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2017年8月下旬に行った串本磯採集の備忘録。この日採集されていたのはホムラspをのぞき、家族で来られている1グループのみだった。比較的すいていて解放感があってよかった。シュノーケリング開始時のタイドプールの潮の引きはこの程度。あまり浅くなると泳ぎにくくなるので、これぐらいがちょうどいいかもしれない。引き始めのころはあまり濁っていなくて観察しやすい。別のタイドプールへと順に移動し、観察・採集を行った。写真はイモガイの仲間。転石裏を観察。貝類の卵?観察後は元へ戻しておいた。ササウシノシタの仲間(Soleidae sp.)の幼魚だと思う。胸鰭ははっきりしないし、眼が右側にある。このあといったん採集したが、すぐにリリースした。以前に串本でこの種の幼魚を採集しケースに入れていたら、他魚が全滅したことがある。回顧的に考えるとミナミウシノシタだったのかもしれない。でもミナミウシノシタって串本にいたっけ?いてもおかしくなさそうだが。つづく。
2017年08月31日

写真は以前より飼育している深海性のヤドカリ。水深300mより採集された個体である。ヨコバサミの仲間として、Paguristes doederleiniあたりだろうと思うのだが、実際のところはよくわからない。ところで最近、このヤドカリを別の場所から写真の場所へと移動させた。ご覧の通り沈渣物がたくさん。掃除をさぼっていたのが原因…。(定期的な水換えはさぼっていないが。)でもヤドカリにとって居心地は悪くなさそうだ。時々ハサミで何かをつまんで食べている。エサとなるものでもあるのだろう。やっぱりこちらへ移動させて正解だな。ちなみにバックに写っているのはアズマハナダイ(Plectranthias kelloggi azumanus)。飼育開始から5年が過ぎ、6年目になる個体。とても飼育しやすい魚だと思う。
2017年08月30日

写真はヤセハリセンボン(Diodon eydouxii)。飼育を始めて3週間ほど経過したころ、ポツポツと白点病が出現しはじめた。このとき水温は21℃ほど。通常よりも低めに設定している。白点病の初期。さっそく治療を開始した。水換えの繰り返しにて治療することが多いが、ヤセハリセンボンの場合、治療後水槽へ戻すと再発するんじゃないかなと思われたので、隔離せず、このまま水温を下げて治療することにした。すなわち白点病が発生しない水温にまで徐々に持っていくのである。問題は低水温にどこまで耐えられるかということ。熱帯、亜熱帯に生息するヤセハリセンボン。浅いところから結構深場にまで生息。生息場所と表層水温のマップを見比べながら18℃ぐらいなら大丈夫だろうと予測して、2週間かけて緩徐に水温を低下させていった。もちろん途中で異常が見られたら別の手段への変更を考えて。結果。水温低下途中で白点病の消退と出現を繰り返したが、18℃近くになると消えてなくなり、再発しなくなった。低水温(18℃)でのヤセハリセンボンのエサ食いの低下はなく、また泳ぎに異常を認めなかった。ちなみに尾鰭辺縁の白い点はその後も変化がなかった。擦れあるいはリムフォかもしれない。水温を上げると再発すると思われたので、結局このまま低水温をキープすることにした。Wilkie and Gordon(1969)によると、海水の白点病は19℃未満で発生しなくなるとのこと。ただ18℃台後半だと、経験上消退と出現を繰り返すことが多かったので、この方法で白点病の発生を抑制するときには18℃前後にまで低下させることにしている。
2017年08月29日
1.レビー小体型認知症の患者、やっぱり多い…。2.暴行による急性硬膜下血腫か、 それとも急性特発性硬膜下血腫か…。 出血傾向があるとはいえ頻度的には前者だろう。 司法解剖の結果もやはり前者だった。3.非常勤の仕事が終わり帰ろうと思ったら、 当直中の某先生につかまる。帰るに帰れない…。
2017年08月28日

