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枝にぶらさがった仏具/お鈴の正体は。本日はひさしぶりの晴天となった宮崎県地方。忘れかけていた太陽光を頭上に受けながら、ここのところの雨でぐんと伸びたマンサクの枝葉を 連休には剪定しなきゃななどど思いをはせながら、眺めるとはなく眺めていたそのとき。マンサクの弾力のある高い枝ズのなかに、仏壇に供えてある仏具のお鈴 のような物体があるのに気づいた。すこし小ぶりではあるが、そして端/はしが少しいびつではあるのだがのの ののの この見た目の丸い形やなにより質感が、わが家の実家にあるお鈴にそっくりなのだ。そこでたまたま手にしていた道具箱から金属製のドライバーを取り出しこれもまたたまたま庭に出してあった踏み台を設置して、このお鈴然とした物体を鳴らしてみようと背伸びし、手をのばそうとしたとき。のの ブブブブーンという 背後からいきなり聞こえた羽音とともに現れた黄色っぽいハチが、くだんのお鈴に着陸[とまっ]て、そしてお鈴のなかにはいっていった。のの のののの 逆光の状態だったのでよくみえなかったのだが、同じく道具箱のなかのライトを取り出して、よくよく内部を照らしてみれば、なかにはたしかに巣があった。どうやらこのハチは越冬から目覚めた段階の コガタスズメバチ。まずはひとりぼっちで、4月の後半の これくらいの時期から巣をつくりあげ、その巣のなかで その後の働き手となるハチ の子育てをするらしい。・・・枝葉の周囲や巣のうえに、このハチの姿だけしか見あたらなかったということで この蜂はおもしろ形の巣を作るトックリバチの仲間にちがいないなどと かってにかんがえ、そして安心して巣にちかづき写真をとっていたのですが、 とりあえず刺されなくてよかったなと いまになって このコガタスズメバチ[未来の女王バチですね]に感謝。ということで今回は、伸びたマンサクの枝のなかに鎮座していた仏具のお鈴の鉢ににていた物体は、 鉢ははちでも蜂のつくったお鉢であったというおはなしでした。 あたりまえのことですが・・・スズメバチの巣は最初から大きい わけではなく、そこには“千里の道も一歩から”“苦あれば楽あり” みたいなそんな情景がハチの世界にもあるのだなと実感。。 ちなみにドロバチは こちら。そしてこんなハチ も。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2016.04.28

そろそろでてくるヒトスジシマカ。 2011年分ですが、参考記事として よろしかったら。なんといっても25度以上の温度があれば、大きな水たまりががなくとも、たとえばガレキのちょっとした水分の中からでも発生してくるやつらですからね。しかも最近ではジカ熱関連でも大きな話題となりましたよね。本格的なガーデニングシーズンとなったいま、みなさま、ご用心を。 ↓ 『そろそろでてくるヒトスジシマカ。』 じっと襲撃のチャンスを待つ・・・。まだまだ。いまじゃない。 いまやつはラベンダーに水をやっているが、やつはこっちに気 づいている。もうすこし、がまん・・・このまま、だ。水をや り終えたとき。そこが勝負になる。 そう、葉の剪定とか、植え替えの日取りや植え替えに必要な資 材をかんがえはじめたとき・・・目の前のラベンダーではなく、 次のラベンダーの作業を考えはじめる瞬間、そのときに隙がで きる。その瞬間を狙って静かに攻撃し、目的を達成したら、早 めに退散する。 それが、こちらがとるべき最良の方法だ。そして欲をかかない こと。できれば、やつにきづかれないうちに退散するのがよい。 おっ、鉢を手に取り始めたぞ。そろそろかな。いや、まだ、も うすこし。そうだな3鉢目くらいのときに静かに背後に回りこ もう。 よしっ、いまだっ。 というわけで、こちらの注意力が散漫になったときを見計らったかのように、 首筋から耳たぶ、顎にかけてのライン、そして肘や二の腕の裏、背中、ふくらはぎ・・・などなど、自分では見ることのできない体の部位を、死角から狙って吸血攻撃をしかけてくる もの それが、ヒトスジシマカ〔いわゆるヤブ蚊です〕。 ヒトの行動と心理状態が、なんて わかるものかわ と、彼女らの凄技には ただただ感心させられてしまいますよ。 「人の接近を察知できる距離はおよそ4~5m」とされているこのヒトスジシマカの能力。しかし、どうにもそれだけではかたづけられない〔ヒトの心理を読む〕能力も併せもっているかのようです。 ちなみに私が被害を受ける場合は、世話をするラベンダーのいずれかの鉢の葉の裏になどで、こちらの注意力が散漫になるまで、じっと しているんですから、ほんとに始末が悪いです。 ヒトスジシマカ。 日中の吸血活動の最盛期は 16~18時。具体的には温度26℃、照度200~6000ルックスの条件下でもっとも活動する・・・これがヒトスジシマカ の 活動特徴 です。 デング熱に、チクングニヤ熱、そして西ナイルウイルスなどなどいろいろな熱帯由来の感染症を媒介する懸念がもたれているだけに・・・みなさま 注意されてくださいね。。 海外でデング熱に感染したのち帰国した患者は9月21日現在で で138例。これは最も報告が多かった10年の244例に次い で多いということで、国立感染症研究所は、現在注意をよびかけ ていますよ。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
2016.04.27

