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2013年06月02日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

  • HP940.JPG
ビタミンB1とカルシウムの欠乏で
アル中と同じ脳になる!?

ここでは、不眠症について、
Part2を
書いていきたいと思います。





B1を添加して自由に飼料を食べさせたネズミの群では、
あとで脳を解剖してみると、大脳や小脳に比べ間脳に
もっともたくさんBが含まれていました。

一方、B1欠乏食で飼育したネズミの群では、
三週間くらいから欠乏食を食べる前に比べて
脳の中のB1の量が50%以下になりました。

そして、脳のビタミンB1の含有量は、
このころから急に減っていく傾向があります。

脳の変化としては、まず、
脳の前庭神経核にむくみが生じ、
それから髄鞘が破壊されました。
B1とカルシウムの両方が欠乏した育て方をすると、
脳の中の病変としてはシナプスが
変性してしまうことでした。



アル中の典型的な症状である
ウェルニッケ脳症が出てきます。

ふつうはこれらの症状は、
アル中患者に共通したもので、
言語障害、ひどい物忘れ、
場所や時間の見当がつかない、
作話症などの症状が現れてくるのです。


このときは、動物実験に使われた動物の脳では
ビタミンB1欠乏が起こっているだけでなく、
脳の変性、また大量の乳酸が脳に蓄積されていきます。

現在のところ、動物実験ではアルコールを飲ませなくても
ビタミンB1欠乏症をひどくするだけで
ウェルニッケ脳症を作ることができます。

つまり、外食に多い高カロリー、
低ビタミンB1食を食べ続けるだけで、
精神障害を作ることができる、というわけです。
ここにアルコール中毒とは別の、ストレス時代の
現代人の精神異常の原因を見つけ出すことができます。


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最終更新日  2013年06月03日 01時02分30秒
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