全26件 (26件中 1-26件目)
1
古いトステム(TOSTEM)製の上げ下げ窓を修理する為に、アメリカから取り寄せたバランサー部品のいくつかが届きました。普通のアルミサッシなんですが、何故か可動建具を吊り上げているスパイラルバランサーは、アメリカ製を使っているようでした。ですから、アメリカの部品をまねて国内で作ったような部品も存在していますから、どこまで輸入部材を使ったらいいか、判断がなかなか難しいというのが本音です。そうは言っても、日本のメーカーで作ったであろうという部品も現在では手に入りませんから、似たような部品をアメリカから調達する以外に方法はありません。今回、スパイラルバランサーは形が違うものを2種類と、建具と接続する為のピボットシューを2種類、ブラケットやピボットバーをそれぞれ1種類ずつ手配しました。その他にも取付け可能と思われる部品をいくつか手配していますが、どの組合せが一番うまく適合するかは、やってみないと分かりません。全部が輸入材で出来たサッシであれば、どんなに楽なことでしょう。まあ、やるだけやってみようと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月30日
コメント(0)
輸入の掃出しサッシに付いている網戸には、鍵が掛かるものと掛からないものが存在しています。鍵と言っても簡単な鍵ですから、どうしてもないと困るということはありませんが、ちょっと面倒というだけで犯罪の抑止になるかも知れません。写真は、サミット(Summit)社のスライディング・パティオドア用の網戸ですが、プラスチックの取っ手だけでなく、そこに付けられたロックレバーも壊れています。網戸は、常に風雨や紫外線に曝されていますから、どうしても動きが悪くなる傾向があります。そんな状態なのに何もしないで使い続ける人もいますので、無理に動かそうと変に力を入れて網戸を開けようとすれば、徐々に破損するのは当然です。少しゴミや汚れを拭いてあげたり、潤滑剤で動きをよくしてあげたりするだけで、もっと長く使い続けられるんですけどね。何れにしても、一旦破損してしまったものは元には戻りませんから、交換が必要です。輸入網戸の部品はいろいろ種類がありますが、寸法的に適合すれば多少形が違っていても使えます。勿論、未だに同じ製品が販売されている場合もありますから、グラスファイバーの網を交換する際は、取っ手も一緒に調達するようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月29日
コメント(0)
以前静岡県浜松市のお客様から、ハード(Hurd)のダブルハングサッシのガラスが割れたので交換したいというご相談を頂きましたが、交換用のペアガラスが到着しました。ハードのものに限らず、通常アルミクラッドのサッシは、ガラスのみの交換は難しく、建具ごと交換するというのが一般的です。ただ、ハードのものでも一部ガラスのみを建具から外して交換出来るタイプがあるようです。それは、ガラスを押えている押し縁の形状や取付け状況を見ないと分からないのですが、今回のものはガラスが交換出来るタイプでした。先日、建具を外したという記事を書いたリッチモンドのアルミクラッドもペアガラスのみを交換出来るというものでしたから、交換を合理的に考えている窓メーカーはアメリカでもあるんですね。このペアガラスは、厚みが19mmということで、国産のものにはない厚みです。また、ウォーム・エッジと言うガラスの周囲の熱の移動を極力少なくする工夫がされていて、ガラス自体のLOW-E遮熱コーティングと相まって省エネに貢献する仕様のペアガラスになっています。既存の窓に入っているガラスと比べて、少し品質がアップしたものになっていますが、今後の暑さ対策として最適かも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月28日
コメント(0)
三重県桑名市のお客様から、いくつか網戸をお預かりしました。キャラドン(Caradon)というカナダのメーカーのサッシのものですが、長年メンテナンスが出来なかったということで、細かな処まで補修をしています。今回は、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の網戸の滑りが悪いということで、網戸の上下に付いている戸車(ローラー)部品を外してみました。また、網戸のコーナーに仕込まれたL字のコーナー部品も一緒に外しています。どちらも鉄の鋳物で出来ていますが、少しざらついていて腐食が表面に出ている感じです。それよりも、ローラー自体が錆び付いている感じで、スムースに回転してくれない印象です。そして、戸車のサスペンションとして機能するバネも劣化したり脱落したりしていますから、こうしたパーツは交換すべきかも知れません。ローラー部品ももっとスムースに回るようにナイロンのローラーで出来たものがありますから、そうしたものに換えることも必要です。因みに、ローラーは網戸のフレームに隠れますから、太陽の紫外線での劣化はあまりありません。ですから、雨による錆びのリスクの方が高いと言えるのです。皆さんの輸入住宅でも、よく使う掃出しサッシの網戸のメンテナンスをされては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月26日
