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本能寺の変といえば、伊賀越えですが。大河ドラマで戦国ものといえば、本能寺の変”が つきものなのですが、その場面でかならずとりあげられるものに、家康の伊賀越えのおはなしがあります。 → 伊賀越えについては こちら。 と いうことで 前回の浄土寺の本殿から左手に進み、件の閻魔様の前の路地を抜けて一つ木通りにでてそのまま道なりに坂を上がると、すぐに目にはいるのが、こちらの看板。 [伊賀越え所縁の鈴を祭って創建されたという説もある]鈴降稲荷さまの場所を示す看板です。 道から左手に曲がった先にあるのが、一畳ほどのこじんまりとした鈴降さまのお社。お社のわきには、この稲荷の由緒が書かれた看板があり、この看板曰く ・・・・一説には天正十年織田信長本能寺の変に遭いし折、京阪にありし徳川家康急遽三河に帰らんとて、伊賀越えの際山中にて道に迷いし時、遥かに鈴の音が聞こえるので、その方向にたどりつくと観音堂あり堂主山名孝倫なる者がいて之を迎え厨子の中より三箇の鈴を取り出し家康に献じ、且つ付近の住民を集めて道案内と警護をしつつ伊賀の白子に出、舟にて海路浜松へ帰ることが出来たという。家康は、此の恩義を徳とし、江戸幕府を開くや、孝倫はじめその折の郷民を江戸に召して、四谷に地を給し、これを伊賀同心組とした。よって彼等は一宇の祠を建て、さきの鈴を神鈴として鈴降稲荷と号し伊賀組の鎮守とした。とのこと。 そのような看板の説明をあたまのなかででなんども反復し、いまはいったいどうなっているのかしらん などと、現在の神鈴のありかなどを思いながら、とりあえずお社の鈴をならしてお参りし、そのあと通りのほうに退出し・・・ きた道を逆に帰って、路地のほうから浄土寺の境内に進みつつ・・・閻魔さまとお地蔵さまに鈴のありかや、ひいてはことの真実をおたづねする のが、最近の赤坂散歩時の定番となっております/笑。 今回の大河ドラマの真田丸での、内野聖陽さんの演じる 家康のばたばたの伊賀越えは、個人的には大好きでした。 ハマカーンの浜野半蔵、ドラマ後半もどんどんでてきて ほしいです。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2016.03.20

浄土寺の閻魔さま。短時間で効率よく見どころを回りたいときに活用するモデルコースというのももちろんありなのですが・・・それとは反対に下調べもなにもせず、いきあたりばったりに旅先を歩きまわる・・・というのも、これもまた旅の醍醐味ですよね。ということでウン十年前、に訪れた赤坂の町を彷徨っているときにいきあたったお寺で発見したのが、本堂まえの右手におられる 優しいお顔をされた由緒ありげな鋳造仏。 野外に鎮座されているというのにあまりにきれい。なので、最近安置されたものかと、そのときおもったのですが・・・のちに調べてみると1719年に鋳造された地蔵菩薩坐像さまなのだということで、その歴史の古さにびっくり。そしてこのお寺は、1635年に当地に移転された名刹・浄土寺さまでした。といったわけでこのお寺さまを知ったのもなにかのご縁と、その後も赤坂にいくたびにお参りしているというわけですが、このお寺には もうひとつ、気になってしかたがないお方[像]が、本堂の左手[地蔵菩薩坐像と反対側]におわしまして・・・それがこちらの のののののののののの 石造りの[手作り感いっぱいの・けれど親しみを感じずにはいられない]閻魔さまです。洗練と野生。テクニシャンとラファイター。リンピオとルード。みたいなお互いの特長を際立たせ、見るものに強く記憶させてしまう 右手の地蔵菩薩さまとの、この好対照のコンビネーションや如何に。 と、いうことで 3月12日に咲いていた 梅の花といっしょにパチリ。 子供がわるいことをすると、左手の閻魔さまがしかって 右手の地蔵さまが助けてくださるみたいな、そんな話に もなってたのかなぁ。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2016.03.19

