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2023年10月25日
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カテゴリ: 自動車
 10月16日、中央発条の藤岡工場(愛知県豊田市)で車体の振動を和らげる「シャシバネ」を乾燥させる生産工程で、従業員2人が軽傷を負い、建屋の一部が損傷するという爆発事故が発生した。
 バネの生産ラインが止まったことでトヨタは同日から一部工場の停止を開始した。
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 17日、トヨタ自動車は部品メーカー・中央発条の藤岡工場で起きた事故の影響でバネの調達が滞り、16日夕以降、一部の工場の稼働を停止していると明らかにした。17日はトヨタの高岡と堤(同)、トヨタ車体のいなべ(三重県)、豊田自動織機の長草(愛知県)の4工場に拡大し、『カローラ』や『クラウン』、『プリウス』など生産する6工場10組立ラインの稼働を止めた。
 18日、岐阜車体工業の本社工場(岐阜県)を追加し7工場11ラインが稼働停止となった。
 同じく18日、トヨタは一部の工場の稼働停止を20日まで継続すると明らかにした。
 20日、トヨタはトヨタ自動車東日本の宮城大衡工場(宮城県)と岩手工場(岩手県)を追加し、8工場13ラインの稼働を停止した。
 21日、中央発条は藤岡工場の設備を復旧し、生産を再開。中央発条は国内外の別の生産ラインでも代替生産に取り掛かった。
 23日、代替生産などで部品調達のメドが立ったトヨタ自動車東日本の宮城大衡工場などで生産を再開。
 同日、26日から全面的に生産再開することを発表。
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…バネメーカーの爆発事故で16日から停止
2023年10月23日 読売新聞
 トヨタ自動車は23日、仕入れ先のバネメーカー大手・中央発条の爆発事故で稼働を停止していた国内の一部工場について、26日から全面的に生産を再開すると明らかにした。23日は6工場8ラインを停止していた。事故の影響でバネの調達難が長引いており、24〜25日も一部工場の稼働は止める。
  ー  引用終わり  ー
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 トヨタ生産方式は、部品の生産・供給がなければ組立ラインがちゃんと止まる。関連の部品メーカーに至るまで余分な部品の在庫がない証だ。
 一部品メーカーのトラブルでトヨタ車の生産が全面的に止まるのは、コストダウンのためにスケールメリットを徹底的に追求しており、生産を集中しているため。
 コロナ禍明け以降、世界的な半導体不足でトヨタの生産工場は、他の自動車メーカーと同様に不本意な生産停止を重ねてきた。
 2022年3月、樹脂部品をつくる小島プレス工業(愛知県豊田市)のサイバー攻撃により国内全14工場を一時停止。
 半導体不足が和らぐ中、2023年7月の名古屋港へのサイバー攻撃による生産停止、2023年8月、部品の発注システムの不具合による生産停止。
 コロナ禍における物流混乱、その後の物流混乱、半導体不足に伴う生産変動などで安定供給が揺らぐ中、人気車種について受注が積み上がり納期が著しく長期化したために受注停止となる車種もあった。
 納期の「見える化」は購入希望者もトヨタ・ディーラーも切望していた。
     ​
年内に国内全店・全車種で展開
白木真紀
2023年10月13日 ロイター
 トヨタ自動車(7203.T)は13日、すでに国内の一部店舗と一部の車種で導入している新車の納期を「見える化」する販売物流統合管理システムについて、年内に国内の全販売店・全車種で展開する方針を明らかにした。正確な納期を伝えて顧客満足度を高めることで販売機会の損失を防ぐほか、実際の需要に基づいた生産効率の向上も図る。
 同社は今年1月から販売物流統合管理システム「J-SLIM(Japan Sales Logistics Integrated Management、ジェイ・スリム)」を主力ハイブリッド車「プリウス」から導入を始めている。受注から生産計画、実際の生産状況、輸送、納車までの情報を統括して管理するシステムで、販売店が発注を入力すると、その車両がいつ工場を出荷し、販売店に到着するかが詳しく可視化される。
 これまでは販売店には納期を3カ月先までしか示せていなかったが、同システムでは最長2年先まで示すことができる。
  …  (略)  …
 また、同システムでは生産から納車までの間に滞留している車なども「見える化」もできるようになっており、「滞留の『見える化』は今年の中盤から全車種でできるようになっている」と語った。
  ー  引用終わり  ー
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 10月16日、不正調査が長期化したため、注文自体を取り消すこととなった。
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ダイハツ不正調査長期化で出荷メド立たず[新聞ウォッチ]
2023年10月16日 Response
 今年5月、委託生産するダイハツ工業による認証手続きに関する不正が発覚し、トヨタ自動車ブランドとしても販売している小型多目的スポーツ車(SUV)『ライズ』について、顧客から既に受けた注文を取り消すことが分かったという。
 10月15日付けの日経が報じていたが、注文を取り消すのはライズとダイハツブランドの『ロッキー』のハイブリッド車(HV)で、いずれもダイハツの工場で生産の車種。ダイハツの認証手続きに関する不正が5月中旬に発覚して以降、販売と出荷を停止していた。
 記事によると、取り消しの対象となるのは出荷停止の前までに注文していた顧客で、数万人規模とみられる。不正に伴う調査が長引いているため、出荷再開のメドが立たず、「これ以上顧客を待たせるのは望ましくない」と判断。ダイハツでは「キャンセルや他車種への切り替えなどを具体的にご提案できるよう取り組んでいる」とも伝えている。
  ー  引用終わり  ー







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最終更新日  2023年10月25日 06時00分16秒
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