2008年08月の記事
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母の教え
私の母は昭和１２年生まれで 生きていればもうすぐ７１歳昭和５３年１月 今から３０年前すい臓がんからくる心不全で闘病１ヶ月目に４１歳で亡くなりました。当時私は１８歳、弟は１５歳、父は４６歳こうして歳を書いているだけで 思わず「若いね」体は丈夫で、畑を借りて趣味で野菜作りをするのが唯一の楽しみでした。当時私は下宿をして遠方の高校に通学をしており母の体調がその様に悪いとは思いませんでした。病院には行ってましたが前年の１２月に入り急に腹水がたまり身体がだるいので検査入院することとなったのです。当時の国立病院に入院したのですが腹水がたまる原因がわからないのです。腹水を抜く処置をして、それでも特定できないので開腹手術をするため個室に移った次の日の朝突然心臓の発作を起こして 夕方には亡くなりました。前日、個室になった母が心細いと思い私が泊まり、「手術が終わり退院できたら内祝いはなんにしょうか」と母娘で 話していたものです朝、「ちょっと家に帰ってくるね」自転車で１０分です家に着くとすぐ病院から電話でした。「ちょっとお母さん、具合が悪くなったので来て下さい」「大丈夫だから。」息が苦しそうでしたが私と話していました。先生と父が話しており、だんだん緊迫していくのです。昼前には看護婦さんから部屋を出るようにと言われ母は笑ってうなずいていました。それが生きていた時の最後の顔で、笑顔でした。私は人間の命のはかなさを感じました。その悲しみを乗り越えていたから息子の死を受け止めていけるのかもと、最近特に思います。「子供が早く元気になることが、お母さんの望みよ」その様に沢山の人に励まされたこと、また「そうだ・お母さんの分まで頑張ろう」母の教えと言うことで、母に教えられたことなどを書いていきたい。
2008.08.30
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いたずら書き
お店は自宅から徒歩で５分ほど便利の良いところです。前は銀行。あまり行かないけれど市役所も徒歩２分そして次男勤める消防本部の本署今日は月末の金曜日ですから、早めに店に来ました。ＰＣに向かってメールのチェックをしていましたら１件と隣のお店の奥さんが、不動産屋さんとやって来て「奥さん見た。やられたね」私は何の事やら１階のテナントは４件お弁当屋さん・空き店舗・当店・パッチワークの布屋さんお弁当屋さんと当店のシャッターに黒のスプレーでいたずら書きいつも裏から入り表のシャッターを中から開けるので私は気がつかなかったのです。道を挟んで軒並み１０数件やられた様です。本当に朝から腹が立つ。でも 昔ならかっかするところですが、最近の私は少々のことでは 動じないような感じです。いたずらされたら、消したら何とかなる。物は修理出来るものが多い命も重さに比べたら、何てことない。その様なことでしか、自分の意思を表せない人のことを思うと淋しく思うのです。そのエネルギーをもっと他に使えないのかと。天気が良い日に、大きな落書きを消して、シャッターを洗いましょう。綺麗にしなさいという事と思い。
2008.08.29
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親不孝とは
大樹の事故後私の心にひっかかる言葉。それは「親不孝者」と言う言葉でした。確かに世間的に見たら「バイクの事故」バイクにさえ乗っていなければ、ということもある。でも、私にはそう思えない。事後で親に心配をかける。そして子供を見送る。主人の古き友人で、大樹を学童野球の時、また中学・高校と応援してくれた方です。その方が 一報を聞きすぐ来てくれました。主人の顔を見るなり、二人で涙を流して肩をたたき合っていました。「大樹の親不孝者。何でや・・・・・」その後の言葉はありませんでした。悔しい気持ちでいっぱいだったのでしょう。何気ない一言でしたが、その言葉は何故か心に残りました。「親不孝」辞書で引くと “親に不幸をかさねる・こと（人）”とあります。今まで大きな心配がなく、孝行息子だと思っていたのに。人が亡くなると、「不幸があった。」今まで何も思わず言っていた言葉だから、私は大樹が亡くなって 泣いてばかりの日々から 早く立ち直れるように強く思ったのです。大樹を本当の「親不孝者」にしてはいけない。涙を流して 笑う努力を ２００５．８．２４運転士試験終了ご苦労さん会
2008.08.27
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２００６．６．１４
