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横浜のカラスの話しにはドキッとしますね。H『30日午前7時55分ごろ、横浜市中区相生町の路上で通行人の男性から 「カラスが死んでいる」と神奈川県警加賀町署に通報があった。横浜市や 県警が確認したところ、周辺の半径約100メートルを中心に、路上やビ ルの屋上でカラス17羽とハト1羽の死骸が見つかった』・・・というニュースには、時節がら驚かれました。今後“横浜市の衛生研究所がカラス4羽を回収して鳥インフルエンザのウイルス検査を実施する”というこですが、鳥インフルエンザではないことを願うばかりです。ということで、ウイルス病とカラスについての記事の再掲載です。2009年前後の記事ですが、ご参考までによろしかったら。 ↓「カラスの死体が消える理由〔わけ〕」1993年に刊行されたUFO研究家の矢追純一氏による『カラスの死骸はなぜ見あたらないのか』。なかなかインパクトのある題名ですよね。しかし、この本・・・肝心のカラスの死骸はなぜ見あたらないのかという疑問の解答はありません。本の副題に、あなたの常識がひっくり返る本とかいてあるとうり、カラスの死骸のゆくえは、この世に隠された「ある重大な事実」を解くための重要な手がかりとして引用されているだけなんです。どうも矢追さんは、「カラスの死骸がほとんど見つからない」という不思議を例にとって、現代文明の不思議さや人口問題、それに環境破壊問題といった新しい世界観を語りたかったらしい〔あくまで推測ですが〕。なんだか、UFOもののテレビ番組みたいな/笑。が、本の刊行から10余年、矢追さんの言葉は現実のものとなりました。カラスの死体は ・・・ 多くの場合、ほんとうに消えるのです。ただし、このカラスの死体の一般社会からの消失の原因は〔矢追さんの唱えた〕超常現象が理由ではなく、ある組織の手によるもの。しかし、たとえ手段はちがえども矢追予言は現実のものとなったのですから、驚かずにはおられません。さて、そして・・・カラスの死体を採取する組織とはいったいどんな組織なのでしょう。テレビ番組の 『V』 や 『X-ファィル』 を連想したくなりますよね、矢追さん関連ですから。が、ちがいます。もっとあなたにも身近な組織。それはまずは保健所なんです。現在、全国各地の保健所では、カラスの死体を採取しています。たとえばそして、厚生労働省は、全国都道府県や警察にカラスの死亡を早期発見するよう協力を求めているんです。上記の組織が、カラスの死体を発見回収する理由・・・それは西ナイルウイルス。主として蚊が媒介する熱帯性の伝染病の検査です。 西ナイル熱の流行では人での流行に先立ち(2~3ケ月前)、まずはカラスの死亡が見られはじめるという経験に基づいています。厚生労働省は西ナイルウイルスが日本へ上陸するかもしれない とみて、カラスの死亡数の増加を流行予測の一つの手段として調査を進めているというわけなんです。 西ナイルウイルスの話は こちら 。そして、ことは西ナイル熱だけではおさまりません。大流行が発生すると甚大な被害がでる鳥インフルエンザの予察事業として、環境省や農林水産省の要請による全国都道府県でのカラスの死亡実例は、調べられて行きます。 ノアの箱舟から、洪水後の最初の様子を見にいった鳥であり そして古来より幾多の民族の間で太陽を表すとされる鳥でも あるカラス。・・・この鳥は、じつは 人類の未来を予兆する存在 でもあったりして。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2013.04.30

剪定したラベンダー盆栽、40日後。G〔鉢を順次大きくしていく栽培とは別の〕 植え替えることなく、同じ鉢のままで、剪定しながら盆栽ふうに育てているピナータラベンダーのおはなしの3回目です。03月17日に、伸びていた枝をカットしたラベンダーのその後ですが のの剪定直後 ↓ のの20日後 ↓ のの40日後と、6週間ほど経過したいま、こんなふうに葉が繁ってきました。初回の 剪定した直後の“丸刈りされたヒツジ”といった風情はすっかりなくなって/笑、 樹形を整えていくかんじの軽い剪定が必要になってくるほどに生長してまいりました。とったわけで、今回は ピナータラベンダーの植え替えなし・盆栽ふう栽培の、剪定約6週間後の姿 のご紹介でした。 使用している鉢土は、こちら 。そして鉢の管理の鉢の穴あけ作業 ですが、この6週間の間に3回ほど実施いたしました。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.30

「おもろうてやがてかなしき化けし猫」GB日本の怪談ものの代表格としてかか欠かせないのが、『化け猫』ものです。その話のなかで、お屋敷の主人の奥方や母親に成り変った猫の変化が、〔まるでその正体を自ら露見するかのように/笑〕行灯の油を夜な夜な舐める場面は、怪談話しの名場面といえるでしょう。そのシーンのあとの、“見たな~”という定番の名ゼリフには、ぞくぞくしてしまいます。そして個人的にもっと好きなのは、この化け猫の“招いた手”の動きで、ヒトを自らの意のままに操ったり、逆にヒトの動きを止めしまったり〔いわゆる金縛り〕もできること。「自分の念をヒトに送り込むことによって、自分の意のまま心のままに他人を操作すること」を テレキネシス〔念力〕という言葉で表現しますが、そういう意味では、化け猫はすぐれた超能力者であるともいえますよね。そして、化け猫物語の魅力は、それだけではありません。じつは化け猫は、“善良であったはずなのになんらかの罠や策謀によって無念のうちに命までも奪われた飼い主の無念”を晴らすために、〔悪人なのに善人のふりをした〕権力者に復讐していることがほとんどなのだという点です。そう、じつは化け猫は、多くの場合は 正義の味方で忠義の士。それなのに最後には討ち取られてしまうという、この律儀なゆえの哀しさはどうでしょう。・・・じつに美しく魅力的だとは、おもわれませんか。そんな忠義な生きものである化け猫の像が、熊本にできました。その名も 玉垂、その謂れと姿を伝えたニュースは こちら です。 この普門寺の玉垂の場合は、主人である玖月善女といっしょに 身投げして亡くなっている点、そして祟られた側の相良氏によ って実際に供養されている点が、従来の化け猫話しとちがって おります。・・・けっこうリアルなお話ですよね。 こちら 。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.28

