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<最強のエッセイスト>4月28日に蔵書録作成を思い立ち、かれこれ1月たち蔵書録も完成間近である♪(暇なこっちゃで)蔵書録を作るばかりではなくて、そろそろ有効活用をはかるべきと思い至り・・・・蔵書録から最強のエッセイストを選んだのだが、大使の場合は兼好法師と米原万理さんになるわけです。で、蔵書録より該当データを並べてみます。なお過去の日記から関係記事もおまけしときます。<蔵書録の該当データ>・絵本徒然草 下(2005年)・方丈記,徒然草(1957年)・魔女の1ダース(1999年)・米原万理の「愛の法則」(2007年)データは蔵書録作成中3より抽出【絵本徒然草 下】橋本治 訳文、河出書房新社、2005年刊<「BOOK」データベースより>人生を語りつくしてさらに“その先”を見通す、兼好の現代性。花や樹木、奇談、色恋、友情、仏教、老病死…さまざまな話柄のなかに人生の真実と知恵をたたきこんだ変人兼好の精髄を、分かり易い現代文訳と精密な註・解説で明らかにする作家橋本治の筆づかいに奇才田中靖夫の傑作イラストが応える、新古典絵巻の下巻。 <大使寸評>橋本治氏のこなれた訳文と更に趣きのある註文が付くという2段構えになっています。大使も戯れに現代文訳を試みているので、大いに参考になります。つれづれなるままに徒然草byドングリAmazon絵本徒然草 下【方丈記,徒然草】日本古典文学大系〈第30〉、岩波書店、1957年刊<「BOOK」データベースより>自然に囲まれた方一丈の空間に限りない慰めを見い出す方丈記。欠けたる月、祭りの後を愛で、人の心の無常を異様な好奇心をもって描写した徒然草。日本人の心性を鋭く造形した中世文学の最高峰2篇が、最古の様態をいきいきと伝える本文と創造的注解によって、あざやかに蘇る。(新日本古典文学大系の解説より) <大使寸評>古文のエッセイとしては、この2篇が最強ではないでしょうか。Amazon方丈記,徒然草 <今日から始まる「100分de名著・徒然草」>H24.1.4今日からNHKで「100分de名著・徒然草」が始まるので、事前にそのHPを覗いてみたのです。(楽天仲間からの事前連絡で放送予定を知ったのですが)徒然草は古いエッセイという認識であったが、放送概要を見てみると意外にも処世訓、人生哲学としてもいい線行っている感じです。大使としては、ドングリ語訳徒然草として茶化してやろうと思っていたけど・・・・もうチョット真面目に取り組むべきではないかと思い直しているのです。それでは・・・・第1回講義のレポートは番組終了後に開陳する予定です。100分de名著・徒然草より〇第1回 心地よい人づきあいとは(2012年1月4日) 兼好は、たとえ仲のいい間柄でも、時には改まった態度を示すのが良いと記した。人間関係では、お互い気を遣わなくなった時に落とし穴がある。なれ合いになったら距離をおき、疎遠になったら距離をせばめる。そうすることによって、新鮮な関係と保つと、トラブルも減るとした。人間の弱さを熟知した兼好流の気配り術を学ぶ。 〇第2回 上達の極意(2012年1月11日) 兼好は、上達したいと願う時には、形だけでも良いから達人のまねをすることから始め、人前に出ることを恥じるなと説いた。そして、心から大事だと思っていることは、タイミングと関係なく、今すぐとりかかれと述べている。人生は一瞬一瞬の積み重ねであり、同じ事は2度と起きない。毎日に緊張感を持って生きることが、自分を高めることになると兼好は説いた。 〇第3回 世間を見抜け(2012年1月18日) 世の中、いわゆる「世間」というものは、うっかりしていると、あらぬ噂を立てられたり、笑いものにされたり、食い物にされたりする恐ろしいものである。そんな世間にふりまわされて嫌な思いをしないためには、どうしたらよいのだろうか。兼好は、自省を怠らず、自分自身を様々な方角から見つめ直すことを勧めた。世間という“魔物”に対峙する心構えを解く。〇第4回 人生を楽しむために(2012年1月25日) 最終回では、大学で日本中世文学を学び、徒然草のファンである嵐山光三郎さんを招く。兼好は、成功や失敗といった固定概念を嫌った。そして完全なものでなく、不完全なものを愛した。嵐山さんは、こうした柔軟で優しい視線があったからこそ、平凡な日常を前向きに楽しむ余裕が生まれ、世の中の真実を見つめる力を養うことができたと考えている。兼好の姿から、人生の前向きな楽しみ方について考える。 <第1回講義のレポート>ゲスト講師の荻野文子さんが・・・・いい感じですね(大使 どこを見ているやら)第87段に友人にしてはいけない7種類の人というのがあって、その中に金持ちと健康な人が挙げられているが、一筋縄ではいかない兼好さんが見えるようです。生涯にわたり職業を転々と変え、どれもが成功しなかったわけで・・・・萩野さんが「何者にもなり得なかった人」と言っていました。ふんふん、なんか器用貧乏な人だったようで・・・大使に似てなくもないのです。更に萩野さんが言うには「自分が弱いので、弱者がよく見えて、優しくもあった」そうで・・・・時を隔ててはいるが、お友達になれそうな人である。つれづれなるままに「徒然草」 つれづれなるままに「徒然草」2 女流エッセイストとなれば清少納言か米原万里さんでしょうね(大使の場合)蔵書録より米原さんの本を並べてみます。【魔女の1ダース】米原万里著、新潮社、1999年刊<「BOOK」データベースより>私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。 <大使寸評>同時通訳のプロにして、すばらしいエッセイストでした。Amazon魔女の1ダース【米原万理の「愛の法則」】米原万理著、集英社、2007年刊<「BOOK」データベースより>稀有の語り手でもあった米原万里、最初で最後の爆笑講演集。世の中に男と女は半々。相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのか―“愛の法則”では、生物学、遺伝学をふまえ、「女が本流、男はサンプル」という衝撃の学説!?を縦横無尽に分析・考察する。また“国際化とグローバリゼーション”では、この二つの言葉はけっして同義語ではなく、後者は強国の基準を押しつける、むしろ対義語である実態を鋭く指摘する。四つの講演は、「人はコミュニケーションを求めてやまない生き物である」という信念に貫かれている。 <大使寸評>言語のプロが説く言語学的エッセイとでも言いましょうか。エッセイストとしても秀逸な万理さんでした♪なにより、その反米スタンスがいいですね♪Amazon米原万理の「愛の法則」
2012.05.31
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エネ庁より再生可能エネルギー電気の調達に関する6/1期限のパブコメ募集が出されています。だいたい、御用委員会とかパブリックコメントというものは、役所の既定路線を補強するものである。 各買取価格が高すぎるという論調もあるようだが・・・・このところの脱原発、電力叩きでエネ庁内で路線変更とか、再生可能エネルギー重視が進んでいるんだろうか?この広報だけではエネ庁思惑がよくわからないので、更に調べてみようと思うのです。5/18こんな甘いFITではバブルを生むだけより<驚きのFIT42円!>そして、今年4月末、各種再生エネルギー発電による電力の買い取り価格案が提示された。大規模太陽光発電(メガソーラー)に関してはキロワット時当たり42円という。大方の予想であった「30円台後半」を大きく上回る価格だ。現在、パブリックコメントを実施している。 (中略)それでは、高いFITにはどんな問題があるのか。その一つは、一般電力ユーザーへの負担である。発電された電力を買い取るのは電力会社であるが、その負担分は電力料金に追加されるので、買い取り価格が高くなるほど一般の電力ユーザーの負担が大きくなる。その額が限度を超えると、太陽光発電に対する反対の声が大きくなるだろう。 第二の問題は、メガソーラーブームが過熱し、一時のバブルに終わってしまうというリスクだ。買い取り価格は定期的に見直されることになっている。最初高めに設定されたFITは急速に下がるから、高コスト業者は結局撤退せざるを得なくなるだろう。私の元には、全国の業者から多くのコメントが寄せられているが、大半は「こんな甘いFITではバブルを生むだけで逆効果だ」というものだ。 それでは、現時点で「適正な」FITはいくらぐらいだろうか。その前に、世界の太陽光発電のリーダーであるドイツの状況を見ておこう。 <ドイツの経験を生かせ> 太陽光発電の2011年の年間新規導入量(速報値)で見ると、ドイツの750万キロワットに対して、日本は130万キロワットと約6分の1である。また、累計導入容量で見ても、ドイツの2500万キロワットに対して日本は500万キロワットと5分の1でしかない。 ドイツの急成長の原動力は2004年に導入されたFITであり、メガソーラーについては、初年度は45.7ユーロセント(現在のレートで約47円)であった。そう考えると、市場の未熟な現在の日本で42円は当然との考えもある。しかし、ドイツでは2012年初頭には17.94ユーロセント(18.5円)まで下がっており、さらに、13.35ユーロセント(13.9円)まで下げられる予定である。急激な削減ではあるが、実際の設置コストの低下を反映したものだ。 「日本はまだそこまで行っていない」という意見もあるが、その考えは正しくない。ドイツで得られた経験は、ほとんどそのまま日本で引き継ぐことができるからだ。実際、ドイツで使われているパネルの半分は中国などの外国勢が供給している。彼らは、最新の低コスト工法にも習熟しており、その経験を丸ごと持って、新たな市場である日本に向かってきている。つまり、彼らは現在すでに20円を切るFITのもとで戦っているのである。 <外国勢の進出相次ぐ> 高めのFITを期待して、外国勢の進出が相次いでいる。カナディアン・ソーラー・ジャパン(東京)は技術系商社、伯東(同)と共同で、三重県津市で出力2000キロワット(2メガワット)のメガソーラー建設の検討を進めると発表した。2012年夏に着工し、秋に完成、年度内の稼動を目指す。実現すれば、外資系企業による国内のメガソーラーとしては初の事例となる。カナディアン・ソーラーは、2001年創業の世界第5位の太陽光パネルメーカーで、カナダ、オンタリオ州に本社をおくが、創業者は中国系カナダ人であり、会社のほとんどの活動は中国で行われている。 <高値FITより接続の保証を!> 以上が買い取り価格についての議論だが、実は、現在の「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度」には重大な欠陥がある。電力会社による買い取り拒否が可能であるという点だ。電力会社は、「電力の安定供給に支障をきたす」とか、「送電線網に余裕がない」などの理由があれば、再生可能エネルギーによる電力の送電を拒むことができるのである。 しかも、実際に送電線網にどの程度余裕がないのか、また、電力の安定供給にどの程度の支障をきたすのかは不透明だ。技術的問題以外に「政策的」な障害もあるだろう。つまり、「買いたくない」というだけの理由だ。よって、現状のままでは、FITを高く設定しても、再生可能エネルギーの実際の買い取りがスムーズに進むという保証はない。 このエントリーを読むと・・・・消費者に高負担を嫁し、電力と中国企業に有利な買取価格で14年の発送電分離までやり過ごし、その間にエネ庁・電力複合体の強化策を模索するという深慮遠謀があるのではないか?(大使 性格がゆがんできたのでは)とにかく、ソーラーパネル、蓄電池の初期投資ができるお金持ち家庭には有利、それができない貧乏家庭には不利な政策ではある(大使 ますます性格がゆがんできたのでは)
2012.05.31
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暇になれば、あいかわらず蔵書録つくりに励んでおります。(暇なこっちゃで) <日本人論の本>日本人ほど日本人論が好きな国民はいないと、よく言われているが・・・・大使自身も体験的に言えてると思うのです。また、歳とともにナショナリズムにひかれるのも・・・よくあることかも。・文明の衝突と21世紀の日本(2000年)・ナショナリズム(2004年)・日本論(2007年)・日本人だけが知らないアメリカ「世界支配」の終わり(2007年)・日本辺境論(2009年)・民主主義が一度もなかった国・日本(2009年)*********************************************************************【文明の衝突と21世紀の日本】 サミュエル・ハンチントン著、集英社、2000年刊<出版社からの内容紹介>より世界的ベストセラー「文明の衝突」は21世紀の日本をどう予測しているのか。'99年に発表された最新論文2篇を収録し、豊富なCG図版で、“よくわかる文明衝突下の日本の進路”を提示する。<大使寸評>追って記入Amazon文明の衝突と21世紀の日本【ナショナリズム―名著でたどる日本思想入門】 浅羽通明著、筑摩書房、2004年刊<「BOOK」データベース>より近代国家日本は、いつ何のために、創られたのか。「新しい歴史教科書をつくる会」、自衛隊の海外派兵、テポドンや国際テロの脅威…。否応もなくナショナリズムを自覚せざるをえない時代状況の中にある我々が、もっとも根源的なところから問題を捉えなおすために、日本ナショナリズムの起源と諸相を十冊のテキストを手がかりとして網羅。「思想史」をいまここで使える道具箱へと変貌させる野心作。 <大使寸評>ナショナリズムは思想というより、生理とか常識に近いと著者は述べているけど・・・そやなぁと思うのだ。副題にあるように名著やナツメロを引き合いに出すという「売り」が効いています。Amazonナショナリズム―名著でたどる日本思想入門【日本論】 佐高信×姜尚中著、角川書店、2007年刊<「BOOK」データベース>よりエリートたちが築いた「中央」は、内では保守層を含めた「地方」を切り捨て、外では北東アジアでの孤立を深めようとしている。パトリア=郷土の観点から見えてくる「愛国」の本質と、格差社会の進行から危惧されるこの国の行方。政治、思想、文学と、不屈の評論家と気鋭の政治学者が縦横に「日本」を論じた話題の書に、新たな語り下ろしと「精神の鎖国主義をどう脱却するか」を加えて文庫化。旺盛な批判精神で「日本」を読み解く待望の増補版。 <大使寸評>この本も日本を論じているので、この範疇に並べるものとします。Amazon日本論【日本人だけが知らないアメリカ「世界支配」の終わり】 カレル・ヴァン・ウォルフレン著、徳間書店、2007年刊<「BOOK」データベース>よりすでに世界はアメリカ抜きで動き始めた。日本はいつまでアメリカに縋りつくのか?アメリカの不在が露わにしつつある政治・経済の新しい現実を、綿密な取材と緻密な分析で明らかに。 <大使寸評>日本人だけが知らないとなれば、これも日本人論に入れていいのかも。Amazon日本人だけが知らないアメリカ「世界支配」の終わり【日本辺境論】内田樹著、新潮社、2009年刊<「BOOK」データベースより>日本人とは辺境人である―「日本人とは何ものか」という大きな問いに、著者は正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人なのだ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの特性を忘れた特異な時期だった。丸山眞男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老孟司、マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる。読み出したら止らない、日本論の金字塔、ここに誕生。 <大使寸評>「日本は辺境でいいじゃん」という内田先生の明るい開き直りがいいですね♪日本人論といえば、内田先生のこの本を外すわけにはいけません。Amazon日本辺境論【民主主義が一度もなかった国・日本】宮台真司×福山哲郎著、幻冬舎、2009年刊<「BOOK」データベースより>じつは豊かな時代に民主主義は不要だった。日本の政治家は密室談合して地元に利益誘導すればよいだけだったからだ。しかし経済が収縮する時代は、民主主義が機能しないと、それはそのまま国土と人心の荒廃に直結する。そうして今回の政権交代が起こった。多くの国民は気づいていないがこれは革命だったのだ。だが、まだ油断は禁物だ―。日本を代表する危険な社会学者とマニフェスト起草に深く関わった民主党の頭脳が、この革命の中身と正体について徹底討論した。 <大使寸評>日本初の革命ともいえる政権交代も官僚の抵抗で骨抜きされる昨今ですが・・・危険な学者とマニフェスト作成当事者の対談を読みかえしてみましょう。Amazon民主主義が一度もなかった国・日本なお蔵書録全貌については蔵書録作成中6に入れておきます。
2012.05.30
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暇になれば、あいかわらず蔵書録つくりに励んでおります。(暇なこっちゃで) <日本大好き異邦人の本>日本大好き異邦人による日本人論を並べてみました。・日本論(2007年)・ほんとうは日本に憧れる中国人(2005年)・台湾人と日本精神(2001年)・美しき日本の残像(2000年)・野生の呼び声(1984年)*********************************************************************【日本論】 佐高信×姜尚中著、角川書店、2007年刊<「BOOK」データベース>よりエリートたちが築いた「中央」は、内では保守層を含めた「地方」を切り捨て、外では北東アジアでの孤立を深めようとしている。パトリア=郷土の観点から見えてくる「愛国」の本質と、格差社会の進行から危惧されるこの国の行方。政治、思想、文学と、不屈の評論家と気鋭の政治学者が縦横に「日本」を論じた話題の書に、新たな語り下ろしと「精神の鎖国主義をどう脱却するか」を加えて文庫化。旺盛な批判精神で「日本」を読み解く待望の増補版。 <大使寸評>在日の姜尚中さんが日本を愛しているかどうか微妙であるが、蔵書録のこの範疇に入れておきます。Amazon日本論【ほんとうは日本に憧れる中国人】王敏著、PHP研究所、2005年刊<「BOOK」データベースより>「歴史認識」や「靖国問題」など、日本に対して過剰な反応を示す中国人。それらは中国政府による反日教育の賜物であるとみなされてきた。しかし、市場経済化が進んだ中国社会の底辺では、まったく違う動きが発生している。日本の「モノ」や「生活」に憧れ、村上春樹小説がベストセラーとなり、漫画、ゲーム、音楽からファッションまで「日本ブーム」が起きているのだ。本書は日中交流の歴史や各種統計データをふまえて、中国人の日本観に潜む愛憎二重性の形成要因を探り、真の日中友好のあり方を問う。 <大使寸評>宮沢賢治研究で知られる日本大好きの王敏さんは、中国では嫌われているようですね。(そやろなぁ)Amazonほんとうは日本に憧れる中国人【台湾人と日本精神】蔡焜燦著、小学館、2001年刊<「BOOK」データベースより>近年、台湾では日本統治時代を正しく評価する歴史教育がスタートした。ところが、日本では自虐史観という“虚構”が、日本人から「自信」と「誇り」を奪ってしまった。本書では、「台湾には日本が今こそ学ぶべき“正しい日本史”がある」とする筆者が、「日本人よ、自信と誇りを取り戻せ」と訴える。小林よしのり著『台湾論』を巡る一連の騒動の中で、販売中止に追い込まれた「問題の書」を、この騒動についても大幅に加筆して緊急文庫化。 <大使寸評>著者の蔡焜燦さんは、司馬遼太郎と親交のあった人として知られているようです。Amazon台湾人と日本精神【美しき日本の残像】 アレックス・カー著、朝日新聞社、2000年刊<「BOOK」データベース>より 四国の平家の落人の里に民家を買って城と称し、日頃は京都・亀岡の天満宮の庵に暮す。書画骨董、歌舞伎、古都を愛する一風かわったアメリカ人の日本美見聞録。 <大使寸評>追って記入Amazon美しき日本の残像【野生の呼び声】 開高健×C.W.ニコル著、集英社、1984年刊<カスタマーレビュー>より日本を代表するナチュラリスト作家の対談集。立木義浩の美しい写真が入っているので、それだけでも楽しめるがしかしこの二人は良く食べるし、良く飲む。対談というより晩餐の談話という感じてこちらも呼ばれているような気分になる。 <大使寸評>この対談集のテーマは野生もさることながら、食うこと飲むことも、なかなかやでぇ♪Amazon野生の呼び声なお蔵書録全貌については蔵書録作成中6に入れておきます。
2012.05.30
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暇になれば、あいかわらず蔵書録つくりに励んでおります。(暇なこっちゃで) <フランス関連の本>若かりし頃、集中的にフランス語に取り組んだ大使であるが・・・・傲慢なアメリカにどこかしら反発していたんでしょうね。その反米スタンスは今も続いております。・出世をしない秘訣(1960年)・L'histoire vecue de la seconde guerre mondialeII:Le siege(1963年)・Le Petit Prince(1968年)・LAROUSSE analogique(1971年)・Le Francais Commercial Manuel(1971年)・おしゃべりフランス料理考(1975年)・フランス三昧(2002年)・フレンチ・パラドックス(2010年)フランスあれこれ*********************************************************************【出世をしない秘訣】ジャン・ポール・ラクロワ著、理論社、1960年刊<「BOOK」データベースより>ニヤリ、クスッ、ムフフ、なるほど納得。フランスのエスプリと毒。文字で書かれた漫画本。<大使寸評>Amazonでもこの本(旧版)はヒットしないと思ったが、古書ジャンルで扱っていた。なお、表紙、内容データは新版のものを使用。Amazon出世をしない秘訣【L'histoire vecue de la seconde guerre mondialeII:Le siege】Marabout社、1963年刊<裏表紙説明>よりEn 500 photos et 100 000 mots, cet ouvrage uni-que en son genre nous presente la -guerre 1940/45 comme une experience humaine complete, tant a l'echelle des nations que des individus. Chacun des quatre volumes forme un tout, mais, ensemble, ils tentent une exploration en profondeur de l'epoque contemporaine. L'histoire vecue de la seconde guerre mondiale donne une vision immediate et saisissante des divers aspects de la plus complexe, la plus tragique et la plus heroique epopee que l'humanite ait enduree.Ce deuxieme tome de l'histoire vecue de la seconde guerre mondiale s'ouvre sur la resistance acharnee de la Grande-Bretagne contre les as-sauts de la machine de guerre nazie. II se pour-suit par les hostilites dans l'Atlantique Nord et la Mediterranee, l'invasion des Balkans et de la Grece, le combat-poursuite dans les deserts d'Afrique, l'attaque-suicide de l'Allemagne contre la Russie et l'inhumaine cruaute des batailles d'hiver. Pearl Harbour et la suite des victoires japonaises en Extreme-Orient terminent le volume.<大使寸評>第2次世界大戦シリーズで日本にも言及しているので、軍事オタクにとって見過ごせない本である。フランスの書籍ECは古書に関しても、いけてるやん♪bibliopocheL'histoire vecue de la seconde guerre mondialeII:Le siege【Le Petit Prince】Antoine De Saint-Exupery著、HEINEMANN EDUCATIONAL、1968年刊<「BOOK」データベースより>ふるさとの星を出発した星の王子さまは、命令好きの王さまの星や、うぬぼれ男の星などを旅します。最後に地球にやってきて、サハラ砂漠で飛行機を修理中のパイロットに出会います。心をとらえて離さない不思議な物語。 <大使寸評>私が買ったのはHEINEMANN EDUCATIONAL社(英国)のハードカバーであるが、さすがにこの本はアマゾンで出なかったので、アマゾンのMariner Books社の情報を載せました。AmazonLe Petit Prince【LAROUSSE analogique】仏仏辞典、LAROUSSE社、1971年刊<大使寸評>Amazonでは1971年版は見つからないので、2007年版データを載せました。お気に入りの仏仏辞典であるが、有効活用できているとは思えません(汗)AmazonLAROUSSE analogique【Le Francais Commercial Manuel】Mauger×Charon著、LAROUSSE社、1971年刊<大使寸評>商業仏語にトライしかけたが、途中で挫折しております。この本については、アマゾンに出ているので、息の長い本なんでしょう。AmazonLe Francais Commercial Manuel【おしゃべりフランス料理考】 なだ いなだ著、平凡社、1975年刊<内容説明>よりアマゾンでは古書扱いとなるので、内容説明がないのです。 <大使寸評>フランス滞在中は赤貧洗うがごとき生活であり、学食とかセルフの料理しか食べることがなかったので、憧れを持って読んだ本です。Amazonおしゃべりフランス料理考【フランス三昧】篠沢秀夫著、中央公論新社、2002年刊<「BOOK」データベース>より日本人がもてはやす、きらびやかな「おフランス」は、はたして真実の姿でしょうか。世に満ちる誤解の表層土をかき分けて、フランスという国の真の姿をお目にかけます。「フランスと日本は似ている」という驚くべき発見。フランスにとりわけ関心がない人も、フランス語を習ったことがない方も、上っ面なガイドブックを飛び越えて、一気に真相へ。気っ風のいい篠沢節が冴える、教授流フランス学の“実に愉快”な集大成。 <大使寸評>この本も蔵書録に入れておかないと、図書館で借りたり、二度買ったりしそうな本ではある。Amazonフランス三昧【フレンチ・パラドックス】榊原英資著、文藝春秋、2010年刊<「BOOK」データベース>よりいまや巨大なマーケットとなった中国、インド。新興国を勃興させ、貧富を強烈に分けながら広がっていくグローバリゼーション。この激流を乗り越える答えは、フランスにあった。不況時に強く、少子化も先進国で唯一克服したフランスは、これまで叫ばれてきた「小さな政府」の対極にある。いま、なぜフランスなのか?その秘密を「ミスター円」が解き明かす。 <大使寸評>この本は図書館で借りた本なので蔵書とは言えないが、いい本なのでこの本だけは例外的に紹介します。感想とエッセンスはここに載せています。Amazonフレンチ・パラドックスなお蔵書録全貌については蔵書録作成中5に入れておきます。
2012.05.29
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暇になれば、あいかわらず蔵書録つくりに励んでおります。(暇なこっちゃで) <食料、料理関連の本>蔵書録のテーマに食料、料理関連を追加するものとします。人生の楽しみのひとつに、食う飲むがあるわけで、テーマを立てるしかないですね♪・あやしい探検隊焚火発見伝(1998年)・もの食う人びと(1997年)・野生の呼び声(1984年)・おしゃべりフランス料理考(1975年)*********************************************************************【あやしい探検隊焚火発見伝】 椎名誠著、小学館、1998年刊<「BOOK」データベース>よりタヌキ汁はなぜうまいのか?猪肉はなぜ牡丹というのか?タケノコの地獄焼きとは何か?古くからなじみの食材をめぐっておなじみの焚火集団が大研究、大満足、大激論!!ご存じ椎名隊長率いる“あやしい探検隊”その料理長リン(林政明)さんとともに北は北海道から南は沖縄、果ては海外雄飛モンゴルまで土地土地の食材、焚火料理を求めて東奔西走南船北馬。タヌキ、巨大アンコウ、モンゴル羊、地ジャガ、タケノコ、アブラアゲ、猪、ニンジン、バカ貝と喰いに喰ったりあの味この味。リンさんの料理実践記、喰えばわかった座談会と、面白くてためになるとは本書のことだ。 <大使寸評>椎名隊長の焚火に対する思い入れとか、「何でも食べてやろう」とする好奇心がいいですね♪Amazonあやしい探検隊焚火発見伝【もの食う人びと】 辺見庸著、角川書店、1997年刊<出版社からの内容紹介>より人は今、何をどう食べ、どれほど食えないのか。人々の苛烈な「食」への交わりを訴えた連載時から大反響を呼んだ劇的なルポルタージュ。文庫化に際し、新たに書き下ろし独白とカラー写真を収録。<大使寸評>なかなか哲学的な本である。Amazonもの食う人びと【野生の呼び声】 開高健×C.W.ニコル著、集英社、1984年刊<カスタマーレビュー>より日本を代表するナチュラリスト作家の対談集。立木義浩の美しい写真が入っているので、それだけでも楽しめるがしかしこの二人は良く食べるし、良く飲む。対談というより晩餐の談話という感じてこちらも呼ばれているような気分になる。 <大使寸評>この対談集のテーマは野生もさることながら、食うこと飲むことも、なかなかやでぇ♪Amazon野生の呼び声【おしゃべりフランス料理考】 なだ いなだ著、平凡社、1975年刊<内容説明>よりアマゾンでは古書扱いとなるので、内容説明がないのです。 <大使寸評>フランス滞在中は赤貧洗うがごとき生活であり、学食とかセルフの料理しか食べることがなかったので、憧れを持って読んだ本です。Amazonおしゃべりフランス料理考なお蔵書録全貌については蔵書録作成中5に入れておきます。
2012.05.29
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申込みが遅れたので、泊まりは1駅離れた諸寄のユースホステル兼民宿であった。2食込み5千円だから文句も言えないが、料理がいまいちだった。(やはり8千円の民宿がお奨めです)10人の大部屋では、知らぬ同士で夜半まで酒盛りとなり、観光目当ての猛者ランナーが多いのもこのレースの特徴なんでしょうね(二日酔いの酒気をレースで抜くという意味で猛者といいます、蛇足かもしれないけど)レース結果は2時間20分という平凡というか、むしろ嘆かわしいタイムであった。だけど、右ヒザはレースに耐え、レース後も異常無しということで、ギリギリの調整は奏功したことになり・・・・私を褒めてあげたい♪早朝の諸寄漁港ちなみに、記録詳細です。60歳以上男子順位:110位台/164人(ラップタイム) (1K換算)スタートライン通過22秒1K 6’04 6’042K 11’54 5’494K 23’48 5’575K 29’54 6’0610K 63’03 6’4315K 96’09 6’31残3 125’3620K 132’14 7’13残1 133’01 ゴール 140’23 7’223000円のエントリー費で、無料前夜祭(酒盛り)、Tシャツ、弁当、海産物パック、温泉利用券がつくこのレースのコストパフォーマンスはもしかして、全国一なのかも♪ちなみに、3年前の10Kレースのラップタイムを神戸バレンタイン・ラブランに見てみましょう。ハーフでサブツーするには、これで押しきる走力がいるのか・・・いけるやろか?