夜明けのカラスの楽しみは。空が白み始めたとたん、窓の外で響き渡るのは バサササササ・・サという おおきな鳥の羽音。どうやら無事に クスガネモチの枝に降り立った羽音だな と思ってすぐに事務所のブラインドをあけると・・・そこにいたのはいつもの若いカラス。カラスにとって充分な空間[ひろさ]があるとはいえないクスガネモチの枝と葉のあいだを、身体のバランスを上手にとりながら 本日もさっそくに 葉にいるシンジュサンの幼虫の 品定めの最中です。そう、あのカラスが朝食に摂るのは、その日の朝用に選んだ一個体。毎朝 一個体だけを選び、その黒光りする嘴/くちばしで器用に捕えそれから飛び立っていくのです。その後はきっといつもくつろいでいるお気にいりの屋根の上などの広い場所に舞い降りて、ゆっくり食べ始めているのでしょう。これが彼の[初夏になって幼虫が繭となりその後成虫となるまでの]晴れた日の朝の習慣なのです。ときどきはサッシ窓のガラス越しばかりでなく、羽音が聞こえるとすぐに戸外にでてみるのですが・・・こちらの存在にきづいた彼は、なんだか獲物をこちらにみせびらかすかのように得意がるかのように、わざわざ口元がみえやすいポーズをとりながら、朝やけの空に向かって飛びたっていきます。いちど獲物をくわたまま、こちらに向かってカァと鳴いて、えものをおとしたことがありましたが、そのときはなんだかバツのわるい顔をしていたようにも思えましたよ/微笑。ということで今回は 愛すべきヨアケガラスのおはなしでした。 太陽の鳥というイメージとしての、カラスのはなし は こちらです。よろしかったら。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2016.04.20

太陽の鳥・カラスのお酒次回関連で2009年分の再掲載です。 ↓4大ホワイトスピリッツのひとつであるテキーラ。国内ではジン・ウオッカ・ラムにつぐ人気を誇ります。「マルガリータ」や「テキーラサンライズ」などのカクテルのベース酒になっていることもあり、日本での需要も毎年増加しているようですね。 さて、そのテキーラ。 リュウゼツラン(竜舌蘭)の一種であるアガベ・アスール・テキラーナを原料として51%以上使用した発酵酒を蒸溜したお酒です。またその製造される産地も重要で・・・メキシコでも、ハリスコ州・ミチョアカン州・ナヤリット州・グアナファト州・タマウリパス州で生産されたものだけがテキーラを名乗れるのだそうです〔なにやら 「薩摩焼酎」をイメージさせる話です〕。 そんなかの地のテキーラの有名ブランドメーカーが『ホセ・クエルボ』。 創始者のホセ・アントニオ・クエルボ氏がスペイン王からハリスコ州の土地を譲り受け、1795年にクエルボ社を創業した・・とされていますから200年以上もの長い伝統を誇るメーカーということになります。 この「ホセ・クエルボ」社テキーラのシンボルとして掲げられているのが、じつは カラス 。テキーラの商業製造と販売を開始する際に、スペイン語が読めない人のために、誰でも覚えやすいカラスの絵をラベルに描き、その絵をシンボルとして樽に貼ったのが、ホセ・クエルボ社隆盛のそもそもの始まりともいわれています〔そもそもクエルボとは、スペイン語でカラスの意〕。 ※ 右端の画はアルベルト・アロウェスティ・イバロラの「曙光」 古代のエジプトでは、太陽の鳥。ギリシャ神話では、太陽神アポロンの使者。中国では、太陽に住む鳥。と、されてきたカラス。そんなカラスの太陽の鳥といったイメージをうまくつかったことが、大成功を勝ち得た理由のひとつだといえそうです[メキシコという国も太陽の国といわれますし、まさにうってつけのキャラクターであったのでしょう]。 日本市場においても、テキーラのトップ銘柄となっているこのメーカーは、いまや世界最大のテキーラ生産量をつくりだしているということで・・・日本有数の日射量を誇り、古代遺跡を抱える点が一致した点でメキシコシティと姉妹都市になっている宮崎市民としてはじつにうらやましいかぎりであります。 そんなテキーラメーカーの老舗「ホセ・クエルボ社」。社内の 廊下にドーンと鎮座する、人ひとりは入れるかという巨大な鳥 かご。そのなかにはカラス一羽が大事に飼育されているとの ウワサあり。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2016.04.04
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