コメント(0)
名古屋市西区のお客様が賃貸しているモバイルホームのメンテナンスへ行ってきました。モバイルホームとは、トラックが引っ張る輸送用コンテナの大きさで、それを人が住めるようにプレハブで造ったおうちです。アメリカでは、これをピックアップ・トラックやキャンピングカーなどで引いて、各地を旅するという人もいるのです。(車輪も付いていますから、配管などの接続を外せばどこにでも行けます)今回のメンテナンスは、破損したチャネルバランサーの交換がメインですが、今後の為にサッシの詳細を調査しておいて欲しいというご依頼も頂きました。長年メンテナンスが行われていなかったようですから、玄関ドアやアプローチのデッキ階段などの修理・調整も必要です。また、アルメトコ(Almetco)製のシングルハングのペアガラスが内部結露していますから、これも交換が必要です。そして、写真にある換気用のベント・キャップも交換して欲しいというご相談も頂きました。排気ファンが回ると、その風圧でフラップが開いて換気をするという簡単な構造のものですが、薄いプラスチックの板で出来ている為、そのうち外れてどこかに行ってしまうらしいのです。まあ、簡易なフタですから、劣化すればなくなってしまうのは仕方ないですよね。全く同じものは存在しないようですが、同じ大きさでそれに代わるものは今でも手に入るようですから、修理も然程難しくないと思います。モバイルホームなんて文化は、日本にはあまり馴染みがないでしょうから、お客様がご自身で部材を調達して修理するのは至難の業です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月25日
コメント(0)
三重県四日市市のお客様から、北欧系輸入住宅のメンテナンスについてご相談を頂きました。19年前にノルディスカヒュースという住宅会社で建てられたそうですが、輸入サッシのガラスの周囲に施工されているガラス押えの防水パテが、劣化して一部脱落しているということです。塗装もあまり質がよくないようで、蛇のウロコのようにどんどん剥がれてきているといった感じですね。あまりの酷さから、お客様はサッシの入れ替えを含めて考えていらっしゃるようですが、簡単に交換出来るように施工されているかを確認しなければなりません。30~40年前のスウェーデンの輸入サッシでは、こうしたパテ処理がされていたようですが、今ではあまり見掛けない製品です。それよりも随分新しい時代のサッシのはずですが、ローコストに走った時期では、ポーランドなどの国から安価で低品質なサッシも入ってきたこともあるようです。何れにしても、一度現地を調査して、修理・メンテナンスで何とかなるのか、サッシごと交換しなければいけないのか、判断する必要がありそうです。19年前と言えば、ノルディスカヒュースもそろそろ潰れるという頃でしょうから、質より利益を優先したのかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月24日
コメント(0)
静岡県熱海市のお客様のおうちに伺って、輸入サッシの建具(障子)を取り外す作業を行ってきました。トステム(TOSTEM、現リクシル)が輸入・販売を行っていたリッチモンド(Richmond)社製のボウウィンドウとダブルハングサッシのペアガラス内に曇りが生じたということで、ガラスの交換を行う為に、一旦窓から建具を外して、社内でガラス交換を行う計画をしました。通常、アルミクラッドの木製サッシは、ガラスの交換は不可で、建具ごとの交換が必要となるのですが、このメーカーのものは建具を分解してガラスのみを取り換えることが可能です。その為には、まずはペアガラスのサイズ計測を行わなければなりませんから、一旦窓から建具を外して分解する必要があります。でも、今回ガラスの交換が必要な建具が、ボウウィンドウの5枚とダブルハングの4枚(2ヶ所の上窓・下窓)で合計9枚もありますから、現場ですぐに分解から計測、組み直しまで行うには、数日を必要とします。ですから、全ての建具を一旦外して、それを会社に持ち帰ってから、じっくり一連の作業を行いたいと思います。また、持ち帰っていれば、新しいペアガラスが届いた時にすぐに交換することも可能です。ただ、持ち帰る為には、窓から雨漏れがないように防水を行わなければなりませんし、防犯対策として外から養生材を外されないようにする必要があります。それを現場で一気に行う訳ですから、結構頭も使いますし、作業には熟練を要します。さて、作業前と作業後の様子を見て、如何でしょうか?窓にピッタリの大きさで耐水合板が入っていますよね。勿論、屋外側にはビスや釘が全く見えないように養生してありますから、厚い9mm合板を破らない限り空き巣がここから侵入することは出来ません。また、合板の周囲には気密を保つパッキン材を回してありますから、隙間からの雨や外気の侵入の心配もありません。名古屋から遠く熱海まで出張して施工を行うのですから、半端な仕事では輸入住宅の専門家ですと言うことは出来ません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月23日
