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カトレア原種、C. lueddemanniana 'Stanleyi' FCC/RHS(C. ルデマニアナ ’スタンレー’)が開花。昨年の3月5日に続いて3度目の登場。1花茎2輪咲き。だだ、今回は撮影のタイミングが合わなかったようだ。 ご覧の通り、花にしみが入っているのが残念。貸温室では業者が水をやってくれるのだが、その水がかかってしまったと思われる。それにしてもこの個体、ルデマニアナとしては不思議なほどに木が小さい。今のところは普通個体の半分以下の大きさ(小ささ?)で、ミニカトレア並みに小さい。それでいて毎年ちゃんと咲いてくれるのだから本当に不思議だ。
2017.03.25
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自宅アパートの北側に植えてあるフクジュソウ3品種が開花した。これが咲くと、ああ、もうすぐ春なんだなあと思う。誰が名付けたか知らないが、「福寿草」とは実に縁起のいい名前だ。 これはフクジュソウの代表品種の「福寿海」。園芸店で福寿草として出回っているものは大抵これ。この品種は昨年の3月7日にも登場しているが、今回登場したものは、昨年購入した苗に開花したもの。もちろん、昨年開花した株も今年は元気に咲いている。 ただ、このフジュソウを植えた場所は、秋、冬、春は全く日が当たらない。成長期となる初夏には 午前中に2,3時間ほど直射日光が当たるので、成長期の日照量はとりあえず足りているようで、昨年開花した小さな株は今年はさらに株が大きくなってくれた。ただし、開花期に全く日が当たらないためか、茎と葉が徒長してしまい、フクジュソウとしては背丈が高くなり、茎葉が大きくなる割には花が小さく、今一つ山野草的な風情に欠けるのが難点。。。やはり福寿草は、地面すれすれに咲くあの姿こそが風情がある。来年は開花期に日が当たるところへ移植してみるか。 そして、今年は新顔がお目見え。「秩父紅」という赤花の品種だ。福寿草としてはお値段はちょっと高め(笑)。苗を植えてからの初花ということでまだ小さいが、今後に期待したい。 そしてもう一つの新顔が「三段花」という変わり花の品種。秩父紅よりもさらにお値段が高い(笑)。黄・緑・黄の三段咲きになるのだが、まだ苗を植えたばかりなので、これも将来に期待したい。秩父紅も、三段花も、来年は開花期に日当たりが良い場所に移植したいと思う。
2017.03.23
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カトレア交配種、Bc. Princess Patricia 'Falstaff'(Bc. プリンセス・パトリシア ’ファルスタッフ’)が4度目の開花。前回の登場は昨年の3月12日。前回は、ブログ登場3度目なのになかなか本領を発揮できないことを嘆いたが(笑)、今回は開花したのは2花茎4輪。その4輪ともなかなか良い花なので、ここに全部紹介。 この品種の交配親の片方は、かの名花Blc. Nai Thong Leng 'No. 1'の片親と同じである。そのためか雰囲気が良く似ていて非常に気に入った。今までなかなか良い花が咲かなかったのでやきもきしたが、今回は4度目にしてようやく汚名返上できたといったところか。
2017.03.22
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3月20日の日記に続いて台湾旅行3日目のご紹介。このところ旅行ネタばかり書いていて、そろそろ園芸ネタに戻りたいので(笑)、今回は手短に紹介する。3日目の3月5日(日)は帰国のために高雄から台北へ向かった。この旅行のために台湾高速鉄道(台灣高鐵)の外国人専用の3日間乗り放題のパスを買っていて、やはりたっぷりと使わないともったいないので(笑)、全線を走破することにした。 高雄側の起点は左營(Zuoying)駅となる。当然ではあるが、駅舎も路線も車両も新しい。乗り心地に関しては、やはり路線と車両が新しいだけに、日本の東海道・山陽新幹線よりも良い。 