農業の再生を本気で考えるなら。G「農業は、規模拡大と農産物のコスト削減で再生できる」とするかのような官邸主導の諮問会議による農業提言には、大いに疑問があります。ということで、2011年の当ブログの記事の再掲載ですが、よろしかったら〔燃料費もそうですが、そもそものイカの値段が安いというイカ釣り漁船の休漁の話しにも通じるのではないかと思うんですよね〕。 ↓耕作が放棄された理由を見れば、農業が衰退した理由もわかります。そこでまずは、2010年に農水省が公表した耕作放棄地に関する全国市町村の意向調査からみていきます。 ちなみにこの調査は2004年度にも行なわれたもので、今回が2回目。2009年度に全国1780市町村を対象に、山間、中間、平地、都市的の4地帯別に発生要因や今後の対策などを聞き、1561市町村(87.7%)から回答を得たという頼もしい調査なんです。 この調査による耕作放棄の発生要因ですが、 『発生要因に「高齢化・労働力不足」を挙げた市町村が約2割で最も多か った。次いで「農産物価格の低迷」「収益の上がる作物がない」との回答』 と、されています。また 『耕作放棄地の発生防止策としては、所有者への啓発・鳥獣害防止・新規 作物の導入などの項目』 が、どの地域でも、はいっているのが特徴でしょうか。 この結果について農林振興局は、『特効薬はないので、地域の実情にあった総合的な対策が必要』というコメントを発表しています。 ・・・ということなのですが、現場にいるものの一人として、特効薬についての意見はおおいにあります。必要なのは、総合的な対策よりも、作られた作物の高価格です。これにつきます〔消費者の皆さまにはもうしわけないのですけれど〕。 農産物を作っても利益が上がらない、さらにはコスト割れして赤字になることも多いことから、耕作放棄地が発生する〔ヒトが減るから獣がやってくる〕のです。 話をわかりやすくするための極端な話しで申し訳ないのですが、いつでも下のような話であれば、日本中の耕作放棄地なんかたちどころに解消です。引退した農業者も、新規就農者も、腕に覚えのあるガーデナーだって、大挙して土地に押し寄せるにちがいありません〔下の価格は、あくまでご祝儀相場ですので、その点ご了承くだいね〕。↓ おはなし そのいち。 『北海道・当麻町の特産品の高級スイカ「でんすけすいか」の初競りが 14日、北海道・旭川市で行われ、一玉20万円の値がついた。 でんすけすいかは皮が黒く、濃厚な味わいが特徴。14日朝に旭川市で 行われた初競りでは、最も高いもので去年と同じ一玉20万円の値が ついた。今年は5月、6月と天候に恵まれたため、甘みもあり、良い 出来だという。 一玉20万円のでんすけすいかを競り落とした旭川市の海産物販売会社 では、数日間、店内に展示した後、関係者に振る舞うことにしている』 おはなし そのに 。 『高級果物として知られる北海道の夕張メロンの初競りが17日朝、札 幌市中央卸売市場であり、最高値は2個150万円だった。世界不況 の影響で2個50万円だった昨年に比べ3倍の高値で、これまでの最 高額は2008年の2個250万円。 落札した仲卸会社「蔵重商店」は「天候不順で苦労した生産者に報い たいという思いがあった」。落札したメロンは、昨年12月に市場開 設50年を迎えたことを記念し、競りを活気付けてきた卸売会社の元 社長らに1個ずつプレゼントされた。 夫婦で市場に見学に来た札幌市の男性(65)は、「予想以上の落札 額。(自分には)高根の花」と驚いた様子だった。』 経産省のみなさま、経営規模の拡大や土地の所有権の話しでは ないと思うんですよ。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.26

田植えは「虫のしらせ」で。G 連休の前後に田植えをされる農家さんも多いことと思われますが、そんな田植の時期の判断に昆虫を活かすというおはなしになります。なんといっても本年は天候が不順。夏のような陽気がきたかと思えばまたまた冬に逆もどりといった無茶な天候 の連続ですものね。南九州地方の早期米の田植の時期である3月20日の記事ですが、よろしかったらご参考に〔ちなみにこの回を掲載したあと、2度3度と霜が降って農産物の被害が少なからずでちゃいました〕。 ↓『収穫時のおコメの値段を考えれば早く田植をしたほうがよいのだが、 田植えの時期が早過ぎると霜害を受ける可能性があり、そうなれば 肝心のおコメの収穫時期や収穫量に影響を受けることにもなりかね ない・・・。はてさて、毎年毎年大きく変動する気象のなかで、田 植えの時期を判断するのは、なかなかにむづかしいことであるな』というところまでが、前回までのおはなしでした。そして今回は、そのような田植えの時期を決定する判断材料についてのおはなしとなります。そして そのはなしの結論ですが・・・ その判断材料のひとつとして昆虫の存在を利用するという手があります。 というのも、昆虫は気温の上昇とともに生命活動を開始するという性質があるからです。たとえば日本に住む昆虫は〔もちろん種類によって差はありますが〕おおむね 5度から10度でうごきだす〔姿をみせる〕という性質がある。そんな虫たちの存在を田植えの時期の判断に活用すればよい・・つまり、水田のまわりに、ある種の昆虫が姿をみせてくれたら、それを田植えを開始しても良い時期だと判断するというわけです。より具体的にいうならば、わたくしの判定材料に使う昆虫は、モンシロチョウとキリギリスであり、たとえば ● 田畑にモンシロチョウが舞い始めている ● 予想より早く、孵化したてのキリギリスが田のまわりの草にいたとなると、田植えを急いでも霜害の心配はない・・・というふうに気象を予想して、田植えを開始するするわけです。はんたいに、暖かいように感じられたとしても ● 越冬していたモンシロチョウの、舞う姿が見受けられない ● 田のまわりの草に、孵化したてのキリギリスの姿がないということであれば、田植えの時期を先延ばしにします。いじょう私論ではありますが、経営的に重要な意味を持つ早期水稲の田植の時期を決定するには「虫のしらせ」を利用していますよというおはなしでした。さてそこで、記録的な高温がつづいている本年の南九州地方においての、昆虫から判断する今年の田植の時期なのですが・・・ ■ 越冬していたモンシロチョウの、舞う姿が見受けられないとはいえ、 ■ 予想より早く、孵化したてのキリギリスが田のまわりの草にいるという、ある意味変則的な年であるようです。そこでわたくしの判断としては 田植え後の田の水位を容易に管理できる水田 であるならば、 田植えを10日ほど早めても良いというふうに、条件付きで考えることにいたしましたよ。 ちなみにそんな高温が続くようすです・・・「日本列島は9日、 南から暖かい空気が流れ込んだ影響で関東以西を中心に気温が 上昇し、宮崎県高鍋町で28.5度、高知県四万十市で26. 5度など、37地点で3月としては観測史上最高記録となった。 気象庁によると、3月の史上最高気温だったのは、他に宮崎県 西都市の27.5度、熊本県人吉市26.8度、群馬県伊勢崎 市26.3度、和歌山県新宮市26.1度など。高鍋町の28. 5度は、6月下旬並みという。」 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.25

