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論語(著者:駒田信二|出版社:岩波書店) いたずらに各種の注に流されることなく、論語自体の文言によって孔子の実像を明らかにしている。 「由らしむべし、知らしむべからず」は朱子以来の「理解させることができない」という説を紹介はしているが、「なぜそうするのかを知らせる必要はない」という鄭玄の解釈をとるべきとしている。(24ページ) 全体に、新注よりも古注を採用している。
1996.06.26
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史記を語る(著者:宮崎市定|出版社:岩波文庫) 筆者の頭の良さがよくわかる。 『中国古代史論』にもあったが、司馬遷は演劇から材料を得ていたらしいこと、説得力がある。 司馬遷を評した言葉。 「司馬遷という男は、何か書いたものを見せれば、すぐ騙されやすい性質の学者であった」 「司馬遷は自分が太史であったせいもあるが、こういう不思議な話を有り難がる男であった」 「司馬遷は何でも断ることが好きな男であった」
1996.06.10
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