2012.05.28
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昨日の調整練習の結果は、微妙ですね。今回はレースは二の次、浜坂観光がメインになるけど・・・・予定どおり、10時発のマラソンバスに合わせて行ってきま~す。なお、パソコンは持参しないので、しばし音信不通となります。
2012.05.26
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<調整練習は吉と出るか?> 27日の浜坂ハーフマラソンには、参加料、バス代は振込み済みだし・・・・万全でなくても、浜坂までは行くつもりである。問題は、右ヒザ痛の復調具合である。右ヒザ痛が続くので、レース直前まで走れない状態が2週間も続き、やっと今日25分程度の調整練習を、1か8か試みたのです。今のところ、まあまあの感じなのだが・・・明日の痛みは賽の目しだいやで?♪調子が良ければ、ゆっくりと景色でも見ながら走れるかも知れませんね。思えば・・・・・腰痛のままトライアスロンに出走し、最後のランでは歩き通したこともある大使である(アホやで)まあ 長くやっていれば、絶好調のピーク時での故障は、よくありました(笑)11月の神戸マラソンにはエントリーしているが、2万人の抽選枠に7万5千人が応募していると今日のニュースが伝えていました。ランネットからも次のような、勧誘メールが届いているし・・・・このマラソンブームは定着したのかも知れませんね。<5/23RUNNETメール>より今秋のフルマラソン エントリーするなら今!---------------------------------------------------------------------- 11月25日に開催される大阪マラソンのエントリーが締め切られ、大会の広報事務局からフルマラソンの応募者数が14万5254人との発表がありました。前回の第1回大会は15万4822人でしたから、約9500人の減少ということで、「マラソン人気に陰りが出た」と判断してしまう人もいるかもしれませんが、それは早計です。というのも、11月25日は、全国各地で大規模マラソンの開催が重なっているのです。お隣、兵庫県で開催される神戸マラソンも同日開催となるほか、関東ではつくばマラソン、富士山マラソン(旧・河口湖マラソン)が行われ、その2日前の11月23日には、福知山マラソン、大田原マラソンも行われます。 この6大会、前回の完走者数を足すと、その数7万5000人。ランナーズ編集部が集計している「全日本マラソンランキング」のデータを見ると、2004年度には、1年間で開催された49大会の完走者の実数が7万9000人でしたから、2012年はわずか3日間で、その数に匹敵するランナーが走ることになるのです。 マラソン人口の増加には改めて驚きますが、この6大会以外にも、10月から12月にかけては、全国でフルマラソンの大会が多数開催されます。注目大会の申し込みは、5月から6月に集中しますので、お目当ての大会がある方はもちろん、マラソン挑戦を検討している方は早めの決断&エントリーを!
2012.05.25
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<ソウル、釜山の歴史> 近々、韓国旅行を計画しているので、旅行プランを立てる必要があるのです。旅行プランも旅行の一部であり、これはこれで、けっこう楽しいものであるが・・・・ソウル、釜山の歴史から始めるのが、大使の拘りというかピント外れ?なところなんですね(ちょっと堅かったかも)たまたま、父の本棚で見つけた新・韓国風土記(第一巻)という本を読んでいるので、紹介します。【新・韓国風土記(第一巻)】(画像は第4巻)安宇植編、読売新聞社、1989年刊<「BOOK」データベースより>朝鮮王朝の都として発達したソウル、海の守りの要衡釜山、収奪に耐え観光立国を実現した済州島。檀君神話の昔から「漢江の奇跡」の現代まで、ソウル、釜山、済州島が歩んだ独自の道を俯瞰する。<大使寸評>父の本棚で見つけたこの本もアマゾンで出ないので、古書ということだろう。80年代のソウル、釜山を韓国人が綴った内容となっています。webcatplus新・韓国風土記(第一巻)この本のエッセンスを紹介します。先ず戦時、戦後のソウルの変化を見てみましょう。<植民地下での変化>p38~40 1910年の「日韓併合」によって、それまでの朝鮮統監府が朝鮮総督府になると、韓城府は京城府と改められることになった。そして翌1911年には、部・面制度が実施され、城内は五部に、府下は八面に分けられた。さらに1914年に実施された市域の変更に伴い、若干の面が京畿道高陽郡に移され、京城府内の一部の洞は統廃合されて「町」「通り」「丁目」などと日本風の地名に改められた。 このような市域の変更は、植民地下の朝鮮の首都を、旧城内と現在の龍山区の一部を加えた地域に限定することによって、それまで韓城府としてしっかりと根を下ろしてきた基盤をなし崩しにしながら、朝鮮半島を統治する構想から生まれたものであった。その後、1936年に永登浦と鷺梁津が新たに京城府に編入され、旧韓城府のほとんどの地域がふたたび首都に加えられた。その後も1944年に京城府はいくらか拡張されたものの、45年の日本の敗戦によって「京城」府としての歴史は幕を閉じた。 いわゆる日韓併合以前、朝鮮総督府はいち早く京城府の都市計画に着手しているが、それは道路網の整備や拡張など市街地の整備といった程度のものに終始したにすぎなかった。例えば都市計画の名のもとに1907年に実施された道路の改修作業は、城郭や城門をやみくもに取り壊し、古い歴史をもつソウルの景観を破壊するもんでしかなかった。道路の改修は、1912年から36年にかけて行われたが、京城府の本格的な都市計画といわれるものが発表されたのは30年のことで、その具体的な実施案は36年に用意された。それによれば計画の実施機関は1936年から59年までとなっており、ソウルの居住人口を70万人と想定していた。さらにまたこの案には、はじめて地域用途計画や公園、風致地区、街路網、区画整理地区などの計画も含まれた。 けれども、結果的にいえばこの実施案は、10年先の展望すらもたないものであった。最近ではかなりの道路の拡張がなされたとはいうものの、それでもまだ他の都市に比して道路比率が低いという不平が絶えない。つまり人口70万人程度の都市ならば路面電車だけで大衆交通の手段はこと足りると判断して、自動車の大衆化時代の到来までは予測できなかったのである。(中略) 植民地時代の京城における際だった変化といえば、何と言っても朝鮮人と日本人の居住地が別々になったことと、永登浦などの下町が工業地帯になったことだろう。日本人が住みついた地域は和風あるいは西洋家屋の立ち並ぶ新興市街地と化し、また京城府のど真ん中、龍山地区には大規模な軍事基地がつくられて、武力統治の拠点が出現した。 ちなみに、このかっての日本軍基地は、いまでは韓国陸軍本部と駐韓アメリカ第八郡によって使用されている。敗戦によって日本人が引き揚げていった龍山区内の一部地域、梨泰院洞や韓南洞には、その後新興富裕層が住みつき、またいっとき「開放村」と呼ばれた龍山洞などは、北韓38度線による南北分断と朝鮮動乱が産み落とした難民たちの居住地となり、ソウルでも代表的な貧民街と化したことがある。 昔ながらの都市景観をそなえた旧城内と、日本人の新興住宅地として発展した龍山や工業地帯となった永登浦など府下地域とは、その機能や形態の面でおのおの異なる構造をもっていた。これは、ひとつには朝鮮人と日本人の居住地が分かれていたことにもよるが、それにもまして南山につくられた朝鮮神宮や、朝鮮総督府、京城府庁舎など、威圧的な建物が建てられた例に代表されるように、日本文化を朝鮮に植えつけるためであった。その結果、京城は二重の性格をもつことになった。日本文化を朝鮮に植えつけるためのこうした努力は、ミニ東京駅でもある京城駅や、ミニ東京帝国大学ともいうべき京城帝国大学の建築様式にもうかがえる。次に釜山の変化を見てみましょう。<港町の宿命>p153~155 近代的な都市のほとんどがそうであるように、釜山もまた商工業都市である。しかし、国内の他の都市に比べて、製造業を中心とした第二次産業の比重が大きくなっている。他の都市がおおむね行政都市から出発し、近代化の過程で商工業都市に生まれ変わっていることからすると、釜山ははじめから商工業都市として発達してきたことが特徴といえばいえるだろう。このように、釜山がはじめから商工業都市として発達してきたのは、日本から距離的に最も近い港湾都市であったことと密接な関係がある。 釜山が近代的な商工業都市として成長するようになったのは、1876年に江華島条約(日朝修好条約)が結ばれ、維新直後の日本に対して港を開いたのがきっかけであった。当時の開港は朝鮮人の主体的な意思によるものではなく、日本から強いられた結果であった。とはいえ、開港によって通商が始まると、距離的に近く、良港を持っている釜山が重要視されたのは当然のことであった。1945年8月、朝鮮半島が植民地統治から開放されると、日本から帰国した朝鮮人の多くがここにとどまるようになった。さらに1950年6月に朝鮮動乱が勃発すると、避難民がなだれを打ってこの地に逃れてきたことから、釜山は急速に大都市に成長した。 朝鮮動乱の際に釜山が戦争難民の集積地になったのは、朝鮮半島の最南端に位置していることや、首都が一時的にソウルからここに移されたことだけが理由ではない。市内のあちこちにつくられた国連軍=アメリカ軍の基地や、港を通じて運ばれてきた大量の軍需物資の荷役作業が、戦乱を逃れて釜山に来た難民たちに職場を提供したからであった。 1953年、停戦協定が結ばれて戦火がやんでからも、釜山における経済は小康状態を保っていた。しかし、1963年の経済開発計画の実施に伴って、釜山の経済は急激な変化を体験することになった。その激しい変化ぶりを具体的に示す例は数え切れないが、なかでも郊外地域の目を見張るばかりの様変わりはその代表的な例と言えよう。1070年代前半までは閑静で奥まった田園地帯であった下端洞を中心とする長林洞、新平洞、沙上地区など釜山市の南部地域や、盤如洞、釜谷洞、錦糸洞など北部地域が、いつしかすっかり工場地帯に変わってしまったのである。さらにまた、これらの工場地帯が次第に周辺地域にまで広がっていき、それにつれて釜山近郊の地価がにわかに跳ね上がり、1970年代後半に土地に対する投機ブームの引き金にもなったのである。 いっぽう、工場の増加に従って環境汚染も大きな問題になっていった。広安里や水営の海水浴場は工場廃水によって汚染されて死の海となり、葦原が広がり渡り鳥の飛来地として有名であった洛東江河口の乙淑島も、公害のせいで鳥影もなくなってしまった。(中略) ところで、釜山は経済開発計画が推進されるに伴い、馬山をはじめ新たに工業団地がつくられた蔚山、昌原、巨済島の一部地域や、釜山の衛星都市の性格を帯びるようになった梁山や金海地域など、いわゆる南海岸臨海工業地帯における中心地として重要な位置を占めてきた。親会社を釜山においている多くの大企業が、これらの地域に系列企業や工場をもっているばかりでなく、地域の行政、保健、文化、娯楽などの中心的な役割を果たしているからである。
2012.05.25
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中華思想には反発するが、漢字文化圏という括りが好きな大使である。それでは「日本古代語と朝鮮語」という本で、漢字文化圏の成り立ちについて見てみましょう。【日本古代語と朝鮮語】大野晋編、毎日新聞社、1975年刊<大使寸評>中国に過剰適応してしまった朝鮮が見えてくるが・・・つくづく日本という辺境の有りがたさが解りますね。Amazon日本古代語と朝鮮語この本の漢字文化のあたりを紹介します。<漢字文化>p120~121 いったい日本、あるいは朝鮮が、なぜ漢字文化を必要としたか。それはご承知のとおり、中国からこの政治の仕組みを学ぼうとしたのです。日本の各地にはたとえば紀の臣、葛城の臣、播磨の臣・・・などと呼ばれる豪族どもがおりました。それぞれの豪族がみな私民を持って独立支配をしているわけです。ところが、そのうちの有力豪族にかつがれた大君というのが起こってきて、各地豪族の持っている私民を取り上げて自分の直轄支配の中に置こうとする。あるいは朝鮮や中国から渡ってきた人たちを職業団体として受け入れ、それをまた朝廷の直轄支配のもとに置いて、品部(しなべ)とし、それから貢物を取り立てようとする。そういう時代になってきて、いよいよ政治の制度が必要になってくるわけです。行政制度が必要になった時代というのは、おそらく倭の五王のころでしょう。そこで倭の五王が、あれほど頻繁に中国に使いをやる。何を学ぼうとしたか。何はともあれまず、この官僚制度を学ぼうとしたのです。 それの具体的なあらわれは、後のトヨミケカシキヤヒメ(推古)のときに、いわゆる「十六階の官位」を制定し、そして「十七条の憲法」を発布して、「私民を廃して公民とせよ」「この世の中に二人の王があってはいけない、大君が全国を統一するのだ」そういう意図をはっきり「憲法」としてうち出します。さらに下って、「大化の改新」に至って初めて「律令制」を日本に取り入れるということになってくるわけです。だから中国の文化を必要としたというのは、要するにそういう全国支配の官僚体制、政治の知識がほしかったわけです。でなければ、万里の波濤を越えてあんなに頻繁に使いを出すものですか。漢字文化というのは、漢字文化というのは、徹底的に「政治的なもの」であるということを、日本の歴史のがわからもご理解いただきたい。 なお、ここでちょっと申し上げますが、「律令」の律というのは刑法のことです。漢の刑法のことを「漢律」と申します。そして令というのが、いまいいましたような、官庁の組織法です。ですから中国の律令制度は、秦の始皇帝に始まり、漢の時代に大躍進を遂げ、魏の時代に完璧になった。その律令制度を六朝の宗の国へ行って学んできた、これが倭の五王が使いを出した原因です。またそれを隋の王朝へ行って学んできた、それがトヨミケカシキヤヒメ(推古)のときに遣隋使が行った原因です。同じように、遣唐使を出した主たる目的も、やはり唐の行政組織と行政のやり方を輸入する、それが最大の目的でございました。 同じことは百済についてもいえます。百済が五世紀から六世紀にかけて、「郡県のごとし」(魏書にみえる言葉)といわれる地方の役所を置くようになります。それから宮廷の内部にも「内官」というものを置くようになります。それから冠位の制定も決めます。やや遅れて新羅も冠位の制定をする。そういう時期になって百済も新羅も盛んに中国の文化に取り入れるわけです。その主たる目的は、いうまでもなく律令制を取り入れるということにあったわけです。そのほかの、たとえば暦だとか、天文だとか、薬草・食品だとかは付随的に入ってきたのであって、主たる目的はあくまでこの官僚制を導入することにあったわけです。日本古代語と朝鮮語では、漢字をどう読んだのか?・・・・文献はあるがテープレコーダーが無かったので、学者の間で好き勝手な推論が飛び交っています。<漢字の訓読み>p159~161 鈴木:ところで、朝鮮では漢字の万葉仮名的な一時一音的な表記がありますね。それから、かなり早い時代に、漢字の意味をそのまま朝鮮語に当てはめたり、あるいは訓読みのような形で使ったりしていますが、これについてお話ししていただけませんか。大野:「郷歌」の文字の使い方は、「万葉集」の巻一、巻二などの古い書き方に非常によく似ていますよ。むしろ一時一音という「古事記」の表記は新しいんですね。そして意図的にきちっと整理して使ったものです。「万葉集」巻五は、大伴旅人の歌に、当時唐の都に留学したという山上憶良の歌などを収めたものですが、これは一時一音になっている。それから東国の歌を集めた巻十四--これがまた東歌で大和地方とは非常に言葉が違っているものだから、手直ししてある。これは時代にどうも問題点があります。 巻十五が新羅に遣使された人たちのもので、これも一時一音、巻十七~二十はそれぞれ用字法が違っているので、これはおそらくさまざまの書き方がしてあるのを四人の人に一時一音に直させたんだろうというのが私の見解です。ともかく「古事記」のほうが新しいんです。むしろ「万葉集」だけについていえば、巻一、巻二などは音もあり訓もあり、その他いろいろに当てて使う点で、郷歌の書き方と同じなんです。ともかく場合によっては、「万葉集」の古い時代の書き方は、朝鮮から習ったものであり、それを日本的に当てはめたものであると考えます。梅田:鈴木先生のおっしゃった一時一音表記というのは史読や吐のことだと思いますが、史読というのは文書類に用いられた表記法で文を書き表す時にその実質的な意味を表す部分は主として漢語で表記し、助詞や助動詞などの文法的要素に当たる朝鮮語を漢字の音や訓を借りて表したものであり、また、吐は漢文につける送り仮名のことでこれも漢字の音や訓を借りて表記されました。吐には漢字の略体も使われ、日本の片仮名と形が同じものもあります。 しかし、史読にしろ吐にしろ、いわば漢文表記の補助手段ですが、郷歌は朝鮮語の文全体を漢字を使って書き表している点でちがっています。おっしゃるとおり、成立は郷歌のほうが恐らく先行すると思います。ただ史読の前身ともいえるような漢字使用法が新羅の金石文に見られますが、これはかなり古いといえます。なお、史読と吐について言えば、それに含まれている語法から考えると、史読はかなり古い語法を含んでいてその成立が吐よりも古いことを思わせます。前述の郷歌式の表記法はその後用いられなくなりましたが、史読や吐は近世まで使われました。鈴木:そうすると、中国から朝鮮へ漢字が入ってきたときに、それを最初に表記したときは最初から一時一音と訓読みの両方が入っていたのかどうかということですが。大野:最初は漢文ですよ。鈴木:固有名詞の読み方なんですけれども、たとえば新羅の王子の名前が波珍(ハトリ)という形で出てきます。珍という字にトリという音を当てていて、これは三品彰英さんが訓読みだということをおっしゃっています。ですから、いわゆる訓読みのようなものと音読みとが、最初からごっちゃに使われたのか、それともどちらが先なのかということについてお聞きしたいのです。大野:それは中国語に習熟している人なら全部漢字音で、漢字で書くでしょう。ところが、十分中国語に習熟していない者は最初から混同して書きますよ。漢語に習熟するということはたいへんやっかいなことですからね。長田:『古事記』については成立上そういうことが考えられるかもしれませんが、いわゆる推古朝遣文の仮名書きは一時一音です。それから『古事記』の序文で例の有名な、一時一音で書くと趣旨が長くなるからやめるというくだりを見ると、一時一音のほうが先にあったというふうに考えられる。鈴木:『古事記』の序文は、日下(クサカ)とか帯(タラシ)はそのままで使って一時一音にはしないとも言っていますね。大野:一時一音にすれば、倭国の言葉を倭国の言葉としてはっきり書くことはできる。しかし、それは、今度は長々しくなるからわずらわしい、そういう意味じゃないですか、序文のあのくだりは。
2012.05.24
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大使が蔵書録作成を思い立ったのは、アマゾンが広く充実したデータを持ち、グーグル検索との連携もよくて、蔵書録作成を快適に補佐してくれるだろうと思ったせいでもあるのです。あと、気になるのはせっかく作った蔵書録のデータをアマゾンはいつまで保存してくれるのか?ということだが・・・・・まだ先のことだし、ま いいか。 スマートフォンや電子書籍の販売合戦が本格化する昨今であるが・・・アマゾンCEOのジェフ・ベゾスさんが朝日のインタビューで「我々が提供したのは選択肢。押しつけはしない」と説いているので、紹介します。ジェフ・ベゾスさんへのインタビュー <歴史揺さぶるIT革命の巨人>(デジタル朝日ではこの記事が見えないので、5/12朝日の「フロントランナー」から転記しました・・・そのうち朝日からお咎めがあるかも) 世界最大のオンライン書店を育て上げ、クラウドコンピューティング・ビジネスを開拓し、電子書籍端末「キンドル」で電子書籍市場を一気に立ち上げた。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスと並ぶIT革命の旗手の一人だ。 この人に是が非でもしたい質問があった。紙の本と電子書籍の原理的な違いが、社会に与える影響について、だ。 話は2009年7月中旬の「事件」にさかのぼる。 電子版『1984』『動物農場』(オーウェル著)を購入した人のキンドルから、この2冊が突然消えた。販売権のない出版社が謝って売り、販売停止に。その際、データも遠隔操作で消された。買った本が棚からなくなる――紙の本ではあり得ないことが起きた。アマゾンは謝罪、電子書籍の課題も鮮明になった。 独裁政権が生まれたら、都合の悪い本の回収や改変も可能になる。電子化を進めるなら、備えも必要でないか――意気込んだ質問への答えはシンプルだった。「民主国家ではまず起きない心配でしょう。私たちが提供するのは選択肢です。紙の本を望む人は紙を買える。電子版限定の本も受注印刷に対応している。それでも電子版が伸びているのは便利さゆえでしょう。『1984』のミスは繰り返しません」Q:書籍販売から始まったが、最近は家電や食品、ファッションと扱うジャンルが広がっている。A:イエス!欲しいものをオンラインで簡単に見つけて買い、すぐ届く。世界最大の豊な川の名のとおり、最大の品ぞろえをするのが我々のビジョンだ。Q:顧客満足度の追求が成功の鍵だったと思うが、その内容は?。A:第一は欲しい商品を見つけられること、その意味で品ぞろえは大変重視している。品がなければそもそも見つけられない。次はレコメンド(おすすめ)機能などで、見つけるのを容易にすることだ。 発送のスピードも重要だ。「もっとゆっくり届けてくれ」なんて言う人はいない。日本は物流が発達しており、世界でも最も早く届けられる国だ。アプローチは国によって違い、中国では自前の自転車配送ネットワークを作り、自分たちで届けている。Q:2月、仙台にもカスタマーサービスセンターを開いたA:今回の来日の目的の一つが仙台のセンター訪問だ。被災地にも足を運び、多数の子どもたちが亡くなった学校にもお邪魔した。被災地の厳しさが伝わってきた。Q:話題の電子書籍だが、日本での参入は?A:「今年の動向を楽しみに」というのが今は精いっぱいだ。Q:キンドル版『1984』のデータが持ち主の知らぬ間に消去された例に見るとおり、クラウド型電子書籍は、購入済みの本を消したり、中身を改変したりすることが容易にできる。例えば政府が弾圧して、都合の悪い本の消去や改変を求めたら、はね返せるか?。A:『1984』の件は大きな判断ミスで、厳しい教訓になった。ただ、指摘の重要さはわかるが、民主国家では、現実問題としてなかなか起きにくいだろう。同じ技術を前向きに考えれば、内容に誤りがあった場合、電子書籍は後から訂正しやすいといえる。Q:訂正する場合、利用者への告知は?A:もちろんしている。訂正があることを通知し、反映するかどうか、利用者が選べる仕組みだ。Q:クラウド型電子書籍は客の本棚を預かっているのと同じ。従来の物販という売り切り事業とは異なり、長期保存の責任を負う。その点については?A:先行した音楽のダウンロード販売を見て、問題点に気づいた。再生機やデータをなくしたり壊したりしたら、おなじ曲を買い直さなければならない。これは望ましくない。そこで、キンドルを紛失しても破損しても、本を買い直すことなくずっと読み続けられるようにと考えたのが今の方法だ。Q:アマゾンとキンドルが存在する限り読めるのはわかる。だが紙の本は出版社が倒産しても手元に残る。紙と同様に内容を百年単位で残せるのか非常に気になる。A:私は残せると思っている。電子書籍は今後さらに改良され、安定していくとという感触を持っている。百年単位なら著作権も切れていくので、権利が切れたものから自由に読めるようになるだろう。 我々が提供したいのは選択肢だ。押しつけはしない。それが最も重要な点だ。紙の本を選びたい人は選べるし、実際、紙の事業も好調だ。Q:音楽ダウンロードではDRM(著作権保護技術)をかけないものが売られ始めている。電子書籍でのDRMの扱いは?A:出版社に決めてもらうというのが我々の立場だ。海賊版を警戒する出版社はDRMをかけるし、なしでいいという出版社もある。Q:クラウドコンピューティングについて、物流の会社が、なぜこのサービスを思いついたのか。A:(身を乗り出して)社内のネットワーク部門とアプリケーションソフト開発部門のエンジニア同士が、あまりにもたびたび綿密な打合せをしているのに気づいた。互いの部門のデータの受け渡しが複雑すぎるのが原因で、非常にまずいと思った。そこでやりとりがスムーズにできるようルール(API)を作った。他のウェブサービス事業者も同じ悩みを抱えるようになると予想できたので、外部の企業に提供できるようさらに整え、サービスを立ち上げた。 クラウド技術によって、従来は設備投資の対象だったインフラ費用が、時間単位でレンタルできる変動費に変わった。ビジネスとして非常にうまく行っている。Q:今20歳前後の若者だとしたら、どんな分野を目指すか。A:いい質問だ。今とてもエキサイティングだと考えているジャンルがある。バイオテクノロジーだ。 例えば太陽光をエネルギー源に微生物で合成油を作るなど、生物の力を利用してクリーンなエネルギーを作る道が、人類史上初めて開けはじめていると思う。もともと生物は、酸素という副産物を出しながら二酸化炭素を木材にするという不思議なこと(光合成)をやってのける。その能力を活用できる入り口に来たのではないか。専門家でないので詳しいことは分からないが、自分が今から専攻を選ぶなら、この分野だろう。Q:一番楽しいと思う時は?。A:ブレーンストーミング。さまざまな人と会い、いろいろな方向のアイデアを出すことだ。公私問わず、問題解決が一番楽しい。「変化を自分で作りたい」 村上龍氏が出版社と組まずに電子書籍を出す理由が興味をひきます。この記事も朝日のインタビュー記事スクラップに入れておきます。
2012.05.24