お花まつりに見た 「ナーガ上の仏陀坐像」。GB 柱とみまがうばかりのでかいトリの話し関連で、おはなまつりで初めて知った仏像にはつきものの、もののはなしです。昨年分ですが、よろしかったら。 ↓4月8日の花まつり、仏陀のお誕生日ともいわれるこの日に『平山郁夫/シルクロードの軌跡展』にでかけた私は、お目当ての仏像展示をしげしげとみていたのでありますが、 この像のお姿をみたときに、なにかただならぬ気配を感じたのです。像というよりも、そう、この陰の部分に。 そしてそのただならぬ気配の原因は・・・像を正面からではなく、斜めの方向から見たときにわかりました。 ののの 仏陀の光背が、 生きもの だったのです。 そしてこの生きものの正体は、仏陀の台座をみてわかりました。光背だけではなく仏陀のお座りになっている台座もまた、この生きものの身体・・ということで、 この生きものこそは、 蛇神ナーガ ということでした。 「ナーガ上の仏陀坐像」と つけられたタイトルどうりに、仏陀はトグロを巻いたナーガの身体の上に乗られて座禅をされていたということになります〔蛇神ナーガとついていれば、わかったのでしょうけれど〕。 ちなみにカンボジアのアンコールトムから出土した、この「ナーガ上の仏陀坐像」にみられる造形は、カンボジアやラオスなどの国々ではよくみかけられものだということでしたよ。 展覧会からかえって調べてみれば、台座にはっきりとウロコ文様が確認できるという、わかりやすい仏像の画像も発見したのでした。 ◎ナーガの伝説 成道後の仏陀がなおも樹下で禅定を続けている間、風雨のひどくなる ことがあった。そこへ蛇神ナーガが現われ、その大きな体で仏陀を 七重に取り巻き、また七つの頭で仏陀の頭上に大きな傘を作り、仏陀 を守ったという。 そしてなかには仏陀というよりも蛇神ナーガを強調したかったような像のののののののののののののののののののののの も あったのには ただただ びっくり。 いじょう お花まつりの日に、はじめて出遭った蛇神ナーガのおはなしでした。 こんなにでかいナーガであったなら、先日の爆弾低気圧でもしのげそう。 長い〔ナガーイ〕蛇神だけに、ナーガというお名前も おぼえやすいそう。。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.21

怖いのは、メアリー・マローン〔健康保菌者〕型の感染症。H重症ともなると、“38℃以上の発熱と1日に10回以上の水様性の下痢や血便を伴う腹痛”などをおこさせる食中毒にサルモネラ感染症があります。この細菌の引き起こす症状を聞いただけでも、サルモネラ感染症にかかると大変だと誰しも思うにちがいありません。が、しかし、です。このサルモネラ感染症・・・興味深いことに、まれに“感染しても発症しない”タイプのヒトがいるのです。これをサルモネラの健康保菌者といいます。この健康保菌者は、サルモネラを持っていても元気であるために、見た目では分かりません。症状がでないので、本人の自覚もない。この自覚がないのが、怖いのです。なんといっても〔サルモネラ感染症にかかっているために〕自覚がないままに自らの周囲に持続的にサルモネラ菌をばらまいていくことになるわけですから。そんなサルモネラの一種であるチフス菌の健康保菌者の代表的な人物として、20世紀初頭の米国のメアリー・マローンという女性が挙げられます。このメアリーさん、〔よりによってというか・・・〕食品関係の職場を転々とした挙句、多数の感染者を出して大きな問題となったといわれていますよ。詳しくは こちら 。というわけで今回は次回関連の資料編として、感染を防ぐものにとってはとても厄介な“感染症の健康保菌者”の例をとりあげてみました。 ちなみに鶏が感染すると極めて高い致死率を示すのが H5N1型 の鳥インフルエンザウイルスですが・・・このH5N1型のウイルスに 感染しても、アヒルは発病しないことが、わかっています。 いうならばアヒルは、H5N1型に対してのメアリー・マローン的な 健康保菌トリであるといえるでしょうね。 そして話しは、 こちら へと続きます。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2013.04.21

増水したあとでは、ときには大漁に。GB 激しい風の吹いた台風一過、倒れた樹木や通路にかぶさる枝葉を かき分け・かきわけて 進む。 勢いこんで、ついつい速くなる足。なんといっても増水した水は、 意外な大物や大量の収穫を与えてくれることもあるからだ。 それをおもって、たどりついた森の中の水辺。 たくさんの流木がながれこんでいる川の増水した水の中から伸び る 蔦でつくったロープ を確認できて、まずはホッとする。 その先にはサカナを採るための大事な籠がくくりつけてある。大 漁な獲物をくれることも多い増水だが、すぎると大事な漁労用具 である籠がながされることもある。 そのあたりの加減がうまくいったことを感謝しつつ、いつもより 重くなっている籠のロープを、水中から突き出たうまい具合につ きでている2本の柱に身体をあずけながらゆっくりと引っ張る。 やがて水面に姿をみせるであろう、いつもより重い籠のなかで、 たくさんはいっている獲物たちの動く姿を想像しつつ、ゆっくり と確実に引っ張る。 そんなときだ。ふと、きづいた。この体を預けるのに重宝してい る柱が、あまりに都合よく水辺に立っていたことに。 あわてて見上げた目線の先には・・・柱の先に赤みを帯びた袋が ぶらがさがっているのが見えた。自分に向かって振り下ろされる ハゲコウのクチバシが風を切る音といっしょに。。ののののののののののののの ・・・みたいな話しを想像してしまいましたよ。このジオラマを みたときには。 それにしてもです。フロレス原人が小さいのを割り引いたと しても、この柱のような足を持ったハゲコウのでかさって、 いったい。。足だけみれば、きっとティラノザウルスなん かの恐竜の足を想像してしまいますよ。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.20

