2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全22件 (22件中 1-22件目)
1
勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─ 東洋経済新報社 (2008/4/4) 何冊目かの勝間本。経済本の中でもかなりわかりやすい。利益=(顧客当たり単価-顧客当たり獲得コスト-顧客当たり原価)×顧客数という簡単な数式でモデル化し、それぞれの要素について解説。会計の専門家には当たり前のことなのかもしれませんが、単純化してるだけに、素人でも理解できる内容。本の中でも30歳前後のビジネスマン向けに書いていると言ってるし。勝間氏の論理的な語り口は、理系にとってかなり耳なじみがいい。本の中でも説いているし、本人もやってることですが、理論だけではわからないから「実験」しなさいということ。このあたりも理科系で実験やってる人にはしっくりくる。ここに書かれている内容も企業コンサルとして勝間氏が実験してきたこと、またここ数年で本を出してみてわかったモノ(本)の売れ方から導かれているので説得力があり。サブタイトルは営業か編集がくっつけたぽい感じで、本筋とはほとんど関係なし。カロリー摂取量の費用対効果がラーメンやたこ焼きが一番いいということを言ってる。
October 29, 2008
コメント(0)
第17回・無限落語「秋の円丈一門まつり!みたいなぁ~」お江戸日本橋亭17:30~20:30くらいたん丈「クイズからぬけ」ぬう生「ホスト映画監督」天どん「肥辰一代記」小ゑん「満月の下で」仲入りモロ師岡「北アルプス高山植物物語」円丈「アマゾンの朝は早い」オープニングトーク。円丈師匠の旅話。北海道北見で「目丼(メドン)」を食べた話。軽くスルーされ気味でしたが、丼ご飯の上に目玉焼きを載せただけのまかない飯が「目丼(メドン)」としてなにやらすごいことになってるらしいです。なかなか食いつきにくい話題ですが、気になります。「OLにっぽん」でおなじみのモロさん。映画の撮影でずっと山にこもっていたのだとか、そんな話題から、高山に咲く老松と高山植物が都会に連れていかれた仲間の松と花を助けるためにカラスに乗って都会に出るメルヘン落語。松や植物、星、雲、山などがしゃべる。いつものサラリーマン落語とは違う新境地を着物で。(前週に単独ライブがあったとか)小ゑん師匠「満月の下で」。妖怪大戦争見た時、妖怪落語のプロット作ったことがあったのですが、妖怪と幽霊の分類が区別できず断念したこと思い出しましたが、小ゑん師匠はあまり違和感なくまとめてバラエティ豊かな感じで面白かったです、、円丈「アマゾンの朝は早い」もすごい落語。本当に新しいことをやってきたのだなぁと。他の誰にもマネのできない、というかやろうとしてもできない。アマゾンの現地住民民たち(っぽいイメージキャラ)の1日が現地語で(日本語なし)。
October 26, 2008
コメント(0)
浪曲大会(第42回)~桃中軒雲右衛門祭~午前の部(11:00~15:00)浅草公会堂4日ぶりの外出。浅草浅草寺は、「浅草奥山風景」として11月初旬まで出店、出し物のテーマパーク化。浅草寺裏の平成中村座も今日がラストで、とにかく今日の浅草は人の山。春日井あかり「伊達家の鬼夫婦」(脚色・布目英一、曲師・沢村豊子)玉川桃太郎「小金井小次郎」(曲師・玉川裕子)春日井梅光・梅鶯「流れる雲」(作・房前智光、曲師・沢村豊子)澤孝子「祖来豆腐」(脚色・池上勇、曲師・佐藤貴美江) 休憩ご挨拶(澤孝子、春日井梅光、三門柳)「日本浪曲史で綴る夢見る桃中軒雲右衛門」(作・稲田和浩)出演・国本武春、玉川福助、玉川こう福、鳳舞衣子、澤恵子、富士琴美、玉川奈々福、澤順子、春日井あかり、澤華丸、澤雪絵、浪花亭友歌、玉川太福、東家一太郎三味線・伊丹明、佐藤貴美江、沢村豊子、玉川みね子あかりさん、久しぶりに見たら良くなっていた。声も大きいし聞き取りやすい。特に、啖呵(セリフパート)が。入門したてのころの悪夢のような印象は払拭できた。