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今となってはスッカリお馴染みのウドゥ(ウドゥドラム)、素焼きの壷に穴の開いたシンプルな楽器ですが、非常に柔らかで温もりのある音色に魅せられています。元はナイジェリアの伝統楽器とのこと、、ウドゥという名前もイボ族の言葉で「壷」。4年ほど前に最寄の楽器店でフト手にしたものが、あまりにバランスの取れた絶妙な音色に感動して即お持ち帰り。 インターネットで検索すると高価なもので7万円、、普通のものでも3万ほど、、民芸品作家の方が試しに作って楽器屋に初めて納品したとのことで、驚くべき破格のお値段で購入してしまい恐縮です。大きな薄手の丸い素焼き、音色も含めて、シンプルですが技術のいる制作だと思います。 この大切なウドゥ、割れる心配があるのでナカナカ気軽に持ち歩くことはできませんが、ココゾという場所で使用しています。 本日レコーディングで使用しました。前回の使用は彼是3年前、映画「広島のビジョン」のテーマ、ハーモニカ奏者・フランコ・ルシアーニと共に録音したMEMORIAの録音で使用しました。 スタジオが遠く、ハラハラしながら持ち運んだ記憶があります。本当に割れてしまったら終わりなので、パーカッショニストの皆様は一体どんなケースを使用しているのだろう、、と毎回無事に運び終えるたびに思います。同じく魅せられているCaja Challeroと組み合わせて、面白いリズムを創ることができました。 音色に一目ぼれしてやってきたパーカッションの楽器が我が家に溢れています。狭い部屋に1番場所をとっている楽器達。パーカッション専門で仕事をしていないので、ややお蔵入り状態で埃をかぶっていたりするのですが、何かの際に出番があると本当に嬉しそうで、、出演の機会をコレからソレゾレ模索していかなければと反省しました。今回レコーディングを担当してくれているMatias君が、録音を終えて帰宅しようとすると「すいませんがお願いがあります」 なんでも自身の制作している初めてのアルバムの曲にウドゥを叩いてほしい、、とのこと。眠っていたウドゥさんが長い冬眠を終え、春の兆しを迎えています。佐野まり
2011.05.31
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初段を取得して日本から帰国した生徒フランコ君を交え、ようやく揃って授業を行うことができました。この日に参加した生徒は、皆それぞれ剣道だけでなく大きく成長する機会を経て現在に至っています。中でもGuidoくんは大好きな日本語を自身の住む地域で分かち合うべく、独自の日本語教室を開き、日本語の歌を煮詰め、KAZEというアーティスト名でアニメの歌を中心に、日本語のみで歌うシンガーソングライターとして、様々な場所での発表の機会を得つつある今日この頃。彼がカバーしてくれたアルバム「音楽の和」にある「通りの人へ」を聞かせてもらった時は、思わぬ解釈と彼ならではの歌声に感動しました。講座の始まりに「故郷」や「赤とんぼ」を歌う機会を得てきているので、こんな発展の形に遭遇するのは本当に光栄です。フランコ君は帰国してから新しい仕事や様々な調整を得て、地に足が着いてきたことを感じました。もう一人、専門は合気道のEzequier君も合気道との両立、そしてベーシストとして音楽活動も行っています。感性豊かな3人揃った成長のハーモニーが心地よく、それぞれの広がっていく未来を想像しつつ今後の授業を模索しています。本当にイロイロな機会を得て物語は熟していく。費やす時間と労力の大切さ、待ち続ける大切さを感じています。講座の後、再びミックスダウンに取り組んでいました。方向性を修正して先日の音源を再び紐解いていました。土台を築くことができたので、今週おこなわれるレコーディングで来週には制作を終了することができそうです。 終わりは始まり、、火曜日からドキュメンタリー映像の制作が始まります。この映画を通じて、たった1曲の制作がドレだけの時間と仕事の流れを得ているか、、マリオの目線で楽しく子供達に見てもらえる作品を彼是3年に渡り編集を担当してくれているホセくんと共に制作します。CDコピー氾濫、インターネットダウンロードなど軽快に伝わっていく現在も素敵ですが、音楽家や作家の舞台裏を体感してほしい。スペイン語で「Sangre y Lagrima」、日本語では「血と涙」、、何事かと思われてしまうかもしれませんが、多くの血が通って、苦労の涙が流されていること、、そんなドキュメンタリー映画。まるで大惨事のように聞こえてしまうかもしれませんが、、マリオが和みの主人公となってくれます。 佐野まり
2011.05.29
