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今日は制作している映画のテストレコーディングを行いました。監督のスタジオにて録音機材を接続、ホームレコーディングですが、とても良い音色で録音できただけでなく、急遽オカリナで浮かんだ音色を紡いでいて、本当に自然に楽しく制作が進んでいく心地よさをシミジミ感動しました。創ることに全てを賭ける、そんな当たり前の事が難しかった日々。ただただ出会いに感謝。作品が生まれ、発表の機会を得て、物語が刻まれ、ひとつの歴史となっていく、、そんな過程を初めて穏やかに楽しんでいます。 物事をシッカリ進めるためには、制作や煮詰める時間のみに徹し、エネルギーをコントロールすることが必要な1年でした。 制作の仕事に徹するには、普通の生活を全て楽しむことはできない。何かを削らなければ物事は成就しない。 無意味に集まる機会や、人の噂、中傷などを交わすような場所、今までの物語を説明しなくてはいけない初対面の方に無理やり接する機会、、を全て削除、前進、制作あるのみ、、の1年。後1ヶ月、、変わり目の1年になりました。佐野まり
2011.11.30
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日曜日、昨日の遅れを取り返すべくオフィスで編集作業予定だったのですが、オフィスに鍵がかかっていて大家さんが現れず、編集作業を断念、最寄の御家族の家で映画鑑賞となりました。共に仕事を進めている映像作家に初めて「広島のビジョン」と最新の「マリオ」の映画を見てもらい、あらためて方向性を確認。 御家族のパワフルな犬、ビリ君には驚かされましたが、(ご対面時に突き飛ばされました)最後は一緒に仲良く記念撮影。皆さん曰く東洋的な顔でポーズをとっているとのこと、、芸術一家との一時は有意義な会話で素敵な一時でした。すっかり盛り上がって。クリスマスにコロンビアで過ごすことになりそうな勢いです。夜、帰宅してからずっとラジオを聴いていました。昨日のFARCによる14年間に渡り捉えられていた捕虜殺害のニュースが中心、「自由の夜」という番組では捕虜の家族の方々の生生しい声を聞くことができて、今更ながら背筋の凍る、コロンビアの現実に触れ、充満している哀しみと恐怖、終わりのない開放への道を想い、ハッと我に返りました。 コロンビアでの日々、深く長くなりそうです。佐野まり
2011.11.28
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映像作家が結婚式で1日予定が詰まっているため、今日は1日オフ日。ゆっくりと散歩に繰り出し、大好きな古き良き佇まいを保つカンデラリア地区近辺を撮影しつつ見て回ってきました。以前と同じく美しい建築と色使いは変わらず、、が大きな変化にガッカリ。いたるところに落書きが、、これではブエノスアイレスと変わらない、以前は全くといっていいほど無かった落書き。それに1番感動しました。 素敵な色使いの建物はキレイに保っていてほしい。最近、特に自由にデモなどで意志表示する機会が盛り上がってきているコロンビア、そんな勢いがこういった形で現れるのは少し残念。取り締まることも、コントロールすることも難しい落書き。ただモラルに祈るばかり、、将来、老後は落書きを消す専門家集団、街の佇まいを守るグループを結成して、ゴミを捨てる人を注意したり、モラル向上、景観を保つ活動をこの街で行いつつ暮らしてみたい、、と夢見るほど、この街の佇まいが好きです。佐野まり
2011.11.27
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創ることに徹してきた2011年。残り2ヶ月も同じく創ることに徹して完成のみ目指して過ごすことを誓います、、「はちどり宣誓2011」コロンビア2日目、ヒタスラそんな日々を送っています。3度目のコロンビア、、音楽家、俳優、ダンサー、多くの友人への連絡をとりたいのは山々なのですが、完成するまではヒタスラ集中、エネルギーを絞ることが日々必要になっている今日この頃。 映像作家Marcela Lizcano と意見を穏やかに交わしながら制作しています。初日から多くのアイディアが噴出していて、彼女の独創的で詩的な見解と出会った当初から非常に共感、衝突なく一致できる協調性はコロンビアと日本の伝統的な佇まいも一役かっていると思います。そんな波動を保ちヒタスラ丁寧に最後まで創っていきたい。 初日の打ち合わせを終え、2日目の編集で全ての映像からココゾという場所を選択、3日目はソレゾレの用事を片付けるべく、アイディアを煮詰め日曜日に再び編集作業と意見交換を行い、来週は再び撮影をコロンビアで行います。2011年の出会いに感謝。撮影チーム「はちどり2011」 vamo todavia !! 佐野まり