台南と台北の真ん中あたりの台中付近の車窓の風景。田んぼの向こうには高層ビル群が見える。今度来たときは台中も観光してみたいものだ。 台北側の終点は台北ではなく南港(Nangang)駅である。まだ駅舎も街並みも新しく、これからの街といった印象。台北ではほとんどの乗客が降り、南港まで乗った人は数えるほどしかいなかった。南港駅の周辺をしばし散策した後、空港に向かうために再び高鐵桃園駅へ戻った。 というわけで、しっかりと台灣高鐵を満喫した。とにかく、日本の新幹線より新しいだけに、非常に快適な時間を過ごせた。今回は2泊3日という限られた日数だったため、効率よく移動するために台灣高鐵を使ったのだが、今度来たときは在来線でのんびりと移動したい。とにかく、台湾が気に入って、外国にいるという感覚がしないぐらいに親近感を覚えた。また機会があったら行きたいわん、ナンチャッテ☆。
2017.03.21
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3月19日の日記に続いて台湾旅行2日目のその2。2日目の3月4日(土)は、午前中は台湾国際蘭展の観覧、午後は烏山頭ダムの観光、その後、在来線で高雄へ向かった。で、やはり台湾に来たからには、台湾ならではのお土産を買いたいと思い、台湾名物の「カラスミ」を買うことに決めていた。これはボラの卵巣を塩漬けしたもので、台湾のお土産の定番の一つである。台湾では「烏魚子」と表記する。ただ、旅行中のどこで買うかは決めておらず、せっかく高雄に来たのだから、地元のお店で買いたいと思い、早速スマホで検索。すると、「正味珍」というお店がヒット。というわけで地下鉄に乗ってお店へ向かった。 看板は大きくて目立ち、日本語表記までしてあるのが有り難い。日本人観光客がよく買いにくるお店らしい。お店のお姉さんは日本語が話せる。 お店の中には、真空パックされたカラスミがずらりと並ぶ。サイズもいろいろある。ここでは1パックいくらではなく、量り売りされる。私は、「一枚だいたい400元」と書かれたサイズを4枚購入。 で、実はこの近辺には他にもカラスミ専門店が何軒かあり、正味珍と同じビルには「東順記」というカラスミ専門店があり、こちらも有名店らしい。奮発してこちらでは大きめサイズを3つ買うことにした。この店の女将さんも日本語が話せるのでなんとも有り難い。残念ながら店の画像を撮りそびれてしまったが・・・。 というわけで、東順記と正味珍のお土産袋のツーショット。このようにきれいな袋に入れてくれる文化が日本と似てるな~と思ったりする。 これがゲットしたカラスミ(^^)。パックにはちゃんと「野生」と書かれている。私は北京語は全く話せないのに、台湾の繁体字を見ていると、日本人にも理解できる表記が多いので不思議な気分になる。帰国した後にしっかりと賞味した。焼きすぎると固くなり、それはそれで美味しいのだが、「ねっとり感」を残す程度に焼くのがコツ。なお、台湾に住んでいたという同僚の話では、カラスミはカロリーが高いので、食べすぎると太るらしい(笑)。 カラスミを買った後は、六合夜市へ立ち寄り、夜市の雰囲気を楽しんだ。前日の台北の夜市もそうだったが、高雄の六合夜市も週末の夜だっただけに多くの人でにぎわっていて、日本人の姿もチラホラ見られた。ここの夜市も食べ物の種類が実に豊富で、見ているだけでお腹いっぱいになりそう(笑)。この日はすでにホテルの近くのレストランで食事していたので、夜市ではサトウキビジュースと果物を買っただけだったが、それぞれに新鮮でとても美味しかった。つくづく台湾は何を食べても本当においしいと思う。とまあ、この日は朝に台北を出発、台南で台湾国際蘭展の観覧、その後、烏山頭ダムの観光、そして高雄の夜の観光と盛りだくさんで、そういう意味でもお腹いっぱいな日であった(笑)。(3日目に続く)
2017.03.20