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今日は1日、明日のミックスダウンの音源の整理、来週のレコーディングとプレスの手配など、様々な調整を行いつつ、忘れかけていた電話局の請求書のミスによる支払いの確認のため、最寄の支局へ行ってきました。毎度のことですが、電話局の超横柄な対応と不思議なミスの数々にトッテモ消耗します。なにより無駄な待ち時間の長さ、、こんなにミスが多いのに何故一人だけしか対応していないのでしょう、、全く応対をしていない場所に沢山のスタッフがいるのを横目にしつつ、フト閃いて電話局に設置してある電話から本部へ苦情を入れてみました。その後、動きが見られたので何か効果があったのかもしれません。遅ればせながら、最近ようやく「黙っていては駄目」ということがわかってきました。というよりも「何かをすれば遅かれ早かれソレナリに良い方向に変化する可能性がある」、、闘う女性体験の影響かもしれません。消耗した後にする儀式、人それぞれ気分転換など快復の仕方は様々だと思いますが、、まず楽器に向かいます。帰宅して即、オカリナボックスを開きました。ぐっさんの地球便の取材の際に母の手作りのチャーハンをクーラーボックスに入れて持ってきて頂いたのですが(番外編)、そのボックスに全てのオカリナがピッタリ納まりました。 メキシコで紛失してしまった愛用のオカリナ。 今回の帰国の際に、オカリナアーティスト白井進さんの御宅に伺って再び手にすることができました。ここぞとばかり多くの様々なオカリナを持って帰ってきました。今回のレコーディングのメインで使用しています。少し新しいオカリナに苦戦していたのですが、今日の消耗快復時に何故か突然、指使いがスムーズになりました。息使いのポイントも発見、、こういうときにこそフトコツが掴めます。まさに消耗した時は成長するチャンス。 消耗に感謝、、(電話局には絶対感謝しませんけど) マリオが音色に反応して騒ぎ始めるので長くは吹けないのですが、時間さえあれば吹き続けていたい、、吹けば吹くほど心を奪われる素晴らしいオカリナです。 映像・オカリナを使用した2008年の公演http://www.youtube.com/watch?v=5VklSR3BtII佐野まり
2011.05.28
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最近、曇り空が続いています。冬が刻々と近づいてきているブエノスアイレス、「寒い」と感じる機会が増えてきました。朝、最寄のパン屋さんで出会った犬に感動しました。 雨ガッパを着て御主人様を待っていました。アマリに凛々しいので思わず見とれてしまいました。風邪をひいている人も多い今日この頃、この犬さんのように心を正して凛々しく過ごしていたら、健康的な日々を送れそうです。佐野まり
2011.05.27
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社会問題をテーマにした映画祭を追いかけていました。昨夜は最終日、授賞式が行われていました。再び闘う女性の物語に遭遇しました。チリ南部での出来事。祖先から受け継ぐ土地で穏やかに過ごしている民族の元に突然、その土地を海外の某企業が買い占めたため、機動部隊がやってきて彼等を削除しはじめました。土地を守るために抵抗した人々はテロリストとして刑務所へ。その際に命を失った少年の情報を得たことからドキュメンタリー撮影を始め、その土地での様子を映像に収めたドキュメンタリーNewen Mapucheが最優秀賞、チリの作家Elena Varelaが受賞していました。彼女自身も刑務所に2年間、収容されていたそうです。Newen Mapuche (trailer)http://www.youtube.com/watch?v=qwXy5zFf6a8pagina 12長い歴史の中で何度も繰り返されている権力や経済の都合で誰かを排除する流れ、、原発問題を通じて日本でも話題になっている今日この頃。 深く考えさせられる機会となりました。 衝突よりも基本的な暖かいベースを作ることができれば、、きっと道程は同じだと思うのですが、現在すすめている制作はソンナ形を模索していきたいと思います。現在4つの制作が同時に進行しているのですが、このフェスティバルと昨日終了したセミナーを通じて、方向性を整理することができました。話は変わりますがフェスティバルの開催中ウロウロしていた犬、、どんな意味があるのかはわかりませんが、子供と和んでいる姿に癒されました。社会派のドキュメンタリーは刺激が強いので、このマスコットの存在は良い感じでした。 建国記念日、まる1日映画祭を追いかけていて、お馴染み5月広場にいけませんでした。非常に大きな音楽祭が行われにぎわっていたようです。佐野まり
2011.05.26
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朝から1度も自宅に戻らず15時間近くお留守番のマリオ、、怒っています。寂しかったのか肩で泣いて甘えています。最近共に外出する機会が多かったので、深く心が通じ合う今日この頃。「ごめんなさい」と謝りながら、ヤルキ満々の音響担当者が煮詰めてくれた新しい音を聞いていました。制作は今までになく良い形で進んでいます。信頼というハーモニーの心地よさ。長い道程でしたが、ようやく一区切りついたのかもしれません。新しい物語を始める前、今1度ラテンアメリカの歴史を紐解いています。 ドキュメンタリー映画制作のアイディアを整理するために、受けているセミナー初日。時代の生き証人を目の当たりにして、言葉を失うばかりですがプロフェショナルとして生きるというよりも、闘ってきた女性のキッパリとした言葉の数々は物凄い迫力でした。76年に蒸発したドキュメンタリー作家Raymundo Gleyzer、生き残った奥様Juana Sapireは映画の音声を担当していました。作品を紹介しながら当時の様子や自身の貴重な体験を聞かせて頂いています。時折、涙を浮かべ言葉を詰まらせる度、「蒸発」というアマリに厳しい別れの意味を彼女を通じて体感、本当に二度とあってはならないことだと深く心に刻みました。引き続きこれから講義2日目に向かいます。佐野まり