磯採集を終えたあとは漁港へ。採集・観察目的となる生体探し、そしてタコクラゲの出現状況の確認など、このあたりが目的である。結果ここではタコクラゲを見つけることができなかった。でもそのかわりに見つかったのがこちらのカツオノエボシ(Physalia physalis)。写真は1個体だが、ほかにも数個体見つかった。カツオノエボシは個人的にとても魅力的な生体であり、何度も飼育したいと思ったことがある。このときもお持ち帰りしようかどうかとかなり悩んだ。でも結局お持ち帰りしなかったのだが…。飼育をしたことはないが、実際かなり難しいらしい。(ギンカクラゲならあるがすぐにダメになってしまった経験あり。)触手には毒があり、刺されるととても危険である。ちなみにムラサキダコのオスはこの触手をちぎってつかみ、防御として用いるとのこと。その後宿泊先へと向かった。串本ロイヤルホテル(山側)からの眺望。やっぱりカツオノエボシをお持ち帰りしとけばよかったかな…。そんなことを思いながら宿泊。そして翌朝に帰宅した。おわり。
2017年08月27日

採集した海水魚の一部を紹介。アブラヤッコ(Centropyge tibicen)。採集には時間を費やしたが、タイドプールにいたことが幸いであった。徐々に追い込んで何とか採集した。チョウハン(Chaetodon lunula)。ソラスズメダイ(Pomacentrus coelestis)。前回の採集の時よりも増えていた。コウライトラギス(Parapercis snyderi)。小さなトラギスの仲間。でもこっちよりもあっちの方が多いな。(あっちってどこやねん。)サラサハゼ(Amblygobius phalaena)。少し大きめの個体が多かった。クロユリハゼ(Ptereleotris evides)。エサとして重宝しているハゼだが、今回リリースした。フサカサゴ科の一種(Scorpaenidae sp.)。タナバタウオ(Plesiops coeruleolineatus)の幼魚。ナカハラタナバタウオとの区別に悩んだが、背鰭棘を数えたら11だった。カンモンハタ(Epinephelus merra)?モヨウハタとの区別が実に悩ましい。体側の融合するような一部の斑点はカンモンハタでいいと思うのだが、胸鰭の模様や臀鰭の黒い縁取りを見ると、モヨウハタなのかと思ってしまう。あとハイブリットとかも考えてしまう。ブダイ(Calotomus japonicus)。岩穴で休憩中のところを採集。でもリリースした。つづく。
2017年08月26日

観察・採集した甲殻類の紹介。と言っても今回はかなり少なめ。イモガイヨコバサミ(Clibanarius eurysternus)。小さな個体。串本では少なめだが、沖縄ではたくさん見つかるので、お持ち帰りする気が起きない。ソメンヤドカリ(Dardanus pedunculatus)。宿貝にベニヒモイソギンチャクとモンバンイソギンチャクを付着させていた。スベスベマンジュウガニ(Atergatis floridus)。テトロドトキシンやサキシトキシンなどの毒をもつ有毒ガニ。モクズセオイ(モクズショイ)(Camposcia retusa)。ペットボトルのキャップに収まるサイズ。ここまで小さいのは久々だ。つづく。
2017年08月25日

エサやりのとき。リフジウム水槽のリュウグウハゼ(Pterogobius zacalles)がいないことに気付く。蓋が少しずれて隙間があり、ここからとび出したのであろう。さっそくリュウグウハゼを探した。探すこと1分。すぐに見つかったが、ルリハタを飼育しているところにいる。ルリハタに食べられないようにリュウグウハゼを取り出すことに苦労した。なかなかすばしっこい。何度かルリハタの前に逃げたが、食べられずに済んだ。その後何とかして取り出したリュウグウハゼ。以前よりも大きくなったし、リフジウム水槽も狭くなったにちがいない。そろそろ引越しを考慮すべきかもしれないな。
2017年08月24日