コメント(0)
水晶浜で有名な福井県の美浜町のお客様から、ミルガード(Milgard)の掃出しサッシの修理のご依頼を頂いて現地へ行ってきました。コロナの影響で今年の海水浴場は閉鎖とのことでしたので、砂浜で遊ぶ子供や海を見に来た若者もいるちょっと寂しい浜辺の道路を車で走りました。(浜辺で遊んでいた訳ではないですよ・・・)お近くのサッシ屋さんにも相談したそうですが、一見しただけで無理と言われたらしく、遠く名古屋から出張しました。草刈りをしていた時に石が跳ねたらしく、ペアの強化ガラスはご覧の通り粉々に割れてしまっています。ただ、室内側の強化ガラスはそのまま無傷で残っていますから、防犯や雨風、雨漏れの問題はありません。割れたガラスのドアはFIX側ですから、可動側のドアとの召し合わせ部分(重なる部分)を露出させないと、ガラスの実寸を計測することは出来ません。ですから、可動側のドアを一旦サッシ枠から外そうと試みたのですが、ドアの高さを調整する為のビスが舐めてしまって回せません。新築以来誰も触っていないということでしたので、新築した工務店の人が頭が合わない大きさのドライバーを使って調整したのかも知れません。仕方がないので、ドアを外さず何とかしてガラス全体を露出させて、ガラスサイズの寸法取りを完了しました。でも、新しいペアガラスをここに挿入する際に、可動ドアを外さずに作業するのは、これまた結構大変です。FIX側のドアが外せればいいのですが、それをやろうとすると、サッシ枠ごと外す以外に方法はありません。まあ、蛇の道はヘビですから、何とかなりますけどね・・・(笑)明日・明後日は、トステムが販売していたリッチモンド(Richmond)という輸入サッシの取外し作業で、熱海市へ行ってきますぅ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月20日
コメント(0)
四日市市のお客様からマーヴィン(Marvin)のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の網戸のメンテナンスをお願いされております。写真は、マーヴィンから取り寄せたロック機能付きの網戸の取っ手部品。網をグラスファイバー製で張り替え、壊れた取っ手部品を新しいものに交換しようと袋から出した処、長い金属製のリベット釘(カシメ)が付いていました。これを留め具にして、長い金属のロックラッチと樹脂製のロックレバーとをつなげるようにとの指示があるのですが、こんな長いリベットが取り付けられるはずはありません。実は、特殊な道具を使ってこのリベットを取付けた後、リベット釘を適切な長さにカットするということが必要です。私たちでもこんな特殊な取付け工具は持っていませんから、もし部品だけを取寄せてお客様がご自身で取り付けるということになると、恐らく取付けは無理ということになるでしょう。私たちも道具を持っていませんから、今回海外から特殊工具を取り寄せることにしました。まあ、今後も私たちは使いますから、工具が1つ増えても問題ありませんが、お客様はこの為だけにわざわざ調達するなんてことは難しいでしょうね。もしかして、アメリカじゃリベットを打てる特殊工具は、家庭に1本あるんでしょうかねぇ~。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月19日
コメント(0)
通称鎧張りと呼ばれるラップサイディング。長い平らな板を重ね張りしただけのシンプルなデザインで、コロニアル・スタイルと呼ばれたアメリカの植民地時代のカジュアルな雰囲気が出て、日本でも人気がありますね。それでも日本はアメリカと違って防火規定がありますから、木製のサイディングは一部でしか使われない傾向にあります写真のサイディングも木製ではなく、コンクリートの平板で出来ています。そういった外壁ですが、よく見ると窓のコーナー部分から割れが入っているのが分かりますか。また、それに近い部分でも同様に割れが入っているようです。恐らく、建物の荷重が力の掛かりやすいサッシの周辺に集まって、一番弱いコーナー部分にクラックが入ってしまったという感じでしょう。こういうことを防ぐ為に、サッシとサイディングとの間にある程度の隙間を設けて、そこに防水コーキングで処理をするということをやるといいのですが、写真では殆ど隙間がありません。