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今日の兵庫県下は37.6℃と、7月としては過去最高を打ち出したようです。さすがに、今日はちょっと暑いかな?とは思ったが・・・全天候型ロボジーのような大使は感度が鈍いのです。朝連で45分コースを走ったが、この6年くらいのコースレコードを打ち出し・・・・気温に関しては、全天候型(鈍感)であることを証明しました♪手術後は太れない体となり果てたが・・・これがランナーとしてはプラスに作用したようですね。<注意>大使は暑さ対策として、徐々に体を慣らしてきているので発汗にたいして耐性がついているのです。それと猛暑日は、走る時刻も早朝に変えています。シロウトの皆さんは、こんなアホなまねはしないように!【業務連絡】7/31 12'15" 22'27" 35'46" 42'16"(快晴)best
2012.07.31
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<アホ・バカの語源>これまでに、アホ・バカ分布図の中心は、京の都であることが証明されたが・・・アホ・バカの語源は、依然として謎のままであった。シロウト集団を率いる松本プロデューサーは、語源追求の旅を中国にまで広げたが、この歴史的かつ空間的な広がりが気宇壮大なんですね(アホやで)♪<「馬家」と「阿呆」の日本文化>p455~459 「アホ」と「バカ」の語源についての考えを、いよいよ百田君に話す日がやってきた。このふたつの言葉の語源がわからないかぎりアホ・バカ表現研究にも意味が乏しい、自分はこのふたつの言葉にしか興味を持てないといい続けてきた百田君を、果たして満足させることができるだろうか。 百田君と日沢君のふたりをステーキハウスに誘った。百田君は少年時代、肉というと鯨肉しか食べさせてもらえなかったので、牛肉には異常なあこがれを持っている。日沢君も肥満を気にしながらも、牛肉には目がないのである。 注文を済ませると、私は天神蔡の夜から始まる「バカ」と「アホ」の語源追求の旅について、懸命に語りだした。「バカ」は白楽天の風諭詩「君見ずや馬家の宅は尚お猶お存し、宅問題して奉誠園と作す」、ここからきている。奢りたかぶった末に没落した馬さんの家。馬家のようなやつという意味で「バカモノ」が生まれた。つまり「バカ」は本来、人の徳、人としてあるべき精神の美しさについて問いかけた言葉であった。罵倒語として、この言葉が日本を広く覆っている意味は大きい。裏を返せば、日本人は古くから、清廉な人生を生きたいと願い続けてきた、とも考えられるからである。 「アホ」は、もとは中国・江南の「阿呆(アータイまたはアーガイ)」。「呆」という字の意味は「ぼんやり。間の抜けていること」で、この字の頭に親しみの「阿」がついて、「呆ちゃん」つまり「おバカさん」のこと。中国の江南から日明貿易の船でやってきた。 わがままな奢りへの戒めとしての「馬家」、そしてまるで「惚れ者」や「惚け者」の単純な言いかえのような、「呆ちゃん」こと「阿呆」、どちらも婉曲的で、すでにくり返し見てきたように、いかにも日本人が好みそうな表現である。 「なるほど、なるほど」 と百田君は何度も頷きながら、私の長い話を聞き終えた。 「ついに、やりましたね」 と、百田君は確信に満ちて言った。 「ぼくもその考え方で、間違いないと思います。馬家と阿呆の説は『バカ』と『アホ』という言葉の持つ意味の微妙な色合いの違い、なんとなくそれまで納得させてくれそうな気がしますわ」 「助教授の先生が、僕につき合って飲めないビールを飲んで、こんなこと言うてくれはった。『その説は、いずれ定説として辞書に載るでしょうね』と」 「おお、すんばらすー」 と日沢君は喜んでくれた。 「それにしても、中国の影響力は思った以上に大きかった」 と、私は改めて説明した。 「古代から室町末にいたるまで、日本はやはり、中国から圧倒的な影響を受け続けた。もちろん日本固有の言葉も少なくないけれど、地理的分布に大勢を占めるのは中国渡来のもの。馬家・阿呆だけと違う。本地なし・虚仮・安居(鮟鱇)・田蔵田もまた、中国の存在なしにはあり得なかった。それは中国が、世界一の文明大国として君臨していた時代・・・」 「言葉は、京都から日本を東西に旅したけれど、それ以前に、はるばる中国から、あの東シナ海の波濤を越えて、京に旅してきたというわけですね」 と、日沢君は感慨深げにつぶやいた。 「そのとおり。日本人は、この世でいちばん優れた良きものを、中国から巧みに取捨しては吸収し、独自の工夫を施して日本文化を築いていった。つまりこれら京の流行りことば、すなわち日本のアホ・バカ表現は、世界最高の文明と同時代的に直結していた。その結果として成立した『全国アホ・バカ分布図』、これが描く多重の円こそは、日本人の尊い精神文化の年輪でもあった」 黙って聞いていた百田君は、やがて真剣な表情でこう言った。 「今までの話を聞いて、ぼくは『アホウ』だけが他の全てと違う、別格の言葉だという気がしてきましたね」 「たしかに、発音は別にして、これだけが中国・江南の方言をそのまま真似た言葉や」 「いや、ぼくが言いたいのは、ちょっと違うんです。『阿呆』の『呆』、その一字だけで、すでに意味をなしている。つまり『阿呆』は、ムダをすべて削ぎ落とした表現であるという点なんです」 「なるほど」 私は聞き入った。 「他のアホ・バカ表現は、全部、たとえなんですよ。惚れ者・惚け者と、わざわざ熟語を形成させてぼんやり者にたとえたり、鮟鱇・田蔵田といったように間抜けな動物にたとえる。また、本地なし・虚仮と、中身の空虚さにたとえる。『うとい』や『とろい』などの形容詞は、たとえそのものです。馬家もまさにたとえですよね。つまり、アホ・バカ表現は、すべて理屈なんです」 「そう。そのとおり」 「しかし、ただひとつ『阿呆』にだけは理屈がない。『呆』であること、すなわち『間の抜けていること』そのものを一音で示す単純明快さなんです。原始時代から中世にかけて日本人はさまざまなアホ・バカ表現を考えてきた。そして考えに考えつくした果てに、ついに中国から『阿呆』を手に入れて、もうこれ以後、新しい表現を考える必要がなくなったのです。それは『阿呆』こそまさに、何千年もかけて日本人が捜し求めてきた、究極のアホ・バカ表現だったからではないでしょうか!」 「なるほど、面白いなあ」【全国アホ・バカ分布考】松本修著、新潮社、1996年刊<「BOOK」データベースより>大阪はアホ。東京はバカ。境界線はどこ?人気TV番組に寄せられた小さな疑問が全ての発端だった。調査を経るうち、境界という問題を越え、全国のアホ・バカ表現の分布調査という壮大な試みへと発展。各市町村へのローラー作戦、古辞書類の渉猟、そして思索。ホンズナス、ホウケ、ダラ、ダボ…。それらの分布は一体何を意味するのか。知的興奮に満ちた傑作ノンフィクション。 <大使寸評>番組に依頼した人の着眼がよかったのか、それを採用し追及させた松本修プロデューサーが偉かったのか♪Amazon全国アホ・バカ分布考ノンフィクション100選★全国アホ・バカ分布考|松本修全国アホ・バカ分布図「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#1「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#2「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#3「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#4「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#5「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#6
2012.07.31
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「全国アホ・バカ分布考」読書レポートも6回まで進んで、なんだか関西弁強化月間みたいになっております(汗)松本プロジューサーの、わりと格調高い論調もいいのだが・・・・ここで、もっとベタな故中島氏の著書「西方冗土」から、関西弁の実地例をとりあげてみたいと思うのです。だいいち、「全国アホ・バカ分布考」の論拠にもなるし、他国から関西に来て戸惑うことのないようにと願う大使のサービスでんがな♪<女の子をデートに誘う場合>〇:エミちゃん、今晩ひま?▲:別に用事ないけど。なんで?〇:なんぞおいしいもんでも食べに行けへんか。▲:いや!〇:なんや、いやなんかいな。▲:アホ。(この“いや”は女子の使う感嘆符。“アホ”はののしり言葉ではなく“このひょうきん者”といった好意的なニュアンスである)<相手をののしる場合>〇:なんやと?おのれ誰に向かって口きいとんじゃ、このドアホ!▲:あははは、いや冗談でんがな。〇:冗談?寝言は寝てからぬかせ、このボケ!▲:えろうすんまへん。〇:“すんまへん”ですんだら警察はいらんのじゃ、このカス!▲:・・・・なんもそこまで言わんかて・・・・〇:やかまっしゃい、ミソ汁で顔あろて出直してこい、このスカタン!(このような関西人には、「アホ」は親愛の言葉で、効き目はない。「ボケ」「カス」ときて、初めてムッとするのである)<日常会話と死語>p91~92 関西にはアキンドとヨシモトとヤクザしかいない、という固定観念には根強いものがある。しかし、一般に関西弁と思われているものは、主に商人の使う大阪言葉であって、若い人たちは社会人になって商取引の場に臨んだとき以外はこういうアクの強い大阪弁は使わない。 例えば、高校生同士の会話で「さよかいな(そうですか)」「あきまへんわ(だめですね)」「かなんな(しょうがないな)」「さいでおま(そうです)」「堪忍しとくんなはれ(勘弁してくださいよ)」などの言葉が使われることはまずない。あるとすれば自虐的なギャグとして使う場合だけだろう。これを商取引以外の日常会話で変に使うと、いわゆる「変な外人」的な違和感を与えることになってしまう。人によっては関西弁に対する揶揄と受け取ることもあるかもしれない。 その他、昔の「番頭はんと丁稚どん」などでおなじみの商家の言葉は多くは死語となっていて日常では使われない。「こいはん」「いとはん」「ごりょんさん」などの呼び名も大家族制の崩壊とともに、現在では使われなくなっている。「西方冗土」という本のタイトルが、だいたい自嘲的であるが・・・・大使の場合は、関西弁強化はあくまでも前向きであり、「今にみておれ」という意識が強いのである(笑)【西方冗土】中島らも著、集英社、1994年刊<「BOOK」データベース>より「ヤクザ、アキンド、ヨシモト」マスコミに描かれる関西人は三つの人種のみで、かれらは「けつねうどん」と「たこやき」を主食にしており「わやでんがな」などの、奇怪な言葉を操りつつ「がめつい奴」を演じている―という、恐るべきカンサイ人の朝昼夜。街角の看板、貼り紙。試験に出る関西弁を縦横無尽、奇想天外に考察し、関西人にエールを贈り、ヨタを飛ばすエッセイ集。浪速はこれ一冊でわかります。<大使寸評>関西弁のブラッシュアップにはお奨めの1冊でおま♪Amazon西方冗土男子サッカーのモロッコ戦(1:0)は勝てたから良かったけど、きつかったですね。個人技が強いというモロッコ独特の強さがあり、日本にとってはFIFAの順位は参考程度という気がしたのです。
2012.07.30
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<「このバカタレが!」と言いたいことが多い>最近「このバカタレが!」と言いたいことが多いが・・・・この本によれば「バカタレ」は関西弁なんだそうです。で、「バカタレ」のルーツを知りたいと思うわけですね。<「バカモン」「バカタレ」は関西弁>p248~252 報告書にまとめたいと思ったのは、分布図23語に含まれなかったその他の語彙や、都道府県別の語彙集だけではなかった。「フムリン」や「ホンジナシ」の調査結果についても報告したいし、さらにもうひとつ、果たさねばならないことがあった。それは「バカ」という、日本を広く支配する言葉の謎に少しでも迫ることである。実は「バカ」について、私は早い時点からひとつの大きな疑問にとりつかれていた。 その疑問とは、「バカ」には、「戯け者」「惚れ者」「惚け者」「あやかり者」、あるいはほとんど文献にしか残らない「痴れ者」「空け者」と同じように、もとは「者」が必用だったのではないかという疑問である。現に「バカ」は、今も「馬鹿者」という言い方が一般的であるのに対して、「アホ」の場合、「阿呆者」という言い方はしないのが普通である。 疑問の発端は、近畿の周辺部からの回答に「バカ」ではなく、「バカタレ」が多いことに気づいたこと、さらに図に見るように「バカタレ」と「バカモン」が東北の北部や九州に数多く見られたことにある。「タレ」や「モノ」など接尾語つきの「バカ」こそが、古い形を残しているのではないか? 近畿地方で「バカタレ」が回答されたのは、次の15の市町村であった。 滋賀県・・・・余呉町・甲南町・中主町 京都府・・・・舞鶴市・亀岡市・伊根町 兵庫県・・・・新宮町・美方町・温泉町・朝来町・洲本市 三重県・・・・阿山町・伊勢市 和歌山県・・・美浜町・那智勝浦町 一方、「バカモン」の回答はわずか数件にとどまった。滋賀県甲南町の回答者・真泉善常氏は、「バカモン」「バカタレ」などは若い世代はあまり使わなくなったとし、その代わりに台頭しつつあるのが「アホ」「バカ」であると指摘しておられる。 こうした回答を眺めて、ある日私は胸を突かれた。うかつにも今までまったく意識していなかったが、「バカモン」「バカタレ」が、実は今に生きる関西弁であったことにハタと気づいたのである。上記の地域だけではない。「バカモン」「バカタレ」は、京阪神でもよく耳にする言葉だった。「バカ系語」は関西弁ではない、という確立された常識に対して、それはコペルニクス的な発想の転換を強いる、衝撃的な事実であった。 回答が近畿周辺部からにのみ限られたのは、近畿中央部よりももっと使用頻度が高いからか、あるいは回答者の方言に対する意識の鋭さからだろう。 「バカモン」「バカタレ」が関西の言葉であることを意識してから、私は仕事場で、改めてまわりの人たちが使う言葉に注意してみた。すると京都・大阪・神戸、どこの出身者もやはり「バカモン」「バカタレ」を使っているのである。男性ばかりでなく、短大を出てきたばかりの年若い女の子たちも、ときに威勢よく使うことがある。上方漫才のやりとりの中で、これらが使われるのはごく当たり前のことのようでもあった。 ある日、京都の室町で育った友人が訪ねて来た際に、子供のころどんな言葉で叱られてきたかを尋ねてみた。 「うちの家系はずっと京都人ですが、親父から『アホ』と言われたことは、一回もないですね。いつも『バカモン』『バカタレ』で叱られてきました」 納得のできる答えだった。「アホ」や「ドアホ」「アホンダラ」「ボケ」「カス」などでは子供の喧嘩のようであるし、父親の権威で堂々と叱りつける場合は、やはり「バカモン」「バカタレ」でなければならないということだろう。 京都や大阪では普通、「バカ」という言い方はしない。だから東京人が、関西に出向いて「バカ」などと言ったら、非常に当惑され、気分を悪くされる可能性がある。「バカ」は耳慣れない言葉であり、不当に蔑まれたように思えるのである。これは逆に東京人が、関西人から「アホ」と言われて、耐え難い不快感を覚えるのと似ている。 しかしながら関西人は、「バカモン!」「バカタレ!」と言われても、そうした類いの不快感を示すことは絶対にあり得ない。 横浜で育った女性ディレクターに聞くと、関西に来て面白く思った言葉のひとつが「バカタレ」だったという。 「関西の人は『バカ』は絶対言わないのに、なぜ『バカタレ』は使うんだろう?」 関東人から見ても「バカタレ」はやはり関西弁なのだった。ここまで、読んできて大使は「番組プロジューサーといえばルポルタージュはお手の物だから、構成も文章もなかなかのもんだ♪」と思ったのだが・・・・巻末の解説で俵万智さんが、松本さんの文章を絶賛しています。曰く「著者は、映像の人であると同時に、言葉の人でもあるのだ。テレビ界の人にしておくのは、もったいないかも、とさえ思われた」ちなみに、相手をののしる場合の「アホ」「ボケ」「ドアホ」などの使用例を中島らも著「西方冗土」より紹介します。〇:なんやと?おのれ誰に向かって口きいとんじゃ、このドアホ!▲:あははは、いや冗談でんがな。〇:冗談?寝言は寝てからぬかせ、このボケ!▲:えろうすんまへん。〇:“すんまへん”ですんだら警察はいらんのじゃ、このカス!▲:・・・・なんもそこまで言わんかて・・・・〇:やかまっしゃい、ミソ汁で顔あろて出直してこい、このスカタン!(このような関西人には、「アホ」は親愛の言葉で、効き目はない。「ボケ」「カス」ときて、初めてムッとするのである)【全国アホ・バカ分布考】松本修著、新潮社、1996年刊<「BOOK」データベースより>大阪はアホ。東京はバカ。境界線はどこ?人気TV番組に寄せられた小さな疑問が全ての発端だった。調査を経るうち、境界という問題を越え、全国のアホ・バカ表現の分布調査という壮大な試みへと発展。各市町村へのローラー作戦、古辞書類の渉猟、そして思索。ホンズナス、ホウケ、ダラ、ダボ…。それらの分布は一体何を意味するのか。知的興奮に満ちた傑作ノンフィクション。 <大使寸評>番組に依頼した人の着眼がよかったのか、それを採用し追及させた松本修プロデューサーが偉かったのか♪Amazon全国アホ・バカ分布考ノンフィクション100選★全国アホ・バカ分布考|松本修全国アホ・バカ分布図「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#1「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#2「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#3「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#4「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#5
2012.07.29
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<人の失敗や愚かしさは、蜜の味♪>京の都で生み出されたアホ・バカ方言には、辛辣な比喩もあったが、笑い合うことを好んだ都会的なセンスがあったようです。この本の半分くらいまで読み進んだが、歴史的資料に踏み込んだ松本プロデューサーの論調はなかなか快調でおま♪<競われた言葉のセンス>p229~232 以上に見てきた多くのアホ・バカ方言も、どうやら圧倒的多数が中世から近世にかけての上方、なかんずく京の都で生み出された言葉であったと思われる。分布図に載せた二十余語の他に、京の町でまだこんなにも数多くのアホ・バカ表現が生み出されていた。そんなアホ・バカ表現とは、いったい何なんだろう? 「惚れ者」「惚け者」と、人をぼんやり者として評価し、「虚仮」「本地なし」と仏教語を転用し、「田蔵田」「鮟鱇」と間抜けた動物の名で呼ぶ。「唐人」「陪堂」も似たようなたとえである。また「温い」「疎い」「とろい」「半可くさい」と形容詞まで意味を変えて登板させ、「あやかり者」「根性良し」と表向きだけは最高に褒め上げる。「七厘」「八分」と具体的に不足する分量を示し、「ボボラ」と外来の植物まで持ち出す。さらに「安本丹」「運尽く」「表六玉」「すかたん」「嘲斎坊」「頬垂れ温い」と語呂の面白さまで配慮する。 よくもまあ、こんなに色々な工夫が凝らされたものだ。「戯け者」や「足らず」など、格別には芸のないものもあるが、とはいえこれらも比喩の一種であることに違いはない。アホ・バカ表現こそ、まさに言葉遊びのアイデアの玉手箱と言うことができるだろう。 こういう言葉が京の町で次々と開発されるにあたっては、おそらく、庶民の遊びの精神が作用していた。人は人をけなすために最大限の知恵を絞り、あらゆるボキャブラリーを動員して、表現のユニークさ、絶妙さを競ったのである。それは稚気愛すべき、都の庶民の企てだった。こんな時、「痴」や「愚」、あるいは「無知」などをストレートに表すような言葉、あるいは差別的な言葉は、当然のことながら最初から排除された。そんな一片のデリカシーもない、または遊び心もセンスの冴えない発想こそ、まさに恥ずべき「ナンセンス」さだったからである。 日本人はなぜ、人をけなすためにこのように表現のユニークさを競い、またセンスを争ったのだろうか? それは古来、人の失敗や愚かしさを「ぼんやり者」や「間抜け」の意味でけなして笑うことが、とても面白い楽しみだったからだろう。つまりアホ・バカ表現は、喧嘩に便利なように、相手をただ深く傷つけるためだけに用いられてきたのではないということだ。もっと多く、それは日常の楽しみのためにあった。 あるとき私は税金を数万円分還付してもらおうと意気揚々と税務署におもむき、逆にその場で十数万円を追徴されてしまったことがある。あとになってこのことを、税制上有利な扱いを受けている構成作家の仲間たちに話したら、みんな私をバカにして大笑いした。 「まるで田蔵田やおまへんか」 笑われて、かえって私は心和んだ。 中世や近世の人々も、日々の営みの中で、親しい仲間同士お互いをけなし合い、笑い合うことを好んだのだろう。そうした新しいけなし言葉は、それぞれの時代の都の庶民の息づかいを伝えるものでもあるはずだ。(中略) さあ、心静に耳を澄ませてみよう。活気あふれる京の町のさんざめきに混じって、都の陽気な民衆が、中世アホ・バカ表現を勢いよく投げ合っては、さも愉快そうに哄笑し合う声が、五百年、六百年の時を超えて、すぐ耳元にまで響いてくるような気がするではないか。いじめ問題が吹き荒れる殺伐とした世の中であるが・・・・昔の日本人は、まだ楽しく暮らす術が備わっていたようですね♪では、今の世の何が悪いのか?と思うわけです。【全国アホ・バカ分布考】松本修著、新潮社、1996年刊<「BOOK」データベースより>大阪はアホ。東京はバカ。境界線はどこ?人気TV番組に寄せられた小さな疑問が全ての発端だった。調査を経るうち、境界という問題を越え、全国のアホ・バカ表現の分布調査という壮大な試みへと発展。各市町村へのローラー作戦、古辞書類の渉猟、そして思索。ホンズナス、ホウケ、ダラ、ダボ…。それらの分布は一体何を意味するのか。知的興奮に満ちた傑作ノンフィクション。 <大使寸評>番組に依頼した人の着眼がよかったのか、それを採用し追及させた松本修プロデューサーが偉かったのか♪Amazon全国アホ・バカ分布考ノンフィクション100選★全国アホ・バカ分布考|松本修全国アホ・バカ分布図「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#1「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#2「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#3「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#4
2012.07.29