特に、クライマックス部、攻めの節(といってもメロディ的な節ではないのですが)は迫ってくるものがありました。桃太郎師匠、恒例のもの忘れ。プロンプター(裕子師匠?)の声が客席後方にも聞こえてきた。よく聞こえないけど心地よいし面白い。梅光・梅鶯のペア浪曲。いかにも浪曲的な雲右衛門美化物語ですが、ここまでやると気持ちいいというか、浪曲の型の気持ちよさ。後半、「日本浪曲史で綴る夢見る桃中軒雲右衛門」は1時間強の大作。お世辞抜きで面白かったです。というかたった2回のためにここまでやって終わらせてしまうのはもったいないくらい。狂言まわしとして入門1年、2年の「もぎたてカルテット」(友歌、幸恵、太福、一太郎)が大活躍。セリフ量、節、段取りの数は半端でないのに、台本と演出どおりきっちりこなす。4人とも1年、2年とは思えないくらい声も出るし、節もいい。このベースがあって先輩お姉さん方の協力が加わるからいい感じになる。浪花節が浪曲へと名前を変える明治から昭和までを振り返る。○小雲右衛門降臨。もぎたてカルテットと狂言回しへ。○次郎長三十石~名人さわり集。○戦時下、白エプロンで銃後体制を支える国防婦人会と愛国浪曲。澤恵子さんの小芝居が素晴らしい。というかキャラぴったり。○素人浪曲自慢合戦。南京豆と落花生は同じだよ。○「人を見たら泥棒と思え」を熱唱する福助さん。14人の複雑な出し入れや構成は本当に大変そう(小劇場の演劇並み)ですが、強いリーダーシップでまとまっていたような気がしました。OMさんをはじめ都合で出られなかった若手にも次の機会はぜひ。輪をかけて4丁の三味線が素晴らしい。演者に合わせて調子(キー)が違っているのに、入れ替わり立ち替わりの演者に対して見事に当たっている。どれくらい通し稽古でやってるのか(合わせなくてやってるのかも)わからないのですが、素晴らしく合っていて感動的でございました。
October 26, 2008
コメント(0)
オレスタイル 春風亭昇太独演会19:00~21:00(初日)新宿・紀伊国屋サザンシアター携帯電話撲滅キャンペーン(映像) 出演・春風亭柳好昇太 フリートーク昇吉「たらちね」 昇太「牛ほめ」昇太「花筏」仲入り昇太「御神酒徳利」「チケットあります」メールで購入。前よりの中央、いい席過ぎる。ハードディスクあるある。録り貯めた映像が全部吹っ飛んだ話。自分にも体験あるだけに気持ちがよくわかる。HDDだから吹き飛ぶ量は半端じゃない。でもなくなったとたんに録画に追われる心配がなくなる気持ちも。楽になっても、すぐに追われるのが現代人の宿命。小三治プロフェッショナルについて。あれよりもっとひどい扱いを受けてきたであろう昇太さんが、小三治師匠の扱われ方をみて改心する話。 「小三治師匠もてちゃうよ」と好意的な表現をしながらきっちり笑わせる。商売人、芸人のしたたかさ。憤慨してブログに書いてるような自分はまだまだだと思う。昇吉さん似なくてもいいのに活舌似てる。「牛ほめ」は恐ろしくオーソドックス。3席古典だし、自分のお客さんがほとんどの独演会なので、何となく余裕を感じさせる舞台。
October 21, 2008
コメント(0)
流星の絆金曜に始まったドラマのほう。録画ミスしたのですが、偶然、ドラマアーカイブネットのパン○○TVで全部見られた(偶然じゅあ仕方ありませんが、意識して見るとヤバイです。ましてやアップしたら捕まります)。原作読んでなくてよかった、というのが第一回目の感想。テイストが全然違うであろうことが想像できる。「○○のせいで最悪の~」スレが早速立ってるし。でも、ネタバレが怖いのでネットは自重。初回を見る限り、名作の予感。原作をかなり尊重する脚本家なので基本線はずらさずに自分の色を出してくれるはず。Pの磯山さんも手綱を引く人だから、「未来講師」みたいな失敗にはならないはず。脇にスポットあてたりギャグで笑わせながら、後半で急に絞るのは小劇場のセオリー展開だから、後半からぐっとシリアスになるはず。今、ダルビッシュにはまっているのかとか、「ジョージクルーニー」「トミーリージョージ」なのかとか。こねたもおもろ。
October 19, 2008