そこでこの不具合を補修することを考える訳ですが、普通のリフォーム屋さんや塗装屋さんだと、割れの上からコーキングを薄く塗って、その上から塗装をするということをやります。でも、それは一時しのぎに過ぎません。割れの上に紙を貼ったようなものですから、何かあればすぐに割れが入ってしまいます。また、サイディングの下地に入れてある透湿性防水シートも同じように破れていたら、どこかで雨漏れしてしまった時に、そこから構造に水が入ってしまうリスクもあるかも知れません。同じサイディングが手に入るようなら、出来ればそこだけ貼り直してもいいのではないでしょうか。そうすれば、防水シートの破れがないかチェックも出来ますね。因みに、こうしたクラックは、パネルサイディングでも塗り壁の外壁でも起りますから、注意して下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月18日
コメント(0)
最近アメリカでもアルミなどの金属製のシャフト(固定用バー)が使われた網戸固定用ピンの販売が多くなってきています。一見耐久性がありそうなシャフトですが、実はこのシャフトが傷んで交換しなければならないというトラブルは殆どありません。不具合の多くは、シャフトではなく持ち手であるつまみの部品。ここはプラスチックで出来ていて、シャフトが金属でも樹脂でも変わりはないのです。シャフトが樹脂で出来ているものの最大の特徴は、つまみ部品をシャフトに装着する際に比較的簡単に付けることが出来るという点です。固いアルミのシャフトは、何ら柔軟性がない為、金づちでたたかない限りシャフトにつまみ部品を取り付けることが出来ないのです。やってみると分かりますが、これって結構大変ですし、網戸のフレームを曲げてしまったり、網を破いてしまったりなんて失敗も起こります。そういった点で、私たちのスクリーンピンは素人の皆さんにとってはリスクの少ないやりやすい製品だと思います。スクリーンピンのセットは、シャフトやつまみ部品だけでなく、ピンを出し入れする為の小さなバネも含まれます。夏に向かって、網戸を使う機会が増える季節です。輸入住宅にお住まいの皆さんは網戸の固定ピン等をメンテナンスされては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月17日
コメント(0)
今日から、またHPのメンテナンスが始まります。HPの「お知らせ」への記事掲載は、これが完了するまでお預けですので、それ以外のブログサイトに記事を掲載させて頂きますね。浜松市のお客様からローウェン(Loewen)社のスライディング・パティオドアに付いている網戸の部品が欲しいとのご依頼を頂きました。その部品とは、レールの上を滑らせる為の網戸用の戸車(ローラー)です。以前三重県のお客様からも、この戸車を交換して欲しいというご依頼を頂いて、交換しに伺ったことがあります。元々は鉄で出来ているものなので、錆びたりゴミが噛んでしまったりして、車輪の部分が回らなくなったり、戸車の高さ調整が出来なくなったりするという不具合が発生します。そこで最近は、この部品の改良型が出来て、車輪の部分がナイロンやステンレスで出来ているものがあります。(ナイロンも意外と丈夫ですよ)本体部分もスチール製だけでなく、ステンレス製の丈夫なものもありますから、以前のように壊れるリスクも少なくなっていると思います。ローウェンの掃出しサッシをお使いの皆さん、最近網戸が動きにくいという状況でしたら、一度ローラー部品を点検してみるといいかも知れませんよ。戸車を交換する際は、出来ればグラスファイバー製のスクリーンやプラスチックで出来た取っ手部品も交換して下さいね。15年以上お使いだと、結構劣化してきていると思いますので・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月16日
コメント(0)
千種区のお客様からガレージドアの電動オープナーがおかしくなったので修理が出来ないかというご相談を頂きました。建物も全てアルミフレームで作られたカーポートのような感じのモダンなガレージですが、やはり製造していたのは、東洋エクステリアでした。電動モーターは、レイノール(Raynor)というアメリカのメーカーの製品らしいのですが、東洋エクステリア専用に作られた特別仕様です。屋根もドアも全てアルミで出来ているようですが、基本的な構造は標準的なガレージドアと同じのようですが、細かな仕様やデザインはメーカー特製のようですから、そうした部材が破損すると今後手に入れるのが大変になるかも知れません。取り敢えず、お客様には製造したメーカーにメンテナンスサービスの問い合わせをして頂いて、それでも廃番商品で修理出来ないと言われたら私共がお手伝いしましょうということになりました。国産の製品は、交換部材のストック期間が短いことが多いですから、さてさてどうなることでしょうか。面白い商品であるとは思いますが、長く使い続けることを考えると、北米の輸入ガレージドアの製品を施工するのが一番いいかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月15日