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<「ハンカクサイ」の伝播>北前船による「ハンカクサイ」の伝播が、いかにも人間臭いのである。「港町ブルース」が好きでカラオケの持ち歌としている大使には、日本海の港を巡る「ハンカクサイ」伝播のエピソードにぞっこんである。<北前船の寄港地>p206~215 庄内地方、三川町の須藤輝一氏は「酒田は、関西への航路の拠点でした。江戸時代、北前船が盛んに行き来していたんです。庄内は酒田に近くて、上方の影響を大きく受けています」とふるさとを紹介されたが、これは東北の日本海側に住む人々にとって、今でも生活の中で実感できる歴史的事実なのだろう。 私はいくつかの「日本の歴史」シリーズを開け、さらに牧野隆信『北前船の時代』や、宮本常一『海の道』などに学んで、大坂と北国の交流を見きわめようと試みたのである。 「北前船」とは、江戸時代、「天下の台所」と呼ばれた大坂と、北陸・東北、さらに蝦夷の間を往復した物資輸送の帆船のことである。 一方、東北の日本海側から津軽海峡を経由し、太平洋を南下して江戸にいたる「東回り航路」は、あまりふるわなかった。海が荒れ、難破の危険性が高く、しかも江戸は産業未発達の消費都市で、帰り荷として積み込む物資がなかったからであったという。 もし能登半島と東北の北部の「ハンカクサイ」が、上方から直接もたらされたものだとしたら、それは、元禄時代以降に隆盛をきわめた北前船の、船乗りたちのなせる業に違いなかった。やがて私は、明らかに北前船が残した痕跡と思われるものを、アンケート回答に見いだしたのである。 かって北前船の風待ち港として栄えた能登の福浦港、この港を抱える富来町から、まさしく「ハンカクサイ」が回答されていたのだ。 天然の良港・能登の福浦港は、大坂を船出して、日本海に出た北前船の船乗りたちが、北国に向かう前に例外なく体を休めた港であった。能登からは、他に七塚町からも「ハンカ」が、鳥屋町からは「ハンカクサイ」が回答されたが、いずれも福浦港からは遠くはなく、これを取り囲むかのように分布している。 北前船は毎年春、上方の文化的な製品、工芸品、加工品などを積み込んで大坂・兵庫の港を出帆する。瀬戸内海の港々に寄り道し、塩や砂糖を積み足して、関門海峡を通って日本海に出る。船は東に進路を変え、福浦港を経由して、やがて北を目指す。そして秋、綿花などの肥料となる鰊の〆粕、昆布、鮭や米を満載して上方に帰ってくる。それは1年にわずか1往復だけの大航海であった。今に伝わる京のにしん蕎麦、大坂の塩昆布は、こうした北前船の航海の賜物なのである。 北前船が北国にもたらしたものは、上方の物資ばかりではなく、上方の文化、すなわち元禄文化の華やぎそのものでもあったろう。新しい言葉は、そのまま新しい文化であったはずだ。本来、近畿にしかないはずの「アホ」が、山形県の最上川流域など、東北・北陸の各地から回答されたのは、天領米を送り出した代価のひとつとして、大坂から「アホ」の文化をもらって帰った歴史を物語るものだろう。同じような歴史が、「ハンカクサイ」にもあったのではないか?(中略)・・・大坂の新町の遊女たちによって「ハンカ」という表現が行われた。やがて「ハンカクサイ」が派生し、これらが町人の間にも広がった。「鈍くさい」「水くさい」「阿呆くさい」など「~くさい」は時代のトレンドであった。 北前船の船乗りは、毎春、加賀の海辺の村々から歩いて大坂にやってくる。彼らは船の修理や荷の積み込みのため、出帆までの1ヶ月をこの大都市で過ごす。そしてこの町で「ハンカクサイ」という新しい表現を学んだ。あるいは遊女たちから直接に、 「あのお方は、はんかくそーござんすわいの」 などと教えられたのかもしれない。 大坂を出帆して1ヶ月、やがて補給と風待ちのための港、能登の福浦港に碇をおろす。 『北前船の時代』には、福浦の船宿にあがった船乗りと遊女(ゲンショ)の交流が描かれている。 船宿には連日、船乗り目当ての遊女たちがつめかけた。「ハンカクサイ」は、まずは遊女が覚えたのであろう。大坂で買ってきたかんざしなんぞを遊女にプレゼントした、船乗りたちは得意げに京・大坂のトレンドを教える。 「『ハンカクサイ』って?そんなダラなぁ(変なのっ)!」 「なにを言う。新町では『ハンカクサイ』と言うのが粋なんじゃ」 新町と聞いたとたん、遊女たちの目がキラリと輝く。福浦の遊女たちは、まだ見ぬ大都会の遊女たちに、ほのかな嫉妬の炎を燃やしている。 「『ハンカクサイ』ちゅうて!新町の女郎を、あんさまぁ、好きながかいね?」 すねた横顔に、 「いや、わしにはやっぱり福浦のおなごが日本一じゃ。言葉のちょっと荒っぽいのを除けばな」 「ふんっ。あんさまーぁ、はんかくさい!」 「おお、言えたではないか、はんかくさい。福浦のおなごは、言葉も日本一じゃ」 こうしてまた、宴は陽気に盛り上がるのであった。・・・いかにもさもありなんというエピソードですね。【全国アホ・バカ分布考】松本修著、新潮社、1996年刊<「BOOK」データベースより>大阪はアホ。東京はバカ。境界線はどこ?人気TV番組に寄せられた小さな疑問が全ての発端だった。調査を経るうち、境界という問題を越え、全国のアホ・バカ表現の分布調査という壮大な試みへと発展。各市町村へのローラー作戦、古辞書類の渉猟、そして思索。ホンズナス、ホウケ、ダラ、ダボ…。それらの分布は一体何を意味するのか。知的興奮に満ちた傑作ノンフィクション。 <大使寸評>番組に依頼した人の着眼がよかったのか、それを採用し追及させた松本修プロデューサーが偉かったのか♪Amazon全国アホ・バカ分布考ノンフィクション100選★全国アホ・バカ分布考|松本修全国アホ・バカ分布図「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#1「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#2「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#3
2012.07.28
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オリンピック開会式を観て呟いてみました。5時から開始だったが、いつも起きる時刻だから、とくに苦労したわけではありません。起きりー! 朝やでぇ!(オリンピック開会式が、始まるでぇ♪)posted at 04:57:55産業革命時の自然破壊の情景をあっというまに再現する様が、すご~い♪ 「もののけ姫」の逆回転を見ているようです。posted at 05:15:51工場で製鉄する情景がすご~い♪ 「もののけ姫」にも、こんなシーンがありましたね。規模はこれより小さいが。posted at 05:23:27北京オリンピックの開会式は、国威発揚そのものであったが・・・・・ イギリスはそれ以上のメッセージを見せてくれるか?、期待できそう。posted at 05:25:47エリザベス2世とジェームズ・ボンドが登場しました。イギリスだぜ♪posted at 05:32:03ベッドと医療従事者が出てきた。医療制度を誇るところを・・・・ 小さな政府アメリカに見てもらいたい。 この後、アリスやハリーポッターが登場。posted at 05:41:32現代のイギリスとして、移民の若者の恋なんかが登場しました。 移民によるテロがあったにしろ、移民とともに生きるイギリスなんでしょう。 (少数民族による抗議をテロとする中国がしのばれます)posted at 06:12:21ベッカムと聖火を載せたボートがテームズ川を疾走しています。 聖歌が歌われるが・・・宗教色を出すのは、どうかと思うが、ま いいとしよう。posted at 06:18:55ギリシャから、そしてアルファベット順に選手入場が始まりました。posted at 06:23:49最後に、イギリスからの大選手団556人が登場しました。 花火があがり、宴もたけなわ・・・聖火はまだか?posted at 08:03:44聖火がスタジアムの聖火台に点火されました。 日本の金メダルは7個~16個という予想があるが・・・はたして何個? そんな予想よりは、男女のサッカーやで♪posted at 08:37:10米中嫌いのコメントを挿入するところが、大使らしいがな♪(自画自賛ですね)
2012.07.28
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図書館で「はやぶさ世界初を実現した日本の力」を借りたので、この際「はやぶさ」関連について集めてみます。「はやぶさ」の地球帰還時にインターネット放映画面に見入っていた「はやぶさ」フリークの大使でおま♪・はやぶさ世界初を実現した日本の力(2012年)・はやぶさの軌跡(2011年)・はやぶさ(2006年)・映画「はやぶさ 遥かなる帰還」(2012年)*********************************************************************************【はやぶさ世界初を実現した日本の力】川口淳一郎著、 日本実業出版社、2012年刊<内容紹介>より2010年夏、惑星探査機「はやぶさ」は60億キロの宇宙旅行から帰還し、日本全国に感動を与えました。2012年には「はやぶさ」をテーマにした映画が2本、立て続けに公開されることも話題です。総勢500人もの科学者がかかわったという「はやぶさ」ですが、そのチームを率いた川口淳一郎プロジェクトマネージャー自ら、「プロジェクトを成功に導く秘訣」「チームを率いるうえで心がけていたこと」、そして「今まで語られなかった、はやぶさの真実」などを明らかにします。映画やTV番組など、さまざまな映像作品にとりあげられている「はやぶさ」ですが、そうした作品と併せて本書を読むと、その「真実」がより伝わります。<大使寸評>また「はやぶさ」ですかと言われそうだが、川口さんのお話には、何度聞いても元気が出るわけです。Amazonはやぶさ世界初を実現した日本の力映画でも迷子になっていた「はやぶさ」を見つけるシーンがあったけど、この探索の裏にはぜったい諦めない気持ちとともに、できる限りの手だてが採られていたようです。<宇宙のどこかにいる「はやぶさ」を探す>p185~187 ふいに通信が途絶えてしまった「はやぶさ」は電源を完全にオフにしているため、たとえ太陽電池に光が当たり始めても、再度決められた順番に電源を入れ直さなくてはなりませんでした。スタッフは何とか「はやぶさ」の機器を立ち上げるべく、必死の対策を開始しました。 「はやぶさ」のいる方向はわかっています。ただ、スピンしているかもしれません。地球が太陽電池に近い方向に見えていると、マルチパス(一種の通信障害)が生じて電波を弱め合ってしまうので、我々からの指令は常時受信されるとは限りません。順番に電源を入れる指令も、どんなに速くスピンっをしていても受信できるように、細切れに、繰り返し繰り返し送って、何がなんでも送達できるように工夫するわけです。ともかく探査機の再立ち上げのために全力を挙げました。 ただし、「はやぶさ」の受信機が待っている周波数はわかりません。「はやぶさ」は温度を精密に制御して使う水晶振動子が、受信機・送信機の待ち受け発信周波数を決める設計でした。温度が正確でないと周波数が狂うのです。ですから、全システムが落ちて温度制御もできなくなっている探査機の待ち受け周波数がいくつなのか、私たちにはわからないのです。そのため徐々に周波数を変えながら、先ほどの再立ち上げを指令する電波を何万回も送ることにしました。 電波の発信を確認する作業も同じです。温度制御ができていないので、「はやぶさ」がせっかく指令を受信して実行しても、声を出してくる周波数は不確定なのです。我々はあらゆる周波数で「はやぶさ」の声を確認しようとしました。このあたりの地道な苦労は松竹の映画によく描かれています。 20世紀FOXの映画では、運用メンバーがコマンドを一つひとつ手で入力して送信する場面が出てきますが、実際はほとんどの部分を自動化していました。というのも、送るコマンドは莫大な数ですから、いちいち手で入力して送っていてはとても遅くて追いつかないからです。 ただ、最初からこのようなシステムが組み込まれていたわけではなく、「はやぶさ」との通信が途絶してから、地上で運用するコンソールの中に入っているソフトウェアを書き換えて、少しずつパラメータを変えながら送信していくプログラムを作ってもらいました。いろんな方が考えられないくらい最大限の努力をしてくれました。ありがたいことです。 普通、地上の装置やソフトウェアは、いったん運用が開始されたら基本的にはいじってはいけないものです。しかし、今回は緊急事態です。時間が経てば経つほど、「はやぶさ」は元いた場所から遠ざかってしまって、再び立ち上げるのが困難になります。「はやぶさ」を我々のコントロール下に取り戻すためにメーカーの技術者がそれこそ不眠不休で取り組んでくれ、新しいプログラムにいたるまで書き換えてくれたのです。****************************************************************************【はやぶさの軌跡】NHK監修、宝島社、2011年刊<内容紹介より>2010年6月、7年をかけて60億キロの宇宙航海を終えた小惑星探査機「はやぶさ」。はやぶさが持ち帰った小惑星「イトカワ」の微粒子の分析が進み、「はやぶさ2計画」に注目が集まるなど、日本人に感動を与えてくれたはやぶさのドラマは、まだまだ尽きません。このムックは、NHKが放送したはやぶさ関連の番組(クローズアプ現代、サイエンスZERO、追跡!AtoZ)をビジュアル・ムックとして再現するもの。JAXAの協力を得て、別冊宝島編集部が独自に編集・構成。豊富な写真・CG、貴重な資料・図解、プロジェクトメンバーへのインタビュー……感動の逸話をふんだんに盛り込んだ「全記録の決定版」です。<大使寸評>多数発刊されたムック本のひとつで、アマゾンには「はやぶさの軌跡Amazon公式サイト」まで設けて盛況です。Amazonはやぶさの軌跡*********************************************************************************【はやぶさ】吉田武著、幻冬舎、2006年刊<「BOOK」データベースより>世界88万人の夢を乗せて、我らが探査機「はやぶさ」は太陽系誕生の鍵を握る、小惑星イトカワへと旅立った。果たして表面の物質は採取できたのか。本当に地球に帰還できるのか。3億キロの彼方で繰り広げられた人類史上初の大冒険を伝える感動と興奮のサイエンス・ノンフィクション。独自のロケット、独自の探査計画で世界中の研究者を驚かせ続けている異能集団「宇宙研」の歴史を辿り、その独創性の秘密に迫る。 <大使寸評>左開き横書きの新書であるが、いかにも科学の本の体裁だなあ♪内容のほうは理系にお奨めです。Amazonはやぶさ********************************************************************************* <映画「はやぶさ 遥かなる帰還」> もっぱらDVDや半年遅れの旧作を観ることが多い大使としては、久々に映画館で新作映画を観たのです。【はやぶさ 遥かなる帰還】瀧本智行監督、2012年制作<大使寸評>漆黒の宇宙空間を、ただ無制御で回りながら慣性飛行を続ける「はやぶさ」・・・信号のやり取りに片道約16分もかかる距離を隔てて、数bit単位でとつとつと修復信号を送り・・・・それに応えた「はやぶさ」が機械であってもいじらしいわけです。goo映画はやぶさ 遥かなる帰還はやぶさ公式サイト一時は迷子になり、予定よりも遅れて7年もかけて満身創痍でヨレヨレになってもミッションを完遂するところに、心をもたない機械であってもけなげだな~♪と賞賛するわけです。「はやぶさ」の成功は、貧弱な予算でもNASAも驚くサンプルリターンをもたらしたことにあったが・・・・半世紀前の日本人なら当たり前だったかも知れないコストを度外視した職人技がもたらしたとも言えるのでしょうね。団塊世代ならいざしらず、今ではすんなり通用しないはずのプロゼクトX風の映画が、「はやぶさ」では例外的に通用するんだろう。推進系機器「イオンエンジン」でメーカーの情報が見られます。なお、この種のキラーテクニックが民生品技術であることに、同盟国アメリカの軍関係者は苦々しく思っているそうです(未確認情報ですが)
2012.07.27
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著者(松本プロジューサー)が示す先達への敬意と、報告書完成にかける決意が語られています。<瀬戸内海航路の役割>p196~198 徳川先生への取材は、阪大で行われた。立原探偵によるインタビューが秀逸だった。もし柳田國男先生がこの全国アホ・バカ分布図をご覧になったら、きっとお喜びになったに違いない。そうだとしたら、 「柳田先生も諸手を挙げてお喜びになったでしょうか?」 と、立原探偵が両手を挙げたところへ、徳川先生はインタビュアーのアホらしさ加減にプッと吹きだしながら、 「あの先生は、そういう軽々しいことは、なさらなかったかもしれませんけどね」 徳川先生のユーモアは、どこまでもさりげなく上品なのである。 取材スタッフが帰ったあと、私はなおしばらく留まって、分布図というものの読み方について原則的な質問をさせてもらった。伝播順位の推定そのものは、人に頼らず、なんとしても番組の責任においてやり遂げたかったからである。そんなところへ、私と同年輩の人物が、書類に徳川先生のサインをいただきたいと入ってこられた。その著書をすでに何冊か読んで知っていた真田真治助教授だった。徳川先生がゆっくりと書類に目を通しておられる間に、私は続きの質問を真田助教授にぶつけた。 「『アヤカリ』が福井県と紀伊半島ばかりでなく、長崎県の壱岐・対馬などにもあります。どうしてこんな遠くに離れてあるんでしょう。」 真田助教授はさっと分布図に目を走らせて、ただちにこう断定された。 「こういうのは1ヵ所でも、ある、ということが重要なんです。壱岐へは、瀬戸内海航路で運ばれたものでしょう」 海路で言葉が運ばれた。それは今まで考えても見なかった伝播のあり方だった。たしかに瀬戸内海航路は、古来、上方と九州を結ぶバイパスであったはずだ。「アヤカリ」は、きっと屈強な船乗りたちによって運ばれたのだろう。 「では最後にひとつ、クイズを出しましょう」 一冊の分厚い方言辞典を本棚から引っぱり出して、徳川先生が私に問われた。 「瀬戸内海の伊予三島では、『バカ』のことをなんと言うか?」 そのあたりなら「アホウ」も「バカ」もありそうだが、それではつまらない。 「『アンゴウ』があるのではないでしょうか」 と、当てずっぽうを答えた。ページが繰られ、「アンゴウ」がたしかに見つかった。 「ほう」 と、徳川先生がにこやかに辞書から顔を上げられた。 「こういう言葉について、あなたほど詳しい人は日本に誰もいないでしょう」 私はひどく嬉しかった。本番まで、そして次には全国市町村への報告書完成に向けて、徹底的に勉強してみよう、と私は改めて決意した。 「どうか引き続き、お教えいただければありがたく存じます」 私は小雨の降りしきる中、広いキャンパスの坂を下った。このあたりまで読み進めると・・・・「おや?お笑い番組の制作ウラ話とはちょっと雰囲気が違うで♪」きちんとした学問的創造にかける意気込みがほの見えますね(次回、請うご期待)【全国アホ・バカ分布考】松本修著、新潮社、1996年刊<「BOOK」データベースより>大阪はアホ。東京はバカ。境界線はどこ?人気TV番組に寄せられた小さな疑問が全ての発端だった。調査を経るうち、境界という問題を越え、全国のアホ・バカ表現の分布調査という壮大な試みへと発展。各市町村へのローラー作戦、古辞書類の渉猟、そして思索。ホンズナス、ホウケ、ダラ、ダボ…。それらの分布は一体何を意味するのか。知的興奮に満ちた傑作ノンフィクション。 <大使寸評>番組に依頼した人の着眼がよかったのか、それを採用し追及させた松本修プロデューサーが偉かったのか♪Amazon全国アホ・バカ分布考ノンフィクション100選★全国アホ・バカ分布考|松本修全国アホ・バカ分布図「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#1「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#2
2012.07.26
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今夜のなでしこ×カナダ戦からオリンピックが始まるが、大使もオリンピックモードに切り替わりました。ツイッターでも以下のとおり呟いているが・・・頼むぜ 川澄!●なでしこのパスサッカーを世界が究明しようとしているので、その差が埋まらないように努めるのが、なでしこの生き残り策だと参謀は言っています。そう言えば回転レシーブの日本バレーが世界のなかで埋没した歴史がありますね。posted at 23:09:07●スプリントを繰りかえす持続力が大事だと自覚している川澄がたのもしいぜ♪ゼロ戦のような川澄がなでしこ最強のフォワードでしょう。posted at 22:49:53●忍者フォーメーション:両サイドはライン側に寄せてゴールより遠く、後ろからセンターフォワードが配給し、全員ゴールに迫る。posted at 22:39:55●忍者フォーメーション(ゴール前から一度消える)がキモのようだ。 バルセロナのフォーメーションを模索するナデシコの作戦参謀。posted at 22:30:33もちろん、澤さん、宮間、大儀見、海堀、近賀・・・・にも期待してるで♪(神戸市民なので、つい神戸レオネッサ主体になるのです)フランス戦の反省点:縦への放り込みには、必ず寄せること。大儀見、川澄の2トップがフランス戦で不調だったので、佐々木監督は大儀見、大野の2トップに戻すようだが・・・・神戸レオネッサの層の厚さを物語っています。大野のサブとして、いつでも川澄がスタンバイやで♪海堀と近賀***********************************************************************【カナダ戦:2-1】勝ちに拘る初戦を勝ちきり、無難な時間消化も披露してくれました。それにしても、川澄がやってくれましたね♪ 大野のパスで川澄がゴール、神戸レオネッサの練習で見られるような得意な角度です。なでしこジャパン
2012.07.25
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(改1)として、最新情報を追加しました。ハーベル米退役空軍准将が告発しても・・・海兵隊が前のめりでオスプレイ配備を進める背景に何があるのか?海兵隊隊員や基地周辺住民の生命を軽視する産軍複合体というメカニズムがあるのでは?と、容易に疑えるわけですね。ということで、オスプレイの安全性情報をフォローしています。「ヘリパッド建設阻止!危険なオスプレイNO!」真喜志好一森本大臣は構造的問題は無いというが、大きな二つのプロペラを持つ機体の外形そのものがバランス的に不安全なんだろう。それに、オスプレイは操縦が難しいそうだが、それも欠陥といえるのではないか?8/04森本防衛相がオスプレイ試乗 「想像以上に安定」より 【ワシントン共同】森本防衛相は日本時間4日早朝、沖縄配備計画に反対論が強まる米軍の新型輸送機オスプレイにワシントン郊外で試乗した。記者団に「想像以上に飛行が安定していた」と感想を述べた。垂直に離着陸できるオスプレイの特長から、低空飛行が短い距離で済むとして「全体として市街地に大きな影響を与えないだろう」との認識も示した。 国防総省から約50キロ南にあるクワンティコ海兵隊基地まで往復飛行し、ヘリコプターのような垂直飛行と固定翼モードの両方を体験した。 防衛相は今回の試乗を、オスプレイの陸揚げや配備に反発している山口、沖縄両県などへの説明に役立てたい考えだ。8/01オスプレイ配備「理解できぬ」 元米高官、危険残るより【ワシントン共同】1980年代、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの開発計画に国防次官補として関わったローレンス・コーブ氏が1日までに共同通信の取材に応じ、オスプレイの安全性は以前より向上したが、危険であることに変わりはなく、人口密集地に隣接する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)配備は「危険を伴い、理解できない」と強い懸念を示した。 米国防総省はオスプレイの安全性を強調しているが、専門家や元米軍幹部らから多くの疑念が指摘されている。開発計画に関わった当時の国防総省高官も不安視していることが裏付けられた形だ。7/27オスプレイ「山間部の低空飛行 危険」 米国防総省系機関元分析官より【ワシントン=共同】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、米国防総省系の研究機関で性能分析を担当していたレックス・リボロ元主任分析官は二十六日までに、海兵隊が日本国内の複数のルートで計画している低空飛行訓練で、山間地域を飛ぶ場合は風の影響などで操縦ミスを起こしやすいと警告した。 ただ普天間周辺で通常の飛行を続けている限りは、現在配備されている旧式のCH46中型輸送ヘリコプターより「安全」とも指摘。山間部での訓練は、普天間周辺よりはるかに危険としている。 共同通信の取材に答えた。オスプレイはヘリと固定翼の二つのモードで飛行が可能。リボロ氏は、オスプレイはヘリモードの場合「風の影響を受けやすく、機動的な動きが苦手。小さな操縦ミスが事故を招く」と指摘。山間部での低空飛行訓練は「(天候の変化など)操縦ミスにつながる要因が多くある」と強調した。 リボロ氏は現在、米南部バージニア州にある軍用機関連会社で技術責任者を務めている。 危険が想定されるケースとして、複数機による編隊飛行を例に挙げ「ヘリモードで低速飛行する際、他機から生じた気流により影響を受ける可能性がある」と指摘した。「海兵隊も(その危険性を)把握しており、他機との距離に制限を設けているが、それでは不十分だ」と述べた。 一方、搭載された二つのエンジンが停止するなどした場合、機体の落下による空気の流れで回転翼を回し緊急着陸する「オートローテーション」機能について「オスプレイは持っていない」と明言した。7/23「敵地侵攻想定」低空飛行=沖縄から東北まで-訓練3割は夜間、未明・オスプレイより 米海兵隊は、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備後、北朝鮮有事などを念頭に、敵地侵攻を想定した「低空飛行訓練」を日本本土で実施する。海兵隊は公表した沖縄県と本州、四国、九州での6ルートに加え、広島県など中国地方でも低空の戦術飛行訓練をする方針。全体の3割は夜間から未明に行われる。 