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公民館と図書館でブログ更新を試みたが、えらいこっちゃ!書き込み禁止、読み取り専用に設定されているのです。で、最後の手段ということで一軒しかないインターネット喫茶に繰り出して記入したのです。(記入といってもUSBメモリでコピペですけど)図書館で「日本と道教文化」という本を借りたが、大使の動機は「漢民族の本質を知りたい」ということに尽きるわけです。つまり、尖閣諸島沖の漁船衝突事件があって以降・・・彼の地の孫子の兵法に則り、「不可解な敵を知っておこう」という意識が働くわけですね。【日本と道教文化】坂出祥伸著、角川選書、2010年刊<裏表紙紹介>より長生きをしたい、金持ちになりたい、幸せになりたい、日常的な願望をかなえてくれる神さま、それが道教の神々だ。仏教でも神道でもない宗教的な風習、吉凶を占う「おみくじ」や疫病除けの「おふだ」も道教が起源。薬草を発見した神農、七福神のひとり福禄寿、邪気を払う鐘軌、疫病除けの神獣・白沢など奇怪不可思議な神々に彩られた道教の世界を日中にわたり紹介し、日常生活に溶け込んだ多様な道教文化を再発見する道教入門書。<大使寸評>道教とは漢民族独自の宗教であり、その成り立ちは日本の神道と似てなくもないわけであるが、「福禄寿」への拘りが、お茶漬けサラサラの日本よりは強いように感じられたのです。Amazon日本と道教文化この本のエッセンスの一部を紹介します。<はじめに>p8~9 私たち道教研究者の理解と一般人の道教理解とはかなりかけ離れていると思っている。さきほどフランス人の道教理解の例を挙げたが、おそらく日本の文化的背景が妨げとなっているからであろうが、一朝一夕に「中国は儒教の国」という固定観念が消えることはあるまい。そこで本書では、われわれが今見聞きしている風俗・慣習の中に、道教的要素が隠れている、私たちは気づいていないだけのことだ、という点をあれこれ取り上げて、道教に親近感を抱いていただこう、道教になじんでいただこう、という願いをこめて角度を拡げて考えてみた。 まず、最初に道教というのは、どのような宗教なのかを、不十分ながらも概略的に説明しておいた。これまで、ともすれば仏教は高尚であり、深遠な教理や哲学をもっているが、道教は迷信的であり、低俗なものであると見なされがちであったが、道教も正当な宗教であることを予め知っておいていただきたいのである。 次に横浜、神戸、長崎などの華人街に、なぜ関帝廟とか馬祖像が置かれているのかを考えてほしいのである。海外に移住する中国人は郷土から自分たちの守護神をたずさえてきて、集団自治の中心である廟を先ず建て、これを中心に街が形成されるのが一般的である。あたかもヨーロッパでキリスト教の教会を中心に市街が形成されているのと同様なのである。 パリの13区にある華人街には玄天上帝(真武神)を祀る潮州会館がある。ベトナム難民であるパリの華人は本来は潮州出身者なのである。しかし、海外の華人街の守護神として最も多いのは、馬祖廟(天皇廟とも)だといわれ、次に多いのが関帝廟だという。 (中略) 日本文化が取り入れた道教的要素は神農、鐘軌、福禄寿神、泰山府君などのような吉祥をもたらし災禍をしりぞける種々の神格、あるいは、十二直説、九星説などのような運勢を知って禍を避ける占いであるが、こうした呪法は現在の日本ではほとんど消滅してしまったようである。しかし、今なお残っていて根強く信じられているのが、仏滅、大安などの六曜説であり、あるいは家屋を作る場合の鬼門説であり、さらには、若い人々が半ば遊び心で、しかし半ばは本気で信じている「おみくじ」「おふだ」である。「これも道教ですか」といぶかるお方は、どうかそれがれっきとした道教起源であることを本文を読んで知っていただきたい。併せて各地で出土している木簡呪符をも紹介したので、日本文化史の研究の立場とは別の角度から木簡呪符についても解説をしておいた。<道教とはなにか>p11~13 道教とは、どのような宗教なのか。はなはだ答えにくい問いであるが、私見では、その根底にあるのは中国思想一般と同様に「道」の観念であり、特に道教にあっては「道(タオ)」とはすなわち「気」だと考えられる。 そこで道教は「気の宗教」であると定義しておきたい。「気」という視覚では捉えられない存在、それは人間をも含んだ万物を生成する根源的なエネルギーであり、道教では、その「気」を操作することによって仙人とか真人とか称される最高の境地に到達することを目指すのである。こういう定義には当然多くの反論が予想されよう。儒教でも「気」の観念に依拠しているのではないのかと。 儒教が最終的に目指しているのは、社会の経済的安定であり、そのために為政者(士大夫)は「修身」つまり、強い意志によって自分の「気」を暴発させないように身体を修練し、ついで「家をととのえ、さらには国を治め、最終的には天下を平和にする」。こういう政治的目的のための「気」の修練である。そこで、道教的な修練は、「独善」すなわち独りわが身を善くするだけであり、他者を救済しようとしないという非難が儒教側から出るのである。 それでは、「気」とはなにか。これもまた説明がむつかしいが、身体を流れる「気」をトレーニングするという健康法としての「気功」が日本でも市民権を得ているので理解していただけようが、中国では古代から生命をもつ存在は運動して止むことのない「気」から成り立つと考えられている。 ところで、道教は創始者つまり誰かが創始した宗教ではなく、自然に発生し展開した宗教である。キリスト教はイエス・キリストを創始者としており、仏教は釈迦(ブッダ)を創始者としている。イスラム教はムハンマドを創始者としている。日本の神道は天照大神を最高神として尊んでいるが、これを創始者だとは誰も言わない。ただし、神道は万物に生命力とか霊力を認めていて、万物それぞれを神とする多神教である。道教はこれと極めて似ている。道教について老子が創始者ではないかという疑問や指摘を受けることがある。たしかに道教では老子が非常に尊ばれている。けれども後漢末ごろに組織的教団として初期道教が成立した時、それは老子が創始したのではなくて、いわば権威付けにかつがれたのであり、じつは数えきれないほど多数の神格を持つ多神教なのである。 さらに道教は、仏教やキリスト教、イスラム教のように国境を越え民族を超えて信仰されているような、世界的宗教ではなくて、その信仰は一部の少数民族を除けば、ほとんど漢民族に限られているという意味では民族宗教と考えてよい。<なにを目指している宗教か>p13~14 道教の目指すものはなにか。「福・禄・寿」という現世利益を得ることである。とりわけ寿、すなわち永遠の生命の達成を目指すのである。そこで「気」を操作して「永遠の生命」を獲得しようとする宗教だともいえよう。儒教は宗教ではないとされるが本来は祖先祭祀を行っているので、一種の宗教的性格を備えているが、一方では政治的倫理的色彩が強くなって宗教的側面は希薄になってしまった。元来、『論語』によると孔子は、「生きている世界のことも分からないのに、どうして死後のことが分かろうか」と述べていることで分かるように、死後の世界とか霊魂のありかたについては非常に冷淡であり、その代わりに「経世済民」、つまり社会の安定と物質的豊かさという現実的な救済を目的としているのであって、死者の霊魂の救済には無関心であった。そこで中国に仏教が伝来した時、貴族や士大夫たちは中国仏教特有の霊魂観にもとづいて来世意での救いに安心の境地を得ようとしたのである。ただし、儒教は古代社会の基盤となっていた宗族制という男系血縁共同体を祖先祭祀の根幹としていて、親から子へ、さらに孫へ、というような生命の連続性を重んじている。これこそがいわゆる「孝」である。 (中略) なお、中国社会が儒教によって代表されているように、男性中心の社会システム(宗族制)の中にあって、道教では早くから西王母をはじめとする多くの女神が重んじられ、魏華存、鮑姑のような女仙、詩作に秀でた女道士・魚玄機の名も知られている。天皇(馬祖)とか碧霞元君などの女神は今でも崇拝の対象とされているし、また全真教では女性司祭者が高啓、経師などとして儀礼を主宰している。このように、男女平等とまでは言えないが、道教では女性が古くからきわめて重んじられているのに注意したい。<道教の将来像>p21 儒教が滅んでも道教が滅ぶことはない。なんとなれば、漢民族の民族的宗教であるからである。近代文学の巨人・魯迅は、「中国の基礎は全て道教にある」と喝破している。現今の中国も少子化、近代化(工業化・都市化・人口の流動化など)の進行によって儒教のよって立つ存在基盤が崩れつつあるが、まさにそのために為政者は儒教の権威の回復を図ろうとするが、崩壊を止めるのが次第に困難な状況である。一方、道教は中国共産党による弾圧、その後の文化大革命による破壊にもかかわらず、急速に復活し、その信仰はますます広く深くなっている。民衆の生活に深く根ざした宗教にほかならないからである。<関帝>p25~26 横浜の中華街には道教の神さま―関帝が祀られている。横浜の中華街といえば、東京近辺の人ならたいてい中華料理を食べにいかれるから、良くご存知ことであろう。そして、そこに「関帝廟」という中国風の大きなお寺によく似た建物があることもしっていることであろう。ここの案内パンフには、「発財の神さま」とお書かれていて、華僑はお金が儲かりますようにと祈ると書かれている。(1日文字数制限の関係で削除、全文は左のページ「孔子批判5」に入れておきます)<おふだの種類・目的効用・材料・霊力>p173~178 (1日文字数制限の関係で削除、全文は左のページ「孔子批判5」に入れておきます)中国共産党が国家威信を賭けて儒教の再興を図っているが、中国通の学者は儒教の崩壊を止めるのが困難な状況と喝破しています。その一方で道教の復興が指摘されています。為政者が男神(儒教)を奨励するが、民衆は女神(道教)を尊ぶという構図も見られるわけで・・・親しみを覚えるというか、興味は尽きませんね。それから大使が毛嫌いしているのは儒教であり、中国人民ではないので、そこのところを宜しく!♪インターネット喫茶の営業用のパソコンは、我が愛機(4万円のネットブック)に比べるとメチャクチャ速いで♪
2012.05.22
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大使は、故郷でのバイオマス発電、林地残材に関心があるのですが・・・・高知県HPに「木質ペレット燃焼灰からの放射性物質の検出について」という広報が出たので、気になったのです。5/16木質ペレット燃焼灰からの放射性物質の検出についてより<木質ペレット燃焼灰からの放射性物質の検出について> 木質ペレット燃焼灰から放射性セシウムが検出されたという情報が県内取扱業者からあり、本日(5月16日)、県として安全性の確認を実施している中、銘建工業(岡山県)から「自社でヨーロッパ材を使用して製造した木質ペレットの燃焼灰について自主検査を行った結果、高知県で使用した木質ペレットの燃焼灰からも放射性セシウムが検出(3,890Bq/kg)された。」という連絡がありました。 1 県内での流通状況等 平成23年度の入荷は、約3,000t(見込み)、県内のバイオマスボイラー144台で使用しています。流通経路については把握可能であり、個別の追跡調査は可能です。2 人体や周辺への影響 ・今回放射性セシウムが検出された燃焼灰は、ビニールハウス内などの空気を暖めるため、ボイラーで銘建工業が生産した木質ペレットを燃焼したものです。 ・木質バイオマスボイラーは、燃焼灰と仕切られた別の部屋の空気又は水を温めて施設内を加温しているので、放射性セシウムを含んだ空気が施設内に放出されることはなく、農作物への影響はありません。 ・燃焼灰周辺への影響については、本日サンプル調査を行った結果、安全性には問題ないレベルとなっています。 ・なお、燃焼灰そのものやハウス内の農作物についても念のため放射性セシウムの検査を行っています。5 今後の対応(1)納入ハウスの悉皆調査(2)灰の処理状況についての現状把握 (3)灰の処分方法の検討ヨーロッパ材を使用して製造した木質ペレットの燃焼灰から放射性セシウムが検出されたという状況のようですね。高知県の林地残材が放射性セシウムに汚染されているわけではなくて、ひとまず安心したが・・・・ヨーロッパでのチェルノブイリ汚染が今でも続いていることが驚きです。大使がバイオマス発電に拘る理由なんですが・・・・・林地残材による地産地消の燃料、発電ができれば、持続可能な森林保全が可能ではないかと期待するわけですね。ところが、経済原理が働き、木質ペレットの輸入という動きがあるわけで、これは本末転倒ではないか!と危惧するのです。関西電力が木質ペレット3%混焼の石炭火力バイオマス発電本格稼動とのことであるが、関西電力は輸入材、四国電力は国産材と違いがある。地産地消で持続可能を堅持すべきではないか!!また、平成22年木材需給表から木質ペレットの輸入動向を探るのは、シロウトには難しいのでは?(この統計には森林保全という観点はないようです)諸々の情報から分かるのだが、高知県は、まだ岡山県産の木質ペレットを使用しているのか!・・・・高知県の森林の有効利用は、いまだ成らずなのかもしれませんね。ところで、母の介護の関係で今日から25日まで、田舎に帰ります。例の如く、デジタルデバイドに陥るので・・・・ブログ更新はままなりません(泣)
2012.05.20
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蔵書録がほぼ完成しているが、未分類の本がけっこうあって・・・・どうしても新グループを作る必要がでてくるのです。で、「戦争、軍事関連の本」グループを追加しました。 <戦争、軍事関連の本>石場さんには及ばないが、軍事オタク(未満)の大使が読んできた、戦争、軍事関連の本を並べてみます。・大戦下のヨーロッパ(1970年)・日米開戦勝算なし(1995年)・外交なき戦争の終末(1995年)・石原莞爾(2002年)・石原莞爾その虚飾(2003年)・死闘の本土上空(2001年)・局地戦闘機「雷電」(2005年)・二十世紀日本の戦争(2000年)・昭和の名将と愚将(2008年)・湾岸戦争兵器ハンドブック(1996年)・私の異常な愛情(2008年)個人的歴史学7原発もあの戦争も、「負けるまで」メディアも庶民も賛成だった? *********************************************************************【大戦下のヨーロッパ】笹本駿二著、岩波書店、1970年刊<出版社からの内容紹介>よりナチスの崩壊によって一九四五年五月平和が甦るまで,五年有半にわたりヨーロッパ全土は凄惨な戦火に覆われた.著者は,この間を終始ヨーロッパで過し,ベルリンから東部戦線,ナチ占領下のパリ,イスタンブール,ローマ等々,戦雲の下をジャーナリストとして縦横に駆けめぐった.『第二次世界大戦前夜』に続く貴重なヨーロッパ報告. <大使寸評>枢軸国軍に随伴した日本人記者によるヨーロッパ戦線レポートであるが、ヒューマンな回想録になっています。(リアルタイムで報告できる内容ではない)岩波新書の表紙の色で、この本の古さがわかりますね。Amazon大戦下のヨーロッパ【日米開戦勝算なし】NHK取材班編、角川書店、1995年刊<「BOOK」データベース>より軍需物資の大半を海外に頼る日本にとって、海上の物資補給線を確保することは、戦争を遂行する上での生命線であった。にもかかわらず、日本は「太平洋シーレーン」を確保するプランを持たないまま開戦に突入した。勝算はない。船舶は不足し、海上護衛の考えのない日本は、輸送船を次々と沈められ、戦争計画は根本から崩れていった。「合理的全体計画」を持てない、今に引継ぐ日本の決定的弱点。 <大使寸評>太平洋戦争日本の敗因シリーズ1「真珠湾が教えるもの」で加藤教授が日米開戦のメカニズムを、原発の安全神話を引き合いに出して答えるところが今日的です。Amazon日米開戦勝算なし【外交なき戦争の終末】NHK取材班編、角川書店、1995年刊(文字数制約のため省略)【石原莞爾】青江舜二郎著、中央公論社、1992年刊(文字数制約のため省略)【石原莞爾その虚飾】佐高信著、講談社、2003年刊<「BOOK」データベース>よりずばぬけた頭脳を持ち、日本陸軍史上最大の知謀と評された石原莞爾。いわく時代を先読みしていた、東条英機を批判したなど、平和主義者のように偶像視され、「石原讃歌」は今なお続く。しかし、この風潮に対して、真っ向からその欺瞞性を批判し、石原の行為は「放火犯の消火作業」と喝破する野心的力作評論。 <大使寸評>佐高信にとっては、同郷の石原莞爾は愛憎なかばするかと思いきや、かなりきつく批判しています。Amazon石原莞爾その虚飾【死闘の本土上空】 渡辺洋二著、文藝春秋、2001年刊<出版社からの内容紹介>より太平洋戦争末期、本土上空も戦場だった!圧倒的な物量で押し寄せるB-29に、日本軍は武装を外した戦闘機で体当たりを決意する<大使寸評>追って記入Amazon死闘の本土上空【局地戦闘機「雷電」】 渡辺洋二著、文藝春秋、2005年刊<「MARC」データベース>より操縦がしやすく万人向けであった「零戦」に対し、強力なかわりにクセも強い、プロのための戦闘機「雷電」。敵機撃退のために作られた「雷電」と戦士たちの奮戦を描く。1992年刊の増補版。 <大使寸評>専守防衛の切り札ともいえる「局地戦闘機」が好きなんですね。Amazon局地戦闘機「雷電」【二十世紀日本の戦争】阿川弘之、他著、文藝春秋、2000年刊<「BOOK」データベース>よりこの百年の間、日本は多くの戦争にかかわった。日露戦争、第一次世界大戦、シベリア出兵、満州事変に端を発する日中戦争、そして、太平洋戦争。世界で最も平和を謳歌しているように見える戦後でさえ、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争などは日本の国家、社会に大きな影響をおよぼした。文芸春秋読者賞受賞。 <大使寸評>追って記入Amazon二十世紀日本の戦争【昭和の名将と愚将】半藤一利著、文藝春秋、2008年刊<「BOOK」データベース>より責任感、リーダーシップ、戦略の有無、知性、人望…昭和の代表的軍人二十二人を俎上に載せて、敗軍の将たちの人物にあえて評価を下す。リーダーたるには何が必要なのか。 <大使寸評>追って記入Amazon昭和の名将と愚将【湾岸戦争兵器ハンドブック】三野正洋、他著、朝日ソノラマ、1996年刊<「BOOK」データベース>より湾岸戦争では多種にわたる新兵器が登場した。これについて解説すると共にフォークランド紛争での新兵器についても解説。<大使寸評>フォークランド紛争は、海空陸の近代的兵器を駆使し、国家間で行った限定的かつ短期間の戦争としてユニークな戦争だった。Amazon湾岸戦争兵器ハンドブック【私の異常な愛情】宮嶋茂樹著、光文社、2008年刊<「BOOK」データベース>より「男の子は戦争映画を観て、一人前の男に成長していくのである」―世界の紛争地帯を駆け回るカメラマン「不肖・宮嶋」が、現場感覚から戦争映画を観る。「1.女子供が全く出てこない。もしくは1ケタ。2.血がホラー映画以上に流れ、死体がてんこ盛り。3.BGMはマーチである。」この条件を満たした、偏愛する「真の戦争映画」27作品を、全情熱を傾けて論評。 <大使寸評>この本も蔵書録に入れておかないと、図書館で借りたり、二度買ったりしそうな本ではある。Amazon私の異常な愛情
2012.05.19
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未分類の本も数少なくなってきて、12日から進めてきた蔵書録作成もゴール間近となりました。いっそのこと「未分類の本」を未分類のままにすれば、もう完成と言えるのだが。 <未分類の本>蔵書録作成中であるが、分類グループ、ジャンル等がまだない本について、とりあえずフォームを作っておく。なお、今後作るグループを以下考えているが・・・このまま未分類にしてもいいか?♪・京阪神関連・フランス関連・運動、ランニング・食料、料理・軍事etc********************************************************************************【出世をしない秘訣】ジャン・ポール・ラクロワ著、理論社、1960年刊<「BOOK」データベースより>ニヤリ、クスッ、ムフフ、なるほど納得。フランスのエスプリと毒。文字で書かれた漫画本。<大使寸評>Amazonでもこの本(旧版)はヒットしないと思ったが、古書ジャンルで扱っていた。なお、表紙、内容データは新版のものを使用。Amazon出世をしない秘訣【ふしぎなキリスト教】橋爪大三郎×大澤真幸著、講談社現代新書、2011年刊<「BOOK」データベース>より日本人の神様とGODは何が違うか?起源からイエスの謎、近代社会への影響まですべての疑問に答える最強の入門書。挑発的な質問と明快な答え、日本を代表する二人の社会学者が徹底対論。 <大使寸評>この本には、目からウロコが落ちることしきりである。だけど一気に読破するには重いので、現在、積読中となっています。Amazonふしぎなキリスト教【「歳時記」の真実】石寒太著、文藝春秋、2000年刊<「BOOK」データベース>より「歳時記」は俳句をつくる人のための手引であるが、それ以上に、日本人の知恵と風土と習慣に根ざした言葉の小筺である。「歳」は年、「時」は季節を意味し、文字通り一年の季節の移り変わりを示した記事だが、そこに登場するのは、花や鳥のさえずり、時雨や野分といった自然現象ばかりでなく、節句や七夕といった行事、食べ物や衣類、道具や遊びなど多岐にわたっている。つまり、歳時記を知ることは、日本人の暮らしや歴史を知ることでもあるのだ。 <大使寸評>歌を詠まない大使であっても、歳を取ればそれなりに、季節に感慨を覚えるのです。この本を読んで、季節にたいする感度を上げたいものである。Amazon「歳時記」の真実【私の異常な愛情】宮嶋茂樹著、光文社、2008年刊<「BOOK」データベース>より「男の子は戦争映画を観て、一人前の男に成長していくのである」―世界の紛争地帯を駆け回るカメラマン「不肖・宮嶋」が、現場感覚から戦争映画を観る。「1.女子供が全く出てこない。もしくは1ケタ。2.血がホラー映画以上に流れ、死体がてんこ盛り。3.BGMはマーチである。」この条件を満たした、偏愛する「真の戦争映画」27作品を、全情熱を傾けて論評。 <大使寸評>この本も蔵書録に入れておかないと、図書館で借りたり、二度買ったりしそうな本ではある。Amazon私の異常な愛情【フランス三昧】篠沢秀夫著、中央公論新社、2002年刊<「BOOK」データベース>より日本人がもてはやす、きらびやかな「おフランス」は、はたして真実の姿でしょうか。世に満ちる誤解の表層土をかき分けて、フランスという国の真の姿をお目にかけます。「フランスと日本は似ている」という驚くべき発見。フランスにとりわけ関心がない人も、フランス語を習ったことがない方も、上っ面なガイドブックを飛び越えて、一気に真相へ。気っ風のいい篠沢節が冴える、教授流フランス学の“実に愉快”な集大成。 <大使寸評>この本も蔵書録に入れておかないと、図書館で借りたり、二度買ったりしそうな本ではある。Amazonフランス三昧【原発の深い闇】ムック本、宝島社、2011年刊<内容紹介>より巨額マネーを吸い上げるための巨大なサギ装置……それが原発だ。政界、官界、財界、学術機関、メディア、そして闇社会。原発マフィアたちは、いかにして電気マネーを貪ってきたのか? 政治献金、天下り、原発文化人&御用メディアの加担、電源三法交付金のバラマキ、テレビ・新聞を懐柔する広告の出稿実態……。買収、裏ガネ、反対派への暗殺指令までがとびかう異常な世界を赤裸々にリポート! 福島第一原発の事故について指摘されている情報操作、放射能汚染・拡散の確信犯的な隠蔽……電力会社と政府や役人、学者、メディアが結託した「隠蔽工作」も暴く、他誌では読めない戦慄の告発ムック!! <大使寸評>とにかく、内容は充実している。Amazon原発の深い闇【局地戦闘機「雷電」】 渡辺洋二著、文藝春秋、2005年刊<「MARC」データベース>より操縦がしやすく万人向けであった「零戦」に対し、強力なかわりにクセも強い、プロのための戦闘機「雷電」。敵機撃退のために作られた「雷電」と戦士たちの奮戦を描く。1992年刊の増補版。 <大使寸評>専守防衛の切り札ともいえる「局地戦闘機」が好きなんですね。Amazon局地戦闘機「雷電」【マラソンに勝つ】 別冊宝島編集部、宝島社、2000年刊<「BOOK」データベース>より高橋尚子、市橋有里、山口衛里…シドニーオリンピックに挑戦するマラソンランナーたち。瀬古利彦、中山竹通、谷口浩美、有森裕子…、日本マラソンの黄金期を担った名ランナーたちの「栄光と挫折」。オリンピック代表選考会の舞台裏。史上最強の雑草集団「旭化成陸上部」。個性派監督たちの「指導者としての器」。よみがえる「42.195キロ」のドラマ…。日本のマラソンは再生するのか。 <大使寸評>日本マラソンの黄金期の人物が出ているムック本であり、これに野口みずきが加わったらベストメンバーと言えるんだけど。野口みずき号泣、奇跡の復活ならずAmazonマラソンに勝つ【もの食う人びと】 辺見庸著、角川書店、1997年刊<出版社からの内容紹介>より人は今、何をどう食べ、どれほど食えないのか。人々の苛烈な「食」への交わりを訴えた連載時から大反響を呼んだ劇的なルポルタージュ。文庫化に際し、新たに書き下ろし独白とカラー写真を収録。<大使寸評>追って記入Amazonもの食う人びと「未分類の本」の更新情報は蔵書録作成中2に入れておきます。なお蔵書録全貌については蔵書録作成中4に入れておきます。
2012.05.19
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中国投資(CIC)の高西慶社長がインタビューで「投資で支配考えず、国家の干渉はない」と説いているので、紹介します。高西慶社長へのインタビュー <チャイナマネーの正体>(デジタル朝日ではこの記事が見えないので、5/18朝日から転記しました・・・そのうち朝日からお咎めがあるかも) 約32兆円の資産を運営する中国の国家ファンド、中国投資(CIC)の高西慶社長がインタビューに応じた。チャイナマネーは世界の救世主か、地球規模で事業や資源を買い占める脅威の存在か。Q:北京を訪れる各国首脳は、中国の投資をひきだそうと必死です。その半面、共産党が政治権力を独占する中国をしょって立つ国家ファンドへの「脅威論」は消えません。A:中国の勃興について、多くの国はまだ適応していないというか、心情がちょっと複雑になっているのではないでしょうか。先進国のなかには、必要以上に弱気になり、中国を警戒する人もいるようにみえます。だからといって中国の人々は、世界中が我々のお金を求めているというような気分になって、傲慢な態度をとってはならない。中国の印象を悪くするだけでなく、貴重な投資の機会を逃がしかねないからです。Q:そもそも中国の国家ファンドの内情があまり知られていません。それが脅威論の背景にあるのでは。A:色眼鏡で見る人たちがいるのは確かです。投資先を支配し、経営をコントロールしたいのではないか、と。しかし私たちは設立時に決めた基本原則に沿って投資しています。なによりも商業目的であり、長期的によいリターンを得ることをめざしている。管理職をすげかえたり、社員を解雇して中国人を送りこんだり、そんなことは考えていません。Q:中国という国家の意思を受けて動いているのではないのですか。A:私たちは中国でただひとつの内閣直轄の会社ですが、あれを買え、これを買うなと干渉を受けていません。たとえば米金融大手モルガン・スタンレーに56億ドル(約4500億円)を投じたとき、テレビニュースで知った指導層の一人から電話がありました。「どういうことですか。こんなに多く投資して!中国の歴史上、海外でこんなに巨額な買い物をしたことはないでしょう」と。Q:報告していまかった?。A:報告はたいてい発表の数時間前です。リーダーたちはいつも忙しく、報告に目が届かないこともあるのでしょう。後日、また連絡がありました。「私は単に事実を確認したかっただけで、投資を認める、認めないではない。あなた方が自分で責任を負いなさい」と。私たちの投資は多岐にわたり、政府にいちいち意見を聞くことはできません。Q:ただ、役員の多くは国家発展改革委員会、財務省、商務省、中央銀行などの出身者です。A:彼らは年2、3回の大きな方針決定にしか、かかわっていません。日々の資産運用には無関係です。 資源分野への投資が多いのは国の指示ではないか、とよくいわれます。これは、日本の商社が石油や天然ガスの権益を海外でたくさん持っているのと同じように、投資先として有効だと考えているからです。商社は、日本政府の指示を受けて投資しているわけではないでしょう。Q:CICの一挙手一投足が注目されています。1週間ほど前、高さんが「欧州の政府債はもう買わない」と発言したというニュースが、世界をかけめぐりました。A:そうは言っていません。欧州に投資するのは政府債とは限らない、別の機会も探っている、という意味の発言でした。欧州は引き続き重要な投資先です。そもそも欧州危機から完全に切り離されて、投資が絶対に有利だという場所がありますか。Q:ベルギーの政府系ファンドなどと共同で、ユーロ建ての投資ファンドをつくるそうですね。中国に進出した欧州の中堅企業が投資対象と聞きます。A:CICが生まれた目的のひとつは、ドルにかたよる外貨準備の運用先を多元化させることです。2010年の海外投資先は北米が4割強、アジアが3割、欧州が2割強、南米が5%、アフリカが1%。業界別では金融が17%、エネルギーが13%、素材が12%と続き不動産は5%でした。毎年、少しずつの変化はあってもいっぺんに大きくは変えません。Q:米国が定めたルールが世界経済を支配するという意味で使われる「ワシントン・コンセンサス」に代わって、「北京コンセンサス」という言葉も生まれました。A:いまの世界経済のルールは、先に発展した米欧が妥協を重ねて築いたものです。しかし、新興国の発展で世界は多元化の時代を迎えた。これまでのように米国モデルがすべての人に受け入れられるとは限らない。中国人には中国人が正しいと思うことがある。お互いが尊重しあって、学びあうべきだと思います。国際的な秩序は歴史上そうやって、できてきたのです。 私たちは過去100年余り、外国からいじめられ、ずっとばかにされてきたという思いがあります。ところが、改革開放政策から数10年間、一生懸命走り続けていたら、米欧で経済危機が起きた。突然、自分たちが前に出たような感じになり、自信が生まれた。これは中国人にとってよいことです。ただ、物事には常に善し悪しの両面があります。Q:悪い点とは。A:大国になった、米国はもうだめだ、さあ「」と言おうと考える中国人が現れはじめたことです。でも、どうでしょう。客観的にみて米国は依然としても最も強い国です。科学技術や文化の影響力だけでなく、開放的な国民性が世界中から人材をひきつけている。前を走る人のスピードが落ちたのは衰退したからだ、と切って捨てるのは、自分たちが前に行こうとする努力を止めてしまうことになりかねない。ローマ帝国を見ても、大国の栄枯衰勢は百年単位で語れるものではありません。Q:米国に留学し、弁護士の免許をとってウォール街の法律事務所で働いた経験があるそうですねA:1982年に初めて渡米したころ、店のガラスにしばしば頭をぶつけました。あまりにもきれいで見えなかったのです。いまCICの社員500人余りのうち投資部門でいうと、米国で教育を受けたか、働いた経験がある人が8~9割。米国籍を持つ中国人も少なくない。中国の会社もずいぶん変わってきました。Q:CICは米欧で電力や水道など社会基盤への投資も進めています。日本で同じような投資をすると、世論は複雑かもしれません。A:大歓迎という感じにはならないでしょうね。国と国の関係や国民の感情もあるでしょうが、欧州ともアフリカとも、日本はまったく異なる部分があります。Q:どういうところですか。A:日本は基本的にお金が足りないわけではないということです。だから「できれば外国からの投資は受け入れたくない」という態度をとることは理解できます。でも、日本は外国の資金や人材をとりいれて、成長を取り戻すべきだと思いますよ。Q:日本経済の先行きについて、どう見ていますかA:見方はなかなか定まりません。私自身は同僚よりずっと楽観的です。目下のところ、同僚のほうが当っていて残念なのですが。Q:なぜ楽観的なのですかA:文化大革命のまっただ中だった10代後半、西安の近くで鉄道の建設に携わりました。荷物を積む巨大ないすゞ自動車のトラックは、中国ブランドとは比べものにならないほど高性能だった。山を切り開くときに使ったブルドーザーも日本製。その後、国際経済や貿易を学んだ北京の大学では、野村総合研究所の資料をよくよみました。工業化で先を行く日本のまじめさが印象に残っているのです。 日本人は悲観的すぎる。自分たちには創造性がないといいますが、私はそうは思わない。使い捨てカイロにしたって、冷たい靴のなかを暖めるものから何から、用途に応じてさまざまな種類をつくりだす。もうこの先、新しいものはないだろうという市場が飽和しそうな分野でも、挑戦をやめず、何か思いつくでしょう。これは自信を持つべき創造性だと思います。<取材を終えて> 社長室の収納棚の扉をあけると、英語と中国語の本がぎっしり並んでいた。最近読んだ洋書は、米国の作家マイケル・ルイスが欧州危機を描いた「ブーメラン」だそうだ。神も魔物もすむといわれる市場に、国家の巨額の資金を抱えて向きあう高さん。インタビューで何度も出てきた言葉は「物事には両面がある」だった。(聞き手:吉岡桂子) 中国人というよりは、西欧的で、柔軟な商売人と優秀なテクノクラートという両面を持つような印象があるだけに、敵にまわったらやりにくい人物である。共産党政権の国家戦略と彼がどう折り合いをつけるかが今後の焦点なんでしょうね。
2012.05.18