コメント(2)
「奈々福にもっと浪曲を学ばせる会」vol213:00~15:30お江戸日本橋亭玉川太福「太閤記 日吉丸」(曲師:玉川美穂子) 大利根勝子「雪の夜ばなし」(曲師:玉川美穂子) 対談+公開浪曲稽古(勝子・奈々福 +沢村豊子)仲入り玉川奈々福「金魚 夢幻」(曲師:沢村豊子)太福、奈々福、大利根勝子というラインナップに是非行かねばと。大利根勝子師匠は素晴らしい。奈々福さんの会でこの言い草は失礼ですが、おそらくそれが一番的を射た感想ではないかと。勝子師匠の節に乗っているだけでかなり心地よい。啖呵と節の落差というかコントラストも前のめりにさせる。「雪の夜ばなし」は初聞き。上海の工場で片腕を切断した男。薬剤師の兄を訪ねてくるも兄嫁から追い出されそうになるも、少女に劇薬を処方してしまった兄の身代わりなろうとする。最後は最後で大団円。これぞ浪曲、昼ドラを100倍濃くした話でぐっと引きつける。勝子師匠との対談では師匠の過酷な運命を振り返りながら、師匠のお人柄や魅力を存分に引き出してくれました。大先輩にくっついて芸や芸談を少しでも継承しよう、継承できなくても広く伝えようとしている姿勢が伝わってきました。というか、そんな崇高な目的じゃなくて、大先輩にくっついて話を聞いている時の幸福感が一番のモチベーションになるような気がしました。公開稽古で勝子師匠の本芸・本域を引き出してくれる試みも芸好きにはたまりません。結果的にプロデューサになるのも全体に気配りをしてしまう器用貧乏だからこそなせる技ということで。「金魚夢幻」もいろいろ改良が加わっているんですね。客席にはかわら版の連載でおなじみのMさんと木馬の友のHさん、なぜかO計画の役者さんで、サッカーのO監督に似てる人も。
October 19, 2008
コメント(0)
だんだんだんだん面白くなるというより最初から面白い。離婚した夫婦の元で別々に育った双子が偶然出会い、お互いが入れ替わって両親に会いにいく設定は2chでも指摘されているように「ふたりのロッテ」ですがやはり古典強し。劇的な展開で興味をそそられます。双子だけどキャラも破綻なくきちんと描き分けてるので最初から入り込める。劇的な展開過ぎて今後の失速が気になるところですが謎のレコードディレクターとの絡みも含めて今後が楽しみです。
October 18, 2008
コメント(2)
東京落語会(第582回)18時~21時虎ノ門 ニッショーホール春雨や雷太「手紙無筆」立川生志「たいこ腹」三遊亭圓馬「鮑のし」林家正雀「こわめしの女郎買い」三遊亭圓丈「東京足立伝説」仲入り春風亭勢朝「袈裟御前」桂歌丸「藁人形」圓丈師匠の「東京足立伝説」、久々に聞く。何てばかばかしくてスケールの大きい落語なのか。一応、東京落語会のお客さんにも受けてて安心。日本の話芸放送用にマクラも長め。勢朝さんの漫談も面白い。袈裟御前の話は5、6分しかしゃべってない。
October 17, 2008
コメント(2)
プロフェッショナル仕事の流儀 落語家・柳家小三治8月の池袋演芸場の10日間興行を通して、小三治師匠の芸に迫る。そうか8月に池袋見に行った時、満員の客席にカメラが入ってて、「こんな混んでる時に」と思ったのがこれだったか。んー、ビジネスマン向けとはいえ、作り手のセンスが感じられない番組でしたね。小三治師匠が高座に上がる前、何やろうか迷っているところに「ちなみに候補に挙がっている演目は?」いう質問を聞いて怪しいと思っていたら、スタジオトークで全開に。セットはたたみに座布団。「今日は落語のワザを見せていただけるそうで…」「手ぬぐいはどうやって使うんですか」「小三治さん、おそば食べるところはどうってやるんですか。やってもらっていいですか」「ご隠居さんとか若旦那とか、こういうふうに演じるってのを実現していただけると…」ビデオを見ていて、あまりに不意を突かれた質問に、声をあげて笑ってしまった。小三治師匠も苦笑い。「そばを食べるところあまりうまくねえんだよ」。失礼とまでは言わないけど、こんな企画をぶつけるディレクターのセンスのなさには苦笑せざるを得ませんね。