海兵隊は月2、3回、オスプレイ2~6機を沖縄県から、岩国基地(山口県岩国市)とキャンプ富士(静岡県御殿場市)に展開させ、その際に飛行訓練を実施する。飛行高度は約150メートル以上で、速度は時速約220~460キロ。 米軍の環境審査報告書などによると、飛行ルートは色の呼称を使って区別し、(1)沖縄本島北部と奄美諸島(パープル)(2)福岡、熊本、大分、宮崎県付近(イエロー)(3)四国と紀伊半島付近(オレンジ)(4)群馬、長野、新潟県付近(ブルー)(5)山形、秋田、青森県付近(ピンク)(6)福島、宮城、岩手、青森県付近(グリーン)-のルートが公表されている。 これらのルートは、岩国基地に配備されている戦闘攻撃機のFA18ホーネットやAV8Bハリアーが既に飛行している。オスプレイ配備で、運用回数は平均21%増える。 このほか、本土飛来の際に給油拠点となる岩国基地から広島や岡山県の中国山地上空を飛ぶ「ブラウン」と呼ばれるルートでも、飛行訓練をする見通しだ。米海兵隊は、ブラウンルートでの飛行を否定していない。 海兵隊によると、1ルートの年間訓練飛行回数は55回程度で、6ルートで計330回。全体の28%は午後7~10時、4%は午後10時~翌午前7時に実施するとみられる。 在沖縄海兵隊は取材に対し「日本でのオスプレイの低空飛行訓練は地域社会への影響を最小限にするよう継続的に検証し、最高の安全手順を順守して実施する」としている。(<22~24日ツイッターより>RT:オスプレイ来るな! http://r10.to/hAwT3A #r_blog 帰りのバスで参加者の声。「沖縄の発言、かんどうした」「初めてデモに参加した。大変だったけどよかった」「集会は30数年振り。アメリカは日本を守らない。低空飛行にしても日本の法律を無視している」22日岩国集会 @prspctv: ローレンス・コーブ元国防次官補「(オスプレイはアメリカが保有する航空機の中で)一番安全性が低い」「開発段階だったオスプレイを本格的な生産に進めるために、海兵隊は問題を隠そうとした」|7/23テレ東:「最も安全性が低い」 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_24223/ @prspctv: 「現行のCH46中型輸送ヘリコプターの後継機種として10月初旬に普天間飛行場に配備する方針。その後、キャンプ富士と岩国基地に毎月数機を派遣、各地での低空飛行訓練などを計画」|7/23中国新聞:オスプレイ岩国到着 政府「安全確保し運用」 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207230066.html @yujinfuse: 報道を見ていると「オスプレイの配備は安保条約上、事前協議の対象にならないから、日本側は拒否できない」みたいに聞こえるが、安保条約にはそんなこと一言も書いてない。安保改定の時に、装備の変更に関する事前協議は核兵器と中長距離ミサイルに限る、と外相と駐日大使が確認したに過ぎない。布施 祐仁 ?@yujinfuse イタリアでは、低空飛行訓練をする場合、米軍はフライトプランをイタリア軍司令官に提出し、イタリアの安全基準などを満たしているか承認を受けなければならない。イタリア軍司令官が危険と判断した場合、訓練を許可しないという選択肢も。米軍の運用に口出しできないし、しない日本とは大違い。 7/22オスプレイ計画変更せず 防衛相より森本敏防衛相は22日、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを米軍普天間飛行場で10月から本格運用する米政府の計画に関し「日米間で擦り合わせており、変更する考えはない」との考えを重ねて強調した。都内で記者団の質問に答えた。 民間船による23日の米軍岩国基地(山口県岩国市)搬入については「整斉と運ばれるのが望ましい」と述べた。 これに先立ちテレビ朝日番組で、普天間飛行場に配備中のCH46中型輸送ヘリコプターの継続使用に否定的な考えを示した。米海兵隊が老朽化を理由にオスプレイに代替させる方針であることを念頭に「その方が危ない」と述べた。7/20オスプレイ事故、5年で58件 米軍資料で判明より 沖縄への配備が予定される米軍の新型輸送機オスプレイに関連する事故が、量産決定後の2006~11年の5年間に58件起きていたことが米軍の資料で分かった。防衛省は地元自治体に過去の重大事故については説明していたが、全体の件数は明らかにしていなかった。オスプレイは23日にも岩国基地(山口県岩国市)に陸揚げされる予定で、沖縄県は政府に詳細な説明を求める方針だ。 事故件数は海兵隊安全部と空軍安全センターがそれぞれ公開した文書やデータベースで明らかになった。 それによると、米軍は航空機事故を三つに区分。死者や全身障害者が出たり、200万ドル以上の損害が出たりした事故を「クラスA」、重い後遺症が残るか50万ドル以上の損害が出た事故を「クラスB」、軽傷者か5万~50万ドルの損害が出た事故を「クラスC」としている。 オスプレイには海兵隊型のMV22と空軍型のCV22があり、沖縄の普天間飛行場にはMV22が配備される。海兵隊の資料によるとMV22では06年10月~11年9月に計30件の事故が起きた。Aは飛行中の機体からの出火と乗員の転落事故の2件、Bはエンジンの出火や前脚が折れる事故など6件、Cはエンジン故障や火災、着陸時の衝撃による乗員の負傷など22件だった。 MV22の事故の中ではエンジンの火災・故障が最も多く7件。次いで前脚の破損が4件を占めた。 岩国から、全国へ拡散するオスプレイの配備を絶対に阻止するMV-22の低空飛行、本当の飛行高度は?【特集】垂直離着陸機オスプレイ
2012.07.24
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クマさんからリクエストのあった方言周圏論についてもこの本は言及していました。と言うかメインテーマに近い扱いとなっていて・・・本格的な民俗学論文とさえ言える労作になっています。(論文にしてはおもしろすぎるけど)<方言周圏論の地位>p81~84方言周圏論の模式図 柳田國男は、方言周圏論のきっかけとなった「カタツムリ」の呼び名の基礎資料を、驚くべきことに私たちとまったく同じ、郵送によるアンケート調査によって収集していた。すでにその資料は失われ、詳細は今となっては明らかでない。わかっているのは、昭和2年6月、朝日新聞に招聘された論説委員を務めていた時代、「東京朝日新聞 柳田國男」という訳のわからない肩書きで、全国に方言調査を呼びかけたことだ。質問事項は合わせて32項目からなるが、おそらくその中のたったひとつ、わずかに「カタツムリ」の呼び名の方言だけが周圏分布を示していたものと推察されている。他の項目については柳田國男自身、生涯ほとんど言及することがあなかったからだ。 自らの直感を信ずるあまり、論を立てるに性急で、方言周圏論は、最初からまことにきわどいスタートであったと言う他はない。 しかし「蝸牛考」は発表されるや熱狂的に崇拝され、一部の研究者の間で、方言はなにもかも周圏論で説明されるという風潮を生んでしまったらしい。戦後、周圏論至上主義を警告するかのように、それだけでは説明できない事象の存在を主張し、地方でも方言が発生するメカニズムを説いた研究などが立て続けに発表された。それは周圏論を根底から否定するものではなく、その限界に目を向けたものだったが、これによって方言周圏論の占めていた特別の権威は失われ、読む者に与える印象としては、ずいぶんとおとしめられた結果となったのである。 一方、民俗学でも周圏論が有効なのではないかと期待され、熱心に調査されたが、この分野ではほぼ完全に否定されてしまった。方言周圏論は、追いつめられていた。 「あれはどうも成り立つかどうかわかりません」 とは、無念の表白だたのだろう。私はこの天才的な学者の、かなしみの声を聞くような気がしたのである。 それから間もなく柳田國男はこの世を去り、6年たって国立国語研究所から「日本言語地図」が刊行されはじめた。これは全国を2400ポイントに分け、面接による厳密な聞き取り調査によって募集された285語の方言分布図である。この中で周圏分布を見せていたのは76語、全体のおよそ27%にのぼった。少数派にとどまったものの、方言周圏論はやはり有効な理論であったことが改めて確認されたのである。 ただしこの調査でも、「カタツムリ」の五重の同心円に対抗できるほどの方言はひとつも見いだされなかった。多くが二重、三重の円にとどまり、四重の同心円が最高で、それは「牝馬」と「もみがら」のふたつの方言分布だった。「カタツムリ」の五重の同心円の数のみがとりわけ傑出したものであったことも、この調査で明らかになったのである。 「あれはどうも成り立つかどうかわかりません」 こんな弱気な柳田発言は撤回されるべきだという考えが、私の胸に湧き上がった。「全国アホ・バカ分布図」こそ、方言周圏論の厳然たる有効性を、改めて世に示すものではないか。このあと番組スタッフは、全国の市町村の教育委員会宛てに3245通の絨毯爆撃のようなアンケートを実施するわけです。そして、民俗学のシロウト集団でも、根性と手間をかければ・・・・方言周圏論の有効性を完璧に証明することになるのです♪そのエピソードは長くなるので次回に報告します。【全国アホ・バカ分布考】松本修著、新潮社、1996年刊<「BOOK」データベースより>大阪はアホ。東京はバカ。境界線はどこ?人気TV番組に寄せられた小さな疑問が全ての発端だった。調査を経るうち、境界という問題を越え、全国のアホ・バカ表現の分布調査という壮大な試みへと発展。各市町村へのローラー作戦、古辞書類の渉猟、そして思索。ホンズナス、ホウケ、ダラ、ダボ…。それらの分布は一体何を意味するのか。知的興奮に満ちた傑作ノンフィクション。 <大使寸評>番組に依頼した人の着眼がよかったのか、それを採用し追及させた松本修プロデューサーが偉かったのか♪Amazon全国アホ・バカ分布考ノンフィクション100選★全国アホ・バカ分布考|松本修「全国アホ・バカ分布考」読書レポート#1
2012.07.23
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政府は往々にして安全に関する市民の権利より、企業利益を優先するが・・・遺伝子組み換え作物容認はオスプレイ配備や原発と同じでは?「遺伝子組み換え企業の脅威」を読んで、そう思った次第です。【遺伝子組み換え企業の脅威】『エコロジスト』誌編集部編、緑風出版; 初版、2011年刊<「BOOK」データベース>よりバイオテクノロジーの分野で世界最大の有力企業であるモンサント。同社はラウンドアップ・レディ大豆に象徴される遺伝子組み換え除草剤耐性作物など遺伝子組み換え技術をてこに世界の農業・食糧を支配しようとしている。しかし、遺伝子組み換え食品の危険性が明らかになるとともに、遺伝子組み換え企業の戦略が、人類の健康と農業の未来、自然と環境にとって大きな脅威となってきている。本書は、モンサントの妨害にあいながらも出版された『モンサント・ファイル』の全訳である。増補版では、遺伝子組み換え作物問題の最新の動向を加えた。 <大使寸評>米国の強欲なアグリビジネスが産み、産官人事交流システムと、金で動く弁護士が育てたのがバイオテクノロジーなんでしょう。とにかく、官業癒着は日本の比ではないようです。Amazon遺伝子組み換え企業の脅威この本のエッセンスを紹介します。<ターミネーター技術:世界の食糧安保への脅局>p65~66 モンサントの最新にして最大の技術は、世界の飢餓を救うという彼らの主張をナンセンスなものにしている。むしろ反対に、伝統的農業のまさにその基盤―毎年、種子をとっておくということ―を破壊してしまうおそれがある。そのうえ、この「遺伝子カクテル」は、新たな毒素やアレルゲンが食物連鎖の中に入り込むリスクを高めてしまうだろう。 1860年、グレゴール・メンデル神父がエンドウマメの遺伝学に関する地味な書物を発表するちょうど5年前、いわゆる「近代的」食物交配による新種開発が始まった。そのとき、英国ブライトン市にあるリンネ協会の評議員であったメジャー・ハレットという人は、農民や仲間の種苗業者に対して、彼が所有する「系統の」穀類の商標を侵害すれば「厳しい処罰」を受けるだろうと警告していた。しかしハレットの種子は特許権を得られず、農民が彼の麦を買って、それらをまき、来シーズンのために最良の種子を選び、その土地の土壌や地形、気候にぴったりと適応した品種と交配させることを防止させることを防止するために彼ができたことは、ほとんど何もなかった。 1980年になってやっと、メジャー・ハレットが心から望んだものを、ジョージ・シャルがつくり上げた。つまり、農民が種子をとっておき、発展させることを防止するための生物兵器である「交雑育種」という言葉に惑わされて、農民たちは、品種が離れた二種類の植物をかけ合わせることにより「雑種強勢」をつくり出すことができるだろうと考えるようになった。交雑育種によってつくり出された雑種強勢は、収穫量が非常に高く、その結果できた種子は不稔性、つまりそれを植えても栽培できないので、経済的な価値が高かった。今日、カルフォルニアからカザフスタンまであらゆるところで育っているトウモロコシの雑穂のほとんどは、ほんの少数の巨大な種子企業のどれかに管理されている交雑種である。 シャルの発明からちょうど90年後、それらのなかでも最も巨大で、最も強い力を持つ企業の一つであるモンサント社は、交雑種以来の最も重要な種子独占技術の支配のために尽力している。しかし、1860年と違って、生命支配のためのこの道具は、特許権を得ることができる。3月3日(1998年)、アメリカ農務省とデルタ&パイン・ランド社というあまり知られていない綿花の種子企業は、米国特許5723765号、つまり技術保護システム(TPS)を取得した。それから数日のうちに、世界はTPSをターミネーター技術として知ることになった。ターミネーター技術が掲げた目的は、子孫を自ら抹殺してしまう食物―つまり自殺種子―を広めることである。<回転ドア:モンサントと規制当局>p75~82 伝統的に食品医薬品局(FDA)の幹部は、モンサントの幹部社員の出身であるか、あるいは退職後に同社に天下りしてきた。モンサントがしばしば安全性に疑いのある製品の認可を受けてきたことも不思議ではない。 実験室科学から商品生産の方法への遺伝子工学の変化は、10年以内という短期間で起こった。米国政府はバイオテクノロジー商業化の時代が到来しつつあるとみなし、規制撤廃への道を選んだ。遺伝子工学は生殖の自然障壁を破り、植物と動物の育種を加速するものであるが、アグリビジネス企業は、めんどうな規制が新しい発見とひいては技術の商業利用を妨げるのではないかと警戒してきた。連邦政府は産業界の主張を取り上げた。公衆衛生と環境保全を優先させる厳しい予防的な規制を確立する代わりに、政府は、リスクアセスメント、産業界の科学、企業の自発性に依存する不十分な規制システムをつなぎ合わせた。 米国は日本との厳しいハイテク経済競争のさなかにあり、農業に関する限りは、議員たちは遺伝子工学が世界農業における米国の優位の維持を可能にする新しい技術であるとみなした。連邦政府は遺伝子工学製品の将来の世界市場におけるアメリカの競争力を損なうような立法を望まなかった。 バイオテクノロジー研究のガイドラインが政府機関によって初めて設定されたのは1976年のことで、国立衛生研究所(NIH)によるものであった。NIHは助言機関であって規制機関ではないのだから、ガイドラインを作ることはできるが、それを施行する権限は持っていない。最初から、NIHのガイドラインは科学者共同体と産業界の自主規制に依存していた。その傾向は現在も続いている。企業がますます遺伝子工学に取り組むようになるにつれて、NIHガイドラインは野外試験や遺伝子操作生物の大量生産に便宜を提供するようになった。1977年と1978年に遺伝子研究を規制するための16の法案が連邦議会に提出された。どれも通らず、NIHガイドラインがバイオテクノロジー研究の唯一の規制メカニズムであり続けた。 1980年代初頭にアグリビジネス企業は遺伝子操作による植物、動物用医薬品、家畜を開発しつつあったが、これらの製品の開発、販売あるいは利用を規制するシステムはなかった。当時は、食品を含む遺伝子工学製品を「規制」する枠組みを作ったレーガンとブッシュ政権下の規制緩和の時代であった。現在もそれがそのまま適用されている。市民の安全ではなく産業界の利益が政府の最優先事項となった。行政管理予算局(OBM)、国務省、商務省、ホワイトハウス科学技術政策局の役人たちはは、バイオテクノロジーの開発を「妨げ」たり、ウォール街に「間違った」メッセージを送るようなことは何もしなかった。ブッシュ時代の大統領競争力評議会は、バイオテクノロジー業界を結束させて連邦政府による強い規制と綿密な監視に反対させた。(中略) モンサントのようなアグリビジネス企業が現行の限られた安全規制を操作するのは珍しいことではない。新しい製品の長期的健康影響を判断するための研究は必ずしも要求されない。長年の間、多くの企業が製品を安全であると見せかけるように改竄した試験結果っを提出するか、危険性を示唆する情報や研究を隠匿してきた。このように企業を保護することによって、政府は健康と安全な環境に対する市民の権利よりも企業利益の追求を優先させるのである。<規制の皮肉>p82~84 バイオテクノロジー業界の頂点にあるモンサントその他の企業はいくつかの一見すると厳しい規制を好むようになったが、それは規制が企業の販売活動に役立つ場合だけであることがわかった。たとえば、企業がコストのかかる大量の科学データを規制当局に提出しなければならないという規制は、小規模なバイオテクノロジー企業や種苗会社が競争に参加するのを思いとどまらせるとともに、市民に新しいバイオテクノロジー製品が厳格な安全性評価を通貨しているがゆえに安全だという幻想を与える。 たとえば1995年にモンサントは、毒素を産生するBT菌の遺伝子を含む遺伝子操作作物に対するEPAの規制を取り除こうとするEPA所管法案に反対するロビー活動を行った。当時は、遺伝子操作食品の市販が始まったばかりであり、モンサントはBT菌遺伝子導入作物に対するいかなるEPAの規制も遺伝子操作製品を公的に認知させ、環境団体の抵抗を弱めることに十分気づいていたからである。しかも、企業は規制のハードルを乗り越えるために大量の資金と資源を投入することによってのみ、ようやく自社のBT製品の販売にこぎつけることができるのである。大企業だけが当局のデータ提出要求に答えることができ、いったんデータを提出したらEPAの安全性評価プロセスをうまく排除することによって、市場は彼らの思うがままになる。<進む多国籍企業による食料支配>p175~176 遺伝子組み換え(GM)作物の作付けや流通を推進している国際組織が、国際アグリバイオ事業団(ISAAA)である。このISAAAが発表した、2011年におけるGM作物の実績によると、栽培面積は1億4800万haになり、世界の農地の約10%に達した。その大半がモンサント社であり、種子の独占化がすすみ、多国籍企業の食料支配が強まっている状況が示されたといえる。 現在、世界で販売されている種子の67%が10の多国籍企業が提供するという、寡占化が起きている(2007年)。しかも、トップ企業の米国モンサント社が23%を占め、米国デュポン社(15%)、スイスのシンジェンタ社(9%)というGM種子開発企業がトップ3を占めている。種子を支配し、食料を支配するためのGM作物開発であることが、いっそう明瞭になってきた。それを後押ししているのが、米国の食料戦略であり、その有力な武器が貿易自由化圧力である。 (中略) ニュージーランド紙は、米国政府の2011年度年次報告の中で、米国がTPPに参加し、食料輸出を押し進める際の最大の障壁が、他国の食品表示制度にある、と指摘していることを伝えた。またGM食品表示制度の撤廃圧力が強まっていることを伝えている。このことは、もし日本がTPPに加盟すれば、GM食品表示の撤廃など、消費者の知る権利を奪う圧力が加わることを意味する。 米国は力に任せて高圧的な販売戦略を露骨に示してきた。日本は、その中で米国とともに生きる道を歩み続け、TPP交渉参加を表明するなど、次々と米国政府の高圧的な姿勢に屈している。政権党は一枚岩でないにしろ、政府はTPP参加、オスプレイ配備を表明しましたね。政府、官僚は国民よりもアメリカに奉じているとしか言い様がないんだけど。オスプレイの場合、海兵隊隊員や基地周辺住民の生命を軽視する産軍複合体というメカニズムがあり、この官業癒着ぶりが遺伝子組み換え作物容認のメカニズムと同じではないかと思ったわけだが・・・・オスプレイの犠牲者は今のところ米軍の軍人だけだから、モンサントの枯葉剤、耐ラウンドアップ植物よりは罪が軽いかもしれないですね。 オスプレイの安全性情報
2012.07.23
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米ブルッキングズ研究所中国センターのケネス・リバソール所長がインタビューで「日米中対話は好機」と説いているので、紹介します。ケネス・リバソール氏へのインタビュー <米中不信の時代が来るのか>尖閣で日中紛争がいつ勃発してもおかしくない状況が生まれているが、米国は領土問題には踏み込むことはないようです。同盟国アメリカに全幅の信頼を置けない中で、日本は拡大する中国リスクにどう対応すべきか、リバソール氏の意見を拝聴してみましょう。(デジタル朝日ではこの記事が見えないので、7/21朝日から転記しました・・・そのうち朝日からお咎めがあるかも)Q:米中が信頼し合うことは難しいのでしょうか。A:日々の政策課題をめぐる意見の相違が、米中関係全体を揺るがすことはありません。しかし、10年、15年後にそれぞれが何を達成しようとしているかという「長期的な意図」となると、お互いを信用できないのです。軍事面を例にとれば、米国は基本的に中国との紛争は起きないという前提で全体的な政策を組み立てていますが「ヘッジ(最悪の事態への備え)」も怠っていません。Q:なぜでしょう。A:米側の不信の背景にあるのは、政治体制の根本的な違いから来る相互理解の難しさです。米国人には、独裁、しかも共産党が主導する政治体制は信用しないという傾向があります。米国の歴史に根ざしたアイデンティティーの問題でもあります。Q:対中政策の基本ですか。A:いや、問題があっても米国は双方にとって有益な関係を持つことは可能だし、望ましいことと考え、信頼と協力関係の構築に努めてきました。強く安定した中国が世界で建設的な役割を果たすことを歓迎する―それが米国の基本線です。でも、中国はそれを信用しないのです。Q:中国側に問題があると。A:大きな問題は、中国側の主な政策決定者たちが、米国との関係を長期的には、片方の利益が片方の損失になるという、いわゆる「ゼロサム」で見ていることです。当面は対米協調を追及しても、長期的には米国は中国の台頭を邪魔すると見る。だから中国が豊で強い大国になるためには、米国を弱体化させなければならないと考えるのです。そうなると米側も中国の思い通りにさせるわけにはいかないとなって緊張が生まれる。これが根本的な問題です。Q:しかし、中国側からは、対米関係を「ゼロサム」では見ていないとよく聞かされます。A:それは表向きの決まり文句であって、私的な会話ではそんなことは言いません。その理由はいくつもあります。 まず、近代史を通じて中国は、世界とは情け容赦のない所であって他国の善意を信じてはいけないという教訓を得ました。米国のような「覇権国」はその地位を自ら進んで明け渡すことはないとも考えています。米国が民主主義を広めようとしていることも理由です。中国は自分たちを狙ったもので、国の統治システムに対する脅威だと考えています。Q:中国は当面、民主化しないとみているのですか。A:歴史に「絶対」はありません。しかし、少なくとも私が生きている間に、中国が開かれた民主主義国家になることはないと言えます。民主化への道のりは長く険しいでしょう。中国には民主的プロセスを支持する市民社会が育っていません。しかも中国は大陸です。小国と違って簡単には変われません。Q:一方で、米中関係の現状は良好だと論文で評価していますね。A:ええ。(1979年の国交樹立以降)30年以上の関係構築の蓄積がありますし、現在、米政府の各機関は少なくとも週1回は中国側と接触しています。政府間の公式な対話のチャンネルは60以上にのぼります。それは国務省や国防総省にとどまらず、エネルギー省、住宅都市開発省といった役所にも及んでいます。その結果、両国は、個々の意見の相違を経済関係全般やより広い外交関係に広げてはいけないという共通認識を持つに至りました。Q:それなのに、長期的にはなぜ相互不信となるのでしょう。A:08年のリーマン・ショック以来、中国の相対的存在は劇的に拡大しました。中国が次々手を打ったのに対し、ほかの国々は躊躇したからです。09年末以降のコペンハーゲン・国連地球温暖化会議での中国の姿勢、尖閣諸島沖漁船衝突事件などを通じて、中国が自らの将来像を、より強い姿勢に出る大国として描いているとの認識が、米国内で生まれました。一方、米国は自らの将来について、それほど明確なイメージを持てなかったこともあり、両国関係に不透明感と不信が募ったのです。