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<メディア、ウェブ関連の本>日進月歩のメディア、ウェブにおいて、比較的に陳腐化していない蔵書を並べたつもりです。(大使 それより早くスマホを買いましょうね)・ご臨終メディア(2005年)・ウェブ進化論(2006年)・官僚とメディア(2007年)・クラウド・コンピューティング(2009年)・活字からウェブへの・・・(2009年)情報操作4サイバーリテラシー4*********************************************************************【ご臨終メディア】 森達也×森巣博著、集英社、2005年刊<出版社からの内容紹介>より抗議が恐い、でも、視聴率が欲しい!?NHKの腐敗、日本テレビの視聴率操作…。抗議を恐れる優等生マスコミと一般市民の善意がつくりだすソフトな全体主義とは? 不気味な「世間」に誘導されないための知恵を養うメディア練習帳! <大使寸評>追って記入Amazonご臨終メディア【ウェブ進化論】 梅田望夫著、筑摩書房、2006年刊<出版社からの内容紹介>よりインターネットが登場して10年。いま、IT関連コストの劇的な低下=「チープ革命」と検索技術の革新により、ネット社会が地殻変動を起こし、リアル世界との関係にも大きな変化が生じている。ネット参加者の急増とグーグルが牽引する検索技術の進化は、旧来の権威をつきくずし、「知」の秩序を再編成しつつある。そして、ネット上にたまった富の再分配による全く新しい経済圏も生まれてきている。このウェブ時代をどう生きるか。ブログ、ロングテール、Web2.0などの新現象を読み解きながら、大変化の本質をとらえ、変化に創造的・積極的に対処する知恵を説く、待望の書。 <大使寸評>著者の解説は今でも陳腐化していないと思うのだ。Amazonウェブ進化論【官僚とメディア】 魚住昭著、角川書店、2007年刊<内容紹介>よりメディアと官僚の癒着は、ここまで進んでいる!耐震偽装事件に見る国交省とメディアの癒着、最高裁・電通・共同通信社が仕組んだ「タウンミーティング」やらせ事件・・・なぜメディアは暴走する官僚組織の支配に屈するのか?独自取材で驚くべき真実が明らかに。 <大使寸評>いわゆる「官報複合体」が出現した昨今にあって、そのメカニズムを究明しようではないか。Amazon官僚とメディア【クラウド・コンピューティング】 西田宗千佳著、朝日新聞出版、2009年刊<「BOOK」データベース>より「世界にコンピューターは、5台あればいい」プログラムもデータも、すべてをネットの雲(クラウド)で処理する新しいコンピューティング。ウェブ2.0も乗り越え、既存メディアやビジネスの前提を覆すそのインパクトを、気鋭のジャーナリストが活写する。 <大使寸評>追って記入Amazonクラウド・コンピューティング【活字からウェブへの・・・】季刊誌、新潮社、2009年刊<Web内容紹介>より作家の水村美苗さん「ウェブの発展というのは、本の流通のしかたは別として、書くという行為においては、学者はともかく、小説家にとっては、さほど本質的な現象ではないと思っています。『日本語が亡びるとき』を書いている最中は、必要に迫られウェブでいろいろ調べました。……ところが、小説を書くには、小さいころの記憶をどう呼び覚ますかとか、過去の古典をどう継いでいくかとか、そういうことのほうが大事なんですね」<大使寸評>新潮社のこの本のWeb頁に目次、一部記事が載っていて充実しています。新潮社活字からウェブへの・・・ 考える人
2012.05.18
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<アート、音楽関連の本>ブログでのWeb記事は多いけど、アート、音楽関連の蔵書は意外に少ないのです。・テレサ・テン 没後一周年追悼展(1996年)・私の家は山の向こう(2007年)・日本美術応援団(2004年)・異能の画家伊藤若冲(2004年)気になるアート4何をおいても音楽を3************************************************************************【テレサ・テン 没後一周年追悼展】朝日新聞社編、朝日新聞社、1996年刊<大使寸評>テレサ・テン本のバイブルのような資料です。さすがにアマゾンのロングテールもデパート展覧会の資料まではフォローしていません。ただ、楽天オークションがCDの付録としてこの資料を載せていました(逆ではないか)楽天テレサテン 没後一周年追悼展/CD付【私の家は山の向こう】 有田芳生著、文藝春秋、2007年刊<「BOOK」データベースより>「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」などのヒット曲で愛された歌手テレサ・テンが旅行先のタイで急死してから十余年。スパイ説、中国政府の罠、天安門事件との繋がり…残された謎の数々。本当の死因は何だったのか?中国と台湾の現代史の狭間で翻弄されながら歌に生きた「アジアの歌姫」の真実。 <大使寸評>テレサ・テン・・・ええなぁ♪Amazon私の家は山の向こうテレサテンbyドングリ【日本美術応援団】赤瀬川原平×山下裕二著、筑摩書房、2004年刊<「BOOK」データベースより>絵の神様のように扱われる雪舟だが、よくよく見ると彼の描く絵はちょっとヘン。あの有名な「天橋立図」も凄いんだがどこかヘン。尾形光琳にはなくて、宗達にはある、“乱暴力”とは?雪舟、等伯から、縄文土器や根来塗の器まで日本美術を幅広く応援。教養主義や美術史にとらわれない、大胆不敵な美術鑑賞法を提示する。カラー図版満載。 <大使寸評>この本は一度読んだが、また買いそうな本である。いい本なんだけどね。Amazon日本美術応援団【異能の画家伊藤若冲】狩野博幸×森村泰昌著、新潮社、2008年刊<「BOOK」データベース>より商才はなくとも画才はあった!青物商から絵の道へ転じて大ブレイク、18世紀の京都を舞台に奇奇妙妙の絵筆をふるった画家の人生と作品を徹底紹介。<大使寸評>若冲のニワトリがええでぇ♪Amazon異能の画家伊藤若冲
2012.05.18
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<歴史関連の本>蔵書としては近現代史というか司馬遼太郎に偏っていますが、並べてみます。・日米開戦勝算なし(1995年)・司馬遼太郎の遺産「街道をゆく」(1996年)・司馬遼太郎の風景2(1998年)・司馬遼太郎の「かたち」(2003年)・石原莞爾その虚飾(2003年)・戊辰戦争(2004年)個人的歴史学7*********************************************************************【日米開戦勝算なし】NHK取材班編、角川書店、1995年刊<「BOOK」データベース>より軍需物資の大半を海外に頼る日本にとって、海上の物資補給線を確保することは、戦争を遂行する上での生命線であった。にもかかわらず、日本は「太平洋シーレーン」を確保するプランを持たないまま開戦に突入した。勝算はない。船舶は不足し、海上護衛の考えのない日本は、輸送船を次々と沈められ、戦争計画は根本から崩れていった。「合理的全体計画」を持てない、今に引継ぐ日本の決定的弱点。 <大使寸評>追って記入Amazon日米開戦勝算なし【司馬遼太郎の遺産「街道をゆく」】朝日新聞社編、朝日新聞社、1996年刊<「BOOK」データベース>より1996年2月に急逝した司馬遼太郎が、26年にわたり書き続けたエッセイ「街道をゆく」。深い親交のあった人々が語る作家・司馬遼太郎の魅力―。東西の道を共に歩んだ人々が明かす旅の本質―。時間と人間の営みの滔滔たる流れを見据えながら、絶えることなく読者を導いた渾身のライフワーク。 <大使寸評>追って記入Amazon司馬遼太郎の遺産「街道をゆく」【司馬遼太郎の風景2】司馬遼太郎著、日本放送出版協会、1998年刊<「BOOK」データベース>より近江から海を越えて朝鮮半島へ!日本人の祖形を探し求めた旅の始まりである。(湖西のみち・韓のくに紀行)。詩的な存在にして思索の原点モンゴル。草原の民の過酷な運命を辿り生きる意味を問う。(モンゴル紀行)。日本とはどういう国か日本人とは何者か「街道をゆく」における思索の道筋を追った、壮大な紀行ドキュメント。 <大使寸評>追って記入Amazon司馬遼太郎の風景2【司馬遼太郎の「かたち」】関川夏央著、文藝春秋、2003年刊<「BOOK」データベース>より国民的作家・司馬遼太郎が晩年の十年間、その全精力を傾注し「文芸春秋」に書き続けた「この国のかたち」。さまざまな問題を提起したこの連載の原稿には、必ず編集長宛の手紙が添えられていた。それら未発表の書簡をはじめ、関係者の証言、膨大な資料の検証を通じて浮かび上がる、その痛烈な姿と「憂国」の動機。 <大使寸評>司馬遼に関しては最強の評論家と言える著者が、司馬遼に成り変り「この国のかたち」を説いています。Amazon司馬遼太郎の「かたち」【石原莞爾その虚飾】佐高信著、講談社、2003年刊<「BOOK」データベース>よりずばぬけた頭脳を持ち、日本陸軍史上最大の知謀と評された石原莞爾。いわく時代を先読みしていた、東条英機を批判したなど、平和主義者のように偶像視され、「石原讃歌」は今なお続く。しかし、この風潮に対して、真っ向からその欺瞞性を批判し、石原の行為は「放火犯の消火作業」と喝破する野心的力作評論。 <大使寸評>佐高信にとっては、同郷の石原莞爾は愛憎なかばするかと思いきや、かなりきつく批判しています。Amazon石原莞爾その虚飾【戊辰戦争】佐々木克著、中央公論新社、1977年刊<レビューより>戊辰戦争を問う良書。敗者側から見た戊辰戦争論であり、著者と同じく東北人の自分にとって今改めて戊辰戦争を考えた場合、まさに「時代の転換期に起きた権力闘争」が一つの答えになる。官軍VS幕府軍、勤皇VS佐幕といった表面的な解釈では計り知れないであろう。<大使寸評>追って記入Amazon戊辰戦争1日の文字数制限で一部削除しましたが、全文は「蔵書録作成中4」に入れておきます。
2012.05.18
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せっかく晴れたのに、右ひざ痛が6日くらい続いていて、走れないのです。自然治癒に期待して安静にしているんだけど、27日のハーフマラソンは迫っているし・・・・まいった。まあ 調整ピーク時の故障はよくあることで、最悪、観光レースにきりかえる手もあるわけだし。焦ってもしかたないということで、昨日は大学図書館でDVDを観たのです。今日も観に行こうかな・・・・・ということで、今日も観に行ってきました。大学図書館で観たDVD映画のその後です。******************************************************************************************大学図書館でDVD観賞(その5)・血と骨 4月13日観賞・ヒアアフター 5月9日観賞・戦場でワルツを 5月16日観賞・アイランド 5月17日観賞大学図書館でDVD観賞(その4) 大学図書館でDVD観賞(その3) 大学図書館でDVD観賞(その2) 大学図書館でDVD観賞(その1) *******************************************************************************************【血と骨】崔洋一監督、 2004年制作、H24.4.24観賞<大使寸評>タケシならではの凶暴な父親役が圧巻であり、これほど欲望のおもむくままの人生もあったのかという感じですね。怒りにまかせて家を壊すような、破壊力がすごーい♪また、チョイ役ではあったが、若き日の(今でも若いが)オダギリジョーが息子役を好演しています。goo映画血と骨CinemaTopics血と骨【ヒアアフター】クリント・イーストウッド監督、2010年制作、H24.5.9観賞<大使寸評>クリント・イーストウッド監督の最新作ならということで観たのだが・・・・とにかく冒頭の津波の場面がリアルである。(津波の場面があったので、東日本大震災のあと公開中止になったとか?) 米英には、わりと霊能者テーマの作品が多いようだが、ご贔屓にしていたシャーリー・マクレーンが神掛かってしまい、いたく幻滅したように・・・・クリント・イーストウッド監督作品であっても、霊能者テーマにはもうひとつのりきれない大使である。goo映画ヒアアフター【戦場でワルツを】アリ・フォルマン監督、2008年制作、H24.5.16観賞<大使寸評>住民虐殺がテーマの社会派アニメーションとでもいう映画である。goo映画戦場でワルツを【アイランド】マイケル・ベイ監督、2005年制作、H24.5.17観賞<大使寸評>クローン人間がヒーローとヒロインというお話はカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を彷彿とさせるが・・・・・徐々にクローン人間と自覚するところがドラマティックですね。だけど、どうしてもカーチェイスと銃撃戦を入れないといけないのがハリウッド流なんですね。・・・と文句を言いつつも、面白い映画でした。goo映画アイランドgoo映画わたしを離さないで今後の予定・悪人・天然コケッコー・トラ・トラ・トラ!
2012.05.17
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<アメリカ関連の本>覇権大国ともいえる米中を見る大使の目は、あくまでもきついのです。そういう主旨でアメリカ関連の蔵書を並べてみました。・アメリカ素描(1989年)・アホでマヌケなアメリカ白人(2002年)・日本人だけが知らないアメリカ「世界支配」の終わり(2007年)・貧困大国アメリカ(2008年)・アメリカから自由が消える(2010年)・ブッシュのアメリカ(2010年)****************************************************************************【アメリカ素描】司馬遼太郎著、新潮社、 改版1989年刊<「BOOK」データベース>より普遍性があって便利で快適なものを生み出すのが文明であるとすれば、いまの地球上にはアメリカ以外にそういうモノやコト、もしくは思想を生みつづける地域はないのではないか。―初めてこの地を旅した著者が、普遍的で合理的な「文明」と、むしろ不合理な、特定の集団(たとえば民族)でのみ通用する「文化」を見分ける独自の透徹した視点から、巨大な人工国家の全体像に迫る。<大使寸評>この本は積読になっていたので、司馬さんの目でアメリカを見てみたいと思うのです。Amazonアメリカ素描【アホでマヌケなアメリカ白人】マイケル・ムーア著、柏書房、2002年刊<「MARC」データベース>よりつつましく生きる正直なアメリカ人を爆笑の渦に巻きこんだ9・11以降の大ベストセラー。日本以上にとんでもない米国政治家・経営者の悪行を天才プロデューサーがこきおろす。<大使寸評>追って記入Amazonアホでマヌケなアメリカ白人【日本人だけが知らないアメリカ「世界支配」の終わり】カレル・ヴァン・ウォルフレン著、徳間書店、2007年刊<「BOOK」データベース>よりすでに世界はアメリカ抜きで動き始めた。日本はいつまでアメリカに縋りつくのか?アメリカの不在が露わにしつつある政治・経済の新しい現実を、綿密な取材と緻密な分析で明らかに。 <大使寸評>追って記入Amazon日本人だけが知らないアメリカ「世界支配」の終わり【貧困大国アメリカ】堤未果著、岩波書店、2008年刊<「BOOK」データベース>より貧困層は最貧困層へ、中流の人々も尋常ならざるペースで貧困層へと転落していく。急激に進む社会の二極化の足元で何が起きているのか。追いやられる人々の肉声を通して、その現状を報告する。弱者を食いものにし一部の富者が潤ってゆくという世界構造の中で、それでもあきらめず、この流れに抵抗しようとする人々の「新しい戦略」とは何か。 <大使寸評>追って記入Amazon貧困大国アメリカ【アメリカから自由が消える】堤未果著、扶桑社、2010年刊<「BOOK」データベース>より飛行機に乗れない!突然逮捕される!言いたいことが言えない…これが「自由の国」で頻繁に起きている!『ルポ・貧困大国アメリカ』の著者が明かすアメリカ社会驚愕の実態。 <大使寸評>追って記入Amazonアメリカから自由が消える【ブッシュのアメリカ】三浦俊章著、岩波書店、2003年刊<「BOOK」データベース>より9・11、アフガン戦争、そしてイラク戦争へと突き進んだブッシュ政権下のアメリカ。その時、ホワイトハウスでは何が話し合われ、大統領の決断に世論はどう反応したのか。政権を動かしていると言われる「ネオコン」や宗教右派とは何か。多様で寛容な社会はどこへ行ってしまうのか。戦時社会アメリカの動きを様々な現場から報告する。 <大使寸評>追って記入Amazonブッシュのアメリカ
2012.05.17
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<テクノナショナリズムの本>中国のレアアース禁輸は衝撃的であったが、日本はそれ以来レアアースに頼らない技術を模索しています。不肖大使も、それ以来テクノナショナリズムに目覚めたのであるが(笑)・・・・そういう主旨の蔵書を並べてみます。・はやぶさ(2006年)・はやぶさの軌跡(2011年)・モノができる仕組み辞典(2007年)・名機YS-11(2006年)・日本の軍事テクノロジー(2007年)テクノナショナリズムに目覚めた4中国のレアアース統制5 ***************************************************************************【はやぶさ】吉田武著、幻冬舎、2006年刊<「BOOK」データベースより>世界88万人の夢を乗せて、我らが探査機「はやぶさ」は太陽系誕生の鍵を握る、小惑星イトカワへと旅立った。果たして表面の物質は採取できたのか。本当に地球に帰還できるのか。3億キロの彼方で繰り広げられた人類史上初の大冒険を伝える感動と興奮のサイエンス・ノンフィクション。独自のロケット、独自の探査計画で世界中の研究者を驚かせ続けている異能集団「宇宙研」の歴史を辿り、その独創性の秘密に迫る。 <大使寸評>左開き横書きの新書であるが、いかにも科学の本の体裁だなあ♪内容のほうは理系にお奨めです。Amazonはやぶさ【はやぶさの軌跡】NHK監修、宝島社、2011年刊<内容紹介より>2010年6月、7年をかけて60億キロの宇宙航海を終えた小惑星探査機「はやぶさ」。はやぶさが持ち帰った小惑星「イトカワ」の微粒子の分析が進み、「はやぶさ2計画」に注目が集まるなど、日本人に感動を与えてくれたはやぶさのドラマは、まだまだ尽きません。このムックは、NHKが放送したはやぶさ関連の番組(クローズアプ現代、サイエンスZERO、追跡!AtoZ)をビジュアル・ムックとして再現するもの。JAXAの協力を得て、別冊宝島編集部が独自に編集・構成。豊富な写真・CG、貴重な資料・図解、プロジェクトメンバーへのインタビュー……感動の逸話をふんだんに盛り込んだ「全記録の決定版」です。<大使寸評>多数発刊されたムック本のひとつで、アマゾンには「はやぶさの軌跡Amazon公式サイト」まで設けて盛況です。Amazonはやぶさの軌跡【モノができる仕組み辞典】成美堂出版編集部、成美堂出版、2007年刊<「BOOK」データベースより>日用品から旅客機まで、50種の完成するまでの工程を現場写真で構成。 <大使寸評>追って記入Amazonモノができる仕組み辞典【名機YS-11】前間孝則著、大和書房、2006年刊<「BOOK」データベースより>悪戦苦闘しつつも零戦の技術を土台にYS‐11を開発した「五人のサムライ」。トラブルに悩まされながらも必死の努力を重ねた整備技術者。薄氷を踏む思いで操縦桿を握ったパイロット。彼らの血のにじむような奮闘の末、世界の大空に羽ばたいた国産旅客機YS‐11。二〇〇六年九月三〇日に国内でのラストフライトを迎えるYS‐11の軌跡を追う。 <大使寸評>高知空港着陸の前に太平洋上で急角度のバンクを行うが、これぞ小型のレシプロ飛行機という感じで高揚する大使であった(この本の感想になってないけど)Amazon名機YS-11【日本の軍事テクノロジー】碇義朗ほか著、光人社、新装版2007年刊<「BOOK」データベースより>太平洋戦で戦場の主役となり得なかった日本の兵器は、なぜ、欧米諸国に遅れをとったのか。究極のレシプロ機「震電」、本土決戦用「水中高速潜水艦」、日本陸軍バズーカ砲「噴進弾」など、第二次大戦のさなか、連合軍を打ちやぶる兵器開発にとり組んだ陸海軍の技術者たちの奮闘。『陸海軍の兵器開発と製造の歴史』収録。 <大使寸評>追って記入Amazon日本の軍事テクノロジー
2012.05.17
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<内田先生の本>今ではメディアで引張り蛸の内田先生ですが・・・・・もう10年くらい内田先生の本を買っています。・街場のメディア論(2010年)・日本辺境論(2009年)・下流志向(2009年)・街場の現代思想(2008年)・村上春樹にご用心(2007年)・逆立ち日本論(2007年)・街場のアメリカ論(2005年)・ためらいの倫理学(2003年)内田先生かく語りき4***********************************************************************【街場のメディア論】内田樹著、光文社、2010年刊<「BOOK」データベースより>テレビ視聴率の低下、新聞部数の激減、出版の不調―、未曾有の危機の原因はどこにあるのか?「贈与と返礼」の人類学的地平からメディアの社会的存在意義を探り、危機の本質を見極める。内田樹が贈る、マニュアルのない未来を生き抜くすべての人に必要な「知」のレッスン。神戸女学院大学の人気講義を書籍化。 <大使寸評>追って記入Amazon街場のメディア論【日本辺境論】内田樹著、新潮社、2009年刊<「BOOK」データベースより>日本人とは辺境人である―「日本人とは何ものか」という大きな問いに、著者は正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人なのだ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの特性を忘れた特異な時期だった。丸山眞男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老孟司、マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる。読み出したら止らない、日本論の金字塔、ここに誕生。 <大使寸評>「日本は辺境でいいじゃん」という内田先生の明るい開き直りがいいですね♪Amazon日本辺境論【下流志向】内田樹著、講談社、2009年刊<「BOOK」データベースより>なぜ日本の子どもたちは勉強を、若者は仕事をしなくなったのか。だれもが目を背けたいこの事実を、真っ向から受け止めて、鮮やかに解き明かす怪書。「自己決定論」はどこが間違いなのか?「格差」の正体とは何か?目からウロコの教育論、ついに文庫化。「勉強って何に役立つの?」とはもう言わせない。 <大使寸評>追って記入Amazon下流志向【街場の現代思想】内田樹著、文藝春秋、2008年刊<「BOOK」データベースより>「バカ組・利口組」に二極化した新しいタイプの階層社会が出現しつつある。そんな格差社会において真に必要な文化資本戦略とは何か?日本の危機を救う「負け犬」論から社内改革の要諦まで、目からウロコの知見を伝授。結婚・離婚・お金・転職の悩み…著者初の人生相談も必見。話題の名著がついに文庫化。<大使寸評>追って記入Amazon街場の現代思想【村上春樹にご用心】内田樹著、アルテスパブリッシング、2007年刊<内容紹介>よりベストセラー『下流志向』のウチダ教授が村上文学の秘密をついに解きあかす! 本文より 「私たちの平凡な日常そのものが宇宙論的なドラマの「現場」なのだということを実感させてくれるからこそ、人々は村上春樹を読むと、少し元気になって、お掃除をしたりアイロンかけをしたり、友だちに電話をしたりするのである。それはとってもとってもとっても、たいせつなことだと私は思う。」 <大使寸評>追って記入Amazon村上春樹にご用心【逆立ち日本論】内田樹×養老孟司著、新潮社、2007年刊<「BOOK」データベースより>『下流志向』の内田樹と日本の知恵袋、養老孟司が火花を散らす。「ユダヤ人問題」を語るはずが、ついには泊りがけで丁々発止の議論に。それぞれの身体論、アメリカ論、「正しい日本語」、全共闘への執着など、その風狂が炸裂し、日本が浮き彫りになる。なぜこんなに笑えるのか。養老は「“高級”漫才」とこの対談を評した。脳内がでんぐり返る一冊。 <大使寸評>追って記入Amazon逆立ち日本論【街場のアメリカ論】内田樹著、NTT出版、2005年刊<出版社からの内容紹介>日本はどうしてこんな国になったのか?現代日本はどうして「こんな国」になったのか? ――という問いをたどると、一貫 して「対米関係」を基軸に推移してきたことに思い至る。そこで仏文学者である著者 は、アメリカ問題の専門外という立場をフルに生かして、専門家では絶対にわかなら ない日米関係の本質をつぎつぎに指摘していく。「日本人はアメリカ人に対して決して倫理的になれない」「アメリカの統治システム は上が変でも大丈夫!」といった、目から鱗の話を展開。170年前のアレクシス・トク ヴィルが墓場から甦って読んでも「わかる」(ように書かれた)、異色のアメリカ論。 <大使寸評>追って記入Amazon街場のアメリカ論【ためらいの倫理学】内田樹著、角川書店、2003年刊<「BOOK」データベースより>アメリカという病、戦後責任、愛国心、有事法制をどう考えるか。性の問題、フェミニズムや「男らしさ」という呪縛をどのように克服するか。激動の時代、私たちは何に賭け金をおくことができるのだろうか―。ためらい、逡巡するという叡智―原理主義や二元論と決別する「正しい」日本のおじさんの道を提案する。内田樹の原点が大幅加筆でついに文庫化。 <大使寸評>追って記入Amazonためらいの倫理学
2012.05.16
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<文芸、エッセイ関連の本>文芸、エッセイ関連の蔵書を並べてみます。結果的に、ふたりの村上(春樹、龍)の本が多くなりました。・村上春樹ロングインタビュー(2010年)・夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです(2010年)・1Q84 BOOK1(2009年)・村上春樹にご用心(2007年)・走ることについて語るときに僕の語ること(2007年)・安吾マガジン(2007年)・村上龍文学的エッセイ集(2006年)・希望の国のエクソダス(2002年)・愛と幻想とファシズム(1990年)・老人力のふしぎ(2001年)・魔女の1ダース(1999年)・大江戸観光(1994年)・こんないき方もある(1987年)・絵本徒然草 下(2005年)・方丈記,徒然草(1957年)考える人(バックナンバー)がええでぇ♪【村上春樹ロングインタビュー】考える人 2010年 08月号 、新潮社、2010年刊(文字数制約のため省略)Amazon村上春樹ロングインタビュー【夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです】村上春樹、文藝春秋、2010年刊(文字数制約のため省略)【1Q84 BOOK1】村上春樹著、新潮社、2009年刊<内容紹介>より1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。 <大使寸評>1Q84のシリーズ3冊を購入したが、ハードカバーのシリーズ3冊とはしぶちんの大使としては画期的なことである。このシリーズはもう打ち止めにしてほしいものだ。Amazon1Q84 BOOK1【村上春樹にご用心】内田樹著、アルテスパブリッシング、2007年刊(文字数制約のため省略)【走ることについて語るときに僕の語ること】 村上 春樹著、文藝春秋、2007年刊(文字数制約のため省略)【安吾マガジン】坂口安吾著、イースト・プレス、2007年刊<「BOOK」データベース>よりまるごと一冊、坂口安吾。いま、孤独と絶望の底から「生」をつかみとれ。 <大使寸評>写真、漫画、作品、対談等を載せたムック本です。作品のうちこの一冊となると、私なら『桜の森の満開の下』となります。Amazon安吾マガジン【村上龍文学的エッセイ集】村上龍著、シングルカット、2006年刊(文字数制約のため省略)【希望の国のエクソダス】村上龍著、文芸春秋、2002年刊(文字数制約のため省略)【愛と幻想とファシズム】村上 龍著、講談社文庫、1990年刊Amazonより<「BOOK」データベース>激動する1990年、世界経済は恐慌へ突入。日本は未曽有の危機を迎えた。サバイバリスト鈴原冬二をカリスマとする政治結社「狩猟社」のもとには、日本を代表する学者、官僚、そしてテロリストが結集。人々は彼らをファシストと呼んだが…。これはかつてない規模で描かれた衝撃の政治経済小説である。 <大使寸評>カナリヤのような作家の感性は約20年後の近未来を言い当てているようですね。「狩猟社」はさしずめ「維新の会」というところか?(文字数制約のため省略)【老人力のふしぎ】赤瀬川原平著、朝日新聞社、2001年刊(文字数制約のため省略)【魔女の1ダース】米原万里著、新潮社、1999年刊<「BOOK」データベースより>私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。 <大使寸評>同時通訳のプロにして、すばらしいエッセイストでした。Amazon魔女の1ダース【大江戸観光】杉浦日向子著、筑摩書房、1994年刊(文字数制約のため省略)【こんないき方もある】 佐藤愛子著、角川書店、1987年刊(文字数制約のため省略)【絵本徒然草 下】橋本治 訳文、河出書房新社、2005年刊<「BOOK」データベースより>人生を語りつくしてさらに“その先”を見通す、兼好の現代性。花や樹木、奇談、色恋、友情、仏教、老病死…さまざまな話柄のなかに人生の真実と知恵をたたきこんだ変人兼好の精髄を、分かり易い現代文訳と精密な註・解説で明らかにする作家橋本治の筆づかいに奇才田中靖夫の傑作イラストが応える、新古典絵巻の下巻。 <大使寸評>橋本治氏のこなれた訳文と更に趣きのある註文が付くという2段構えになっています。大使も戯れに現代文訳を試みているので、大いに参考になります。つれづれなるままに徒然草byドングリAmazon絵本徒然草 下【方丈記,徒然草】日本古典文学大系〈第30〉、岩波書店、1957年刊<「BOOK」データベースより>自然に囲まれた方一丈の空間に限りない慰めを見い出す方丈記。欠けたる月、祭りの後を愛で、人の心の無常を異様な好奇心をもって描写した徒然草。日本人の心性を鋭く造形した中世文学の最高峰2篇が、最古の様態をいきいきと伝える本文と創造的注解によって、あざやかに蘇る。(新日本古典文学大系の解説より) <大使寸評>古文のエッセイとしては、この2篇が最強ではないでしょうか。Amazon方丈記,徒然草