2011.05.24
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今日は1日雨模様、湿気がたち込めると相棒マリオは不機嫌、調子が優れないみたいです。2週間撮影も含めてハードな日々が続いたので、一緒にユックリと過ごしつつ、夕方からレコーディングの関係で行きそびれている映画祭へ行ってきました。社会問題をテーマにした国際映画祭では毎回コロンビアの映画が大きく取り上げられています。コロンビアで永遠に続く市民戦争、麻薬問題も含めて複雑な社会背景をテーマにした映画は、多くの映像作家によって創られていますが、今日みたコロンビアの監督によるアニメーションはトッテモ特別なものでした。 Puequena Voces (小さな声)Juan Carrillo監督http://www.youtube.com/watch?v=b18r3nmTZt0 実際に様々な悲劇に遭遇した子供達のインタビューをナレーションとして、子供の描いた絵画をアニメーションのベースとして、それぞれの子供達の物語が綴られています。コロンビアで活動を共にした音楽仲間本人から衝撃的な体験談をサラッと聞かされ絶句したことを思い出していました。友人曰く、幼い頃に自宅に軍人がやってきて従妹を連れて行ってしまった、、とのこと。常に人員を補足するために子供が連れていかれ軍事教育を受けさせられ、2度と家には戻れない、、映画では奇跡的に戻ることが出来た子供、地雷で右足、右手を失った子供、父親が連れて行かれてしまった子供、爆撃の続く故郷を後にした子供本人のインタビューが淡々と話される中、フィクションとしてアニメーションで様子が描かれていました。 日本やアルゼンチンでは考えられない日常が今も続いているコロンビア。そんな事情を知っていたので初めてコロンビアを訪れることになった2007年、ハラハラと震えるような不安で到着したコロンビアで2ヶ月近くを過ごし、2年に渡り訪れたコロンビアの首都ボゴタでは、ブエノスアイレス以上に安全で芸術的に充実した一時を過ごすことができました。ただ徐々に溶け込む中で友人を通じて、実際に起こっている地方での様子はボゴタとは全く違い、皆が常に不安と哀しみを抱えて過ごしているコロンビアの人々の複雑な心境を感じる度に身が引き締まりました。 アルゼンチンはコロンビアから訪れる学生で溢れています。最近、何時になく増えているようで、剣道にもコロンビア人の生徒が参加していました。現在制作途中の映画「はちどり」も、ブエノスアイレスで出会ったコロンビアの映像作家の女性と創っています。ここ数年、コロンビアの存在が日に日に大きくなっていきます。素朴で、誠実で、敬意の深い彼等の佇まいに惹かれています。 佐野まり
2011.05.23
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2007年、アルバム「音楽の和」のミックスダウンを担当したGaston Garcia、トンチ君。再びタッグを組みました。今回もヤルキ十分の参加に和気藹々と作業を進めています。音の立ち上げから修正に至るまで彼のクリエィティブな技術の決め細やかさは一言、まるで魔法のよう。今回の主人公、マリオもスッカリ彼と意気投合していました。なんだかお二方どこか似ているような、、気もします。 ベースとなるピアノとボーカルにオカリナ、リコーダー、チャランゴ、コーラスと音を追加していく中でトンチ君きっぱり。 「パーカッションが足りない」 早速、自身のコンピューターにある打ち込みでアイディアを聞かせてもらうと、、なるほど。確かに尚パワフル、全く別物になっていく、、黙って考えていると。 「わかるよ、、ピアノとボーカル、オカリナだけのシンプルなものもいい。二通り創ろうよ」 敢えて言わなくても心を読んでくれるトンチ君との仕事は、とっても平和で軽快に進められていきます。彼の発展させてくれた音とアイディアを元に再びレコーディングが始まりそうです。 昨日、母の校正で「最期」を「最後」に訂正したばかり。パソコンの変換で簡単に綴ることができる漢字ですが、同じ音で一字違うだけで物凄く意味が変わってきます。制作は永遠に続くといって過言でもない、そんな広がりに再び身を任せてみよう、、心持ちを訂正しています 延々とミックスダウンは続き、仕事から帰宅した奥様メルセさんの暖かい眼差しの元、深夜作業を進続けていました。マリオは優しいメルセさんに一目惚れしたようです。「僕の彼女だからね」とトンチ君に釘を刺されていました。 佐野まり
2011.05.22
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ここ数年おいかけている社会問題をテーマにした国際映画祭が昨日から始まりました。今日は夕方5時から2箇所を梯子して見てきたのですが、本当に視野が開かれハッと我に返る映画の数々。ブラジルの報道写真をテーマにしたドキュメンタリーでは、写真家の力強さをヒシヒシと感じました。ブラジルは警察の暴君による悲劇が後を絶たないようで、報道写真はソンナ弱者に焦点を当て、不正にメスを入れるべく非常に衝撃的な写真を撮影しています。この映画を見て、写真は全ての人を主人公にする=皆が大切な存在となる、貧民街や刑務所を撮影、同時に人々にカメラを渡し撮影を教えている様子が印象的でした。「この街では人の命に価値はない」というタイトルは衝撃的ですが、撮影やカメラを通じてソレゾレの存在意義がクローズアップされる、、この作戦でイロイロな物事が好転するような気がしました。 