Q:不信感がぬぐえない理由は。A:まず、歴史的にみて現在は、世界における中国の役割が劇的に変化する節目を迎えているということです。同時に、米国の役割がどの程度変わるのかについて、疑問が呈されています。いずれに関しても将来の見通しは開けていません。両国は世界1位、2位の経済大国で国土も巨大です。しかし、政治システム、文化、近代史の面で大きく異なっています。これまで紛争があまり起きていないことこそ驚くべきです。Q:具体的な課題は。A:問題の根底にあるのは、米中両国が長期的な問題を語る際、紋切り型の決まり文句を超えて、具体的な中身に踏み込むことがないということです。たとえば朝鮮半島問題です。私は今後10年間の展開には、非常に幅広い可能性があると思います。北朝鮮が中国型の改革に乗り出すことがあるかもしれません。あるいは、核兵器開発を続けて敵対的姿勢を維持することも考えられます。北朝鮮が崩壊して、米中を巻き込む混乱に陥るかもしれません。さらに南北統一です。どれも可能性としては否定できないでしょう。それなのに、中国とはそのような可能性について全く何も話していないのです。これではお互いが朝鮮半島でどのような目標を持っているかについて、信頼を構築することはできません。両国は「北朝鮮の非核化」には合意していますが、その先は、きわめて不透明なのです。Q:米国は世界最強国としての優位を守ることを諦め、中国と「パワーシェア(支配権の分担・共有)」をすべきだとの論も出ています。A:現時点でリーダーとしての役割を果たす能力と意図があるのは米国だけだと思います。中国にしても地域あるいはグローバルなリーダーシップを担うとは言っていません。引き続き米国がこの役割を果たすことが重要だというのが米国の考えです。昨年の日本での津波と原発事故に際しても大きな役割を果たしました。米国がもしこうした役割から身を引いたら、世界の紛争の多くが深刻化し、通商への脅威がより差し迫ったものになると感じています。Q:日中間では尖閣諸島をめぐって相互不信が募っています。どうしたらよいでしょう。A:尖閣は難しい問題です。率直に言って答えは持ち合わせていません。領土問題は解決が困難です。とりわけ資源など利権が絡む場合はなおさらです。Q:日本政府は「日米中」の戦略対話立ち上げを提唱しています。不信解消に役立つでしょうか。A:米国は現在、日、印、豪などアジアの同盟、友好各国とさまざまな組み合わせで3、4ヶ国間協議、いわゆる「」に参加しています。しかし、中国が加わっているものはひとつもありません。結果として、アジアの分断を助長する傾向を生んでいます。不信軽減のため中国を招くことは重要です。その意味で日米中対話は役立つだろうと思います。<取材を終えて> リバソール氏は、米国の中国専門家の中では「穏健派」として知られる。それにもかかわらず、「米中」の将来に厳しい見通しを示した。強大になっても民主化しない中国とどう信頼関係を築き、共存していくか。時代の挑戦を前に呻吟する米国を象徴しているようだ。 難しさの背景にあるのは、中国の二面性だ。米国にとって、政治・安全保障面では脅威となる可能性をはらむのに、経済・通商面ではもはや離れられない濃密な相互依存関係にある。日本を含めた地域諸国からすると、安全保障は米国に頼る一方、通商では中国が最大の相手国という「二重依存」の構図となり、ジレンマが生まれている。 これが、旧ソ連が明確な「仮想敵」だった冷戦時代との根本的な違いだ。さらに、中国の経済成長が依然として上向きなのに対し、日米欧はなかなか低迷から抜け出せないという「国力ベクトルの逆転」という新たな要素も加わる。 こうした中、中国は経済力にものをいわせた軍事力の増強で、西太平洋の安全保障面での優位もうかがっているように見える。一方、米国は、政治、軍事、経済それぞれの分野で、それなりの対中政策を組み立てているが、横串を刺すような包括的戦略を打ち出せないでいる。 これは日本にもあてはまる。対中「関与」と「ヘッジ」の間で揺れているという点で何ら変わりはない。「二重依存」のジレンマを超えて、どう包括的な対中戦略を練り上げるか。日本は政策手段と国力が限られるだけに、米国以上に深い思索と果敢な行動力が求められる。(編集委員:加藤洋一)先日行われたリムパック(環太平洋合同演習)にはロシアも含めて22カ国の海軍が参加したそうだが・・・・言い換えると、これだけの国が中国の覇権的軍拡に不信感を深めているということである。それにしても、ロシアのバランス感覚がなかなかのものですね。。
2012.07.22
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小熊英二さんがインタビューで「政官財から無視される怒り、再稼動で臨界点に達した」と説いているので、紹介します。小熊英二さんへのインタビュー&ルポ <金曜の夜、官邸前で>(デジタル朝日ではこの記事が見えないので、7/19朝日から転記しました・・・そのうち朝日からお咎めがあるかも)「デモの文化がない」と言われたこの国で、人々が街頭に繰り出し始めた。人々は何に怒り、抗議しているのか。小熊英二・慶応大教授と官邸周辺を歩いた。Q:日本では人々がデモをしない、といわれてきました。それが大勢参加し始めた。官邸前デモの現場で何に気付かれましたか。A:若者も老人も子連れの男女がいますが、30~40代で、背広を着ていない男性、子どもを連れていない女性が多い。ひと昔前だったら会社で働いているか、子育てで忙しく、いちばんデモに来なかった年齢層です。非正規雇用が増え、少子化と晩婚化が進んだという産業や社会の構造変化を反映していると思います。Q:主催者によると毎回10万人以上が来ています。なぜでしょう。A:20年も経済が停滞し、不満や政治不信がたまっていたところに、原発事故と再稼動で政府への不信が臨界点まで上がった。それで何か起きなかったら、その方がおかしい。それが国際常識ですよ。大使館員らしき外国人や海外メディアが、官邸前に様子を見に来ていましたね。彼らからすれば「アジアの民主化運動」と「鈍感な権威主義体制」の対立に見えても不思議ではない。 過去数10年この種の大きなデモが起きなかったのは、デモなんて見たことがない、やったこともないというのと、生活や雇用が安定していたからでしょう。今でも反応が鈍いのは、安定雇用層と学生です。最近のデモの呼びかけ人をみると、25歳の介護労働者、31歳の内装労働者といった人々です。普段から生活で感じることがあり、こんな風に政治や経済が動いているのは許せない、と思うのでしょう。Q:1968年の全共闘の時代とは雰囲気が違いますね。A:60年安保は組織労働者や学生が中心。68年は基本的には学生だけでした。組織動員意外では、大学生しか自由時間がない時代です。しかし今では、雇用形態や労働時間で自由が利く層が大きく増えた。もちろんそれは、自由だけど飢えて死ぬのも自由だという、マルクスのいう二重の意味での「自由」ですが。 60年安保は所得倍増計画を打出せば事態は収まった。68年も経済は上昇期で、就職したら運動も終わり。しかし今回は所得倍増計画を打出せない。デモの中心も卒業したら終わりの学生ではない。構造的な不満や政治不信は簡単に収まりません。Q:人々はどういう思いから参加していると感じますか。A:もちろん原発事故や放射能への恐れはある。政治が自分たちを無視している、という怒りも大きい。 「やってみたら楽しい」ということもあるでしょう。同じ思いの人が大勢集まり、久しぶりで合う知人もいる、見知らぬ人と握手もできる、という空間は魅力的です。Q:抗議に集まっている人々にとって「原発」「再稼動」は何を象徴する存在なのでしょうか。A:米国のウォール街占拠運動も、高学歴なのに非正規労働という人が多かった。自分をそんな境遇に追い込んだのは何かと考えたとき、怒りがウォール街とワシントン、つまり金融エリートと政府にむかった。エジプトでも、高学歴でフェイスブックもできるのに職がない若者が多く、怒りの対象はムバラク体制でした。 日本では何か。首相ではない。六本木ヒルズ族でもない。そこに原発事故があって見えてきたのが、政界・官界・財界の複合体だった。我々を無視して決定し、我々の安全を守る気もなく、内輪で既得権を得ている連中だ、と映っているのおでしょう。「再稼動反対」という声には「日本のあり方」全体への抗議が込められていると思います。Q:官邸前の抗議の「声」を、野田首相は「大きな音だね」と言ったと報じられました。A:フランス革命のときルイ16世の日記を思い出しました。革命派がバスティーユ牢獄を襲撃した日に、日記に「」と書いていた。彼は狩りにほぼ毎日行っていたので「」という意味なんです。社会の根底が大きく動いているのに、その認識すらなかった。 政治家も大手新聞の政治部記者も、ある種のムラ社会で動いていると外の世界が目に入らない。ムラ社会に影響を与えない限り、大した問題ではないと思ってしまう。またはすべてムラ社会のフィルターを通して見る。あれは小沢派が仕掛けたものだ、とかね。そういう政治や政治報道は70年代以降の特徴です。Q:それ以前と何が違いますか。A:60年代以前なら、国会前で大規模デモがあったら「共産主義の脅威」「体制の危機」だと反応した。ところが70年代半ば以降、政治の安定期に入ると、自民党の派閥の長老を追いかけていれば政治が全部わかる、となった。長老が了解すれば党内も議会も地方議員も、その下の町内会も労組もみんな了解するという社会システムですから。どれも男性しか所属していませんが、女性は夫のいう通り投票するはずだと。 そんな社会構造はすっかり変わった。従来のやり方では人口の3割程度しか把握できません。浮動層が5割を超える社会になり、これまでの手法は通らない。政官財と大手マスコミ、つまり旧時代の上層部がいちばん変化をわかっていない。Q:政治や政党が人々の信頼を失ったのはなぜでしょう。A:戦後日本で築かれた社会体制が限界にきているからです。輸出製造業が引っ張り、男性正社員が安定雇用で家族を養い、国は地方に補助金や公共事業をあてがう。そんな仕組みにノスタルジーを感じる人もいるでしょうが、もう戻りようがない。 98年から08年にかけ、財政難から公共事業の予算は約半分に減りました。平成の大合併で地方議員も大幅に減らした。自民党が倒れたのは、早く言えばお金が配れなくなったからです。それで民主党政権になったけれども何も変らなかった。Q:代議制民主主義の仕組みが時代に合わなくなってきているという面もあるのでしょうか。A:確かにあります。でも、今回の大飯原発再稼動までの動きを見ていると、それ以前の問題ですね。あそこまで不手際だとは思わなかった。現実に対処する能力を失っているとしか思えません。内情を全部公開して、脱原発の具体的日程を示し、廃炉にするものを決め、きちんと審査したものだけ限定的に再稼動するというならまだしも、一部業界の抵抗でそれさえ実行できず、体制全体への不信が高まってしまった。 再稼動決定の好意的な解釈はそうしないと電力会社が次々に赤字になって、融資した銀行が回収できなくなり金融危機が起きるかもしれない、という理屈です。ただし本当に日本経済全体が危機に陥るかはわからない、という理屈です。東京電力や銀行が経営ミス・投資ミスの責任をとればいいだけだ、という話かもしれない。少なくとも、電力が足りないという理屈は説得力がない。日本全国で関西電力の原発をたった2基動かしただけで後は足りているわけですから。 代議制の危機を招いているのは政府自身です。デモの人たちは、もはや議員に自分たちを代表して欲しいとは思っていない感じです。ルイ16世に何を期待するでしょうか。国会議員に対しては「来るなら自分でこの場に来たらいい」という人も多いでしょう。Q:様々な社会組織や枠組みが信頼を失った状態は危ういのでは。A:安定を失っていることは確かです。それが危険な状態なのか。変化のチャンスなのかは対応しだいです。しかしいやが応でも変っていくと思う。今さら一億総中流社会に戻れるはずがないがないでしょう。ただどんな風に変っていくかは、まだ誰にも見えていないと思いますよ。Q:もう、どこにも票を投じる政党がない、という人が大勢います。無党派層はどこに向かいますか。A:無党派層というのは、政党支持に関してのみの言葉です。官庁も信頼を失った。経団連も、自分の会社の利益しか考えていないのではと思われている。マスコミは報道管制を敷いているのかと思われるぐらい感度が鈍い。だから自分でネットを見る方向に流れているわけです。 雇用や家族、政治が不安定化して従来の政党が票を集められなくなったときにポピュリストが人気を集めるのは、どこの先進国でも見られる現象です。それと同時にドイツの緑の党のように、新しい政党が伸びるというのも共通する傾向です。Q:では、今の日本で見え始めてきた新しい潮流とは。A:この動きがどうなっていくか注目しています。去年の4月から毎月何回か、どこかのデモに参加してきました。担い手も場所も変化していますが、予想以上に続いていて、もう一過性のブームの域を超えている。60年安保が一番盛り上がったのは1ヶ月、パリ5月革命は2ヶ月くらいでした。ブームなら半年以上は続きません。官邸前が収まっても、またどこかで出てくるでしょう。Q:でも、政治家はなめているのではないですか。A:それが危機を深めていまうね。自由参加のデモに踏み切る人が一人いれば、背景には100人いると思った方がいい。東京だけで10万人集まったらどういうことか。 3.11以降、国民の政治的リテラシーは相当上がったはずです。デモができる社会になり、政治参加がやれるという意識を持つ人が増えるのは、民主主義にとっていいことです。それを力で抑えこめた例は、89年の中国などがありますが、やはり経済が伸びていた。いまの日本でたとえ力で押さえ込んでも、不満は別の形で出てきます。Q:新しい時代に入ったと?A:そう思います。第1の戦後は55年までの戦後の混乱期。第2の戦後は冷戦が終わる91年までで、経済成長の時代。その後の第3の戦後は、経済成長の時期にできた仕組みから撤退できず、カネを配って無理やり維持してきた時代です。その限界線に来たということでしょう。 70~80年代が、日本がユニークな時代だったわけですよ。経済は好調、雇用も安定、社会運動は沈滞、政治は派閥争いばかりの三流でも大丈夫。不思議な国だ、と言われていた。それが全部なりたたなくなる。失業が増え、格差も開き、社会運動も出てくる。そんな普通の国になっていくのだと思います。それで政治が三流で持つでしょうか。Q:自由な時間をもっている層は価値観もカネではない。変化を感じます。そこが希望でしょうか。A:この1年あまり、新しくいろいろな活動をしている人に会ってきたのですが、頭が下がります。有能で知識もあるのに、収入は低くて生活は不安定。それでも被災者支援や政府への抗議活動に走り回っている人たちが大勢いる。地の塩だと思いますよ。こんな人たちの声や力を、ちゃんと生かせない社会はよくないと思います。(聞き手:萩一晶) デモではあるが、野田政権に直接「抗議」する行動。デモ行進はしない。狭い歩道が人で埋まると警察は下流で次々に封鎖を始め、参加者はいくつもの固まりに分散させられる。多くの参加者は官邸も見えないはるか遠方で、「再稼動反対」を繰り返す。 小熊さんは「分散されても負けていない」とうなづく。「中心がある運動は分散すると致命的だが、この運動には中心がない。指導者もいない。それぞれ楽しそうじゃないですか」ま~なんといっても、日本を診る小熊さんの切り口は鮮やかですね♪大手メディアの記者は、ツイッターに負けている場合ではないようです。
2012.07.21
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7/20 農業協同組合新聞より内橋克人氏の提言をまるまる転載します。いちばん読んでほしい人は野田首相なんだけど。アヒルのコマーシャルを笑って観ている場合では、ないんだけどね。「国破れて山河あり」 TPPの高すぎる代償 経済評論家・内橋克人氏より【総力特集TPP 考えよう 議論しよう この国のかたちを】・車の関税障壁なくても「不公正」と主張・米国への忠誠心競い合う日本・足蹴にされる日本の「公正」・輸入材が72%もある森林大国・日本◆車の関税障壁なくても「不公正」と主張 日本でアメリカ製自動車が売れないのは、日本市場の不公正な障壁のせいだ、とアメリカは主張します。TPP(「環太平洋戦略的経済連携協定」が正しい)への参加交渉入りを渇望する野田政権に、まずアメリカ政府は自動車、牛肉、保険の3領域で「競争ルールを公正にせよ」と迫ってきました。公正な競争ルールとは何でしょうか。 自動車についていえば、すでに日本市場の輸入関税は0~2.5%です、関税障壁はありません。日本車のシェアが高いのは、日本の消費者が日本製自動車を選択するからです。ところが、アメリカは「日本市場でアメリカ車が売れない」現実そのものが「不公正」と主張します。異国日本の「左側通行」ルールさえ「非関税障壁」の一つ、と糾弾されかねない雲行きになっています。◆米国への忠誠心競い合う日本 その昔、日米構造障壁問題協議の際も同じ論法でした。たとえばフィルム。アメリカ製コダック・フィルムが日本市場で売れないのは、富士、コニカ2社の国産フィルムが輸入品を差別的に排除しているせいだ、と。性能のよいアメリカ製品がシェアを伸ばせないのは日本市場が閉鎖的だから、に決まっていると。 そのコダック社がつい最近、経営破綻に陥ったこと、周知のところです。他国に市場開放を要求するアメリカの「大義」は、過去も現在も、そして将来も、いつの時代も「かくの如し」であり続けるでしょう。 アメリカの無理無体に、日本政府は毅然と対応するのか、というと、悲しいことにその勇気の片鱗すら伺えません。 牛肉輸入ではアメリカの意に添うべく、はやばやと厚労省が「輸入を認める米国産牛肉」の条件を、アメリカの要求通り、従来の「20カ月齢以下」から「30カ月齢以下」へと規制緩和すべく食品安全委に諮問しました。アメリカへの忠誠心を競い合うのに懸命の日本ですが、そのアメリカでこの4月、またまたBSE(牛海綿状脳症)感染牛が報告されたばかりです。BSEの病原体とされるプリオンの正体さえいまだ謎のまま、というのに。◆足蹴にされる日本の「公正」 3番目の保険についても全く同じ。 いま、日本での「がん保険」のシェアはアメリカ系外資のアメリカン・ファミリー生命保険(アフラック)が70%以上の圧倒的シェアを抑えています。この高い占拠率を維持するため、彼らが最も警戒していたのが日本郵政傘下のかんぽ生命保険の新規参入でした。この4月の「郵政民営化見直し法」の成立で、かんぽ生命は国の認可がなくても自由に新規事業を始めることができるようになったからです。 案の定、自由になったはずのかんぽ生命保険は、まさに、はやばやと「がん保険には参入しません」と表明し、アフラックを喜ばせました。アフラックの会長こそ元USTR(米通商代表部)日本部長のチャールズ・レイク氏その人です。 私たち日本人にとっての「公正」は足蹴にされ、選択肢は狭められる。高すぎる代償ではないでしょうか。◆輸入材が72%もある森林大国・日本 先進国で日本はフィンランドに次ぐ世界第2位の「森林大国」です。その国で年間に使われる国産材の割合は28%(一時は19%)。遠く海外からの輸入材が72%も占めています。森林大国すなわち木材輸入大国。森林荒廃が土砂災害の犠牲をふやし、緑の社会資本はやせ細るばかりです。 決定的誘因となったのが、1989年の「スーパー301条」の対日発動にあったこと、その狙いはアメリカ建築基準「ツーバイフォー」(2×4)の普遍化にあったこと、いまではよく知られた事実です。すでに関税ゼロで打撃を受けていた林業界の窮地を決定的なものにしてしまいました。 第1位の森林大国フィンランドが決して許そうとしなかった割譲です。森林大国を守る意思が育てたもの、それが教育大国フィンランドの今日だったのです。 「国破れて山河あり」と叫んだあの日はもう遠い過去になってしまったのでしょうか。wikipediaスーパー301条よりスーパー301条とは、1988年に施行されたアメリカ合衆国の「包括通商・競争力強化法」(Omnibus Foreign Trade and Competitiveness Act) の対外制裁に関する条項の一つ。通商法301条(貿易相手国の不公正な取引慣行に対して当該国と協議することを義務づけ、問題が解決しない場合の制裁について定めた条項)の強化版である。不公正な貿易慣行や輸入障壁がある、もしくはあると疑われる国を特定して「優先交渉国」とし、アメリカ通商代表部 (USTR) に交渉させて改善を要求し、3年以内に改善されない場合は報復として関税引き上げを実施するという内容であり、非常に強い力を持った条項である。しかし、「GATT(関税および貿易に関する一般協定)に違反しているのではないか」という疑いが持たれており、何度か失効している。
2012.07.20
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今回、大学図書館で借りた3冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は「哲学」でしょうか♪。宇宙とレヴィ=ストロースを括るものとしては、哲学しか無いのでは。・みるみる理解できる宇宙論・宇宙物理への招待・レヴィ=ストロースの庭つい最近、ジュネーブ郊外の実験施設でヒックス粒子の影が見えたというニュースがあったが・・・・大きな宇宙の動きが、極小の素粒子の動きで説明がつく不思議さに仰天するわけです。現代では、物理学の最新の知識なしには、生物学さえ理解しがたいようになっているそうです。【みるみる理解できる宇宙論】ムック、ニュートンプレス、2008年刊<商品の説明>よりみるみる理解できる宇宙論―宇宙に果てはある?どのように誕生した?宇宙は永遠なのか?消滅するのか? (ニュートンムック Newton別冊) <大使寸評>ブラックホールとかダークマターがSFではなくて、現実味を帯びてきたが・・・ヨーロッパ原子核研究機構(CERN)でヒックス粒子の影が見えたとなると、少なくともブラックホールは現実なのでしょうね。Amazonみるみる理解できる宇宙論【宇宙物理への招待】(表紙の画像は見つからず)桜井 邦朋著、 培風館、1985年刊<「BOOK」データベース>より古書扱いなのか、説明なし。<大使寸評>副題が「極微と極大を結ぶ新科学」となっていて魅力的なので、大学図書館で借りたのです。Amazon宇宙物理への招待この本の「まえがき」が大使の詩情?をくすぐるわけですね♪ 宇宙の探求は、現在めざましいスピードで進んでいます。そのため、現場の研究者さえ、宇宙の探求に関わるすべての分野に通じることは、現在ではほとんど不可能だといってよいでしょう。このような大躍進をもたらしてくれた原動力は、なんといっても、研究の道具である物理学の進歩だったといってよいと思います。自然界がどのように成り立っているのかという根本問題をめぐって、現代物理学が現在明らかにしつつある、物質の基本粒子であるクォークやレプトンのような極微の世界と、宇宙全体にわたる空間的・時間的な構造とが、“宇宙の誕生”に関係した研究において、密接に結びついてきています。このような事態は、ごく最近まで全然予想しえないことだったといってよいでしょう。 ところが現実には、自然界を成り立たせている極微の世界は、宇宙のような極大の世界と結びついて研究されるようになっています。この現在急速に進展しつつある宇宙の物理学的な研究、いいかえれば、宇宙物理学は、この生々流転する宇宙で起こっている諸現象に対する、現代物理学の知識に基いた研究領域なのです。本書ではこのような現在急速に進展しつつある現代科学の最前線のひとつについて、できるだけ易しく語ることを試みています。【レヴィ=ストロースの庭】港千尋著、 エヌティティ出版、2008年刊<内容紹介>より2008年11月28日に100歳を迎える20世紀最高の思想家への誕生日プレゼント。フランス、ブルゴーニュの森の中にある別荘でくつろぐレヴィ=ストロース夫妻と周辺の風景に始まり、ブラジル、オーストラリア、アジア、ヨーロッパ、沖縄など、レヴィ=ストロースゆかりの神話の大地をめぐる写真集。著者による3本のエッセイを添える。<大使寸評>レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」を読みたいと思っていたが・・・・いきなり文化人類学のバイブルのような「悲しき熱帯」に食いつくより、写真集のようなこの本から詩情を感じるほうが楽ちんかも。(かってな屁理屈かも?)Amazonレヴィ=ストロースの庭wikipedia文化人類学より また1970年代以降、文化人類学がおもな対象としてきた発展途上国社会で急激に開発が進み(ポストコロニアル)、新たな社会問題が発生するようになるに伴って学問の性格も徐々に変化してきた。特に1980年代以降は、開発、医療、エイズ、環境問題、教育、観光などの社会問題を扱う応用人類学の分野が急成長し、急激に多様化が進みつつある。さらに、ポストモダンの相対主義的潮流のなかでポストコロニアル理論を打ち立てたエドワード・サイードの『オリエンタリズム』や解釈人類学者クリフォード・ギアツの『文化の読み方/書き方』のような批判に関連して、文化人類学者が異文化を「書く」とはどういうことなのか、という学問の根幹に関わる問題も提起された。同様に人類学的行為の政治性や方法論・理念(文化相対主義、社会構築主義など)についての議論も盛んに行なわれている。さらに構造主義を普及させたクロード・レヴィ=ストロースは、従来の欧米の人文科学における人間の文化・生活に対する捉え方に疑問を投げかけ、哲学部門を中心とした人文科学全体の学問の在り方に関する議論が活発になっている。とまあ・・・・抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。7/17図書館大好き37/15図書館大好き25/11市立図書館で今回借りた5冊です2/26図書館大好き老人の読書一覧