“やつ”は、台風の風に乗って?GB 次回関連の資料として昨年分の再掲載です。↓台風がきたときの楽しみ・・・それは珍しい生物との遭遇です。 図鑑でしかみたことのない珍しい昆虫や鳥たちが、南からの湿った風にのってやってくることがあるからです。 そんな風のなかで 「んんっ、なんだかみなれな“もの”がこっちにやってくるぞ・・・」 なんて、大空を飛んでいる なにか を目にして・・・ しかも、そいつが翼を広げると 2メートルを軽くこしている生き物だったとしたら、それは逃げますよ、とりあえず。映画のジュラシックパーク世代なら、きっと 「プ・プテラノドン!」 なんておもっちゃうかも〔小説では急降下して襲いくるプテラノドンだって登場しますし〕。 そんな2メートル20センチもの大きさを誇る鳥が、和歌山で保護されました。 アフリカハゲコウ のメス、「キン」です。 6月21日に山口県美祢市の秋吉台サファリランドで、イベント飛行訓練中に上昇気流に乗ったまま、行方不明となっていたというキン。 直線距離でいっても、約360キロ移動していたことになりますから、「キン」にとっても、ちょっとした小旅行気分が味わえたのではないでしょうか。〔羽はとりあえず切られていたとはいいますけれど〕おりしも日本海を朝鮮半島にむかって北上していた、台風5号のもたらす南からの風にうまく乗ったのか・・・。 「少し痩せたが目立った外傷はない」ということで、めでたし・めでたしの結末でよかったです。 飼育係の方々も、ほっと安心されことでしょう。おつかれさまでした。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.20

鳥とヒトの立場が逆転したかのような鳥インフル。H “我々は、家禽ではほとんど症状をおこさないウイルスが、ヒトに感染 すると深刻な被害をもたらすという異例な状況に直面している”これは4月11日に 国際獣疫事務所/OIE が、現在中国で発生している鳥インフルエンザ〔H7N1型〕について発した警告の声明です。そうなんです。従来の高病原性鳥インフルエンザであれば、まずは家禽や大量飼育されているトリの大量死がおこるため、その大量死の痕跡をたどっていけば感染源を特定して〔かかったトリを殺処分することで〕感染の拡大を食い止めることができた。しかし、今回の中国で発生している鳥インフルエンザ〔H7N1型〕では ヒトが発症したことで、トリの感染がわかることもあるという、これまでのヒトとトリの立場が、まるで逆転したかのような深刻な被害が発生しているのです。 前回は こちら 。そして、これは〔あまり考えたくない〕次の段階の予想ですが・・・農業の現場をしるものとして、これ以上の感染をひろがげないためにしなければならないことはわかりますよ。それは ふん。大量飼育されているメガファームのケイフン処理の問題です。高病原性鳥インフルエンザであれば、トリの大量死がおこったり、早期発見されて殺処分されたりするためにケイフンは生じにくい。しかし「低病原性」の鳥インフルに感染した場合は、トリは〔感染したことが気づかれぬままに〕ウイルス入りのケイフンを毎日毎日生じさせていくのです。そのような状態のケイフンが、たとえば ■ たい肥置き場に無造作にケイフンが積まれている ■ ケイフンが、近在の農地の野菜の栽培用に散布される ■ なかには一般家庭の自家菜園用に使用されるとしたらどうでしょうか。 〔たとえヒトからヒトへの感染がないままに、このウイルスの性質が推移したとしても〕このウイルスがまん延する可能性は、間違いなく高くなる。そのような事態は、防がなければなりません。なんといっても鳥インフルエンザは、「感染した鳥の排泄物などやそれによる汚染物への接触で感染していく」のはまぎれもない事実なのですから。また、上記のような状態でなかったとしても、鳥インフルンザのウイルスは、ケイフンに接触した、ネズミ・カラス・人・水などでもひろがっていくものなのですから。 → 参考資料/家畜感染症とふん尿の関係についは こちら 。したがってこのウイルスが発見された地域にある農場では、定期的なウイルス検査を行う必要があります。そのうえで「低病原性」の鳥インフルに感染したことが判明した場合には、 トリの処分とともに、ケイフンの処理〔埋設や焼却〕を素早くおこなうという、ウイルス拡散をすこしでも遅らせるための措置がとても大切になるのです。ということで今回は、今回の鳥インフルエンザの特異性と、そのかわった「低病原性」の鳥インフルが 次の段階に移行するのを防ぐために 頭〔感染ルートの解明〕だけではなく、尻〔フン〕も隠そうよというおはなしでした。 渡り鳥も運んでくる鳥インフル。日本も、対岸の火事をきめこむわけ にはまいりません。必要になるのは、ウイルスが侵入したとしても すこしでもウイルスの拡散被害を遅らせるための努力です。 ↓ こちらは 中国語版の「本当は危ない有機野菜」 となります。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2013.04.19

