< 承前 >
湖岸の銀輪散歩を切り上げ、JR彦根駅前に向かう。東口に回って、佐和山トンネルの前後で、予定ルートでは危険な箇所があるので、それを回避するルートを見付けるための行動である。
駅の跨線橋通路を自転車を担いで西口から東口へと行く。普通の自転車ではこうも行かないが、軽量折りたたみ自転車トレンクルはこういう場合にそのメリットを発揮する。
通路には、国宝「彦根屏風」のほぼ実寸大の複製が展示されていました。
(国宝「彦根屏風」<複製>)
<参考> 国宝・彦根屏風の魅力
(近江歴史回廊倶楽部)
さて、問題点というのは、次の2点。
第1の点は、佐和山歩行者用トンネルに入るために一般道から国道8号線の歩道に自転車で安全に入れるルートがあるか、というもの。
これまでの下見では、国道8号線の下を潜って、佐和山美術館の方に回り込み、反対側車線側にある歩道へ、信号のない処で、自動車の切れ目を見計らって、タイミングよく渡る、というもの。
これは、国道8号線を潜る手前にある東屋のある小緑地にスロープがあって、それをうねうねと上れば、歩道に出られることが分かり、解決。
下見の際は、歩行者用の階段しか目に入らず、スロープは東屋へ行くためのものと見えていたのが、行ってみると東屋の裏から更に上へとスロープが続いていたのでありました。
第2点は、佐和山トンネルを鳥居本側へ抜けて直ぐに、反対側車線側に旧道の彦根道(別称「朝鮮人街道」)が分岐しているのだが、これに入るにはまたしても信号もない地点で国道を横断しなくてはならないというもの。それを回避して直進すると、やがて歩道が無くなり、かなりの距離、車道を走らなくてはならなくなる。小生は車道を走ることには慣れているが、隊列を組んでの走行はやはり危険が伴う。
これも、トンネルを出て長い坂道を下りながら、それらしき道はないかと探せば、ありました。いままでは道路脇の民家への進入路と思っていたそれが、実はその家の前を過ぎて更に奥へと道は延びていて、国道の下を潜って反対側に出られる通路となっているのでした。これを行くと彦根道に出た。
これで、めでたくも、気がかりだった問題が全て解決。彦根駅へと引き返す。駅西口に戻ると10時55分。りち女さんが11時28分頃の着だとメールで知らせて下さっていたので、他の方もそれ位だろうと、それまで、駅前の喫茶店で待つこととする。「さざなみ」という喫茶店があったので入る。
ところが煙草が1本しか残っていない。予備の煙草はかんぽの宿に預けたザックの中。ということで、11時を少し回った位で喫茶店を出て、駅構内の売店へ煙草を買いに。若草読書会で喫煙者は小生のみ。井伊直政公の像の前に喫煙場所があるので、其処で待つことに。
やがて、凡鬼・景郎女ご夫妻、小万知さん、祥麻呂さんが到着。暫くしてりち女さんが到着。これで、サイクリングメンバーは勢揃い。レンタルサイクルセンターへ自転車を借りに行って戴く。サイクリングはパスして竹生島へ行くという謙麻呂さんが11時48分に駅に着くというので、小生だけその場でそのまま待つことに。そして、謙麻呂さんが到着。全員揃ったので、駅前で先ず腹ごしらえ。12時18分、謙麻呂さんだけ残し、6名は、サイクリングへ出発と相成りました。
コースは次の通り。
彦根駅西口→JR線東側への地下道→
佐和山公園→佐和山会館→
清涼寺→龍潭寺→井伊神社→佐和山トンネル→彦根道→中山道→
北へ・鳥居本宿脇本陣・本陣跡→赤玉神教丸本舗→摺針峠入口→南
へ引き返す・彦根道分岐→更に南へ・小野町→
小町塚→原八幡神社・
昼寝塚・白髪塚→大堀山・大堀橋→芹川左岸・下流へ→けやきの道
→池州橋→夢京橋キャッスルロード→彦根城京橋口→花の生涯記念
碑・井伊大老像→楽々園前・井伊直弼生誕地碑→いろは松通り→井
伊直弼歌碑→長純寺・森川許六墓所碑→彦根駅西口
サイクリングコースのそれぞれは、これまでの記事と下見の記事で紹介済みなので、写真や説明は割愛します。
中山道銀輪膝栗毛なんぞという大層なタイトルを付けているのに、これでは詐欺ではないか、というお叱りの声も聞こえて来そうですが、芹川の鷺に免じてお赦し下さりませ。
<参考>
彦根小旅行銀輪散歩下見(その1)
2013.7.29.
彦根小旅行銀輪散歩下見(その2)
2013.7.30.
彦根小旅行銀輪散歩下見(その3)
2013.7.31.
彦根銀輪散歩(その1)
2013.8.15.
彦根銀輪散歩(その2)
2013.8.16.
彦根銀輪散歩(その3)
2013.8.17.
彦根銀輪散歩(その4)
2013.8.18.
彦根銀輪散歩(その5)
2013.8.19.
彦根銀輪散歩(その6)
2013.8.20.
気付いてみれば、読書会の皆さんとのサイクリング中は殆ど写真を撮ってはいませんでした。何と、井伊神社で撮ったこの3枚だけでありました。
8月15日の下見のときには真っ白に群れ咲いていたヤブミョウガの花も殆ど散ってしまって、紫色の小さな実が鈴生りになっていました。
参考までに先月の花盛りの写真も掲載して置きます。
原八幡神社で芭蕉句碑の昼寝塚を見ていた時に、祥麻呂さんが境内を通り抜けるタヌキを発見という珍事もありました。タヌキは一般には夜行性ですが、以前、小生も森の中の道でタヌキを目にしたことがありましたから、昼間にも出歩く不良狸が居てもおかしくはないです。
サイクリングはとてもスムーズに運び、彦根駅前に帰って来たのは、乗る予定にしていた無料シャトルバスの発車時刻16時45分の1時間以上も前の15時20分頃。
バス待ちの間、小生が朝に入った喫茶店「さざなみ」にて珈琲ブレイク。
シャトルバスにて17時かんぽの宿彦根に到着。
偐山頭火さんの車で先に宿に到着の偐山頭火さんと智麻呂・恒郎女ご夫妻と合流。竹生島に渡って居られた謙麻呂さんも来られ、毎度ながら、仕事で遅くなる槇麻呂さんを除いて全員集合。
小生は、半パンに穿き替えて貸し切り家族風呂で智麻呂さんの入浴のお世話をされる恒郎女さんの助太刀。ついでに露天風呂で汗を流し、宴会へ。
遅れていた槇麻呂さんも宴会には間に合いました。
宴会後は、智麻呂ご夫妻の部屋に集合。小生の用意したレジメで、彦根の万葉歌と彦根関連の芭蕉の句などをお勉強。その後は皆が用意した短歌や俳句・川柳などを披露し合って、談笑。10時半を少し過ぎるまで、ワイワイガヤガヤでありました。< つづく >
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