終わったその足で遅れて入場した場所では、イタリアの車椅子バスケットボールのドキュメンタリーが上映されていました。選手のソレゾレの事情や物語が決め細やかに取材されていて、練習から世界大会での様子、舞台裏も含めて知りたかったけれど、聞けなかったことの数々を知ることができました。ほんの3日ほど前、自宅の前でフイに腕をつかまれ盲目の方に助けを求められました。タクシーに降ろされたものの方角を見失ってしまった、、とのこと。「最近みえなくなったばかりで勝手が掴めない」、、とのこと。左手には鉄棒が握られていて、その棒で壁を触れながら歩いていました。その鉄棒の音が耳に残っています。大通りを渡るまでお供させて頂いたのですが、後姿を見送った後、目を閉じて壁を触りながら歩いてみました。怖くて10秒も持ちません、、勇気に頭が下がります。イタリアのバスケットボールチームは全員、車をスイスイ運転していました。「歩けなくなってからの自分は以前より活動的になった、、」と話しているのが印象的でした。そしてイタリアはイロイロな意味でサポートや敬意が経済的に充実しているような気がしました。25日まで時間の許す限り、出来るだけ多くの映画を見て、現在制作している映画を煮詰める際に参考にさせて頂きます。来週はそのためのドキュメンタリー映画制作セミナーを受講することになりました。http://www.imd.org.ar/festival/佐野まり
2011.05.21
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音楽監督のマリオが「OK」を出してくれました。ドキュメンタリー撮影が同時進行しているため、監督は全ての現場に同行、見事に皆と親しんで和やかなムードで終始録音は行われました。初日ピアノ、2日目メインボーカル、3日目の最終日はチャランゴ、オカリナとコーラスを追加して無事全て録り終えることができました。一気に煮詰めることになった1曲集中の制作、いよいよ土曜日よりミックスダウンに入ります。 ここ数日、最後の録音に向けて暫くアレンジを煮詰めていました。作曲と同じでオカリナの追加のメロディが生まれるまでは時間と集中が必要で、今までのように頻繁に誰かと会ったり、お祭りに集う機会には参加せず、一人黙々と過ごしていました。特に今回は個人的にオカリナに力を入れ、久しぶり日本に帰国した際に手に入れることができた白井進さんの1番小さなマルデ木の実のような小さなオカリナが大活躍。優しい高音がトテモ素敵に響いています。 佐野まり
2011.05.20
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何か新しいことに取り組みたい、、と思っている人はクリエィティブなブエノスアイレスは大勢いますが何かと忙しい日々、ドップリとつかるわけにはいかない。そんな日々に新鮮な一時として「はちどり教室」を市内の博物館で担当しています。五月から始まったのですが思わぬ展開に日々検討、訂正な日々。当初週1日の予定だった講座は2日となりました。追加されたのは「親子コース」「子供を連れて一緒に参加したい」という御要望で、子供と親が一緒に参加することを前提とする企画。実際に別件で、息子さんと御両親の絆を調整しているのですが・・正直本人は子育ての経験がないにも関わらず、何故か相談は後を絶ちません。きっと新鮮な「何か」を模索されているのでしょう。 そんなアイディアや機会を提供する事で物事が変化する機会を演出できれば・・ 何より好転する経過を見届けるのは嬉しいです。母子応援の巻。佐野まり
2011.05.19
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Marta Minujinのバベルの塔を見た後、塔に隣接しているサンマルティンのモニュメントを塔と一緒に撮影していて、フト気が付きました。モニュメントの素晴らしさ、物凄さに、、。街に溢れかえっている様々な英雄の銅像。遠巻きに眺めていて接写したことはなかったのですが、間近で見てみると銅像の周辺に散りばめてあるもの、特に像を囲っている壁に設置されているブロンズのプレートに驚きました。見ているとグングンとその世界に惹きこまれていきます。英雄だけでなく、人々の哀しみ、苦しみ、当時の様子が見事に描かれていました。作者はGustav Eberlein ドイツ人の彫刻家です。 そんな流れで今、話題になっている映画 Revolucion を見てきました。サンマルティン将軍のアンデスを超え勝利した闘いが当時秘書を務めていた青年の記憶を辿る形で描かれています。不思議な感動が胸に深く残りました。大きな大きな「空しさ」、、青年の空しさ、牧師さんの空しさ、闘いに参加した黒人近衛兵の空しさ、地方で穏やかに暮らしている農民の空しさ、多くの空しさの上に残る英雄の歴史。さすがに話題になっているだけあって今までにない英雄物語を描いた素晴らしい作品でした。多くの名もなき犠牲者の上に作られてきた壮大な歴史、、英雄の素晴らしさだけでなく、そんな多くの人々に光を当てた作品。 サンマルティンの銅像の周辺に描かれた作品に通ずるものを感じました。佐野まり
2011.05.18