2012.07.20
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ツイッターから、TPP反対で怒涛の5連発!です。その二つは疑問形ですが。 @office_SUTO: 8月5日・25日に、有志と共に「モンサントの不都合な食べもの」試写会&TPPと食の安全公開討論(首藤議員参加)を企画しています!よろしければご一覧下さい! https://www.facebook.com/our.food.safety @parc_jp: TPPについて、内橋克人さんが「農業協同組合新聞」にて【提言】「国破れて山河あり TPPの高すぎる代償」(7月17日) http://ow.ly/ckjJF 必読です。@parc_jp: やはり「農業協同組合新聞」の記事:「総力特集TPP 考えよう 議論しよう この国のかたちを 幸せづくりを土台にした国づくり 地域内経済循環力の再生を」駒澤大学教授・吉田敬一氏(7月18日)地域経済論としても読み応えあるよい記事。 http://ow.ly/ckklI@parc_jp: 【TPP】推進派の動き:産経はこのところずっと推進キャンペーン。「日本貿易会会長、政府にTPP交渉への早期参加求める」(7月18日)。同会長は三井物産会長。 http://ow.ly/ckm2b@parc_jp: 【TPP】時事通信の世論調査にて「環太平洋連携協定(TPP)については「交渉に参加するべきだ」が57.6%、「交渉に参加するべきではない」は21.7%だった。」。うーん、「わからない」という人は多いと思うが、この結果は信じられない。疑問。http://ow.ly/ckn0rTPP反対、モンサント憎しの の大使なんですが・・・TPPの本質は、日本農業新聞のような業界紙に表れています ところで、このところの離党ドミノは民主党瓦解の前兆だろうか?「元農水官僚の舟山康江参院議員が17日、離党届を提出し、新会派「みどりの風」を立ち上げる方針を明らかにした。離党の理由を『とりわけ環太平洋経済連携協定(TPP)については何を言っても前のめりを続ける野田政権への失望と抗議の意味を込めた』と語った」そうです。TPP反対、新自由主義反対とあれば、大使もお説ごもっともと思うわけです。だけど民主党瓦解の引き金を引く事の重大さを認識しているんでしょうね?と疑問も呈したいのだが・・・・ま~定見の無い野田首相が一番の問題かもしれないが。舟山参院議員の離党届提出で困惑が広がっているようです。 7/18舟山参院議員が離党届提出より<民主県連 困惑広がる 野党は分裂劇を批判> 民主党の舟山康江参院議員が17日、離党届を提出し、脱原発などを掲げる新会派「みどりの風」を立ち上げる方針を明らかにした。党分裂が加速する動きに、県内の同党関係者には困惑が広がった。舟山氏が改選期を迎える、来夏の次期参院選に向けた各党の戦略にも影響を与えそうだ。 「現在の民主党の進める政策は私が県民に訴えてきた政治理念からあまりにもかけ離れてしまった」。同日の記者会見で舟山氏は野田政権を強く批判。離党の理由を「とりわけ環太平洋経済連携協定(TPP)については何を言っても前のめりを続ける野田政権への失望と抗議の意味を込めた」と語った。 舟山氏は元農水官僚。関係者によると、舟山氏は先週末までに離党の意思を固め、地元の有力支援者らに離党する旨を伝えていたという。舟山氏は会見後、朝日新聞の取材に「1カ月前に今回の仲間と議論をしていて、自然発生的に行動を起こさねばとなった」と語り、脱原発について「即原発ゼロでいいと思っている。自然との共生の仕組み作りの中で、再生可能エネルギーも積極的に増やしたい」と述べた。 党の結束を訴えてきた同党県連の鹿野道彦会長は「引き留めるべく最後まで説得してきたが、県連として支持者におわび申し上げなければならない。一刻も早く党と県連の立て直しを進め、結束を強めていきたい」との談話を発表。同党の和嶋未希衆院議員は「大切な仲間なので、本当に本当に残念。今はまだ整理がついていない」と戸惑いを隠さなかった。 次期参院選で舟山氏支援を掲げていた連合山形の大泉敏男会長は「残念としか言いようがない。今後どのような関係を持っていくか、これから検討する」と話した。 支持者からは離党を評価する声も。舟山氏の南陽後援会の粟野収吉会長は「TPPは大反対。舟山氏のようにはっきりもの申す女性議員は必要だ。最後まで支援していきたい」と理解を示した。 野党からは相次ぐ分裂劇に批判が集中。自民党県連の加藤紘一会長は「このような動きは今後もあるのではないか。来年の参院選、知事選への影響は未知数だ」、公明党県本部の寒河江政好代表は「政権に身を置いた者の責任や、県民の期待を実現する気概は感じられない」とそれぞれコメントを出した。 吉村美栄子知事は「様々なことを熟慮し、その政治信念に基づき重大な決断をされたと思っている」との談話を発表した。 舟山氏は2007年の参院選山形選挙区に立候補し初当選。現在1期目。
2012.07.19
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<どちらが強いか、播州弁と河内弁>勝新が演じる朝吉親分がしゃべる河内弁は関西ではケンカに強い言葉でならしているが・・・「なんどいや」の播州弁も負けず劣らずで、凄みでは関西随一というのが、おおかたの関西人の評価ではないでしょうか。この播州弁で使われる「ダボ」はてっきり、ドアホの短縮形だと思っていたが、この本(p52~53)によればそれは違うようです。「ダボ」と「アホ」の境界線を探す調査は、これらが共存する姫路市を出発し、明石市、神戸市を経由して大阪に向かいながら、どこで「ダボ」が消えるかというテーマに絞っての聞き取り調査となった。「アホとバカの境界線」の場合と同じ方法を取ることは避けたかったが、この際は止むを得なかった。この調査はしかし、尼崎市と大阪市を分かつ左門殿川が境界線として確定されるという成果を産んだ。 ロケの途中、20年も前に二人の関西学院大学生が「ダボーズ」というフォークバンドを組んで、レコードまで出していたことを道行く人から教えられ、探偵は夜になって、今はおじさんとなっているこのメンバーと対面する。印象深かったのは、このとき「ダボーズ」自身が「ダボ」という言葉について、 「たぶん『アホ』に『ド』がついた『ドアホ』が訛って、『ダボ』になったんやと思います」 と語ったことである。これは「ダボ」という言葉を使う人なら、誰でも一度は考えることらしかった。「ダボ」は強い罵倒語で、ニュアンスや使い方まで「ドアホ」と似ているからだ。このVTRを見せられて、私にもこの推測は妥当のように思われた。 しかし、これは明らかな誤りだった。1年後、言語地理学という学問を踏まえて改めて考えてゆくと、どう見ても「ダボ」の方が古い日本語であり、「アホ」や強調の「ド」が広まる前から使われていたようである。 この取材VTRが本番のスタジオで流されたのは、5月11日のことである。北野探偵によって、新しい情報を盛り込んだ「第三次分布図」が引き続いて公開された。今回も百田君と学生アルバイトが作成したもので、依然とてつもなく荒っぽいものだったが、とりあえず空白の地域はすべて埋めつくされていた。(注:百田君とは「永遠の0」の著者として知られる百田尚樹さんです)「全国アホ・バカ分布考」を鋭意、読み進めていますが、途中経過のレポート#1でした。ところで「だぼ」の噂がネットで、見つかりました。芦屋~姫路間というわりと狭いエリアでの噂なんですが。「だぼ」の噂(兵庫の言葉より)1.芦屋以西の播州言語圏の人はアホの上位に「ダボ」という単語を使うが、他県の人は言われ慣れていないので言われると凹む。 2.「ダボ」はアホの上位語または同等語であるのと共に、東京語で「畜生」と言いたい時(悔しさを表す時)に独り言として使うこともある。例:「あ?電車行ってもたやないか。だぼっ」 3.「ダボ」はおそらく、『どあほ』が語源。なまり、略され、意味が変わり、今に至ったと思われる。 「どあほ」の転とするのはガセでは(ナイトスクープのアホバカ分布考では否定されていた)。大正生まれ・明石生まれの祖父いわく「ダボは『駄坊』」 下の項目でも議論されているように、本当の語源は「ドアホ」とは別のところにあるのだが、兵庫人の感覚ではつながっているのかも知れない。それで恐らくはより西の方や山間部で生き残っていた「ダボ」が息を吹き返して大阪の際まで広がったのかも知れない。 駄法螺(だぼら くだらないほらの意)なんて言葉もあるけど違うかな? 比較的新しい罵倒語である事、神戸近辺発祥であることから、朝鮮語でバカ・アホに相当する「バボ」が語源であると言う説もあり。 そんなことあるかいダボ! 播州を神戸近辺とか言うなダボ 4.さらにムカツキ度がアップした場合には「クソだぼ!」にパワーアップする。 「クソだぼ!」と同じくらいムカツキ度アップ時に「ずだぼ!」と言うこともある。割と年配の人の言葉? 明石では「クソだぼハゲ!!」になる。 明石というか播磨地方では何かと一言多い。 5.アホ<ダボ<バカの順でキツい。 大阪同様「アホ」は普通語。半分愛情表現。 「ダボ」の愛情のニュアンスはかなり薄い。結構本気。 「バカ」と言われると凹む。自らはほとんど言わない。 「ダボ」は姫路かアマかのガラ悪いところの言葉というイメージ。 というか、ダボなんていわない。(by神戸か芦屋かあいまいなところ) 全国アホ・バカ分布図に「ダボ」の地域が×マークで表示されているけど、ほんとに狭い地域ですね。『河内弁基礎講座』文法編なるものがあるのですが、地域への愛着が感じられます。なお、播州弁辞書については、ただいま探しております。
2012.07.18
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<図書館大好き3>天気予報が大はずれで、一点雲無くピーカンで、風も強いので鮮やかな青空です。こういうのを紺碧と言うんでしょうか♪朝早いうちに45分走をこなした後、市立図書館に向かったのですが・・・・今回は4冊返して、また4冊借りたのです。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は強いて言えば「時事」でしょうか。・遺伝子組み換え企業の脅威・日本は世界一の環境エネルギー大国・はやぶさ世界初を実現した日本の力・沖縄復帰40年:週間金曜日【遺伝子組み換え企業の脅威】『エコロジスト』誌編集部編、緑風出版; 初版、2011年刊<「BOOK」データベース>よりバイオテクノロジーの分野で世界最大の有力企業であるモンサント。同社はラウンドアップ・レディ大豆に象徴される遺伝子組み換え除草剤耐性作物など遺伝子組み換え技術をてこに世界の農業・食糧を支配しようとしている。しかし、遺伝子組み換え食品の危険性が明らかになるとともに、遺伝子組み換え企業の戦略が、人類の健康と農業の未来、自然と環境にとって大きな脅威となってきている。本書は、モンサントの妨害にあいながらも出版された『モンサント・ファイル』の全訳である。増補版では、遺伝子組み換え作物問題の最新の動向を加えた。 <大使寸評>追って記入Amazon遺伝子組み換え企業の脅威【日本は世界一の環境エネルギー大国】平沼光著、 講談社、2012年刊<「BOOK」データベース>より風力、宇宙エネルギー、地熱、メタンハイドレート―実は日本は再生可能エネルギーのデパート。世界有数の資源と技術で再び高度成長が来る。 <大使寸評>追って記入Amazon日本は世界一の環境エネルギー大国【はやぶさ世界初を実現した日本の力】川口淳一郎著、 日本実業出版社、2012年刊<内容紹介>より2010年夏、惑星探査機「はやぶさ」は60億キロの宇宙旅行から帰還し、日本全国に感動を与えました。2012年には「はやぶさ」をテーマにした映画が2本、立て続けに公開されることも話題です。総勢500人もの科学者がかかわったという「はやぶさ」ですが、そのチームを率いた川口淳一郎プロジェクトマネージャー自ら、「プロジェクトを成功に導く秘訣」「チームを率いるうえで心がけていたこと」、そして「今まで語られなかった、はやぶさの真実」などを明らかにします。映画やTV番組など、さまざまな映像作品にとりあげられている「はやぶさ」ですが、そうした作品と併せて本書を読むと、その「真実」がより伝わります。<大使寸評>また「はやぶさ」ですかと言われそうだが、川口さんのお話には、何度聞いても元気が出るわけです。Amazonはやぶさ世界初を実現した日本の力【沖縄復帰40年:週間金曜日】雑誌、 週間金曜日、2012年刊<週間金曜日バックナンバー>より沖縄は五月一五日に復帰四〇年を迎える。 それなのに、沖縄から基地はなくならず、 米軍による犯罪や騒音被害、環境汚染は続く。 「本土並み」はなぜ実現しないのか。 沖縄の人々はどのような思いで 四〇年を迎えようとしているのか。<大使寸評>追って記入週間金曜日沖縄復帰40年:週間金曜日図書館の帰りに、サイゼリアに寄ってビールを飲みながら借りた本の一部を読んだのです。このところ「サイゼリアで読書」のパターンが増えたが・・・・文化的?で格安なパターンと言えますね。ご機嫌となったところで、ガード下の古書店を巡ったわけですが、「1冊105円、3冊210円」の値段表示につられて、つい買ってしまったのです。締めて210円の3冊であるが、ハードカバーの「柔らかな頬」100円が特にお買い得であった。・柔らかな頬・120%COOL・西方冗土【柔らかな頬】桐野夏生著、講談社、1999年刊<メタローグ>よりミステリーもこんな地平までたどり着いた、と言うべきか。あるいは、もはやミステリーではない、と言うべきだろうか。カスミはデザイナーの男と不倫関係にあり、家族を捨てることも考えていた。カスミが男と一緒にいる時、娘の有香が行方不明になる。彼女は罪の意識に呵まれ、娘を捜すことに人生の全てを捧げる。他方、末期がんの元刑事が1人、残り少ない人生をかけて有香を探そうとしていた……。親の愛情不足が子供を歪める、との論が最近よくメディアなどで叫ばれている。カスミはこの非難を全身で受け止め、キレてしまった。彼女こそ現代社会の被害者だ。直木賞受賞。(石飛徳樹)<大使寸評>ハードカバーのこの本を古本屋で100円で入手したがお買い得であった♪Amazon柔らかな頬【120%COOL】山田詠美著、幻冬舎、1997年刊<内容紹介>より100%の完璧な快楽では、愛という陳腐な言葉が入り込む。それを打ち消すには、もう20%を必要とする。あなたの恋を誰もが考える恋に引き下げてはいけない。山田詠美が新しく書いた、9つの愛の真理。<大使寸評>追って記入Amazon120%COOL【西方冗土】中島らも著、集英社、1994年刊<「BOOK」データベース>より「ヤクザ、アキンド、ヨシモト」マスコミに描かれる関西人は三つの人種のみで、かれらは「けつねうどん」と「たこやき」を主食にしており「わやでんがな」などの、奇怪な言葉を操りつつ「がめつい奴」を演じている―という、恐るべきカンサイ人の朝昼夜。街角の看板、貼り紙。試験に出る関西弁を縦横無尽、奇想天外に考察し、関西人にエールを贈り、ヨタを飛ばすエッセイ集。浪速はこれ一冊でわかります。<大使寸評>関西弁とアホ具合のブラッシュアップにはお奨めの1冊でおま♪Amazon西方冗土とまあ・・・・抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。7/15図書館大好き25/11市立図書館で今回借りた5冊です2/26図書館大好き老人の読書一覧
2012.07.17
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ハーベル米退役空軍准将が告発しても・・・海兵隊や空軍が前のめりでオスプレイ配備を進める背景に何があるのか?海兵隊隊員や基地周辺住民の生命を軽視する産軍複合体というメカニズムがあるのでは?と、容易に疑えるわけですね。ということで、オスプレイの安全性情報をフォローしています。「ヘリパッド建設阻止!危険なオスプレイNO!」真喜志好一森本大臣は構造的問題は無いというが、大きな二つのプロペラを持つ機体の外形そのものがバランス的に不安全なんだろう。それに、オスプレイは操縦が難しいそうだが、それも欠陥といえるのではないか?7/22オスプレイ計画変更せず 防衛相より森本敏防衛相は22日、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを米軍普天間飛行場で10月から本格運用する米政府の計画に関し「日米間で擦り合わせており、変更する考えはない」との考えを重ねて強調した。都内で記者団の質問に答えた。 民間船による23日の米軍岩国基地(山口県岩国市)搬入については「整斉と運ばれるのが望ましい」と述べた。 これに先立ちテレビ朝日番組で、普天間飛行場に配備中のCH46中型輸送ヘリコプターの継続使用に否定的な考えを示した。米海兵隊が老朽化を理由にオスプレイに代替させる方針であることを念頭に「その方が危ない」と述べた。(7/22オスプレイ岩国へ、きょうプサン出港より アメリカ軍の新型輸送機オスプレイを載せた民間の貨物船は22日、最後の停泊地である韓国・プサンを出港します。 オスプレイを載せた民間の貨物船は20日、最後の停泊地である韓国のプサン港に入りました。貨物船は22日午前8時ごろ日本に向けて出発する予定で、夜には関門海峡を通過します。23日の午前中にもオスプレイが山口県の岩国基地に搬入される見通しですが、岩国市の福田市長は、オスプレイの事故の調査結果と再発防止策が示されるまで陸揚げすべきではないとの考え方を示しています。 「日程が問題なのではない。飛行に耐え得るかや安全性こそが問題だ。日米両政府は、オスプレイの安全な飛行について調査、分析し、再確認できるまでは日本でオスプレイを飛行させないということで合意した」(アメリカ カーター国防副長官) 一方、アメリカのカーター国防副長官は21日の会見で、岩国基地に陸揚げされる予定のオスプレイについて10月の本格運用を目指すとしながらも、「安全性が確認されるまでは飛行を行わない」と強調しました。また、日本政府が求める安全性の検証のため、「墜落事故に関する全ての情報を速やかに提供する」と述べました。20日朝日の一面トップ記事です。(16日は非難して失礼しました)7/20オスプレイ事故、5年で58件 米軍資料で判明より 沖縄への配備が予定される米軍の新型輸送機オスプレイに関連する事故が、量産決定後の2006~11年の5年間に58件起きていたことが米軍の資料で分かった。防衛省は地元自治体に過去の重大事故については説明していたが、全体の件数は明らかにしていなかった。オスプレイは23日にも岩国基地(山口県岩国市)に陸揚げされる予定で、沖縄県は政府に詳細な説明を求める方針だ。 事故件数は海兵隊安全部と空軍安全センターがそれぞれ公開した文書やデータベースで明らかになった。 それによると、米軍は航空機事故を三つに区分。死者や全身障害者が出たり、200万ドル以上の損害が出たりした事故を「クラスA」、重い後遺症が残るか50万ドル以上の損害が出た事故を「クラスB」、軽傷者か5万~50万ドルの損害が出た事故を「クラスC」としている。 オスプレイには海兵隊型のMV22と空軍型のCV22があり、沖縄の普天間飛行場にはMV22が配備される。海兵隊の資料によるとMV22では06年10月~11年9月に計30件の事故が起きた。Aは飛行中の機体からの出火と乗員の転落事故の2件、Bはエンジンの出火や前脚が折れる事故など6件、Cはエンジン故障や火災、着陸時の衝撃による乗員の負傷など22件だった。 MV22の事故の中ではエンジンの火災・故障が最も多く7件。次いで前脚の破損が4件を占めた。 7/17オスプレイ「安全性立証されず」 米専門家、他機の気流で墜落もより【ワシントン共同】米軍が沖縄配備を予定する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、国防総省系の研究所で分析に当たっていた専門家が議会証言などで、近くを飛ぶ他機によって生じる乱気流の影響で墜落する危険性がある上、激しい飛行を要求される戦時任務での安全性は立証されていないと警告していたことが16日分かった。 今年に入り、モロッコや米フロリダ州で発生した墜落事故は人為ミスのほか、訓練時に発生した追い風や予期せぬ気流が一因との見方が浮上している。米軍は沖縄配備後、日本各地で低空飛行訓練などを予定しており、関連自治体や住民の懸念がさらに高まりそうだ。16日朝日の一面トップの記事だが新事実は無し、産経より3日遅れは、単なる特落ちか親方日の丸意識か?7/16オスプレイ事故調に米軍圧力 機体不調の報告、変更迫るより米空軍の新型輸送機オスプレイがアフガニスタンで不時着して4人が死亡した一昨年の事故で、事故調査委員長を務めた空軍幹部がエンジンの不調が事故につながったという報告書をまとめたところ、内容を変更するよう上官から圧力をかけられたことが分かった。 2010年9月まで、空軍仕様のオスプレイCV22を運用する空軍特殊作戦司令部に勤めたドナルド・ハーベル退役准将が、朝日新聞に証言した。ハーベル氏は、同年4月にアフガン南部で起きた事故後に調査委員長に任命され、8人のスタッフと原因を調べた。 事故では20人の乗員のうち、操縦士ら4人が死亡。アフガンに配備されたCV22の初の死亡事故だった。 7/13オスプレイ墜落事故 米元事故調委員長インタビュー「空軍から圧力あった」よりオスプレイの事故調査委員長だったドナルド・ハーベル米退役空軍准将が11日、産経新聞の電話インタビューに応じた。ハーベル元准将は沖縄に配備予定のオスプレイについて、「機体は改良を重ねており、飛行実績をみる限り、他の固定翼機やヘリコプターに比べても安全性が高い」と語った。主な発言は次の通り。 --今年4月のモロッコでの墜落事故をどうみる 「十分なスピードが出ていないのに、慌てて垂直飛行から水平飛行に移ろうとした操縦ミスだ」 --複雑な構造が操縦ミスを招くのか 「垂直に飛べるがヘリコプターの機能より劣り、水平に飛べるが固定翼機より性能が劣るということだ。中途半端だが、双方の機能を併せ持っているので、それに適した作戦が可能になる。その分、操縦は固定翼機やヘリコプターに比べて難しい。着上陸作戦を行う海兵隊も、特殊作戦を行う空軍もオスプレイを重宝しており、今後も運用を続けていくだろう」 --6月の米フロリダ州での事故原因は 「はっきりしているのは、パイロットが操縦マニュアル通りにしなかったということだ。2機編隊だったが、後続機は僚機の乱気流を避けるため、少なくとも250フィート(約76メートル)離れ、斜め後方を飛行しなければならないのに、それを守らなかった。むしろ、あれだけの墜落事故で、死者が出なかったのが不思議だ。墜落直前までどう操縦したのかを分析することは、事故が起きた際に被害を最小限に抑える重要な参考になる」7/11オスプレイが緊急着陸 米南部、機体にトラブル 海兵隊の訓練中 より【ワシントン共同=林浩正】米海兵隊が運用する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが9日、機体のトラブルを起こし、米南部ノースカロライナ州のウィルミントン国際空港に緊急着陸していたことが10日分かった。地元メディアが報じた。けが人はなく、機体に損傷もなかった。 緊急着陸したオスプレイは海兵隊の同州ニューリバー飛行場所属で、通常の訓練中だった。着陸時、パイロットは機体をコントロールできていたというが、海兵隊などが原因を調査している。 MV22は4月、モロッコで訓練中に墜落し、4人が死傷。空軍仕様のCV22も6月に米フロリダ州で墜落し、5人が負傷しており、米国が配備を予定している沖縄県などから反発の声が上がっている。米側は「(安全性を)日本側に保証している」(パネッタ国防長官)としている。 トラブルが起きたのは、エンジンの動力を回転翼に伝える「ドライブシャフト」と呼ばれる部品という。 海兵隊は今月2日、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備される12機のMV22を積載した民間輸送船が1日に米本土を出港したと発表した。普天間配備に先立ち、今月下旬に岩国基地(山口県岩国市)に搬入される予定。 普天間への配備後、海兵隊はキャンプ富士(静岡県御殿場市)と岩国基地に毎月数機を派遣する訓練や、本州、四国、九州各地での低空飛行訓練を計画している。岩国から、全国へ拡散するオスプレイの配備を絶対に阻止するMV-22の低空飛行、本当の飛行高度は?
