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きのこシーズン始まりのページは、いつも白花イチゴの巻頭写真。今年は粒が小さめ、伐採地の日当たりがいい場所に広がっています。野原を走り回って草花に親しんでいた子供の頃の楽しみのひとつは、花摘み。春のレンゲソウから秋の野菊まで様々に見てきましたが、20年ほど前に出あったベニバナヤマシャクヤクほど私を魅了する花はなくて、なぜこんなに惹きつけられるのかよく分かりません。花びらの開き方が独特なハルジオン。私が知らないだけで、開花する時はこんな感じなのかそれとも個体差なのか。シャクヤクとは違う繊細さで風に揺れる様は愛らしさにあふれています。「秘密の花園」と称して長年楽しんできた場所はすっかり灌木の茂みとなりました。次の花園を探して各所の伐採地を訪ねますが、先の花園のように、変遷するその時々の花々が一斉に開花して一面を彩るという場面に逢えません。土壌・風向き・日当たりなどの要因であの花園は「唯一無二」だったんだろうな~と思い、今は林道脇や一部開けた林間などの花々を楽しんでいます。
2019.06.28
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雨の日と月曜日は♪・・・カーペンターズも歌っているように、なんとなく憂鬱な気持ちがするものです。「ニオウシメジが採れたよ~」というきのこ大先輩からの電話で、そんな気持ちが吹き飛びました。重さ6キロほどの株が四株採れたそう。幼菌の軸はパンパンに充実していて、ぶつ切りに調理すると貝柱の食感に近いかなと想像させるような弾力。開きと幼菌それぞれを、分けてもらいました。大先輩の手作り「ニオウシメジ・コンソメ風」を仲間達と頂きながら、採取の苦労話でワイワイ盛り上がる。雨の中、ひとりでひと抱え数キロの株を抜くだけでも汗だくになったそうです。早速「ナポリタン」にたっぷり入れての昼食。しっかりした肉質に包丁を入れた時や歯触りの感じは、エリンギを思わせます。味わいや風味に癖がなくサッパリしているので、バターやニンニクオリーブを使った料理や、こっくりした中華料理に合うかな。ハタケシメジは梅雨時と秋に発生しますが、ニオウシメジも6月~10月と発生期間が長いのですね。場所は昨年採れた場所とは違うようで、あえて詳しくは聞きませんでした。「幻のきのこ」と言われていますが、温暖化のせいで発生が増えてきているのかもしれません。(何だか昨年もこの言葉で締めたような気がします)
2019.06.24
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あれぇ~~とうとうここまで伐採されちゃった!この樹林で20年ほど遊ばせってもらったのに、残念。この木の周りから何個のハナビラタケを頂いたことか。すっかり様変わりした場所の切り株に登り、呆然と佇んでしまいました。でも、人の手が入ることで森の循環が進み、ベニウツギの可愛い花も見られるのだと自分を納得させます。あなたに逢いたくて~♪「ベニバナヤマシャクヤクは今年も元気かしら」とシーズン最初に出かける時は、まるで愛しい人に会いに行くような心もちがします。紅色がのぞく蕾は開花まで一週間ほどでしょうか。結実したシャクヤクはシロバナなのか、それともベニバナの早生種なのか。来年確かめたいところですが、近々ここも伐採されるのかもしれず、なんとも寂しくなります。大雨注意報が出ているこんな日に山へと向かう人はほんと物好きだと思いながら現着してみると、景色は一変しておりました。まだ6月の半ばなのでハナビラタケには早く、イグチ類も見かけません。(因みに、日中の気温は10度でした)来週末は予定が続いて山へ行けないので、この場所の開花は見られないかも。霧とこぬか雨の中、夏ゼミもカッコーの鳴き声も聞こえないしんとした数時間、たちこめる樹香を思いっきり吸いこみ、早々に帰宅。やっぱり物好きは私達だけ、散策の間誰にも会いませんでした。(笑)
2019.06.16
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タケノコかワラビか。こんなことで迷う私の頭は、春の陽気のようにうららかです。先月のワラビ採りでは一本も見つけられなかったので、そろそろ出揃っただろうと、仲間を誘ってまたまた北の方へ遠出しました。フキも狙っていたので、こんな景色を見ると、ラ~ララン♪と鼻歌が出てくる。萌え出たばかりの緑が目に優しくて、心に沁みこんでいきます。ワラビ畑かしらと思うような光景の中から、葉先が開いていない上物を選別して採ります。たぶん数日前から出始めたと思われるワラビの柔らかいこと。三十分ほどで袋一杯になり、早めに撤収しました。全く知らない街で食事をして「美味しかった~」と思った試しがない私達。「十割そば」というのぼり旗に誘われるように、お店へ。メニューは十割蕎麦だけ、しかも蕎麦も畑で栽培し、打ち立てを出しますので少し時間がかかりますとのことで、期待はいや増します。出てきた蕎麦をみて「あれ?、蕎麦ってこんなんだっけ」と見つめてしまった。色、食感、香り、どれも「う~ん」と仲間と考え込んでしまいました。「多分、蕎麦打ち失敗したのね」という共通認識で、今回も美味しいものにあたらなかった私達でしたが、面白話のネタにはなりました。こんな事も楽しく思える、能天気な先週末でした。
2019.06.03
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