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昨日の日記に続いて台湾旅行2日目。この日はこの旅行の主目的であった台湾国際蘭展2017に行き、次の目的地である烏山頭(うさんとう)ダムへ向かった。この烏山頭ダムは日本統治時代の1920~30年にかけて建設されたもので、ぜひとも見たいと思っていた。特に見てみたかったのが、このダムの建設の指揮を執った日本人の八田與一氏の銅像であった。このダムの建設によって、地元の嘉南平野の農業が飛躍的にに発展し、今でも八田氏の功績が称えられているという。 蘭展の会場から台鐡の後壁駅までシャトルバスで戻り、後壁から台鐡で隆田(Long Tian)駅へ向かった。烏山頭ダムへは、隆田駅などから路線バスで行けるらしいのだが、私はこの日は日没までに高雄に着きたかったので、タクシーで行くことにした。駅前のタクシー乗り場へ行き、ご年配の運転手に、あらかじめ印刷してあったGoogleの地図を見せて「烏山頭水庫風景區」を指差して行先を伝えたところ、すぐに私が日本人だと分かったようで、日本語で印刷された案内を見せてくれた。それによると、800元で烏山頭ダムの観光案内をしてくれるという。いわゆる「チャーター」というやつだ。運転手さんは日本語も英語も全く話せないようだったが、とても人の良さそうなおじさまといった感じの方であった。というわけで、チャーターを利用することにした。烏山頭水庫風景區に着いたら、入り口のゲートで200元の入場料を払う。 ゲートをくぐったら、運転手さんはまず最初に八田與一記念館で車を止めてくれた。上の画像はダムの放水口なのだが、その画像の左上に見える茶色い建物が記念館である。運転手さんは博物館の係員に、私に日本語のビデオを上映するように頼んでくれて、まずはそのビデオを観賞。ビデオでは八田與一氏とダムの歴史について解説されていて、もうそれを観ただけでも台湾人の八田氏に対する思いがひしひしと伝わってきて、胸が熱くなる思いがした。 中正公園付近から見た光景。この画像では分からないが、烏山頭ダムを真上から見ると、珊瑚のように入り組んだ地形が特徴で、「珊瑚湖」とも呼ばれているという。Google Mapの航空写真で、その独特な地形が確認できる。しかもこのダム、世界的にも珍しい工法で建設され、世界遺産登録する動きがあるそうな。これは日本側からもぜひとも応援すべきではなかろうか。存在しないはずの南京大虐殺や従軍慰安婦を世界記憶遺産登録しようとするどこかの国々とはえらい違いだ。 そして、一番見てみたかったのが、八田與一氏の銅像。この銅像は日本製で、ダムが完成した後の1931年に設置されたのだが、第二次世界大戦の物資が乏しい時代に、金属材料として撤去されてしまったらしい。それが隆田駅の倉庫で発見され、長らく地元の人たちの手によって隠され、中国政府に没収されそうになった時にも守られ続け、1981年に再び元の場所に設置されたとのこと。この話を知って、ぜひともこの銅像を見たいと思っていた。某国は、日本から仏像を盗んだだけれはなく、裁判所までがそれを正当行為だと判決を下したというのに、この違いは一体何なのだろう? この銅像には花束を手向ける人が後を絶たないそうで、私が見た時にも花束が添えられていて、いかに八田氏が台湾で慕われているかが良く分かった。銅像の後ろの墓標には、「八田與一・外代樹之墓」とある。外代樹(とよき)とは、八田與一氏の奥様のこと。八田與一氏は1943年に戦死、その後を追うように1945年に外代樹夫人がダムの放水口に身を投じたという、非常に悲しい出来事がある。そのお二人が台湾の方々の配慮によって同じ場所に眠っているわけだ。 さらに、この公園内には、八田邸を始めとして、当時の住居が復元されている。それも、日本の建築家の協力のもとに忠実に復元され、屋内は当時の家具を日本から取り寄せてまで再現したという。さらに、この家屋が復元されている場所のそばの道路は「八田路」と名付けられている。台湾人は、日本人の想像以上に親日的だと聞いたことがあるが、これほどまでとは・・・。ここに来るまでも、台湾人の親日度を何となくは感じてはいたが、ここに来て完全に打ちのめされたような思いだ。日本人は、台湾人がこれほどまでにも八田氏の功績を称えていることは、永遠に忘れてはならないと思う。もちろん、某国に仏像を盗まれたことも永遠に忘れてはならない(笑)。 というわけで、台湾人の日本への思いを知って、非常に胸を熱くしたひと時であった。日本人が台湾へ行くならまさに必見の場所ある。ちなみに、昔台湾に住んでいたという同僚の話では、800元というタクシー料金(正確にはチャーター代)は、ちょっと高いらしい(笑)。しかし、実際にダムに行ってみると、公園の敷地が想像以上に広くて、暑い中を荷物を持って移動するのは大変そうだし、この日は時間が限られていたので私には好都合であった。今度行った時にはもっとじっくりと見学してみたい。