シュノーケリングにて観察したウミウシの一部。コノハミドリガイ(Elysia marginata)。普通種だが美しいと思ってしまう。ゴクラクミドリガイ属の一種(Elysia sp. 7)。ゴクラクミドリガイの仲間、なんだかややこしい。トカラミドリガイ(Elysia lobata)。昨年いることに気付いてから探していたウミウシ。また出会えたことがとてもうれしい。ナマコを観察するとウミウシが付着していた。こちらもゴクラクミドリガイ属の一種(Elysia sp.)だと思うが、さて何者だ?また時間があるときにでも調べようと思う。ほか気まぐれに撮影したアメフラシ類。上:ジャノメアメフラシ(Aplysia dactylomela)。下:クロヘリアメフラシ(Aplysia parvula)。つづく。
2017年08月23日

2017年8月中旬に行った串本磯採集の備忘録。干潮が午前中ということもあり、朝早くから潮溜まりの観察。その後早々にシュノーケリングを開始した。個人的な興味から棘皮動物の観察は欠かせない。こちらはアラサキガンガゼ(Diadema clarki)。(ガンガゼ類において)ここではガンガゼの次に多く見つかる。タワシウニ(Echinostrephus molaris)。岩に穿孔して生息している。そういや不注意に岩をつかんで刺されたことがあったな。トラフナマコ(Holothuria pervicax)。たぶんセンコウカイメン、クリオナの仲間。前回の磯採集で観察した個体かもしれない。オオナガレカンザシ(Protula bispiralis)。こちらは毎回のように観察している個体。写真も何回か掲載している。ヒラムシの仲間。以前に観察したヒラムシ(最後の写真)と同じと思ったのだが、咽頭のサイズ、形状が異なる。ほかにもいろいろと違う点がある。マガキガイ(Strombus luhuanus)。ニチリンイソギンチャク(Phymanthus muscosus)。砂の中に眼がある。フグだな。クサフグあたりかもしれない。ずいぶんと近付いたが眼だけキョロキョロ。逃げる気配はないようだ。ヨウジウオ科の一種(Syngnathidae sp.)。サンゴイソギンチャクの中にいるクマノミ(Amphiprion clarkii)の幼魚。サンゴ礁でシュノーケリング。気持ちがいい。何時間でも泳いでいられる。つづく。
2017年08月22日

砂メインのある水槽を消灯時に観察すると、普段は隠れている魚が見つかる。オトメウシノシタ(Aseraggodes xenicus)。明るいときは砂の中に隠れて見つかりにくいが、消灯時には砂の上に出ていることが多い。このことに気付いてから、消灯前に底砂の上にエサをばらまくことにしている。実際食べているかどうかはわからないが、翌日にはなくなっている。ここにはほかにもいろいろいる。写真はそのうちの1匹、ヒシガニの仲間。砂の中に身を潜めている。以前はピンセットでエサを直接与えていたが、前述の消灯前のエサばらまき作戦に乗じて、直接与えることをやめた。ばらまいたエサを食べているだろうと思うのだが…。ただエサばらまき作戦は水質悪化につながりそうで少し怖い。
2017年08月21日

アケウスの仲間(Achaeus sp.)。2017年7月下旬に串本で採集した個体である。採集時には体、胸脚に藻のようなものを付着させていたが、飼育水槽へ入れる前に観察水槽で経過を見ているとすっかり取れてしまった。付着物が取れたあとの体、胸脚には毛が生えている。これに海藻などを付着させてカムフラージュする。この水槽ではどういったカムフラージュを見せてくれるのかと少し楽しみではあったが、付着させるものがあまりない…。何か入れてあげるべきかもしれないな。
2017年08月20日

ヨミノハゼ(Austrolethops wardi)。飼育を始めてから1年3か月が過ぎ、もう少しで1年4か月になる。当初は海草を食べるベジタリアンとのことで試行錯誤したが、それも過去のこととなった。思っていた以上に順調だ。ただ最近はエサとして与えていた海草(アマモ類)の追加をほとんどしなくなった。それでも痩せはない。既存の枯れ葉は減ってきている印象がある。こちらを食べているのかもしれない。(結局海草あるいは海草の枯れ葉の追加は必要か。)また植物性のフレークフードを定期的に与えているが、これも食べていそうな気がする。あと以前より見られる腹部の膨らみ。卵なんだろうか?気になるなぁ。
2017年08月19日