コメント(0)
昨日、東郷町のお客様のおうちで、トイレの取り換え工事と洗面台の設置工事を行いました。トイレが水漏れして使えなくなっていたので、この際使い勝手のいい最新式のトイレにしたいということで、トイレの交換をすることになったのですが、隣の部屋のクローゼット内にも手洗いの為の洗面台を付けたいということで、トイレの給排水と電気配線を引っ張って洗面を取り付けることも一緒に行いました。今回記事でご紹介するのは、そのトイレの方です。既存のものは、暖房便座付きのロータンク式の普通の便器(写真左)。こちらのトイレは、便器の後ろに水を貯めるロータンクが付いていますから、便器の後ろに手が届かず、掃除がしにくくて仕方なかったとのことでした。そこで今回は、ロータンクのないタンクレスのシャワー付きトイレにしたのですが、便器の後ろには手洗いカウンターが付いたキャビネットを取付けました。このキャビネットの中に、給水管や電気コンセント等の目障りなものが隠れていますので、便器の後ろもすっきりしています。最近のトイレは、自動排水機能も付いていますから、便器から立ち上がっただけで勝手に水が流れます。洗面台への配管を加えましたので、一部の床も一旦剥がしましたから、クッションフロアも明るいデザインのものに張り替えました。せっかく工事をするのですから、このように以前よりも美しくて機能的なリフォームをやりたいですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月14日
コメント(0)
お客様から、港区のおうちのサッシ修理についてご相談を頂きました。それは、螺旋状の棒が入っているスパイラルバランサーという吊り金物が破損しているので、交換したいというものでした。写真は、そのスパイラルバランサーと周辺部品。形状からすると輸入サッシに付いているものに近いようにも思いますが、これが付けられているサッシは網入りガラスが入ったアルミサッシ。まずアルミサッシとなると、ミルガード(Milgard)のものを昔輸入していたというのがありますが、ミルガードならチャネルバランサーを使っていたようにも思います。また、ガラスがアメリカでは一般的ではない網入りガラス(ペアガラスかどうかは不明)という点でも、輸入サッシかどうか怪しいものです。家の外観も、輸入住宅というより在来の住宅デザインですから、もしかしたら輸入の部材を一部用いて国内で製造したサッシなのかも知れません。それにしても、このスパイラルバランサーも、細かな形状が北米のものと若干異なっている点があるのも気になりますねぇ。来週あたりに現地調査を行って、輸入の部材で修理出来るものかどうかを確かめに行ってきます。国産のサッシ・メーカーでもスパイラルバランサーを使って製造していたというものがあったようですが、それとも少し違うので直るかどうかは、やってみないと分かりませんねぇ・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月13日
コメント(0)
川崎市のサッシ屋さんから、輸入の掃出しサッシの鍵がおかしいので、交換がしたいというご相談を頂きました。サミット(Summit)社の樹脂製片引きスライディング・パティオドアですが、このメーカーのものに限らずロック金物は消耗品です。モーティスロックと呼ばれていて、一旦鍵爪(ロックラッチ)がストライク(受け金物)に引っ掛かってしまうと、ロックレバーを操作しない限り開けられないという防犯金物です。ただ、ロックケース内に仕込まれているアクション・スプリングが小さくて細い為、10~15年も経つと錆びて飛んでしまうことがあります。そうすると、ラッチの出し入れが正確に動かず、レバーで解除してもロックが掛かったままになったり、逆にレバーで鍵を掛けてもロック出来なかったりということになります。今回、どういった不具合なのかは詳細が分からないので何とも言えませんが、15年もしたら金物は定期交換すべきだと思います。また、交換する際は、ドアの建て起こしを調整したり、ロックの掛かり具合もチェックをしたいものです。そうすることで、今まで動きが悪かったサッシが、見違えるようにスムースに開閉するようになったり、軽くロックが掛かるようになったりします。まずは専門家にやってもらって、次は自分たちでやれるようにしたいものですね。(なかなか難しいかも知れませんが・・・)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月12日
コメント(0)