2012.07.16
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<図書館大好き2>晴走雨読の大使はほぼ2週間おきに大学図書館と市立図書館に通っているが・・・今回借りた6冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回は「マンガ」という傾向が出ています。・100 (Big spirits comic special)・知識的大衆諸君、これもマンガだ・水木しげるの遠野物語・できるかなリターンズ・ウルトラ・ダラー・透明水彩【100 (Big spirits comic special)】松本大洋著、小学館、1995年刊ゾウネコ<出版社からの内容紹介より>「ZERO」「花男」「鉄コン筋クリート」と絶えず漫画表現を切れ味鋭く切り開いてきた松本大洋。その活躍は青年コミック誌シーンのみならず、演劇、音楽、ファッションなどの方面からも注目を集めている。そんな作者の、単行本未収録短編を中心に、新作イラスト、描きおろし短編などで構成した、オールカラーコミックが本書である。 本書は連載作品の単行本化が通常であったコミックスを、音楽のアルバムのように、アーティストの世界表現の場ととらえ直し、今後の漫画家の表現の場に新しい可能性を示すものと自負している。単なるイラスト集ではなく、現在、最も進化した形のコミックスとして見ていただきたい。 と言っても実験的、難解な作品が並んでいる訳ではなく、松本大洋短編に共通したメルヘン的な味わいは絵本としても十分、楽しめる。また、自作品のキャラクターを新しく解釈したイラストなどは、マニア必見のものと言えよう。 発表日の10月25日は、作者の誕生日。ここまでの、松本大洋の仕事の100%を、そして近く発表される長編新作への予兆をも、この本の中から感じとって、松本大洋の独特な魅力のとりこに、あなたもなってしまおう! <大使寸評>大学図書館で借りた本だが、大人の絵本として、観賞に耐えうる画力がええでぇ♪Amazon100 (Big spirits comic special)【知識的大衆諸君、これもマンガだ】関川夏生著、文芸春秋、1991年刊(単行)1996年刊(文庫)、12年2/10読破<「はじめに」より> マンガの敏感さは、流行に弱いとも、ある年代層の関心を強く投影するともいいかえることができる。読者はその年代によってマンガを選ぶのだが、読者もまたマンガによって選別されている。陸続と発芽する骨細胞のように新しいマンガ作家と新しい読者は誕生しつづける。しかしそれらのマンガを、先行する読者は理解できないことがある。新しいマンガはしばしば既成の読者を拒否するのである。すなわちマンガ作家たちは、彼らの作品の読者とともに成長し、読者によって成熟し、そして読者としめしあわせて老化していく傾向があるのだ。そして、そのような限界を超えた作家と作品は、巨匠であり古典である。<目次>「女こども」がこわい 内田春菊『南くんの恋人』スナドリネコの人生 いがらしみきお『ぼのぼの』経済マンガってなんなの? 石ノ森章太郎『マンガ日本経済入門』努力する「破滅型」 柳沢きみお『男の自画像』「レトロ」にあらず 岡本蛍・刀根夕子『おもひでぽろぽろ』帰りたい風景 宮崎駿『となりのトトロ』日本人とはなにものか 手塚治虫『グリンゴ』手塚のほかに神はなし―追悼手塚治虫回顧的空気の今日性 さくらももこ『ちびまる子ちゃん』「男らしさ」「女らしさ」への忌避 上村一夫『関東平野』会社とはそんなにつらいところか 弘兼憲史『課長島耕作』自己嫌悪の日本 かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』〔ほか〕Amazon知識的大衆諸君、これもマンガだこの本は、図書館で借りたのは2度目になります。【水木しげるの遠野物語】水木しげる著、小学館、2010年刊<内容紹介>より座敷童、河童、鬼……生活の中から人々の想像力が生み出した妖怪が、今動き始める。妖怪の原点である柳田國男氏の名著を水木しげる氏がコミック化。日本妖怪史上最強の黄金タッグが実現。妖怪の里遠野紀行も併録。 <大使寸評>家には父親から引き継いだ「柳田國男全集」があるのだが、積読状態である。で、とっつきやすい水木しげるのマンガでアプローチを試みた次第です。Amazon水木しげるの遠野物語【できるかなリターンズ】西原理恵子著、扶桑社、2000年刊<「BOOK」データベース>より流しの編集・新保くんがしつこく持ってくる企画「ロボット相撲」。賞金百万円をゲットすべく、全国大会優勝に向けて壮大なプロジェクトを立ち上げたが…。“とりあえずやってみよう、やみくもに行ってみよう”の精神で、やったモン勝ちの激闘記。インドネシア暴動を見物したり、カンボジアの地雷原を散歩したり。自衛隊に体験入隊したかと思えば、サハリンの酔っぱらいたちと高歌放吟。サイバラ行くところ必ず何かが巻き起こる!大人気の「できるかな」シリーズ第2弾。描き下ろしマンガ&特製占いサイコロのふろく付き。<大使寸評>あいかわらず西原理恵子の追っかけを続けています。Amazonできるかなリターンズ【ウルトラ・ダラー】手嶋龍一著、新潮社、2006年刊<「BOOK」データベース>より「拉致」衝撃の深層!昭和43年暮れ。東京・荒川に住む若い彫刻職人が、忽然と姿を消した。それから35年以上の月日が流れ、ついに全貌が明らかになる…。ダブリンに超精巧偽百ドル札あらわる!震源は「北」。前NHKワシントン支局長の著者が放つ衝撃のドキュメンタリー・ノベル。<大使寸評>北朝鮮が偽札でウクライナ製ミサイルを買う危機が迫るというサスペンス小説である。英国情報局員、検知器メーカー社員らが偽札を追って、韓国、ロシア、中国、パリと飛び回り・・・・・「アメリカを刺激しないよう北朝鮮が独自に巡航ミサイルっを手に入れたように装って、対日抑止のカードとする―なんとしたたかな中国流か」・・・・麻子が中国のスパイではないかとの疑惑が上がるあたりから、引き込まれる小説である。NHK前ワシントン支局長の余技のような小説かと思っていたが、骨太な背景のもとでサンマルタン運河沿いの「北ホテル」やロイヤル・アーミーの最新ライフルも出てくるなかなかのサスペンスドラマとなっています。韓国路線ではアシアナのアップグレードにはお世話になった大使であるが、中国のハニートラップには幸か不幸かお世話にならなかったなぁ(笑)Amazonウルトラ・ダラー【透明水彩】武田信吾著、グラフィック社、2009年刊<カスタマーレビュー>より透明水彩独特のにじみを利用した光の捉え方。白い空間を生かした独特の空間表現透明水彩とは思えない、はっきりしたコントラスト<大使寸評>暇になったら、絵を描きたいと思う大使であるが・・・・なかなか、その踏ん切りがつかないのである。Amazon透明水彩<透明水彩より>「降っても晴れても」 空の明るさは印象を左右する。空は明るめにして絵の明暗の基準とする。とくに空が広い面積を占める場合は、空の明るさの印象は大きい。雨の日でも光はいっぱいあることが多い。「明るさの段階=Value」は、ひとつの絵の中で複雑にはしない。「空を塗る」 紙に水を塗ることから始める。空全体に、水を塗る。3回目、4回目と、水をたっぷりと紙を含ませていく。 雲の形は、ごく薄く鉛筆で下書きしている。水をこれだけ含ませて色を置くと、明るい色を塗っても、鉛筆線が気になることはない。「渚にて」 透明水彩で白波を描くとき、白抜きは避けて通れない。生き生きした痕跡を残すためには、失敗してもやり直さない決意が必要だが、水で洗う、ナイフ等でひっかくことで紙の地色を出すこともできる。とまあ・・・・抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。5/11市立図書館で今回借りた5冊です2/26図書館大好き老人の読書一覧
2012.07.15
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<別れのサンバ> 「別れのサンバ」といえば、長谷川きよしのデビュー曲である。盲目の弾き語りというスタイルも目立ったのだが、なにより完成されたリズム感が良かった。長谷川きよしのLPを買った1970年頃といえば、会社の寮で暮らしていたが・・・・せっかく買ったLPを友人に貸したのがまずかった。とにかく、本やレコードを人に貸すと・・・行方不明になって返ってこないんですね。(当然です)朝日beの「別れのサンバ」を紹介します。7/14別れのサンバより音楽を奏で、人にそれを聴いてもらうことで幾ばくかの収入を得て暮らしていく――。 12歳からクラシックギターを習い、音楽に夢中だった10代の長谷川きよしさん(63)の、それが唯一の夢でした。 高3のとき、シャンソンコンクールで入賞。東京・銀座のシャンソン酒場「銀巴里」に雇われ、プロとしてうたう場を得ました。そして、音楽プロデューサーにスカウトされ、1969年、「別れのサンバ」でレコードデビュー。ラジオの深夜放送で人気に火がつき、気がつくと、有名人になっていました。 黒いサングラス姿、巧みな指さばきが奏でるギターの旋律、伸びやかで情熱的な歌声。2歳のときに病気で視力を失った青年がうたう姿は、マスコミにも頻繁に取り上げられました。 だが80年代後半以降、音楽ビジネスの表舞台では、姿を見る機会がめっきり減りました。音楽業界の物差しでは「過去の人」とされても不思議ではありません。(デジタル朝日につき、これ以降はコピペ不能です)シャンソン酒場「銀巴里」で歌っていたというからには・・・ポッと出の新人というよりは完成されたプロだったのでしょうね。とにかくシャンソン、ボサノバ、フォルクローレを歌える日本人歌手は後にも先にも、彼ひとりという異色の歌手だと思うのです。*************************************************************************練習から帰ると、Amazonから「全国アホ・バカ分布考」が届いていたのです♪582頁もあるぶ厚い文庫本であり、定価820円、送料無料ならリーズナブルな値段である。(厚さと値段で算定するのはどうかとも思うが)「この調査をなんと北野誠探偵で行きますが、彼にできるでしょうか?」上岡局長が疑問を呈すると、顧問のキダ・タローさんは、すかさず「失敗ですね」と断言した。・・・・なかなか快調な出だしである。読後の感想は追って報告します。
2012.07.14
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南会津町で、間伐材を商品券1万円分と交換というニュースを紹介します。7/13間伐材を商品券1万円分と交換より●森林整備と経済活性化ねらい、南会津町 軽トラック約2台分の間伐材を、商品券1万円分と交換します――。そんな取り組みを南会津町が始めた。森林の整備と、疲弊する地域経済の活性化をねらった県内初めての試みだ。 間伐材を町内三つの森林組合が買い取り、1立方メートル(軽トラック約2台分)に対して、1万円分の商品券を支払う仕組みだ。町が今年度から始めた「森のエネルギー創出プロジェクト」。森林組合の買い取り価格の74%を町が補助し、商品券は町内で使える。5月からの2カ月間で、約700万円相当の間伐材が持ち込まれた。 町は、1600万円の予算を計上。里山を放置してきた町民が、山の手入れに取り組むのを期待している。町農林課によると、集まった木材の約3割は、一般町民の里山からの持ち込みだった。 買い取りは当初、6月までの予定だったが、町民に好評のため7月末まで延長する。 間伐材はチップに加工され、町内の道の駅「きらら289」にある天然温泉施設でボイラー燃料として使われる。町は灯油使用量を年間8割減らせると見込んでいて、再生可能エネルギーの推進にもつなげたい考えだ。地産地消の地場エネルギーと地場商業を公的資金で補助することは・・・・町民が自前のエネルギーで暮らし、森林の再生をはかるようなものですね。これは元々、高知県四万十町のアイデアだそうだが・・・規模が小さくても、取り組み数が多ければ、日本の山村が変わることになると思うのです。こんような地を這うようなグッドアイデアは、往々にして、中央省庁との相性が悪いことが多いので・・・・林野庁の意向とどういう関係になるのか?が気になるところです。(調べてみます)南会津町の場合、チップを温泉施設の燃料としているが、これを発電に利用するとなると・・・・FIT、電力が絡んでややこしくなるようです。とにかく経済原理を優先して輸入ペレットを発電に使うと言うようなおバカさんは、森林整備とは逆行することになりますね。バイオマス先進地にして酒好きの高知ではC材で晩酌を!事業という事業があるようです(笑)
2012.07.13
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犬童一心監督、渡辺あや脚本「メゾン・ド・ヒミコ」が良かったので、このコンビに期待して「ジョゼと虎と魚たち」を観たのですが・・・・ええでぇ♪恋敵の女性が張り合うところなど鋭く描かれていたが、原作が田辺聖子であることで納得した次第です。ジョゼが関西弁なのも原作によるのだろうが(あるいは脚本かも)・・・・短く本音をもらす関西弁に、関西人にはよりリアリティを感じるわけです。永遠の決別を覚悟した恒夫は、突然泣き崩れるが・・・・出会いから別れまでを描くビター・スウィートの映画でんな♪この2作品には、ゲイとか、障害者とかマイノリティに寄り添う優しさが見えるのですが・・・・今後、このコンビが映画を作るなら、マイノリティ路線なのかもしれませんね。【ジョゼと虎と魚たち】犬童一心監督、2003年制作、H24.7.5観賞<goo映画解説>よりある日、大学生の恒夫(妻夫木聡)は、坂道を暴走する乳母車に遭遇する。乗っていたのは、包丁を握りしめ、恐怖と怒りに満ちた目を見開いた少女(池脇千鶴)だった。歩けない孫娘を「こわれもの」として世間から隠そうとする老婆(新屋英子)が散歩に乳母車を使っていたのだ。脚の不自由な孫娘は、自分を“ジョゼ”と名のり、手際よく料理した食事を恒夫に振る舞う。その美味しさに感嘆する恒夫だったが、当の本人は「当たり前や!」と、にべも無い。恒夫はそんな負けん気の強いジョゼにひかれるのだった。<大使寸評>犬童一心監督、渡辺あや脚本「メゾン・ド・ヒミコ」が良かったので、このコンビに期待して観たのですが・・・・ええでぇ♪田辺聖子原作とのこと・・・やはり女性の視点だったのか。goo映画ジョゼと虎と魚たち文学にみる障害者像田辺聖子著『ジョゼと虎と魚たち』いい人を描く映画というものは、観てて結構疲れるわけですね・・・で、このあと犬童監督作品を観るとしたら、「グーグーだって猫である」みたいな軽い映画がいいのかも?♪猫好きの大使だから、期待に沿うこと請け合いの映画だと思います。「メゾン・ド・ヒミコ」を再掲します。【メゾン・ド・ヒミコ】犬童一心監督、渡辺あや脚本、2005年制作、H24.4.11観賞<大使寸評>マイノリティに対しても、渡辺あやの目線は優しいのだ♪オダギリ・ジョーのゲイ役は、これこそはまり役なんでしょうね(オイ オイ)goo映画メゾン・ド・ヒミコメゾン・ド・ヒミコ byドングリ渡辺あやの世界にこの作品も収録しました。
2012.07.13
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最近は、品が無くて騒がしいバラエティ番組が多いので・・・見るに耐えない大使は、即チャンネルをスルーしているのです。 一方で、知っている人は知っている「探偵!ナイトスクープ」という長寿番組があるんですが、関西の視聴率では3位~5位あたりをウロウロしていて健闘しているわけです。とにかく「探偵!ナイトスクープ」では、市井の民がおおらかな可笑しさを謳歌していて、ええでぇ♪ちょっと気に食わないのは、西田某という八方美人の異邦人を局長に据えたことであるが・・・まあいいとしよう。 この番組の黎明期(1991年)に、「全国アホ・バカ分布」を実地調査したことがあり、大うけであったことは関西人はよく覚えているが・・・・民俗学的なフィールドワークとしてもバッチグーであり、学者連中を唸らせたわけですね♪この番組によって結実した「全国アホ・バカ分布図」です・・・すご~い♪蔵書録を作っていたとき「全国アホ・バカ分布考」という本を見つけたので紹介します。なるほど傑作ノンフィクションですか・・・Amazonで買おうかと思っているところです。【全国アホ・バカ分布考】松本修著、新潮社、1996年刊<「BOOK」データベースより>大阪はアホ。東京はバカ。境界線はどこ?人気TV番組に寄せられた小さな疑問が全ての発端だった。調査を経るうち、境界という問題を越え、全国のアホ・バカ表現の分布調査という壮大な試みへと発展。各市町村へのローラー作戦、古辞書類の渉猟、そして思索。ホンズナス、ホウケ、ダラ、ダボ…。それらの分布は一体何を意味するのか。知的興奮に満ちた傑作ノンフィクション。 <大使寸評>番組に依頼した人の着眼がよかったのか、それを採用し追及させた松本修プロデューサーが偉かったのか♪Amazon全国アホ・バカ分布考ノンフィクション100選★全国アホ・バカ分布考|松本修ところで、同志社大学中退にして「永遠の0」の著者でもある百田尚樹さんは放送作家となった後、『探偵!ナイトスクープ』の構成も手がけていたそうです。やはり、どこかアホの雰囲気のある人なんでしょうね(詳しくは知らないけど)さきほど、Amazonに「全国アホ・バカ分布考」を発注したので、14日までに手元に届く予定です。読後の感想は後ほどに♪wikipediaでアホ・バカ分布図の成り立ちを調べました。wikipediaアホ・バカ分布図より 1990年(平成2年)1月、関東人の夫がよく「バカ」という言葉を使うのに疑問を持ったという関西人の女性(自身は「アホ」を使うという)からの「アホとバカの境界線はどこか調べて欲しい」といった内容の依頼が『探偵!ナイトスクープ』で紹介された。この依頼を担当した北野誠が、アホとバカの境界線を調べるべく東京駅から調査に乗り出したものの、名古屋駅前での調査では「アホ」でも「バカ」でもない第三の言葉として「タワケ」が使われていたため、急遽「アホ」と「タワケ」の境界線を探ることに変更。岐阜県関ケ原町の住宅街で「アホ」と「タワケ」の境界線と思われる地域を発見したため、岐阜県関ケ原町が「アホ」と「タワケ」の境界である、といった結論を出した。 ところが、当時局長だった上岡龍太郎は、「では、バカとタワケの境界線はどこなんですか?」と問いかけた。また他の探偵からも「大阪の西の境界線はどうなっているのか」などの質問が相次いだため、上岡は「今年一杯かかっても、きちっと地図に境界線を入れてください。」と北野に継続調査を行うことを命令。こうして、本格的なアホとバカの境界線の調査に探偵局は乗り出したが、視聴者からの情報投稿を元に第一次、第二次の分布図を作成した後、しばらくこの件に関する調査は休止状態となった。・・・・ 追加予算を得た番組スタッフは、言語学者の徳川宗賢のアドバイスを受けつつ、それまでの予算規模では困難だった地方自治体の教育委員会への大規模なアンケート調査を行い、1991年(平成3年)5月に「日本全国アホ・バカ分布図」が完成。アンケート結果に基づく追加ロケを行ったうえで特番として放送された。 そして、1991年(平成3年)日本民間放送連盟賞テレビ娯楽部門最優秀賞受賞・第29回ギャラクシー賞選奨・第9回ATP賞グランプリを受賞した。
2012.07.12
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TPP反対、モンサント憎しの大使であるが・・・・・もっと本格的な印鑰智哉さんのアピールを、この2,3日のツイッターから紹介します。7月11日印鑰 智哉 ?@tomo_nadaピープルズ・サミット:バイオパイラシーのセミナー。ブラジル・ペルー国境で武装伐採業者の攻撃を受けながらも先住民族アシャニンカはコミュニティを維持し続ける。しかし企業に大事な種の特許を取られ、権利を取り戻す闘いを開始する。日本語 http://ow.ly/c8PAW印鑰 智哉 ?@tomo_nadaTPP交渉の行われた米国・サンディエゴでは、市民団体、労働組合などが協力し数々のアクションを行ってきた。いいなと思ったのは会期中何度も行われた「Pots & Pans...7月10日印鑰 智哉 ?@tomo_nada米国での有機農家によるモンサント告訴の背景、モンサントは悪名高い通称「モンサント警察」を使って毎年500以上の農家を取り調べ、これまで144の農家を告訴し、700の農家を法廷外の賠償に追い込んだ。他国にも及ぶこの悪行を本国で止めることの意義は大きい。裁判に注目 印鑰 智哉 ?@tomo_nada モンサントは何百万も使ってモンサントが農業を改良し飢餓をなくし農民を助けていると宣伝しているが米国の憂慮する科学者連盟はそれを嘘と暴露。農務省長官にモンサントの嘘に騙されずに効果的な農業政策を求める署名。日本からも可能。英語 http://ow.ly/c7Hy6 7月9日印鑰 智哉 ?@tomo_nada モンサントは有機農家を ?#遺伝子組み換え? 種子で汚染しながら、有機農家を逆に種の不正使用と告発し、従わない農家を排除してきた。昨年30万の支持を得た米国の有機農家が逆にモンサントを告発。今年2月に訴訟棄却も上訴で反撃。英語 http://ow.ly/c6h4i 歴史的に反米色が強いフランスが、映画『モンサントの不自然な食べもの』をぶち上げています。・・・ええでぇ♪(まだ観てないけど)映画『モンサントの不自然な食べもの』解説より アップリンクが配給しているもうひとつのフランス映画『未来の食卓』のジャン=ポール・ジョー監督は、「原発と遺伝子組み換え作物(GMO)には共通点がある」と言っています。「どちらも第二次世界大戦で使われた戦争のための技術から生まれた。原発は原爆から、GMOは毒ガスから(毒ガスをもとに除草剤が作られ、それに耐える植物が遺伝子組み換えで作られた)。どちらも自然を支配しようとする技術であり、人や環境に取り返しのつかない被害を与える」 マリー=モニク・ロバン監督のこの映画『モンサントの不自然な食べもの』は、GMO種子で90%の世界シェアをもつモンサント社とはどんな企業なのか?をテーマにしています。「これまでいろんなドキュメント映画を作る過程で、いつもモンサントの名前に行き当たっていたので、気にはなってたの。それである日、インターネットで“モンサント”と打って検索してみた。そしたら700万件もヒットした。『へぇー、すごい』と思って、“モンサント 汚染”、“モンサント 汚職”とか、いろんなキーワードで次々に検索してみた。すっかりハマってしまって、3、4カ月もネット検索にのめり込んだ。文献を読めば読むほど、この企業が工業化時代でもっとも物議をかもしている企業だと分かった」とロバン監督はこの映画を作った動機を語っています。映画の中でもその検索の過程が再現されています遺伝子組み換え作物は、この映画にも出てくるように、安全性の確認が不十分だったり、データが捏造されたりしています。遺伝子の働きは極めて複雑で何が起きるか分からない部分が多く、世界中の消費者がモルモット状態といえます。また、ラウンドアップが効かない「スーパー雑草」が拡大するなど、自然からのしっぺ返しも始まっています。TPPの本質は、日本農業新聞のような業界紙に表れています
2012.07.11
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ますます傍若無人になる中国の海洋アクセスなるエントリーが出るほどに・・・・尖閣問題で、日中関係の傷口が開いた昨今ですね。 中国のシーレーンへのアクセス可燃性ガスのようなナショナリズムに火をつけて大火事にするのはたやすいが、その可燃性ガスをうまく取り扱うのが隣国と付きあう際の知恵なんでしょう。傍若無人(に見える)の隣国に、どう対応すればよいのか?そのあたりについて、日中の外交通の鼎談“日中40年「傷」拡げぬために”が7日の朝日に載っていたので・・・・それを読んで頭を冷やそうと思ったのです。 <日中40年「傷」拡げぬために>よりT:趙啓正(全国政治協商会議主任)M:宮元雄二(前駐中国大使)W:若宮啓文(朝日新聞主筆)(デジタル朝日ではこの記事が見えないので、7/7朝日から転記しました・・・そのうち朝日からお咎めがあるかも)<尖閣「棚上げ」で国交開けた:趙>W:国交が開かれて40年。山あり谷ありでしたが、最近の世論調査では互いのイメージが最悪。尖閣諸島の争いが大きいですね。T:田中内閣の官房長官だった二階堂進さんに聞いた話ですが、田中角栄首相は訪中前に「尖閣問題を話さなければ国民に説明できない」と言っていた。しかし周恩来首相にそれをぶつけると「その話をすれば正常化できない。これは少し置いておこう」と言われて同意した、と。W:そんなやりとりは首脳会談の記録に残っています。さらにトウ小平副首相が1978年に来日して「棚上げ」を表明しました。T:それで双方が一致しているのなら大変喜ばしい。W:田中首相は異を唱えなかったが「わかった」とも言っていないので、日本政府は「棚上げ」は合意でなく「領土問題は存在しない」との建前を貫いてきました。T:この問題を脇に置くことで国交を開いたのは事実。上の世代の勇気や英知は覚えておくべきです。M:日本の立場は正しいし実効支配もしているので「領土問題が存在する」とは認めにくかった。しかし外務省で20年も中国関係をしてきた私が、この問題で相当に時間をとられたのは事実。呼び方はどうあれ問題はあったのです。W:一昨年9月に中国漁船が海上保安庁の船に体当たりし、船長が逮捕されました。背後に何らかの力があったのでは。船長を英雄視する向きもあったし、中国政府はすごく高飛車でした。T:事件を聞いて、なぜ小さな船が日本の大きな船に、とちょっと理解ができなかった。船長はあまり知識がなく国際法の認識もなかったと思う。もし中国政府が仕向けたなら愚かだが、そういうことはないし、英雄でもない。しかし日本政府が逮捕したとなると中国政府が対処するのは当然。日本が国内法に基いて処理を宣言したのは、日本の領土だと言われるのと同じ。もとより紛争地域なのだから、日本の国内法での処理は受け入れられない。漁船をめぐる事件は何度も起きていたが、こういう対処はそれまでなかった。M:90年代に中国課長をしてましたが、尖閣は日本領土だという明確な立場の一方で、我々の基本的な姿勢は現状維持。日中双方が行動をとらなくてもいいようにという暗黙の了解のうちに、双方の外交当局は協力しあっていました。ところが90年代後半から現状維持への挑戦が双方から起きてきた。日本には中国の行動が実効支配への挑戦だと映り、中国側には日本の行動が強硬になったと映ってエスカレートした。W:日本側では右翼団体が灯台を建てたりしましたね。M:僕らは灯台を建てさせないように動いた。しかし、そういう現状維持の外交努力が双方で「軟弱だ、なぜ立場を強固にしないのか」という国内からの批判につながってしまった。一昨年の事件は双方のいろいろな状況認識の不正確さによって、お互いに間違った措置をとってしまったと思う。W:日本の領土だから国内法で処罰するというのは、日本人には通りやすい話でした。M:しかし、そうすれば間違いなく重大な外交問題になる。W:政権も代ったばかりだったし判断が甘かった、と。M:そうですね。対する中国側は「日本が仕組んでああいう事件を起こし、国内法を初適用することで実効支配を強めようとしている」と受け取ったのではないか。W:中国が領有権の主張を始めたのは70年以降ですが、絶対に曲げられないのですか。T:変えられない。両国の専門家はそれぞれ歴史的な詳細や証拠についてメディアに公開する形で意見交換をしてもいい。W:記録によると周首相は田中首相に「石油が出るから問題になった」とも話しています。その前に訪中した公明党の竹入義勝委員長には「共同開発がいい」とも。実は田中さんも同じ考え方だったようです。もし首脳会談で周さんが「将来は共同開発で」と言えば、田中さんは乗ったかもしれません。T:トウ小平さんは79年5月に訪中した鈴木善幸さん(のちの首相)に「主権の問題にかかわらない前提なら、釣魚島(尖閣)付近の共同開発をしてもいい」と言い、6月には外交ルートで資源の共同開発構想を提起しました。紛争を「棚上げ」して共同開発という考え方です。W:その発想は今も生きていますか。最近は軍事的な文脈で領海拡張に頭が行っていて、それではおさまらない印象があります。T:トウ小平さんの言葉でもあり、軽々しく放棄することはない。M:いまも中国の公式見解だと思います。しかし同時に中国の軍事力、とりわけ海軍力が強まっていて自然に外に出てきている。