2011.11.26
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出発直前、博物館と歌手Chiquiに渡すものを渡し、受け取るものを受け取り、残り3時間で荷物を積め慌しく出発。。いつもそうなのですが、出発直前はどうしてもバタバタしてしまい、マリオとキチンとお別れができません。マリオは何度も飛んできて「いかないで」とばかり肩にしがみついてきて、とっても心残りです。今頃どうしているだろうか、、訪れる暑い夏。寒い冬よりは心配はありませんが、きっと大家さんと仲良く過ごしていることでしょう。 今回は実にドラマチックな出だしです。まず自宅を出発してから道という道がデモ行進で塞がっていて、飛行場まで辿り付けるかハラハラ、、やっと到着した飛行場では待合室で荷物を整理していると、目の前で高齢の女性が発作で倒れました。整理していた荷物、特に踊るチャランゴの衣装が臨時枕として活躍、、女性は担架で運ばれていきましたが、直前まで語り続け看護婦さんの心意気を体感しました。でも今その女性がどうしているか、とても気になっています。 出発時のブエノスアイレスの混乱は実は世界的なデモ日和によるものだったようで、コロンビアも同じく市内中心が学生運動で盛り上がっているとのこと、、到着してからマズどこにいくか、その上コロンビアでは洪水で映像作家の方の御宅までの道は遮断されていました。とにかく御馴染みのホテルまでデモを心配しながら恐る恐る近づいて、多くの警官隊の列をくぐりぬけナントカ到着。 皆さん、この状況でよく着てくれた!と懐かしい再会にホッとしつつ、、映像作家と再会、仕事を始めています。 佐野まり
2011.11.25
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準備よりも出発前に片付けたいことを思いつくまま行っていました。特に最新DVDを届けたい先が何件かあって、最後は国営放送にボカの笛を届けにいくことに、、。お孫さんに渡したいという願いをかなえるべく息子さんに届けてきたのですが、実は笛ではなくラッパとのこと、、カズーと同じように大声を出すとブオーと雑音がなります。 その帰り道、何故か地下鉄が閉まっていたため徒歩で帰宅途中、先日テレビで見かけた道端に設置された話題の彫刻に遭遇、、観光客が写真を撮影するため殺到していて、便乗して一緒に撮影。ちょっと恥ずかしくて普段ならしないことを、暫く留守にするブエノスアイレスの余韻さながら行ってしまいました。 作家ボルヘス氏と俳優オルメド氏。コリエンテス通り1400番前後の4つ角にあります。実によくできていて、大人気でした。その目の前でズットと停車しているごみ収集車に気が付いて、あたりを見て驚きました。どう考えてもわざとやったのではないかと思えるほど、ゴミが散乱していて、、係りの方々が長いこと奮闘していました。 確かこの彫刻は市長が中心になって建設したもの。 その目の前にゴミを散乱させる、、撮影の後、言葉を失い呆然と見つめていました。 後12時間ほどで出発、未だ荷物を整理できず、今回は出発を楽しみにしつつ、ブエノスでのことに後ろ髪をひかれています。佐野まり
2011.11.23
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ここ数日、ふと家庭的な催しに参加していました。我が事に徹し家庭に縁のない日々を過ごしていると忘れがちなこと、、母となり、父となり頑張っている方々の目線や佇まいに感激しています。 生まれたばかりの頃に御会いしたREN君が1歳の誕生日を迎えました。御両親の嬉しそうな様子とスッカリ大きくなった息子さんを見て、この1年ドレだけの物語が重なっていたのか、、子供が元気に無事成長することは決して当たり前でなく、特に小さい頃はウッカリ危険な場面も沢山あるでしょうし、病気にもなるでしょうし、予防接種や多くの多くの機会を乗り越え迎える1歳。感慨深い面持ちの二人を見てシミジミ、、。 まもなく中学を卒業するバイオリンに深く徹してきた、ブエノスアイレス日本人学校の後輩・ひかりさんを先日の公演に特別ゲストで迎えました。バイオリンの先生を御紹介したことから、もうすぐ帰国という際にレッスンを見せて頂いて、仕事の舞台なので発表会的に気軽に来ていただくことはできないのですが、その深い響きにゲストで参加してもらうことを決めました。心を打つ音色は誰でものものではなく、成長する過程での物語によって引き出されるもの、、。そしてバイオリン、バレエ、ピアノなど全てのお稽古事は大きな御家族の支えの賜物。実を結ぶのは公の舞台、、その舞台の機会を得る事の難しさは何処も同じですが、特に難しいブエノスアイレスで体験できる機会を演出できれば、、先生を御紹介した際に心に決めていました。 そんな二つの家庭訪問を経て、我が身を振り返り両親に感謝。1歳の誕生日に沢山の楽器に囲まれた写真を見ながら旅の支度をしています。一生子供な芸術家業、成し遂げることは年齢を重ねるごとに大きな義務と責任を伴っていきます。再び地球便、、コロンビアへ向って出発直前、家庭訪問にて身が引き締まりました。佐野まり