2017.03.19
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3月3日(金)から5日(土)にかけて、2泊3日で初めての台湾旅行を楽しんできた。その旅行の主な目的は、3月6日~7日の日記で紹介した台湾国際蘭展2017へ行くためである。もちろん、台湾そのものの観光も楽しんだわけだが、なぜ2泊3日という慌ただしい日程になったのかというと、すでに先日、冬休み+有休で米国旅行に行った手前、有休が取りづらかったというのがその理由(笑)。あと、お金の問題(笑)。しかし、いろんな意味で台湾に親近感を覚え、実に中身の濃い旅行ができたと思う。私の台湾への好感度は間違いなく飛躍的にアップした。 台湾桃園空港から台北市内には、現在は地下鉄(MRT)が開通しているのだが、私は台湾高速鉄道(高鐡)の3日間乗り放題のパスを購入していたので、早速利用することにした。空港から高鐵桃園駅まではバスを利用。乗り放題のパスに関しては3月6日の日記を参照されたし。 高鐵桃園駅に列車が入ってきたところをかっこよく撮りたかったのだが、ちょっとタイミングが合わなかった(笑)。 車内の様子。日本の新幹線の700系がベースになっているだけに、内装も雰囲気もそっくり。 高鐵桃園から高鐵台北に向かう途中の車窓の風景。外国なのに、日本の風景に似ていて不思議な気分。 台北のホテルに到着したのが夕方。おなかも空いてきたことだし、台湾名物の「夜市」に行くことにした。日本で言うところの「夜店」に近い。この日行ったのは台湾最大の夜市である士林夜市。MRTで簡単に行ける。日本の商店街と夜店を合わせたような大規模なもので、週末の夜ということもあって人出が非常に多く、異様な熱気であふれかえっていた。日本人にも人気があるようで、日本人観光客も多かった。食べ物に関しては、ワンパターンな日本の夜店(失礼)とは違い、選択肢が多くてどれを食べればいいか迷うほど。 士林夜市で台湾料理と果物をたらふく食った後は、龍山寺を訪問。こちらもMRTで行ける。週末の夜というだけあって、多くの参拝客と観光客でにぎわっていた。日本の寺院は奥ゆかしい雰囲気が魅力ではあるが、台湾の寺院はやはり中国の影響を受けているだけあって華やかである。こういう寺院の中にいると、心にジーンとくるものがある(笑)。ネット上の画像では昼間に撮影されたものが多いが、夜の方が一層華やかさが引き立つような気がする。 で、自称(笑)園芸研究家の私としては、この日の観光で園芸的に一番面白かったのがここ。龍山寺のすぐお隣にある薬草街だ。 様々な薬草が、店の前に大量に積まれていて、しかも野原からそのまま引っこ抜いてきた?ような姿で売られている。一体、何にどうやって使うのだろう?と思うようなものばかり。 ぬゎんと、玉サボテンまでが売られていた。こんなん、何に使うねん(笑)? とにかく、この薬草街、今風にいうとカオスな光景(笑)が非常に面白かった。他にも、台北には大きな園芸市があるので、次に台湾に行った時にはその園芸市も見てみたい。 さて、台湾の言語と言えば北京語であるが、私はまったく話せない。しかし、台湾の漢字表記はすんなりと日本人の目に馴染むものが多く、今回の旅行でもほとんど支障がなかった。というのは、台湾の北京語は繁体字だからだ。日本でいう「旧字体」に近いと言えばピンとくるだろう。例えば、日本の「東京」は台湾でも同じ表記だが、これを中国の簡体字で書くと「东京」になる。簡体字はかなり略した字が多いため、どうしても日本人に馴染がない漢字がたくさん出てくる。その点、台湾の漢字は日本と同じものと旧字体に当たるものが多いため、言葉という点でも台湾に親近感を覚えた。もしかして習うかも(笑)。 余談だが、台湾桃園空港では、タイのバンコクが「曼谷」と表記されていた。「曼」は日本語読みでは「まん」で、「谷」は「こく」。だから、「曼谷」を日本語読みすると・・・、おっと、それは言わないことにしよう(笑)。 というわけで、初日の台北観光、わずか数時間の観光だったが、中身が濃いものだったと思う。翌日はお目当ての台湾国際蘭展2017へ行ったわけだが、それについてはすでに紹介したので、蘭展の後に行った場所について後日紹介したい。