大垣市のお客様からアンダーセン(Andersen)のダブルハングサッシについて修理をして欲しいとのご相談を頂きました。写真はその様子ですが、建具(障子)の下枠が脱落し掛かって、側枠との間に隙間が生じています。また、下枠と一緒にガラス押えの樹脂製の押し縁も、下がってきているのが分かります。そして、枠の塗装も何だかマダラになっている感じがして、少し変ですね。アンダーセンのダブルハングは、他社のもののように外装がアルミ板で覆われている訳ではありません。木製の建具の外側だけ塗装で仕上げているのですが、ガラスと押し縁との境い目から雨が侵入することがよくあります。特に南面や東面の外壁は、台風などの強い雨風をまともに受けますので、その面の窓は雨漏れに注意しなければなりません。ただ、こうしたトラブルはアンダーセンの窓に限った訳ではなく、アルミで覆われたアルミクラッド・サッシでも同様のことが起こります。ですから、輸入の木製サッシについては、定期的にガラスの周囲や建具枠のつなぎ目を防水処理することが欠かせません。でも、そうした処理をしている輸入住宅ビルダーや塗装屋さんは、殆どいないというのが現実です。今回は、ダブルハングの下窓(ボトムサッシュ)だけが悪くなっていますから、下窓だけを新たに調達して、取付け時に下窓だけでなく上窓(アッパーサッシュ)もガラスの周囲を防水処理します。勿論、下窓の室内側の木部は無塗装で入荷してきますから、パラペイントの木部防水塗料 ティンバーケアで2度塗りしてから、窓に装着します。こういうことは、他の場所のサッシでも起こりますから、出来れば家全体を塗り直しする時に、足場を使って全部防水処理することをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月11日
コメント(0)
今年は暑くなるのが少し早めな気がしますから、顔に付けるコロナ対策用のマスクもちょっとストレスに感じますよね。私共の事務所は、輸入資材を保管しておく為の大きなプレハブ倉庫の一角になりますから、夏は暑く冬は寒くなる省エネとは程遠い環境です。何とかしたいのは山々ですが、賃貸の倉庫ですから改造するなんてことは出来ません。今年の夏は例年になくくらいの猛暑になるとのことで、今週早々と窓の遮熱対策を施しました。事務所のサッシは、熱がすぐに伝わるアルミサッシ。それもシングルガラスですから、部屋の中は暑い暑い。そこで毎年登場するのが、農業用の遮光ネット。これ、もう5年以上使っていますが、全然悪くなりません。窓の周囲に付けた小さなフックに引っ掛けて、風でバタつかないようにピンと張ったら完了です。上から注ぐ強い太陽の光が入りませんから少々事務所の中は暗くなりますが、横から入る空気はよく通してくれますから、意外と涼しく感じます。(エアコンが嫌いなので、出来るだけ使わないようにしています)大したものではありませんが、ほんのちょっとした工夫で、生活環境は改善出来るものですから、おうちの見栄えが悪くならない程度に猛暑対策をしてみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月10日
コメント(0)
名古屋市のお客様から輸入の木製玄関ドアのメンテナンスについてご相談を頂きました。ドアは、シンプソン(Simpson)社のシャトーミッシェル(Chateau Michelle)というステンドグラスの美しいドアです。でも、今回は塗装の塗り直しとキックプレートの装着についてご相談を頂いたということで、ドアの下半分のみの写真となりました。実際の木の状況を見ないとはっきり言えませんが、ドア表面の化粧単板がめくれていなければ、少しサンドペーパーを当ててやるだけで、防水塗装をすれば元のきれいな木目が蘇ると思います。もし薄い化粧板が下地から剥がれてしまっていたら、元通りとまではいきませんが、多少補修などで誤魔化すことである程度再生することは可能です。まあ、今回は傷んだ部分にキックプレートを入れますから、傷んだ処は目隠ししてあげられますので、全然問題ないと思います。単に修理するだけでは、それ程楽しくはありませんが、金色又はブロンズ色の大きなプレートを付けるという付加価値があれば、その家は更に引き立つ効果がありますので、正解だと思います。やはり原状復帰ではなく、リノベーションをしてこそ、長く家を愛せるのだと私は思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月09日
コメント(0)
