フリーページ
『できそこないの男たち』
あの「生物と無生物のあいだ」でおなじみ
福岡伸一氏の新刊です。
> 本来すべての生物はまずメスとして発生する。
> なにごともなければメスは生物としての基本仕様をまっすぐに進み立派なメスとなる。> このプロセスの中にあって、貧乏くじを引いてカスタマイズを受けた不幸なものが、
> 基本仕様を逸れて困難な隘路へと導かれる。それがオスなのだ。
> 男性は生命の基本仕様である女性を作り変えて出来上がったものである。
> だから随所に急場しのぎの不細工な仕上がり具合になっているところがある。> 女性の身体にはすべてのものが備わっており、
> 男性の身体はそれを取捨選択しかつ改変したものに過ぎない。
> 生物界においては普通、メスの数が圧倒的に多く、
> オスはほんの少しいればよい。アリマキのように必要なときだけ作られることもある。
> ママの遺伝子を、誰か他の娘のところに届ける「使い走り」。
> 現在、すべての男が行っていることはこういうことなのである。
> アリマキもヒトも。
本来「その時」以外は、不良債権でしかないワケです、男なんて。
でも、どうして男優位とか男尊女卑の社会が起こったのか ???
それは世紀の大発明である「父親」によるものだと考えられます。
かつて女たちは、たまたま荷物を届けてくれた気のいいアルバイト配達員たちに
ダメ元で遠慮がちにお手伝いを依頼しました。
家の掃除/草抜き/買い物/留守番...
お願いが要求にそして権益にエスカレートするのは時間の問題でした。
いつの間にか、本末は転倒し
「お客様」のご要望に応えないバイト君の荷物など、受け取り拒否です。
バイト君は自腹で配達料金を立て替え、オマケを付け、頭を下げ倒して
自らの身を担保つまり人質として差し出してでも「どうにかこうにか荷物をお受け取りいただく」それしか道はありませんでした。
一体何のために?もぅワケがわかりません。
健気なバイト君たちは、もう限界でした。
そこで苦し紛れの出まかせを思いついた!!!!それは他でもない、こんな偽装捏造虚偽のお話し
『アダムのあばら骨からイヴが作られたんだそうな』でした。
ところがコレが起死回生?逆転満塁ホームラン??下克上???...
本人たちの想像を絶する奇跡のような呪文に狂喜乱舞したのも束の間、
副作用としての「毒性」も半端なものではありませんでした。
以後オトコもオンナもともにこの強力な毒に汚染され続け、現在に至ってもなおこの後遺症に苦しんでいることはご承知の通りですね。
PR
キーワードサーチ
コメント新着