2011.11.22
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社会的弱者の立場になって考えたり、物を見ることを最近忘れがちでした。アルゼンチンの社会問題をテーマにした映画を見る度に視野がグンと引き戻されるような、、そんな手ごたえのある映画を見てきました。ブエノスアイレスの日常で、今となっては目にすることが当たり前となっている、カルトネーロ、、台車をひきながらダンボールを中心に集め生活する人々。その仕事に携わりながら、手芸の才能を生かして近所の人々に裁縫で奉仕しつつ、VILLAといわれるハーレムに住む女性の話。 しかも自身の住む小屋は御馴染みdesarojoによって解体され住む場所を失ってしまう。。 そんな女性が母親が自殺してしまったことで壊れた一般家庭の一家と、その母親が生前に書き記した日記を仕事柄ひろったことで、精神的に娘と父親を助けることとなり、経済的な大きな壁を乗り越え、優雅な体験を重ねつつ、最後は元に戻っていく、、 存在するあまりに大きな格差社会のソレゾレを行きつ戻りつする中で見えるというよりも、想像力を高めていく、、予告編http://www.youtube.com/watch?v=1w5z8sonD88Violeta Parra で芸術家の真髄に触れ、Veldad Veldadera で継続して闘う方の心意気を知り、今日のMIAで格差社会の壁の高さを心に刻み、、出発前の映画日和で心身の準備を整えつつ、相棒マリオのションボリした眼差しを前に途方に暮れつつ。 後3日、、今までになく出発準備が滞っています。佐野まり
2011.11.21
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長い旅の前、恒例の御挨拶・カンポスさん一家を御訪問。何度も彼等に見送られては旅に出かけ続けています。お二人とも高齢ですが本当に素敵な笑顔は変わらず、ただ年齢に相応して病院通いも増え、昨日はあわや入院かと思われた御主人様のロドルフォさん、病院嫌いで家に引き返してきてしまい大騒動、やはり落ち着く我が家が1番いいのですね、、と笑顔を見ながらシミジミ思いつつ、この御家族の笑顔を見るに付け早く御土産を持って帰ってこなければ、、と心に誓う今日この頃です。 彼等の喜んで下さることが何よりの励みになりました。ずっとずっと元気で頂きたいです。佐野まり
2011.11.20
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気が付くと出発まで後5日。公演と本の制作における仕事の締め、請求書、残務処理など週末の休みに入る前に全て終えることができてホッとしつつ、、旅に出る前に毎日1本、アルゼンチンで公開されているアルゼンチンで制作された映画を見ることに決め、昨日から映画館に出かけています。7ヶ月に渡る制作の日々で世の中の芸術的な動きや、人の集まる流れから遠ざかっていました。 Verdades y Verdaderas 軍事政権時代に3万人にのぼる若者が蒸発、捉えられていた若者が収監先で産んだ子供が連れ去られ、様々な形で引き取られ、本当の親を知ることなく育っている、、孫を探す蒸発者の母達の組織の代表、Estela Carlotto の人生を綴ったフィクション。アルゼンチンを代表する一流の俳優の素晴らしい演技によって、心に深く深く真実の歴史が刻まれる映画でした。未だGuidoと名づけられた孫を探し続けている主人公、AND鑑定によって100人以上の孫達が祖父、祖母と会うことができています。30年以上の時が流れ未だ尚、解決することの出来ない哀しい歴史の余韻。周囲の音楽・芸術関係者の多くが、そういった問題解決に携わっているので、常に意識してはいますが、このように明確にされたフィクションを見て、あらためてアルゼンチンにおける重い表現の土台を心に刻みました。予告編http://www.youtube.com/watch?v=oB1FZm8T7yQ佐野まり