釧路のお客様から輸入玄関ドアのヒンジの交換についてご相談がありました。写真は、そのヒンジですが、左右の蝶番で形が違う異形ドアヒンジで、相当長く使ってきたのか、心棒に歪みがありますし、金属の錆びや減りも酷い状況です。恐らくこのヒンジが付いていたドアは、ドア自体の倒れ込みや鍵の不良、敷居への干渉といった多くの不具合があったのではないかと推察されます。このままそれを放置して使い続けるとしたら、近いうちにドアやドアハンドル自体の交換も必要になるでしょう。幸い私たちは、こうした特殊なドアヒンジも海外から調達することが可能ですから、すぐに手配することが出来ます。ただ、標準的なヒンジと比べて単価も高く、海外からの送料や通関費などもバカになりませんから、交換用だけでなく予備用にもいくつか購入しておくことがいいように思います。輸入住宅に使われている輸入資材は、国内では手に入らないものが多いですから、私たちのような専門家の力を借りて、サイズや形状が合致する部材を手に入れること大切です。合わないものを無理くり付けても、あまり長くは持ちませんし、周辺の部材も傷めてしまうリスクもありますから、安かろう悪かろうは避けた方が無難だと思います。勿論、ヒンジ交換の際は、ドアの建て起こしの調整や鍵のメンテナンスも忘れずに!輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月08日
コメント(0)
20年以上前に建てさせて頂いたお客様から、小さめの洗面台を付けたいので、その手元を照らすような小さめの照明器具が欲しいというご希望を頂きました。安っぽい国産の蛍光灯では、ホームメイドのデザイン感覚に傷が付きますから、少しオシャレな輸入照明をと思い、写真のミニ照明を輸入しました。幅が20cmほどしかない照明器具ですが、洗面台の正面にあまり明るいものを取り付けたのでは、眩しくて手も洗えません。そこで、このつや消しの白い板にLEDの光を後ろから当てて、間接照明のように柔らかい光の下で洗面を使って頂けるように考えてみました。スイッチを入れた状態が写真左下ですが、如何にも穏やかな空気感が表現されていて、オシャレな感じだと思いませんか。アメリカの照明器具は、あまり緻密には作られていませんから、うまく作動するかは出たとこ勝負ではありますが、このLED照明は耐用年数的には何十年も持つらしいですから、不具合がなければ一生ものかも知れません。同じお金を出すのであれば、やっぱりデザインが優れた輸入照明がいいですよね。照明器具を変えてインテリアの雰囲気を一新したい、せっかくの新築だから他にない照明デザインにしたいという方は、私たちが提案させて頂きます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月07日
コメント(0)
20年以上前に建てさせて頂いた東郷町のお客様から、輸入の洗面水栓の蛇口からポタポタ水が漏れるという相談を頂きました。写真は、その水栓金具ですが、カナダの有名メーカー、モエン(Moen)社の金・白コンビネーションのクラシックなデザインをしています。当時私たちがよく施工させて頂いたモンテセロというシリーズなんですが、結構可愛らしくてお値打ちな洗面水栓だったように思います。こういうトラブルの場合、セラミック・カートリッジと呼ばれる止水バルブを交換すれば、元通りになるのですが、器具によって使われるバルブに違いがありますから、メーカー名、製品名、品番、施工時期を確認しないと、適合するバルブを見付けることは出来ません。よくお客様から、私の記事に掲載している写真のものとそっくりなバルブですから、それと同じものを手配して欲しいというご依頼を頂きますが、形状や大きさが微妙に違っていたら、取付けが出来ないのです。ですから、似ているとか、そっくりとかいう言葉だけでは、調達することはお勧め出来ません。(お客様の自己責任で取り寄せて差し上げることは出来ますが、取付け出来ないという理由での返品・返金は出来ません)今回、私が昔の記憶を辿って、商品の特定をすることが出来ましたので、交換用のカートリッジバルブを調達することは可能です。それにしても、20年以上前に製造された商品の部品が今でも手に入るなんて、輸入資材ならではだと思います。勿論、それは製品の特定が出来る場合だけですから、新築当時の資料や仕様書が大切に保管してあることや建築会社との良好な関係があることが重要です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月06日
コメント(0)
こちらは、先日浜松市の輸入住宅から引き揚げてきたクイックセット(Kwikset)製ツーレーン(Tulane)の室内側レバーハンドル。玄関ドアの調整をする為に、ドアを開け閉めしていたら、突然室内側のレバーを動かしてもドアのラッチが連動しなくなりました。台座の取付けビスを外してみると、レバーの中心に固定してある心棒が、金属疲労で根元から折れてしまっていました。取り敢えず、写真では形状が分かるように組上げてはいますが、心棒が少し浮いた感じが見えるので、固定が出来ていないのはお分かり頂けると思います。既に20年以上お使い頂いている玄関のハンドルセットですから、今まで何もトラブルがない方が不思議でした。通常であれば、こういう場合はデッドロックを含めたハンドルセット全体を交換することになるのですが、今回は室内側のレバー部分だけのセットが調達出来そうです。