落語専門外だとしてもこのアプローチは…。ビジネスマンに役立つネタはいっぱいあるはずなのに。上司からやれ言われて断れなかったのだろうかなどと余計なことを考えてしまう。内容は普通。芸は「小さく小さく」。受けなくてもいいから素の自分を出していくことに心を砕く。「芸を磨くより人間を磨きなさい」という落語家の基本的な修業を今も追い続ける姿勢が印象的でした。逆にこの映像の作ったディレクターの人間性の浅さが出てしまって可哀想になってしまうのですが。高座に漢方薬を出てなくてピンチなんて過剰演出。偶然でもそんな劇的な展開は使わずに勝負して欲しいのですよ。プロフェッショナルはと聞かれて「今までいろんなプロフェッショナルが出てきて、すごいとか言われてきましたが、本人は全然すごいと思っていないと思います。今に夢中なのがプロフェッショナルです」師匠、この番組好きなんですね。だから出たんでしょうし、茂木先生に「落語150席覚えたはずなのに何で忘れてしまうんですか」と質問してたし。
October 16, 2008
コメント(3)
日中友好講談大会18時~21時国立演芸場日中講談交流仲間の会 会員自己紹介 司会・一龍斉春水中国講談旅行記(ビデオ) 解説:田辺銀冶、宝井梅星、田辺鶴英中国の故事来歴 桃川鶴女トゥーランドット 神田陽子天野屋利兵衛 神田松鯉仲入り三国志 こうだんのコウダン(要は前振りの解説) 宝井琴星評弾(中国の講談)三国志より「長坂橋の戦い」 王池良水滸伝 こうだんのコウダン(解説) 神田照山評弾(中国の講談)水滸伝より「潘金蓮」 王瑾、袁小良I先生が用事で行けないということで招待券を譲ってくださったので。客席は結構な入り。宝井琴梅先生ら講釈師が集まって「日中講談交流仲間の会」を結成。中国に視察に出かけて合同公演も行ったそうです。今回は、中国から講釈師を招いて東京と大阪で公演を開催。中国には講談に似た話芸の「評弾」(ひょうだん)があり、365日開催されて人気があるそうです。料金も300円くらい。1人の評弾師が2時間くらいしゃべり続けるとか。物語の題材には事欠かない中国だけに、人気の理由もわかりそうだ。番組前半は日本の講釈師による日本の講談、後半は来日した評弾師による評弾。評弾は浪曲みたいにテーブルの前で立って演じる、前にマイクが2本。上下の位置に合わせて置かれている。三国志の王池良氏は身振り手振りも交えてオーバーアクション。間もたっぷり取ったりで、宗教家やマルチ商法の偉い人みたいな巧みな話術。水滸伝の王瑾さんと袁小良さんは、実の夫婦。武松と兄・武大とその妻で魔性の女潘金蓮の対面を描いた「潘金蓮」。途中で二胡と琵琶の演奏が入って、まさしく浪曲とも講談とも言える不思議な芸。2人で掛け合うから演劇ともいえなくない。地の語りではなくト書きを読んでセリフに入るところが面白い。ちびで不細工の兄・武大とがっちりした体格の武松の身長差を高低で表したり、艶めかしい悪女を表したりで芸達者ぶりが見ていてよくわかる。中国語に字幕を付けてくれたので、かなり理解しやすかった。
October 16, 2008
コメント(0)
勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド勝間和代2008/3 ディスカヴァー携書図書館で勝間本を片っ端から予約したらどんどん貸し出しになって追われる毎日。何冊か読んだ中で一番面白かった本。女性向けに書かれた本だからこそ男性が読んでも面白いのかも。インディとは、パートナーや親に経済的・精神的に依存することなく自立した生き方をする女性のこと。著者が提唱するのは、1 年収600万円以上を稼ぎ、2 いいパートナーがいて、3 年をとるほど、すてきになっていく勝間氏によると年収600万円以上は、女性の給与所得者の上位10%なんだとか。一方で男性の上位10%の年収は1000万円。だから、1000万以上がいいパートナーになるらしい(別に1000万以下でもいいが、どっちにしろいい関係が築けない)。この本ではインディになるための方法が、勝間氏の体験も含めて広く浅く解説されていて、その中の勉強の部分が後の本のネタになっていることがわかる。