採集した海水魚の一部を紹介。トノサマダイ(Chaetodon speculum)。数匹いたうちの1匹を何とか採集。ほかはサンゴの陰に隠れてしまった。でも最後にはリリースした。トゲチョウチョウウオ(Chaetodon auriga)。メジャーだがやっぱり綺麗だ。フウライチョウチョウウオ(Chaetodon vagabundus)。チョウチョウウオ(Chaetodon auripes)。ヨコシマタマガシラ(Scolopsis lineata)。フタスジタマガシラじゃなかった。残念。コバンヒメジ(Parupeneus indicus)。体側の楕円形の黄色斑点が綺麗なのだが、撮影時には目立たなくなった。ナンヨウツバメウオ(Platax orbicularis)。お腹パンパンだ。食べ過ぎとちゃう(笑)。ニジギンポ(Petroscirtes breviceps)。たまたまタモに入ったので撮影した。おまけみたいなもの。カノコベラ(Halichoeres marginatus)。イナズマベラ(Halichoeres nebulosus)。地味なベラではあるが、個人的には好きなベラである。サラサハゼ(Amblygobius phalaena)。小さいのがちらほら…。小さいうちは採集しやすい。ハコフグ(Ostracion immaculatus)。ピンポン玉程度にまで成長したものが多かった。サツマカサゴ(Scorpaenopsis neglecta)。ベニカエルアンコウ(Antennarius nummifer)。ほかにもいろいろ採集したが、結局のところ海水魚はすべてリリースした。おわり。
2017年08月18日

採集・観察した甲殻類の一部を紹介。アケウスの仲間(Achaeus sp.)。ほかの生体を観察している際に、隣で藻のようなものが動いたので採集したところ、アケウスの仲間だった。動かなければわからなかったな。カイカムリの仲間。こちらは動かなくてもわかってしまう。不自然なカイメンがポツリ…。そしてカイカムリだろうと。ベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)。ウスイロサンゴヤドカリ(Calcinus vachoni)。クリイロサンゴヤドカリ(Calcinus morgani)。オイランヤドカリ(Dardanus lagopodes)。イシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。Dardanus属の一種。ソメンかサメハダだろうな。よく見つかる小さなカニダマシ類。アシナガスジエビ(Palaemon ortmanni)。青紫の長い額角が特徴的だ。つづく。
2017年08月17日

夏の海。シュノーケリングがとても楽しい。サンゴの上に海藻が付着。そしてその上をゆっくりとシュノーケリングした。もちろんタイドプールも順にシュノーケリング。写真はサツマカサゴ(Scorpaenopsis neglecta)。フサカサゴ科の一種(Scorpaenidae sp.)。転石下にいた個体。ベニカエルアンコウ(Antennarius nummifer)。今年になって串本で3個体目。しかもすべて同じタイドプール。ヨウジウオ科の一種(Syngnathidae sp.)。カンムリヨウジあたりだろうか?サンゴイソギンチャクに共生するクマノミ(Amphiprion clarkii)の幼魚。かわいいもんだ。ノウトサカ属の一種(Cladiella sp.)。これは1ヶ月ほど前の磯採集でシロハナガサウミウシの食害が見られた個体。気になって再確認。食害された部分は以前とあまり変わらなかった。そして肝心のシロハナガサウミウシはいなくなっていた。いったいどこへ行ったんや…。つづく。
2017年08月16日