軍事上の必用と資源上の必要で、あれだけ調査船が出てきたのでしょう。<行動には反作用伴う:趙>W:東京都の石原慎太郎知事が「尖閣を購入しよう」と言い出して中国が猛反発しています。T:石原さんはパフォーマンスにたけた人。連続ドラマみたいで、島に関する一幕以外にパンダについての一幕もある。次にどんな一幕が出てくるのか。M:はっきり認識した方がいいのは、尖閣の領有を日本が確信しているからといって、中国と「紛争はない」というのは事実を見ていないということ。「紛争になっても話し合わない」ではすみません。「話し合ったら領土問題があると認めたことになる」では処理しきれない。T:私たちに必用なのは、我慢しつつ耐えながら長期的な視野にたった知恵を出していくこと。それを踏まえた対話がとても重要です。W:尖閣に自衛隊を置けとか勇ましいことをいう人がいます。M:尖閣問題はさらに危険水域に入った。日中の両方で強硬な声がどんどん高まっている。一方が何かをすれば相手は対抗せざるをえない。そうならない知恵が必要です。T:作用があれば必ず反作用がある。だからアクションをしてはいけない。中国では島に上陸しようという民間人たちに勧告し、制止しています。そんなことをしたら日本側のより大規模な上陸を招きかねない。W:それは朗報ですね。ところで、この40年間に貿易量は300倍以上、人的交流は500倍にも。M:そういう大きな文脈を忘れてはいけない。我々は巨大な共通利益を抱えており、これからの外交は個別の問題が全体に影響を及ぼさない仕組みにしなければ。それほど日中の共通利益は大きいのだと、より多くの国民に理解していただき、そこから個別の問題を見ていくことが大事です。日本は中国にGDPで抜かれたという気分も克服しないと。T:中日関係の困難は今後もしばらく続くかもしれない。しかし中国人も日本人も大変すばらしい民族で知恵に富んでいるから、いつまでもゴタゴタ争い続けることはないと思う。毛沢東もトウ小平も日本民族は偉大だと言っていますし、周さんは日本に留学の経験もあった。いま中日双方には互いの留学生がたくさんいて知日派や親中国派となっていく。その役割は大変大きい。中日は最終的に必ず前進し、新しい友好関係に進んでいくと確信しています。M:世界中、隣国同士で仲がいいところはないんです。だから我々は冷静で客観的な目標を持つべきです。中国は口げんかしても友人は友人。フランス人とドイツ人は今も悪口を言い合うが、重要なところではがっちり手を握って欧州を引っ張る二つの車輪。日中もそういう関係が現実的な将来像でしょう。T:中国の昔話ですが、雁が空を飛んで行くのを見て二人の狩人が話し合う。「この雁を射落としたら、どうやって食べよう」。ああだこうだと言い合っているうちに雁は飛んで行ってしまった、と。世界には中日に共通のチャンスが多いのに、互いにいがみ合っていたらチャンスを逃がしてしまわないか。W:中国の人は日本に「歴史を忘れるな」とよく言います。まさにその通りと心の過ちを中国が犯してしまわないかと心配にもなります。軍の強大化、ナショナリズムの高まり、あるいは戦後日本の公害であるとか経済成長による傲慢さとか。T:日本側から中国に大国化しないでという声を聞きますが、私はこれに反感を覚えません。これは中国に対して注意を促す言葉だととらえているからです。<「大同につく」精神取り戻そう:若宮> 田中角栄首相と大平正芳外相が北京に乗り込んだとき、中国では毛沢東主席が健在で、教条的な文化大革命も終わっていなかった。首都北京ですらネオンどころか夜は真っ暗で、女性のおしゃれなど考えられなかった時代である。 政治体制も社会の発展ぐあいもまったく異なる隣国どうしの握手は、日本の侵略の過去にけじめをつけ、両国の関係を開くだけではなく、アジアや世界の発展に寄与しようという目的だった。「小異を残して大同につく」(周恩来首相)の精神で歴史の歯車を回したのだ。 だが、40年の歳月を経て国際環境が大きく変わるなか、中国は軍事も経済も急成長。日中関係はずっと濃密になったのに、「平和友好条約」を結びあったことも忘れるほど最近はささくれがちだ。 そんな危機感に包まれて今月はじめに開かれた「東京-北京フォーラム」では、元首相の福田康夫氏が「小異が大同を振り回してはならない」と呼びかけ、明石康・元国連事務次長も「偏狭なナショナリズム」に警鐘を鳴らした。だが、驚くほどだったのは中国側の共鳴ぶり。曾培炎・元副首相は40年前の原点に返れと唱え、外交家の呉建民氏らも「視野の狭いナショナリズムやポピュリズム」の危険性を訴えた。中国でも不安がつのっているのだろう。 幅広い「公共外交」が持論の趙氏は、わざわざ持参した「呉越同舟」の絵を宮本氏らに贈った。敵同士であっても、波風にあえば沈まぬよう協力して仲良くなる。それが孫子の言葉の真意だという。 論議はお読みいただいた通りだが、双方に高まる感情論のなか日中は大人の振る舞いを取り戻せるかどうか。政治家はもとより、メディアがこれほど問われる時もない。趙さんは、かなり柔軟で未来志向の見識を披瀝してくれたが・・・中国共産党中枢や人民解放軍はどうなんでしょうね?どうですか?・・・頭は冷えたでしょうか? 冷やすしかないんだけど。
2012.07.10
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書評がいいのは、その本がいいせいかもしれないが・・・・日露戦争、司馬史観にも言及した柄谷さんの書評が目をひいたので、8日の朝日よりまるまる転記して紹介します。 現在の日本には、つぎのような見方が行き渡っている。それは、日露戦争までの日本人は、合理的・現実的・普遍志向的であったのに、以後、日本人は非合理的・非現実的・反普遍的となってしまった。ゆえに、日露戦争までの日本人のあり方を参照すべきである、というものだ。本書は、そのような司馬遼太郎史観をくつがえすものである。 たとえば、日本人が日露戦後に非合理的・精神主義的となったのは、第一次大戦を十分に経験せず、日露戦争の体験を通して世界を見ていたからだと言われる。確かに、日本軍は青島要塞の攻略においてドイツ軍に楽勝したように見えるが、それは日露戦における旅順要塞の惨劇をくりかえさないために、軍の近代化をはかったからだ。大量の砲撃を先行させ、歩兵戦を避けたのである。逆に、第一次大戦でドイツ・フランス・ロシアは、むしろ日露戦争における日本軍の肉弾戦から影響を受けていた。 第一次大戦後の日本軍は、敗北したドイツの戦法から学んだ。それは短期決戦+包囲殲滅戦という戦法である。しかし、これは日露戦争や青島での勝利に酔って傲慢になったからではない。現代の戦争は総力戦であり、戦力は経済力に比例する。「持たざる国」は「持てる国」に勝つことができない。物質力に劣った日本は、どうすればよいか。それを精神力で補い、勝てそうな相手とだけ、短期決戦の戦争をするしかない。そう考えたのが「皇道派」(農本主義ファシスト)である。彼らは2.26クーデターを起こして鎮圧された。 一方、日本を計画経済によって「持てる国」に変えることは可能だと考えたのが、「統制派」(生産力ファシスト)である。しあし、明治憲法にもとづく体性は、全面的統制を可能にするような権力の集中を妨げた。ゆえに、日本においてファシズムはついに「未完」であった。その中で、石原莞爾は満州を領有すれば日本を大産業国家にできると考え、独断で満州事変を起こした。にもかかわらず、彼の考えでは、日本は将来「持てる国」になるまでは、決して戦争をしてはならなかった。 つまり皇道派も統制派も「持てる国」との戦争を拒絶していたのだが、ほとんど政治的に失脚してしまい、結果的に、短期決戦+包囲殲滅戦という戦法だけが正統的なものとして受け継がれたのである。満州事変をきっかけに「持てる国」との長期的な戦争に突入していったとき、日本軍には「玉砕」という戦法しかなかった。この過程を考察して、著者は「背伸びをするな」ということを「歴史の教訓」として見いだしている。日本人が切れると、短期決戦+包囲殲滅戦という戦法に陥るのが・・・怖いですね。とにかく、大使は気に入った文章があれば、タイピングの労を厭わず転記するのであるが・・・・タイプすれば、いくらか理解もすすむし、記憶にも残ると思うからである。これって、頭が良くないせいなのかも?(暇なだけやでぇ♪)【未完のファシズム】片山杜秀著、新潮社、2012年刊<「BOOK」データベースより>天皇陛下万歳!大正から昭和の敗戦へ―時代が下れば下るほど、近代化が進展すればするほど、日本人はなぜ神がかっていったのか。皇道派vs.統制派、世界最終戦論、総力戦体制、そして一億玉砕…。第一次世界大戦に衝撃を受けた軍人たちの戦争哲学を読み解き、近代日本のアイロニカルな運命を一気に描き出す。 <大使寸評>柄谷行人はこの著書を司馬史観への反論と言っているが、私は司馬史観に加えて心しておくべき史観だと思うのです。(司馬さんへの敬意はおろそかにしない大使である)著者は「背伸びをするな」と説いているが、石橋湛山が生涯貫いた「小日本主義」にもつながる真っ当な史観ではないでしょうか。Amazon未完のファシズムwikipedia小日本主義
2012.07.09
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オスプレイの運搬船がハワイに到着したそうだが・・・・クリントン長官が今日、玄葉外相と会見してオスプレイの安全性を強調したが・・・・なりふり構わないような発表が、かえって不安を覚えるわけですね。アメリカの強引とさえ思えるオスプレイ配備の裏には、選挙を前にして軍需産業からの圧力があるんだそうです。また、アメリカからはオスプレイの安全性について疑問をはさむ内部告発のような報道も流れています。一例として、従来のヘリコプターではオートローテーションという操作が可能であるが、オスプレイには無いのでエンジンが止まれば、即墜落するんだそうです。製造業の衰退に危機感を持つオバマ政権はなりふりかまわず、日本でのオスプレイ運用を目指しているが・・・オスプレイの構造的欠陥、政治的背景について、鋭意、ネット情報を集めようではないか!<perspectiveさんの今日のツイート>より-TBS報道特集。オスプレイ問題。今年5月、米下院議会でオスプレイ予算削減修正案が提出されるも直ちに否決。修正案を出した民主党クィグリー議員は、オスプレイ予算削減を阻む理由の1つは40州にある2000社が部品を支えていることだと主張。軍需産業の雇用問題が背景にあると―森本防衛大臣が、再発防止策まで含めた報告書の提出を米側に要求しているそうで・・・防衛大臣の不信感を米側は苦々しく思うかもしれないが、防衛相として真っ当な発言だと思うのです。日米安保が変質しようしている今、日本としては国民の生命を軽視するような対米従属を見直す契機となっていると思うのです。オスプレイ配備は対米従属そのものであるが、wikipediaより<対米従属であると非難されているもの>を挙げてみると・・・ ・日米安全保障条約 ・砂川事件最高裁判決 ・日米地位協定 ・思いやり予算 ・在日米軍 ・自衛隊海外派遣 ・在日米軍裁判権放棄密約事件 ・日米核持ち込み問題 ・年次改革要望書 ・規制緩和 ・郵政民営化 ・日米構造協議 ・BSE牛肉輸入再開問題 ・読売新聞、産経新聞をはじめとする大手マスコミの論調 ************************************************************************* 【オスプレイのネット情報】「ヘリパッド建設阻止!危険なオスプレイNO!」真喜志好一森本大臣は構造的問題は無いというが、大きな二つのプロペラを持つ機体の外形そのものがバランス的に不安全なんだろう。それに、オスプレイは操縦が難しいそうだが、それも欠陥といえるのではないか?朝日の一面トップの記事だが、新事実は無し、産経より3日遅れは、単なる特落ちか?7/16オスプレイ事故調に米軍圧力 機体不調の報告、変更迫るより米空軍の新型輸送機オスプレイがアフガニスタンで不時着して4人が死亡した一昨年の事故で、事故調査委員長を務めた空軍幹部がエンジンの不調が事故につながったという報告書をまとめたところ、内容を変更するよう上官から圧力をかけられたことが分かった。 2010年9月まで、空軍仕様のオスプレイCV22を運用する空軍特殊作戦司令部に勤めたドナルド・ハーベル退役准将が、朝日新聞に証言した。ハーベル氏は、同年4月にアフガン南部で起きた事故後に調査委員長に任命され、8人のスタッフと原因を調べた。 事故では20人の乗員のうち、操縦士ら4人が死亡。アフガンに配備されたCV22の初の死亡事故だった。 7/13オスプレイ墜落事故 米元事故調委員長インタビュー「空軍から圧力あった」よりオスプレイの事故調査委員長だったドナルド・ハーベル米退役空軍准将が11日、産経新聞の電話インタビューに応じた。ハーベル元准将は沖縄に配備予定のオスプレイについて、「機体は改良を重ねており、飛行実績をみる限り、他の固定翼機やヘリコプターに比べても安全性が高い」と語った。主な発言は次の通り。 --今年4月のモロッコでの墜落事故をどうみる 「十分なスピードが出ていないのに、慌てて垂直飛行から水平飛行に移ろうとした操縦ミスだ」 --複雑な構造が操縦ミスを招くのか 「垂直に飛べるがヘリコプターの機能より劣り、水平に飛べるが固定翼機より性能が劣るということだ。中途半端だが、双方の機能を併せ持っているので、それに適した作戦が可能になる。その分、操縦は固定翼機やヘリコプターに比べて難しい。着上陸作戦を行う海兵隊も、特殊作戦を行う空軍もオスプレイを重宝しており、今後も運用を続けていくだろう」 --6月の米フロリダ州での事故原因は 「はっきりしているのは、パイロットが操縦マニュアル通りにしなかったということだ。2機編隊だったが、後続機は僚機の乱気流を避けるため、少なくとも250フィート(約76メートル)離れ、斜め後方を飛行しなければならないのに、それを守らなかった。むしろ、あれだけの墜落事故で、死者が出なかったのが不思議だ。墜落直前までどう操縦したのかを分析することは、事故が起きた際に被害を最小限に抑える重要な参考になる」7/11オスプレイが緊急着陸 米南部、機体にトラブル 海兵隊の訓練中 より【ワシントン共同=林浩正】米海兵隊が運用する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが9日、機体のトラブルを起こし、米南部ノースカロライナ州のウィルミントン国際空港に緊急着陸していたことが10日分かった。地元メディアが報じた。けが人はなく、機体に損傷もなかった。 緊急着陸したオスプレイは海兵隊の同州ニューリバー飛行場所属で、通常の訓練中だった。着陸時、パイロットは機体をコントロールできていたというが、海兵隊などが原因を調査している。 MV22は4月、モロッコで訓練中に墜落し、4人が死傷。空軍仕様のCV22も6月に米フロリダ州で墜落し、5人が負傷しており、米国が配備を予定している沖縄県などから反発の声が上がっている。米側は「(安全性を)日本側に保証している」(パネッタ国防長官)としている。 トラブルが起きたのは、エンジンの動力を回転翼に伝える「ドライブシャフト」と呼ばれる部品という。 海兵隊は今月2日、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備される12機のMV22を積載した民間輸送船が1日に米本土を出港したと発表した。普天間配備に先立ち、今月下旬に岩国基地(山口県岩国市)に搬入される予定。 普天間への配備後、海兵隊はキャンプ富士(静岡県御殿場市)と岩国基地に毎月数機を派遣する訓練や、本州、四国、九州各地での低空飛行訓練を計画している。7/10ますますオスプレイ配備秒読み 各地で訓練 強まる反発よりオスプレイと呼ばれる米海兵隊の兵員輸送機の日本配備が秒読みになってきた。今月二十四日に、米軍岩国基地(山口県岩国市)に搬入され、八月に沖縄に配備、十月から本格運用される見通しだが、日本各地で反発の声は強まるばかりだ。 (編集委員・五味洋治) Q オスプレイとはどんな輸送機か。 A 沖縄に来るのは兵員輸送機MV22。簡単に言うとヘリコプターの機能を備えた飛行機だ。主翼両端のプロペラの角度を変え、ヘリコプターのような垂直離着陸と固定翼機並みの速度での飛行ができる。航続距離は約三千九百キロで、海兵隊が使用しているヘリコプターCH46に比べ、最大速度は約二倍、搭載量は約三倍、基地から作戦を終えて帰還する「作戦行動半径」は最大で約四倍になる。 Q 日本に配備されるんだね。 A 岩国基地に運ばれた後、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備される計画だ。最終的に二十四機を配備する方針だ。 Q 安全性は大丈夫なのか。 A 二〇〇七年から実戦投入されたが、今年四月にはモロッコで墜落し四人が死傷。六月にも米フロリダ州で墜落、五人が負傷している。 Q 墜落原因は何か。他の機種に比べ危険だとしたら心配だ。 A 米側は「全体的に安全性はよかった」(クリントン国務長官)とし、重大事故率も他の機種に比べ著しく高くないと説明している。しかし配備される沖縄では、過去にも米軍機の墜落事故が起きている。仲井真弘多(なかいまひろかず)知事は受け入れ拒否を表明、事故が起きた場合には「沖縄にあるすべての米軍基地の即時閉鎖の動きが起きる」と述べている。八月五日には配備に反対する大規模な県民大会が沖縄県宜野湾市で開かれる。 Q 全国各地でも反対の声が強まっていると聞く。 A 八月に沖縄に配備されたあと、キャンプ富士(静岡県御殿場市)と岩国基地に毎月数機を派遣する訓練や、本州、四国、九州各地で「戦闘即応体制を維持するために必要」として、低空飛行訓練を計画しているんだ。訓練地域となっている自治体は慎重な対応を求めている。 Q これだけの反対を押し切って配備しようとする米側のメリットは何か。 A 米軍は現在配備されている中型輸送ヘリの老朽化を理由にしているが、実はもっと大きな理由がある。軍事的台頭が著しい中国や、北朝鮮での有事をにらみ、オスプレイ投入で対応力強化を図る狙いだ。アジア地域重視を打ち出した、米国の新国防戦略を踏まえた決定といえる。 Q 日本政府は何もできないのか。 A 八日の日米外相会談では、日本側は事故に関するデータの早期提供を求めた。森本敏防衛相もこの問題をめぐり、近く米国に専門家チームを派遣する方針だが、オスプレイ配備はあくまで米側の計画で、法的に拒む権利は日本側にはないと説明しており、「配備ありき」の印象が強い。岩国から、全国へ拡散するオスプレイの配備を絶対に阻止するMV-22の低空飛行、本当の飛行高度は?
2012.07.08
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サンデー毎日の大使にとって、2本立て館のラインナップとシルバー料金1000円が魅力的である。月に1~2回の頻度でこの映画館に通っているのだが、今回観た映画「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」を紹介します。ちなみに、もう一本は「サラの鍵」であるが、いつもながら館主のセンスにはウンとうなづくのです。【マーガレット・サッチャー鉄の女の涙】フィリダ・ロイド 監督、2011年、英制作、H24.7.6観賞<大使寸評>鉄の意志を持って新自由主義を推進した女性首相として記憶されるが、大使としてはフォークランド戦争に勝った首相という思いが強い人です。「売られた喧嘩を勝ちきる」のが、すごーい♪goo映画マーガレット・サッチャー鉄の女の涙冒頭で、老婆がスーパーで牛乳を買うシーンが出てくるが、まさか、これが鉄の女か?メリル・ストリープか?と疑うが・・・・まさかが本当であると知れるのです。(メリル・ストリープの老け役がすごいが、実際に老けたのかも知れないなぁ)老いたサッチャーは、つねに「自分の頭脳に老いはないか?」と疑うのです。かって「言葉は思考を産み、思考は行動を産み、行動はやがて習慣となり、習慣は性格を形作る」と唱えた明晰な鉄の女サッチャーならではですね。IRAのテロ、ムスリムのテロが続いたイギリスは、9.11に比べて影がやや薄まるが、もっともテロの嵐が吹き荒れた国である。その過酷なテロの時期は、同時に産業構造の転換期でもあったが・・・・労働組合が猛反発するなかで、確固たる信念をもって新自由主義を推進したことは、今や歴史として皆が認める事実ですね。映画は頻繁に現在と過去をフラッシュバックで繰り返すが・・・・家族思いの普通の女と、修羅場を切り抜ける女の二面を描いているのです。フォークランド紛争の初期に、作戦会議室で軍人、閣僚が見守るなか、「沈めろ!(Sink it)」と裁断を下すシーンが圧巻でした。過大な戦果は総力戦に突き進む危険性もあり、軍の参謀であっても躊躇する決断だったかもしれないが・・・・「売られた喧嘩は、勝ちきる」強さがもたらした決断だったのかもしれません。戦艦ベルグラーノの撃沈は国家間で争った戦争では、衆人環視のなかで行われた最も直近の大作戦であったと・・・軍事オタクの大使も認めるのです。戦争となるとついヒートアップして筆が滑りがちとなるので、このあたりで収めるが・・・・ポピュリズムとは一線を隔して信念を貫き、激動の10年近くイギリスを牽引したサッチャーさんは偉大な政治家だったのかも知れないですね。(米英の金融企業、新自由主義が大嫌いな大使であっても、サッチャーさんの鉄の意志は評価せざるを得ないわけです)それから、夫デニスの人を見る目も素晴らしいし、軽妙なサポートもいけてますね♪ベルグラーノ:撃沈された戦艦の真実 フォークランド紛争2本立てだから、幕間に弁当を食べるわけだけど・・・・・弁当のあての缶ビールを飲んだせいで「サラの鍵」を観ている最中に3回?ほど寝込んでしまった。いい映画なんだけどね(汗)
2012.07.08
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今日は七夕であるが・・・・七夕といえば朝鮮のカササギ伝説が思い浮かぶのです。織女と牽牛を結ぶカササギの橋でんがな♪韓国ではカラスが見えない代わりに、我が物顔で飛び回っているカササギ(カッチ)であるが・・・・個人的な思い出のある鳥なんです。キムさんと水原の民族村を訪れた際、カッチを見かけたのでベストショットを狙ったわけですが・・・・近眼の私よりキムさんのほうがましなので、カメラを渡して撮ってもらった写真です。カササギ(織女と牽牛のような思い出ですがな・・・泣)wikipediaカササギより朝鮮半島では、七夕伝説における織姫と彦星の間をつなぐ掛け橋の役を担う鳥として、親しまれている。朝鮮語ではカササギをKkachi(カチ)と呼ぶ。大韓民国では首都のソウル特別市をはじめとする多くの都市が市の鳥に指定している。また、ソウルの地下鉄にはカチ山駅という駅がある。現在日本に生息するカササギは、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、肥前国の佐賀藩主鍋島直茂、筑後国の柳川藩主立花宗茂など九州の大名らが朝鮮半島から日本に持ち帰り、繁殖したものだとされる。その一方で、冬に朝鮮半島から渡ってくるミヤマガラスの大群にカササギが混じっていることがあるという観察結果から、渡ってきたカササギが局地的に定着したという意見もある。当地の天気予報が良いほうにはずれて、今夜は天の川が見えそうです♪七夕伝説より織女(ベガ)と牽牛(アルタイル)七夕伝説のおこりは中国です。もともとは、中国の織女、牽牛の伝説と、裁縫の上達を願う乞巧奠(きこうでん)の行事とが混ざりあって伝わったものといわれています。織女と牽牛は夫婦なのですが、仕事をせずに遊んでばかりいたので、1年に1日のデート以外は仕事、仕事の毎日を強制されるという儒教的思想の色濃いお話。昔の農民が「仕事、仕事」の毎日を哀れむために作ったのが七夕伝説の最初なのではないかといわれていますが、中国の後漢のころ(1~3世紀)には作られていたようです。
2012.07.07
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<松本大洋の世界 >「鉄コン筋クリート」というアンメーション映画で、松本大洋を知ったわけですが・・・それ以来、「鉄コン筋クリート」の原作マンガや絵本のようなマンガを買ったりしました。・100 (Big spirits comic special)・鉄コン筋クリート1・ナンバーファイブ―吾 (1)・メビウスの世界********************************************************************************【100 (Big spirits comic special)】松本大洋著、小学館、1995年刊ゾウネコ<出版社からの内容紹介より>「ZERO」「花男」「鉄コン筋クリート」と絶えず漫画表現を切れ味鋭く切り開いてきた松本大洋。その活躍は青年コミック誌シーンのみならず、演劇、音楽、ファッションなどの方面からも注目を集めている。そんな作者の、単行本未収録短編を中心に、新作イラスト、描きおろし短編などで構成した、オールカラーコミックが本書である。 本書は連載作品の単行本化が通常であったコミックスを、音楽のアルバムのように、アーティストの世界表現の場ととらえ直し、今後の漫画家の表現の場に新しい可能性を示すものと自負している。単なるイラスト集ではなく、現在、最も進化した形のコミックスとして見ていただきたい。 と言っても実験的、難解な作品が並んでいる訳ではなく、松本大洋短編に共通したメルヘン的な味わいは絵本としても十分、楽しめる。また、自作品のキャラクターを新しく解釈したイラストなどは、マニア必見のものと言えよう。 発表日の10月25日は、作者の誕生日。ここまでの、松本大洋の仕事の100%を、そして近く発表される長編新作への予兆をも、この本の中から感じとって、松本大洋の独特な魅力のとりこに、あなたもなってしまおう! <大使寸評>大学図書館で借りた本だが、大人の絵本として、観賞に耐えうる画力がええでぇ♪Amazon100 (Big spirits comic special)【鉄コン筋クリート1】松本大洋著、小学館、1994年刊<出版社からのコメント>純粋な力を信じるクロ。純粋な心を信じるシロ。2人の悪童が背徳の街宝町を舞台に繰り広げるアクション。危ないから気をつけてくださいね!! <大使寸評>このシリーズの1と2を購入したが・・・・松本大洋の画力に惚れている大使である。マイケル・アリアス監督のアニメーション映画のほうもいいですね♪Amazon鉄コン筋クリート1【ナンバーファイブ―吾 (1)】松本大洋著、小学館、2001年刊ナンバーファイブ<出版社からの内容紹介>▼第1話/desert▼第2話/flowers▼第3話/cemetery▼第4話/restaurant●主な登場人物/No. 吾(「虹組」の裏切り者。天才スナイパー)、●あらすじ/国際平和隊幹部組織「虹組」のNo. 苦の遺体が砂漠で発見された! 殺したのは、元メンバーのNo. 吾!? マトリョーシカという女性を連れて逃亡する吾のもとに、新たな刺客が差し向けられる…(第1話)。●本巻の特徴/遥かな未来、滅亡に瀕した人類は、選ばれたエリート「虹組」に支配を委ねていた。頂点に立つのは、最新科学で誕生した9人の超人たち。しかし、そのうちの1人、No. 吾が規律を破り逃亡する。狙撃の名手でもある彼の裏切りの真意とは!? 今、壮絶な戦闘が始まる…。●その他の登場人物/マトリョーシカ(No. 吾の人質であり恋人)、No. 王(虹組の首領) <大使寸評>このシリーズの1から4まで購入したが・・・・松本大洋の画力に惚れている大使である。フランスの作家メビウスの影響を受けているそうです。Amazonナンバーファイブ―吾 (1)amazon松本大洋【 熱血解説!松本大洋の世界 】松本大洋/写真ガレージ******************************************************************************* <メビウスの世界>最近になってフランスの漫画作家メビウスを知ったのですが・・・おお 松本大洋と似たテイストやんけ♪ (松本大洋がメビウスの画風に影響をうけたそうです)松本より先行していたかも知れないが、なかなか、いい味出てますね。Moebius.fr公式サイトメビウスって誰?バンド・デシネの巨匠メビウスさん死去 マンガ家の大友克洋さんら追悼ツイート
2012.07.06
