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2018年03月20日
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カテゴリ: 民間航空
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 技術が産業と結実する以上、技術の実用化には様々な制
約や国境がある。
 米国は技術レベルの高い航空宇宙産業を独占し、トップで
あり続けようとしている。
 中島飛行機の伝統を受け継ぐ富士重工や三菱飛行機の
伝統を受け継ぐ三菱重工も民間航空の完成機の独自開発、
販売は断念した。

     ​

 ボッチと思われているホンダは海外展開にあたり現地資本
と合弁することに長けている。
 ホンダジェットのエンジンはGEと組むことで成功した。
 リコールを繰り返したフィットハイブリッドなどのDCTはZFと
組んだ。
 成功ばかりではなく、失敗もある。

     ​
 2017年出荷台数5.7t以下
 セスナ・サイテーション抜く
 2018年2月27日 財経新聞
 …(略)…
 だいぶ前から戦闘機用のエンジンでもターボファンが登場し、
小型自家用機でも純ジェットが占有しようとしている。
 そのエンジンも燃費改善が進み、「GE Honda エアロ エン
ジンズ(GEホンダ)」製の「HF120」を搭載している。
 このエンジンは、「GE Honda」と名乗ってGEが入ってい
るが、それは型式証明をとるための苦労であり、実際はホン
ダ製だ。
 この話だけで長くなるので、別の機会にすることにする。
 戦後、富士重工のFA200、三菱重工のMU-2など小型機開
発が続いたが、その後絶えて久しい日本の翼が三菱・MRJ、
ホンダ・ジェットと続いていることは、うれしい限りだ。
 アメリカの戦後政策で航空機開発、ロケット開発など多
くの制約を受けてきた過去を払拭してほしい。
 知識集約型産業として、今後の日本経済の成り立ちにも
大きな影響を与えるはずだ。

     ​
 本田技研工業はホンダジェットを辛抱強く育てた。
 類損を一掃する日が早くくることを望む。
 第二次大戦後初の国産旅客機、YS-11を作った特殊法人
日本航空機製造は、1982年9月7日に業務を全て三菱に引き
継いで解散。
 累積赤字は約360億円。
 三菱は「良いものを作れば売れる」と考えていたのだろう。
 MRJが世界の空を翔る日は遠い。

     ​
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最終更新日  2019年11月19日 09時09分13秒
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