2017年7月下旬後半に行った串本磯採集の備忘録。ほとんど潮が引いていない状態から少し時間が経過。まだまだこれから引くが、待てないホムラspは次のタイドプールへと移動するのであった。ではシュノーケリングで観察した軟体動物の一部を掲載。ナギサノツユ(Oxynoe viridis)でいいと思うのだが…。気になるのは後方の突起。こんなのあったけ。コノハミドリガイ(Elysia marginata)。今年もトカラが見つかることを期待している。ニシキツバメガイ(Chelidonura hirundinina)。小さいのがちらほらと見つかりだした。ビワガタナメクジ(Dolabrifera dolabrifera)。地味だし、見た目も良くないし…。でも個人的には好きなアメフラシ類だ。オトメガサ(Scutus sinensis)。ウミウシではないけれど撮影したので掲載。シュノーケリングで観察したウニ類の一部。ガンガゼ(Diadema setosum)。ホンナガウニ(Echinometra mathaei)。赤みがかった周口部。タコノマクラ(Clypeaster japonicus)。ウニ類は大したものが見つからなかったが、観察は結構楽しかったりする。石の中に何かいる。センコウカイメン科のクリオナの仲間か?つづく。
2017年08月15日

以前に購入したヤセハリセンボン(Diodon eydouxii)。タイトルのごとくかなりレアな海水魚である。国内で一般の人に販売されたのは初めて(?)かもしれない。(以前に入荷はあったのだが…。)サイズは7~8cmのグッドサイズ。可動性の棘。尾柄上部に棘があり、下部には棘がない。背鰭、臀鰭の先端は尖り気味。背鰭の黒い斑点はうっすらとしか確認できない。尾鰭の斑点ははっきりしていない。いずれの斑点も成長するにつれて明瞭になるのだろうか。あと美しい青っぽい体色。でもこれを見ると以前の青いハリセンボンを思い出してしまう。あのときも期待して調べたっけ…。でも結局普通のハリセンボンだったけれど。懐かしいな。
2017年08月14日

2017年8月11日のブログに掲載したユビナガワモンヤドカリ(Ciliopagurus krempfi)のこと。脱皮の成否が心配になり観察したところ、宿貝から胸脚を出していた。どうやら脱皮はうまく行われたらしい。タイトルの先っぽというのは歩脚末端の指節のこと。写真の通り黄色である。でも実際の先っぽである指節の先端は黒色だったりする。まぁこの写真ではわからないが。
2017年08月13日

深海性のサンゴ、キンシサンゴ(Flabellum deludens)のこと。低水温をキープできれば飼育しやすいサンゴだと思うが、時々膨らんでしまうことがある。膨らむと流されやすくなる。しかしこれは水流量を調整すればいいだけの話なんだが…。(あるいは水流の向きやサンゴの場所を変えればいい。)写真のキンシサンゴは少し前に膨らんだ個体。ほかのキンシサンゴを含めて、半年以上も膨らむことがなかったので、これに対して対処することを忘れていた。すなわち流されやすい状態にあったわけだ。その後案の定流されてしまい、排出口に詰まってしまった。(何度かやっている失敗。またやってしまった。)詰まった時間が長かったのかもしれない。しばらくの間触手の伸びが悪くなった。ちょうど写真右の隣接するキンシサンゴの触手の半分くらい。その後マメな給餌と観察を繰り返し、ようやく触手の伸びが元通りになった。これでひと安心。触手を伸ばしているとやはりうれしいものだ。際立った派手さはないが、飼育は面白いと感じている。
2017年08月12日

ユビナガワモンヤドカリ(Ciliopagurus krempfi)が3週間ぐらい前からエサを食べなくなった。キビナゴ、オキアミとエサを変えて与えてみたがやはり食べない。これはもしや…と思ったら、やはり脱皮していた。脱皮が近付くと食べなくなる。これは当然のことだが、それ以外の原因で食べなくなることがあるから、心配せざるを得ない。あと心配なのは脱皮の成否。しばらくそっとしておくことにする。
2017年08月11日

飼育しているバラハナダイ(Odontanthias katayamai)。今回はそのうちの1匹のこと。飼育場所を移動させるためケースですくった際に撮影した。このバラハナダイは以前のブログに掲載した個体で、右眼上部の潰瘍性病変を治療したあとは、同部の組織が欠損したままだった。そして現在。欠損した右眼上部の組織がかなり再生。色素は脱失したままだがこれはこれで満足だ。実は欠損部の再生に関してはあきらめていた。飼育して観察していると、次第に再生していることに気付いたので、その後の経過として今回掲載した。
2017年08月10日