事故から２週間。この頃は、夜寝るのが辛い時期でした。朝になったら「悪い夢だ」であってほしいと思うそんな思いが溢れてきて、寝付けない日がありました。それは主人も同じ思いです。ふと深夜布団に座っている姿を何度か見ました。口には出さないですが、毎日何を話していたのでしょうか 私はこの時期に体調を崩しました。咳が出て止まらないのです。特に夜中はひどく、熟睡できません。風邪かと思い病院に行くと、何と「喘息」の診断でした。今まで喘息にはなったこともありませんでした。喘息がこんなにしんどいのかが 初めてわかりました。大樹も保育園の頃喘息になり入院をしたことがありました。風邪をひくとすぐ気管支炎になりました。それで３歳からスイミングスクールに行かせたほどです。大樹が飲んでいた薬と同じものを処方されました。幸い１週間ほどで楽になりました。毎週水曜日の晩になると仕事を終えた友人数人がお参りに来てくれます。何を話していたのか全く覚えていません。それぐらい日が経つのが早いでした。慰めの言葉は特別になくても、大樹の遺影の前に一緒にいてくれるだけで 私達は満足でした。“淋しいことはないように”との配慮でしょう。「このような時、何て話したらよいかわからないので」と人は言います。でも寄り添う気持ちがあればどのような形でもいいのです。人は動かなければ、相手に伝わらない。ただ一緒に涙するだけでもいい。強く思いました。２００４．１１．１５ 金沢車掌から運転士科へ入る前
2008.08.26
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ＨＤ杯争奪選手権大会３
平成２０年度第１回ＨＤ杯争奪選手権大会と銘打って始まりました。ＡＭ１１：３０より 開会式 開会宣言 ＨＤ杯広報担当 来賓挨拶 敦賀高校前野球部監督 選手宣誓 敦賀Ｄチーム 主将 競技説明 ＨＤ杯大会委員長 １２：００ 終戦記念日の黙祷 始球式 大樹の母 試合開始チームＤは大樹の同期、チームＲは次男の同期（２才年下）ほんの６０年前は ベースボールは禁句。大切な人を亡くした悲しみはいつの時代でも同じ今をしっかり生きてほしい。「大樹に皆ここにいるよ」と思わず心で思った瞬間でした。チームＲは１列に整列して同じ方向をむいているのに、チームＤは思い思いの方向で並んでいる。 いよいよ試合開始です。当日の朝、始球式を頼まれ、１０球ほどの練習で投げました。可愛い子供でもなく、綺麗なお嬢さんでもないですがここは一つ、大樹の為にハッスルいたしました。 甲子園で投げた先発、８年のブランクで緊張モード後輩チームに先制点を許しました。９回まで全員体力が持つか大変心配しました。途中で選手交代が相次ぎ、ベンチ皆で総力戦。大樹父が次男の投げる球を、ジャストミート。レフトヒットになるはずでしたが、好守備に阻まれ惜しくもアウト。もちろんその後、レフトは“空気よめよ”そこはまじめな青年、体がまだ自然に反応するのです。試合は３時間にもなりました。つづく
2008.08.25
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残されたもの・７
今日は処暑。暑かった夏もようやく終わりでしょうか 金沢の寮の部屋に残されていたもので使い捨てのカメラがありました。落ち着いてから現像した写真です。何処で撮ったのかはわかりません。２４枚取りの１２枚愛車のバイクとランクル。時期は２００５年の秋頃が多い。大樹は不器用な方で、写真やＰＣはあまり得意な方ではない何よりも バイクとロックが優先。６０年代のハーレーに憧れて、６０年代の音楽が大好きでした。
2008.08.23
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桜が大変
朝新聞を読んでいたら、福井市の桜の街路樹がどうも蛾にやられて葉が枯れているとありました。どうも私のお店の一才桜もそうみたいです。あわてて、アメリカシロヒトリの駆除をしました。何とか頑張ってほしいけれど。８月４日 この頃はまだ葉っぱは緑がありましたが今は すっかり枯れました。 (>_
2008.08.21
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虹の会
１５日の野球大会のデーター整理に終われる毎日です。終わってから少々夏バテでしたが、朝晩の暑さからは解消されつつあります。さて、私が大樹の事を書こうと思い立ったわけは今から紹介する方との出会いがあったからです。２００７年の２月頃、インターネットの「千の風」で検索をしており あるＨＰに出会いました。そこには亡くされた息子さんのことを書いた本の紹介がされていました。すぐ本を注文して読みました。タツロウ君どうしていますか同じ県に住む方とわかりびっくりいたしました。それから 地元で同じ境遇の方で「虹の会」というグループを作って活動している。春まだ寒い頃でしたが 初めてお会いすることができました。不思議な時間です。悲しみを共有できる方ができる。その安心感。そして「虹の会」に出かけるようになりました。主人は最初「何を話しても悲しくなるだけじゃないか」と言いましたが今では、二人でドライブといい出かけています。話を聞いてもらえる、話せる。それも何よりの癒しであるすべて大樹がそのように 虹をかけてくれた。私はその様に思っています。達ママさんのブログは「千の風に癒されて、共に生きて」
