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日本の提出した案件を協議するため、国連事務総長は国連臨時会議に全加盟国を召集した。その結果、日本が提案した「常任理事国(5大国)による拒否権の廃案」は、5大国の反対により否決された。しかし、それを予期していた日本政府は代替案を提出し、これは何とか認められた。 「常任理事国による1ヶ国のみの拒否権行使を無効とし、10各国からなる非常任理事国の過半数が拒否権発動に賛成票を投じた場合に有効」と改められたのである。 以前より、5大国の拒否権の乱発を快く思っていなかった各国の代表である多くの国連大使たちは立ち上がり万雷の拍手でこの改案を歓迎した! 昼食のあと14時から午後の会議が開かれたが、ここでも日本の国連大使の発言が認められた。異例のことであるが、各国とも日本が何について発言するのか、おおよそ見当が付いていた為、いつもなら異議を唱えたがる例の2大国の代表さえ、しぶしぶ沈黙を守り、日本の大使の発言を許した。 日本の国連大使は、挙手をする。議長が頷き、「日本国大使の発言を許可します」 大使は、議場中央の演台へ進む。議長に一礼して日本国首相より託された声明文を読み上げる。 「まず、今日、午前に続いて午後の貴重な時間を与えて頂いたことを、議長ならびに加盟各国国連大使のみなさまがたに感謝いたします。有難うございます」 そう言ってから大使は、上着の内ポケットより封筒を取り出す。 「それでは日本国首相、勝 龍馬より託されました声明文を代読いたします。皆様すでにご承知の、わが国領海の海底にて発見されました天然エネルギー「ネムス」についてでありますが、わが国、並びに米、英、印、三カ国の科学者によって、特別なセンサーの開発に成功いたしました。それは海底地中にある「ネムス鉱石」に反応するセンサーであります。これを各国に無償でお渡しします。しかもこのセンサーに関しては特許権を放棄します。(この時、本日2度目の拍手が議場に鳴り響いた) 皆様方にてコピーし、お使い下さい。但し、同意書にサインをいただきます。その内容は 1、採掘方法、維持管理については海底における事故、環境保全に関する、わ が国が作成したマニュアルを遵守すること。 2、調査、採掘にあたって他国の領海を侵犯することは勿論、公海においても、 IMO(国際海事機関)を中心に定められた、国際的な基準を遵守し、他国の 調査船、採掘船、運搬船の航行を妨げてはならない。 もしこれに違反した場合は、以後その国に対する技術的、資金的援助を停 止することとします」 ここで、コップの水を一口飲んだあと残りの声明発表を続けた。 「もう1つ良いお知らせがあります。それは、前回お知らせいたしました「ネム ス」の推定埋蔵量でありますが、 (各国の代表が身を乗り出し、ヘッドホンに手を添えた) 前回、その量はわが国の需要量の約100年分であると発表いたしました が、 その後の調査により、現時点における埋蔵量は約200年分であることが明 らかとなりました。 (実際は約280年分であるが人道的支援分として温存) これにより我が国に、原発も火力発電も不要となりましたので、これらに要 しておりました費用の半分は国内各電力会社に貸与し、政府の立会い監 視の下で核廃棄物の安全な処理、及び「ネムス」力発電所の維持管理経営 につとめていただき、残りの半分を我が国の調査により、 国民総生産力の低い、発展途上国に対して無償貸与することを 国民の総意として決定いたしました。 以上でございますが賛同いただけますでしょうか、 議長に採決して頂きたいと思います」 議長の「賛成の大使の起立を求めます」の言葉も終わらないうちに 、各国大使の大半が立ち上がりながら 賛同とともに日本人の人道的な提案にたいする感動の拍手がしばら く 鳴り止まなかった。 杉山浩次は、本を閉じ椅子の背もたれに上半身をあずけた。 大変だったとは聞いていたが、日本は不幸の中にあって これほど絶え続けていたんだ・・・ そこに自然の贈り物があった・・・ いま、浩次の中で何かが変わろうとしているのか・・・ つづく にほんブログ村 応援のポチをお願いします♪
2012.06.29
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世界で最も震災による被害が大であった日本、その日本の領海内に生じた亀裂から発見された鉱物は「母なる海の自然エネルギー」Nature energy of the mother sea から「N・E・M・S」(ネムス)と命名された。そして、日本の産業技術総合研究所に集められていた科学者たちの手により、速やかなる実験によって得られたデータから、「ネムス」は石油に代わる最も有力かつ安全な次世代エネルギー源であることが明らかになった。 あとは、この「ネムス」が1日でも早く震災からの復興に役立てるため早急に、発電システムを含む新たな発電所施設、送電システム、資源保管施設(使用後の燃料の安全な保管、処理を含む)、もちろん、地震や津波に対する安全対策も同時に検討し、建設を急ぐ。 とはいえ、急ぎ過ぎて過去の過ちを繰り返してはならない。そこで政府は、一方的な判断を強いることの無い様に、あえてアメリカ、イギリス、インドから、化学、工科学部門の有能な人材の派遣を要請した。 それから3年後、日本の国内外の有能な科学者と有識者たちの賢明な努力の結果、ついに、強力かつ安全な「ネムス」力発電所1号基が運転を開始した!日本国民は、耐えに耐えた低電力供給の生活からようやく脱することが出来たのである。 次第に頻度を増していた計画停電ににともなう、太陽電池などによる薄暗い屋内での生活も被災の大きかった地域から明かりを取り戻した。そして全国各地で着工している「ネムス」力発電所 の建設現場の様子が毎朝、各局のテレビで放映され、人々の暗かった表情も次第に明るさを取り戻していった。 そして政府は、各国の要請に対して、国連会議の席上で日本国の意思を表明した。