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2010年12月17日

社内公用語を英語にする　楽天、ユニクロ

テーマ：たわごと(26923)

カテゴリ：生活、家族、仕事

　日本型では通じないとの考えからだろう。

　言語、経営方式のいずれも、形式的な導入、自分たち（経営者）に都合のいい「いいとこ取り」などありえないことを幾多の事例が示してくれる。

　電機、自動車などの製造業はグローバル展開をしているが、勝ち残った企業は、進出先に最適化できたところ。

　自分たちの得意技を見極め、得意領域を伸ばすべく最適化することが重要。

　アジアの多くの国々の公用語は英語ではない。

　韓国は英語に堪能だから国際展開に成功したわけではない。

　社内公用語の英語化は社内の刺激要素なのか、本気で国際化をはかろうとしているのかが問題。

　各経営者は本気というのだろうが、例えばアメリカ型の成果主義なら、株式会社で業績が悪ければすぐに経営者だってかわる。

　楽天市場さん、世界にはばたけるよう、がんばってください。

楽天市場公式ネットショップの教科書

「日本企業をやめて世界企業になる」
　社内公用語を英語にする楽天の国際戦略
　（2010年7月1日 INTERNET Watch）
　…(略)…
　三木谷社長は、楽天がこれまで対象としてきた日本市場の今後について、世界における日本のGDPシェア自体が下がっていくこと、グローバルにおけるBtoCのEC市場が拡大する一方で日本の占める割合は下がっていくこと、BtoCのEC市場成長率では中国はじめフランスや米国が日本を上回っていること挙げ、「海外展開は楽天にとってオプションではなくマスト」と表現。
　2009年に1％だった海外取扱高比率を拡大していくのは自然な流れだとした。
　…(略)…

されど、愛しきソニー

ソニーはなぜ没落したのか
　(2010年12月17日池田信夫 blog)
　…(略)…
　このような縄張り争いや社内政治は、連結で16万人も従業員のいる大企業としては、それほど特別な現象ではない。
　出井氏の最大の罪は、アメリカ式経営を導入したことではなく、それを徹底しなかったことだろう。

　日本的な長期的関係は社内政治などの影響費用を減らす意味があるのだが、それを壊すと露骨な派閥抗争がまかりとおるようになり、日米の企業統治の欠点を合わせ持つ結果になってしまった。
　…(略)…

ユニクロ思考術

ユニクロ、公用語を英語に
　１２年からグローバル化を加速
　(2010.6.24 Sankei Biz)
　カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは24日、2012年3月から社内の公用語を英語にする方針を明らかにした。
　海外のオフィスはもちろん、日本のオフィスでも外国人社員が参加する会議などで使用する言語は原則英語にする。

グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業

アマゾンと楽天
　(2010年12月16日Chikirinの日記)
　「買うことの便利さ」を提供してくれるアマゾンと、「買うことの楽しさ」を提供している楽天の違い、ですかね。
　特に要らないものを買いがちになる洋服と雑貨について、楽天が圧倒的に充実しているのでそういう傾向が強いというのもあるでしょう。
　この範疇では、アマゾンが始めたジャバリ（ちきりんもお試しレビューを書いています。
　→　ジャパリの体験）は、靴と鞄について画期的な新買い物スタイルを提供しています。
　もしもアマゾンがこのスタイルを服や雑貨に持ち込めれば、相当のインパクトがあると思うし、この2社の関係にも地殻変動が起ると思いますが、それはまだかなり先なのかもしれません。
　★★★
　アマゾンが圧倒的に有利っぽいのは「物流」かなーと思います。
　消費者からみると「配送費」と「配送日数」です。今やamazon.co.jpが販売主なら値段に関わらず送料が無料、というのは、細かいもの（安いもの）をちょこちょこ買いたい人にはメリットが大きいですよね。
　また、画面で「在庫あり」となっていれば配送にかかる期日もほぼ一定していて、いつ購入すればいつ頃手に入るか読みやすいです。
　…(略)…
　ウエブサイトの作りも、グローバルに統一して、マニュアル主義で、スケールメリットを追求するアマゾンと、「日本のごちゃごちゃを商売にする」楽天の違いをキレイに反映してますよね。
　アマゾンの画面は基本的には同じ様式に統一されていて、たとえ売り主が一般店(楽天にも店を出している小売店）であっても、画面は超シンプルでさりげないです。
　一方の楽天ショップの（ほとんどのサイトの）ケバケバしいこと。
　なんじゃこれ、なショップも多々あります。ドンキホーテ的店づくり＝サイト作り（多分意図的？）のお店が多く、あれは好き嫌いがあるだろうと思います。
　この違い、まさにアメリカ的なるものと日本的なるものだなーと思います。
　…(略)…
　楽天は、ポイントやカードでの囲い込みが巧いし、本を除けばカスタマーレビューも楽天の方が圧倒的に充実しているように感じます。
　…(略)…
　もうひとつ大きな違いは、楽天が抱えている店は、基本は超ローカルな日本の小さなお店だってことです。
　彼らは今それらを世界につなげようとしていて、ちきりんはこれになかなか期待しています。
　…(略)…