田植えは「虫のしらせ」で。 例年であれば春分の日の連休の前後から早期水稲の田植えをスタートされる農家さんも多いことと思われますが、そんな田植の時期の判断に昆虫を活かすというおはなしになります。なんといってもここ数年は天候が不順。夏のような陽気がきたかと思えばまたまた冬に逆もどりといった無茶な天候 の連続ですものね。ちなみに15日の今朝の宮崎の最低気温は2度前後。“今朝は霜で真白になっていた”という話でもちきりです。ということでカラスノエンドウの繁茂が遅れている今年は27日前後からスタートが主流となるかも。の ↓ の『収穫時のおコメの値段を考えれば早く田植をしたほうがよいのだが、 田植えの時期が早過ぎると霜害を受ける可能性があり、そうなれば 肝心のおコメの収穫時期や収穫量に影響を受けることにもなりかね ない・・・。はてさて、毎年毎年大きく変動する気象のなかで、田 植えの時期を判断するのは、なかなかにむづかしいことであるな』 というところまでが、前回までのおはなしでした。そして今回は、そのような田植えの時期を決定する判断材料についてのおはなしとなります。 そして そのはなしの結論ですが・・・ その判断材料のひとつとして昆虫の存在 を利用するという手があります。 というのも、昆虫は気温の上昇とともに生命活動を開始するという性質があるからです。たとえば日本に住む昆虫は〔もちろん種類によって差はありますが〕おおむね 5度から10度でうごきだす〔姿をみせる〕 という性質がある。そんな虫たちの存在を田植えの時期の判断に活用すればよい・・つまり、水田のまわりに、ある種の昆虫が姿をみせてくれたら、それを田植えを開始しても良い時期だと判断するというわけです。 より具体的にいうならば、わたくしの判定材料に使う昆虫は、モンシロチョウとキリギリスであり、たとえば ● 田畑にモンシロチョウが舞い始めている ● 予想より早く、孵化したてのキリギリスが田のまわりの草にいた となると、田植えを急いでも霜害の心配はない・・・というふうに気象を予想して、田植えを開始するするわけです。はんたいに、暖かいように感じられたとしても ● 越冬していたモンシロチョウの、舞う姿が見受けられない ● 田のまわりの草に、孵化したてのキリギリスの姿がない ということであれば、田植えの時期を先延ばしにします。 いじょう私論ではありますが、経営的に重要な意味を持つ早期水稲の田植の時期を決定するには「虫のしらせ」を利用していますよというおはなしでした。 付け加えまして・・・キリギリスの餌となるカラスノエンドウが 目立ち繁茂しはじめてから、キリギリスが孵化してまいります。 ということで、このカラスノエンドウも、よき判断材料だといえ そうです[あとはタケノコで判断される農家さんも]。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2016.03.15

春先のハウス栽培。うっかりミスには気をつけましょう。G 春先の気象は千変万化・・・昼間にいきなり初夏に近い最高温度になったかと思えば、数日後の朝には気温が冬場の最低気温に逆戻りといったことも往々にしておこります。そんな春先の農業経営のうえでまず第一に気をつけねばならないこと。それが ハウス栽培やトンネル栽培などを行っている場合のビニールの開け閉めで調整されている 施設内の温度管理です。そう、これからの時期の施設栽培においては、なにより晴天の日の日中の施設内の温度の急上昇に注意していかねばならないのです。なかでも気をつけねばならないのがハウスのビニールやトンネル栽培の ビニールを開けて換気をすること自体を忘れてしまうという うっかりミスです。たとえば温度が25度以上に日中気温が上昇する天候下において、ビニールを開けて換気することを忘れてしまうとすると、気温がもっとも高くなる14時前後にはハウス内の温度が50度近くになってしまうことにもなりかねません[いわゆるサウナ状態です]。こうなると施設内の作物を高温障害にあわせてしまうだけでなく、悪くすると結果的に作物の上部の枯死を招くことにもなってしまいますのでとにもかくにも まずは[小さい施設であればあるほど]ビニールの開け閉めの管理に気をつけましょう。ということで今回は、入学とか卒業とか税金の申告といった・とかく想定外の飛び込みの行事が多くなる 年度末の時期のうっかりミスには注意ましょうというおはなしでした。なんといっても燃料費がかからなくなるこの時期からの収穫が、農業経営上は 農家にとってのもっとも“おいしい”野菜 であるのですからね。 この時期のトマト栽培における温度管理について の実際例はこちら。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2016.03.06

