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2012.07.05
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カテゴリ: 気になる本
<新書執筆時に引用する書籍、参考書籍>

これだったら俺でも書けると思うので、執筆の準備をすすめているのです(アホやで)

最近とりくんだ蔵書録がほぼ完成したが、それは引用する書籍の個人的データともいえるわけで・・・・
これに図書館の本、気になる本を加えたら、個人的データ(下記)としては、なんとか執筆用データベースとして使えるわけで・・・・・・・
あとは、抽出、並べ替えを行えば新書のタイトルと目次ができるわけですね♪(世の中をなめてるで)

蔵書録作成中8
気になる本9 最新情報
・Amazon 新書大賞2012ベストテン



【翻訳困りっ話】
翻訳
柳瀬尚紀著、白揚社、1980年刊

<目次より>
1 翻訳困りっ話
・失われた右手の訳語を求めて
・おまわりさんと翻訳者の関係
・ある老女の怒り
・ある死父の娘と『死父』の訳者との関係
・時差痛衾 etc.

2 若き日のある翻訳家の焦燥―軽妄的な翻訳談義
・本気であせってたんですよ
・深い仲
・すなおに訳すことが原点
・贅をつくした言葉の饗宴
・‘I’m sick of that cat’…etc.
【付録】
・笑いの言語生活者資格認定試験
・アリスの生き物探し

<大使寸評>
タイトルが秀逸であるが、読んで楽しい言語プロの本である。さすがに言語プロのエッセイは違うなぁ♪

Amazon 翻訳困りっ話

この本の出だしが、なかなか読ませるので訓練を兼ねて転記します。
************************************************************
<失われた右手の訳語を求めて>p9~12
 エリカ・ジョングの『あなた自身の生を救うには』の翻訳について書いたエッセイで「ぼく自身の誤訳を救うには」と題するエッセイを書こうかなどとひょいと剽軽をきどったのがきっかけで翻訳を本題に本心と本音を吐きつつ破局的な発生を連発する連載をしてみないかというさりげない誘いに巧みにたぶらかされたような具合で瓢箪から駒という諺はあっても剽軽から困るということはざんねんながら国語辞典に採録されていないけれど剽軽から困るのが生来いちじるしく性交技能はともかくとしてとにかく社交技能に欠陥のある自分の常であるわけで現にこんな乱脈をきわめた文章というより文障を書きつけて自分でも収拾がつかなくなりつつあるのがわかって困ってしまいとりあえずタイトルを「翻訳困りっ話」とすることを決めて句点をうつ。

 しかし句点を打ったところで考え直すと、さほど気の利いたタイトルとも思えない。もっといいタイトルがありそうだ。たとえば―「翻訳恥のかきっ話」「翻訳笑いっ話」「翻訳腹の立ちっ話」「翻訳憎まれっ話」などなど。

「翻訳恥のかきっ話」には、むろん事欠かない。活字になってしまった恥もあるし、校了になる直前に気がついて白日のもとにさらさずにすんだ恥もあるし、原稿の段階で編集者に指摘されてその編集者の前で頭をかくだけでおさまった恥もあるし、いったん原稿用紙に書きつけてから尿意を催してそれをすっきりさせてから机に戻るとふと気になって辞書を引いてみたらとんでもない誤訳を犯していてあわてて書き直し幸い深夜で誰にも見られていなかったとひとりで赤面しながら胸をなでおろし、ところがあいにく、同居している三匹の猫というより筆者が同居させていただいている三匹の猫様のうち頭脳的にはいちばん遅れをとっていることを公認されたぶん自認もしているはずのおばあちゃんという名の日本猫があくびをして目をさましたついでにいかにも侮蔑的な眼差しを投げかけて、飼われ主としては(筆者は猫の飼い主でなくて飼われ主である)なんともバツの悪い思いをした、そんな恥もある。

 しかし、そうしたすでにかいた恥をまた書くというものはどんなものか。旅の場合にかぎらず恥というものは少なくとも記憶からかきすててしまうのが賢明で、わざわざ恥を書きためることもあるまい。恥を書きためて原稿料をもらうほど生活苦にあえいでもいない。それに恥をかいたことについて書くことがサマになるのはその本人が多少は世の中で尊敬されているような場合で、筆者などは翻訳という場以外の私生活でも恥のかきっぱなし、それに第一、翻訳などしている者が世の中で尊敬されるはずはない。それは大学教師がもはやこの世で尊敬されないのと同じことだが、それは大学教師も翻訳者も偉くないからで、それは作家や詩人になる才能にも素質にも恵まれない者が作家や詩人について教える大学教師になるからであり、その大学教師としてもきちんとやっていけない、つまりきちんと朝大学に出かけきちんと老教師に挨拶してきちんと授業時間を消化してきちんと会議に出席してきちんと給料をもらうというようなただそれだけのことさえ満足にできない者が翻訳など手がけるようになるからであり、それは明らかに筆者の独断と偏見にみちみちた観察であり論法であり、それは筆者自身が詩人にも小説家にもなれないからいつのまにか大学教師になってみたものの大学教師としてはいまいったようなきちんとしたことができないのでそういうきちんとしたことをきちんとやあることを自己の人格と身元証明のよりどころとしている人たちの顰蹙を買い、そしてとりわけ英米の一流から五流までの大学教師の研究書なるものの断片的紹介と受け売りによって構成する学術論文というものを猫様にたっぷり遊んでいただく時間があっても書きはしないので学術的学問的能力を疑われてそれで仕方なくしょぼしょぼと翻訳などやっているからなのだが、それは話としては脱線であってようするに翻訳者はべつに偉くもなんでもないのだということをいいたいわけで、それはわが国の翻訳の歴史といったものをふり返るとそこに確かに残っているのは杉田玄白ただひとりであるということからもわかる。

アハハ♪ じゅげむじゅげむを彷彿とさせる名文(迷文?)ですね。
図書館の返却期限が過ぎたので返却するのだが・・・また借りることにしよう。


【調べる技術・書く技術】
野村
野村進著、講談社、2008年刊

<(「BOOK」データベースより>
テーマの選び方、資料収集法、取材の実際から原稿完成まで、丁寧に教える。これがプロの「知的生産術」だ!

<大使寸評>
この本を読んで 乱読のようでいて、傾向が現れている と日記に書きました。

Amazon 調べる技術・書く技術



【新書大賞2010】
新書
中央公論編集部編、中央公論新社、2010年刊

<「BOOK」データベースより>
内容説明はなし、このスタイルの本は2010年が最後のようです。

<大使寸評>
新書を執筆するなら、前年、当年の「新書大賞」を読んで、傾向と対策を打出す必用があるのでは(笑)

Amazon 新書大賞2010
「新書大賞2012」に『ふしぎなキリスト教』 byドングリ






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Last updated  2012.07.07 08:59:20
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