2017.03.18
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パフィオの赤花の名花、Paph. Amanda 'Begonia' AM/AJOS (Paph. アマンダ ’ベゴニア’)が貸温室の中で開花。1965年登録の比較的古い品種だ。3,4年ほど前に、ほとんど廃業状態で温室のヒーターも入れていなかったという洋蘭園で、すでに衰弱していた株を購入し、養生してきたもの。 アマンダと言えば、往年の赤花の名花の一つで、交配親としても多くの実績を残しているのだが、この個体は購入してからの初花ということで、色も形もまずますと言ったところか。肥料控えめ(・・・というか、忘れてた^^;)の栽培だったためか、色がややうすめ、本来はもう少し濃くなるはずだ。今年はちゃんと忘れずに肥料をあげなければ。。。 ちなみに、パフィオのロアーセパルは通常は1枚だが、この個体は2つに分かれる性質があるらしい。ネット上にある画像でも、やはり2つに分かれている。現在では忘れ去られてしまったこの個体、作出された当時は趣味家の間でどれほど持てはやされたのか、想像するだけで何だかワクワクする。カトレアもパフィオも、私がその年代の品種に憧れる理由の一つがそれである。この個体も、いつか立派に咲かせて表舞台に返り咲きさせてあげたい。
2017.03.13
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私は、この11年間に転勤の都合で市民農園を4回借りた。最初は神奈川県秦野市、次が千葉県成田市、その次が神奈川県座間市、そして昨年春から再び千葉県成田市。ところが、いずれの農園でも、隣近所からの「越境」に悩まされてきた。勝手に私の区画に足を踏み入れて作物を踏み潰してくる人たちがいるのだ。犯人に共通するのは、いずれもすべてご年配のジジイ男性だということ。本人たちは自分の敷地いっぱいに作物を植えておいて、その手入れのために私の区画に入ってくるのだ。最初に借りた神奈川県秦野時代は、両隣からの越境に悩まされていた。そして、今借りている千葉県成田市の市民農園も同じ。境目に竹の支柱を何本か立てているにもかかわらず、お構いなしに越境してくる。 で、先週末は台湾旅行の関係で畑に来ていなかったのだが、昨日2週間ぶりに来てみたらこの通り。私は越境されないように敷地の端まで土を耕していたのに、お隣さんにしっかり通路にされている上にタマネギの畝まで潰されている。実は、竹の支柱だけではなく、1本だけ緑色の人工素材の支柱も混ざっていたのだが、お隣さんが自分のものと勘違いして抜いて自分で使ってしまったらしい。お隣さんはこまめに畑に来るようだが、私とは全く時間帯が違うようで、この1年間にたった1度しか姿を見ていない。今回はかなり頭にきたので、管理人さんにはいちおう話はしておいた。 こうなったらこちらも自衛するしかない。お隣さんに角が立ったとしても、どうせ今後顔を合わすことはほぼあるまい。園芸用のぶっとい支柱を買ってきて境界線に立て、再び敷地ギリギリまで耕してやった。しかし、これでも越境してくる可能性がある。近々、ネットでも張ってやろうかと思っている。 ちなみに、秦野時代のお隣さんについては2006年10月1日の日記、座間時代について2014年11月12日の日記で紹介している。自分があの年代になった時に、ああいう人間にならないように注意したいものだ。
2017.03.12