花が咲いて。あのカマキリのセンスを想う。朝に肌寒さを感じるようになった昨年のとある秋の日。伸びたマンサクの剪定をしようと、用意した梯子をのぼって枝にハサミをあてたとき、その枝になにかがいるのに気づいた。それは 茶色くて、とても おおきな カマキリ。このカマキリ。 マンサクの数ある枝のなかの、その留っている枝にご執心で・・・どかせようとしても、どいてくれない。思えばカマキリというのは不思議な性質[たち]で、これまでの経験でも、こういったことは何度もあった。たとえばセージやラベンダーの幹などはふつうのことであり、変わった個体の場合では たとえば車のバンパーやアルミ製の窓のサッシ。そしてあるときは物干し竿ということさえもあった。そのときに移動させたとしても、しばらくするとやってくる。そういった経験から今回は、そのカマキリの留まっている、そのご執心の枝の周辺の剪定は 見合わせることとして、つぎの作業にかかった。年が明けて本日。3月3日のひな祭りの日。 満開となったマンサクをみあげながら、ふと くだんのカマキリを思い出し、ハシゴをかけて上にのぼってみたところそこには 卵塊があった。マンサクのお花のなかに、隠された宝物のように産みつけられた卵。 あかいマンサクのお花と、よくマッチした茶色い卵塊。お花ズのなかに、あたかもデザインされたようなみごとな配置ぶり。そんな卵の様子にきづいた瞬間[とき]、なぜか得意顔をしたあのカマキリの顔の映像が クローズアップされて脳裏に浮かんだ。 この卵が孵化したら。子カマキリに、おかあさんの この しごとぶりを、つたえてあげたいなと思いましたね。ええ、やっぱり。「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
2016.03.03

遅れてきた まんさく くん。 次回関連ということで、数年前の3月の末分の再掲載です。ちなみに 今年は、3月上旬のいま 満開です。 ↓休み明けの朝。 「みてくれよ。探していたCLEVEのシャツ。やっと手に入れたよ」 そういって事務所に はいっきたのは、上司の 甘木さん。手にシャツを抱えて満面の笑顔である。 おっ、やりましたね。甘木さん。なかなかのチェックじゃないですかぁ と、いって、話しに花が咲く。そう、このところ上司は、米国製のシャツ探し に ご執心だったのだ。 「このタイプは、チェックのパターンが不規則なとこが いいんだよ」 と、いって 上司は、手に入れたというシャツを広げて見せた。 なるほど~。 CAMCOのものとは、ちょっとちがう柄なんですね。 緑が利いてますね。 まま と相槌をうつ。 そんな会話のなか、仕事の電話がなった。そう、3月の後半、この時期は早期水稲の田植のシーズン。春の農業スタートの大事な季節なのだ。 「おっと、さあ 仕事・仕事。よし、さっそく このシャツを 着ての 初仕事といこう。」 と、ひとりごとをいいながら、 真新しいシャツに着替えた 甘木さんは、現場にいくべく、はや足で 事務所をでていった。 ・・・・と、いうことだったはずだったのだが・・・ 10分後の事務所の給湯室の窓の外、磨りガラスの窓のむこうに佇んで いたのは、さきほどの チェックのシャツを着た 甘木さんの 姿だったのだ。 あれ、甘木さん、まだいたのか。 これじゃあ 〔現場から〕催促の電話がきちゃうかも だよ。 とおもいつつ、わたしは、甘木さんにひと声かけるべく 窓をあけた。しかし、そこにいたのは・・・・上司の甘木さんでは なかったのだ。 そこに。 開け放した窓の外に突っ立っていたのは 。。。。 まままままままままままま この春の寒さで開花が遅れた・・・いわば 遅刻したマンサクくんなのであった。 ことしは おそすぎだよ、まんさくくん。 昨日来の雨もあがって、いっきに満開になっていたマンサクにむかってわたしは 声をかけた。 きっと笑顔 で。。 ひと雨ごとの暖かさかな・・・ということで、遅れていた春も なんとか到来みたいですね。 「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
2016.03.03
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