2012.05.16
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このところ、日本の商社が資源開発に傾注していて、それなりに成功しているが・・・・アメリカからのシェールガス輸入は、米国の戦略から見てもTPP参加への疑似餌だろうと危惧している大使である。このほど、技術系シンクタンクの大場さんから時宜を得たエントリーがあったので、紹介します。5/14米国からのシェールガス頼みは危ない綱渡りより 今回は、日本の化石エネルギー供給と米国との関係について述べたいと思います。まずは、以前に掲載した「シェールガスに期待し過ぎてはいけない」の続きとして、安い米国のシェールガスを輸入しようという話題の現在の状況についてです。 <日米間のLNG輸出認可の合意は実現せず> 4月30日に行われた日米首脳会談において、野田首相のLNG(液化天然ガス)対日輸出拡大の要請に対し、オバマ大統領は「(政府認可の可否は)政策決定プロセスにある」として、明言を避けたと報じられました(毎日新聞)。少なくとも11月の大統領選までは輸出認可が行われる可能性は低いという見方が強いようです。 <同盟国だからといって常に協力してくれるわけではない> しかし今回、輸入認可に合意できなかったことが、良かったことなのか、悪かったことなのかは、現時点では判断できないと私は考えています。以前の記事の中で、「もし米国からのLNG輸入を期待するならば、積極的な日本側からのトレードオフ提案を伴っているべき」と書きました。 つまり、一般に言われているように、普天間基地移設問題やTPP問題、その他の重要課題に関する日本側からの「おみやげ」がない状態では、オバマ大統領はリスクを冒して認可するわけにはいかなかったと思われるので(もちろん他の政策オプションも多く存在するでしょう)、何もないのでは認可が下りなかったのは当然とも言えるわけです。 しかし、5月3日のウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、仏石油会社トタルのCEO、クリストフ・ド=マルジュリー氏が「(米国政府は)現在の安いガス価格を維持して産業競争力の優位性を保ちたがる」「(米国エネルギー省は)安いガス価格維持のために輸出を制限するだろう」と述べたと伝えています。期待感一辺倒の日本とは違い、非常にリアルな認識だと言えるのではないでしょうか。仮に輸入が開始されたとしても米国政府の都合で停止させられるリスクがあり、供給先の多様化という効果はあっても、主たる供給源として期待することは適当とは思えません。あまりにも当然のことですが、同盟国の米国だからといって、常に日本の都合に合わせて協力してくれるわけではないのです。 <米国にとってホルムズ海峡が持つ意味は変わった> 当時28%もあった米国の輸入原油の中東依存度は、現在は18%まで下がっています。その実現のために、米国の海底油田開発の規制緩和を行ってきました(ただ、その最中にメキシコ湾の石油漏れ事故が起きました・・・)。オバマ大統領は選挙時の公約として10年以内に中東からの原油輸入をゼロにすると言っており、米国にとっての石油供給源としての中東の重要度はかなり低下していることがうかがえます。米国がホルムズ海峡を警戒するのは、ホルムズ海峡に依存する同盟国の日本と韓国に対する配慮という意味合いがますます大きくなっていると言えます。大場さんが、日米貿易における冷厳な認識を述べているが、そのとおりだと思う次第です。そして・・・・カナダ産のシェールガスに期待はしても、アメリカ産のシェールガスには期待すべきではないとさえ思うのですが。このたびの日中韓FTA交渉では、政府、外務省は米中に対するバランス感覚を示してくれたとは思うが・・・・・米中双方に押し込まれるという最悪のパターンとならないよう頑張って欲しいものだ。
2012.05.16
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<社会関連の本>社会と言っても我らが生活は経済的ともいえるわけで・・・・・経済関係の蔵書は「経済関連の本」として括ったので、ここでは格差、貧困、新自由主義に特化して並べます。・一銭五厘の旗(改版1971年)・ファスト風土化する日本(2004年)・悪夢のサイクル(2006年)・団塊格差(2007年)・プレカリアート(2007年)・反貧困(2008年)・ロスジェネ‐創刊号(2008年)・10年後に食える仕事、食えない仕事(2012年)【一銭五厘の旗】 花森安治著、暮しの手帖社、改版1971年刊<レビューより>実のところ「憤死」したのではと言われる花森氏の叫びにも似た言葉の数々。時代は違えど、私たちを取り巻く状況は何一つ変わっていない。いや、むしろひどくなっているのでは、と思いさえする。<大使寸評>追って記入Amazon一銭五厘の旗【ファスト風土化する日本】三浦展著、洋泉社、2004年刊<「BOOK」データベースより> のどかな地方は幻想でしかない!地方はいまや固有の地域性が消滅し、大型ショッピングセンター、コンビニ、ファミレス、カラオケボックス、パチンコ店などが建ち並ぶ、全国一律の「ファスト風土」的大衆消費社会となった。このファスト風土化が、昔からのコミュニティや街並みを崩壊させ、人々の生活、家族のあり方、人間関係のあり方もことごとく変質させ、ひいては人々の心をも変容させたのではないか。昨今、地方で頻発する不可解な犯罪の現場をフィールドワークしつつ、情報社会化・階級社会化の波にさらされる地方の実情を社会調査をもとに探り、ファスト風土化がもたらす現代日本の病理を解き明かす。 <大使寸評>追って記入Amazonファスト風土化する日本【悪夢のサイクル】内橋克人著、文藝春秋、2006年刊<「BOOK」データベースより>迫害を逃れて、アメリカにわたったユダヤ出身の一経済学者の思想は、はじめ「国家からの自由」を求める小さな声に過ぎなかった。70年代、その声は次第に大きくなり、やがてアメリカの政権中枢部を覆い、南米をかわきりに世界へとあふれ出す。―市場原理主義(ネオリベラリズム)。市場が人間を支配する思想へと変質したそれは、実体経済を破綻させ、人心を荒廃させる「悪夢のサイクル」を産み出した。 <大使寸評>追って記入Amazon悪夢のサイクル【団塊格差】三浦展著、文藝春秋、2007年刊<「BOOK」データベースより>実はこんなにも階層間格差があった!!月刊「文藝春秋」と共同で行った団塊世代2000人全国調査によって得られたデータを、ベストセラー『下流社会』の著者が分析。彼らの人生六十年とこれからを考える。 <大使寸評>追って記入Amazon団塊格差【プレカリアート】雨宮処凛著、洋泉社、2007年刊<内容紹介より>日本のフリーター数は四〇〇万人を超え、非正規雇用者数は一六〇〇万人を突破した。若年フリーター層の平均年収は、一〇六万円である。ネットカフェ難民や若年ホームレスに転落した者が正規雇用者となる道は、なぜ閉ざされてしまったのか―?不安で曖昧な日本の未来を予見する「プレカリアート問題」の実態に肉迫する渾身の一冊。<大使寸評>追って記入Amazonプレカリアート【反貧困】 湯浅誠著、岩波書店、2008年刊<「BOOK」データベースより>うっかり足をすべらせたら、すぐさまどん底の生活にまで転げ落ちてしまう。今の日本は、「すべり台社会」になっているのではないか。そんな社会にはノーを言おう。合言葉は「反貧困」だ。貧困問題の現場で活動する著者が、貧困を自己責任とする風潮を批判し、誰もが人間らしく生きることのできる「強い社会」へ向けて、課題と希望を語る。 <大使寸評>追って記入Amazon反貧困【ロスジェネ‐創刊号】雑誌、かもがわ出版、2008年刊<内容紹介より>ロストジェネレーションの連帯を探る。「希望は戦争」と言う赤木と「連帯」を訴える浅尾の対談、左右の垣根を取り払う雨宮の手記等々 <大使寸評>超左翼マガジンというふれ込みであるが・・・既成のイデオロギーの枠に入らないという意味なんでしょうね。Amazonロスジェネ‐創刊号【10年後に食える仕事、食えない仕事 】 渡邉 正裕著、東洋経済新報社、2012年刊<内容紹介より> グローバル化やIT化の進展によって、日本人の職の72%が急速に価値を失いつつある。世界経済の悪化が、その変化のスピードをさらに早めるだろう。失業は増え、給料の下落は止まらない。本書は、この困難な時代に立ち向かうために書かれた「仕事・職の航海図」だ。 あらゆる仕事・職を4つに分類、日本から消えゆく職業、逆に最後まで残る仕事などを豊富なカラー図版やチャートを使って分析しながら、では私たちはどのように対処すべきかを明快に論じる。 職の本で定評のある著者が放つ衝撃の一冊。就活中の学生も、現状に不安を感じているビジネスパースンも、定年後の再就職先に悩んでいる世代も必読です。 さあ、あなたの選んだ仕事は10年後もあると言えますか?<大使寸評>グローバル化、IT化が進んだ昨今、韓国や中国に伍して日本の強みを生かす仕事とは何か?外国人にとってハンディとなる日本語が、日本人の強みであるとする著者の切り口など、気に入っています。Amazon10年後に食える仕事、食えない仕事 「10年後に食える仕事、食えない仕事」byドングリ
2012.05.15
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<韓国関連の本>今はリタイアしていますが、出張で韓国に出かけて以来、韓国にはまっています。この夏、韓国へのプライベート旅行を計画中です。・ハングルの愉快な迷宮(2009年)・本当はどうなの?今の韓国(2008年)・韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか(2008年)・今の韓国・北朝鮮がわかる本(2007年)・なぜ、日本人は韓国人が嫌いなのか(2006年)・好きになってはいけない国(2005年)・日韓併合(2004年)・ごく普通の在日韓国人(1987年)・韓国人の発想(1986年)・ソウルの練習問題(1984年)・朝鮮・韓国を知る本(1984年)韓国あれこれ5【ハングルの愉快な迷宮】戸田郁子著、講談社、2009年刊<「BOOK」データベースより>韓国語学習歴30年、韓国人写真家と結婚、大家族の韓国家庭に揉まれて18年。「韓国生まれの韓国人」だと間違われるほどの実力の持ち主である著者をもってしても、いまだにちょっとした言い回しに驚くことがしばしば。見知らぬ子どもに「イモ」と呼ばれたり、雨の日はなぜかチヂミを食べたり。日々の不思議をくぐり抜けて韓国語を磨いた過程を、ユーモアと愛情たっぷりに描いたエッセイ集。 <大使寸評>追って記入Amazonハングルの愉快な迷宮【本当はどうなの?今の韓国】鄭銀淑著、中経出版、2008年刊<「BOOK」データベースより>増え続ける海外への移住希望者、高まる反米感情、期待される映画産業、学歴社会と地縁人事、5万人はいるとされる北のスパイ、サムスンやヒュンダイなどの世界的ブランド…。行動様式から食文化、国民性から韓流事情まで、これからの日韓関係を深めていくうえで、絶対役に立つ一冊。 <大使寸評>追って記入Amazon本当はどうなの?今の韓国【韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか】大原浩著、講談社、2008年刊<内容説明より>韓国企業を見れば中国の2010年がわかる上昇気流に乗っていた中国経済にも、ついに確実な綻びの目が見えてきた。お隣りの韓国企業の「右往左往ぶり」をつぶさに観察すると、日本の未来も見えてくる!! <大使寸評>書名に惹かれて購入した本であるが、積読状態になっています。Amazon韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか【今の韓国・北朝鮮がわかる本】重村智計著、三笠書房、2007年刊<「BOOK」データベースより>北朝鮮の核開発問題の行方は?韓国の大統領選挙後はどうなる?両国の今後の経済事情は?南北統一は可能なのか?拉致問題は解決するのか?―本書は、今の韓国・北朝鮮、そして日朝・日韓関係を考える上で欠かせないポイントを徹底解説。この1冊で、「朝鮮半島問題」の争点が手に取るようにわかる。 <大使寸評>この著者は韓国通として、わりと評価しています。Amazon今の韓国・北朝鮮がわかる本【なぜ、日本人は韓国人が嫌いなのか】岡崎久彦著、ワック、2006年刊<「MARC」データベースより>日本にとってたったひとりの親類の国、韓国。この隣人とどうつきあうか-。歴史、言語、比較文化、民族、差別・偏見など様々なテーマについて思慮深く且つ独創的な仮説を提起した、韓国と韓国人のことが本当によくわかる一冊。<大使寸評>追って記入Amazonなぜ、日本人は韓国人が嫌いなのか【好きになってはいけない国】菅野朋子著、文藝春秋、2005年刊<「BOOK」データベースより>「日本の文化は好きだけど、日本は好きになってはいけない国」。ジャニーズファンの星南や熱血アムラー真姫たちとの出会い。若者たちの日本への複雑な思いは、ヨン様現象の裏表から97年以降激変した韓国の経済事情や性意識まで、鮮明に浮かび上がらせる。現地の視点で新しい日韓関係の可能性を描いた興奮の一冊。 <大使寸評>追って記入Amazon好きになってはいけない国【韓国併合】海野福寿著、岩波新書、2004年刊<「BOOK」データベースより>江華島事件を口実に朝鮮の開国に成功した日本は、清国との角逐や欧米列強との利害調整をくり返しつつ、日清・日露戦争をへて、一九一〇年、韓国を「併合」する。それは同時に、朝鮮政府・人民の粘り強い抵抗を排除する過程であり、苛酷な弾圧の歴史でもあった。朝鮮植民地化の全過程を、最新の研究成果にもとづいて叙述する待望の通史。 <大使寸評>この本は一部読んだままで積読状態であるが・・・・悔しいことに本棚に2冊あるのです。いい本なんだけどね。Amazon韓国併合【ごく普通の在日韓国人】姜 信子著、朝日新聞社、1987年刊<「BOOK」データベースより>筆者は「在日韓国人3世」。大学卒業後、就職、結婚、出産という経験の中で、「国籍」ゆえのさまざまな障害にぶつかる。しかし、彼女の願いは「民族」や「国籍」という枠を超えて、自由に、のびのびと「ごく普通に生きたい」ということだけなのだ。これからの在日韓国・朝鮮人と日本人の生き方を問う注目の問題作。ノンフィクション朝日ジャーナル賞受賞。 <大使寸評>この本は積読でまだ読んでいないので、読んでみよう。Amazonごく普通の在日韓国人【韓国人の発想】黒田 勝弘著、徳間書店、1986年刊(文字数制約のため省略)<大使寸評>父の本棚から見つけたこの本はまだ読んでいないので、読んでみよう。【ソウルの練習問題】関川 夏央著、情報センター出版局、1984年刊<内容説明より>屹立する高層ビル群を背景に、広い高速道路をマラソンランナーが駆け抜ける―ソウル五輪は現代韓国の一面を鮮やかに伝えてくれた。しかし韓国で暮らす人々について、我々は何を知っているだろう?ハングルの迷路を旅して、出会う人々と語り合い、彼らの温もりと厳しさを拾い集めた瑞々しいルポルタージュ。韓国社会のフィールドワークとして一時代を画した名著<大使寸評>父の本棚にあったので読んだ本であるが、韓流ブーム以前の韓国を見る著者の目は異文化を透視しています。Amazonソウルの練習問題1日の文字数制限で一部削除しましたが、全文は「蔵書録作成中2」に入れておきます。
2012.05.15
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<漫画の蔵書録>蔵書録を作り始めたので、漫画についても作っておこう。とにかく、漫画の表紙は変化があるので・・・・並べるときれいだ♪漫画あれこれ【ヤスジのメッタクチャバカ】谷岡ヤスジ著、コミック社、1977年刊<大使寸評>この本はアマゾンのロングテールにかからなかった。つまり、希少本で高価なのかも?(大使、保存の動機が不純です)とにかく、谷岡ヤスジの早すぎた死が惜しまれるが、独創的なギャグには脱帽です。谷岡ヤスジ作品のキャラクターがいいですね♪古書どらびびヤスジのメッタクチャバカ【谷岡ヤスジ傑作選 天才の証明】谷岡ヤスジ著、実業之日本社、1999年刊<「BOOK」データベース>より「アサー!」「鼻血ブー」から「村」の世界まで、天才・谷岡ヤスジの傑作ギャグのすべてがここに!いしいひさいち、江口寿史、とり・みき、相原コージ、泉昌之、唐沢俊一・なをき、しりあがり寿etc…第一線のギャグ漫画家が、天才・谷岡ヤスジに捧げた描きおろし作品も収録。 <大使寸評>この本は谷岡ヤスジの追悼出版となっていました。天才の夭折という感じで・・・惜しい人を亡くしたものです。amazon谷岡ヤスジ傑作選天才の証明【ジパング1】 かわぐちかいじ著、講談社、2001年刊<出版社/著者からの内容紹介より>想定不能事態、勃発!!海上自衛隊所属、最新鋭護衛艦「みらい」。原因不明の暴風雨に遭遇。すべての僚艦、失踪(ロスト)。通信・衛星、ともに感無し。そして目の前に現れたのは……。(太平洋戦争は)今から考えれば、とんでもない事態なのだが、それをとんでもないと考えない人々も当時はいたようだ。そのギャップってなんだろうという問いから、この物語を始めたい。――かわぐちかいじ<大使寸評>このシリーズはブックオフで20巻まで購入したが、きりがないので、そのあとはコミック喫茶に通って全巻(43巻)読破しました。Amazonジパング1「ジパング」読破 byドングリジパング公式HP【鉄コン筋クリート1】松本大洋著、小学館、1994年刊<出版社からのコメント>純粋な力を信じるクロ。純粋な心を信じるシロ。2人の悪童が背徳の街宝町を舞台に繰り広げるアクション。危ないから気をつけてくださいね!! <大使寸評>このシリーズの1と2を購入したが・・・・松本大洋の画力に惚れている大使である。マイケル・アリアス監督のアニメーション映画のほうもいいですね♪Amazon鉄コン筋クリート1【ナンバーファイブ―吾 (1)】松本大洋著、小学館、2001年刊<出版社からの内容紹介>▼第1話/desert▼第2話/flowers▼第3話/cemetery▼第4話/restaurant●主な登場人物/No. 吾(「虹組」の裏切り者。天才スナイパー)、●あらすじ/国際平和隊幹部組織「虹組」のNo. 苦の遺体が砂漠で発見された! 殺したのは、元メンバーのNo. 吾!? マトリョーシカという女性を連れて逃亡する吾のもとに、新たな刺客が差し向けられる…(第1話)。●本巻の特徴/遥かな未来、滅亡に瀕した人類は、選ばれたエリート「虹組」に支配を委ねていた。頂点に立つのは、最新科学で誕生した9人の超人たち。しかし、そのうちの1人、No. 吾が規律を破り逃亡する。狙撃の名手でもある彼の裏切りの真意とは!? 今、壮絶な戦闘が始まる…。●その他の登場人物/マトリョーシカ(No. 吾の人質であり恋人)、No. 王(虹組の首領) <大使寸評>このシリーズの1から4まで購入したが・・・・松本大洋の画力に惚れている大使である。フランスの作家メビウスの影響を受けているそうです。Amazonナンバーファイブ―吾 (1)追悼 メビウスさん byドングリ【西原理恵子の人生画力対決1】西原理恵子著、小学館、2010年刊<「BOOK」データベース>よりすべての漫画家に喧嘩売ります。己の記憶と漫画人生のみで大御所漫画家たちに勝負を挑む。爆笑お絵かき対決。<大使寸評>予想していたとは言え、鉄コン筋クリートの画力との落差に愕然とします(笑)(これが、美大を出た者の画力なんだろうか?)ま~ 下手さを商売にする西原の度胸と商魂に脱帽するしかないのでしょう。Amazon西原理恵子の人生画力対決1
2012.05.14
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<経済関連の本>大使の場合、ブログのテーマの一番の関心事が経済となるわけであるが・・・・・怒りにまかせて書きちらしているわけで、べつに株をやっているわけではありません。・デフレの正体(2010年)・世界経済危機と東アジア(2009年)・資本主義はなぜ自壊したのか(2008年)・中国が笑う日本の資本主義(2008年)・金融権力(2008年)・1997年-世界を変えた金融危機(2007年)・新版:年収300万円時代を生き抜く経済学(2005年)・日本地下経済白書(2005年)・経済大転換(2003年)・100年デフレ(2003年)・ウォルフレン教授のやさしい日本経済(2002年)個人的経済学13****************************************************************************【デフレの正体】藻谷浩介著、角川書店、2010年刊<「BOOK」データベースより>「生産性の上昇で成長維持」という、マクロ論者の掛け声ほど愚かに聞こえるものはない。日本最大の問題は「二千年に一度の人口の波」だ。「景気さえ良くなれば大丈夫」という妄想が日本をダメにした。これが新常識、日本経済の真実。 <大使寸評>ベビーブーマーの大使にとって、人口の波が経済発展やバブルを生んだとする藻谷さんの指摘は、感慨深いものがあります。Amazonデフレの正体【世界経済危機と東アジア】世界別冊、岩波書店、2009年刊<内容>日韓中シンポジウム「東アジアで共生社会は可能か」に伴う基調講演、対談等をムックとしてまとめている。<大使寸評>日韓中FTAの締結が実現する今こそ、アップデートなテーマだと思うのだが。Amazon世界経済危機と東アジア【資本主義はなぜ自壊したのか】中谷 巌著、集英社、2008年刊<「BOOK」データベースより>リーマン・ショック、格差社会、無差別殺人、医療の崩壊、食品偽装。すべての元凶は「市場原理」だった!構造改革の急先鋒であった著者が記す「懴悔の書」。 <大使寸評>中谷さんのこの読みやすい本で、かなり頭の整理がついたと思うのですが・・・・・読みやすいと感じたのは、中谷さんの文章が明晰であることは勿論で、私のアメリカ憎しの思いがうまくマッチしたのかもしれません。Amazon資本主義はなぜ自壊したのか「資本主義はなぜ自壊したのか」byドングリ【中国が笑う日本の資本主義】跡田直澄著、ヴィレッジブックス新書、2008年刊<「BOOK」データベース>より1100兆円に達した日本国の「借金」。なぜここまで莫大な金額に膨れ上がったのか?その原因は、資本主義国家と呼ぶには程遠い、時代錯誤の国家体制にあった。日本国の金のムダづかいの現状を明らかにし、日本再生への解決策を探る。目からウロコの国家再生への処方箋。 <大使寸評>ヴィレッジブックス新書という新書を初めて買ったが(多分)・・・ニッチを狙う視点、経営方針なんでしょうね。Amazon中国が笑う日本の資本主義【金融権力】本山美彦著、岩波書店、2008年刊<「BOOK」データベース>より世界経済をゆるがしたサブプライムローン問題は、「カネこそが商品」となった現在の投機的金融システムの危機と限界を明らかにした。ブレトンウッズ体制の崩壊にさかのぼり、金融が本来の役割を離れて「リスク転売ビジネス」の性格を深めていった過程を具体的にたどる。金融に秩序を取り戻すために何をすべきかを真摯に問う。 <大使寸評>追って記入Amazon金融権力【1997年-世界を変えた金融危機】竹森俊平著、朝日新聞社、2007年刊<「BOOK」データベース>よりアジア通貨危機が世界を襲い、日本の大手金融機関がバタバタと倒れた1997年。金融危機が深化したこの年を境に、世界のマネーの流れが大きく変わった。「不確実性」に支配された市場を、どうコントロールするか―。1997年の動きを検証し、次なる「危機」への処方箋を探る。 <大使寸評>追って記入Amazon1997年-世界を変えた金融危機【新版:年収300万円時代を生き抜く経済学】 森永卓郎著、光文社、新版2005年刊<「BOOK」データベースより>小泉構造改革とは、ほんの一握りの金持ち階級と圧倒的多数の低所得層とに日本をわけるものだった!9割のサラリーマンが「負け組」に向かうなか、可能性のない「成功」をめざすか、自分にとって「幸福」な人生をめざすのか。安定が崩れ去った日本社会での「森永流前向き生き方」。ベストセラー正続を新版にして文庫化。 <大使寸評>追って記入Amazon新版:年収300万円時代を生き抜く経済学【日本地下経済白書】門倉貴史著、祥伝社、2005年刊<「BOOK」データベースより>書店の万引き470億円、偽ブランドの市場規模520億円、援助交際630億円、暴力団の非合法所得2兆円…経済のプロがアングラマネーを徹底的に検証し、その実態を鋭く抉る。最新データ満載の「ノーカット版」、堂々登場。<大使寸評>人口減少期のパイの奪い合いのような日本経済においては、イリーガルな地下経済が成長産業となるのかも。ああ嫌だ。Amazon日本地下経済白書【経済大転換】金子勝著、筑摩書房、2003年刊<「BOOK」データベースより>イラク戦争以後、アメリカの一国決定主義がますます突出し、世界は「分裂と不安定の時代」に入っている。一方、経済状況をみると、当分の間、世界同時デフレから抜け出せそうにない。それに苛立つかのように、日本国内ではバブル待望論が絶えないが、アメリカの景気頼みの日本経済回復シナリオは非常に危うい。むしろ地方へとデフレが波及し、さらに深刻化していくおそれがある。もはや古い時代の発想は通用しない。思考および政策の大転換が必要だ。日本経済の位相を確かな目でとらえる、『セーフティーネットの政治経済学』『長期停滞』に続く、三部作の完結篇。 <大使寸評>最近では、メディアに出ずっぱりで忙しい金子先生であるが、この本が出た頃はそんなでもなかったような。経済関連では、大使の精神的支柱のような金子先生である。【100年デフレ】(文字数制約のため省略)【ウォルフレン教授のやさしい日本経済】(文字数制約のため省略)1日の文字数制限で一部削除しましたが、全文は「蔵書録作成中2」に入れておきます。
2012.05.14
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異邦、異邦人に対する興味、あこがれがこうじてくると、その言語に目が向けられる・・・・・ということで、方言とか言語とかについて集めてみます。なお「英語は役にたつが、嫌い」というのが、基本的スタンスなんですが。個人的言語学5【日本語が亡びるとき】水村美苗著、筑摩書房、2008年刊<内容紹介より>豊かな国民文学を生み出してきた日本語が、「英語の世紀」の中で「亡びる」とはどういうことか? 日本語をめぐる認識の根底を深く揺り動かす書き下ろし問題作! 第8回(2009年)小林秀雄賞受賞<大使寸評>追って記入Amazon日本語が亡びるとき【日本語は亡びない】 金谷武洋著、筑摩書房、2010年刊<「BOOK」データベースより>昨今、日本語の存亡を憂う言説で溢れている。しかし、本当に日本語は亡びるのか?外国語としての日本語は活気に溢れ、学習者は約三〇〇万人に及ぶほど、未曾有の日本語人気に沸いている。インターネット時代の英語の圧倒的優位が叫ばれているが、庶民の間では現在も将来も、日本人の生活語は日本語だけに留まるであろう。庶民に支えられている日本語を見つめることから、大胆かつ繊細に、日本語の底力を徹底的に解明する。 <大使寸評>追って記入Amazon日本語は亡びない【米原万理の「愛の法則」】米原万理著、集英社、2007年刊<「BOOK」データベースより>稀有の語り手でもあった米原万里、最初で最後の爆笑講演集。世の中に男と女は半々。相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのか―“愛の法則”では、生物学、遺伝学をふまえ、「女が本流、男はサンプル」という衝撃の学説!?を縦横無尽に分析・考察する。また“国際化とグローバリゼーション”では、この二つの言葉はけっして同義語ではなく、後者は強国の基準を押しつける、むしろ対義語である実態を鋭く指摘する。四つの講演は、「人はコミュニケーションを求めてやまない生き物である」という信念に貫かれている。 <大使寸評>言語のプロが説く言語学的エッセイとでも言いましょうか。エッセイストとしても秀逸な万理さんでした♪Amazon米原万理の「愛の法則」【ホンモノの日本語を話していますか】金田一春彦著、角川書店、2001年刊<「BOOK」データベースより>国語学を究めて60年の著者が教える、おもしろくてためになる日本語の知識。日本語の先生が明かす「言葉」の魔法。身近な言葉に秘められた力。発見がおもしろい、読むだけで自信がつく、究極の日本語教室。<大使寸評>追って記入Amazonホンモノの日本語を話していますか【日本語と韓国語】大野敏明著、文藝春秋、2002年刊<「BOOK」データベースより>二千年の交流関係をもつ日韓両国には同じことばが少なくない。むかしから共通だった固有語(たとえばカマ)、近代に生み出された漢字語(たとえばヤクソク)、日本統治時代に残してきたことば(たとえばワリバシ)、そして近年、韓国から流入して日本に定着したことば(たとえばキムチ)。その一方、韓国に行って安易に「朝鮮」ということばを使うと、とんでもない目にあいかねない。なぜ南は「朝鮮」を忌避し、北は「朝鮮」に固執するのか。そこには、十九世紀末から二十世紀初頭にかけて存在した「大韓帝国」に対する認識の差があった…。日本と韓国の同質性と異質性をことばを通して、多角的にあぶりだす。 <大使寸評>追って記入Amazon日本語と韓国語【ハングルへの旅】茨木のり子著、朝日新聞社、1989年刊<「BOOK」データベースより>『朝鮮民謡選』をくり返し読んだ少女時代。心奪われる仏像がすべて朝鮮系であることに気づいたのは、30歳過ぎた頃。そして、あたかも、見えない糸にたぐり寄せられるかのようにして50代から著者が学び始めたハングルは、期待通りの魅力あふれる言葉だった。韓国への旅の思い出を織りまぜながら、隣国語のおもしろさを詩人の繊細さで多角的に紹介する。<大使寸評>多言語習得の思いをこれほど魅力的に鮮やかに書き記した本を、他に知らないのだ♪やはり、詩人の書いた本というしかないのかも。Amazonハングルへの旅【Le Petit Prince】Antoine De Saint-Exupery著、HEINEMANN EDUCATIONAL、1968年刊<「BOOK」データベースより>ふるさとの星を出発した星の王子さまは、命令好きの王さまの星や、うぬぼれ男の星などを旅します。最後に地球にやってきて、サハラ砂漠で飛行機を修理中のパイロットに出会います。心をとらえて離さない不思議な物語。 <大使寸評>私が買ったのはHEINEMANN EDUCATIONAL社(英国)のハードカバーであるが、さすがにこの本はアマゾンで出なかったので、アマゾンのMariner Books社の情報を載せました。AmazonLe Petit Prince