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(前日より続く) というわけで、台鐡の後壁駅より無料のシャトルバスに揺られ、ほどなくして蘭展の会場がある台湾蘭バイオサイエンスパーク(台湾蘭花生物科技園区)に到着。街から離れたのどかな田園地帯に、日本では見られないほどの巨大な温室がいくつも立ち並ぶという、いわば「温室の街」のような施設が突如として現れる。 これが蘭展会場の入り口。すでに多くの来場者でごった返し、期待感は大いに膨らむ。 会場内に入ると、さっそくきれいなお姉さんたちがいた。右側の男性のキャラはおそらくパフィオで、左側はコチョウランと思われる。なんとも台湾らしくて微笑ましい。来場者たちに大人気で、多くの人が入れ代わり立ち代わり記念撮影していた。 いよいよ会場内へ突入。期待感は一層高まる。 ここにもきれいなお姉さんたちが。 やはり、コチョウランが多いのはさすが台湾。しかも、日本では見られない鮮やかな品種が多い。ディスプレイの規模も、世界らん展日本大賞(以下、東京ドームらん展)のものより規模が大きく、にぎやかである。 で、趣味家の私としては、やはり一番見てみたかったのが個別審査部門だ。この蘭展の個別審査部門は、東京ドームらん展よりもはるかに出品数が多く、質が高いと見た。やはりお国柄、コチョウランの出品数が多く、日本では白やピンクなど単色の品種が好まれるのに対し、台湾では実に色鮮やかな品種が展示されていた。ただ、個人的にはカトレアの方に興味があるので、コチョウランの画像を撮っていないのが残念・・・。 わたし的に意外だったのは、パフィオの出品数が非常に多かったこと。台湾の洋蘭と言えば、カトレアやコチョウランのイメージが強かったのだが、パフィオの出品も非常に充実していて、整形花、多花系、斑入り葉系など、一通りのジャンルのものが出品されていた。 こちらの棚には、大きな賞を取った株が一堂に集められていて、多くの来場者でごった返していて、写真を撮るのが一苦労。 こちらがグランプリを獲ったコチョウラン。日本ではお目にかかれない複雑な色彩で、しかも花の形が非常に良く、花が整然と並んでいる。 そして、蘭展の楽しみといえばショッピング・・・と言いたいところだが、外国からランを持ち帰るにはワシントン条約や植物検疫法が絡んでくるため、残念ながら見て楽しむだけであったが、そのにぎやかな雰囲気はしっかりと楽しんだ。また、私が東京ドームらん展で面識のあった南米のラン専門業者が2軒来ていて、意外な再会にあちらの方も驚いておられた。 私が会場入りしたのは午前10時半ごろだったと記憶しているが、一通り見て回ったらちょうどお昼時になった。この会場の敷地内には、食べ物の露店が多数立ち並ぶ区域があり、日本で見られるよりも実に多種多様な露店が見られ、その選択肢の多さにどれを食べればいいか迷ったほど。この蘭展では食事も一つの楽しみかも知れない。 というわけで、初めて訪れた台湾国際蘭展、規模と言い質と言い、東京ドーム蘭展のそれに匹敵すると感じた。特に、個別審査部門は自分と同じ目線で展示品が見られるのがうれしい。そして、もちろん東京ドーム蘭展も多くの人でにぎわっているわけだが、台湾のそれは、日本人がお祭りに行くときのような「賑々しさ」に通じるものがあった。また、私が台湾人の人ごみに紛れていても、自分が外国にいるという感覚がなく、台湾人の中に溶け込んだような感覚がまた楽しかった。海外としては地理的にはそう遠くないので、機会があったらまた訪れてみたいと思う。なお、この日は蘭展の後は別の場所へ観光に行ったので、それについては別途紹介したい。
2017.03.07