鳥インフルも、こんなかんじで広がったり。H鳥インフルエンザや口蹄疫などに代表される家畜伝染病の感染拡大についての資料となります。よろしかったら、ご参考に。 ↓たとえば日本では、2010年の3月頃に発生し7月4日に終息が確認され宮崎県で発生した牛、豚、水牛の口蹄疫〔28万8643頭が犠牲になった〕の流行がありますが・・・この口蹄疫のまん延に関しての農水省口蹄疫疫学調査チームの報告として次のような見解が発表されいます。『口蹄疫に感染した牛やブタは呼気中やふん尿中に大量のウイルスを排出するため、周辺環境がウイルスで汚染される。川南町を中心とする多発生地域では、多くの発生農場で感染動物を殺処分するまでに長い時間を要したことや、牛の百倍~二千倍程度のウイルスを排出する豚にまで感染が拡大したことで、発生農場の周辺までが大量のウイルスによって汚染されていたと考えられる。また、一部の発生農場においては、近隣に設けられたたい肥置き場への別の発生農場からのふん尿が搬入されていたことが確認されており、ウイルスに汚染されたふん尿を介して伝播した可能性がある。これらのウイルスが飛沫核として飛散し、また共通の道路の使用、野鳥や昆虫などの小動物などによる機械的伝播など不特定の経路を介して周辺農場に広がった可能性がある。』いっぽう、2010年11月に発生し翌年の4月3日に終息が確認された韓国における口蹄疫〔被害家畜数約348万頭〕では、そのまん延の原因として、中央日報が発生中の2011年1月につぎのような見解を報じています。『隣接する台湾と中国、モンゴル、ロシアなどでも昨年に口蹄疫が発生しているが、韓国ほど激しくはなかった。日本も昨年4月に宮崎県で口蹄疫が確認されたが、他の地域には拡散しなかった。それならば韓国だけ“統制不能”が懸念されるほど口蹄疫が広がった理由は何だろうか。 専門家らは全国的に移動する糞尿回収車と飼料供給車を挙げる。これらの車両が全国を回りながらウイルスを伝播しているということだ。実際、安東で初めて発生してから10日以上慶尚北道外に出なかった口蹄疫は12月中旬から京畿道(キョンギド)北部を中心に急速に広まった理由は糞尿回収車のせいだというのが国立獣医科学検疫院の暫定疫学調査の結果だ。 検疫院のキム・ビョンハン疫学調査課長は、「安東で口蹄疫は初めて発生したこと、ある糞尿処理装備開発会社が安東の養豚団地の糞尿2トンを京畿道坡州(パジュ)に持ち込み糞尿乾燥試験を行ったことが確認された。この会社の近くの農家で口蹄疫が発生した」と明らかにした。その後、坡州、漣川(ヨンチョン)、抱川(ポチョン)、江華(カンファ)など養豚農家密集地域で相次ぎ口蹄疫が拡散した。建国大学獣医学科のイ・ジュンボク教授も、「口蹄疫が韓半島で広まったのは、畜産農家が全国に広がっている上、媒介となる糞尿処理車や飼料供給車などが隅々まで走り回っているため」と指摘している。』・・・ということになっています。この2つの考察から、家畜伝染病の感染がひろがる大きな原因として、感染した家畜から排泄されるふん尿の管理不足があるようにかんがえられるのです。そして、いま中国で感染が広がっているH7N9型の鳥インフルエンザに関しても、4月14日につぎのようなニュースが配信されていますよ。『インフルエンザ(H7N9型)ウイルスの感染者が増えていることを受け、中国家禽業協会の常務理事兼副秘書長を務める李朝国研究員は、洗浄、消毒がされていない状態で市場に出回る「汚い卵」は調理の前によく洗うよう呼びかけた。「汚い卵」の表面には鳥インフルエンザウイルスやサルモネラ菌、大腸菌などの病気の温床になる鶏の糞や羽、飼料などが付着している可能性がある。低温または常温の状況で、こうした病原は卵に付着した汚物の中で長く生存できるという。海外では「汚い卵」の市場管理が早くから始まっている。1970年12月29日に米議会はこうした卵の流通を禁止する「卵製品検査法」を採択した。日本、カナダ、オーストラリアなどの先進国ではほとんどが洗浄・消毒を経た「きれいな卵」だ。李氏は、洗浄、消毒が行われない卵を買ったら、まずきれいに洗って乾燥させてから、食料の相互汚染を避けるため、袋に入れて冷蔵庫で保管する必要があると話した。冷凍室は殻が割れたり卵黄が硬くなったりするので避ける。生のまま、または半熟では食べず、よく加熱する必要がある。さらに、洗浄すると品質保持期間が短くなるため、1週間ほどで食べきることが好ましいと説明した。李氏は「卵を割る際に鍋や碗にあてると、不衛生な部分が食べ物に混ざる可能性があるため、卵は必ず洗ってから調理する必要がある」と強調した』というものです。ということで今回は次回の資料として、鳥インフルエンザや口蹄疫などの家畜伝染病の感染がひろがる原因についての考察をお伝えしてみました。 上記の中国の卵のはなし。これは、家畜の排せつ物を利用した 農法や、その農法で生産される農産物に置き換えることも可能 ・・・と思うんですよね。鳥インフルが発生している地域であったら。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2013.04.18

マダニ被害は、とくに春先に注意が必要なのかも。H顔面神経症と関連した「マダニには注意したほうがいいな、と思った日。」をアップしたあと、8日の鹿児島県につづいて 昨日16日には山口県で2例目となるマダニが原因の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスによる死亡事故が発表されました。 ニュースは こちら 。越冬していた個体による被害と思われますが・・・マダニはとにかく空腹でしょうから、冬眠明けの季節には とくに活発に動くのかもしれません。農作業なども本格的にはじめられる時期ですから、マダニがいるとされている地方では、対策のしっかりとした服装で行動するのが無難だろうと考えられます。 治療の甲斐もなく亡くなられた被害者さまには、謹んで お悔やみ申しあげます。「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
2013.04.17

中国の鳥インフルの怖いところは。H今回、中国で発生し、ヒトに感染することで問題となっているH7N9型鳥インフルエンザウイルスですが・・・ ■ ヒトが感染すると死亡することがある ■ 家禽が感染しても、ほぼ無症状という点が怖いですね。これまでのトリにとって激しい症状を示す強毒型のH5N1型なら、トリが死亡することで〔すぐにトリの感染の有無がわかって〕、ヒトが予防措置をとることができた。しかし、今回のH7N9型では、肝心のトリが感染しているのかどうか、その判断がつきにくい。そのために予防措置がまにあわない場面が増えるということになりがちですものね。そして気になる今後の展開ですが・・・鶏やアヒルなどの生きた鳥を扱う市場関係者とその家族などのあいだでの感染者だけではなく、市場関係者以外の感染者が見つかりはじめたときが次のステップへの要注意段階のはじまりだといえるでしょう。 それにしても、今回の“健康保菌トリ”です。まるで “チフスのメリー” のようですね。「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2013.04.16

怖いのは、メアリー・マローン〔健康保菌者〕型の感染症。H重症ともなると、“38℃以上の発熱と1日に10回以上の水様性の下痢や血便を伴う腹痛”などをおこさせる食中毒にサルモネラ感染症があります。この細菌の引き起こす症状を聞いただけでも、サルモネラ感染症にかかると大変だと誰しも思うにちがいありません。が、しかし、です。このサルモネラ感染症・・・興味深いことに、まれに“感染しても発症しない”タイプのヒトがいるのです。これをサルモネラの健康保菌者といいます。この健康保菌者は、サルモネラを持っていても元気であるために、見た目では分かりません。症状がでないので、本人の自覚もない。この自覚がないのが、怖いのです。なんといっても〔サルモネラ感染症にかかっているために〕自覚がないままに自らの周囲に持続的にサルモネラ菌をばらまいていくことになるわけですから。そんなサルモネラの一種であるチフス菌の健康保菌者の代表的な人物として、20世紀初頭の米国のメアリー・マローンという女性が挙げられます。このメアリーさん、〔よりによってというか・・・〕食品関係の職場を転々とした挙句、多数の感染者を出して大きな問題となったといわれていますよ。詳しくは こちら 。というわけで今回は次回関連の資料編として、感染を防ぐものにとってはとても厄介な“感染症の健康保菌者”の例をとりあげてみました。 ちなみに鶏が感染すると極めて高い致死率を示すのが H5N1型 の鳥インフルエンザウイルスですが・・・このH5N1型のウイルスに 感染しても、アヒルは発病しないことが、わかっています。 いうならばアヒルは、H5N1型に対してのメアリー・マローン的な 健康保菌トリであるといえるでしょうね。 こちら 。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2013.04.15