勝間氏のキャラがよく出ていて親しみもわきやすい。インディは男性から見ても理想的な女性だが、いろんな意味で自分には相手がつとまりそうもないのが残念だ。他にも「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」「無理なく続け られる年収10倍アップ勉強法」を読んだが、どちらも面白い。こちらは感情を一切廃して自分の持つノウハウを淡々と語るのみ。自慢は一切なく、私がしていることをわかりやすい言葉で語っているところがいい。情報収集を仕事とするライターの仕事と共通しているノウハウも多いのだが、普通の人が読んでも参考になるころが多いはず。フォトリーディングと会計(簿記)は本当に勉強したくなってきた。
October 15, 2008
コメント(0)
峰岸徹うちら世代では、あの忌まわしい事故で一躍有名になった人として脳裏に焼き付いていますが、晩年は落語を演じる役者さんとして、風間杜夫さんと勢力を2分してました。実際、高座にあがって落語を何席も演じています。うちのHDDのビデオライブラリひっくり返したら、2006年11月に日テレで放送した落語番組が出て来た。若い女性に落語の面白さを伝えるという番組で峰岸さんはセンスと手ぬぐいの使い方を教えるというくくりで刑事番組を落語でやっていた。本当に落語が好きな人なんでしょう。最後の舞台を降板したのも志らく師匠の紀伊国屋公演「あした」だったし。
October 13, 2008
コメント(0)
柳家一琴の会《神無月》なかの芸能小劇場14時~ご案内はいただいていたのですが、いろいろと重なってしばらく行けず。久しぶりの芸小一琴さんの会。家族ぐるみでやっているしお客さんもみんなアットホームで居心地がいい会。宝井琴柑(きんかん)「源平盛衰記~那須与一」柳家一琴「崇徳院」 仲入り唐沢俊一(ゲスト)「徳川将軍トリビア~紀州」 柳家一琴「三十石夢の通い路」琴星さんの女流弟子・琴柑さんは初見。利発そうで一琴さんのめがねに叶いそう。唐沢さんは私服であがって講釈用の見台が置いてあって何するかと思いきや、スーパーバイザーとして係わっていた「トリビアの泉」の裏話。ばかなアイドルのおかげでお蔵入りした問題の話など。本人が知らない問題は事務所の意向で問題自体が没になったとか。徳川将軍は女装趣味が多いという話から落語の「紀州」へ流れる展開。地話ならではの楽しさが堪能できた。「三十石夢の通い路」。最初は江戸弁で桑名舟でもやるかと思っていたら、喜六と清八が出てきて大阪弁ばりばりの純上方落語に。大阪出身の一琴さんならできなことはないと思っていましたが、なるほどいい形になっておりました。映像でいう場面転換がスムーズで、絵が自然と頭に浮かんできます。関西弁がこてこてでないのは東京で20年近く江戸落語をやっているからでしょうかね。
October 13, 2008
コメント(0)
三笑亭夢丸独演会 18回国立演芸場 18:30~20:30朝夢「時そば」月夢「あくび指南」夢吉「眼鏡屋盗人」夢丸「長命」仲入り江戸まねき猫「動物ものまね」(枕草子)夢丸「紅い手」(原作・味田恵里香 第8回夢丸江戸噺 審査員特別賞)聞いたことがない「眼鏡屋盗人」に興味があったのと、夢丸江戸噺を久しぶりに勉強しようと。「眼鏡屋盗人」は期待どおり変な落語で面白かった。将門眼鏡(初聞き)を使うセンスがなんともいえずいい感じ。「紅い手」は怪談物、若干ストーリー寄り。
October 12, 2008
コメント(4)
オンエアバトル 11/14分14時~ NHK久々当選。年度が後半になるほど当たらなくなる。前回当選時結構かぶるメンツ。面白い人とそうでない人の差があった会。審査員は厳しい点付けで、正直に結果に反映。ゴーギャン職人(前説)大脇里村ゼミナールパンクブーブーアイデンティティエンジョイワ→クスマッドドックスノンスモーキン三福星カノン上々軍団パップコーン
October 11, 2008
コメント(0)
モロ諸岡「OLにっぽん」見る。中国にアウトソーシングされそうな総務課の主任。コントのまんま嫌みな感じの主任で期待持てる。
