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今日で5月が終わる。この一ヶ月は本当に早くて、恐らく今までで一番慌しくて忙しくて、でも充実感を得る事が難しい月だった。ほんの数週間前までは父が生きていた。自分が引越をするための支度が出来ないでイライラしたり親族がらみの事で嫌な思いを沢山したり、一人暮らしを始めて知ったいろいろな事もあっという間に駆け抜けたように思う。3月辺りからは季節の移り変わりを意識する事もなくついこの間父と一緒に桜を見たと思っていたのに、気がついたらもう衣替えの時期だ。あまりにも慌てて引越準備をしたので、どこに何を入れたのか、まったく覚えていない。新居へ持って行くつもりで梱包したはずなのに、恐らくはレンタルルームへ移動をしてしまった大事なものから冬物の服はどうしたんだっけ…とか未だに考えてもまったく記憶が飛んでるものまで(^_^;)何はともあれ、レンタルルームへは早く行ってみなくちゃ。鍵をくれ~~~~~~~今日は台所周りを少しでも快適にしようとダンボールを1個空けた。調理器具がない状態でのお料理には限界が多くて…必要最低限だけどなんとなく形になりつつある。まだまだ台所は改善しなくてはいけない箇所が多いけど次のお給料が出るまでは、物は増やせないし~IKEAでも行こうかと思ったけど、行けば欲しくなるので我慢。さっきは引越の時に使った大量のダンボールを3往復してやっと回収所へ運べた~(~o~)この町内では月の頭に廃品回収があるらしくて、明日がその日なので、雨降る前に出しておこうと…そしたら近所のおばちゃんが大量の雑誌を運んでてちょこっと立ち話などしてしまった。どこの家の人かはわからないけど、町内の自治会とかには入るつもりがないので、多少は近所の人達の事を知っておかないとね~そんなわけでひと働きして疲れたので今日は早く休めるように頑張ろうっと。
2009年05月31日
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早くも梅雨かってくらい、じっとりしてるなぁ(-_-;)このアパート、さすが木造って感じで熱さも寒さも湿度もしっかり受け止めているようで…部屋の湿度が高い!除湿機は考えてなかったからあまりにも酷かったら何か安いのを見繕わなくては…明日はダービーなので、オンエアを楽しみにしてよっと。お父さんはダービーまでは見る事が出来なかったからお父さんの分も見よう。ダービーだと、きっと1番人気からとユタカがらみから買うんだろうなぁ。いつもダービーの予想はお父さんとは合わない事が多かったので、私はいつも通り穴狙いで予想かな。あまり穴じゃないけど、セイウンワンダーは気になる。グラスワンダー産駒、今日も頑張ってたし~後はウッチーの乗る馬は常に気になる~アンライバルドを切るのは難しいよね。調教も良かったし。まだまだ時間があるから悩もうっと。今日の晩御飯は、これまた久しぶりにバランスの良い献立。食生活に関しては徐々にだけど、軌道に乗り始めたね。うんうん。ひょっとするとフライパン1個でかなりいけそう。そのうち本でも出してやろうかしら(笑)なんちて。今月は出費が多すぎたので、後2日くらいは買出しは我慢してなんとか冷蔵庫にあるもので乗り切ろう。・玄米御飯・ほとんど具の緑黄色野菜味噌汁・豆腐チャンプル風・かぼちゃのあんかけ(レンチンバージョン)先日ショップ99で魚肉ハンバーグを買いだめしておいたので、しばらくは乗り切れそう!あまりたくさん食べ過ぎると蕁麻疹出ちやうので一日1/4くらいずつならぎりぎり大丈夫かなぁ後はネットでパスタ88円とかまとめ買い出来たので、炭水化物はしばらく問題なさそう。インフルエンザで何かあっても大丈夫! かな。
2009年05月30日