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<新書執筆時に引用する書籍、参考書籍>本屋に行けば、雨後のタケノコのように新書が並べられているが・・・・これだったら俺でも書けると思うので、執筆の準備をすすめているのです(アホやで)最近とりくんだ蔵書録がほぼ完成したが、それは引用する書籍の個人的データともいえるわけで・・・・これに図書館の本、気になる本を加えたら、個人的データ(下記)としては、なんとか執筆用データベースとして使えるわけで・・・・・・・あとは、抽出、並べ替えを行えば新書のタイトルと目次ができるわけですね♪(世の中をなめてるで)・蔵書録作成中8・気になる本9最新情報・Amazon新書大賞2012ベストテンで、執筆時に参考となる書籍を並べておきます。【翻訳困りっ話】柳瀬尚紀著、白揚社、1980年刊<目次より>1 翻訳困りっ話・失われた右手の訳語を求めて・おまわりさんと翻訳者の関係・ある老女の怒り・ある死父の娘と『死父』の訳者との関係・時差痛衾 etc.2 若き日のある翻訳家の焦燥―軽妄的な翻訳談義・本気であせってたんですよ・深い仲・すなおに訳すことが原点・贅をつくした言葉の饗宴・‘I’m sick of that cat’…etc.【付録】・笑いの言語生活者資格認定試験・アリスの生き物探し<大使寸評>タイトルが秀逸であるが、読んで楽しい言語プロの本である。さすがに言語プロのエッセイは違うなぁ♪Amazon翻訳困りっ話この本の出だしが、なかなか読ませるので訓練を兼ねて転記します。************************************************************<失われた右手の訳語を求めて>p9~12 エリカ・ジョングの『あなた自身の生を救うには』の翻訳について書いたエッセイで「ぼく自身の誤訳を救うには」と題するエッセイを書こうかなどとひょいと剽軽をきどったのがきっかけで翻訳を本題に本心と本音を吐きつつ破局的な発生を連発する連載をしてみないかというさりげない誘いに巧みにたぶらかされたような具合で瓢箪から駒という諺はあっても剽軽から困るということはざんねんながら国語辞典に採録されていないけれど剽軽から困るのが生来いちじるしく性交技能はともかくとしてとにかく社交技能に欠陥のある自分の常であるわけで現にこんな乱脈をきわめた文章というより文障を書きつけて自分でも収拾がつかなくなりつつあるのがわかって困ってしまいとりあえずタイトルを「翻訳困りっ話」とすることを決めて句点をうつ。 しかし句点を打ったところで考え直すと、さほど気の利いたタイトルとも思えない。もっといいタイトルがありそうだ。たとえば―「翻訳恥のかきっ話」「翻訳笑いっ話」「翻訳腹の立ちっ話」「翻訳憎まれっ話」などなど。 「翻訳恥のかきっ話」には、むろん事欠かない。活字になってしまった恥もあるし、校了になる直前に気がついて白日のもとにさらさずにすんだ恥もあるし、原稿の段階で編集者に指摘されてその編集者の前で頭をかくだけでおさまった恥もあるし、いったん原稿用紙に書きつけてから尿意を催してそれをすっきりさせてから机に戻るとふと気になって辞書を引いてみたらとんでもない誤訳を犯していてあわてて書き直し幸い深夜で誰にも見られていなかったとひとりで赤面しながら胸をなでおろし、ところがあいにく、同居している三匹の猫というより筆者が同居させていただいている三匹の猫様のうち頭脳的にはいちばん遅れをとっていることを公認されたぶん自認もしているはずのおばあちゃんという名の日本猫があくびをして目をさましたついでにいかにも侮蔑的な眼差しを投げかけて、飼われ主としては(筆者は猫の飼い主でなくて飼われ主である)なんともバツの悪い思いをした、そんな恥もある。 しかし、そうしたすでにかいた恥をまた書くというものはどんなものか。旅の場合にかぎらず恥というものは少なくとも記憶からかきすててしまうのが賢明で、わざわざ恥を書きためることもあるまい。恥を書きためて原稿料をもらうほど生活苦にあえいでもいない。それに恥をかいたことについて書くことがサマになるのはその本人が多少は世の中で尊敬されているような場合で、筆者などは翻訳という場以外の私生活でも恥のかきっぱなし、それに第一、翻訳などしている者が世の中で尊敬されるはずはない。それは大学教師がもはやこの世で尊敬されないのと同じことだが、それは大学教師も翻訳者も偉くないからで、それは作家や詩人になる才能にも素質にも恵まれない者が作家や詩人について教える大学教師になるからであり、その大学教師としてもきちんとやっていけない、つまりきちんと朝大学に出かけきちんと老教師に挨拶してきちんと授業時間を消化してきちんと会議に出席してきちんと給料をもらうというようなただそれだけのことさえ満足にできない者が翻訳など手がけるようになるからであり、それは明らかに筆者の独断と偏見にみちみちた観察であり論法であり、それは筆者自身が詩人にも小説家にもなれないからいつのまにか大学教師になってみたものの大学教師としてはいまいったようなきちんとしたことができないのでそういうきちんとしたことをきちんとやあることを自己の人格と身元証明のよりどころとしている人たちの顰蹙を買い、そしてとりわけ英米の一流から五流までの大学教師の研究書なるものの断片的紹介と受け売りによって構成する学術論文というものを猫様にたっぷり遊んでいただく時間があっても書きはしないので学術的学問的能力を疑われてそれで仕方なくしょぼしょぼと翻訳などやっているからなのだが、それは話としては脱線であってようするに翻訳者はべつに偉くもなんでもないのだということをいいたいわけで、それはわが国の翻訳の歴史といったものをふり返るとそこに確かに残っているのは杉田玄白ただひとりであるということからもわかる。アハハ♪ じゅげむじゅげむを彷彿とさせる名文(迷文?)ですね。図書館の返却期限が過ぎたので返却するのだが・・・また借りることにしよう。【調べる技術・書く技術】野村進著、講談社、2008年刊<(「BOOK」データベースより>テーマの選び方、資料収集法、取材の実際から原稿完成まで、丁寧に教える。これがプロの「知的生産術」だ! <大使寸評>この本を読んで 乱読のようでいて、傾向が現れていると日記に書きました。Amazon調べる技術・書く技術【新書大賞2010】中央公論編集部編、中央公論新社、2010年刊<「BOOK」データベースより>内容説明はなし、このスタイルの本は2010年が最後のようです。<大使寸評>新書を執筆するなら、前年、当年の「新書大賞」を読んで、傾向と対策を打出す必用があるのでは(笑)Amazon新書大賞2010「新書大賞2012」に『ふしぎなキリスト教』byドングリ
2012.07.05
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おお♪YOU×是枝裕和と聞けば、「誰も知らない」なんですね、私の場合。今夜のNHK-Mポートレイト選(10:55~)で、おふたりが音楽・人生を語るそうです。見逃さないようにメモしておこう。(録画予約できるテレビのチャンネル権は嫁さんが握っております)【誰も知らない】是枝裕和監督、2004年制作、2004年観賞<goo映画解説>よりとあるアパートに暮らす母(YOU)と4人の子供たち。母はそれぞれ父親の違う子供たちを世間の目から隠すように、学校にも行かせず部屋に閉じこめ、仕事に出かけていく。家事や弟妹の面倒は12歳の長男・明(柳楽優弥)の仕事だ。そんなある日、母は現金20万円と「しばらく頼むね」という書置きを明に残し、姿を消してしまう。それでも明の働きで、4人兄弟は子供だけの楽しい生活を送るのだが、やがてお金が底をつきはじめ…。<大使寸評>異常なストーリーをドキュメンタリータッチで淡々と描くこの映画からは、如何様にも感想、批評が生まれるだろう。この映画は弱者に対する冷たい仕打ちを声高に表現しないが・・・・・社会のゆがみを、深い底から糾弾しているのかも知れないですね。goo映画誰も知らない誰も知らないbyドングリ
2012.07.05
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本屋で「2014年、中国は崩壊する」という本を見かけたが・・・・それにしても、センセーショナルなタイトルである。日本人の約8割が嫌いな中国(※:第8回日中共同世論調査による)には、ソフトランディングを期待したいものであるが・・・買う前に、ネットで、この本を吟味してみましょう。【2014年、中国は崩壊する】宇田川敬介著、扶桑社、2012年刊<内容紹介より>■中国の拡大主義は限界が近く、■すでに自壊の徴候が現れている。■習近平新体制への移行後、■2014年に中国バブルの破裂から■一党独裁体制は崩壊する! ■衝撃のシミュレーションを公開 中国はチベットや新疆ウイグルはもちろん、わが国の領土である尖閣諸島をも侵略せんとしている。「なぜ中国は拡大主義を取るのか?」という疑問について、「それは中国だから」という以外に答えはあるのだろうか。 筆者はこの問いについて「通貨制度の異質さ」を挙げる。中国は「資産そのものが通貨発行の基準」であるため、常に国家資産を増やさなければ通貨が発行できないと言うのだ。つまり、共産党の保有している資産が多くなれば、その限度まで通貨を発行できるが、逆に言えば、通貨発行が限度に達すると、どこかの資産を奪い取らねば通貨を発行できなくなる。 これが尖閣の資源を狙う最大の理由だと指摘している。中国バブルを継続させるには、紙幣を刷って経済を循環させる必要がある。 しかし、尖閣の奪取に失敗し、8%成長を下方修正するなど、中国の拡大主義は限界に近づいている。そんな国情にもかかわらず、権力闘争に明け暮れる指導部はどんな国をつくろうとしているのか? 習近平新体制は中国をマシな国にできるのか? 答えはもちろん「否」である。中国はすでに自壊しつつある。日本人はこの現状をどう受け止めるべきなのか、本書で詳らかにする。■本書の構成第1章 尖閣諸島で敗北した中国第2章 日本人が知らないメンツ社会第3章 中国経済の問題第4章 中国崩壊とその後■本書より経済成長が鈍化し、下層民衆の不満が爆発したときに中国は崩壊の危機にさらされる。実際のところ、現在の中国において下層民衆、人民全体の反乱によって一党独裁が覆る可能性はどれくらいあるのだろうか。世界は13億人を超える中国の欲望に応えられるほど寛容ではない。現在の拡大主義を続けるのであれば、世界中を敵に回して孤立するだけだろう。中国政府がそれを自制したところで、人民が欲望に駆られて動くことを止めることはできない。筆者はこれらの理由から、下層民衆が中心となって中国共産党政府と対立し、欲望のままに拡大主義を自主的に進めると予測している。その結果、チベットや内モンゴルなどの地方自治区の反乱、人民解放軍による内乱、あるいは、下層民衆をはじめとする中国人民によるあらゆる手段を使った政府転覆の企てによって、共産党体制は倒されるだろう。その分岐点は習金平体制が発足してから1年経過後の2014年だ。温家宝首相が発表した8%を下回る経済成長が続き、有効な経済政策を打てないままに、バブル経済が破裂した場合、中国人民の生活レベルは一気に下がる。そうなれば、2014年に、まさに本書のタイトルのように中国は崩壊に向かうだろう。 <大使寸評>本屋で手にした時、買うかどうか迷った本であるが、amazonのなか見!検索を覗いてみよう。それにしても、あまりにもセンセーショナルなタイトルである。Amazon2014年、中国は崩壊する過ってソ連はわりと穏やかに崩壊したが、はたして中国はどうか?人民解放軍による内乱など起きたら、日本にもとばっちりが飛んでくる恐れがあるわけで他人事ではいられないですね。この本をめくると、なんだか浮き足立ってくるが・・・・歴史学者の與那覇さんのように、冷静かつ長期的スパンで考察することも肝要ではないでしょうか。【中国化する日本】與那覇 潤著、文藝春秋、2011年刊<内容紹介>より日本の「進歩」は終わったのか──ポスト「3.11」の衝撃の中で、これまで使われてきた「西洋化」・「近代化」・「民主化」の枠組を放棄し、「中国化」「再江戸時代化」という概念をキーワードに、新しいストーリーを描きなおす。ポップにして真摯、大胆にして正統的な、ライブ感あふれる「役に立つ日本史」の誕生!<担当編集者から一言>後生畏るべし、とはよく言ったもの。この本は弱冠32歳の日本史学者が軽やかなタッチでものした、まったく新しいライヴ感あふれる日本通史です。高校生レベルの知識だけを前提にしながらも、次々と日本史の常識がくつがえされ、「真説」が提示されます。全体を貫くキーワードは「中国化」と「江戸時代化」。教科書の常識とアカデミズムの行儀よさを突き抜け、いまの社会にも役に立つ「日本史」の誕生には、文科省もびっくり!?<大使寸評>それにしても、中国が嫌いなはずの与那覇先生は、そういう感情を表に出さず、中国を客観視して述べるところが、さすが歴史学者という感じで・・・・歯がゆいのです。Amazon中国化する日本『中国化する日本』11 byドングリ司馬さんが難治の国といった中国を中国共産党はどのように終息してくれるのか?とにかく、ブレーキ無しで中国ビジネスにのめり込むのは、考え物かもしれないですね。【中国ビジネス2012】日経BPムック、日経BP社、2011年刊<商品の説明より>激変期を迎える中国のビzネス、巨大市場の行方について解説。2012年を読み解く必読書です。 <大使寸評>中国は約246兆円(11年9月時点)に上る世界最大の外貨準備を保有する。そのうち約23兆円を政府系投資ファンド(CIC)が運用するという。その資金が日本の企業、土地に向かわないように・・・・・・朝令暮改でもいいから、スピード感を持った法整備が急がれると思うのですが。Amazon中国ビジネス2012要注意の中国系ファンドbyドングリ※:第8回日中共同世論調査6/20日本人の対中観悪化…「印象よくない」84%より 日中の相互意識を探る第8回日中共同世論調査(言論NPOと中国日報社が実施)の結果が20日、公表された。 日本人で中国に「良くない印象を持つ」(「どちらかと言えば良くない」を含む)と答えた人は84%(昨年78%)と、2005年の調査開始以来最悪だった。中国側は65%(同66%)とほぼ横ばいで、日本の対中観の悪化が際立った。 調査は4月から5月にかけて行われ、日本は全国の18歳以上1000人、中国は北京、上海、成都、瀋陽、西安の5都市の18歳以上1627人から回答を得た。 相手国に良くない印象を持つ理由(複数回答)では、日本側は「資源やエネルギーの確保で自己中心的に見える」が54%と最も多く、中国側は「過去に日本と戦争をしたことがある」が79%で最多だった。一方、印象の悪さとは裏腹に、日中関係が「重要」と答えた人は、日本側が80%、中国側も78%にのぼった。(2012年6月20日 読売新聞))この先、世界は中国共産党の手綱さばきに期待するしかないのだが・・・帝国の御用ドグマとして共産主義があるわけで、そのへんのことが「難治の国」あるいは「20世紀の迷惑」に出ています。
2012.07.04
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<モンという少数民族>中国共産党が組織存続を賭けて進めているのが・・・最近になってより熾烈になった少数民族との融和というか弾圧ですね。中国雲南省で暮らすミャオ族が気になる大使であるが、ミャオ族(別名をモン族)の過酷な歴史を紹介します。中越国境あたりに暮らすモンという少数民族の存在を知ったのは最近のことなんですが・・・・発端はイーストウッド監督・主演の映画『グラン・トリノ』なんです。【グラン・トリノ】クリント・イーストウッド監督・主演、2008年制作、2009年観賞<大使寸評>朝鮮戦争の英雄でもあるコワルスキーは子育てに失敗しているような有様で、つれあいを失ったあとは生活が崩壊しかかるが・・・・隣屋のモン族の一家の優しさに、徐々にその偏見が溶けていくのです♪一家の息子の意気地なさに業を煮やしたコワルスキーが、建設会社への就職前に男としての特訓を行うのだが・・・・・なに 建設会社のオーナーの気を惹く態度、ため口の特訓なのだが、笑ってしまいます。寅さんのため口をもっと柄を悪くしたようなもので、このへんのセンスは日本人の不得意とするもので・・・・・それは見てのお楽しみ♪その隣屋が、チャイナマフィアのようなごろつき連中から機関銃の掃射を受けるや・・・・・行き着けの散髪屋で髪をととのえ風呂にまで入り(つまり死に装束を調えて)、丸腰で出かけるが・・・・連中を死出の道連れにしてして一掃するところが、過激な老人の面目躍如というところです。連隊記念のライターを握り締めて、こときれるところなんか・・・泣けるぜ。goo映画グラン・トリノグラントリノbyドングリ以前にも「モンの悲劇」という本を取り上げたが、くだんのフォームで紹介します。【モンの悲劇】竹内正右著、毎日新聞社、1999年刊<(「BOOK」データベースより>「世界最古の長征民族」モン。彼らは、常に大国に翻弄されながら、無数の犠牲を払ってきた。本書は、1970年代、第二次インドシナ戦争の前線にかり出されたモン族の悲劇を、当時の現場密着取材、近年に公開された米国政府文書の研究をもとにまとめあげたルポである。自由を愛し、いまなお終わりなき抵抗をつづけているモンの姿は、20世紀の「民族史」に何を投げかけるのか…。 <大使寸評>インドシナ戦争といえばベトナム人の解放戦争という認識しかなかったが、フランス、アメリカの傭兵として戦ったモン族がいたことを知りました。いまなお抵抗を続けるこの少数民族から目が離せないのです。Amazonモンの悲劇モン族の悲劇byドングリモン族についてバルデンの会より、引用します。<モン族とは>バルデンの会より 中国南西部、ベトナム、ラオス、ビルマ、タイ北部を中心に分布する少数民族。自称モン、蔑称メオ中国ではミャオ(苗)族と呼ばれ、約740万人(1990年)が居住する。モン・クメール系のモン族と区別するために、英語標記ではHmongと書かれている。(メオとか ミャオとかいう言葉は軽蔑語であることを押さえてほしい)<モン関連のエントリー、サイト>・モン族の悲劇(その1)・モン族の悲劇(その2)・モン族の悲劇(その3)・メコン圏を題材とする書籍(ノンフィクション)・中国の少数民族地図
2012.07.03
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尖閣諸島事件とそれに連動するようなレアアース禁輸があって以降、以下に示す情報収集を思いつき次第に試みてきたが・・・・重複、欠落などあったりするので、この際、最新情報を一括して並べてみました。(今後も不定期に掲載予定とします)それだけ、尖閣諸島事件が衝撃的であったわけであるが・・・この事件は日本政府が対応を間違ったというよりも、むしろ中国政府のオウンゴールであったのかもしれません。少なくとも、それまでは比較的冷静だった大使を嫌中に変えてしまったことは確かです。ところで、アップルがカネを払って、iPadの商標権を守ったそうです・・・・・・・中華の司法が「ゴネ得」を許したことに、日本企業は注目すべきなんでしょうね。(カントリーリスクなんでしょう)・対中最新情報(2012,7,2)・対中最新情報(2012,6,10)「中国の『核心的利益』をどう解釈するか」海国防衛ジャーナル軍事・人民解放軍/サーチナ<対中最新情報(2012,7,2)>・孔子批判6(含:少数民族ニュース)・中国のレアアース統制5(含:レアアース関連ニュース)・テクノナショナリズムに目覚めた5(含:空洞化/海外進出情報)・資源保護関連ニュース・様変わりの人民解放軍3(含:中国包囲網ニュース)********************************************************************* <少数民族ニュース2>儒教、体制あるいは孔子的なものに弾圧される少数民族が居ると思うので、注視しています。なお、日本も少数民族としてとりあげます。6/23密輸貨物船、数隻存在か 中朝間を頻繁に往来より 昨年8月、弾道ミサイルを運搬する大型特殊車両4両を中国から北朝鮮に運んだ貨物船を運航した中国企業が、所属や船員構成の似た貨物船数隻を使い、中朝間を頻繁に往来させていることがわかった。日本政府はこの企業と北朝鮮の武器輸出入商社との関係を疑い、情報を収集している。 この後は朝日デジタルなので読めないが・・・それにしても、中国共産党は無法な企業、軍部を管理できるのか?管理する気があるのか?ということですね。*********************************************************************<レアアース関連ニュース3>中国は2001年のWTO加盟後も国際ルールを守る姿勢に欠け、貿易紛争が絶えない。自国は自由貿易の恩恵によって高い経済成長を続けながら、国際ルールを顧みない独善的対応が国際的にも批判されてきた・・・・・世界はレアアースの輸出制限という露骨な暴挙に驚き、中国リスクをヘッジする覚悟を固めたたが・・・・・このところ日本の着実な対抗策が実現しつつあります。ということで、レアアース関連ニュースを集めています。レアメタル・レアアース6/30.日本がEEZ内で大量のレアアース発見、回収は可能か=中国より 東京大学などの研究チームが、小笠原諸島や南鳥島周辺の海底から高濃度のレアアースを含む泥を発見した。同チームは2011年、公海においてレアアースの海底鉱床を発見していたが、日本の排他的経済水域(EEZ)においては初めての発見となる。中国メディアの和訊網が29日付で報じた。 研究チームは国際的な規模で海底の泥を集め、綿密な調査を行ってきた。その結果、南鳥島から300キロ離れた深さ5600メートルの海底から採取した泥に高濃度のレアアースが含まれていることが分かった。 この海域の鉱床は1000平方キロ以上にもわたり、およそ680万トンのレアアースが埋蔵されている可能性がある。埋蔵量は日本の国内需要の200年分以上と推定される。 深海からレアアースを効率よく回収できるかなどの技術的問題はあるものの、12年3月に独立行政法人・海洋研究開発機構の研究グループは沖縄県沖の水深1000メートルの海底に人工的に開けた熱水の噴出孔から希少金属(レアメタル)を豊富に含んだ鉱物資源の採取に成功しており、今回発見された海底鉱床からのレアアースも回収に一定の目処が立つことが期待される。*********************************************************************<資源保護関連ニュース>資源保護、領土保全の観点から、関連ニュースを集めてみます。結果的に、法治が機能しない中華の拡張主義に絡むニュースが主になりますが。6/20日本人の対中観悪化…「印象よくない」84%より 日中の相互意識を探る第8回日中共同世論調査(言論NPOと中国日報社が実施)の結果が20日、公表された。 日本人で中国に「良くない印象を持つ」(「どちらかと言えば良くない」を含む)と答えた人は84%(昨年78%)と、2005年の調査開始以来最悪だった。中国側は65%(同66%)とほぼ横ばいで、日本の対中観の悪化が際立った。 調査は4月から5月にかけて行われ、日本は全国の18歳以上1000人、中国は北京、上海、成都、瀋陽、西安の5都市の18歳以上1627人から回答を得た。 相手国に良くない印象を持つ理由(複数回答)では、日本側は「資源やエネルギーの確保で自己中心的に見える」が54%と最も多く、中国側は「過去に日本と戦争をしたことがある」が79%で最多だった。一方、印象の悪さとは裏腹に、日中関係が「重要」と答えた人は、日本側が80%、中国側も78%にのぼった。(2012年6月20日 読売新聞))********************************************************************* <空洞化/海外進出情報>空前の円高と政府の無策?により、企業の海外移転は止まらないようです。日本が生き残るためには、中国が出来ずに日本だけが出来ることに集中しなければならないようです。とにかく、集中投資と人海戦術による価格破壊のようなコストに勝てるわけがありません。最近はビジネスモデルの違い(垂直統合/水平分業)が取り沙汰されるようです。・・・・そういう趣旨で空洞化/海外進出情報を集めています。6/12 シャープ、大型液晶社に1300人異動-鴻海などと共同出資へ シャープは大型液晶パネルの堺工場(堺市堺区)を運営するシャープディスプレイプロダクト(SDP)に、7月から約1300人を異動させる。SDPを台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業グループ、凸版印刷、大日本印刷との共同出資に再編し、連結対象から外すことに伴い「大型液晶事業本部」の人員を移す。 SDPの稼働率は4―6月期で3割程度。だが、鴻海が当初計画を3カ月前倒し、7月からパネルを買い取ることにより、7―9月期以降は稼働率9割程度に高まる見通し。 シャープは大型液晶事業の切り離しによる経営の安定化を図る一方、次世代パネル技術の開発は継続する。 シャープは携帯電話や薄型テレビなどのデジタル商品を鴻海との協業でてこ入れする一方、3年程度でBツーB(企業間)や白物家電、中小型液晶、太陽光発電などの重点事業に定めた分野の比率を11年度の4割から6割に引き上げる方針。********************************************************************* <中国包囲網ニュース> 伸び率が2桁にもおよぶ軍拡を進める人民解放軍は、押込まれる国の防衛策を中国包囲網と捉えて、警戒感をあらわにしています。自分の振る舞いを自覚できないのか?自覚した上で押込んでいるのか?不透明であり、そのところがなんとも不気味なんですね。この状況では、周辺国は包囲網を形成して防衛を図るのが、採るべき戦略になるわけで・・・・中国包囲網関連のニュースを集めています。6/29軍事演習があるごとに「わが国」を持ち出すべきでない=中国より 中国国防部国際伝播局の孟彦副局長と周勇幹事は連名で、「軍事演習があるごとに中国を持ち出すべきでない」と論じた。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。 米国が他国と合同軍事演習を行うという情報が世界の世論を揺り動かしている。日米韓の東シナ海での軍事演習は終わったばかりだが、米国が主導し22カ国が参加する「環太平洋合同演習(リムパック)2012」がまもなくスタートし、ハワイは大国による軍事演習の「集合のホイッスル」を鳴らす。 米国はここ数年、日常茶飯事的に他国と二国間や多国間の軍事演習を実施し、いわゆる米中両陣営の敏感な地域や時期においても「対峙・決戦」をかき立てている。西太平洋で何らかの軍事的な動きがあれば、中国がかかわっているかどうか、演習が中国に向けたものであるかどうかにかかわらず、一部の人は「中国の要素」は地域を不安定にさせると考え、中国の「強大な軍事力の存在」を非難する。 ここから、一部の人が打ち立てた「中国視点」では、「軍」と言うだけで大げさに騒がれ、「中国要素」が持ち出されることが習慣化していることがわかる。 ここ数年、中国が参加する定期的な軍事演習は「武力の誇示」や「他国への脅威」、「演習が舞台をかけ、戦争がその劇を演じる」などと言われるようになった。4月に実施された中ロ合同海上軍事演習は両軍の恒例の合同演習であり、他国に向けたものではなかったが、「同盟を結んで米国のアジア太平洋における存在に対処するため」と報じられたことで緊張が走り、中国周辺の戦略の大局を乱し、破壊した。
2012.07.02
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<ほろ酔いツアー番外編>フェリータミナルで乗ったタクシーで釜山タワーと告げるやいなや「あんな近いところ・・・ブツブツ」とあからさまにぼやく運ちゃんであった。車内でかなりヒヤヒヤしたが、釜山タワー直近まで乗り付けることはできないようで、広場近くで止まったので・・・「おつりはいいよ」とお札を渡したのです。(日本でも近場に行く時はヒヤヒヤするもんね)タワーから釜山港と、関釜フェリーが見えます。釜山港関釜フェリーそういえば、パンスターフェリーの賞品付きショウタイムに日本人のおっさんが「釜山港へ帰れ」を歌ったが・・・あれだったら大使のほうがモアベターやでぇ♪龍頭山公園で、数組の人が韓国将棋を指していました。「似ているけど、微妙に違うなぁ♪」・・・韓国旅行の醍醐味ですね。旅行記のとおしを韓国ほろ酔い旅行記としてまとめました。
2012.07.01
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