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2015.9.18 東洋経済オンライン
劉 瀟瀟 さんという人のお話。
(りゅう しょうしょう)
( 前半から続く )
こうした「体制内の職場」の人々から見れば、
自分の子供に体制内の職場へ就職する
ことを強く願うのも当然のことだ。
「80後」(1980年代生れ)、
「90後」(1990年代生れ)
の世代からしても、
自分の親や友達の体制内の親を見て羨ましい
と思うのは当たり前。
このため、
中国の公務員試験と国有企業の入社試験は
非常に競争が激しい。
その一方で、体制外高齢者の多くは、
働きたくてもなかなか働けないのが現状だ。
一般民間企業等の「体制外」で働いていた人は、
退職後収入が年金だけになり、
現役時代より生活水準を下げざるを得ない。
※生活設計的に当たり前の事です。
収入が減るのだから
生活水準を下げざるを得ない。
日本人でも同じことです。
「お手伝い」を雇う余裕がないので、
自ら孫や親の面倒を見ることになり、
※「お手伝いを雇う余裕がある」
定年退職後の『体制内』の人
・・の方が異常です。
自分の時間をなかなか持てない。
だからストレスを発散したい時は、
費用があまりかからない「広場踊り」や
「公園合唱」になるのである。
※日本の高齢者も同じです。
費用を書けずにする・・
具体的なことが違うだけです。
中国では、同じ年齢の高齢者でも、
元の職場の違いによって、
定年後の生活に大きな差が出る。
※日本では、「職場の違い」ではなく、
「働き方の違い」によって、
「定年後の生活」まで行く手前の
「現役中の生活」に
大きな差が出ています。
経済学者と経済界と政府によって
作られた「派遣」という働き方
によって、
将来に夢が持てず、
結婚もできずに、
「現役中の生活」に支障が出て
いる人たちが増えてきています。
中国の「体制外」の職場にも属さず、
それ以下ということになります。
当然に「老後生活」にも不安が
つきまといます。
生活設計のしようがありません。
もし、
日本では当たり前の70代のタクシー運転手が
中国にいたら、どのように思われるだろうか。
「きっと家計のために働いてるのね。
こんな年齢になっても
楽ができないなんてかわいそう」
※だいじょうぶ、ある程度の年金は
受け取っていながら働いている。
「子供の顔が見てみたい。
なんて親不孝なヤツなんだ」
※お構いなく、
日本では親不孝でも何でもない。
と思われるのと同時に、
「年寄りの運転する車に乗っても大丈夫なのか」
※覚悟の上、乗ってください。
というのが一般的だ。つまり、
世間体と能力面の両面で普通に働くのが難しいのだ。
中国では、
「颐养天年(イーヤンテェンニアン)」
ということわざがあり、
「晩年を楽しむ.寿命が来るまで静養する」
ことが一番理想的な老後生活だと思われている。
子供が定年後の親に仕事をさせると、
周りに親不孝だと思われる。
従って、
親が再就職を通して自分の生き甲斐を見つけたい
と言ってきても、子供は
「面子」「圏子」重視の社会で変な噂を立てられたくない。
だから
「まあまあいい年だし、せっかく定年になった
のだから、
『清福(チンフー:何もしなくてもよいという幸せ)』
を楽しんだら」
と慰めながら断るのが一般的だ。
では、逆に言うと、
なぜ高齢者はこんな子供の「言いなり」になるだろうか。
理由は、 中国の社会保障制度が整っていないため、
自分の老後生活は主に子供に頼るしかない
こからだ。
特に年金だけの生活になる高齢者は、
※日本の高齢者も基本的に同じです。
自分が子供の負担になり、迷惑をかけることを心配する。
子供の機嫌を取るため、彼らが望むように、
働かずに家事をしたり、孫の面倒を見る。
従って、定年後、日本人のように
「報酬がなくてもいいので、他人のために何かしたい」
※武田FP、このまんま!・・です。