2012.05.13
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日中韓FTA交渉が比較的小さな扱いで報道されているが、政府の戦略思考には賛意を表明したいと思うのだ♪5/12日中韓FTA 年内の交渉入りで一致より日本と中国、韓国の経済貿易担当の閣僚会合が12日、北京で開かれ、日中韓3か国によるFTA=自由貿易協定について、年内に交渉を開始することを盛り込んだ共同声明が発表されました。北京で開かれた閣僚会合では、経済面での連携の強化を巡って意見が交わされ、終了後に3人の閣僚が会見を開いて共同声明を発表しました。それによりますと、最大の焦点となった3か国によるFTAについて、「貿易や投資の拡大に資するだけでなく、包括的な協力の枠組みにつながる」としたうえで、「交渉を年内に開始するよう合意し、国内手続きや事務協議を含めた作業を速やかに開始すべきだ」として、年内に交渉を開始することで一致しました。日本としては、すでに2国間のFTA交渉開始で合意している中国と韓国に取り残された形となっていただけに、FTA戦略の巻き返しに向けたきっかけをつかんだ形です。また、日中韓にASEAN=東南アジア諸国連合やインドなどを含めた最大16か国の枠組みによる広域的な経済連携に向けて、早期の交渉開始も目指すことになりました。会合のあと、枝野大臣は記者団に対して、「日中韓3か国のFTAは、交渉を始めてすぐに妥結できるとは思っていないが、できるだけ早く合意できる方向で努力したい」と述べました。枝野経済産業大臣らは13日、北京で開かれる「日中韓サミット」にも出席して、議論の成果を野田総理大臣らに提言することにしています。中国やアメリカの重商主義に対して、日中韓FTAという法治主義で対応する事は戦略的にも正しいし、TPP参加を阻む上でも正しいと大使は思うのだが・・・・・気を許さずに、あくまでも政冷経熱マインドで望む必用があるはずですね。中国の重商主義を表すような報道を集めてみました。5/12フィリピン、抗議行動で国際世論に訴え 中国との領有権問題より 南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権をめぐり、中国と対立するフィリピン側では11日、市民らが世界の主な都市で中国への抗議行動を行い、「中国船は、スカボロー礁から退去せよ」と訴えた。フィリピン政府は、国際世論に訴え外交による解決を目指している。一方、中国は7日、フィリピンの駐北京臨時代理大使に「事態を悪化させる行為に対応するすべての準備を整えている」と伝えたが、10日にはフィリピンとの交渉を再開させ、「脅しとすかし」を駆使している。 フィリピンのマニラ首都圏の中国領事館前では数百人が、「中国は脅しをやめろ」と書かれたプラカードを手に抗議し、中国の国旗を燃やした。参加者の一人は「中国は他人の家の庭で暴君のように振る舞っている。中国と領有権問題を抱える国がどんな目に遭うか、国際社会に理解してもらいたい」と話した。 中国はなぜ、ここにきて強硬姿勢を見せたのか。フィリピン側は(1)領土問題では一歩も譲らないという姿勢の強調(2)ASEAN内の対中最強硬派のフィリピンと、他のASEAN諸国への戒め(3)フィリピンとの同盟関係を強化する米国への牽制と、米国の出方への探り(4)フィリピンとの交渉を有利に進めるための脅し-と分析している。5/10黄岩島問題でフィリピン非難…中国報道「軍事手段も視野」より 中国とフィリピンがともに領有権を主張する南シナ海・中沙島の黄岩島(スカボロ礁)周辺で、両国の監視船など対峙している問題で、中国新聞社は「フィリピンは小細工を繰り返して、事態をエスカレートさせている」として、「中国政府は軍事的手段でフィリピンの挑発に対応することも考慮している」と紹介する論説を掲載した。 黄岩島はサンゴによって形成された環礁で、一部が海面上に出ている。同島で中国とフィリピンの監視船や警備艇の「対峙」が始まったのは4月上旬だった。 悪天候を避けて環礁内部の比較的穏やかな海に停泊した中国の漁船12隻をフィリピン海軍軍艦が「捜査」。サンゴや魚介類を密猟した証拠があったとして、中国人乗組員の身柄を拘束しようとした。近くにいた中国の監視船2隻が駆けつけて阻止。その後、双方が対峙することになった。 中国政府・外交部に所属する外交学院・戦略と衝突管理研究センターの蘇浩教授は、中国政府が外交的解決を表明しつづけてきたことについて「フィリピンは、中国の紛争処理に対する判断でミスを犯している」と指摘した。 蘇教授によると、フィリピンの対応は中国にとって「主権と領土の構成に対する公然たる挑戦」ということになる。中国政府は当初から、外交手段による平和的解決を強調してきたが、中国外交部の傅瑩副部長は7日、フィリピン側との交渉で、「フィリピン側が事態を拡大していることに対して、中国側は各種の準備をしている」、「中国は(同問題を解決する)力を持っている」と告げたという。 中国では、国家品質監督検査検疫総局が9日、全国の関連部門に「フィリピン産の果物の検査検疫を強化すること。調査用に抽出するサンプル数を増やすこと」などと指示した。さらに、上海、広東、江蘇などの多くの旅行会社が「現地には、安全とはいえない要素が存在する」との理由で、フィリピン行きの団体旅行を取りやめた。
2012.05.13
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国交省の、次のような広報が笑わせます。情報開示よりPAを重視するかのような内容になっているが、この広報の孕む間違いを自覚していないなら「裸の王様」のような官庁と言わざるを得ない。国交省、PR上手になります! ~広報戦略強化のため、「広報戦略室」を設置(4月23日)より国土交通省は、社会資本整備、公共交通、観光、海上保安、気象など、多岐にわたって国民生活に密着した行政を展開しています。また、少子高齢化、地球温暖化、グローバル化など、社会・経済情勢の変化に対応した新しい政策課題にも取り組んでいるところです。こうした取り組みについては、地方公共団体や民間企業、さらには国民各層と協力して進めていく必要があり、そのためには、効果的に情報発信を行い、報道機関やより多くの国民の皆様にご理解、ご協力を頂くことが肝要です。 上記認識の下、国土交通省では、政務三役のリードにより、施策に関して発信する情報の内容や発信方法を工夫し、広報を戦略的に実施していくことと致しました。こうした広報戦略の強化について、大臣訓令により4月23日付で大臣官房に「広報戦略室」を設け、各局等から「広報戦略官」を任命して広報に関するミッションの明確化を図るなど、省を挙げて強力に実施していくことと致しました。 国土交通省としては、新しい体制の下、広報戦略の強化を図り、報道機関や国民の皆様に向けてわかりやすい情報を効果的に発信してまいりますので、ご期待下さい。(参考1)広報戦略室の体制(合計54名) ・室長 大臣官房長 ・次長 大臣官房広報課長、総合政策局政策課長 ・広報戦略企画官(官民交流採用の予定。調整中) ・広報戦略官(各局等から併任。40名)国交省は民間企業じゃないんだから・・・・・・求められているのはPRではなくて、情報開示や会議の公開であるはずであるが、昨今の動きは退行していると言わざるを得ない。とにかく、みっともない広報であったが・・・・誰か注意してやる有識者などいないものか?と思うけど、誰も注意しないのが「裸の王様」と言われる由縁なんでしょう。4年前の国交省を保坂区長のブログに見てみましょう。2008年2月保坂展人どこどこ日記より○保坂展人 私は、社会民主党・市民連合を代表し、道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部改正案について、福田総理並びに冬柴国交大臣に質問をいたします。(拍手)「みちぶしん」「カントリーチャレンジャー」という国土交通省が仕込んだミュージカルが全国各地で公演をされていました。この財源は道路特定財源、道路整備特別会計であり、目的は道路事業に関する啓発広報でありまして、平成16年に道路局国道・防災課の寺元博昭企画専門官は、「情報が溢れる現代社会においては、楽しみの中に正論を忍ばせる工夫もまた重要なこと」「音と光とで繰り広げられるドラマは全国各地で新たな対話と感動を生み出して好評を得ています。多くの「道のファン」が誕生しています」とねらいをあけすけに述べています。福田総理、国が公共事業を推進するに当たって、道路特定財源を使って国民の情感に訴えるミュージカルなどの道路事業広報は必要不可欠だったんでしょうか。これはこれからどうするんでしょうか。総理の明確な答弁を求めます。○内閣総理大臣(福田康夫君) 保坂議員にお答えいたします。道路事業広報のあり方について、まずお尋ねがございました。道路に限らず、公共事業は国民の皆さんの理解と協力が不可欠であり、そのために実施する広報活動のすべてが不適切なものとは考えておりません。「お上の情報操作だ、文句言うんじゃない!」という態度は今の国交省と同じですね、つまり、当時から「これでいいのだ」と思っているんでしょう。なにもPAが悪いというわけでないのであって、情報隠蔽と情報操作を何とかして欲しいだけなのだが・・・・・周りをイエスマンと大手メディアに囲まれると、「これでいいのだ」と錯覚するのではないだろうか?国交省の広報を、たしなめることなく、そのまま流す大手メディアも問題である。いわゆる「官報複合体」を形成しているのではないか?
2012.05.12
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<蔵書録作成中> 無謀にも蔵書録を作っていますが・・・・・表紙を並べて見るのが面白かったりします。なお、情報はアマゾンに偏っていますが、宣伝料はもらっておりません。・サイバラの本・蔵書録を作る効用 <サイバラの本>工事中サイバラの本を数冊持っているが、持っていること自体忘れて図書館で借りたり本屋で買ったりしそうである。で、蔵書録に収めて注意喚起しようと思うのです。【週間とりあたまニュース】西原理恵子×佐藤優著、新潮社、2011年刊<「BOOK」データベースより>“知性”と“お笑い”で世相を斬る!向かうところ敵だらけ!「週刊新潮」の“無法地帯”がついに単行本化。 <大使寸評>追って記入Amazon週間とりあたまニュース【煮え煮えアジアパー伝】 西原理恵子×鴨志田穣著、講談社、2005年刊<「BOOK」データベースより>寺で修行するために訪れたミャンマーでも、いつの間にか娼館へ。失禁しても飲み続けた韓国の夜に、欲求不満が募るタイ娘とのデート。ベトナムのパンツ職人やコーベの路上生活者との出会いで鴨ちゃんが悟ったことは。笑激と哀愁のサイバラ漫画も向かうところ敵なし。諸行無常の世の中を見つめるアジア紀行。<大使寸評>追って記入Amazon煮え煮えアジアパー伝【鳥頭紀行ぜんぶ】西原理恵子著、朝日新聞社、2001年刊<「BOOK」データベースより>ご存じサイバラりえぞうが、マカオを、タイを、韓国を、そして日本各地をゆく!亡き「マルコポーロ」から「UNO!」まで3誌を渡り歩いた因縁の連載が、ここに堂々の完結。描き下ろし、初カラー化作品を含む、ぜんぶ見せちゃう渾身のオールカラー。<大使寸評>追って記入Amazon鳥頭紀行ぜんぶ【鳥頭紀行ジャングル編】西原理恵子×勝谷誠彦著、角川書店、2002年刊<「BOOK」データベースより>アマゾンで巨大魚を釣り上げる―酔った勢いでぶちまけた言葉から始まったこの企画。本人不在のところでトントン拍子に話は進み、りえぞうは日本の真裏・ブラジルへと旅立つことになってしまった。メンバーは、りえぞうを筆頭に、カメラマンかっちゃん、虫の西田お兄さん、ビデオカメラマン鴨ちゃん、担当はせぴょん。世間を真っ直ぐ歩けない五変人。突入した緑のジャングルで迎えた顛末は!?伝説の「鳥頭紀行」シリーズ第一弾。ベトナム編、台湾編も入って、オールカラーでお届け。 <大使寸評>追って記入Amazon鳥頭紀行ジャングル編【できるかな】西原理恵子著、角川書店、2002年刊<「BOOK」データベースより>ある日、秋葉原で手に入れたガイガーカウンター組み立てキット。その性能を試したい!と向かった先は、ナトリウム漏れ事故直後の原発“もんじゅ”だった。「なんでもやってみよう、どこでも行ってみよう」の精神で、出たとこ勝負の珍道中。タイ・バンコクでの生活や、「今さらなぜ?」の新島ルポ、岸和田だんじり祭りにキッスのコンサートなど、サイバラの無差別爆撃は、もう誰にも止められない!大人気の「できるかな」シリーズ第一弾。描き下ろし&パラパラまんがのふろく付き。<大使寸評>追って記入Amazonできるかな【西原理恵子の人生画力対決1】西原理恵子著、小学館、2010年刊<「BOOK」データベース>よりすべての漫画家に喧嘩売ります。己の記憶と漫画人生のみで大御所漫画家たちに勝負を挑む。爆笑お絵かき対決。<大使寸評>追って記入Amazon西原理恵子の人生画力対決1おお ここに並べただけで5社から出版されていることがわかるが・・・けっこう売れっ子なんですね♪ <蔵書録を作る効用>連休に突入したが、例年この時期は晴走雨読の大使でおます♪我が家の本棚には、積読状態の本とか、有ること事体忘れている本などがあるので・・・・連休の暇にまかせて蔵書録を作る気になったのです。その蔵書録を作る効用であるが・・・・情報整理もさることながら、有ること事体忘れている本の二度買いを防ぐこともできるわけです。(とにかく二度買いが分かった時の悔しさは皆さんよくご存知ですね)それから、蔵書録フォーマットを並べてみるとけっこうきれいなんですね♪ということで、蔵書録の一部を並べてみます。(暇なこっちゃで)【韓国併合】海野福寿著、岩波新書、2004年刊<「BOOK」データベースより>江華島事件を口実に朝鮮の開国に成功した日本は、清国との角逐や欧米列強との利害調整をくり返しつつ、日清・日露戦争をへて、一九一〇年、韓国を「併合」する。それは同時に、朝鮮政府・人民の粘り強い抵抗を排除する過程であり、苛酷な弾圧の歴史でもあった。朝鮮植民地化の全過程を、最新の研究成果にもとづいて叙述する待望の通史。 <大使寸評>この本は一部読んだままで積読状態であるが・・・・悔しいことに本棚に2冊あるのです。いい本なんだけどね。Amazon韓国併合1日の文字数制限で一部削除しましたが、全文は蔵書録作成中1に入れておきます。
2012.05.12
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晴走雨読の大使はほぼ2週間おきに市立図書館に通っているが・・・今回借りた5冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回のテーマは強いて言えば漫画かな?【サイバラ茸7】西原 理恵子著、講談社、2007年刊<内容説明より>毎日マンガ賞手塚治マンガ賞受賞者の作品集マンガだけを集めることでより濃密なサイバラワールドが楽しめる、ファン必読の人気シリーズついに7巻目。夫の鴨ちゃんが癌でなくなるまでのしみじみ編もあり。<大使寸評>同県のよしみとサイバラファンとしては、このシリーズは必読である。相変わらず毒満載になっているけど。Amazonサイバラ茸7【ショージ君の「サラ」専新聞】東海林さだお著、講談社、2007年刊<「BOOK」データベースより>ときには立ち止まって、まわりに目を向けてみよう。今までは気づかなかった「人生を楽しむためのヒント」が見つかるはずだ。よりぬきマンガ&エッセイ。<大使寸評>知っている人は知っている・・・東海林さだお氏はエッセイの達人でもあるわけですね。Amazonショージ君のサラ専新聞市立図書館では、雑誌がすぐ借りられてしまうので、新潮45-1月号とかWEDGE4月号が残っていました。【新潮45 2012年1月号】 新潮社、2012年刊<内容>〇【特集】路頭に迷う世界榊原英資/中野剛志/小野善康/古井由吉/片山杜秀/濱野智史 〇指導者の条件/藤原正彦〇【特集】「弁護士政治家」が日本を滅ぼす <大使寸評>正月特集が「路頭に迷う世界」となるのか・・・そうかもね。JBOOK新潮45 2012年1月号【WEDGE 2012年4月号】ウェッジ社、2012年刊<目次>より■特集1.留学生ビジネスを輸出産業に ■特集2.被災地を覆う震災前からの課題 WEDGE Report1.中国CCTVに完敗 前途多難なNHK国際放送WEDGE Report3.原発再稼働から逃げ回る政府の大罪<大使寸評>WEDGEは比較的、人気がないのか最新号が残っていました。なかなか興味深い内容である。wedgeWEDGE 2012年4月号【藤田嗣治画文集・猫の本】 藤田嗣治著、講談社、2003年刊<「BOOK」データベースより>エコール・ド・パリの巨匠が描いた猫たちが初めて一冊に。フジタの猫たち130匹余!画集未収録作品を中心に約90点の猫の絵とエッセイ。 <大使寸評>とにかく、猫好きにはたまらない本である。Amazon藤田嗣治画文集猫の本とまあ・・・・抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。
2012.05.11
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<藤田嗣治画文集 猫の本> 図書館で借りた本であるが、とにかく、猫好きにはたまらない本である。【藤田嗣治画文集 猫の本】 藤田嗣治著、講談社、2003年刊<「BOOK」データベースより>エコール・ド・パリの巨匠が描いた猫たちが初めて一冊に。フジタの猫たち130匹余!画集未収録作品を中心に約90点の猫の絵とエッセイ。 <大使寸評>とにかく、猫好きにはたまらない本である。Amazon藤田嗣治画文集猫の本藤田嗣治画文集猫の本/画像巻頭のエッセイの一部です。盛り場から夜遅くパリの石だたみを歩いての帰りみち、フト足にからみつく猫があって、不憫に思って家に連れて来て飼ったのが、1匹から2匹、2匹から3匹となり、それをモデルの来ぬ暇々に眺め廻し描き始めたのがそもそものようです。ちなみに、ドングリ・プロフィールとしている猫の絵は、藤田嗣治の絵なんですが。
2012.05.11
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リタイアしたあとも、中華の経営戦略が気になる大使である・・・・・で、カネにもならないのに「中国ビジネス2012」というムック本を買い求めて、鋭意、研鑽に努めておるわけです。(要するに、中韓になめられるのが嫌なんだ―笑)【中国ビジネス2012】日経BPムック、日経BP社、2011年刊<商品の説明より>激変期を迎える中国のビzネス、巨大市場の行方について解説。2012年を読み解く必読書です。 <大使寸評>中国は約246兆円(11年9月時点)に上る世界最大の外貨準備を保有する。そのうち約23兆円を政府系投資ファンド(CIC)が運用するという。その資金が日本の企業、土地に向かわないように・・・・・・朝令暮改でもいいから、スピード感を持った法整備が急がれると思うのですが。Amazon中国ビジネス2012気になるヵ所を紹介します。<中国で勝てない日本企業の構造的な問題>p84~86日本企業の多くはBRICSに代表される規模も大きく成長性の高い新興国市場で弱い。これが業績を低迷させ、市場での評価を下げる原因になっている。欧米企業、韓国企業はM&Aもテコにしつつ、スピーディーにミドル、ローエンド製品を投入した。さらに、中国で蓄積した新興国ビジネスのノウハウを、他の新興国に「横展開」もし始めている。図中の「新興国追い上げ型」に入る日本企業はまだ少ない。ダイキン工業はミドルにあたる「ボリュームゾーン」製品の投入に際して、中国の格力電器との協業体制を確立した。基幹部品のインバーター圧縮機を内製化。生産・調達で現地企業を生かした。なお、中華の拡張主義に対しては、資源保護関連ニュースにて注視しておるところです。
2012.05.10
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中谷巌さんと言えば、細川内閣や小渕内閣で経済政策のブレーンとして活躍した人であるが、竹中さんと違うのは、新自由主義に別れを告げたことです。反米の大使としては・・・・「アメリカかぶれ」の中谷さんが、いかにして解脱またはカミングアウトできたかという点に興味があり、この本を読み進んだのですが・・・・戦前から今までの日米の経済活動を少し長期的な視点で見ることは、越し方の私の生活とは何だったのだろう?とか、私は如何にして反米になったのか?という疑問に答えてくれるわけですね。【資本主義はなぜ自壊したのか】中谷 巌著、集英社、2008年刊<「BOOK」データベースより>リーマン・ショック、格差社会、無差別殺人、医療の崩壊、食品偽装。すべての元凶は「市場原理」だった!構造改革の急先鋒であった著者が記す「懴悔の書」。 <大使寸評>中谷さんのこの読みやすい本で、かなり頭の整理がついたと思うのですが・・・・・読みやすいと感じたのは、中谷さんの文章が明晰であることは勿論で、私のアメリカ憎しの思いがうまくマッチしたのかもしれません。Amazon資本主義はなぜ自壊したのかこの本のエッセンス部分を引用します。<大圧縮の時代>p53~65 最近出版されたロバート・B・ライシュの「暴走する資本主義」(東洋経済新報社)や、2008年ノーベル経済学賞に輝いたポール・クルーグマンの「格差はつくられた」(早川書房)の中でも指摘されていることだが、第二次大戦終結の1945年から、オイルショック直後の1975年にかけてのアメリカは、第二次世界大戦前に比べて圧倒的に所得格差が縮小した「大圧縮の時代」(クルーグマンの命名)だった。 私は若き留学生として、その「大圧縮」によって誕生した豊かな中流層が中核となっている健全なアメリカ社会の中に飛び込んでいったことになる。 ところが、こうしたアメリカの中流社会は、1981年に登場したレーガン政権によって決定的な変質を起すことになる。「小さな政府」「高額所得者向けの減税」「自己責任」といったキャッチフレーズのレーガノミックスが推進されたことで沈滞していたアメリカ経済を活性化することにはある程度成功したが、たったの30年足らずで、アメリカ社会では所得格差の拡大と、それに伴う中流階級の消滅、医療や福祉の後退が起こったのである。 トーマス・ピカティとエマニュエル・サエズの著名な研究によれば、2005年のアメリカでは上位1%の富裕層が、国の総所得のなんと17%以上を受け取っていた。 これだけでも驚くべき所得格差の拡大だが、この富裕層の中でも実は大きな較差があるのだ。 というのも、アメリカ全体で上位0.1%の超富裕層の人々が、アメリカ全体に占める所得シェアは、なんと全体の7%に達するという。ちなみにレーガン登場依然においては、上位1%の富裕層が占めていた総所得は8%、同じく0.1%の超富裕層の総所得はわずか3%だったのだから、格差社会もここに極れり、である。 さらに、この30年間の格差拡大については、アメリカの大企業トップの年俸金額の推移にも明確に現れている。(中略) レーガノミックスによって、アメリカ社会の中核的存在であった中流階層の存在感が失われていったことがこれらのデータから読み取れるが、実は今のような格差社会がアメリカに生まれたのはこれが最初ではない。 大恐慌が起きる直前の1927年ごろのデータを見ると、所得上位1%の人々の所得シェアは何と20%にも達していたのである。戦前のアメリカは実は今よりひどい格差社会(いわゆる「金ぴか時代」のアメリカ)だったんおである。 ところが、こうした格差は、1940年前後から急速に縮小する。その理由は先に述べたように、大恐慌の教訓から、アメリカの歴代政府が経済活動をすべて市場に委ねるという古典派的な考え方を捨て、政府自らマーケットに介入し、総需要管理政策や所得再配分政策を行うようになったからである。 フランクリン・ルーズベルト大統領のニューディール政策がアメリカ経済を立て直らせるのにどの程度効力を発揮したかはともかく(第2次世界大戦勃発による軍需の拡大が恐慌状態のアメリカを救ったという見方が支配的であるが)、公的部門が景気安定化や所得再配分に積極的な役割を果たすようになる傾向は第2次大戦の勃発によってさらに加速した。この結果、20世紀半ばには米国の産業のおよそ15%が政府による直接的な規制を受け、残る85%の産業に対しても、ゆるやかな統制が行われるようになった。 こうした政府による経済統制は、既存の大企業にとってはそれだけマーケットでの競争リスクが減ることを意味する。新規参入のライバルが現れないとなれば、安心して長いスパンで経営戦略が立てられるわけだから、こうした統制はアメリカ企業が寡占的な力を付けていくうえで大きなプラスになった。現在でもアメリカの多くの伝統的産業が寡占体質であるのはこのためである。 戦後の日本経済は官僚統制による「護送船団方式」だとさんざん批判をされたわけだが、実は戦後のアメリカ経済の強さもまた護送船団にあったというわけである。(中略) こうやって見ていけば、アメリカの歴史も循環を繰り返してきたことが分かる。戦後アメリカの豊かさを生み出したのは、所得格差の「大圧縮」と社会福祉政策の拡充のためであったが、それが行き過ぎたために、「小さな政府」を標榜するレーガノミックスが登場し、アメリカをふたたび戦前型の格差社会に逆戻りさせたのである。 このように、少し長期的な視点で歴史を追いかけるとその流れはひじょうに単純明快であり、自由放任政策の追求がアメリカ社会を安定させ、「豊かな社会」を作り上げたわけではないことが分かるのだが、近視眼的に世の中の動きを追っかけているだけでは、本当のところ、社会で何が起こっているのかはなかなか正確に読み取れないものらしい。 しかし、最近の研究によって、アメリカの経済政策は30年から40年ごとの循環を繰り返し、その中でも「適切な」政府介入が行われた時期にアメリカは真の意味での黄金時代を謳歌したのだということが確認できるようになった。 そういった循環論から言えば、アメリカにおける経済政策は、早晩、個人の自由を優先する新自由主義から、所得格差や社会保障制度の拡充など、公共の利益により大きな配慮をする民主党的な政策に移行していくことになるだろう。 実際、2008年11月、アメリカは中堅層への減税による所得格差の是正を政策の柱に掲げた民主党のオバマ氏を大統領に選出した。その結果、2009年以降のアメリカは共和党の「個人の自由」優先の政策から、民主党の「公共の利益」優先の政策に転換していくものと思われる。これはアメリカにとっての福音であろう。 <金融立国の破綻>p103~106 そもそもアメリカ経済は規模が大きいこともあって輸出依存型ではなく、国内経済だけで自己充足的に動く経済体質を持っていた。1970年代までは、アメリカ産業の中心は製造業であり、国際展開をすると言っても、せいぜい海外に製造拠点を移してそれぞれの国で実績を上げるという形態でとどまっていた。 しかし、1980年頃までにアメリカ産業の中心であった自動車産業や家電産業など主要な製造業が日本やドイツなどに追いつかれ、競争力を失っていった。このため、日本に対しては通商摩擦が引き起こされ、日本市場は閉鎖的でアンフェアだと断定されることになったが、これは製造業が競争力を失うとアメリカ経済が成り立たないという危機感が強かったからである。 しかし、1990年頃になって、アメリカ産業の中心はデトロイトなど中西部から東海岸の金融業と西海岸の情報通信産業にシフトしていく。アメリカの戦略としては、東西冷戦が終わり、東側諸国がグローバル経済に参画してくる中で、金融業と情報通信産業に活路を見出したのであった。1990年代に入って飛躍的に発展を始めたグローバル資本主義がアメリカを中心に進んだのは、グローバル化に適した金融と情報通信で競争優位を確立することに成功したからである。 情報通信については多くの言葉を必要としない。マイクロソフトやインテルなどがデファクト・スタンダードを作り上げ、世界市場を席巻した。今世紀に入ってからはグーグルのようなネット企業が信じられないほどの大成功を収めた。他方、GMやフォードなど、かってのアメリカ経済を支えた巨大製造企業が経営危機に陥っているが、金融や情報通信の分野で圧倒的な優位を築いたアメリカはかってのように通商摩擦を仕掛けることもしなくなった。アメリカの産業構造が製造業中心から、金融と情報通信産業中心に大きくシフトしたからである。 1990年代後半になると、ニューエコノミー論が台頭した。つまり、アメリカ経済は金融と情報通信産業の産み出す継続的イノベーションの結果、かっての資本主義経済の宿命であった景気循環を克服し、長期にわたる継続的成長が可能になるという学説である。そのニューエコノミー論の一翼を担ったのがアメリカの金融業界、特にゴールドマン・サックス、モルガンスタンレーなどの投資銀行の「レバレッジ経営」ビジネスモデルであった。 結局、レバレッジ経営でわが世の春を謳歌してきたアメリカの投資銀行は、巨大な金融商品のマーケットを作り、巨大な利益を得たが、しかし、肥大化したマーケットを支配していたつもりが最終的にはモンスター化したマーケットに翻弄される結果となった。 アメリカは、製造業中心の経済から、金融とITに立脚した「金融立国」への脱皮を目指したわけだが、それがついに挫折したのである。バブルに浮かれ、借金を重ねて身の丈以上の消費に走った国民も、今やその被害者となった。アメリカ主導の金融資本主義(グローバル資本主義)は、ついに「破綻」したのである。 <アメリカ流資本主義の暴力性>p202~203 (文字数制約のため省略)<宗教国家>p216~220(文字数制約のため省略) 1日の文字数制限で載せきれませんが、後半は資本主義はなぜ自壊したのか1に載せています。