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風邪が流行っています。レコーディングの音響担当者が風邪でダウンして日取りが変更になったため、昨夜訪れるも登録が必要で入場できなかったバベルに、登録を済ませアラタメテ行ってきました。2万冊の本で作られたバベルの塔に入場、本の合間から見えるブエノスアイレス中心の見慣れた景色、思わず見つけた「ドラえもん」に感動。紀伊国屋や図書館などでみる書棚に並んだ本と違って宙を舞っているような、、世の中にはコンナニイロイロな本があるものか、と今更ながらフトこれまで一体何冊の本を読んだだろう、、と考えてしまいました。1日1冊読んでも2万冊は一生かけても読めない。記憶に残る思いで深い本を思い出しながらバベルの塔の中で佇んでいました。 スピードの速いIT社会の現在、ジックリ本を読む機会は減っていくばかりです。これからは1ヶ月に5冊は真剣に読みたい、、そんな読書欲さえ生まれたバベルの塔ツアーでした。 鉄塔で作られていてソレホド強固な作りでないため、入場制限が完璧に行われていました。前もってインターネットで登録しなければならないため、それほど人が押し寄せることなく穏やかに鑑賞されています。アルゼンチンでの発表の後、世界各地を回るそうなので日本での公開もあるのかもしれません。世界の言語で書かれた本の中で近々おこなわれるレコーディングで録音されるコーラスとオカリナのアレンジを考えていました。キャラクターの違う二つの声、違う言語、、どのように絡み合っていけば虹のように交錯するハーモニーが演出できるだろうか、、今まで何度かソンナ機会はありましたが今回は何時になく責任があるので真剣に模索しています。 5月27日までサンマルティン広場にて入場には登録と当日、身分証明書を提示する必要があります。http://www.capitaldellibro2011.gob.ar/torredebabel/佐野まり
2011.05.17
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先日、映画祭でドキュメンタリーを見ることが出来た世界的なアーティストMarta Minujinの新しい作品、世界の本で作ったバベルの塔を友人と見てきました。この日、友人と録音したばかりの曲とカレーを分かち合った後、ふと思い出して夕方現場に一緒に出かけることになりました。友人はアーティストの心友だったBergara Leumann氏のアシスタントだったため、このアーティストと度々遭遇していました。日の暮れ掛かった空に聳えるバベルの塔。丁度、月も傍にあがっていて色とりどりの本がモザイクのようで素敵でした。全世界の言語の本によるバベル、、 「元々人々は同じ言語を話していたが、バベルの塔の建設を機に違う言葉を話させるようにした。そのため混乱を招いて各地に散っていった、、という世界の言語が存在する理由を説明するための物語」とされるバベルの塔の伝説、、そのバベルの塔を世界の言語で創るという発想と実現してしまうMartaさんの物凄さ。 「すごいね、よかったねー、生前の心友Bergara 氏に見せたかったねー」と歩いていると、背後から聞き覚えのある声が、、なんとMarta Minujin自身でした。車から降りてきたその場でバッタリ遭遇。先日みたドキュメンタリーの感動を伝えることができました。本人を目の前にしてシミジミそのパワーに作品に感動、あまりの偶然に驚いています。(正直、ドキュメンタリーを見た時から近々お会いできる予感がしていました) 5月27日までサンマルティン広場にて入場には登録と当日、身分証明書を提示する必要があります。http://www.capitaldellibro2011.gob.ar/torredebabel/佐野まり
2011.05.16
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引き続き制作を進めています。今日の課題は歌詞の翻訳作業。お宅の猫ミミさんが付き添ってくれていました。目がドングリ眼で足の短めな愛らしい猫なのですが、足にまとわりつくので踏んでしまって、、申し訳なかったです。むくれてしまったミミさんは2階からジッと覗いていました。しみじみ思うのですが繊細でアーティスティックな方は皆、ネコさんと生活されています。多分、彼らと波長を合わせることで感性を保っているのかもしれません。皆さんが驚くほどソレゾレの猫さんから親しんで頂いて喜んでいます。ミミさんに見守られ、ほぼ翻訳を完成させることができました。 創ることで広がっていく交流や出会いに身を任せています。佐野まり
2011.05.14
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みんなにちやほやされるのが大好きなマリオ、毎日よろこんで出かけています。今度は何処にいくのか楽しみな様子。到着すると即、様々な肩に飛び乗って人々の波動をチェック、気が合うとジッと見つめピッタリ寄り添います。皆さん肩に乗った彼の深い愛情を感じて大感激。そんな様子を見ていてシミジミ、マリオって大物だな、、と相棒を誇りに思います。そして一緒に暮らすことができたことを本当に感謝しています。今日はスタジオの社長が特に気に入ったみたいでした。 この暖かく濃密な一時、1日を深く記憶に刻み、最期まで創り続けて行くことを誓いました。 佐野まり
2011.05.13