October 10, 2008
コメント(0)
のだめのアニメフジ系のアニメで「のだめカンタービレ 巴里編」始まりました。予想してたとはいえ、ドラマの特番とほぼ全く同じ流れでスタート。ウエンツとベッキーのキャラ作りは全然違ってたけど。毎回、髭男爵がアニメの中に出るらしいのですが、あまり真剣に見なかったので見つけられなかった。
October 9, 2008
コメント(0)
デアゴスティーニずっと前から噂されてましたがついに出ましたね~。デアゴスティーニ『隔週刊 落語百選DVDコレクション』。どこが制作を請け負っているのかわかりませんが、出演メンバーは意外と豪華。若手・中堅が中心ですが、ツウのツボを押さえた人選。というかビクター落語系の落語家さんが多いような気も。初回の大量宣伝・格安販売、コレクター向け商法はまさに落語向け。解説書がついて落語2席で1490円(初回790円)は案外安いかも。自分では買いませんが…。
October 7, 2008
コメント(4)
オオタスセリ企画☆楽園ライブ『スセリ☆面白半分劇場』下北沢・楽園14:00~15:30女性コント(女優?)のオオタスセリさんの単独コント公演。元ペコちゃん、昇太さんの落研の後輩、といってもわかる人が少なくなりましたが、最近は永六輔先生のお気に入り。満員。平日の昼間なので年齢層高め。50代くらいの女性が多そうな感じ。もちろん普通の自由業ぽい人や若者もいる。作家先生のメイクのスセリさんが設定の前振りと諸注意。柱で舞台を2分するジャンジャンっぽい舞台の作りを利用して端に小さな机を設置。コント師スセリさんが台本を書いているという設定。そういえばこんなネタも作ったっけね~。そこで衣装チェンジも。「負け犬OLラジオ体操」「避難訓練」無精な嫁の家に訪ねてくる姑「美人はお得」成形美女の同窓会「賞味期限」賞味期限は自分で決めるOLの帰省「黒魔術の目撃者」「お一人様の部屋」幽体離脱、1人死した自分の死体を見つめる昇太さんと同じくらいの年で、女性で、独身で、背がかなりでかくて…っていう自分自身の現在や歴史を語りながら、すーっとコントのキャラに入っていく。そこで語られるコントも自らの境遇に近いものであったり体験・経験であろうことが想像させる。後ろ向きのようでいて、決してそうでない。まだ前に進んでいこうという姿勢やポーズが見える。それでも婚期でなくて死期が迫ってきてしまう。私小説コントっぽい中ににやっと笑えるくすぐりがたくさんで、年齢と経験を重ねた人なりの毒もいっぱいで、じっくり楽しめる大人のコントでございました。突飛な設定で5分足らずで駆け抜けるテレビのコントと180度違う大人のコントが楽しめました。
October 7, 2008
コメント(0)
キングオブコント2008(A)TKOバファロー吾郎 ○ザ・ギース天竺鼠(B)チョコレートプラネットロバートバナナマン ○2700(決)バファロー吾郎 ○バナナマンYahooニュースとmixiニュースにまたもやられた。録画しておいたら、トップニュースで「バファロー吾郎優勝」だって。がっくりして見たけど予想以上に楽しめた。コントは、漫才と比べて苦労が多いわりにはメリットがないので、コントやる人は基本的に変わり者というかなんらかの意思の強さはある。演劇に近いから、客席と一緒に空気が作れないし、設定がお客に受け入れられるまで時間かかる。設定が会わないと観客にもそっぽ向かれる。それだけ、コントは幅広いので、コンテスト的なものにも向かないし。審査方法も、審査される側から見ればこれだけ公平なシステムはない。負けてもあきらめがつく。システム的にはいいが、運用面で誤算が出たようにも思う。少なくとも、DT松本氏は芸人性善説に則ってこのシステムにしているから、芸人が面白いと思ったものには人間関係をは無視してでも面白い方を取るという考えに立っている。恐らく、20年前、10年前のDTでも、同事務所の先輩芸人がいても自分たちが面白いほうに入れているはずだし、今の若手でもそんな人たちは少なからずいる。