2011.11.19
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眩しく暑い日差し、初夏ブエノスアイレス。久しぶりに布団を干し、部屋の大掃除に取り組んでいました。雲行きベットは3mという高さにあるため、マットを下ろすのはカナリの気合がいります。大きな動きに相棒マリオを驚かせたくないのですが、長い旅に出る前は常に身の周りを整えてから出かけます。布団をバンバン叩いてみると驚くほど埃が舞って、陽の光にキラキラ輝きつつ空高く舞い上がっていきました。 そんな布団を叩く場面が印象的だった、、今日みてきた映画「Violeta se fue a los cielo」 (訳・ビオレッタは天へ逝った) チリのシンガーソングライター、Violeta Parra ビオレッタパラの生涯を綴った作品がブエノスアイレスで公開されています。1917ー1967 50歳の生涯を自殺で閉じた、研ぎ澄まされた感性と創造的先駆者だった女性。Andres Wood 監督、映像がトッテモ素晴らしく、激しいビオレッタの人生を女優Francisca Gavilanが見事に演じています。まずギターを学ぶことから始め、実際に彼女が歌うビオレッタの歌声、本当に心に響いてきました。誰もが知る有名な人物を演じるのは本当に勇気のいることだと思うのですが、細やかな表情、歌声、全てにおいて完璧な演技、凄い女優さんだな、、とシミジミ。(映画の最終場面でビオレッタの娘が布団をバンバン叩いて干していました)つい最近テレビでマイケルジャクソンの人生を綴ったドラマを見て、あまりの本人とのギャップにゲンナリ、最後まで見るに耐えませんでした。女優Francisca Gavilanは、まさにビオレッタ本人そのものになりきっていて、未だに様々な場面の激しい表情が頭をよぎっています。予告編http://www.youtube.com/watch?v=na4T1Z9STO0佐野まり
2011.11.18
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昨日、仕入れた中古のカメラ。デザインも含めて一見すばらしかったのですが、実際パソコンでチェックしてみると驚くほど画像にノイズが溢れていました。特に動画がひどく、音質もイマひとつ、、早速返しに行って来ました。幸い同じカメラを見つけることができました。Power Shot A590 .. カナリの優れもの。暗いところでの撮影にも耐えることができ、音声も鮮やか。あらためて素晴らしさに気が付きました。古き良きもの、、は素晴らしい。そんな古き良きカメラの現像大作戦。先日ブエノスの母、カンポスさんの御主人様の60年前に使用していたアンティークカメラを見せて頂いていて、中にフイルムが入っていることに気が付きました。ネガを取り出してみると鉄製のケースに入っていて、実に味わい深い仕様。最寄の現像所では対応できないサイズでしたが、プロフェショナルカメラマンの御用達KINEFOTOならできるかもしれない、、とアドバイスされ、持っていってみると「やってみましょう」と預かってくれました。とにかく何が撮影されているのか非常にワクワクしていたのですが、取り出したフイルムの分厚さに皆で感動しつつ、現像してみると薄っすら影が映っている程度で、画像をみるには至りませんでした。若い頃に帆船で世界を巡っていたロドルフォさんの思わぬ写真発見の夢物語、再び歌が生まれそうな出来事でした。 先日の博物館の夜での踊るチャランゴの映像をアップしました。舞台袖に設置したマイカメラで即興で撮影したものですが、スクリーンのない舞台の状況で、プロのカメラマンが正面から撮影したものより良いものが撮影できたようです。今年に入ってから日常で足先を鍛える訓練を重ねてきたのですが、以前よりもバランスがとれるようになりました。派手な動きよりも細やかな流れを模索しています。特に今回は場所が狭く出来ることは限られていました。音響担当者の作ってくれたカホンの音色が嬉しかったです。映像・博物館の夜http://www.youtube.com/watch?v=iatGXEAZKD4佐野まり
2011.11.17