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相変わらず眠りが浅い日々は続いているんですが、眠りが浅いということは、見た夢を結構覚えている確率も高く、しかもインパクトある夢を見る事も多くて…今朝ははっきり覚えてます。あの(どの?(笑))安部さんが出てきました。安部恭弘氏です。実は再来週に安部さんは六本木STBでライブがあるんだけど、頭のどこかにずっとそれがあって、気になっているから夢に出てきたのかも。給料前の一番きつい時期でもあるから、チケット代は出せないし、泣く泣く諦めることを決めたのでした。で、どんな夢かはもったいないから話したくないんだけど(笑)目覚めた後で幸福感でいっぱいな気持ちが久々だったから話さずにはいられないのだ~~もう私も安部さんもええ年のはずなのに、20数年前の頃の(見た目ね)私達が、まるで恋人同士のように普通に立ち話をしてるです。話の内容はもう覚えてないけど、とにかく安部さんを上目遣いに見ている私は自分で言うのもおこがましいけどキュートでした(笑)目覚めてしばらくしてから思ったのは…20年以上経って視覚的な変化の多い私を安部さんに見られたくないなって事(^_^;)でも内面は成長したから、お手紙だったらいっぱい書けるし、昔よりうまい文章も書けると思うからハートをゲットすべく、ファンレターはたまには出してみよっかな。どうせ公表してないだけで、安部さんはシングルじゃないだろうから夢で見たような関係になるのは100%無理だけど…でもこんなに熱烈な私の為に、これからも頑張って欲しいからちょっとでも安部さんの音楽活動のエネルギーになりたいしぃとはいえ、このままファンとアーティストという関係を保つのが良いのさ。…あ、私ものすごく精神状態普通ですから。ただちょっとドリーマーなだけで(笑)今夜はアンジェリークな世界を堪能できるような素敵な夢が見たいなぁ~♪ダンボールまみれで、どこにアンジェリーク関連があるかわからないんだもん(~o~)だからせめて夢で会いたいよね~何度も書くけど、私すごく健康体ですから(笑)【送料無料選択可!】ゴールデン☆ベスト 安部恭弘 / 安部恭弘
2009年05月29日
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先週くらいまで、家で自炊が出来なかったのでコンビニ弁当やらスーパーの惣菜やらばかりを食べていたら、案の定口内炎&蕁麻疹悪化&疲れが取れず…で、今週頭からはとりあえずレンチンだけで済んでかつ食器があまりなくてもどうにかなるものを選んで朝晩の食事はしのいでました。例えば…人参、ブロッコリー、かぼちゃ、キャベツ、もやしなどをレンチンして組み合わせてマヨとかポン酢で食べたり、洗うだけで済むトマトとかむくだけでいいバナナとか…納豆も激安の時にいっぱい買って冷凍したし、御飯は先週まとめ炊きをして冷凍したので、今週いっぱいは大丈夫。これだけでも、先週よりはまともになった。さらに今日は引越の時に唯一持ってきたIKEAで買った380円フライパンで(しかも一応テフロン加工)一度に色々と栄養が取れそうな感じのお好み焼きもどきを作った。こういう焼くものって超久しぶり。何種類も作るのが大変なので、これからは今まで以上にこの手の1品料理の構想を練らねば。なんだかわからないのでアップももずくとキャベツと桜海老と玉子と豆腐と少しの小麦粉で作ってみたです。お豆腐をぐちゃぐちゃにして入れるので、ふわっとするし口当たりもいい感じ。これにレンチン人参とトマトを食べたら、栄養面はまあまあでしょ。そういえば作ったものをアップすること自体が久々じゃん。ちょとね~今週仕事でお疲れ気味なので、リフレッシュも兼ねてたまには真剣にお料理に打ち込むといいのかも。…ってほど手はかかってないけど(^_^;)ついでにエアーフレッシュナーもどきも仕込んでおいた。これからの梅雨時は何かと重宝しそうだし~このアパート、とにかく害虫とかいろんなものが出没しそうで怖いので、忌避作用は常に意識しなくては!!
