おしゃれ手紙

2006.12.09
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緑の葉私は雑草が好きだ。
これまでにも、 *「雑草大好き」* というテーマで *何回* も書いた。
そんな私の雑草好きに拍車をかけるようなテレビを見た。

* 12月7日、放送のNHK「プロフェッショナル」。*
内容は、無農薬で育てるリンゴ農家、木村秋則氏。
以下、NHK TVのドキュメンタリ番組「プロジェクト X 挑戦者たち」風に紹介します。
(田口トモロヲ風に読んでください。)

♪風の中のすばる 砂の中の銀河
みんな何処(ドコ)へ行った
見送られることもなく

りんご
そして、腐らない。
そんな「奇跡のりんご」を作るのが、青森・弘前の農家・木村秋則(57)だ。
そのりんご作りは、化学的に合成された農薬や肥料を一切使わない。
りんごは病害虫に弱く、農薬なしでは収穫量は10分の1になるといわれる。
そのなかで、農薬に頼らないリンゴ作りを日本で初めて本格的に成功させたのが木村だ。

かつて、農薬を使っていた木村。
しかし、その農薬で皮膚がかぶれた。
なんとか農薬を使わずにりんごが作れないものか、そんな思いから、木村は無農薬のりんご作りに挑戦した。

しかし、3年たっても4年たってもりんごは実らなかった。
収入の無くなった木村は、キャバレーの呼び込みや、出稼ぎで生活費を稼いだ。
妻は畑の雑草で食費を切りつめ、子供たちは小さな消しゴムを3つに分けて使う極貧生活。

6年目の夏、絶望した木村は死を決意した。
ロープを片手に死に場所を求めて岩木山をさまよった。
そこでふと目にしたドングリの木を見ながら思った。
「なぜ山の木に害虫も病気も少ないのだろう?」
疑問に思い、根本の土を掘りかえすと、手で掘り返せるほど柔らかい。
この土を再現すれば、りんごが実るのではないか?
早速、山の環境を畑で再現した。

8年目の春、木村の畑に奇跡が起こった。
畑一面を覆い尽くすりんごの花が咲いた。
それは豊かな実りを約束する、希望の花だった。
その光景に木村は涙が止まらなかった。

♪草原のペガサス 街角のヴィーナス
みんな何処へ行った
見守られることもなく

地上にある星を 誰も覚えていない
人は空ばかり見てる

つばめよ高い空から 教えてよ地上の星を
つばめよ地上の星は 今何処(ドコ)にあるのだろう


りんご農家の木村さんを助けたのは、雑草だった。
雑草が地下に根を張ることによって、土が耕されるという。
耕されて柔らかくなった土は、りんごの根の成長を促す。

雑草が生えることで、鳥や虫の住家が出来るようになる。
その鳥や虫が、りんごの害虫を食べる・・・。

木村のりんご作りの哲学は「育てない、手助けするだけ」。

りんごの生命力を引き出すために、畑をできるかぎり自然の状態に近づける。

そこには、人と自然の魂の対話がある。


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◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★12月9日 *「サランカのやろ」* UP
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Last updated  2017.12.16 11:04:58
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