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私は、毎年2月から3月あたりに東京ドームで行われる「世界らん展日本大賞」に、ほぼ毎年のように行っていたのだが、前々から海外の国際蘭展にも興味があり、このたび、台湾の国際蘭展へ行ってみることにした。台湾へ行くのは人生初である。 台湾へ行こうと思い立った理由なのだが、近年における日中関係や日韓関係の雲行きが怪しいことと少し関係がある。日中、日韓関連での悪いニュースが増える一方、日台関係ではほとんど悪いニュースは聞かない。また、台湾の対日感情について調べたところ、台湾人は親日的だという情報が圧倒的に多い。そんなわけで、台湾へ行ってみたいという気持ちが日に日に募ったことと、海外の大規模蘭展を観てみたいという気持ちがあったため、今回の台湾行きを決めた。3月3日(金)から5日(日)までの2泊3日の旅である。 で、その旅行の感想を先に言うと、本当に本当に実りの多い旅であった。やはり台湾人は親日的だということを実感したし、私は北京語が全く話せないのに、書かれた文字はかなり理解できたので、初めての台湾旅行なのにほとんど支障がなかった。この時ほど自分が「漢字の国」に生まれたことを有り難いと思ったことはなかった(笑)。また、台湾人の習慣、気質、容姿、服装など、日本人に共通するものを感じ、ますます台湾人に親近感を覚えた。ちなみに、この蘭展へ行ったのは、一般公開初日の3月4日(土)である。なお、蘭展以外の旅程については、後日、別途紹介したい。 まず、台湾で広範囲に移動したい方は、旅行前に入手しておきたいのが、台湾高速鉄道(高鐵)、いわゆる台湾の新幹線が3日間乗り放題になる外国人観光客専用のパスだ。台北と高雄を往復するよりも安い。事前に日本で引換券を購入し、台湾の高鐡の駅の窓口で引換券とパスポートを提示してパスと交換する。 これがそのパスの画像。窓口で係員に行先と自分の乗りたい列車番号や時刻を告げ、パスにその列車番号、時刻、行先、指定席の座席番号などを記入してもらう。あらかじめ公式サイトの時刻表を印刷して持っておくと便利。自由席は車両が少ない上に混雑するので、指定席がお勧め。パスに必要事項を記入してもらったら、パスポートと共に改札口の係員に提示して、非常用ゲートを開錠して通してもらう。 これが高鐵台北駅で見た先頭車両。れっきとした日本製である。日本の技術が台湾でも活かされていることが誇らしくも思う。日本の東海道・山陽新幹線の700系がベースとなっているだけあって、外観、内装共に共通点が多い。特に内装は、日本の新幹線に乗っているのに比べて全くと言っていいほど違和感がない。この高鐵台北駅から最初の目的地である高鐵の嘉義(Chiayi)へ向かう。 こちらが現在の高雄市側の終点の左営(Zuoying)駅で撮影した光景。台北ではホームドアがある関係でいい画像が撮れなかったので、左営側の画像も合わせて載せておきたい。 途中で見た車窓の風景。外国にいるはずなのに、日本にそっくりな光景が続き、なんだか不思議な気分になってしまった。 高鐵嘉義駅で下車したら、路線バスで台湾のJR・・・ではなく(笑)、在来線(台鐵)の後壁(Houbi)駅へ向かう。ただ、日本国内でさえ知らない土地の路線バスは利用しにくいのに、それが初めて訪れる外国となるとなおさら。とりあえず、ネットで路線図と時刻表は入手できたが、料金が分からない。また、ネットの情報では、台湾のバスはお釣りが出ない上に、両替機もないとのこと。で、そのバスに乗る際に、ちょっと円広志に似た運転手(笑)に行先を告げると、料金箱?の機械を操作して、パネルを指差して料金を教えてくれた。料金は61元とのこと。試しに100元札を差し出したら、運転手にダメだと言われた。やはりお釣りは出ないらしい。こういうこともあろうかと、あらかじめ台北市内で小銭を用意していたので、ちょうどの金額が払えた。では、小銭がない場合はどうするんだろう??? これがバスの切符。ちょうどレシートのような感触だ。目的地の後壁駅へは約23分で到着。 これが台鐵の後壁駅。まさに日本の国鉄時代の地方の駅舎を髣髴とさせる造りだ。外国にいるのになんだか懐かしい気分になった。 次に、後壁駅で台湾国際蘭展へ向かう無料のシャトルバスに乗り換える。後壁駅のすぐ目の前にバス乗り場がある。蘭展会場の正式名称は、台湾蘭バイオサイエンスパーク(台湾蘭花生物科技園区)である。駅から会場までは10分から10数分ぐらいだったと記憶している。シャトルバスに乗れば、あとは会場へ着くのを待つばかり。(続く)
2017.03.06
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