2008.08.20
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HD杯争奪選手権大会２
１６日、地元福井新聞のふるさとワイド便コーナーで今回の試合を掲載していただきました。そして福井新聞のＨＰに動画ニュースがあります。福井新聞
2008.08.17
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ＨＤ杯争奪選手権大会１
２００８．８．１５（金）朝、起きて空を見る 今日は試合ができる。お墓参りに行き、今日の野球大会の成功を祈ります。無事故で皆楽しく最後までできる事を！！祈ると言う行為は人間にのみ与えられた行為で愛情深い動物であっても、祈るという行為はできないそうです。大樹のお墓より北側に位置する運動公園高校野球の大会が開催されている期間はアナウンスの声や応援の声援が聞こえます。手前の国道２７号線は左が小浜・丹後方面に右が北陸自動車道敦賀インターに又国道８号線に 数年ぶりに運動公園の野球場に行く。私も主人も大樹を失ってからは人が集まるところは苦手になりました。特に思い出のある場所へは。大切な人を亡くしたとき いつも見ている景色までもが違って見えるとよく言います。“それぞれの思い”がまるでかすみのようであったり、輝いてみえたりするのでしょう。人間のこころの不思議を感じます。晴天の空模様久しぶりの前夜の雨がグラウンドを濡らしています。ベンチで皆の試合を観戦します。まだ試合の内容はこれから書いていきます。それよりも昨日の試合の事を地元の新聞社の方が取材に訪れ 今日の紙面に載せていただきました。後日報告をいたします。本日は敦賀の大花火大会が開催されます。
2008.08.16
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２００６．６．９・その日から８日後
事故から１週間後金沢の寮から荷物が帰ってきました。社会人になって５年、それなりの荷物の量そして、寝具･服には大樹の匂いが染み込んでいる。ほんの１週間前まで使っていた物ばかりです。箱を開けるたび 主の無くなった寂しさを感じます。大樹の部屋に それらを開け片付けます。６月９日（金）この日は大野署に行く事になっていました。事故の日祈るような気持ちで走った道をまた走ります。大野署には事故の当日、会社の担当者に連れられ一緒に走った先輩も金沢から来てくれてました。大野署では、事故についての大まかな説明、事故の現場写真、事故証明の発行について。そして事故車の引き取り書などの手続きをしました。主人は何で運動神経の良い大樹が、避け切れなかったのか？バイクに問題がなかったのか？そのように考えていたようです。確かに５月の連休に バイクの調子が悪く車検を早めて受けたからです。しかし警察の方から、車には問題ないといわれました。それで早く引き取りに来てほしいと言われました。そして、「ご家族が交通事故にあわれた方へ」という冊子をいただきました。福井県けいさつが発行しているものです。これからの手続きは事故証明を発行、「捜査」「起訴」単独の自損事故なのに大変な事と思いました。「４９日がすんだ頃に調書を作成するので、事情聴取があります。また連絡を致しますからご足労願います」と言われました。その冊子には“刑事手続きのあらましと遺族の方へのお願い”１、刑事手続きのあらまし 「捜査」について 「起訴」について 「公判」について今だからゆっくり見れますがその当時は理解できませんでした。１時間ほどいて現場に案内されました。大野市内から１５分ほど走ったところです。職場の方がお花･線香・ロウソクを供えてくださり、タバコや缶コーヒーがありました。まだ現場検証のチョークの跡、そして血痕、衝突の跡悲しい思いで警察の方の説明を聞いていました。その時のことはこちらに書いています ２００６．６．１ 愛車のハーレー。
2008.08.13
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２００６．６．６・その日から５日後