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航空券の手配など様々な動向から、マリオはシッカリ察していて、遠巻きに冷ややかな目線「また旅にでかけるんでしょう、、」という、そんな佇まい。後丁度1週間で出発のため、徐々に準備は本格派するので、尚一層、マリオは怒ってしまいそうです、、。 そんなマリオの目線で撮影を行いDVD完成までたどり着いた立役者、キャノンPower Shot A590 を紛失してしまい、引き続き撮影を続けなければいけないので、カメラ街 Libertad 通りまで中古カメラを探しにいってきました。以前、購入した同じ場所で最適なものを見つけることができて、同じキャノンPower Shot シリーズの新しい型。Power Shot A1100IS サイズは以前のものより薄型ですが、(太型の方が持ち応えがあって好きです)昨日がホボ同じで安心しています。 今日は早速、そのカメラで博物館に届いていたDVDのケース4箱を開いて確認。間もなく本に挿入される前のドッシリしたバルクを抱えて、館長さん嬉しそうでした。実現するまでの道程を思い出しつつ、その足でドキュメンタリー映像作家の友人宅へ。全く知らなかった彼女の反響、本当に良い感想を語ってくれました。何よりマリオを知る人々は、その俳優ぶりに感動します。その自然体な姿を撮影するに至ったのは、この小さなカメラだからこそ、違和感も威圧感もなく、現場の空気になれたのです。 ブエノスアイレスでは、そんなカメラ撮影フィルムフェスティバルが行われています。カメラの性能が良くなるにつれ、誰もが映像作家になれる、、可能性と機会は日々広がっています。佐野まり
2011.11.16
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長いこと撮影で大活躍してきたカメラが消えました。盗まれたというより消えたといった方がいい。自宅にあるはず、、と未だに探していますが、多分どこかで何らかの形で紛失したのだと思います。あまりに実感がなく消えてしまいました。披露がピークに達している時は必ず、こういったことに遭遇します。 そんなカメラの最期の仕事が博物館の夜ドキュメンタリーでした。たった今、こちらにアップしたところです。物凄く大変な状況だったのですが、後から見てみると、、結構わらえます。(日本語に訳していなくてゴメンナサイ)http://www.facebook.com/danzacharango佐野まり
2011.11.15
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長いこと制作してきた歌を初めて舞台で紹介しました。「博物館の夜」 70万人にのぼる人々が20時より深夜1時に至る、市内の博物館での催しに参加、市内の交通機関も無料で提供され、本当に多くの方々でブエノスアイレス首都圏は盛り上がっていました。 舞台から見る人々の姿はマルデ富士山のようにコンモリしていて、その真上に満月が光り輝いていました。 何度もココで触れていますが、満月を見ると今は亡き方々と交信できるような気がしています。丁度、松田さんの命日でした。彼は特に歌に思い入れがあり、チャランゴは「よくわからない」、、と南米に渡りチャランゴに徹してから寂しく思っていたことを、インターネットを通じて亡くなる直前の手記で知りました。満月を見ながら、昨日の舞台を笑顔で見ていてくれる様子を思っていました。 初めての舞台での共演となったピアニスト Pablo Juarez、歌手 Maria de los Angeles Ledesma との新鮮な一時、そして特別ゲストに日本人学校の生徒さん、光さんのバイオリンが加わわり、特別な夜になりました。彼女の音色は澄み切った純米酒のようです。赤とんぼ、ジュピターの後、チャカレーラの名曲 puente carretera に繋ぎ、皆さんに踊って頂きました。 前半の踊るチャランゴは非常に厳しい制作を伴いましたが、照明担当者と共に15時より本番直前まで出来る全ての調整を行い、何とか形にできましたが、、舞台裏は本当に難しく、どうなることやら、、照明の色で最も必要な青のセロファンが足りず、最寄の会場に相談して特別に頂きました。その会場の担当者は、既に設置してある照明器具から外して用意してくださいました。心無いオーガナイズを心に刻むと共に、この暖かなサポートは絶対わすれない。とにかく無事おわってホッとして一気に体調を崩し自宅療養中。でも、こうして出来る全てを行い倒れることで、次の扉を開くことができると信じています。佐野まり
2011.11.14