2012.05.10
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中国の国家ファンドが日本の水源地に目を向けているようだが・・・・・日本政府、地方自治体も危機感を持っているようです。資源争奪に突き進む中国に対して、この本の「中国最大の弱点、それは水だ!」というタイトルが、なかなかうまいキャッチコピーになっています。【中国最大の弱点、それは水だ!】浜田和幸著、角川SSC新書、2011年刊<「BOOK」データベースより>ますます深刻化する世界的な水不足。各地で水をめぐる紛争が起こり、食糧争奪戦争も勃発している。また、隣国・中国の水不足も早急に対応を必要とする問題だ。中国が狙うのは日本の豊かな自然、つまり水資源だ。脅威の時代に日本がとるべき道は?世界の水ビジネス戦争に勝ち残るための日本の戦略は?水危機に直面した中国に対応するための方策も論じる。 <大使寸評>ウォーター・クライシスとかウォーター・マネーの実態はこの本を読むまでよく知らなかったのですが、かなり生き馬の目を抜くような世界なんですね。個人的には以下が気になったのです。・人の生存に欠くことのできない水が売り物になることの意味・需要のある物をこそ、投機の対象とするアングロサクソンの金銭感覚・水を資源としてとらえる中華の深慮遠謀Amazon中国最大の弱点、それは水だ!この本のエッセンス部分を引用します。 <すべては水道の民営化ビジネスから始まった>p105~106 水ビジネスへの投資は、水道事業の民営化から始まった。古くは、1989年の英国ウェールズの水道民営化事業があるが、1990年代になってからは、従来公共セクターが担ってきた水道事業が、世界各地で民営化されるようになった。 この民営化ビジネスを推進してきたのが「水メジャー」と呼ばれる欧州系の多国籍企業である。石油市場にメジャー(国際石油資本)が存在するように、水道市場にも水メジャーが存在し、これらの企業は豊富な資金力を背景に、水資源の開発から輸送、施設建設、メンテナンス、管理、運営にいたるまでの一切の事業を担ってきた。投資家は、こうした民営化案件があるのに目をつけて、受注企業の株に投資したり、ファンドを組んだりしてウォーター・マネーの拡大とリターンを狙っているのだ。 現在、水メジャー、あるいは「ウォーター・バロン」などと呼ばれる企業は、仏スエズ・エンバイロメント、仏ヴェオリア・ウォーター、英テムズ・ウォーターの3社で、世界の水道事業の約80%をこの3社で独占していると言われている。 これらの水メジャーに、最近では米GEなどの企業や、国家的に事業参入を狙うシンガポールなどの企業も加わり、ウォーター・マネー獲得競争は熾烈を極めている。 <世界はいまや水をめぐる投資案件だらけ>p113~116 将来を先読みするのが投資とするなら、彼らにとって、水に勝る投資はないだろう。21世紀の新しい投資案件として、もはや水は石油に代わる存在にまでなったと言っていい。 金融危機で大きな損失を被った投資家の間では、新たな水ビジネスで大やけどの傷を癒したいとの思いもあったようだ。そうした投資家にとっては、世界各地で水道事業の民営化が進み、水道料金が値上がりすることは、願ってもない状況である。 イギリスの例を見れば、水道事業の約90%が民営化された結果、水道料金が62.2&も値上がりすることになった。このペースでいけば、今後5年以内に平均的なイギリス家庭の年間水道料金は1000ポンド(約13万円)を超えることは確実と見られている。 また、メリル・リンチが商品化した中国ウォーター・インデックスの利回りは、2007年の段階で、既に年率102%を超えるまでになっており、市場関係者から熱い期待を集めている。とはいえ、利用者に最終的なしわ寄せが押し付けられるかたちでの民営化は、中国のような新興国においては、思わぬ社会不安や混乱をもたらす懸念がある。 ゴールドマン・サックスの予測では、世界の水需要は今後20年ごとに倍々ゲームで膨らんでいくという。水に代わる代替商品は存在しないため、水道事業にせよ、水の供給サービスにせよ、ひとたび独占体制ができてしまえば、いくらでも高値に吊り上げることも可能になるというわけだ。 水は石油以上に人類の生存や生産活動に欠かすことができないものである。(中略) 現在世界最大の人口を競う中国とインドでは、ともに深刻な水不足と水の汚染が巻き起こっていて、こうした問題を克服解決するためには、両国とも、最低1兆ドルを超える投資が欠かせないと言われている。似たような状況は、メキシコやブラジル、エジプトやほかの中東諸国、アフリカにも広がっている。日本もけっして例外でない。 世界には、現在、1万を越える数のヘッジファンドが存在する。そのなかには、ウォーター・ビジネスへの投資を組み込んだものが多数あり、また、ミューチュアルファンド(米国の一般的な投資信託)も水ビジネス企業の株をポートフォリオに加えている。水関連企業を組み込んだクレモアS&Pグローバル・ウォーター・インデックスなどが、その代表例である。また、水源地の利権を商品化した債権も出回るようになってきた。 特筆すべきは、投資ファンドのなかには、水ビジネスだけに特化したファンドがじつに多い点である。水源地の利権を商品化した債権だって!?・・・・私に言わせば悪魔のような債権である。だいたい、人類の生存に欠かすことのできない水を投機の対象にした心根は、日本人には(少なくとも私には)想像の埒外である。もっとも、投資家(投機家)に倫理感を求めるのは筋違いであり、彼らは世界が滅びようが儲けを狙うのだろう。しかし、嘆いていてもしかたないのであって、米中の金融、ファンドとの闘いは避けて通れないようです。
2012.05.09
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ドングリ国のウツギ類、コデマリの咲き具合から類推すると・・・・・京都府立植物園のヤブデマリが見頃だろう。連休が過ぎた頃、ここのヤブデマリの見頃に合わすように繰り出すのが大使のパターンなんですが、今年のこのピンポイント予想がバッチリ大当たりでした♪ヤブデマリ1ヤブデマリ2比叡山を借景にしてうっそうとした感じがいいですね。植物園1クスノキの並木もなかなか年季が入っているようです。植物園2東福寺まで足をのばして、「八相の庭」を見てきました。紅葉の名所は、この時期は若葉がきれいで人出も少ないし・・・・気分はええでぇ♪東福寺ちなみに京都府立植物園にてに、2年前のヤブデマリが見られます。
2012.05.08
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カーネーション_botが、今も糸子の反戦ナレーションをつぶやいてるでぇ♪渡辺あやさんのシナリオに、このナレーションが載っていたのか。憲兵に聞かれたら、しょっ引かれるような言葉やけど・・・・・根性入ってるやんけ♪〇「母上様お元氣ですか 私は■は■で■岸和田が懐かしいです 御身体にはよく氣をつけて風邪などもひかないようにしてください 勘助」 (戦地からの葉書) #カーネーション 〇このごろの勘助の葉書はもう、気色悪いほど当たり障りのない文面で、字ぃが相変わらず汚いっちゅうこと以外、うちの知ってる勘助やないみたいでした (ナレ 糸子) #カーネーション〇しょっぴかれるで、姉ちゃん(静子) せやかて思えへんか? うちら戦争なんか始めてもらわんかて十分 機嫌よう暮らしちゃあたんや(糸子) #カーネーション「カーネーション」のドラマで見たわけではないが、あらためてこのシナリオを見直した次第である。(大使 見方が堅いでぇ)
2012.05.08
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<倫理なき多国籍企業3> H23.11.26~新自由主義が生み出した倫理なき多国籍企業の罪状をとりあげて見たい。要するに、米国の金融界とADM、カーギル、モンサントという三つの多国籍企業が憎いし・・・・日本は多国籍企業に頼らない生活ができないのか?ということなんですが。・ユニクロってアップルと同じじゃないか・トヨタ、ニッサンは既に多国籍企業・アップル製品を買わない訳・各国の法人税減税の動き・遺伝子組換え農作物の審査結果が信用できない・モンサントの手口*********************************************************************<倫理なき多国籍企業2>目次・ニッサン「ヴェヌーシア」という車・血汗工場・GM作物が生み出した新たな病原体・モノカルチャーに対する二つの態度・GMO活用という潮流・水ビジネスでのハゲタカ投資*********************************************************************<倫理なき多国籍企業1>目次・日本商社のエネルギー戦略・ナタネ油はいまやすべて遺伝子組み換えに・バイオ燃料の現状?/ネイティブからの収奪・バイオ燃料・「遺伝子組み換え食品最前線」*********************************************************************<他項目の関連記事>・アングロサクソン・モデルの本質を知りたい(その2)・アングロサクソン・モデルの本質を知りたい・ヘッジファンド、金融工学の間違いが歴然としたいま・「マネー資本主義」シリーズ第2回・汚れたノーベル経済学賞・ウォール街の悪しき輸出品"Our Daily Poison" <ユニクロってアップルと同じじゃないか>ユニクロといえば英語公用化、中国進出で知られているし、強い日本企業ということでナショナリズムをくすぐるわけです。だけど、このエントリーを見ると、何だアップルと同じじゃないか。差別化できる商品を持っているが、その秘密は、こんな労務管理でコストカットしていたわけですね。5/06ユニクロ 「離職率3年で5割、5年で8割超」の人材“排出”企業より 5年以内に同期入社の8割超が、主に体や心の異常から辞めていく、という人材「排出」企業・ユニクロ。レジのリードタイムから挨拶の言葉ごとのお辞儀角度まで事細かに決める徹底したマニュアル化で、人間が工場の機械のように精密に動くことを求められつつ、過酷な長時間拘束と「絶対なくならない」サービス残業で実労働が300時間を超える月も。「有休は毎年20日ずつ捨てる」という休みなき環境で、肉体的に疲弊していく。上からは「内部監査」、下からは「ホットライン」の監視ストレスで精神的にも疲弊。昨年まで4年超にわたって在籍し、複数店舗で店長も務めた元社員に、「そこまでやるから儲かるのか」という納得の仕組みについて、詳細に聞いた。<「絶対になくならない」サービス残業> 私は大学卒業後、新卒採用で入社しました。同期は約400人いましたが、3年目には既に半分以上が辞めていて、5年目には50人残っていないくらいになっていました。つまり、5年離職率は8割超にもなります。他の代は分かりませんが、大差あるとは思えません。 辞める人は多いですが、「人材輩出企業」とは到底言えません。次の仕事で活躍している話はあまり聞かないし、ステップアップで前向きな理由から辞めて行くわけではなくて、「体や心を壊して」という辞め方が圧倒的に多いからです。 まず、サービス残業を含め、拘束時間が長いんです。サビ残は絶対になくならない。これは賭けてもいい。やらないと店が回らないんです。現場の実態としては、午前11時オープンの店で早番だと、朝8時には出勤して、閉店が21時なので、だいたい21時半までは現場にいます。つまり、1日14時間拘束がざらにある。 <トヨタ、ニッサンは既に多国籍企業>スズキがインドで生産し、インドで売っているけど・・・・昨今はトヨタがインドで生産し、アフリカへ輸出開始とか・・・・・こころ強いニュースですね、ただし法人税をガッツリ納入してくれるという条件付きですけど。4/4トヨタ インドで生産の車輸出開始よりトヨタ自動車は、インドで生産している小型車の南アフリカへの輸出を開始し、インドを生産拠点と位置づけて、成長市場に輸出する動きが各自動車メーカーの間で強まっています。トヨタは、おととし12月から、インド向けに開発した小型車をインドで生産・販売していますが、南アフリカでも乗用車市場が拡大していることから、同じ小型車の投入を決めました。4日、インド南部の都市チェンナイの郊外にある港で輸出の開始を記念する式典が開かれ、小型車が次々に船積みされていきました。南アフリカでは、インドに比べ、整備された高速道路での移動が多いことから、輸出される車はインド向けの車よりもサスペンションを硬くして、安定した高速走行ができるようにしてあるということです。トヨタは、今後、年2万台を南アフリカに輸出する計画です。インドに工場を持つ日本や韓国の自動車メーカーの間では、ヨーロッパやアフリカなどに近いインドを、消費市場としてだけでなく、生産拠点と位置づけ、インドで生産した小型車を輸出する動きが強まっています。トヨタの現地法人の中川宏社長は「インド向けの車を南アフリカに合わせて改良することができた。今後、こうした取り組みが広がることを楽しみにしている」と話しています。倫理無き多国籍企業というのは、国外で生産し儲けをタックスヘイブンに貯め込み、つまり、国内に雇用を生まず、国内に納税しない、おもに米英の企業を指しています。ところが、既にトヨタ、ニッサンはどちらかといえば海外生産がメインであり・・・・これでもし労働搾取でもあれば、アップルやナイキと変らなくなるわけです。上場企業の7割が法人税を納めていないのだそうですが・・・・TPPに参加して、これで上場企業が税金逃れしていたら・・・・国民は踏んだり蹴ったりやがな。 <アップル製品を買わない訳>なんかアップル社の労働搾取&根こそぎ収奪主義が鼻について、これまでアップル製品との関わりが一切ない大使である。その、やせ我慢なところが潔癖でいいのではないか?と自負していたが・・・・クーリエ・ジャポン5月号で大使の態度をフォローする記事を見つけて、我が意を得たりの感がしたのです。<iPhonやiPadが大ヒットしても「ミドルクラス」の崩壊は止まらない> アップルはつい最近まで自社製品がメイド・イン・USAであることを誇っていた。だが今やそんな製品はほとんどなく、昨年アップルが販売した7000万台のiPhon、3000万台のiPadなどのほとんどが国外で製造されたものだった。その仕事を米国に戻すことはできないか?とオバマは尋ねたのだ。 ジョブスの答えは極めて明快だった。 「その仕事は戻ってきません」 アップルの従業員は米国で4万3000人、国外で2万人と、1950年代にゼネラルモーターズが米国で雇用していた40万人超、80年代のゼネラル・エレクトリックの30万~40万人よりもはるかに少ない。 「アップルは、いまの米国でミドルクラスの雇用を創出するのがなぜこれほど難しいのかを示す一例です」と、昨年までホワイトハウスの経済顧問を務めていたジャレッド・バーンスタインは話す。 「資本主義の絶頂がこれだとすれば、憂慮すべき事態です。」<中国の工場の実力> フォックスコン・テクノロジーは、アジアと東欧、メキシコとブラジルに数十ヶ所の工場を有し、世界の家庭用電化製品の40%の組み立てを行っていると推測されている。顧客にはアマゾン、デル、任天堂、サムスン、ソニーなどが名を連ねる。2010年までアップルのグローバル需給調整担当者だったジェニファー・リゴーニは語る。「彼らは一晩のうちに3000人を雇うことができます。3000人を雇って、彼らに社員寮で生活することを納得させられる工場が米国にありますか?」 しかし、過去20年間に、より根本的な変化が起きたと経済学者たちは言う。中間レベルの給与の仕事が消滅し始めたのだ。特に大卒の資格を持たない米国人にとって、今日の新規雇用はサービス部門に偏っている。グローバル・スタンダード(米国流)に合わせていたら、この米国の惨状が明日の日本の姿となるんでしょうね。亡くなったジョブスには悪いけど、商売が攻撃的すぎるんだよな~。ゲイツは金の亡者だし。 ゲイツ財団が遺伝子組み換えバナナ開発に投資するんだって・・・アメリカやな~。 <各国の法人税減税の動き>12/15上場企業の7割が法人税を納めていないのだより県知事時代の苦い経験が蘇ります。就任した翌年、県内に本社を置く大手精密機器メーカーが赤字転落し、法人事業税の納税額がゼロ円となってしまいました。 インクジェットプリンターで知られる件(くだん)の企業は、500億円を超える資本金。連結売上高は1兆円。にも拘(かかわ)らず、債務超過が続く電気機器メーカーの親会社となったのが「理由」です。 一度、欠損が生じると、数年間に亘(わた)って「合法的」に納税義務が生じません。その間も著名な芸能人を起用し、TVCMを大展開する企業であろうとも……。実際問題、住民税に当たる法人県民税を年間僅かに80万円、納めただけでした。法人税を引き下げねば日本経済は弱体化する一方だ、と「財界人」は唱和します。が、3大メガバンクに留まらず、上場企業の7割が法人税を納めていないのですから、片腹痛い限り。 即ち、M&Aで際限なく膨張し続ける企業は税を逃れ、僅か3割の律義な企業に“過重な負担”を強いる現在の欠陥税制を改めてこそ、公正な社会。その為の方策として僕は、外形標準課税の導入を予算委員会の場で主張してきました。(文字数制約のため省略) <遺伝子組換え農作物の審査結果が信用できない>(文字数制約のため省略) <モンサントの手口>(文字数制約のため省略)1日の文字数制限で一部削除しましたが、全文は「ここ」に入れておきます。
2012.05.07
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<日の丸ファンドに望むのは>エルピーダ買収劇には日の丸ファンドが育てた実を米資本が刈り取った構図も見えるが・・・・ 税金を失った責任は誰にあるのか?・・・・役人がからむ無責任共同体ではないのか?産業革新機構という日の丸ファンドがあるが、その出資金は財政投融資特別会計から出ているようです。産業革新機構サイトより、経営方針、資金源を見てみましょう。 産業革新機構とは我が国と日本企業にとって、「今まで慣れ親しんできたビジネスモデルに拘ることなく、従来の業種や企業の枠にとらわれずに、その発想と行動において自己変革と革新を推し進めていくこと(=オープンイノベーション)」が重要な鍵となります。産業革新機構(INCJ)は、この“オープンイノベーション”の考え方に基づき、次世代の国富を担う産業を創出するため、産業界との連携を通した様々な活動を行ってまいります。〇産業や組織の壁を超えた“オープンイノベーション”の考えに基づき、新たな付加価値を創出する革新性を有する事業に対して「中長期の産業資本」を提供すると同時に、取締役派遣などを通じた経営参加型支援を実践し、企業価値の向上を全面的に支援していきます。〇異なる組織に属する専門家が集まって新規事業を検討する場づくりを後押しする他、技術・アイデアを事業化する人材を発掘し、投資先等へ派遣するプログラムを構築するなど、当社が直接関与しない場合も含めた“オープンイノベーション”実現のための社会基盤育成を推し進めていきます。〇民間人主体の組織運営を行いつつ、業種にとらわれず幅広い投資が可能な人員体制を構築しております。〇企業、金融機関、投資ファンド、法律事務所、会計事務所、コンサルティング会社、人材紹介会社、各省庁等との協業・協力を通したミッションの実現を志向しております。〇小規模案件から大規模案件(数百億円単位)にも対応可能な投資能力をもち、フラットな組織で迅速な意思決定を行う体制を整えております。【株主概要】〇国:出資総額1,420億円(政府による出資は、財政投融資特別会計(投資勘定)によるものです)〇企業:出資総額100億円(各5億円出資。ただし日本政策投資銀行は10億円)産業革新機構の投資案件一覧国家ファンドが起業をサポートするという意気は良しとするが・・・・中台韓が跋扈するこの業界だから、財投の運営では勝てそうな気がしないし・・・・負けてもお咎めなしではないだろうか?AIJと社保庁OBは投資ゲームに失敗したが、日の丸ファンドにしても似たような体質ではないだろうか?ということで、渡邊さんの「10年後に食える仕事、食えない仕事」から、半導体、プラズマパネルの敗戦のあたりを見てみましょう。 <今日の渡邊さん語録2> <コモディティー化で拡大する「重力の世界」>p197~200より 典型例が半導体で、1980年代は日本の製品が強すぎて、パソコンに内臓するDRAMでは世界シェアが8割超にもなり、日米半導体交渉(1992年)で「日本市場に占める外国系半導体のシェアを20%以上に」と約束させられたことまであった。つまり、かっては付加価値の高い製品だったので、「無国籍ジャングル」な研究者が世界に先駆けて発明し、「グローカル」な開発者が製品開発を手がけ、「ジャパンプレミアム」な技能職が国内で生産して隆盛を極めていたわけだ。 それが2000年代以降、技術的にキャッチアップした韓国で低コストの半導体が量産されるようになると、一気にコモディティー化(汎用品化)が進み、重力の世界に引き込まれた。日立製作所とNECが1999年に設立したDRAM専業メーカーであるエルピーダメモリは韓国勢に敗れ、一時はシェア5%を切るまでに凋落。2009年に産業再生法適用を受け、公的資金の注入も受けた。 日立、三菱、NECから再編されたルネサスエレクトロニクスも2010年にグループ4千人規模のリストラを発表し、本体でも希望退職により約1500人を削減。都内の半導体組立て工場(青梅市)は2012年3月に閉鎖される。また、三洋電機の半導体事業も大幅リストラのうえ米国企業に事業ごと売却された。この間、10年余りである。 そして現在、絶望的なスピードで進んでいるのが、薄型テレビのコモディティー化だ。ソニーのテレビ事業は2011年3月期まで7期連続の営業赤字。パナソニックも薄型テレビ事業が2009年3月期から3期連続の営業赤字となり、2010年1月に本格稼動したばかりの、世界最大の生産能力を誇るプラズマパネル工場(尼崎市)を、2011年度中に停止することを決めた。最新鋭の工場が、なんと2年と持たなかったのだ。(中略) その薄型テレビの次に「重力の世界」に向かっているのが、シャープや京セラが圧倒的に強かった太陽電池だ。中国勢にシェアを奪われ、半導体やPDPと同じ流れにある。最後の砦として踏みとどまっているのが自動車産業であるが、電気自動車の時代に移ると、一気にPCのようにコモディティー化が進み、同じ轍を踏む、とも言われている。この流れのスピードは誰にも見通すことはできないが、その方向は変らないだろう。「自動車の一本足打法」とも言われる日本の製造業は破滅の瀬戸際で、そうなると、失業率も一気に上がる可能性がある。とにかく、エルピーダの買収先は中国の国家ファンドとか韓国企業でなかったのがせめてもの救いであるが・・・・おりしも、4月にジャパンディスプレイという日の丸企業が出現したが、産業革新機構が資本金の70%出資しているそうです。4/2ジャパンディスプレイが発足、「間接コストは1社分、企業価値は3社分以上に」 より ソニー、東芝、日立製作所の中小型ディスプレイ事業を統合した新会社であるジャパンディスプレイは2012年4月2日、東京都内で発足会見を開いた。 ジャパンディスプレイの資本金は2300億円。出資比率は、官民ファンドの産業革新機構が70%、ソニー、東芝、日立製作所の3社がそれぞれ10%となっている。従業員数は6200人。事業統合前の3社の中小型ディスプレイ事業子会社であるソニーモバイルディスプレイ、東芝モバイルディスプレイ、日立ディスプレイズの2010年度(2011年3月期)の売上高を単純に合算すると5016億円となる。中小型液晶ディスプレイの世界シェアは約20%(2011年度末時点の推計)とトップに位置する。2015年度の売上高目標は7500億円。また、2015年度までの株式上場も計画している。 <エルピーダとは違う> ジャパンディスプレイの親会社となる産業革新機構の投資は国家予算を基にしている。国家予算を投入するという観点では、2012年2月に倒産したDRAM大手エルピーダメモリと同じであり、投資回収に対する責任は極めて大きい。大塚氏はかつて、エルピーダメモリのCOO(最高執行責任者)を務めていた。 同氏は、「官民ファンドではあるものの、産業革新機構は2009年から2年間を掛けて、ジャパンディスプレイに対する投資の見極めを行った。こういったプロセスは、政府から直接投資を受けたエルピーダメモリとは状況が異なる。また、DRAMは毎年技術が進化し、それに合わせて莫大な投資が必要になることが問題だった。一方、中小型ディスプレイは、技術進化のスピードはDRAMほど速くない。高付加価値の中小型ディスプレイである低温ポリシリコン液晶ディスプレイの製造パネルサイズは、当社でも最大で第4.5世代(730×920mm)である。これをさらに大型化することは容易ではない。技術進化の速度はDRAMより2回り以上遅い。つまり、投資額はDRAMほど大きくはならないはずだ。現在保有する液晶ディスプレイパネル工場が、全て減価償却が終わっていることも大きい」と説明する公的資金280億円を米企業にくれてやったエルピーダとは違うんだそうですね。とにかく、日の丸ファンドに望むのは、too little too lateという役人根性に陥らないことだと思うのだ。
2012.05.07
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米中相手に、ニッサンのゴーンCOEの手腕はたいしたものではあるが・・・・ニッサンとトヨタで法人税率が同じであっていいはずがないと渡邊さんが説いているので拝聴しましょう。最近買った「10年後に食える仕事、食えない仕事」という本より引用します。<“負の雇用貢献税”で雇用を国内化する>p207~208より トヨタ自動車は、中国江蘇省に、次世代エコカーの研究開発拠点の建設を始めた。中国で開発したハイブリッド車を現地生産し、2015年に中国に投入する方針で、開発陣は一千人規模だという。日本人を赴任させると莫大なコストがかかるため、その多くは中国人になる。 政府が無策だと、開発拠点も海外にしか作らなくなるのは当然の流れだ。特に新興国では、マーケットに近いところで開発し、生産するほうが効率的で低コストになる。開発拠点や量産工場を国内に置いてまっさらな状態で戦うとハンデ戦になり、中国・韓国勢に勝てない。もはや国内に必用なのは、世界展開の拠点となるマザー開発拠点、マザー工場だけだ。これは半導体やPDPの敗戦史から明らかである。 となると、雇用政策として、ハンデ分を国が補填しないかぎり、失業率は跳ね上がる。そこで、“負の雇用貢献税”が必要となる。簡単に言うと、『マーチ』をタイで生産して世界中に売るなどして国内生産比率が3割を切っている日産自動車と、国内生産比率が45%で業界一高いトヨタが同じ税率ではいけない。トヨタにとって減税となり、日産にとって増税となり、全体で中立となるような税制にしないと、雇用は流出する一方である。 現状は、「日本のメーカーとして国内100万台生産を維持したいが、この円高では・・・」とゴーンCOEが政府にプレッシャーをかけ、政府のほうは「日本のためになんとか空洞化させないようお願いしたい、立地補助金を拡充するかも・・・」という状況で、両者が精神論の域から出ていない。国が恣意的に個別企業や個別地域に補填すると企業活動の自由が制限されるため、単純に平均よりも雇用に貢献している企業には減税を行う、つまり負の雇用貢献税をかけるほうが合理的だ。ベーシックインカムという馴染まない手法、概念よりは、渡邊さんが提唱する「負の雇用貢献税」のほうが皆の理解が得やすいし、導入のハードルは低いのではないか?と思うわけです。(大使、横文字というだけで毛嫌いする態度は改めましょうね)かって ニッサン「ヴェヌーシア」という車で、ニッサン「ヴェヌーシア」は既に中国車という一面を持っているわけで、テクノナショナリズムもへったくれも無いわけですね。・・・と書き散らした大使である。その点、雇用問題に結びつけて法人税率にまで言及する渡邊さんは、素晴らしいでぇ♪渡邊さん言うところの「重力の世界」が加速して中小企業の倒産に歯止めがかからないが・・・ニッサンがいち早く国外に逃げてトレンドを作った罪は大きかったのではないか?
