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幕内の玉鷲が、初土俵から通算1,631回連続出場の史上1位の記録を樹立しました。
玉鷲は、モンゴル出身の力士です。
初土俵は 2004年1月場所で、20歳と遅い入門でした。
師匠の片男波親方によると、玉鷲はスポーツ経験もなく、ホテルマンを目指していたそうです。
それでも、持ち前の努力で出世を重ね、2008年9月場所には新入幕を果たしています。
何度か十両に番付を下げたこともありましたが、2013年7月場所からは、ずっと幕内で相撲をとっています。
これまでの最高位は関脇で、2019年1月場所と2022年9月場所では、幕内最高優勝を果たしています。
34歳2か月での初優勝は年6場所制となった1958年以降では、 旭天鵬の37歳8か月
に次ぐ、当時史上2位の高齢記録でした。
この優勝を決めた千秋楽に、第二子となるお子様が誕生するなど、ドラマチックな初優勝でした。
2度目の優勝の時は、横綱大関を総なめにして、37歳10ヶ月での優勝でした。
この優勝は、旭天鵬を抜いて昭和以降の最年長記録です。
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そして、今場所2日目に通算連続出場回数、初土俵からの通算連続出場回数が1,630回となり、歴代1位の青葉城に並び、3日目に単独1位になりました。
記念すべき土俵は、かつて付人を務めた輝を破り、白星で花を添えました。
片男波部屋は力士の少ない小部屋ですが、弟弟子2人ないし3人を一度に土俵に立たせて稽古をするという、独特の稽古で鍛えていると聞きました。
実際に、NHKの大相撲中継でこの稽古の写真を見たことがあります。
11月に40歳になる玉鷲ですが、体も取り口も若々しく、同じモンゴル出身の音羽山親方がまだ鶴竜親方だった頃、NHKの解説で、「玉鷲は若いですね。年をごまかしているのではないでしょうか」などと、冗談を交えた解説をしていたことがあります。
これまでの記録保持者の元不知火親方の関脇青葉城は、初土俵から引退まで、1日も休場がないという、正に鉄人でした。
その記録を更新した玉鷲は、正に真の鉄人です。
これからも元気で、力強い相撲を取って、連続出場記録を伸ばして欲しいです。
今日は残念ながら負けてしまいましたが、これからも応援しています。
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