葉野菜の芽立ちがおもわしくなかったら、ひょっとして。H 植え付けの春。 芽だったころのホウレンソウの葉が、縮れたり、こぶ状の小突起ができたりといった症状になり、ひどいときには芯どまりになって成長しない・・そんな経験はありませんか。 じつはこれ、新芽部に寄生する体長約0.6mm前後の小さな虫、ホウレンソウケナガコナダニの仕業であることが多いんですよ。 こちら 。 この虫がホウレンソウの芯の部分に寄生し食害することにより、商品価値を低下させ、特に春作と秋作では収量低下の大きな原因となります。またこの虫が土壌中にもっとたくさんいるときは発芽することさえままならない場合もあるということなので、注意が必要です。 問題になりはじめたのは2005年以降。 2008年には、2度にわたって日本農業新聞が、このホウレンソウケナガコナダニの被害が全国に広がっていることをトップ記事で報じて話題になりました。記事の内容はつぎのようになります。 2008年6月13日分トップ記事。↓ 『ホウレンソウを食害するホウレンソウケナガコナダニによる被害が、全 国39都道府県に広がっていることが12日、本紙の調査で分かった。 環境保全型農業の拡大とともに、同ダニの餌になる未熟堆肥(たいひ) や有機質肥料の利用が進んだことが要因。関係者は「国を挙げて試験 研究に取り組んでもらいたい」と訴える。』 と、いうことでした。 ・・・これは環境保全型農業、いわゆる有機栽培における〔生の有機物使用の〕弊害が出た顕著な例のひとつなんです。 本来土壌中に生息する有機物分解者であったはずのホウレンソウケナガコダニが、環境の変化によって害虫とされてしまった。 ホラーですね。 そして、どれだけたくさんの未熟有機物が全国の耕地で施用されているのかと、心配させられる話でもあります〔土壌に保持できなくなった分は水に乗って環境中に放出されるわけですからヒトにとってもホラーです〕。 ということですから・・ 田畑への有機物の施用に関する、質と量そして回数の規制がない現状としては、「ホウレンソウケナガコダニの被害がでるほ場では、未熟有機物の使用を控えてもらえませんか」と、いまのところは農業者の見識と良心におねがいするしか方法がないわけです。 タネバエ被害について は こちら 。 「キュウリ、スイカ、ピーマン、トマト、ネギ、ニンジン、キャベツ、ト ウモロコシにも被害がでますので、よろしくおねがいいたします」 と、お伝えして、人為的に生態が変えられたダニのはなしはおしまいです。 『現代農業』誌の推奨された農法、「土ごと発酵」が盛んになって から確実に被害が増えたように思えてしまうのですよね、個人的には。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2013.04.12

剪定したラベンダー盆栽、その後。G〔鉢を順次大きくしていく栽培とは別の〕 植え替えることなく、同じ鉢のままで、剪定しながら盆栽ふうに育てているピナータラベンダーのはなしの続編です。03月17日に、伸びていた枝をカットしたのですが のの剪定直後 ↓ のの20日後3週間ほど経過したいま、こんなふうに葉が繁ってきましたよ。前回の 剪定した直後の“丸刈りされたヒツジ”といった風情はすっかりなくなって/笑、よい枝ぶりに育ってまいりました。このあとは、あまり強い剪定はおこなわず、伸びてくる枝の先端部分だけをカットして、樹形を整え行く予定です。とったわけで、今回は ピナータラベンダーの植え替えなし・盆栽ふう栽培の、剪定約3週間後の姿 のご紹介でした。 使用している鉢土は、こちら 。そして鉢の管理の鉢の穴あけ作業 ですが、この3週間の間に2回ほど実施いたしました。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.11

春先の菜園では要注意なタネバエ H ダイズなどの豆類 や、きゅうりなどのウリ類 など、いろいろな作物を食害する小さなウジ虫が出て困られたことはありませんか。 それは タネバエ です。 こんな姿 。 ちょうど全国的にみて、寒さの和らぐ春先からが発生の適期に当たるんです。 鶏フン・豚プン・牛ふんといった動物質のふんや、植物質の作物の残さや生のコメヌカなどといった未分解有機物の腐敗臭 に誘われて成虫がやってきます。 雌成虫は、1個体だけでも700-1000個もの卵を産むっていいますから、いちど出ちゃったら、たとえ薬剤で対処しようとしてもきりがありません。 ださないことが肝心です。ちなみに 薬剤を使用しない対策は2つ。 ● ピートモスで土づくりして、無機質のミネラル肥料を使用 ● 有機物をどうしても使いたい場合は 完熟させたのちに使用 この2つとなります。 タネバエ被害に苦労されている方には、お薦めです。 → 土の作り方の参考例は こちら 。 ミネラルとは無機質の鉱物のことです。有機質ではないんですよ。 いうまでもなく、化成肥料の原料は、その鉱物/ミネラル です。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2013.04.10

いうなれば ラベンダー盆栽。G次回の資料として、3月17日分の再掲載です。 ↓前々回は プラ鉢で大きく育て → 露地 → 挿し木 → 再びプラ鉢・・・という、ラベンダーの「ネバーエンディング・ストーリー」栽培をご紹介しました。 → こちら 。そして今回ですが、もうひとつの趣向として、鉢を植え替えることなく、同じ鉢のままで育てていくという、いうなればラベンダー盆栽のご紹介です。さっそくに育て方のコツですが、 そのひとつは 前回にご紹介した“土中への空気いれ”です。 そしてもうひとつのコツ。 それが、 ラベンダーの茎葉の剪定となります。そのやり方ですが、たとえば このお花が終わりに近づいたピナータラペンダーなどを のののののののの 剪定前 ↓ のの剪定後と、 こんなふうにカットしてしまう わけです。そして、こちらが上の写真のうちの2鉢の拡大写真となります。 枝の太さのかんじからいって、これでだいたい3年ものといったかんじですね。剪定したばかりの時期は、“丸刈りされたヒツジ”といった観がありあり ではありますが、ふた月ほどするとなかなかよい枝ぶりとなってまいりますよ。とったわけで今回は ピナータラベンダーの植え替えなし・盆栽ふう栽培 のご紹介でした。 ラベンダー栽培の大敵は、梅雨の時期の蒸れと、そしてハダニ などの害虫の寄生です。今回ご紹介した茎葉の剪定は、その蒸 れとハダニを防ぐ効果も ありますよ。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.09