予選のバナナマンの評価を見れば、決勝ネタもそうなっておかしくないようにも見える。バファローのコントは、予選と決勝が同じパターン。というか彼らのコントはすべて同じ。寄席のベテラン芸人は鉄板ネタがあれば食っていけるので、それでいいのです。バナナマンは創作的な、若者受けするライブハウス系。両者はスタイルこそ違えど、実力は互角。同じなら、どっちにするかといわれればそうなってもおかしくないとも思う。誰かが裏切ってくれれば、このシステムでもいいとなったのかもしれませんが、偶然にしても視聴者の疑惑を証明する形になってしまったのは残念ですねぇ。運用さえ間違えなければいい審査方法だと思うんだけどな~。なんでみんな変えろとか言うんだろう。予選のロバートとバナナマンの戦いは面白かった。前週、ルミネでロバート「トゥトゥ部」かけてたから、たぶん相当舞台で練ったんだろうし、あのネタがきちんと高得点出したのはよかった。バナナマンは初期の代表作で予選とおって最近のネタで決勝受けたし、個人的には圧倒的勝利だと思いました。バナナマンはテレビ出てる芸人ってイメージですが、コント師であることが広く知れ渡ったことはよかった、よかった。
October 5, 2008
コメント(0)
夢月亭清麿 物語・落語現代史(6回)中野ZERO視聴覚室19時~21時第6回「古典落語の王様/文楽と志ん生」桂文楽の自伝「あばらかべっそん」古今亭志ん生の自伝「びんぼう自慢」と「なめくじ艦隊」を取り上げて清麿師匠流の分析を。例によって現役落語家として、志ん生の長男・馬生から直接聞いたというエピソードが語られる。このあたりの直接感が、他の専門家ではできない師匠ならではの部分。昭和20年代後半から30年代にかけてさまざまなホール落語が誕生。古典主義はこの時代に作られたと。わりとフライング気味に現代の落語ブームについても軽く言及。寄席について色川武大の「寄席放浪記」を引用して「寄席のつまらない落語の退屈さを味わうことが贅沢な遊び」と言及。このあたり、通じる人と通じない人がいると思うのですが、私にはよくわかる。新作のネタおろしの会、若手の会、木馬亭の浪曲定席。退屈さを味わう確率が高いのになぜか行く。あれだけつまらない瞳もずっと見るし、B級グルメも好きだし。第7回は10月7日(金)「立川談志の現代落語論について」
October 3, 2008
コメント(2)
「闇の子供たち」 新宿ミラノ予告編見てずっと見ようと思っていたのがやっと1000円デーで。タイの幼児売春や日本人による臓器売買を、江口洋介や宮崎あおいなどの主演で。エイズにかかった女の子が黒いゴミ袋に入れられてゴミ収集車に乗せられたり、生きたまま心臓移植のドナーにされたりとショッキングなシーンもあて、ドキュメントタッチかと予想していましたが、かなりエンターテイメント性の高い映画になってました。どぎついセリフもありますが、かなり印象的なセリフが多い。例えば、新聞社のタイの支局に勤める江口と日本支局で電話やり取りするとき、江口は電話口で「酒臭いぞ」と言われるのですが、このひと言で、いつも酒におぼれていて、泥酔するキャラであることがわかります。実際、後でウォッカ飲み過ぎて吐きまくります。また、妻夫木と江口が会話するシーンで「日本とタイの距離は地図で20cm」と言うのですが、地図の縮尺を無視した変なセリフです。が、タイから逃げ出した妻夫木が戻ってきたときに「20cmしか離れてませんから」と言います。こんな調子で、変なセリフを後で必ず回収しにきます。途中で江口がとった怪しげな行動がラストシーンで出てくるなど、しっかりと計算されている。こんな作りがあるから、ひょっとしたら映画全体がフィクションかもという考えがよぎり、映画で言っている生きたままの心臓移植なども、そのまま受け取るんじゅなくて、ちゃんと調べないとまずいだろうという気持ちになります。日本の有名な役者さんが多数出ていますが、みんな真剣で、こういう映画なら有名な人たくさん使うのも悪くないという気になりますね。
October 1, 2008
コメント(0)
全22件 (22件中 1-22件目)
1


