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奇跡の4B α中天界の不思議 ストーリー展開のフラグとして。α中天界、この国の特殊性の一つが、ここに留まろう。何時までもやがて恐らくはやって来るはずの子や孫たちと再会を果たして何時までも永久に何の不自由もなく楽しく語り合って過ごせる。そうなんです、ここで暮らす人々には無限の寿命が約束されているのです。そして更には、心や身体にその人が望まない不公平な部分があって、それが解消するまで(α中天界で他の方々と共に暮らす日々において、いささかなりとも障りとならないという意味において、です)手厚く見守ってもらえる『予備の国』が用意されています。そこを出てからα中天界に入る人もいれば、下界での寿命が尽きて直ちにα中天界に至る人もいる。なので、その個人差がある故にα中天界で出会う年月にも差異が生じて、バッハとモーツァルトのような、下界ではあり得なかった「奇しき出会い」もこの国ではあり得るのです。モーツァルト侍従長によるα中天界の不思議な成り立ちの説明を聴いたバッハの身体の力が抜けて、その上半身を椅子の背もたれに倒すように預けた。ため息を漏らした後に、何度か頷いて顔を上げ、モーツァルトを見た。ここは国王が気さくに立ち寄る事もあることから、それなりに整えられたモーツァルト侍従長の居室である。少々値の張りそうな椅子に座ったままバッハが言った。「今のお話を聴いて分かりました。何とも不思議な事が・・・これはもう奇しきご縁があったとしか思えません」深く頷いたモーツァルト侍従長が言う。「では、貴方のお尋ねになりたいことを伺いましょう」「はい、それでは思い切ってお尋ねします。実は、下界再誕の権利について少しだけ不安があるのです。」「ほう・・・それは一体どういった類の・・・」「正直に申し上げると、不安というより、下界再誕させて頂くにあたってお願いがあるのです。このような厚かましいお願い事を口にするのは理由があるのです」「でしょうね、そうだと思いますよ・・・どうぞ続けてください」「はい、有難うございます。私は寝ている間に時々夢を観る事がございまして・・・つい先日も夜中に夢をみたのですが、何故か私はあのイングランド王国のある小さな港町に降り立ちました。すると前方に小さな教会が見えてまいりました。教会に集うためでしょう、老若男女たちが集まり始めたのです。そばを通り過ぎようとした若者をひとり呼び止めて今日はなにか催し物でもあるのかい、と。『今日はチャリティーのためにこの町の人気バンドがやってきていかした音楽を聴かせてくれるのさ』と教えてくれまして」「それだ!私も実はその催し物を観たんだよ!」モーツァルト侍従長が唐突に話に割り込んできた事にまず驚き、バッハが夢で観たのと同じ教会の催し物の話を語ることに二度驚いた。バッハはモーツァルト侍従長に案内されて城の階段を下りて城門を開けてもらうまでに知りたかった事の全てに応えをもらい、感激し。何度も振り返りながらお礼を言った。(今聞いたことを忘れないうちに紙に書き写しておこう。明日にでも彼らに教えてあげなければ・・・)こうして不思議で大事な夜は更けていった。今日の好きな曲は、The Rolling Stones-Honky Tonk Women-Live On Copacabana Beach です。Keith Richrds カッコイイ!Thank you The Rolling Stones for up this song!いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。(^^♪
2018.04.16
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奇跡の4B 奇しき出会い(さてと・・・)モーツァルト侍従長が心の中でそう呟いた時、ドアをノックする音が、分厚いドアを存分に振動させてモーツァルト侍従長の部屋のみならず、廊下にも響き渡った。「困ります!バッハさん、そんなに強くノックされては!この階の全員が目を覚ましてしまいますから」「あ、これは申し訳ない!気を付けましょう!」「ですから、もっと小さな・・・」(ホフマン君、君の声も大きすぎるのだが・・・これは、早く中に入ってもらった方がいいようだ・・・)モーツァルト侍従長自らドアの把手に手をかけて引いた。ホフマンは、声を掛ける前に開いたドアの前に、モーツァルト侍従長が立っている姿を見つけると、思わず気を付けをした。ホフマンは、彼自身の目が恐らく大きく見開かれているであろうことを、瞬時にさとりながらも言うべきことを口にした。「侍従長、申し訳ありません!つい大きな音を・・・」ん!いつものように、モーツァルト侍従長の『その先は分かってるよ』という合図の、例のあの手が上がらない!「大きな音を立ててしまいまして、お許しください。バッハ氏をお連れ致しました!・・・」(最後まで言えた!侍従長に、ご報告を最後まで言うことが出来た!)些細な事でと、笑わないでやって欲しい。ホフマンが警備主官に任命されてから、最後まで報告できたのは恐らく初めての事なのだから。思い切って言ってみれば、モーツァルト侍従長は、自身の頭の回転の速さが尋常ではない事をちゃんと認識すべきなのである。モーツァルト侍従長、さすがにわかっていたのである。部下に仕事を気持ち良く完遂させてやることも必要なこと。上に立つ者としてそれを忘れないように努めるべきだと・・・ただ、多忙のあまり日頃忘れがちな自分を知っていた。それが故に、この時は目にも優しさを浮かべることを忘れずに言った。「うむ、ご苦労だった。ホフマン警備主官、後は交替で休んでいてくれ給え」「はい!それではこれで失礼いたします」ホフマンは達成感に満ちた顔でそう言うと踵を合わせ上半身を少しだけ前に倒して戻し、回れ右をして警備詰所へ戻った。部屋に招き入れられたバッハは、緊張の面持ちを崩せず夜分に尋ねた非礼に対してお詫びの言葉を述べた。モーツァルト侍従長は、確かに遅い訪問ですな、と言った後でバッハの顔を注視しつつ驚くべきことを口にした。「偉大なるバッハ、貴方は私にお詫びをしてくださいましたが、私は貴方にお礼を申し上げます。実は、下界で少年時代の私に作曲を教えてくださったのは、貴方の一番年若いご子息、ヨハン・クリスティアン・バッハ先生でした」※【これはフィクションではなく、偉大なるバッハの末子、ヨハン・クリスティアン・バッハはロンドン時代に少年モーツァルトと出会い、作曲を教えているのです】バッハは、ただ首を傾げるしかなかった。モーツァルトはバッハが亡くなった6年後に生まれたのだから、バッハは自分の子供とモーツァルトがバッハの亡き後に出会っていたなどとは、知る由も無かったのである。※一般的に良く知られているバッハと言えば、ヨハン・セバスティアン・バッハのことだが、モーツァルトが手紙などで単にバッハと記した場合は、ヨハン・クリスティアン・バッハのことを指す。今日の好きな曲は、John Denver-Rocky Mountain High(From"Around The World Live"DVD)です。Thank you Eagle Rock for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。(^^♪
2018.04.03
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