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1998年、15年ぶりに意を決して渡ったアルゼンチンで、ふとした出会いからガリシアのケルトグループとロックバンドとの思わぬ活動が盛り上がり、日本とアルゼンチンを行ったり来たりするようになり、本格的に在住となった2001年、「ブエノスアイレスは世界の音楽家の聖地」という特集でラナシオン新聞の取材がありました。その際に同じく取材を受けていたメキシコ人の音楽家Javier Sepulvedaに自身の参加しているグループCosecha de Agostoのコンサートをメガフォン劇場へ見に行きました。メガフォン劇場は当時、ロックを中心に公演が行われているライブハウスでしたが、そこでフォルクローレのペーニャをオーガナイズしていた女性 Maria de los Angeles Ledesma、自身も歌い手としてCosecha de Agostoを率いていました。幼少親しんだフォルクローレはアルゼンチンにいながら移住後あまり接していなかったので、このグループの演奏と彼女の歌声は記憶に深く深く残っています。幼い頃聞いていたトラディショナルなフォルクローレとは違った新鮮な響き。ジャズの要素が盛り込まれたコンテンポラリーなフォルクローレ。演奏のレベルとアレンジ、何より彼女の歌声、特に彼女の歌うLa Olleraに惹かれ続けています。Maria y Cosecha -canal 7http://www.youtube.com/watch?v=p4pbu0-taGcその彼女と今日レコーディングが行われます。10年後の魔法、、特別な1日になりそうです。 佐野まり
2011.05.12
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「震災から2ヶ月」、、を検索すると現在進行形の多くの物語が、、。ブログなどで多くの方の厳しい日々や悲しみを知るに付け、言葉をうしなうばかりですが、遠く離れていますが、インターネットを通じて感じています。ブエノスアイレスよりヒタスラ祈っています。 佐野まり
2011.05.11
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今日はマル1日スタジオ作業、やはり簡単ではないのが常日頃のレコーディング。とはいえポジティブな難しさなので苦痛ではないのですが、アラタメテ仕切りなおしとなりました。全てを解体して作り直す作業を深夜おこなっています。リハーサルではうまくいっていたのに何故、、それが最期の最期に発覚しました。ピアノの鍵盤が軽すぎる、、触ってみてビックリしました。キーボードより軽く調整されていたのです。鍵盤に重みが全くないピアノでの演奏は繊細なタッチを調整するのが難しく、音色が強めだったため、その波長に合わせ歌とオカリナを合わせるも、微妙に食い違ってしまい深く落ち込みました。無理やり合わせて創ることは避けたい、たった1曲なのだから、、妥協しないことを誓って作り直しています。ピアノ主体でベースを創ることをやめ、チャランゴのリズム主体で取り直し、ピアノにベースの録音を聞いてもらい彩ってもらう作戦。道程は常に長いほど想いがこもることを信じています。 今日も相棒マリオは次々と肩から肩へ飛び移り、場を和ませていました。バスで移動中、乗客がマリオに気が付いて「どこに出かけるの」と女子大生に聞かれ「これから一緒にレコーディングにくのです。マリオのサンバを録音します」と立ち話。バスの中で皆さんに大受けでした。マリオを中心に不特定多数の笑顔の広がる毎日です。出かけることが大好きなマリオはトッテモ喜んでいますが、彼なりに疲れるのでしょう。帰宅するとグッスリ眠り、モリモリ食べて今日は久しぶりにイビキをかいていました。 佐野まり
2011.05.10
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アルゼンチンの母の日は8月ですが、この日曜日は世界的に多くの国で母の日でした。ピアニストと1日リハーサルを行っていたので人の母ではありませんが、作品の母としての「創造の日」としました。ピアニストとは昨年Carmina Cannavinoの公演で共演したジャズピアニストPabro Juarezと共に産みの作業を行っていました。絵画の話で盛り上がり、奥様のバスコの伝統楽器に感動、脱線盛り沢山のリハーサルは深い貴重な一時でした。数時間後のレコーディングにできる全てを込めます。 佐野まり
2011.05.09
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博物館で剣道基礎を土台とした「はちどり教室」を開講することになり、以前の生徒からのオファーもあって、再び剣道基礎講座を開講することになりました。2006年5月に開講して以来、多くの生徒が通過しました。その数は100人を超え、継続している生徒の一人が日本へ渡り、愛知県瀬戸市の皆様にお世話になって初段を取得。そのサポートを最期に我が事に徹するため昨年5月、教室を閉じました。以前の生徒とは何らかの形で繋がっていて、それぞれの日々を知るにつけ1年というのは本当に大きな変化と成長で満ち溢れています。今日ひさしぶりに生徒と再会して授業を通じて新しいエネルギーをヒシヒシと感じました。一人の生徒は自身の日本語教室を開講。日本語の歌を中心とするシンガーソングライターとなっていました。他、忍術や合気道を主体に日々を送っていたり、様々な活躍を知って嬉しかった。使用しているスタジオも家主が代わり新しくなっていました。この新しいエネルギーを元に新たな教室の道程を築いていくことができそうです。