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日本は既に迎えたことでしょう、、こちらは12時間の時差で数時間後に訪れます。昨日から体調が優れません、、喉が渇いて非常にだるいのですが、風邪とか熱とかよりも何か不思議なエネルギーに取り込まれている気がしています。11日というのは世界的によろしくないことが続いているし、そんな磁場が漂う11日。 震災から8ヶ月、インターネットで様々な最新情報を検索していました。死者行方不明の数、そして尚、警察官1800人が遺体を捜索しているとのこと。仮設住宅5万以上の家屋は既に準備が整っているとのこと、1日で変わってしまった皆さんの日々、、こちらでも桁も事情も全く違いますが、建設ミスで崩れてしまったビルの住人、最寄の人々は1日で全てを失い、変わってしまった日々をおくられています。 昨日ブエノスアイレス市長が公の機会で保障についてのコメントを行いました。失ってしまった財産の保障を市が行うとの事でした。実際、現地で現場で目の当たりにしなければ、きっとシッカリわからないとは思うのですが、心よりご冥福をお祈りすると共に、皆さんの御健康と築かれていく新しい未来、保障がシッカリおこなわれますように、、、佐野まり
2011.11.11
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マリオとピッタリ寄り添いながら雨音を聞いていました。雨が降る前のマリオは落ち着かない様子で、身体の調子が悪いような、、難しい顔をしながらイロイロ物を壊したりします。でも、本当は雨よりも何よりも、ここ数日の動向から彼は旅の気配を感じているのかもしれません。 7ヶ月の制作で1年の予定は大幅に変更、多くのことが宙に浮いている状況を打開するため、アルゼンチンを出国することを決めました。切符の手配を終えたところです。今週の土曜日は長い旅の前、アルゼンチンでの締めくくり。会場は野外なので当日はれますように。。佐野まり
2011.11.10
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夕方ふとテレビをつけると友人がネコを抱えている姿が、、トラップには「奇跡」とあり、ネコがみつかったことを確信しました。窓から助けることができたようで、動物愛護団体に囲まれていた彼女、多くの抗議の界があったようです。皆の祈りのパワーも含めて成就した瞬間を見て、本当に叫んで喜びました。良かったーーーーー。マルガリータちゃん救出!! 一気に時の人になってしまった彼女。今度は全ての家財道具と住居を失った現実と向き合っていかなければならないので、喜んでばかりはいられないと思うのですが、何はともあれ10年以上連れ添った相棒と共に新たな日々を刻んでいくことでしょう。最寄に住んでいるので何かできることがあれば、、と待機しています。こういうことが起こると友人の本当がわかるというか、即住まいを提供すると立ち上がった友人、、彼女は何時でも何かあったとき行動できる人。名パーカッショニすとが両足を切断したときも、福祉施設を手配したのは彼女だった、、今回の件も含めてアラタメテ尊敬。 言葉は美しくとも行動に同じ事を感じる機会は少ない気がしています。言葉が美しいけれど、実際の行動には反映されていないのはキット忙しいからでしょう。ソンナ中でキッチリ行動に顕す人達を心に刻んでいきたいです。 佐野まり
2011.11.08
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金曜日、最寄の10階建てのビルが突然くずれおちました。映像を見て本当に驚いていたのですが、原因は隣で建築していた新しいビルを作っている際に、ビルの土台を傷つけてしまったようです。本当にトンデモナイ事件なのですが、確か何年か前に同じようなことが起こって、スポーツセンターが崩れおち亡くなった方がいました。今回は皆、非難した後だったようですが、若干1名取り残されている可能性があり、他ネコ、犬が同じく取り残されているようです。 今日、友人から携帯にメッセージが入り、そのネコの飼い主が親しい人物であることがわかりました。つまり、この事件で家を突然うしなってしまった多くの一人であったこと。友人は新聞にインタビューが掲載されていることに気が付いて、即連絡をくれました。 そのビルから1番最寄に住んでいるということで、慌てて駆けつけました。暫く探したのですがビル近辺2丁が遮断されていて、入り口の警察は「住民は全て避難した」と全く友人の存在を確認するに至らず、周囲を見渡しつつ別の入り口に向ってみると、人垣ができていて、その中心に友人を発見しました。動物愛護団体に囲まれた彼女、、非常にシッカリした様子だったので少し安心しましたが「とにかく最期までネコの救出を諦めない、、」 多分その想いが彼女を支えているのでしょう。知らせてくれた友人は自宅に彼女に提供する部屋を準備したとのことを伝え、激励することしかできませんでした。残ったビルを崩し始める直前で、ただただ言葉を失うばかりです。どうか10年一緒にくらしているというネコのマルガリータが無事でありますように、、マリオに同じようなことがあったら、、と思うと心配で心配でハラハラしています。よりによって彼女にそんなことが起こってしまうなんて、、本当にショックです。佐野まり
