全3件 (3件中 1-3件目)
1

ある夏の日に Help!勇一には、何だか1号よりも2号の方が、より早く飛翔しているように見えた。(先に現れた、多摩川を終点としようとする彗星を、誰かが1号と名付け、後に現れた彗星を2号と呼んだ。それがSNS内に拡散され、一人のアナウンサーの口に乗り、瞬く間に世界に拡がったのだ。)勇一の願いが強く働いて、そのように見えたのかも知れない。いつか、我が身にも及ばないとは言えない。そういう危機感を抱いた時、人はどうやら、今回は自分の身の上に起こらなくても、決して他人事などとは想えなくなるようである。世界中の人々が今、どうかあの彗星が、地球の、日本の、そして東京の空から消えて欲しい!地上に落ちないで欲しい!と・・・真摯な想いで手を合わせ、それぞれが信じる仏や神に、願いをかけているのだ!同じ大地に火災が発生した時、野生の動物たちが、日頃、捕食している草食動物たちと共に草原を駆けて逃げる。無意識のうちに共存を認め合うあの光景。世界中に拡がるネットワークシステムによって、人類は一つの現実に同時に目を向け、共通の危機感を共有したのである。「追いつくか?・・・追いついてくれ!」一人のつぶやきが、やがて災害対策本部全体を圧する大きく強い声となった!―― 彗星は・・・ ――今日は好きな曲は、これ。The Beatles - Help!-Lyrics です。thanks,nowhereman113. 有難うございます。(^^♪いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪ 今日は、唐突ですが、9年前まで元気でとても可愛く、良く懐いてくれていたゴールデンレトリバーのムクの写真をお見せしたいと思います。可愛いでしょ!本当は、もっと可愛いのですが、撮り方が下手なのです(^^♪
2017.10.31
コメント(4)

ある夏の日に 半直線多摩川を渡る東急田園都市線。東京側に二子玉川駅があり、神奈川側の駅は二子新地だ。その2つの駅と駅の間に流れる多摩川に落下すると思われる彗星が1つ。そこへ、太陽圏外で、何らかの天体と接触し、その衝撃によるものか、軌道を変え、驚異的に加速された彗星が地球を目指して接近しつつある。スーパーコンピューターの演算によって明らかとなるその軌道は、まもなく対策本部中央のモニタースクリーン上に現される。国立天文台のスタッフである松岡が立ち上がって告げる。「軌道計算終了!只今より中央のスクリーンに、2つめの彗星の軌道が表示されます」その場にいる全員が固唾を呑んで見守る中、彗星から1本の半直線(片方は点で止まり、もう一方はどこまでも伸びる線)が伸び始めた!それはどんどん伸びていく!この展開に対する勇一の想像は、期待を含むものであって、新たな彗星の衝突によって、本来ならば地球に激突するはずだった彗星の軌道が大きく外れる、若しくは砕け散って大気圏で燃え尽き、線香花火のように消滅するか・・・新たな彗星の軌道を描く半直線は、多摩川流域を到達点とする彗星に迫る・・・そして2つの半直線は交わると同時に弾けて消えた!同時に対策本部は歓声に包まれた!「気持ちはわかるがまだ早い!」しかし、勇一の声はかき消された。ヨーコが弾けるような笑顔で、勇一の胸に飛び込んできた。見上げている笑顔が愛おしくて、髪を撫でた。お父さん以外の誰かに触られるのは絶対嫌だ。と言ってたのに・・・俺ならいいのか・・・口にする前にヨーコが頷いた。もう、こいつしかいないな。スピーカーがオンになる音がした。「皆さん、落ち着いて!・・・これは3日後にこうなるという予測ですよ。まあ、ほぼ確実ですが。とにかくあと3日間は衛星中継とハッブル宇宙望遠鏡で監視します」そういう松岡のアナウンスも、柔らかな声音だった。 ―― 彗星衝突まで、あと3日――今日の好きな曲は、Deep Purple-Highway Star です。Momo Tarou さん、Upして頂いて、有難うございます。♪いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。(^^♪
2017.10.18
コメント(0)

ある夏の日に ベーゴマ彗星鉄道のレールの上を行くように、ベーゴマ彗星(後に命名された)は、誰かの意思が働いたのか、おおよそ地球の方向を目指すと思われる軌道を、矢のように走る!NASAの協力を得て、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた画像を東京の対策本部でも同時に観れるようになっている。勇一もマギーの計らいで同席する事を許されていた。ベーゴマ彗星が太陽光を浴び、尾を引き始めたことによって、大型のスクリーンに姿を現した直後、マギーと勇一の目が合った!「もしかして・・・!」「なに!?、言ってみて勇一!」「多摩川に衝突することになってるあの彗星と、今現れた彗星の軌道が・・・ひょっとして交わるような可能性は?」マギーの目が大きく見開かれた!「Oh,my!...」そして立ち上がりながら、「スーパーコンピューターとリンク出来ない?」傍にいたアンドリューが、すぐに立ち上がり辺りを見回す。マギーが前方のデスクを指差した。「彼が日本の国立天文台のスタッフよ、多分」アンドリューは、マギーに頷くと急ぎ足でデスクへ歩み寄る。幸いにマギーの感?記憶?どちらにしても当たりだった。「このパソコンは、国立天文台とリンクしている。スパコンも国家危機管理情報部と共用で、今日から1週間、優先的に使える」スタッフの名前は松岡という。胸に下げたIDカードに記載されていた。松岡はパソコンに向き直り、キーボードに10桁ほどの英数字を打ち込んだ。パスワードのようだ。すぐに画面が変わった。松岡がマギーを振り返る。「大丈夫、今は我々の優先順位が1となっている」「お願い、すぐにあの彗星の軌道を計算して!」松岡は大きく頷くと、国立天文台のスタッフに、大至急ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた、新しい彗星のデータを送ってくれるように指示した。届いたデータを直ちにスパコン側のスタッフに送る。松岡は、パソコンのマイクに声を送る。「これから彗星のデータを送ります。軌道の解析をお願いします」了解した、との返事があった。結果はスクリーンの画像に軌道として描かれる。全員の目が中央のスクリーンに釘付けとなった。― 彗星衝突まで、あと4日 ――今日の好きな曲は、Billy JoelでWhen You Wish Upon a Star です。バックの映像は、映画「Field of Dreams」。星の話ではありませんが、とても夢のある映画で、何度観ても新鮮で、大好きな映画です。MrMoonligttさん、Upして頂いて、本当にありがとうございました。 いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2017.10.04
コメント(2)
全3件 (3件中 1-3件目)
1


![]()