染された大気や水を摂らない ・高脂肪食を避け、偏食しない ・緊張せず、良く笑い、楽観的に生きる笑いは百薬の長。誰もが昔から知っていることに、ようやく現代科学はたどり着いたのです。【過去の日記】「自然からの恵み -人類の遺伝的欠陥―」【昨日の日記】「少しずつ 死に向かう生き方 ―酸素― 」【参考図書】 軽部征夫:「トコトンやさしい生命工学の本」,日刊工業新聞社,(2003年)159P ●試験的に登録しました。上手くできているでしょうか?
2008.11.02
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死ぬべくして生きる。これがひとのさだめ。人の寿命は、2つのメカニズムで決まります。「寿命プログラム説」と「傷害説」です。テロメアの作用で起きる「寿命プログラム説」は、以前にお話しました。そこで、今日は寿命の「傷害説」のお話。私たちの呼吸に欠かせない酸素。しかし酸素は、人体に有毒な気体。酸素を私たちが呼吸で活用できるのは、細胞中のミトコンドリアのおかげ。ミトコンドリアの共生については、小説・映画の「パラサイトイブ」でも話題になりました。さんその有毒性は激しいもの。マウスを酸素100%の部屋に入れると、3日しか生きることができません。酸素の毒性は、活性酸素・フリーラジカルにあります。酸素は細胞を傷つけ、老化させます。分かりやすく例えると、私たちの体は酸素によって「さびて」いきます。そして寿命となるのが、寿命の「傷害説」。ガンの発生もその例です。毒となる酸素を、呼吸しなくては生きられない。矛盾に満ちた、人の人生のプログラム。人の人生は、苦難の中を生きるしかないさだめなのです。「寿命のプログラム説については」【過去の日記1】「人の命のリミットスイッチ ―テロメア―」「寿命関連については」【過去の日記2】「無限の時を 生き続ける ―ベニクラゲ―」【過去の日記3】「ただ長い日々をすごすより ―長寿の秘訣―」【過去の日記4】「もう寂しく思う 必要はない ―輪廻転生―」【参考図書】 軽部征夫:「トコトンやさしい生命工学の本」,日刊工業新聞社,(2003年)159P
2008.11.01
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