2011.11.07
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気が付くと今年も後2ヶ月、、年末の予定を少しずつ確定させ旅の準備を始めました。コロンビアで制作する映像作品。とにかく今年は制作に集中、、発表以前に制作を完了させ、真っ白な気持ちでアラタメテ始めたい。 暖かい交流と信頼の場所でこそ育まれるもの、、そんな当たり前の波動を大切に、惨めな思いになる状況や対応を受け入れるばかりではなく、それがトテモ大事な処世術であることは間違いありません。ただ、、海外に出るたびに都合の良い、扱いやすい自分を演出しなくてもいいのかもしれない、、とフト気が付きます。当たり前の誇りを大事にしてくれる場所、人としての均等な交流が可能な場所で、もう一歩作品と共に成長すること、死者の日の祭壇に誓っていました。 踊るチャランゴ・ハチドリの最大の理解者の一人、エクアドルの文化担当官の誕生日でした。お互いアルゼンチンの厳しい日々いろいろな意味で差さえあってきました。ブエノスアイレスで4度目の誕生日を迎える彼女とコレまでの日々を振り返りつつ、おたがい出会った頃に比べ、本当に強く逞しくなったことに気が付きました。佐野まり
2011.11.05
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2009年、2010年と独立記念日から死者の日に至るまでメキシコで過ごしてきて、今年もソンナ日々を思い描きつつ、今年の制作が立て込んでメキシコへの渡航には至りませんでした。メキシコからメールで何件か今年の公演の問い合わせを頂いて感激しています。荷物も残してきているので一刻も早い旅の準備を進めつつ、昨夜は再びアルゼンチンでメキシコの催しに参加してきました。 ブエノスアイレス市内の博物館で行われたメキシコ大使館主催の死者の日のイベント、物凄い盛況でした。1000人以上の方々が訪れていたのではないかと思います。会場では御馴染みコロナビール、ワインの提供、そして死者の日ならではの死者パンが配られていました。亡くなった方々と出会う1日、日本のお盆に通ずると思うのですが、今年はアルゼンチンの芸術家、マリナエレナウォルシュの追悼が大きく盛り込まれていました。 御馴染み写真家の友人グループと合流、毎回メキシコの波動は大きなエネルギーと未来の扉が開いていくヒント、忘れがちな大事な精神性を振り返る貴重な一時に至ります。今は亡き父、友人を思いながら死者パンをかじりつつ、Cielito Lindo を歌ってきました。今年こそ果たしたいこと、祭壇にお約束。 レポートビデオをアップしました。http://www.facebook.com/danzacharango佐野まり
2011.11.04
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ガッカリした後は創造に限ります。いろいろアイディアが浮かんできました。無理があるなら別のものを準備すればいい、、アッサリ変更への道程。本当は最初からこうするべきだったのかもしれない。でも個人的には、久しぶりに踊るチャランゴを新しい照明担当者とシッカリ演出してみたい気持ちは山々ではあるのですが、ここぞという場所で今が旬「マリオの歌」を発表する機会としたい。一気にリハーサルの日取りを決め、公開への道まっしぐら。丁度いそがしいメンバーの都合がよく、物事はキットそのために動いていたのかもしれない、、とさえ思えてきました。いよいよ、チームまりお始動!mucho gusto 大作戦。 佐野まり
2011.11.02
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選挙が終わって、ある意味で喜びの瞬間を垣間見た気もしていたのですが、一方で複雑な心境になることが続いています。再び4年続投となるにつけ、態度が急変した方々、、その前の丁重さは何処へ? 権力というものは怖いもので、途端に失礼な言葉の数々、全く別人となってしまったかのような、、残念な流れを感じています。この国の個人主義の土台はソンナ移ろいやすい寂しい政治の流れから身を守るため、、なのかもしれません。 佐野まり
2011.11.01
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