農家さんにお薦めしている育苗土の作り方。GとK ガーデニングシーズンの到来 ♪・・・ということで農家さんにお薦めしている土の作り方をご紹介します。よろしかったら、ご自宅用の土づくりのご参考に。 肥料分のほとんどない山土・約1立方m/に、このような資材を混ぜて作りますよ。 ■ 調整ずみピートモス1袋のののの350リットル ■ ゼオライトのののののののののの10キロ ■ 苦土燐酸資材のののののののの10キロ ■ ぼかし肥的な化成肥料ののののの4キロ できあがる鉢土は1300リットル と なります。 でっかい15センチ鉢で820鉢分・12センチ鉢では1500鉢分。わかりやすいように、たとえば15リットルの購入園芸土の大きさにすれば、いちどに 87袋分できることになります。 もちろん、ご家庭のプランター栽培では でかすぎる話ですよね。そこで、たとえばプランターで使う場合の利用法に換算してみますと・・・ プランター栽培に使用する〔肥料分がほとんどなく・やや酸性〕の土10リットルと仮定して、上記の必要な資材の量を計算すると ■ 調整ずみピートモスのののののの3.5リットル ■ ゼオライトのののののののののの100グラム ■ 苦土燐酸資材のののののののの100グラム ■ ぼかし肥的な化成肥料ののののの40グラム といった、扱いやすい量と なります。 このできあがた土の特長ですが、まずは 「無菌」 であること。そして 「今すぐに使えること」 があります。 消毒の手間が省け、作業がすぐにできる ということですね。 というわけで、ピートモスとゼオライトで土づくりをし、その上で 苦土燐酸資材とぼかし肥的な化成肥料を施肥することで 生育の素直な、病気のでにくい土 ができる というおはなしでした〔ゼオライト以外の通常の石灰資材では、肥料 との同時散布はお薦めできません。また施用後1週間程度は土と馴 染ませたいところ・・・となります〕。 つづく。 良い苗作りは、農業の基本 です。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2013.04.09

マダニ被害は、とくに春先に注意が必要なのかも。H前回の「マダニには注意したほうがいいな、と思った日。」をアップしたのもつかの間、本日8日に鹿児島県からマダニが原因の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスによる死亡事故が発表されましたね。ニュースは こちら 。越冬していた個体による被害と思われますが・・・マダニはとにかく空腹でしょうから、冬眠明けのこの季節には とくに活発に動くのかもしれません。農作業なども本格的にはじめられる時期ですから、マダニがいるとされている地方では、対策のしっかりとした服装で行動するのが無難だろうと考えられます。 治療の甲斐もなく亡くなられた被害者さまには、謹んで お悔やみ申しあげます。「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
2013.04.08

マダニには注意したほうがいいな、と思った日。H中国でしか発生していない”といわれていた重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスがじつは日本国内でも発生していたと報道されたのは本年の2月から3月にかけてのことでした。しかしこのニュースを聞いても 仕事がら屋外にいることが多いけれど、それでいてこれまでに 病気を媒介するマダニ類に刺された経験もないし、このぶんで は、これからもマダニに刺されることはないのではなかろうかと、正直にいえば、まるで人ごとのように 私は思っていたのです。けれど、このウイルスに感染したときにみられるという症状を知ったときに、この思いは変わりました。その症状とは 顔面神経症です。このウイルスに感染したときの一般的な症状である“かまれた後に発熱や嘔吐、下痢の症状がある”場合に加えて、まれに顔面神経症の症状がでることもあるというのです。顔面神経症の主因はストレスなどによるものだ・・・と自分かってに思っていただけに、この〔マダニが関係することもある〕事実には驚かされました。というのも、私の知り合いの農家さんたちのなかで、“急に顔面神経症の症状が出た”方が、少なからずいらっしゃるからなのです。そして農家さんといえば、その仕事のほとんどは野外活動ということになりますものね。だから思ったのです。唐突に顔面神経症になった農家さんのうちの幾人かは、屋外活動のなかでマダニにさされたのがこの病気にかかった原因ではなかったのかと。もしそうであれば、農家さんとおなじように屋外活動が多い私も、マダニ刺されて病気になる危険が大いにあるのではないかと。なにせ、ここ宮崎県のダニの分布の状態ですか・・・じつにこのような状態だというのですから。ということで、これからもとくに気になる場所で野外活動するときは、〔メキシコのスズメを見習って〕いままで以上にきちんとした服装で野外活動しなれければならないなと、自戒したのでした。 それにしてもメキシコのスズメですが・・・タバコの害は 知りつつも ダニにやられるよりもまし、とでも考えている のかもしれませんね。 そして、マダニと顔面神経症の関係についてのページは こちら になります。「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
2013.04.08

メヒコのスズメが、ダニの防除に利用するもの。H前回のセロファン関連として、2012年12月に配信されたメキシコ発の「タバコの吸殻はメキシコのスズメにとっては貴重な恵み」というニュースです。ダニなどの寄生性の生物からの害を防止するためにタバコの吸殻が利用されているという趣旨のニュースは こちら 。 動画は こちら 。いろいろなトリがいるものだなぁとおもいつつ、よろしかったら。 単にタバコの香りが好きなだけのトリがいっぽうで、タバコを重視 していたというマヤ・アステカの伝統を守ろうなんていう頑なトリ もなかにはいたりして/笑。「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
2013.04.07

雨天時の刈払い作業は快適。G自分でブンまわす ヴぃぃぃぃん・ブィィィン という、刈払い機の音も聞こえないほどの豪雨の早朝。ここしばらくの農繁期にかこつけておざなりとなっていた、そこかしこの雑草を刈り払っていました。これが 気持ちよく よく切れるんです。日中の萎れたかんじとは大違い。なんといっても草が水分を含んでしっかりとしてますからね。サク、サク、サク、サク 仕事がはかどります。それだけではありませんよ、水分のおかげで小石もとんでこず、しかも 掃除がいらないという一石三鳥ぶりです〔刈りとった草が水の流れにのってひとかたまりにもなってもくれますから〕。雨上がりに片付けるのも簡単なんです。ということで、それようの準備と装備をととのえたうえでの 大雨豪雨時の刈払い作業っていうのは、じつに爽快です。・・・刈払いしたとの熱いシャワーと、その後のきれいになった場所を眺めながらのブランチ。 これが また おいしくって♪ ただし雷雨のときや、刈り払う場所が平坦でない場所などでは お薦めできません。あ、ご近所に住宅がある場合なども、もち ろん騒音には注意が必要ですね。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.06