一気に煮詰めることになった新しい歌。昨日は歌い手の方に日本語レッスンを行ってきました。話している時とガラリと変わる素晴らしい歌声に鳥肌、、。ラナシオン新聞の取材で出会った音楽家の参加していたCosecha de Agostoのボーカリストの彼女とは、度々遭遇するも一定の距離を保ち、話し合うようになるまで10年。彼女は文化施設の芸術コーディネーターを長年務めている立場上、他のアーティストとは一線を画した独特の佇まいを保っています。実際、話してみると個人的なことに収まらないジャーナリストのような物の見方に意気投合。昨年上映した広島のビジョンの発表前にチェックを行ってもらったり、キューバの実情や諸々、勉強になる機会の数々。自分の利益に徹した嫉妬の強い音楽家との交流では得られない、様々なことを話し合える機会と交流が広がっていきました。 今日はピアニストとアレンジを煮詰めます。オカリナのイントロと間奏のメロディ、チャランゴの伴奏がピアニストとの交流に溶け合うことができれば、、昨日そんな経緯を活動を追いかけてくれているジャーナリストに伝えました。先月その方が進めているプロジェクトに参加を依頼され、自宅で撮影と取材が行われた直後でした。相棒アマゾンインコのマリオを主体とした創作に興味津々、今回の経緯のドキュメンタリー取材の立場で参加してくれます。フランス在住の尊敬する舞踊家との共演の模索も始まり、長い目でみて多くの新鮮な機会を演出する機会となりそうです。父がよくいっていた「自然体」。自然であるために選択することの大切さをマリオに学んでいます。純粋な感性で生きる共に暮らす動物達、そんな多くの大切なことを教えてくれる彼等に感謝. 佐野まり
2011.05.08
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今日からマリオを軸に新しい物語が始まります。そのための準備を5月に入ってから集中して行ってきました。調整と連絡を重ねる中、全て順調に進んできて最後の最後にメンバーの一人がドンと落ちました。降りた、、といった方がいいかもしれません。やる気はあったと思うのですが荷が重かったのかもしれない、、一気に変更の手配を終え、仕切りなおしています。全てにおいて蓋をあけるまでわからない。ふとみつけた「ひまわり」 (葉加瀬太郎)http://www.youtube.com/watch?v=u8a5ugRMhMwこの歌が「ひまわり」ということを知りませんでした。小学校の同級生が振付を担当している踊りに釘付けになっていて「てっぱんダンス」というタイトルに決め付けていました。昨夜ラジオを聴いていてゲストのフォルクローレ歌手Merania Perez が「ヒマワリが大好きなのだけど、今は昔ほど頻繁に見かけることが少なくなった、、」と熱くヒマワリについて語っていました。この方の歌う「Zamba de Lozano」がトテモ好きです。本当に多くの方が歌っておられますが、個人的に1番好きかもしれない。歌のテーマになっている北部を彼女の歌からヒシヒシと感じます。新しいアルバムを出され、ヒマワリの歌があるそうです。Merania Perez - Zamba de Lozano(画像は悪いですが音はトテモいいです)http://www.youtube.com/watch?v=kf0KBME_4xA葉加瀬太郎さんの「ひまわり」 途中とってもビックなサプライズがあって涙溢れる感動的なビデオです。この曲を聴きながら1日、再調整をしていました。これから何かあったとき、このビデオを見たら元気が即快復できそうです。そんなお便りを日本人学校の後輩から頂きました。彼とはダイブ前にノラ先生の御宅で遭遇しました。同時期に幼少ブエノスアイレスでチャランゴを学んでいました。「私が思いつく事を誠に勝手ながら提案させていただくと(とても僭越ですが)、音楽家は音楽家の立場で出来ることがあると思いました。例えば、上記の被災した友人のために、演奏を動画などでUPしてくれたら、日本在住の私や友人に取ってみたら嬉しいですね。(ブエノスからの音楽でメッセージなんて、涙が出ちゃいますよ、きっと)でも、私は遠いブエノスからメッセージを送ることはできません。チャランゴや踊りで思いを伝えることもできません。人を勇気づけるのは、食料や物資だけではなく、言葉や音楽や心かもしれません。精神科医の中井久夫先生は、神戸の震災で病院に「黄色いチューリップ」を飾ったそうです。直接役には立たない黄色い花ですが、それが病院を明るく太陽のように灯したそうです。というわけで佐野まりさんだからこそできる応援メッセージがあるのではないか、そしてインターネットの時代だから、それは可能なのではないかと思った次第です。」彼はゴールデンウィークを利用して被災地でボランティアをされていたようです。1ヶ月ほど呆然と過ごしていたのですが、こんな頼もしい後輩に叱咤激励され感謝。身を引き締めつつ「ひまわり」を聞きながら明日からの新しい制作の日々に徹します。ブエノスアイレスは急に寒くなって暖をとるためか在宅中はマリオがズットのっしり肩にのっています。 佐野まり
2011.05.06
