星とカワセミ好きのブログ

2017.11.11
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カテゴリ: 美術 / Art
2017年11月5日夕方、東京上野の国立西洋美術館で、「北斎とジャポニスム」展を見ました。浮世絵師・葛飾北斎の絵が印象派の画家に大きな影響を与えており、展示された北斎の絵とモネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガン、カサットなどの絵を比較すると、似ているところが沢山ありました。
例えば、北斎の相撲取りとドガの踊子が、双方とも腰に手を当てています。北斎の三匹の子犬とゴーガンの三匹の子犬も似ています。
また、葛飾北斎の最も有名な絵である「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は多くの画家を魅了してきたようで、波や富士山を真似た絵や工芸品が紹介されていました。

国立西洋美術館はル・コルビュジエが設計した国内唯一の建造物で、2016年に世界文化遺産に登録されました。美術館では松方コレクションも展示しています。
松方コレクションについては、「世界名画の旅2 フランス編 朝日文庫 朝日新聞社」p44~57に経緯が書いてあります。オランダで生活していたとき、世界名画の旅1~7を繰り返し読みましたが、特に松方コレクションの「ゴッホ・アルルの寝室」の話が好きでした。

松方幸次郎氏は川崎造船所の社長で、第一次世界大戦前後の造船ブームで得た金で、美術品を買いあさりました。画廊に入っては、ステッキで端から端までを指して、全ての絵画を購入したということもあったそうです。川崎造船所が経営破綻し、パリに残ったコレクションは第二次世界大戦後にフランス政府に没収されました。1951年のサンフランシスコ講和会議で、日本全権の吉田茂氏がフランス側に松方コレクションの返還を交渉したところ、フランス政府は作品展示の美術館を造ることを条件に、一部の作品を除いて日本に寄贈することにしました。そして建設されたのが国立西洋美術館です。
日本に返還されなかった美術品の一つに、ゴッホの有名な「アルルの寝室」があります。これはパリのオルセー美術館で見ることができます。

昔になりますが、海外から帰国し、東京から広島へ新幹線で帰った時の事です。座席に座り、横の座席のご婦人に挨拶をしたのが縁で、会話が始まりました。その方は岡山に住んでおられ、私の両親と同じくらいの年齢の方でした。趣味は美術館巡りということで、印象派の話で盛り上がりました。話題は松方コレクションになり、その女性の知識の多さに驚きました。住所情報を交換し、毎年、見た絵について感想を書いた手紙や年賀状を送り合いました。数年前、そのご婦人のご家族から手紙をいただき、そのご婦人が逝去されたことを知りました。
国立西洋美術館や松方コレクションの事を考えると、新幹線の中で偶然にお会いして絵画の話をし、それから数十年も手紙や葉書を交換したそのご婦人の事を思い出します。






↑ 国立西洋美術館。

↑ 購入した「HOKUSAI and JAPONISME」。北斎の絵と印象派画家の絵が比較してあり、似ているところを探すのが楽しい。

↑ オーギュスト・ロダンの「カレー市民」。松方コレクション。









↑ エミール・アントワーヌ・ブールデル 「弓をひくヘラクレス」。

↑ オーギュスト・ロダン 「地獄の門」。

↑ オーギュスト・ロダン 「考える人」。松方コレクション。





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最終更新日  2017.11.24 01:56:28
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Re:北斎とジャポニスム(11/11)  
ミリオン さん

東京上野の国立西洋美術館は素敵ですね。行くのが大好きです。頑張って下さい。今日のお昼は、「ちゅらさん」の再放送の第57回を見ます。 (2024.06.19 09:30:40)

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