(これは、政府案に対する国民投票の結果を受けて、日本国政府案として発表されたもの) まず『ネムス』鉱石の埋蔵量は、海底にあるため未だ未知数であることを前提とし、現在判明している埋蔵量は、日本国における電力の年間需要量の約100年分であることを明らかにした上で、各国に於いても自国の領海内海底を採掘調査することを求め、その技術のノウハウは惜しみなく提供することを約束した。 その上で、現時点での『ネムス』鉱石の供給には条件を設けることとし、次のように説明した。 1、これまで資源を輸入に頼っていた日本が、新エネルギーの開発のノウハウを提供するにあたって、今こそ国連の常任理事国入りを認めていただく。それに伴なう提案を要求する。それは、常任理事国の拒否権を失くすこと。 2、『ネムス』鉱石、供給の順位として、まずは、資源開発時点から協力してくれた米国、英国、印度。この3カ国から供給を開始する。ただし、日本国の鉱石埋蔵量が現在判明している量を大きく上回ることが明らかになった時点で、日本国での年間生産量が自国での消費量を超えた分の4割程度を各国にできるだけ低価格で供給する。 つづく クリックしてもらうと嬉しいです。 にほんブログ村
2012.06.16
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13日、国連事務次長がシリアの現状を「内戦」と認識しました。イラクでもテロが多発し、多くの人命が失われています。 街頭でコメントを求められても、殆んどの人は「戦争は良くない」・・・ですね。 良くないことは皆さん知ってはいます、人々の判で押したようなコメント、それを受けてニュースキャスターの締めくくりのコメントは 「戦争は良くない、1日も早く平和が訪れますように」とか・・・そういうコメントが大半 そんなコメントを聞く度に、ぼくは以前から「何か違うんじゃない?」 そう感じていて、ある日何かの本を読んだ時の記憶がよみがえり、沢田流のコメント を自作のSF小説「大 変 更」の中で、主人公のタカシ扮する「弥勒如来」の言葉 として書き留めてみました。 みなさんにも一度読んで見て欲しいと思っています。 では 「みなさんが一番勘違いされているのは、『戦争』とは何かということです。『戦争』という名の別な生き物がいて、それが勝手にこの地上を歩き回り、突然、爆弾を落としたり、銃弾の雨を降らしているのではない。 『戦争』とは、ウイルスでも、気象現象でもない。人と人とが互いの利益、生存する権利をめぐって対立し、話し合いでの解決を放棄した場合に起きる、人類最大の愚行であります。 このように簡単な事に気付かない、もしくは気付いていても知らぬ顔を決め込んで私利私欲に任せて生きている。それが永遠に続くとでもお考えなのか・・・このことに思いをいたすことこそ人類のためなのです」 にほんブログ村
2012.06.13
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若き頃のフレディ・マーキュリー! 我が家の全員が大好きなんですが 特に一号は、現在入手可能なCD全部持ってる!! うちの次女が一足早い父の日のプレゼントとして画いて (描いて?)くれました! かなり早めだなと思ったら、授業でアニメを制作するから忙しくならない うちにということだった。 今頃の芸術学部はアニメも教わるんだ、知らなかった! 実際の写真では顔半分が陰になってます。ファンの方はご覧になったこ とのある画像だと・・ けど、早めであれ、実際と違うところあっても問題ない! ぼくには最高の一枚だし、最高に嬉しいプレゼントです。 ありがとう!!我が家の次女ちゃん♪ (^0^) にほんブログ村
2012.06.07
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海の恵みを、天然資源の宝庫と言い、人類は太古より海からの贈り物を貪り続けて来た。けれど、母なる海の愛にも限りはあるのだ。海洋資源調査船が持ち帰った鉱物は、まさに驚異的な天然資源だった! これからの研究によってその制御法が進歩すれば、核エネルギーに代わる膨大なエネルギー源となるのは間違いない。その理由として、発電タービンを廻す蒸気は高温の方が効率がよく、火力発電では400度の蒸気が使われるのに対して、 原子力発電の場合は強い放射線によって機器が損傷されるため、2百数十度まで下げなければならない。核分裂反応によって発生する熱は2、000度前後にもなるので2百数十度の蒸気を得るために、燃料棒の周囲に大量の冷却水を流しつづけなければ発電が成り立たない。このため、原子力発電のエネルギー転換効率は約30%、火力発電の約80%に比べると半分以下と低い。 この両者に対して、こんどの新発見された鉱物(以後、マリン・コール【海の石炭】と記す) は海水の塩分濃度、約3、7%で安定した状態を保ち、僅かずつ塩分濃度を低めてやるとそれに比例して高温を発生することが解かった。実験では塩分濃度約3、4%で450度の蒸気を安定して発生することが明らかになったのである!しかも、エネルギー転換効率は、なんと90%という超高率なのである。しかも安全性も極めて高い。日本政府は、このマリン・コールの利用を発電エネルギーに限定するとの約定に調印・遵守することを絶対条件としてのみ、広く世界各国に供給すると国連の場において発表した。日本政府代表の締めくくりのメッセージは歴史に残るだろう。「今、我々人類は、このマリン・コールをして『海がくれた最後の贈り物』と受け取り、この地上から武力による争いを無くす事によって、地球は1つであることを、感謝の気持ちを込めて『母なる海』に見せてあげようではありませんか」満場は総立ちとなり、拍手はいつまでも鳴り止まなかった。 それは、今から約80年前のことである。 つづく にほんブログ村
2012.06.01
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