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奇跡の4B 宿題の重さバッハにこれから進むべき道を開いてもらったベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、彼らは一旦光明を見せてもらった。みんな其々バッハに感謝の言葉を述べ、明日もまた仕事が終わったら、この店で会うことを約束し、それぞれの家路についた。ベートーヴェンは音楽活動に没頭する人なので、夕食もメイドさんに作ってもらう。好物は、パンをどろどろになるまで煮込んだスープ、淡水魚のムニエル、仔牛肉、チーズを和えたマカロニなど。ただしこれらは遅めの昼食であって、一般のドイツ人と同じく夕食は簡素にして軽く済ませ、ワイン、ビールと共にタバコや葉巻を楽しんだ。だが今日は好物のワインもあまり進まない。バッハの言った「4人で協力して曲を作って国王にお聞かせしよう」という提案が、あのベートーヴェンをもってしても、次第に重い宿題となってしまい。ワインで気持ち良くほろ酔い気分になれないでいるのだ。ベートーヴェンでさえ、こうなのである。ブルックナーやブラームスが感じている重圧は想像を超えた。体重まで増えたような錯覚を起こしたようで、二人とも各々の部屋の分厚い板のテーブルに両方のひじをついて支えていないと上半身をテーブルの上に投げ出してしまいそうなほど、バッハの提案がどんどん重みを増していくようだった。翌日の夕方、仕事を終えた4人はコーヒーショップ・SIGHに集まった。3人の憔悴した顔を見たバッハは、軽くため息をつき、どっかとイスに腰を落とした。ベートーヴェンたちは静かにイスに腰を下ろした。6つの目が見つめるその先に、腕を組み目を閉じて思案顔のバッハの姿があった。ブラームスは思った。(たしか・・・前回もこんな風に・息のつまるような場面が・・・)そこまで考えが及んだ時、唐突に空気が割れた!バッハが音を立ててイスから立ち上がったのだった。「オー!」とも「あ!」とも聞き取れる感嘆の声がベートーヴェンたちの間に起こった。「モーツァルト侍従長に会って来よう!」驚いたベートーヴェンが「これからですか?」と言った。「こんな時間だが、急用と言えば会ってくれるだろう」「モーツァルト侍従長にお会いして、どうされるのですか?」「悪いが今はそのわけは言えない。わたしを信じて欲しい」ベートーヴェンには、もはや頷くしかなかった。「ブルックナー君、ブラームス君、ベートーヴェン君の家で私の帰りを待っていてくれないか・・・」2人を振り返り、大きく頷くベートーヴェンの目を見て、ブルックナーもブラームスも「分かりました。お待ちしています」そう言うのが精一杯だったのである。3人の顔をじっと見つめて、強い意志を顔に表したバッハはくるりと振り返り、うす暗くなってきた石畳の街路を王城を目指して歩き始めた。途中で急に立ち止まり振り向くとバッハは「これだけは教えておこう。モーツァルト侍従長は特異な能力を持っている。私の考えにヒントをくれるはずだ」バッハは、怪文書のような意味不明な言葉を残して、その後は二度と振り返ることなく王城を目指して歩き続けた。今日の好きな曲は、The Beatles - Rain です。TheBeatlesVEVO thank you for up!いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。
2018.02.28
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奇跡の4B 特別編今日は独り言を言います。モーツァルトのこと、彼の楽曲に僕は、深い愛を感じます。彼はあまりにも才能に恵まれていた為、いろんな妨害を受けました。それでも彼は優れた楽曲を作り続けました。だからでしょうか、モーツァルトを聴いているとじわっと感動に包まれたり、聴き終わると清々しい気分になることがあります。そしてそれはジョンレノンの曲からも得られるように思います。人には人を愛する不思議な強い力があります。だから楽曲に愛を感じることが出来るのだと思うのです。