Prionechinus forbesianusという深海性ウニ。熊野灘の水深350mより採集された沈木依存のウニである。隣の巻貝も同様に深海性。いずれも飼育開始からおよそ5か月ほどである。ウニの現在の大きさが気になったので簡易に計測した。殻径が8mmほど。そしておよそ5か月前は…。殻径が3mm弱。5か月間で倍以上のサイズになっていた。ほかのPrionechinus forbesianusも大きくなっているように見えるのだが、飼育開始時のサイズを計測していない。残念だ。
2017年08月09日

飼育している海水魚のなかにはほとんど見かけないものが何匹もいる。そのうちの1匹がこちらのシュンカンハゼ(Callogobius shunkan)。昨年の7月に串本で採集した個体。飼育してから1年以上になるが、目の前にはほとんど出てこない。しかしながら給餌の気配は察知しているようで、近寄った時には少しだけ頭部を出して様子をうかがっていることが多い。この写真の撮影時も給餌だと勘違いしたようだ。こちらをのぞいて様子をうかがっていた。ただこのままエサを与えずに写真撮影を続けていたら、反対側を向いてしまった。ごめんよ~。明日またあげるから。
2017年08月08日

2017年7月下旬後半に行った串本磯採集の備忘録。ここは串本の某所。ほとんど潮が引いていない状態だ。そりゃ、満潮からまだ1時間しか経っていないからな。浜から近いごく浅いところ。干潮時にはもちろん海水がなくなる。ここをチャプチャプとマリンシューズで歩いていると、何やら見たことがある魚を発見した。それがこちらのナンヨウツバメウオ(Platax orbicularis)の幼魚。枯葉に似せた擬態は見事だが、慣れてくると容易にわかる。それに流れに逆らって枯れ葉が漂っているのもおかしい。漁港では不用意にタモを近付けると、海中深くに潜ってしまうことがあるが、こんな浅いところでは潜って逃げることもできない。慎重に2本のタモで追い込んで採集した。さてどこでシュノーケリングを行おうか。干潮時にできる潮溜まりを思い出しながら、今回はここから始めることにした。と言ってもここはまだ干潮時に海から出てしまう場所。ごつごつとした岩肌ばかりだ。少しだけ深まったところにいたミヤコキセンスズメダイ(Chrysiptera brownriggii)の幼魚。幼魚のときはとても綺麗だ。チョウチョウウオ(Chaetodon auripes)の幼魚。干潮時には潮がひいて泳ぎづらい場所。大したものは見つからなかったが新鮮さがあってやや満足。このあと潮の引きに合わせて場所を移動し、観察・採集を行った。つづく。
2017年08月07日