2009年05月28日
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今日は湿度が低くて、外はとっても快適だった~アルバイトの日だったので、こういう時にからっとしているのはすっごく助かる~…しかし…新居はめちゃ暑い!朝出かけて、夕方に帰宅すると、室内の温度は32度。換気扇を回して出かけてもあまり変化がなく虫ばかりが入ってくるだけになるという始末(-_-;)引越前にカーテンを買ったんだけど、寝室以外は遮光対策を取らなかったのも痛い。これだけ日当たりが良いと、すべて遮光タイプでなくちゃって事で、仕方なく新たにカーテンを購入した。なかなか手痛い出費だなぁ。でもそのカーテンも、カーテンレールが端がない状態でこれも修理を頼んでいるところでして…(-_-;)結局2週間以上待つ事になってしまった。後はすべての部屋のサッシが欠けているとかもあって、本当にちゃんと内見の時に確認しなかった事を悔やむわ~アルバイトの方は、まあ可も無く不可も無く…来月は臨時で火曜日以外の出社もあって、助かるなぁ~仕事内容はかなりのものだけど、学生さんたちの作文を見てるのはいろんな意味でおもろい。最近は添削されて返された作文を、熱心に学生さんが読んでいるとか。そういえば初回に比べると、随分作文をちゃんと書ける様になってきた。今でも多いけど、口語調での作文を最初に見た時はびっくりしたっけ。「なので」「って感じ」「ぶっちゃけ」などを、ほとんどの学生さんが書いていたんだよね~まだまだ、指摘する箇所は多いけど、規定文字数を守る事すら出来ていなかった最初に比べると、かなり成長している。私に出来る事で、学生さんがスキルアップしてくれたら嬉しい。明日からしばらくの間は、久々にまとまった仕事をする事になった。ここ数ヶ月は大掛かりな仕事は出来なかったので、少しリハビリも兼ねている感じかな。忙しいと寂しさとかいろんな気持ちが紛れるので今の私にはとても良い事だと思う。何もかもゼロからのスタートだから、まずは貯金が出来るように頑張らなくちゃ。この年で貯蓄なしは真面目にやばい。まずは赤字を出さずに、次の給料まで乗り切る事だな(-。-)y-゜゜゜
2009年05月26日
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まだどたばたですけど、耐え切れずアップしてやろうと…まずはこの欠陥。これは最初に内見をした時に気付かなかったんだけど、シンク下の状態。こりゃあんまりだと思いません?こんなでかい隙間があったら、いろんなものが通い放題!今日既にゴキブリが2匹シンク周りを徘徊してた。まだ生ゴミでてないというのに…まいった。こことガス台下も同様にでかい穴があいてるの。しかも業者と連絡がなかなか取れなくて未だにいつ修理に来るかわかってないの。困るぅんでもって引越直後からレイアウトが変わっていないダンボールの山。他にもダンボールはあって、収納関係のものがないので何でも床に置いて生活をしてる感じ。こんな時にゴッキーが歩き回っていたかと考えるだけでもうあたしゃクラクラしてくるわ~今日は母の家へ行き、いろんな書類を整理しつつ戸籍謄本を貰う手配をしたり、証明書の手配とかいろいろ…相変わらずおしゃべりが多いので、なかなか作業が進まず今日は一旦退散!気晴らしに町田へ寄って、minaへ寄ってみたけど、何もなし…ダイソーでいろいろ見繕ってきた。明日は出かけないでこのダンボール達の整理でもしようと思ってたけど、ゴッキー対策をせねばならなくなったので、結局出かけるハメに…(-_-;)
2009年05月21日
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たくさんのコメント、メール、本当に有難うございます。お礼やレスはもう少し待ってください。ごめんなさい。14日にお通夜、15日に告別式、16日に引越、17日に元居た住まいの掃除…といっても、ほとんど夜逃げみたいな荒れっぷりでしたけど…その後は仕事と雑用が盛りだくさんでした。毎日ちょこちょこと覚え書き程度にメモ日記をつけてはいたけど、曜日の感覚も、自分の思考も、かなり流されていて今日は仕事に全力を注いでガス欠状態になってます。父の葬儀まで無事に終える事が出来、後はお礼状などを出すのと、父の保険の手続きなどをゆっくり行えば済むだけになりました。今父は久しぶりに自分の家へ帰り、お母さんと2人でゆっくりしています。納骨の事は母としばらく考えてからどうするかを決めます。新居はいざ住んでみると、欠陥が多く、とてもストレスを感じながら修理待ち&やり過ごすような状態です。物件を一人で慌てて決めちゃったのは大反省だけど、今イライラしている欠陥さえ直れば、何とか住めるでしょう。昨日は家の気温が34度になってさすがに驚いたけど…日当たりの良い家って、こうなるんだ…と実感。あんなに若いころは憧れていた一人暮らしだったのに、憧れがなくなってしまうと、こんなに辛くて寂しくて侘しいものだと思わなかった。