おしゃれ手紙

2020.08.21
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カテゴリ: 映画
ファヒム パリが見た奇跡 ■♪音が出ます!!

その一手に希望を乗せて

天才チェス少年として有名な8歳のファヒム(アサド・アーメッド)と父親は、母国バングラデシュを追われ、家族を残してフランス・パリへとやって来る。
だが到着してすぐ、強制送還の可能性に怯えながら、亡命者として政治的保護を求める戦いが始まった。
そんななか、ファヒムはチェスのトップコーチであるシルヴァン(ジェラール・ドパルデュー)と出会う。
独特な指導をするかつての天才チェスプレーヤーでもあるシルヴァンと、明晰な頭脳を持ち口達者なファヒムはぶつかり合いながらも、次第に信頼関係を築いていき、チェスのトーナメントを目指すのだった。
だが、移民局から政治難民としての申請を拒否されたファヒムの父親は、身の置き所が無くなり姿を消してしまう。

チェスチャンピオンを目指す政治難民の少年をめぐる実話を映画化。
ファヒムを演じるのは、本作が演技初挑戦で、自身も撮影3か月前にバングラデシュから政治亡命者の息子として逃れてきたというアサド・アーメッド。

 パリのチェス教室は、小学生ばかり。思わず、
「ふみもと子供将棋教室か!」 ■と心の中で突っ込んだ!
 この映画は、本当にあったことをもとにして作られているが、主人公・ファヒムのなんと魅力的なこと。

子どもらしく、離れたお母さんを恋しがることやお父さん思いなこと。
物事の考え方がユニークで柔らか頭なので学校でも褒められる。
フランス語がまったくわからないままパリに来たのに数か月で話せるようになった。
通訳がわざと間違えて訳していると、怒ってくってかかる。
間違っていることは、大人でも、強い人にもちゃんとものが言える。


生まれて初めて見る海や雪に感動するシーンも微笑ましい。
 そんなファヒムをチェス教室の関係者やチェス友もみんなが、順番に家に泊めたりして応援している。

祖国にいたら命が狙われたり戦争で危険。
海外に逃げたら、強制的に母国に送還される。

仕事がなく、なにより言葉も不自由だ。
それが難民。

この映画を見て、難民の事が分かったなんて言わない。
この映画の主人公は、ラッキーな人たちなのだから。
■難民とは■
1951年の「難民の地位に関する条約」では、「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受けるおそれがあるために他国に逃れた」人々と定義されている。
今日、難民とは、政治的な迫害のほか、武力紛争や人権侵害などを逃れるために国境を越えて他国に庇護を求めた人々を指すようになっている。 また、紛争などによって住み慣れた家を追われたが、国内にとどまっているかあるいは国境を越えずに避難生活を送っている「国内避難民」も近年増加している。
このような人々も、難民と同様に外部からの援助なしには生活できない。
適切な援助が実施できなかった場合、これらの人々は国境を越えて難民となり、結局、受け入れ国の政府や国際社会は、より重い負担を強いられることになってしまう。

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Last updated  2020.08.21 00:27:14
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