大阪南港ATCホールで展示されている「メガ恐竜展2017-巨大化の謎にせまる-」へ行ってきました。竜脚類をメインとした巨大化の謎について、最新の知見と迫力ある展示が目白押しでした。リアルな陸の巨大生物の生体復元模型が数多く展示されてありました。トリケラトプス。グアンロン。ティラノサウルス。カルカロドントサウルス。ユティランヌス。パラミロドン。スミロドン。ダイアウルフ。家族連れで来られた小さなお子さんたちが生体復元模型を非常に興奮して見ていました~♪海にすむ巨大生物の展示もありました。その中でも目を引くのがこちらのショニサウルスの頭骨。ショニサウルスは全長21mの魚竜の仲間です。写真ではわかりにくいですが、頭骨だけでもものすごい大きさです。これの上方にはタラソメドンの全身骨格が展示されてありました。そしてカミツキマッコウの全身骨格。空の巨大生物の展示では翼竜類の全身骨格が天井から吊るされてありました。アンハングエラ(上)とトゥプクスアラ(下)。ほかには巨大トンボ、メガネウラなどが展示されてありました。そして地球史上、最も大きな陸上動物としての竜脚類の展示です。こちらはブロントサウルスの上腕骨。それにしても大きいです。思わず自身の上腕を重ねて比較してしまいました。ブラキオサウルスの肩甲骨。スーパーサウルスの胴椎。全身骨格も多数展示されてありました。カマラサウルス亜成体の全身骨格。ディプロドクスの全身骨格(かかとを中心に撮影)。「かかとはどこ?」というパネルのもとこのような体勢で展示されてありました。わかりやすい解説がとても勉強になります。竜脚類だけではありません。獣脚類も展示されてありました。こちらはアロサウルスの全身骨格。植物食への特化とのことで、植物化石が数多く展示されてありました。下はアラウカリオキシロン(ナンヨウスギ類)の幹の化石。成体の竜脚類がこういったナンヨウスギ類などを好んで食べていたらしいです。そして竜脚類の進化についての展示です。最初に竜脚類の起源として三畳紀の展示があり、次に大繁栄したジュラ紀の展示があります。もちろん竜脚類以外の展示もあります。こちらはものすごく巨大なディプロドクスの全身骨格。再び登場、アロサウルス(手前)とステゴサウルス(奥)の全身骨格。世界中に放散、そして絶滅した白亜紀のゾーンでは、アマルガサウルスの全身骨格が展示されてありました。脊椎の長い神経棘が特徴的です。長い神経棘と言えば、ついディメトロドンを思い出してしまいます。カルノタウルス(左)とサウロロフス(右)の全身骨格。プロバクトロサウルスの全身骨格。巨大化した獣脚類の展示もありました。アリオラムスの全身骨格。幅広の頭骨をもつライスロナックスの全身骨格。ティラノサウルスの全身骨格。恐竜絶滅後の新生代の巨大生物の展示です。コウガゾウの全身骨格。ウインタテリウムの全身骨格。パラミロドンの全身骨格。そして「巨大化の謎にせまる」のゾーンでは日本初公開となるトゥリアサウルスの実物化石が展示されてありました。トゥリアサウルスの脳函(のうかん)の実物化石。トゥリアサウルスの歯の実物化石。トゥリアサウルスの部分骨格(半身)。さすがに大きいですね。メガ恐竜展2017は子供から大人まで楽しむことができ、さらに圧巻の全身骨格から恐竜の大きさを実感できる、この場所ならではの恐竜展だと思います。そして面白いのはゾーンごとにある解説です。ネタばれを含むためここにはほとんど書いていませんが、マニアックな内容がコアなファンを退屈させないと思います。ぜひ一度行ってみることをおすすめいたします。あと解説書が詳しく書かれていて非常に良いです。個人的にはこちらもおすすめです。
2017年08月06日

現在飼育中のミカドウニ(Goniocidaris mikado)。熊野灘産の深海性キダリス類である。飼育開始からもうすぐ7か月になる。写真の右上にもミカドウニがいるがこちらは飼育開始から1年4か月。個人的には飼育しやすい深海性ウニだと感じている。さて今回の話は写真中央の飼育期間7か月弱のミカドウニのこと。飼育開始時には棘のいくつかが欠損していた。それがこちら。最初はまったく動かなかったのでかなり心配したが、徐々に動くようになり、現在に至っている。現在の写真と飼育当初の写真を見比べてみると、長い棘と皿状の棘はいずれも増えており、皿状の棘のいくつかはまだ小さく、成長過程だと思われた。というか、皿状の棘がこれ以上大きくなるスペースがほとんどないような気がする。小さな皿状の棘は大きな皿状の棘が抜けたあとの予備なのだろうか。さらに面白ことに小さな皿状の棘はその辺縁の一部あるいは全体が鋸歯状である。大きなものでも鋸歯状の部位があるが小さなものほど目立たない。大きくなると鋸歯状の部位がほとんどなくなると考えていいのだろうか。皿状の棘のこれら2点の疑問を今後どうなるか観察していきたい。
2017年08月05日

