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2020年12月19日
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テーマ: ホンダ(45)
 ホンダはモータースポーツをホンダのDNAとしている。
 F1がホンダのDNAと思うのはホンダファンの勝手な決めつけ。
 モビリティの名の下に小型ジェット旅客機を作ったように、内燃機関が電動機に転換された場合、電動車でのモータースポーツ参戦も十分考えられる。
        ​
「撤退」「休止」そして「終了」
「F1で培った技術が将来のホンダの製品に活かされ、
『さすが、ホンダ』と感嘆させてほしい」
世良耕太
2020/10/09 Motor-Fan.jp
  …(略)…
 ホンダは2000年に始めたF1レース活動を、2008年シーズン限りで終了した。
 その際は「撤退」の表現を用いた。
■ホンダのF1参戦活動
 第1期 1964~1968年
 参戦時:本田宗一郎社長
 撤退時:本田宗一郎社長
  撤退理由:大気汚染対策の市販車用低公害型エンジンの開発
第2期 1983~1992年
 参戦時:河島喜好社長
 撤退時:川本信彦社長
  撤退理由:「初期の目標を達成した」から
        ​
第3期 2000~2008年
 参戦発表時:川本信彦社長
 撤退発表時:福井威夫社長
  撤退理由:リーマン・ショックによる業績の悪化のため、経営資源を再分配する必要があったため。
        ​
第4期 2015-2021年
 参戦発表時:伊藤孝紳社長
 終了発表時:八郷隆弘社長
 終了理由:カーボンフリー技術の投入をさらに加速させるため、F1参戦活動に投じていたリソースを振り向ける。
「サブプライム問題に端を発した金融危機と、それらにともなう信用危機、各国に広がった実体経済の急速な後退により、ホンダ(原文はHonda、以下同)を取り巻くビジネス環境は急速に悪化してきています。
 当面の世界経済は不透明さを増すばかりであり、回復にはしばらく時間がかかることが予想されます」
 発表されたリリースにはそう記されていた。
  …(略)…
        ​
 ホンダが参戦6年目にしてようやくチャンピオンを狙えるだけの実力を備えるようになったのは事実で、2021年に向けた期待は大きい。
 そんな状況での「参戦終了」の発表だった。
 1964年の初参戦以来、ホンダは参戦と撤退を繰り返してきたが、「再参戦はない」と八郷社長は言い切った。
 「終了」である。
 参戦終了の理由については、「カーボンフリー技術の投入をさらに加速させるため」と説明した。
 ホンダは「2050年にカーボンニュートラルの実現」を目指し、そのための手段のひとつとして「2030年に四輪車販売の3分の2を電動化する」という目標を掲げている。
 電動化の比率を高めても走行中の二酸化炭素排出量が減るだけであり、それだけでカーボンニュートラルが実現するわけではない。
 再生可能エネルギーの使用が欠かせないが、エネルギー技術の研究も大幅に強化することに言及が及んだ。
  ― 引用終り ― 
        ​
 今までみてきた限りでは、ホンダは古い技術、枯れていく技術に固執する体質はない。
 エンジンのホンダと思われているがディーゼルエンジンに取り組んだのは最近のこと。
 ホンダの辞書に「伝統維持」はなさそう。
 モータースポーツの頂点が電動車と見極めれば、それがF1でなくともあっさり切り替える、新しい頂点レースに乗り換えると思われる。 





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最終更新日  2021年07月04日 21時05分21秒
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