ガーデニング作業も、靴に手袋・長袖・長ズポンで。H 農作業や庭仕事そしてガーデニングの春到来・・・そんな作業時ですが、やはり基本は 靴に手袋・長袖・長ズポンで というおはなしです。まずは一昨年の晩秋のセアカゴケグモ関連の記事を次回の参考分として、再掲載してみました。彼らも越冬していた場所から動き出す季節になりますものね。 ↓ 外来種の毒グモ「セアカゴケグモ」が、東海地方に生息域を広げている ことを一昨年の10月30日の朝日新聞が伝えました。その時点で、すでに名古屋港や四日市港、その周辺部には定着していたとみられ、現在では周辺住宅地に進出しているケースも多いことが懸念されています。 1995年に、日本で始めてこのクモの生息が確認された大阪府では、庭の掃除中や、庭先に置いたスリッパを履いた時にかまれる実例が多く、昨年の被害は12件と報告されています。 したがって、庭に出て作業することの多いガーデナーは以下の点に注意することが事故を未然に防ぐことにつながります。 ● ガーデニング作業はもちろん、軽い草抜きにも長袖・軍手等の着用を。 ● 庭のサンダル等を履く場合は、履く前に確認 ● サンダルの場合は、靴下を履き、素足での作業は控える。 といったことです。これだけでもずいぶん危険は少なくなりますよね。 また、普段から、防除のために、クモがいそうな場所を確認することも大事となります。クモがいそうな場所とは、たとえば ● 花壇のまわりのブロックのくぼみや穴 ● プランターと壁とのすき間 ● うつ伏せにしてうるカラの植木鉢の内部 そして、わたくしがよく確認場所が・・・ ● 排水溝の側面やふたの裏 ● 芝生や植木などに設置してある水抜き管や配水管の内部 となります。また庭というか、庭以外でも気をつけなければならない場所として ● 自動販売機の裏、クーラー室外機の裏などの人工的な熱源の周り ● お墓参り時の、墓石の花立てと線香立ての間や巻き石などのすき間 といった風のあたらぬところが要注意です。 冬場は彼らだって、あったかいところが恋しくなるんですね。 だから、あぶなくなるのは むしろ・・いま。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2013.04.05

メヒコのスズメが、ダニの防除に利用するもの。H前回のセロファン関連として、2012年12月に配信されたメキシコ発の「タバコの吸殻はメキシコのスズメにとっては貴重な恵み」というニュースです。ダニなどの寄生性の生物からの害を防止するためにタバコの吸殻が利用されているという趣旨のニュースは こちら 。 動画は こちら 。いろいろなトリがいるものだなぁとおもいつつ、よろしかったら。 単にタバコの香りが好きなだけのトリがいっぽうで、タバコを重視 していたというマヤ・アステカの伝統を守ろうなんていう頑なトリ もなかにはいたりして/笑。「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
2013.04.04

セロファンを落とすヒトはだぁれ?H農業用の商品資材がはいっている業者さんのけっこう大きな倉庫があります。その倉庫の一画の、南に面した軒下に、お菓子の箱とか タバコの箱をあける部分についている セロファン が 落ちているのです。ほとんど毎朝。ときには数枚。夕刻、暗くなる前にはなかったはずの、パッケージをあけるときに引っ張る金色などの光る部分のついたセロファンが、毎朝8時前には落ちているのです。はじめは、こう思ったんですよ。「ははぁ~ん。そうか、高校や中学に入学前のやんちゃなボウズ〔複数形/笑〕が、夜にはひと気のなくなる倉庫にやってきて、ここでタバコでも吸ってるな」って。 しかしですね、それにしては、タバコの吸殻は見当たらない。そして吸殻をかたづけるほどの人物であるのならば、これみよがしに箱の上部のセロファンだけを捨てるということもないでしょう。しだいにひろがっていく謎・・・。そして毎朝、捨てられていくセロファン。昨年の3月中旬から始められたこの奇妙な行為は、4月の中旬になっても続いていくのでした。そんな4月も終わりに近づいたある早朝。相変わらず捨てられている数枚のセロファンを拾おうとして膝を曲げたわたくしは、なにかの生きものの複数の鳴き声を耳にしました。ピィピーピィ。ピィピーピィ。それは、かすかだけれど あきらかにトリの雛の鳴き声。倉庫の高い壁のに架けられているトイのちかくから聞こえてきます。さっそく梯子をかけてトイの近くまで昇ってみると、その声は屋根の裏側にあいているわずかなすき間の中からきこえているのでした。おそらくは中に巣があり。その巣の中で生まれた雛が鳴いている。餌を持った親鳥が変えてきたものと勘違いした雛たちは〔なにせむこうからも、こちらはみえませんものね〕われ先にと、いっそう激しくなき始めるのでした。そしてまさにそのとき。倉庫の陰の部分からとんできた飛行物体〔親鳥〕が、わたくしの姿に驚き、方向を換えてとび去っていったのです。よほどあわてたらしく、咥えていたセロファンを空中で放ちながら。春の朝日のなかで、きらきらとひかりながら、そのセロファンはアスファルトの地面に向かって、ひらひらと落ちていくのでした。そして思いましたよ・・・〔見ることが叶わないのだけれど〕雛のいる巣のなかは、きっとセロファンでいっぱいなのだろうなって。なぜにセロファンなのか・・・は、もちろん わかりません。しかしさきほど出会ったこの巣の世帯主は、きっと セロファンが大好きなのでしょうね。わたくしは ゆっくりと梯子を降りていきながら、セロファンで埋め尽くされた巣の一角で、くつろいでいる親鳥の姿を想像したのでした〔子育てで大変なのだからこれくらいの贅沢は させてもらわないと・・みたいなかんじで/笑〕。・・・しかしです。落ちているセロファンって そうそうないのでしょうから、探すのは けっこう大変じゃないかってと思うのです。まあしかし、それでも好きなのでしょうね、セロファンが〔趣味とか、嗜好って、そういうものですよね〕。ということで、今回は 昨年倉庫の一角で遭遇したセロファンファンのムクドリのおはなしでした。ちなみに 今年は、昨年の秋に倉庫の壁の補修がおこなわれたので、昨年の巣の入り口が塞がれてしまい、巣をかけるのは不可能になっています。けれど思うんです。今年も 彼〔だと思う〕は、どこかに作っているであろう巣に、セロファンをせっせと運びこんでいるのだろうなと〔家族には迷惑がられたりして/笑〕。 そういえば、光るものが大好きなカラスや、電柱について いたガイシや白い瀬戸物の陶器を集めていたカラスがいた のも思い出しました。「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
2013.04.03
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