少し前に大阪市立自然史博物館へ行った時のこと。ゆっくりと閲覧したいので、空いている時間を狙って朝一番に車で博物館へと向かった。駐車場は当然のごとくガラガラ。博物館の入り口に最も近いところに駐車した。そのとき気になったのが、隣の車止め。何かついている。よく見るとセミの抜け殻。どうやら駐車場の周囲の土から出てきた幼虫が駐車場に迷い込んでしまい、仕方なくここで羽化したらしい。羽化できずに力尽きている幼虫も数匹見つかった。不幸にも駐車場にやってきた幼虫にとって、羽化できる場所がほとんどない駐車場は死と隣り合わせのとても危険な場所だ。進む方向を間違えれば延々と路面が広がるばかりだ。そんな場所で幸運にも車止めを見つけた幼虫はなんとか命をつなぐ機会を得ることができるわけだ。うまく羽化できたセミの抜け殻と力尽きた幼虫を見て、毎年のように行われているであろう生き残りの残酷さをしみじみと感じながら、博物館へと向かった。
2017年08月04日

以前より飼育している深海性の貝たち。こちらはたぶんワタゾコシロアミガサ(Pectinodonta rhyssa)。水深350mの沈木に付着していた貝。今まで沈木の裏や隙間にいることが多かったのだが、今回沈木の上にいたので撮影。こちらも先ほどの沈木に付着していた貝。集簇していることが多い。いずれも沈木上にいることは少ない。(後者は時々見かけるが。)なぜ沈木上に出てきたのだろう。実はこの前日に活性炭の入れ換えと濾過槽の簡単な掃除を行っている。これが引き金となったのかもしれない。でも本当のところはよくわからない。
2017年08月03日

昨年の8月に和歌山でアカギカメムシ(Cantao ocellatus)を初めて見た。その時の写真がこちら。すでに掲載済み。そして今年の7月にもまたもやある昆虫を初めて見た。ある昆虫とはサツマゴキブリ(Opisthoplatia orientalis)。以前より紀南全体に生息していることが報告されていたのだが、まだ一度も見たことがなかった。(探しに出かけていないということもあるが…。)今回串本で見かけたので写真を掲載しておく。以下に写真があるので苦手な方は見ないで。
2017年08月02日

2017年7月下旬前半に行った串本磯採集の備忘録。採集・観察した海水魚の一部を掲載。イサゴハゼ(Gobiopsis arenaria)。毎回のように見つかるハゼ。ただ数は少なめ?この個体、体色が少し変と思い採集したが、お持ち帰りして飼育していたら元の色彩に戻った。クロユリハゼ(Ptereleotris evides)。エサ用のハゼ。一度に大量採集できるので重宝している。写真下のような小さな個体はリリースした。ナンヨウツバメウオ(Platax orbicularis)。これからもっと増えてきそう。よく懐くかわいい魚。大きくならなきゃいいんだが。チョウチョウウオ(Chaetodon auripes)。かなり多くなってきた。フウライチョウチョウウオ(Chaetodon vagabundus)。ほかトゲチョウチョウウオ、アケボノチョウチョウウオなどもちらほら。と言ってもまだトロピカルさには乏しい。アケボノは採集できなかった。サンゴの中に隠れられるとどうしようもない。アオヤガラ(Fistularia commersonii)。コウワンテグリ(Neosynchiropus ocellatus)。すでに掲載済みの小さな個体。テンクロスジギンポ(Plagiotremus tapeinosoma)。不用意にタモに近寄ってきたところを採集。食いつけるかどうか吟味していたな…。アライソコケギンポ(Neoclinus okazakii)。ゴマモンガラ(Balistoides viridescens)の幼魚。成魚は出会いたくない恐い魚である。ツマジロオコゼ(Ablabys taenianotus)。すでに掲載済みの個体。採集後は漁港チェック~♪まだタコクラゲは出現していなかった。ここで宿泊、そして朝から帰宅した。おわり。
2017年08月01日
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