動物たちが困っている時に手を差し伸べる優しさも、根っこに愛を持っているからでしょう。それなのに、この地球上で悲劇が起きていることに目を背けることもできる。五輪の興奮を邪魔するつもりはないけれど、ちょっと耳をすませば、聞こえてくるでしょう。地球のあちこちから悲痛な声をたてて、嘆き悲しむ人たちの声が。「内戦、併合、大国」ググって見てください。他人のことに無関心な人が、捨てられた犬や猫には手を差し伸べることがあったとしたら、それは偽善だと言いたい。紛争だけではなく、人の技術を無断で使用し自らのものとして利益をわがものにすれば、苦心して創り上げた人は被害を被ります。それは独善的であり、モーツァルトの楽曲に脈打つ愛を感じ取ることなどできない可哀想な加害者です。そこいらを理解している方なら、これからの 奇跡の4B を楽しんで頂けると思うのです。今日はモーツァルト、弦楽五重奏曲第4番ト短調k516第1楽章をお聴きください。心が癒されると思うのですが。名曲クラシック&ジャズ(Masterpieces of Classical music and Jazz)さま、upして頂き、有難うございます。いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。
2018.02.27
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奇跡の4B 記憶と発案「バッハ、貴方はすでに下界再誕の権利を、我々4人全員が得られる方法を思いつかれているのでは?」いつの間にか、ベートーヴェンのバッハに対する言葉遣いが変わっている。前の世の下界において、ベートーヴェンは「バッハは、小川ではなく大海だ」と評したことがある。それはドイツ語の“Bach”が文字通りには小川を指すことからくる洒落とも言えるが、ベートーヴェンもまたバッハを偉大なる作曲家として尊敬していた。だからこその評価だろう。ベートーヴェンは、知らず欠落していた前世での記憶の一端を思い出したのか?そうであるならば、言葉遣いが改まった事も理解できる。「1つだけある」3人が同時に身を乗り出し、同時に声を発した。「それは!?・・・」だが肝心のバッハは腕を組み黙り込んでしまう。バッハの口に全員の目が集中している。息をするのも忘れて・・・僅か数秒が3人には、とてつもなく永く感じられた。やがてバッハの口が開くと、1秒よりずっと短い時の後に3人が一斉に息を吐き、正常な呼吸を取り戻した。「ただ、どうなのかな・・・私の思いついたことは物を作って人々の役に立つものではないんだ・・・楽しんでもらえるとは思うのだがね・・・」「先ずは、とにかく・・仰ってみて頂けませんか?」あとの2人も、大きく頷いてベートーヴェンに同意した。バッハはベートーヴェンに向けていた目をブルックナー、そしてブラームスと、一人ずつ彼らの目を真っすぐに見つめ、その瞳に宿る熱意と誠意とを確かに受け取っていった。「わかった。君たちの意見も聞きたいし・・・この国の人々に喜んでもらえること、それこそがウェールズ国王の眼鏡に叶うことだろう。では我々に出来ることの中で最善なのは?・・・音楽だよ、この4人で素晴らしい楽曲を作り、国王をはじめα中天界の人々に聴いてもらって楽しんでもらうことじゃないか!?」ベートーヴェンもブルックナーも、深く頷いた。そしてブラームスにいたっては、胸の前で手を握りしめ目を赤くして、今にもあふれそうな透明に光るものを湛え、誰よりも強く賛同の意思を表した。何しろ、あの心酔する師とも仰ぐ、大バッハと一緒に曲を作ることができるだ!彼にしてみれば、まるで夢の中の出来事である。感動せずにいられるはずがない。バッハの発案により、4人の意思が1つになった瞬間だった。今日の好きな曲、これで何度目かな?でも好きなんですよー^^良かったらお楽しみ下さい。The Beatles - RevolutionThank you TheBeatlesVEVO,for up this song. いつも応援ポチをありがとうございます。♪今日もよろしくお願いします。(^^♪
2018.02.14
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