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以前から多くの友人に薦められていたスカイプ、遅ればせながら先週から本格的に始めました。コンピューターに何度かダウンロードしていたのですが、重たい感じがして何年も使用せずにいました。実際使用してみてビックリです。本当に自然に御宅訪問のような感覚。顔をみたり部屋の様子を見て話すことができるので、お茶をのみながらマリオを肩にのせ、、一緒に画面に登場しているのが本当に愉快で嬉しい、、アルゼンチンに戻ってきて初めて繋いだのはメキシコのお馴染みEXPO愛知の友人。その後、台湾在住の友人、、まさにスカイプで海外旅行気分。そしてようやく我が母と繋がりました。母の友人の御援助で無事開通、コラボレーションに大変感謝しています。ちょっとしたことで人生おおきく変わりますね。今度は我が家のネコ、寅さんの登場を期待しています。 と喜んでいるのも束の間、、今日は久しぶりに盗難にあってしましました。金銭はトモカク身分照明カードを紛失するのは痛い、、また手続きに1日費やさなければ、、。ことの起こりは非常に特別なシチュエーションでした。バスの中で隣の妊婦の女性が辛そうにしていたので気を配っていて、その傍らで相棒はスリを働いていたのです。気が付いたのは降りてから、、ただ取り出そうとした際に財布の口があいていたので小銭は全てポケットに残っていました。帰りのバス代は残っていてホッとしました。歩いて帰れない距離ではありませんでしたが、、。明日、警察で盗難証明書をもらい再び手続きの日々が始まります(泣) 盗まれてからフト気が付いたのは彼女達の眼差しがトテモ冷ややかだったこと。街にはソンナ眼差しが溢れていて、最近自宅での仕事が続いていて忘れていたのですが、社会構造的な歪みによる冷ややかな眼差しを持って、否定的な立場や日々を送っている数多くの人々。偶然、そんな眼差し溢れる写真展に遭遇しました。サンマルティン劇場の芸術報道講義の前、時間があったので、写真ギャラリーのリニューアルに気が付いて少しだけ見るつもりが、あまりに衝撃的な写真の数々に授業に遅刻してしまうほど見入ってしまいました。麻薬常用者を追いかけたドキュメンタリーMyriam Meloniの作品。背筋が凍る様々な場面、こんな場面を抑えるのは非常に危険、貧困と麻薬浸透で見境がなくなっているハーレムで現場を押さえた物凄い報道写真でした。Fragil / Miliam Meloniこんな写真を目の当たりにすると盗まれたことは、一瞬にして怒りよりも哀しみに変わります。明日を築くことも夢見ることもできない場所に生まれ育っている子供達の連鎖を絶つことができるように、テレビで盛んに報道されている様々な事件は逮捕するだけでは変わらない。今日遭遇した彼女達も10代前半でした。何百億円という麻薬産業が夢のない貧困社会に入り込み、夢を手にするために繰り返される犯罪の数々。取り組んでいかなければいけない哀しい難しい問題の数々は日々山積み、、何ができるだろう。彼等に開かれるポジティブな「どこでもドア」が開ければ、、Marcha Callejero wayratuta y Mari Sanohttp://www.youtube.com/watch?v=xUv4OD29pac佐野まり
2011.05.05
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五月から開講する「はちどり講座」のポスターデザインが届きました。なんだか予想以上の勢いあるデザインと、コメント「剣道を通じて体力を高め、創造的、社会的コミュニケーションを共有する」と添えてあり、、何だか責任重大、久しぶりのプレッシャー。不安は仕事で解消、10日から開講なので時間がありますが、メーデーを記念して教育実習以来の指導案作成に挑戦しています。 日時、教材、単元名、指導計画、目標、展開、まとめ、、確か以前も徹夜で毎日作成して非常に苦労した記憶があるのですが、インターネットで指導案の例が掲載されているリンクをみつけました。超綿密な素晴らしい指導案を見て感動、これを見ているだけで勉強になります。(特に社会科) ここまでとは、、いかなくても週1度のことなので「はちどり講座指導案」を今回のお題目としました。指導案の例講座開講前、今週はレコーディングなどの制作が集中していて、本当に五月は心から働く月。いつも思うのですが、メーデーは働くことに向かい続ける日々の労力と根気、健康に感謝する1日です。急に寒くなったブエノスアイレス、気温3度。暖かいマリオと寄り添って眠っています。 佐野まり
2011.05.02
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4月から舞台技術の講義を受けています。劇場見学で舞台裏の設備の説明を受ける際に多くの舞台裏のスタッフの方々の仕事を見ることができました。早朝500席を一つ一つの座席をチェックしている方、長年使用していて破れてしまう椅子を工房で直すのが仕事とのことでした。 舞台美術の製作現場には、以前使用した愛すべき美術品が壁に飾ってあったり、制作に使用する数多くのペンキ、出来上がったばかりの美術作品をチェックしている姿、彫刻部門にはチェゲバラとマークスの銅像が、、舞台裏の様々な小物に釘付けでした。コロン劇場と同じく、サンマルティン劇場は全ての制作、管理を劇場自身がまかなっていて、そんな舞台裏の主人公の横顔にみとれていました。パンフレットには写真の掲載されない方々の姿、、いつも舞台を見るたびにソンナ全ての方々の顔をみたいと思います。そんな願いが講義の劇場見学で夢が適いました。 佐野まり
2011.05.01
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