2004年03月24日
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OUTSIDE




1990年代というのはどんな時代だったんだろうか?
戦争を知らない世代に起きた戦争があり、1つの巨大な国家が変貌を遂げ、失われた都市が帰郷したりした。
また日本では大地が牙を向いて恐怖が身近な存在である事に気付かされた。

身近に潜む恐怖。

歴史の教科書には載る事のない部分の1990年代の話しだ。

90年代中期、世の中は奇妙な動きを見せる。
地下鉄から毒素が溢れ、ハイスクールでリアルなサバイバルゲームを演じる若者、そして透明な存在の少年。
プロファイリング、多重人格、猟奇殺人。


これはそんな時代に生まれたアルバムだ。
猟奇殺人をテーマにしたコンセプト・アルバム「アウトサイド」である。
その時、世の中に確実に渦巻いていた「闇という病み」。
変化を繰り返して来たボウイにとって、これは絶好の素材だったのかもしれない。

それにしても、こういう人の事を天才というのだろう。
もっともボウイの場合は奇才と言ってもいいかもしれない。
全編に漂うデジタルなビート、不穏なピアノ。
まるで本当に猟奇被害者の悲痛な訴えの様なインターリュード。
共同プロデュースのB.イーノの助力も効いている。
周知の通り彼もまた奇才だ。

テーマがテーマだけにダーク感いっぱいである。


と言うのも収録曲、『ハーツ・フィルシー・レッスン』は映画のエンディング(スタッフロール)で使われた曲だ。
セブンのサントラには未収録なので、聴きたい方はこのアルバムで。

ともあれ、「セブン」「羊達の沈黙」「ボーン・コレクター」などに反応してしまう人なら、このアルバムの面白さを存分に感じ取れるはずだ。





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最終更新日  2004年03月24日 16時07分58秒
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