父との闘病生活中でも寝ていない事が多かったのに今度は数時間ごとに目覚めてしまい、超早起きさんになっちゃった。父がいなくなった虚無感も今になって感じてきました。先週までは自分が動く事が多すぎて、悲しみにくれる時間も泣く時間もなかった。一緒に泣いてくれる人も、話を聞いてくれる人もいなくなって、どう立ち直るんだか、どう生きていくのかさっぱりわからないまま、また流されて数日経ちました。引越の荷物を運ぶだけ運んだけど、片付けもままならずテレビは見えても不便なところが沢山ある感じ。収納用品を買うにも2ヶ月以上収入がないので、おあずけになったまま。ダンボールと一緒にしばらくは暮らす事になるのかもね。自炊も出来ないままなので、生まれて3回目のパック御飯を買いました。夕食を取る時間帯は、もうすべての気力がなくてこのところ夕食ヌキになっていたけど、今日はさすがに食べました。私が倒れても、もう誰からも気にされる事はない。とはいえ、母が生きているうちは、元気で明るい私であり続けなくては。ブログは出来る限り続けようと思ってます。これだけ間が空いたけど、愚痴も含めて書きたい事は山盛りなんだ。そうやって気持ちが紛れるような事を沢山作っていかなくちゃ。ひとまずご報告でした。更新がない中でも、覗いてくれてありがとう。
2009年05月19日
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本日5月7日14時29分父が息を引き取りました。享年71歳。4日の明け方に血圧が下がってきていると連絡があり、そこからは連日父と一緒に頑張りました。最後に意識があったのは、この時のみで、「お父さん、今日からずっと一緒にいるから一緒に頑張ろうね」と言うと、頷いてくれました。それ以降は呼びかけに頷く回数もどんどん減っていきました。でも、今までの主治医の死期予想も、4日から毎日「今夜が山だ」と言われても、ちょっぴりあまのじゃくな父らしく、何度も奇跡的に持ちこたえました。きっと勝手に死期を決められたので、反撃したのかも。看護婦さんは口々に「すごい!」「生命力がとても強い」「こんな患者さんはいない」「感動すらした」と言っていました。そのうちオオカミ少年化したらどうしようかとまで考えました(笑)今日は昨夜の深夜から呼びかけても反応はありませんでした。昨日の夕方から夜まで、大好きな第九を耳元で流した時に父が目に涙をいっぱい溜めたので、きっと聴こえていると確信しました。よくドラマや映画でやっている死ぬ前の光景は嘘だと思っていたけど、心肺停止の瞬間に、父は一筋の涙を流しました。医学的には良くあるパターンだそうですが、その瞬間を見た時に「本当にこれが父の終わりなんだ」と思ったのと同時に、眠る様にと言われていた通りに父は身体につけてモニタリングしていたすべての波形がまっすぐになっても、見た目には眠っているようでした。あながちテレビドラマもリアリティあるじゃん、とか思いました。息を引き取る瞬間に立ち会えて良かったと思いました。そして祈った通り、最期に苦しまずに逝ったのは本当に本当に良かった。明日から仕事があり、来週には引越しがあり、病院へ行く時に利用している回数券も昨日で最後になり…何か予感を感じて、徹夜した今朝は一旦帰宅する予定をやめて帰らずに病院にいた事も何より午前中に連絡をして駆けつけた母を待っているかのようにみんなみんな父は待ってくれていたかのようでした。お昼過ぎから心拍数が大幅に乱れ、酸素量も減り、呼吸がどんどん浅く、小さくなり、「あと数時間持つかどうか」と言われてから数十分であっけなく、最期を迎えました。その後はどたばたになり、家に着いたのが20時過ぎ。その後は親族関係への電話連絡に追われて、ようやくお茶を淹れて自分の為に時間を作る事が出来ました。明日は納棺があるし、まだまだやらなくちゃいけないことは山ほどあるので、これからが本番なのかも。さらに仕事との両立も、引越も、全部同じタイミングなのでスケジュール管理が大変。それもこれも、お父さんが私に「泣いている暇があったら働け」と言っているようにも感じてきます。お父さんが逝去してから、まだ涙を出す時間すらありません。そのくらいがきっとちょうど良いのかもね。そんなわけで総括はまたにするとして、久々におうちのベッドで今夜は寝ます。ぐっすり眠れそうです。
2009年05月07日