事故から５日後の６月６日職場である金沢の列車区に 挨拶と諸手続きをする為に行きました。朝早く主人と次男と３人で出かけました。待ち合わせの場所に行き担当者の方とまず寮に行き 次男を残し荷造りを頼みました。寮には次男の高校野球部の友人がおりまた、次男の後輩もおり数人で掃除をしてくれました。そして大樹と一緒にアウトドアを楽しんでいた先輩、その友人もきてくれました。皆に後を頼み、初めて伺う息子の職場そこでは、若い同僚の人達が大勢いました。何となく私達が大樹の親であることは皆察ししているのでしょう。節目がちに挨拶をしてくれました。亡くなって５日後、あまりにあわただしいことですが、今になって思えば、その方が良かったのです。日に日に夢から覚めていき、現実を思い知ることになるのですから。事務的に手続きをしてくれた方が良かったのです。社会人として生きていた人間がいなくなる。沢山の書類に署名･捺印。主人は今までに こんなに書類を書いたことは無いはずです。事故の９時間前まで使っていたロッカー。中には制服や手袋・コート・すべてそのままです。息子の匂いがありました。あの日も、「また明日も仕事か。それが終われば休みだ」なんて思っていたかと考えると悲しかったですね。感傷にひたっている間もなく、組合事務所、上司への挨拶。「大樹君のことがあり、さらに交通安全教育をしていきます」もうこのようなことが無いように」と言って下さいました。私は、沢山の方に迷惑をかけたことで申し訳ない気持ちでいっぱいでした。気がついたら２時近くになっていました。軽く食事をして、寮にいきました。もうすっかり片付けは終わり、荷造りをされてました。自転車置き場には、愛車ハーレーのロックキー、そしてカバーが残されてました。最終に荷物の確認をして、自宅に送ってもらうことになりました。お世話になった寮長さんに、ご挨拶をしてから帰りました。管理事務所の部屋には、大樹の制服姿の写真が飾ってありお花やお菓子が供えてありました。今でも皆さんに、感謝しております。
2008.08.08
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カサブランカが咲きました
久しぶりに、植物の話題です。去年の秋、カサブランカの球根を植えました。寒い冬の間土の中で じ～としていたのでしょう。２００８．４．１６ 待ちに待った発芽２００８．５．７ 伸びてきました。ここからが なが～い道のり２００８．７．１９ようやく花が開き始めました。２００８．７．２３ 全部で４本。１本に５個の大輪の百合香りも素晴らしく良くて たまらずうっとりしていました。自宅の玄関にも飾りました。やっぱりお店はエアコンが効いているので長い間楽しめました。来年も咲いてくれたらいいです。
2008.08.05
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HD杯争奪選手権大会
毎日暑い日が続いています。今日から弟９０回全国高校野球選手権記念大会が甲子園で始まりました。息子達が学童野球を始めてからは、夏休みはすべて応援団にヘンシンで～す。私も若かったので頑張れましたが、今だったら体力に自信がありませんね。６月の大樹の３回忌のおり、「今年もバーベキューやりたいね。」と話していましたら、「夏に野球大会をやろうか。」と計画が始まり案内がきました。紹介いたします。敦賀高校野球部ＯＢ父母様各位 平成２０年６月吉日 代表 ******** 野球大会開催のお知らせ拝啓 初夏の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。さて、時が経つのは早いもので僕達が高校を卒業してから８年の月日が流れました。そこで、今年の夏、運動公園野球場にて同期ＶＳ後輩で野球大会を開催する事になりました。是非、父母の皆様にも来て頂きたいと思い、ご連絡をさせて頂いた次第です。昔を懐かしみながら楽しみたいと思いますので、同期の父母に関わらず皆様お誘い合わせの上、ご参加頂けたら幸いです。なお、試合が終了した後、バーベキュー大会を行ないますのでそちらにも是非ご参加下さい。出欠の確認はまた後日したいと思いますのでひとまず、ご予定を空けて頂ければと思います。それではまた、ご連絡致しますのでよろしくお願いします。 敬具 記 日時 平成２０年８月１５日 ＰＭ１２:００開始（予定） 大会名 ＨＤ杯争奪選手権大会 場所 敦賀市運動公園野球場いつも何かと幹事をやっていた大樹がいなくなり、仲間も家族の事を考える優しい大人に成長してくれたと思いました。そして何よりもそれを聞いて主人が喜んでいます。男性は女性と違いあまり多くを語らないので、同級生と話すのが一番のリハビリになると思います。今は天気で無事故で開催できるように祈っています。バーベキューは松原海岸の浜茶屋でやるのでいいものです。浜風に吹かれながら飲むビールは最高と思います。大樹３歳の頃大樹パパの趣味でオーダーのユニホーム姿背番号は３番。長島のファンだからです。本人はくたびれモード
2008.08.02
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