2012.05.06
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バトル・オブ・ブラジルとも呼ばれるテリー・ギリアム監督とユニヴァーサル社COEとの壮絶な確執を見てみましょう。リドリー・スコット監督も会社の方針に抵抗してディレクターズ・カット版を作ったようだが・・・・ギリアム監督の作品のほうは上層部が作品を理解できなかったというから、作品自体が異端だったのかも(笑)【テリー・ギリアム映像大全】ボブ・マッケイブ著、河出書房新社、1999年刊<未来世紀ブラジル>p118~122より しかしながらアメリカ人はもう少しさめていた。映画の製作中にユニヴァーサルの支配層が変りシドニー・J・シャインバーグという名の男が責任者となった。シャインバーグはギリアムについて確信を持てなかった。自ら製作会社をプープー(うんち)・ピクチャーズなどと呼び、社用箋に尻に矢をつきたてたボッシュの絵画の人物を使うような男を彼はあやしんだ。『未来世紀ブラジル』の144分版についてもいっそう彼は怪しんだ。シャインバーグの主な不満は単にその長さだけではなく、むしろ映画の調子にあった。彼はもっとロマンティックなものを求め、ハッピー・エンドさえ欲しがった。つまるところ彼は映画をいっさい理解していなかったのだ。 辛辣な風刺で管理機構を突いた一作が官僚をほほ笑ませることに失敗しても意外ではない。それは1985年1月23日、ユニヴァーサル・スタジオのアルフレッド・ヒッチコック劇場で重役向けに行われた最初の試写の後、明らかになった。「最初の重役向け試写の後、僕は映写室にいて、連中の頭と肩がこわばるのを見てたんだ」ギリアムは振返る。(中略) こうして火蓋を切った“バトル・オブ・ブラジル”は12月まで続いた。ギリアムは当初、映画を11分短縮するカットに同意していた。が、それでもシャインバーグは納得せず映画配給に応じないと脅かした。これはミルチャンにとって数百万ドルの損失を意味しており、ギリアムは製作者の彼に最終的編集権を放棄するよう説得される。ただちにシャインバーグは撮影された映画のフィルムをそっくりLAに輸送するよう求めた。LAには彼の率いる編集者チームが映画の3分の1を切り詰め、ロマンス要素を増強し、ハッピーエンドにすることで完全に映画を去勢しようと待機していた。(ここで編集されたものは後に米TV放映版となっている) この間、ギリアムは映画を救おうと必死に努めた。計画された南カリフォルニア大学でのアーサーナイトの映画講座における学生向け試写は、ユニヴァーサル側の弁護士の主張で開幕直前に中止された。ギリアムはシャインバーグの子分格スピルバーグのために試写をして彼を味方につけようとした。大いに気に入ったスピルバーグだったが、よき指導者を追い打つ動きに乗ろうとはしなかった。(中略) 最初の試写からほとんど1年後の1985年の12月、アーノン・ミルチャンはLA批評家協会のために内々の試写を何度か用意した。批評家たちはこれに応え、未公開の映画『未来世紀ブラジル』に作品賞、脚本賞、監督賞を贈った。ギリアムはこのニュースを『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観て戻ったところで耳にした。他に方法を見いだせぬまま、ユニヴァーサルは133分のアメリカ編集版を同じ月、アカデミー賞選考の対象となる週に封切った。映画は後に、脚本賞と美術賞2部門でオスカーの候補となった。が、1986年2月、ようやく全米公開にこぎつけた映画はユニヴァーサルのあまり熱心ではない宣伝のせいもあって興行的成功は手にいれそこなった。 とはいえ最終的にギリアムは勝利をおさめている。彼の映画は公開され、あらゆる人の目にふれた。当時、彼はむしろ喜んでいた。「いやな経験をここまでできるものじゃないよ」と勝利の報せを聞いた彼は「デイリー・ミラー」紙に語っている。「顔の見えない輩を公の場に引きずり出したんだ。彼の言葉が彼自身を糾弾しているよ。でも僕はシドがほんとは好きでシドもきっと僕を好きだと思う」『未来世紀ブラジル』を作った男にしては驚くほど楽天的なコメントだが――。 「おかげで長いこと僕を悩ませていたものから自由になれた」と当時、ギリアムは述懐している。「要は20世紀後半に生きる要求不満からかな。人の生活はより豊かになったように見えるけれど、実は制御しにくくなっただけだ。『未来世紀ブラジル』はアメリカで、安易に定義づけられた公式に従うみたいな映画作りの方法に抵抗して蓄積されていた多くのエネルギーの核になった。僕は連中の型に押しこめられることを退け、だからこそ擁護されたんだ」――多くの人間が『未来世紀ブラジル』をテリー・ギリアム映画の決定版とみています。ご自身の最高傑作だと思われますか?ギリアム;どうなんだか。恐らくもっとも個人的で悪魔祓い的な映画ではあるだろうね。これを作って解放されることが必要だった1本、僕を怒らせるものごとを、より多く含んだ1本だった。僕のどの映画よりもこの映画をみんなは話題にするね。映画好きを、そしてお騒がせ好きな連中を他の映画より強烈に刺激した1本。 『未来世紀ブラジル』に何があるのか、僕には分からない。ただ何かがあるって感じが大事なんじゃないかな。封切り当時、批評は控え目にいっても割れていたんでね。勝手気まますぎるとか、視覚的不協和音だとか、人間が描けていないとか思われていたんだ。批評はジョナサン・プウライスに触れようにもしないでさ、デザインとかルックやらを云々するのに忙しくてね。明らかに僕はあそこにまだ誰もしたことのないようなひとつの世界を、空気を創りだした。でも僕としてはあれはドイツ表現主義芸術、あるいは『メトロポリス』や『カリガリ博士』といった映画から踏襲したものにすぎないんで。 ただ『ブレードランナー』がしなかったことをしようと努めはしたな。だってあの映画はラストで魂を売り渡してしまってるから。『ブレードランナー』のエンディングが大嫌いだから。『未来世紀ブラジル』の結末はあの映画への反発となっている部分も多いね。実際、素晴らしい映画で、僕の期待を膨らませておきながら、いきなり夕陽に向かって去っていくあのとんでもないラストになってしまうんだから。『ブレードランナー』のエンディングを嫌ったギリアム監督は、『未来世紀ブラジル』では編集権をほぼ守り通したようですね。そのあたりについてウィキペディア「ディレクターズ・カット」を見てみましょう。wikipediaディレクターズ・カットよりアメリカのハリウッド映画では伝統的に映画の最終的な編集権(ファイナル・カット)は映画の製作者であるプロデューサーが有する。そのため、映画監督(ディレクター)は成功するとプロデューサーを目指す(他に映画はプロデューサーのものとされているため)。ディレクターズ・カットは、プロデューサーによって不本意な編集を行なわれた監督が、当初劇場公開されたバージョンとは別に、改めて編集した映画のバージョンを呼ぶ。映画館で再公開されたり、ビデオでリリースされる。ちなみに大使としては、COE、プロデューサーの権限が強すぎるハリウッド映画を見限っているんですけど。
2012.05.06
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「テリー・ギリアム映像大全」という本にジャバー・ウォッキーの詩と絵が載っているんですが・・・若きテリー・ギリアム監督はジャバー・ウォッキーの詩にインスパイアされたそうです。ジョン・テニエルによるジャバウォック それは映画作家ギリアムの頭の中をぐるぐるとめまぐるしく駆けめぐるある詩句にインスパイアされた作品だった。駄馬魚鬼に気を付けよ、吾子! 噛みつく顎、掴みくる爪!邪武邪舞の鳥に気を付け、 たけりまく蛮駝支那魑に近寄るな!(ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』高山宏訳)このジャバー・ウォッキーの絵にインスパイアされた大使は、この絵のいきさつをネットで検索したのですが・・・次のエントリーがヒットしたので、引用します。ちょっと横道(?)。ジャヴァウォックの詩より鏡の国のアリスを読まれた方はお気づきと思いますが、このジャヴァウォックという怪物は、本編に出てくるわけではありません。七月先生のお話では、テニエルの挿絵のジャヴァウォックの絵が実は鏡の国のアリスの表紙になる予定だったそうで、でもあまりに恐ろしいので、取りやめになったとか。この絵で、アリスらしき人物が果敢にも、この恐ろしい怪物に剣を振りかざすところが描かれていますが、本編ではこんな描写はないのです。ジャヴァウォックの詩という、難解な詞を、ハンプティ・ダンプティがアリスに問答するというやり取りは書かれていますが、実際アリスはこの怪物に会ったわけではありません。でも、ちょっと変だよねと七月先生と有里。他の挿絵は、ちゃんと本編からの内容を拾っているのに、この絵だけどこにも描写がない。「ジャヴァウォックは、こちらの世界でのある意味死の象徴のようなものだと思うんですよ」と七月先生。人間の女の子であるアリスも、こちらの世界では伝説の生き物として、珍しがられます。老ライオンとユニコーンに「ホントに人間の女の子がいるなんて」的な驚かれ方をするアリス。でも、『お前が俺の存在を信じるなら、俺はお前の存在を信じる』という、あの言葉が出てきます。異界で異端の存在であるからこそ、死の影(ジャヴァウォック)と戦うことが出来たのではないのか、と。なかなか深いなぁと思いました。wikipedia『鏡の国のアリス』よりガイ・フォークス(イギリスの祭日)の前の寒い日にアリスは暖炉の前で子猫と遊んでいました。いつものように子猫と空想遊びをしていたアリスは暖炉の上に掛けられた大きな鏡が通り抜けられるような気がしたかと思うと次の瞬間には鏡を通り抜けて向こう側の世界に抜け出ていました。アリスはそこで「ジャバウォックの詩」という、鏡に映さないと読めない鏡文字の本を見つけます。鏡の中の家を出て、庭に入ったアリスは、おしゃべりをする花たちに、花と間違えられてしまいます。さらに、その庭でアリスが出会った赤の女王様は、アリスがチェスの試合で8番目の列まで動けば、アリスを女王にしてあげようと持ちかけます・・・・・・wikipedia『ジャバウォックの詩』より文中に出てくる単語の多くは、キャロルによって創作されたかばん語である・・・とのこと。夕火の刻、粘滑なるトーヴ遥場にありて回儀い錐穿つ。総て弱ぼらしきはボロゴーヴ、かくて郷遠しラースのうずめき叫ばん。『我が息子よ、ジャバウォックに用心あれ! 喰らいつく顎、引き掴む鈎爪! ジャブジャブ鳥にも心配るべし、そして努(ゆめ) 燻り狂えるバンダースナッチの傍に寄るべからず!』ギリアム監督の絵コンテがええでぇ♪
2012.05.05
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エルピーダメモリが米企業(マイクロン)に買収されることが決まったようですね。日米とも台湾にEMSしているので、これでDRAMに関しては韓国vs日米台連合の争いが始まるわけですね。米資本、日本の技術、台湾の製造コストを合体して、韓国に対抗するわけであるが・・・・日本の儲け、日本の雇用にはあまりプラスにならないのが歯痒いところです。渡邉さんの本「10年後に食える仕事、食えない仕事」の用語を使えば・・・・日本が開発したDRAMならうまく立ち回り「ジャパンプレミアム」になるはずであったのに、韓国の集中スピードに負けて「重力の世界」に引き込まれてしまったのです。買おうかどうか迷っていたけど、生鮮食料のように足が速い経済現象を取り扱う本なので・・・・結局この本を購入したのです。(今読まないと置いてけぼりをくいそうです)【10年後に食える仕事、食えない仕事 】 渡邉 正裕著、東洋経済新報社、2012年刊<内容紹介より> グローバル化やIT化の進展によって、日本人の職の72%が急速に価値を失いつつある。世界経済の悪化が、その変化のスピードをさらに早めるだろう。失業は増え、給料の下落は止まらない。本書は、この困難な時代に立ち向かうために書かれた「仕事・職の航海図」だ。 あらゆる仕事・職を4つに分類、日本から消えゆく職業、逆に最後まで残る仕事などを豊富なカラー図版やチャートを使って分析しながら、では私たちはどのように対処すべきかを明快に論じる。 職の本で定評のある著者が放つ衝撃の一冊。就活中の学生も、現状に不安を感じているビジネスパースンも、定年後の再就職先に悩んでいる世代も必読です。 さあ、あなたの選んだ仕事は10年後もあると言えますか?<大使寸評>グローバル化、IT化が進んだ昨今、韓国や中国に伍して日本の強みを生かす仕事とは何か?外国人にとってハンディとなる日本語が、日本人の強みであるとする著者の切り口など、気に入っています。Amazon10年後に食える仕事、食えない仕事 とにかく、中国の国家ファンドとか韓国企業の買収でなかったのがせめてもの救いであるが・・・・自由市場とは過酷なものである。この買収劇には日の丸ファンド(産業革新機構?)が育てた実を米資本が刈り取った構図も見えるが・・・・税金を失った責任は誰にあるのか?・・・・役人がからむ無責任共同体なのかも?AIJ問題の海外版なのか?産業革新機構の投資案件一覧は美味しい買収対象一覧とも言えるのか? 企業連合でサムスンに勝てるのか?という気がするのですが・・・・ジャパンディスプレイには産業革新機構が70%出資しているだけに、エルピーダの二の舞とは違うやろなぁ?と危惧するわけです。渡邊さんのコラムを10年後に食える仕事、食えない仕事byドングリに載せています。
2012.05.05
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27日の浜坂ハーフマラソンが迫ってきました。連休後半ともなると、ここいらで一発ガツーンと長距離走をかまさなあかんで!ということで、今日ははやる気分にまかせて、110分コースに繰り出したのです。3年ぶりくらいになるコースであるが、ハーフマラソン前の練習なんて気分任せのイケイケでいいのである♪宿毛マラソンをこなしたせいか・・・・・ハーフがイケイケで走れそうで、これもフルマラソンの効用なんでしょうね。ということで、急に距離を延ばしたので、帰ってくると・・・・・動くとイテテテ状態でおま。(これを称して、年寄りの冷や水という)体は人なみに老化しているかもしれないが、気分だけは若い大使である(単なるアホやで)
2012.05.04
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ちょっと旧聞になるが、中国企業が北朝鮮へミサイル発射台車両の車台を販売したというニュースが気になっていたので、検索したが・・・韓国のハンギョレ新聞がヒットしました。4/23米、北朝鮮ミサイル支援疑惑をめぐり中国圧迫より 米政府は20日(現地時間)、中国の北朝鮮長距離弾道ミサイル開発支援疑惑と関連し、中国を相手にこの問題を公式提起したと明らかにした。ヴィクトリア・ヌーランド国務部スポークスマンは定例記者会見で、“私たちは現在進行中の北朝鮮問題議論過程の一環として、中国政府の支援疑惑を提起した”と話した。レオン・パネッタ米国防長官も19日、下院軍事委員会で‘中国が北朝鮮ミサイル開発を支援したかどうか’という質問に“(北朝鮮ミサイル開発に)中国から何らかの援助があったと確信する”と、非常にはっきりとした語調で明らかにした。これと関連し、国連の調査も進行中だ。 米国は、中国のとある会社が幽霊会社を通じて北朝鮮に16個の車輪のついたミサイル発射台車両の車台を販売したとし、これを重大な問題だと見なし攻勢の手綱を握り締めている。 ジョージ・ブッシュ行政府で国家安保会議(NSC)アジア担当選任局長を担当していた国際戦略問題研究所のマイケル・グリーン研究員も“中国は腐敗が蔓延している上、国営企業は相当な自治権が保障されている”とし、“北朝鮮と取り引きする企業らに対し、中国政府がまともに統制できないシステムである”と説明した。一部では、北朝鮮がその会社を通じて輸入したと疑われるこのミサイル発射用車台を、木材運搬用で使うつもりだとうまく言い繕った場合もあるという主張も出ている。 しかしとにかく米国は今回の機会を活用し、中国政府を相手に北朝鮮との軍事取り引きを中断する国連決議案を遵守することを繰り返し要求し、圧迫している。駐米中国大使館側はこれに対し、中国政府は国連制裁に違反していないと公式否認している。よく取材したものだと思うが、この新聞社の取材力には日本メディアは見習うべきではないか。一方、その後の国連安保理の北朝鮮制裁がへたれているのですが・・・・そのあたりを、NHKニュースより引用します。5/3安保理 追加制裁3社にとどまるより 北朝鮮が、人工衛星としている事実上のミサイルを発射したことを受けて、国連安全保障理事会では、北朝鮮に関係するおよそ40社を対象に追加制裁を行う案が検討されていたものの、中国が慎重な姿勢を示したことから、最終的な対象企業は3社にとどまることになりました。 北朝鮮による発射を受けて、先月16日に国連安保理が採択した議長声明は、発射を非難するとともに、北朝鮮への制裁を強化するため、15日以内に対象となる企業を追加で指定するとしていました。日本、韓国、アメリカ、それにEU=ヨーロッパ連合は、安保理に対して、制裁対象とすべき企業のリストを提出し、安保理では、北朝鮮に関係するおよそ40社を対象とする案が検討されてきました。 しかし、一連の協議の結果、北朝鮮の伝統的な友好国である中国が慎重な姿勢を示したことから、最終的な対象企業は3社にとどまることになりました。これに関連して、中国の李保東国連大使は2日、記者団に対し「議長声明は順守するが、その手続きは適切でなければならない」と述べ、協議で、制裁は必要最小限にとどめるべきだと主張したことを示唆しました。「中国に対して国連安保理の力の無さが明らかになりました」と書くべきであるが、国民の聴取料で成り立っているNHKとしては、政府見解を乗り越えてまで旗幟を鮮明にはできないようです。ハンギョレ新聞とNHKでは資金力に圧倒的な違いがあるが、もしかして取材力にも違いがあるのではないか?
2012.05.04
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ギリアム監督の絵コンテがええでぇ♪ ということで・・・『テリー・ギリアム映像大全』を読み進めています。大使の場合、やはり映像美術という見方になりますが、そのエッセンスを紹介します。ジャバーウォッキーという竜のような怪物が、ギリアムを魅了したようです。<ジャバーウォッキー>p61~67より それは映画作家ギリアムの頭の中をぐるぐるとめまぐるしく駆けめぐるある詩句にインスパイアされた作品だった。駄馬魚鬼に気を付けよ、吾子! 噛みつく顎、掴みくる爪!邪武邪舞の鳥に気を付け、 たけりまく蛮駝支那魑に近寄るな!(ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』高山宏訳) ルイス・キャロルによる1872年のこの詩の大部分はナンセンスの最良の見本だ。操作された言語の韻をふんだコラージュはパイソンの一員ならば歓び勇んでとびつく類のものだろう。テリー・ギリアムにとってはそれは映画の素だった。「この詩と、それから『ホーリーグレイル』のために思いついて使わなかったいろんなアイディアとがあったんだ」とギリアムは映画の起源を振返る。「直線的なアプローチというものは僕には一切ないんで。この詩は基本的にナンセンス、意味をなさないものだけど響きがとても好きだ。きまぐれで音楽的でシュールレアルで、僕の中にあるものを魔法で呼び出してくれる、単に映像的なものだけでなくてね。とにかくぴたりとくるんだな」(中略) 周囲の人々の中には、それまでの10年間にわずか2本しか作られていない中世コメディに手を出すことでギリアムが意図的に自らを転落の道へと追い込んでいるように見る者もあったかもしれない。が、彼にとってそれは子供の頃から憧れ続けた世界であり、60年代、今やその故郷とみなす地、欧州への旅に彼を駆り立てた情熱の源でもあった。「要は大人になれないってことじゃないかな?」と監督は笑う。「騎士、お城、お姫さま、そして竜、退治しなけりゃいけないもの、続けられるべき探求の旅――これが基本的ジョセフ・キャンベルの世界。いつもこの世界が好きだった。中世の絵画も好きだし、当時の人々の想像力の働かせ方も好きだね。そこには奇妙な力をもつ者や悪魔たちが棲んでいる、そういう類の現実性、直写性、具象性をもつ想像力。とにかく映画を作るならこうしたビジュアルは最高じゃないか」(中略) 生身の人間の演出へと大きなジャンプを決めた元アニメーター、ギリアムは熱心にその映画のほぼ全シーンを絵コンテに落とし込もうとした。が、映画作家としてのキャリアを積むにつれ、便利なテクニックと感じたこの術に頼る率はより少ないものとなっていった。「僕によくあることのひとつは、ものを書こうとしている時に、絵を描き始めてしまっているってこと」と彼は言う。「絵コンテは僕にとって文章を書くのと同じなんで、絵を描いて物語っているんだ。別の方法でね。絵が僕に物語を教えてくれるから。描くって行為によってアイデアも変っていく。うまくいっている時は本当に魔法のようだね。 『ジャバーウォッキー』の頃はまだまだ自信がなくて、絵コンテにすごく依存していたから、描いたとおりをスタジオで再現することにとても厳格にこだわっていたね」(中略) 1977年4月、映画が公開されると批評家たちはギリアムが実際、何かをつかまえているという点で一致した。もっともつかんだものの正体については誰も定かではなかったが。既成の価値を破壊する監督は映画をめぐるおなじみの窮地に陥っていた。肝要な点を明らかにするためギリアムはブリューゲルやボッシュのみっちりと描きこまれたキャンバスと自らの作品を好んで比べてみせる。彼の映画を批評するアメリカの評論家にも彼はまたこの指摘を試みたがあまりうまくは伝わらなかった。(中略)「ぜひ達成したいと思っていたことは『ホーリーグレイル』よりもうまく時代の雰囲気を出すことだった。それはうまくいったと思う」とギリアムはいう。「本物のグリム童話の世界を映画にしたかった。すごく凄惨なんだけど、何よりしたかったのはそういうものだったと思う。配給会社をなんとか説きふせ、ようやく土曜の朝の子供向け映画として見せることができたんだけど、子供たちはあの映画をものすごく気に入ってくれたね。ものごとに対するその開放性ゆえに子供たちはもっとも知的な観客だと、僕はずっと考えてるんだ。あらゆる映画で僕がしようとしているのは多分、大人をもういちど子供にするってこと。子供と同様に何かを体験できるようにしてやることなんだ」ギリアム監督が『ブレードランナー』やシド・ミードのデザインに対する反動を語っているけど・・・・このあたりが大使のツボを突くわけです。<未来世紀ブラジル>p109~116より テリー・ギリアムがロンドンに住んでいるのは好ましいことだ。無論、必ずしもロンドンである必要はない――どこでもいいのだ。ただハリウッドから離れているべきだと、賢明にも彼は心得ている。あの映画産業都市との関わりが意図せずその機構のばかばかしさを露出させていく以上、彼には距離が必用だ。良かれ悪しかれ映画を取り巻く物語は映画の描く物語を常に反映し、増幅させる――とのギリアム自身の考えが『モンティ・パイソン人生狂騒曲』につづく2本の映画ほど的を射ていたことはない。『未来世紀ブラジル』そして『バロン』はともに銀幕上でも舞台裏のできごととしても現代映画界に大きな影響を残した2本となっている。前者は存在に報復する機構によってのっぴきならない状況においこまれ、抹殺される人間の物語で、システムに対するギリアムの批評となっている。2本目はほとばしる妄想が廃頽的蕩尽をめぐる現代メディアの話へと変る様を示した。細部を検討してみれば『バロン』は力強い作家の理論を空しいものとして、壮大な失敗としての生産過程をめぐるほとんど悲喜劇的な光景となってしまっている。一方『未来世紀ブラジル』は組織に対するひとりの人間の胸おどる英雄譚となっている。あるいは怪物ジャバーウォッキー(=ユニバーサル映画社)はデニス(=テリー・ギリアム)によって退治されたということもできるかもしれない。もっとも皮肉なことに『未来世紀ブラジル』の究極的な成果は、管理機構を変えたことではなく、それを宣伝したことにあった。『未来世紀ブラジル』をめぐる闘争は意外にも映画会社の側を魅力ある存在とするのを助けた。かって観客は入場券の値段ならば知っているという程度のものだったが、今や彼らの多くが暗闇でポップコーン片手にみる映画の制作費やタレントの出演料まで心得ている。かりに『スター・ウォーズ』が現代映画界の景色を変えたとすれば『未来世紀ブラジル』はその事務処理を一変させた。(中略)「1940年代にアメリカで育った人間にとって、リオに逃げる、南アメリカに逃げるというのは、人にできるもっともロマンティックなことみたいな感覚があったんでさ。あの歌が僕にぐっときいたのはそのせいなんだ。要は逃避行ってことなんだな」監督は後にその映画を“ハムステッド初の1500万ドル級市民映画”と銘打ったもした。これは関係者の多くがロンドン北部の地にほとんど隣接して住んでいたことにちなんでのことだった。(中略) ジョージ・オーウェルの『1984年』の影響はきわめて明らかとみえる。「でも『1984年』を読んだことはないんだ」といささか誇らしげにギリアムはいう。「ただある種の著作が僕をひきつけるのは、読んでなくてもわかってしまえるって点なんだよね。そのくらい原型的なイメージだってことだろうな」影響としてはオーウェルよりもフランツ・カフカだとギリアムは強調し、“虹を掴む男ウォルター・ミティとカフカが出会った映画”と評してもいる。後に彼は記者の助言にしたがって「フランク・カプラとカフカが出会った映画」とこれを修正した。 (中略) 『未来世紀ブラジル』の撮影は1983年11月に開始された。3ヶ月にわたるロケがパリの巨大なポスト・モダン様式のアパート地区マルヌ・ラ・ヴァレで行われ、その冷ややかな街路と小奇麗なデザインはサムのアパートの基調を提供した。『未来世紀ブラジル』の多くの視覚的様式はギリアムのぬけめないロケ地選択に負っていた。なかには当時、未開発のロンドン港湾地区もふくまれ、そこにある廃棄された発電所の冷却塔は、サムの究極の家となる拷問室のロケ地を監督に与えている。映画の主要なセットはロンドンのウェムブリーにあるリー・インターナショナル・スタジオに組まれ、懐かしのLWT撮影所は『笑わせ方心得てます』でギリアムが最初にテレビの仕事に手を染めた地でもあった。 プロダクション・デザインのノーマン・ガーウッド、特殊効果監修ジョージ・ギブス、そして美術監督ジョン・ベアードとの密接な作業をとおしてギリアムは『未来世紀ブラジル』の独特の世界を造りだしていった。それは過去に根ざしたありうべき未来の様相、あるいはギリアムが時に用いる表現をかりれば“現在のB面”だった。『未来世紀ブラジル』のデザインに、そして実は映画全体にも大きな影響を与えた1本がリドリー・スコット監督作『ブレードランナー』だった。「テクノロジーを創出しようとしてたんだよね」とギリアムは述懐する。「そういうことが多すぎるとは思うんだけど、これもまた何かへの反動なんだ。つまりここでは『ブレードランナー』への反動。『ブレードランナー』は本当に僕をわくわくさせたけど、それからがっかりもさせたんでね。これに対する反動ってわけ。あの映画ではミド・シードにすべてのデザインをさせた。それで突如、大作にはどれもデザイナー、デザイナー、デザイナーって感じになってしまった。1日の文字数制限で一部削除しましたが、全文は「ここ」に入れておきます。コマーシャルフィルムで糧を得ていたリドリー・スコット監督はエドワード・ホッパーの絵を意識しているそうだが、一方、漫画、アニメーションからスタートしたテリー・ギリアム監督はブリューゲルやボッシュの絵を意識しているそうです。おふたりの映画作品にその好みがなんとなく表れているように思います。田舎の子を自認しているギリアム監督はもしかして、都会的なものにコンプレックスがあるのかもしれないが・・・・『ブレードランナー』を賞賛しつつも、そのコンセプト重視の映像美に「反動」して、コラージュ手法を駆使した未来のITマシーンを創造したりしています。・・・・ええ味出てるでぇ♪(笑)ちょっと横道。ジャヴァウォックの詩未来世紀ブラジル byドングリ
2012.05.03
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