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おとといは病院で色々な事がありすぎて、ブログでぼやく気力がなかった。元々病院の職場環境が非常に悪いようで、看護婦さん同士の連携や申し送りなどについても取れていない事があまりに多かった。今まで見て見ないふりをしていた私も、おととい父にその被害が直接多数振りかかった事でさすがに切れて看護婦さんをつかまえて長々と話をしていた。今までももしもの際にとその都度「ちょっとこれはどうなの?」って所の撮影をいっぱいしてきた。主治医と話す時は必ずメモを取ったし、看護婦の名前も出来るだけ多く覚えた。母が以前怒っていた新人さんも父に対して何かしている時、正直言ってかなり見ていて怖い。何か失敗をされて、それが命取りになったら私はその人ならびに病院に対して、責任を問わざるを得なくなるだろうと思う。その反面、病院へ入れるというのはこういう事なんだよと何度も母へ言い続けてきた。ただ、必要最低限のルーチンは徹底して欲しいだけだ。相手が朦朧としていても、人間として扱って欲しいだけ。昨日も朝から病院へ行く予定だったけど、頭痛が激痛過ぎて起きる事が出来ず、寝坊をしてしまった。母へ電話をして病院到着が遅れると言おうとしたら母は朝早くから病院へ行ったらしく、「今病室~」と明るい声が返ってきた。だったら早く言ってよとか思ったけど、私は母が居るというので父の所へは行かず、病院を掛け持ちして薬をたくさんもらってきた。ちなみに胸の痛みは肋間神経痛だとか。良かった。心臓悪くなくて。今度落ち着いたらちゃんと検査してねと言われた。今朝は病院へ着くと、病室で主治医がオペっぽい事をしていた。何が起きたのかわからなかったけど、様子を見ていると、看護婦から説明があった。この数日、夜中に何度も父が無意識のうちに点滴を取ってしまうそうで、今朝も朦朧とした意識の中、腕の針を取ってしまったらしい。これ以上こういった事が続くと、薬が規定量身体に入らなくなり、生命の危険が出てくるとか。そのため、両手両足を抑制するしか方法がない、と言われた。今これからは両手を抑制し、終るまでそれは取れないと言われた。場合によっては両足も抑制するかもしれないそうだ。さらに、もはや腕も足もむくみが酷くて、使える血管もほとんどない為、そけい部へ針を入れてそこから点滴をするとの事でオペっぽい事をしていたそうだ。テーブルに血まみれのガーゼがあまりにも沢山あったので気になって聞いてみると、血小板の値が少なすぎる為に針を入れた際にも出血が止まらなかったそうだ。他のがん患者と比べると、父は本当に我慢強く、頑張りやさんで、多少辛くても文句を一切言わないと看護婦や主治医から常々言われていた。また、通常であればモルヒネを入れた後でも意識がはっきりしている時には、あれこれと困ってしまう事を言う人が多いらしい。父は本当に偉いんだ。ただ身体を動かしてしまうほどの余力がまだまだある事が仇となり今回のように拘束をされてしまうはめになった。抑制についての署名をしてと看護婦から言われて、もうそうするしかないので、署名をした。どんどん自由が失われていく父を、黙って見ているしかない。両手を縛られた父はとても辛そうで、見るに耐えない。その後主治医に別室へ呼び出された。今まで異常がなかった右肺に肺炎の症状が出たと言われた。自力でタンが出せず、管を入れて出そうとしてもしっかり出せるかももはやわからない。今後は食事は一切させてはいけない。呼吸の音が日増しに大きくなるけれど、こちらが思っているよりも本人は苦しくはないそうだ。このまま一番良い形としては、眠っている間に自然に息を引き取れたら本人の為に一番良いし、その可能性が高いとも言っていた。見極めとしては、血圧の下降による腎臓機能低下と肺炎が悪化してしまう事だそうだ。それは後何時間か、後何日かはわからないそうだ。私達にはもう何もする事はないとも言われた。万が一の時はすぐに連絡をするので、ご家族は四六時中つきっきりでなくても大丈夫と言われた。確かにほとんど眠っている父に対して今日私は何も出来なかった。ただ看護婦が雑な処理をした時に正してあげる事と父が一瞬目覚めた時に笑顔でいることだけ。説明の後病室へ戻っても、父は寝ていた。これ以上の感染を防ぐため、あらたな点滴が追加された。10分おきにチェックをされて、血圧を測って、熱を測っていた。その都度父は目を覚まして、動けない両手を確認して私を見る。「ごめんね。無意識にお父さんが針を抜いちゃうみたいで、これ以上続くと薬が身体に入らなくて危険なんだって。だからひとまず手を縛ってるんだって」と言うと「(腕が)重たい」と言っていた。「ごめんね」を繰り返しているうちに、父はまた眠ってしまった。今日これからはまだ緊急を要する事は何もないと言われて、私はいつもより早く帰ってきた。早く一人になってこらえた涙を出したかった。父の兄姉、母、叔母と電話をして状況を伝え、後は父が苦しまないで旅立てるように祈りましょうと伝えた。本当にもうそれしかない。だけどここまでめちゃくちゃ頑張った父の事だから、最期はきっとその頑張りが報われると信じている。ちょうど昨日と今日で引越予約が完了して、いくつか話が来ている今月末からの仕事の打ち合わせも出来て、私としても落ち着けたのでほっとした。後は身体を休めて体力をつけて、最後まで頑張るだけになった。
2009年05月02日
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