「仕事を通して自分の生き甲斐を見つけたい」
※こちらも、武田FPそのもの。
とまで思う中国人高齢者は少ないのだ。
一方、 中国の職場は、「効率至上主義」
のため、
高齢者雇用に後ろ向きである。
中国では、定年した「老人」に対しては、
ネガティブなイメージが強い。
例えば
「身体が弱く、頭の回転も遅いので、効率が低い」
「知識が古い」
「教養レベルが低い」
「何かトラブルがあったら、子供が
やってきて大騒ぎする可能性が高い」
「下手にこじれると、世論が高齢者の味方をして面倒」
「経歴を鼻にかける」
などなどだ。
※武田FPは、どれにも該当しない。
・・と思う。
つまり、多かれ少なかれ、
中国の企業は高齢者の就職に関しては、最初から
かなり高いハードルを設定しているといってよい。
さらに言えば、現在の高齢者は
一般的に専門知識を持つ人が少ないので、
就職先を簡単に見つけられない。
しかも、 中国政府は若者の就職率向上に手一杯で、
高齢者の就職推進対策は二の次
だ。
ここまで見てきたように、中国の高齢者の多くは、
仕事の機会に恵まれていない。
それだけでなく、人生を楽しむ機会にも恵まれていない。
今の大半の高齢者は、1960年以前の生まれであり、
戦争・建国・3年飢饉・文化大革命・上山下郷・
改革開放等を経験し、苦労した世代だ。
大学進学は難しく、家計のため夢をあきらめた人も多い。
従って、自分がしたような「苦しい思い」を
子供たちにさせたくないので、
自分は節約しながら子供に大金を使う。
いい学校、いい塾、いい服…大学に入れば贅沢三昧、
さらに就職先までも必死になって探してあげる。
挙句の果ては、
結婚も親の責任だと考えコツコツとおカネを貯めていく。
せっかく、ようやく定年になり、楽になれるかと思ったら、
孫の教育費用や面倒を考えなければならない。
そのため、 「自分の人生」は永遠に眠り、
自分は何が欲しいか、何か必要か、何があれば楽に
なれるかについて考えたこともない
という人も少なくない。
そこで、
「高齢化社会の先進国」
である日本の出番だ。
日本の高齢者の「ロールモデル」、
つまり 趣味、仕事、ボランティアなどを通じて
「定年後の人生でも輝ける」「自分らしく、楽しく暮らせる」
ことを、中国の高齢者に伝えていくことが必要だ。
そして、
ロールモデルに応じた商品・サービスを提供し、
「人生謳歌派」の高齢者はもちろん、
「ワケあり派」の高齢者にも
自己実現ができる定年生活を送ってもらえば、
大きなビジネスにつながるはずだ。
※まあ・・ビジネスはどうでもいいけど、
「ワケあり派」の高齢者よりも
もっとひどい状況の高齢者が、
これからの日本に大勢出てくる
ことの方が、心配です。
社会問題化してからではなく、
今の内から対策を考えたい。
筆者が中国でインタビューを行ったある中国女性は、
「日本に旅行に行ったのは、
定年後自分を見失っていた頃。
このときは娘と一緒に
買い物と気分転換のために行った。
空港で熱心に道を案内してくれた
高齢者の係員や、頑張って荷物を
運んでくれた高齢タクシー運転手に
感動した」
という。
彼女は、中国に戻ってから
孤児院の夜勤ボランティアをはじめたという。
その理由は、
「定年になったと言ってもまだ50代。
家でぶらぶらするより、
日本の高齢者のように世の中のため
何かしたいと思うようになったから」
と答えてくれた。
※まあ・・一般の50代の人が、
毎日家でブラブラしていたら、
ちょっと何 ・・ですね。

「派遣」という働き方 ・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇
しがらみを持たない。
真に消費者サイドに立つ、14年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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