北米のドアノブ・メーカーは、通常部分的な材料を供給するのではなく、全部交換を推奨しています。それは、ご覧のようにすべての部品類が古くなって劣化が進んでいるので、1ヶ所だけを交換しても他の部品もすぐに壊れてくるだろうという理由から、ハンドルセットごと交換して欲しいと考えているようです。それにしても、玄関ドアの修理・メンテナンスをしている時にこのレバーが突然壊れて、ビックリしました。でも、逆に言えば、この時壊れてくれなければ、再度ドアレバーだけを交換しに伺わなければならなくなりますから、今回の修理作業の際に壊れてくれたのは不幸中の幸いかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月05日
コメント(0)
広島のお客様からサミット(Summit)社製シングルハングの窓が、片方下がって開け閉め出来ないというご相談を頂きました。写真はその様子ですが、建具(障子)の右側が10mm程度下がっています。上げ下げ窓は、左右が水平な状態で始めてスムースに開閉出来ますから、建具が傾いてしまうと窓枠と引っ掛かってうまく動かなくなります。これは、建具の両サイドに内蔵されているバランサーが、片方だけ切れてしまったことが原因です。このケースでは、窓の右側のバランサーが不具合を起して、建具を持ち上げることが出来なくなっています。勿論、両方同時にトラブルになることもありますが、そうしたケースは稀ですし、その場合は建具を持ち上げようとしても手を放すと下まで落ちてきてしまいます。(それを知らない人が窓を開けて手を離すと、落ちた衝撃でペアガラスが割れる恐れがありますから、注意が必要です)片方のバランサーに不具合がある場合、多くの人は悪くなった片側だけを交換すれば直るとお考えですが、新しいバランサーはバネが強く働き、古いままのバランサーはバネが弱っていますから、サッシのバランスが左右で崩れてしまいます。そういう状態で使い続けると、新しい方のバランサーまで寿命が短くなりますから、バランサーの交換時は左右両方共交換しなければなりません。シングルハングに限らず、上窓も開くダブルハングでも、片側のバランサーに不具合が発生すると、建具が傾いて開閉しづらくなりますから、どんな上げ下げ窓でもバランサーの定期的な交換メンテナンスは必要です。一度皆さんの輸入住宅でも上げ下げ窓を確認してみては如何でしょうか?。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月04日
コメント(0)
昨日、浜松市でハードのダブルハングの修理・メンテナンスを行ったという記事を書かせて頂きました。その現場で、玄関や勝手口ドアの枠材がシロアリに喰われて、復旧して欲しいということで、ドア枠やその下地の柱材を撤去した様子がこちらです。この空間には元々床材を受ける為の下地の根太が横に走っていた場所なんですが、見事に喰われて粉々になっていました。その粉々になった材料を手で掻き出して、ある程度きれいな空間にした当初は、黒アリがたくさんいる状況だったのですが、アリ用の殺虫剤をスプレーしたら今度はシロアリたちが土台の木から、たくさん這い出してきたのです。(当時土台や根太材などの構造材には防蟻処理が行われているはずですが、そんなものを全く意に介さず食べるのがシロアリのDNAです)土台の木は固かったせいか、あまり喰われた様子もなく大丈夫だと思っていたのですが、土台に明いた小さな穴の中にシロアリたちは潜んでいたと思われます。それにしても、酷い量のシロアリたちがいるんですね。種類はヤマトシロアリだと思いますが、非常に小さくダニのようにも見えました。自然界では枯れた木を土に戻す択割を果たしているシロアリですが、建物の中に入り込んだシロアリたちは駆除する以外方法はありません。ただ、彼らは水がない場所では生きていけませんから、その供給源を断ってしまえば、中にあるコロニーも崩壊します。恐らくここが地中との中継点だと思いますから、ここで殺虫剤などの薬剤を塗布しておけば、ある程度の抑止になるとは思います。他にもシロアリの蟻道が出来ていなければいいのですが、それはシロアリ屋さんに調査頂く以外に方法はないと思います。でも、お客様が相談している業者さんは、何かあまりやる気のない後ろ向きな感じでしたから、少々心配です。因みに、こうしたシロアリ被害の原因は、玄関土間やアプローチ階段の中に土を入れて、地面と建物とが土によってつながっている状態にしたという構造的な欠陥です。(木の枠材が、タイル土間の下に埋没しているという状態の家も多くあります)こうした施工は、多くの新築現場で行われていましたから、建物の下にシロアリの巣がたまたまあった場合には、その被害は大きくなります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月03日
コメント(0)
昨日・今日と静岡県浜松市の輸入住宅で窓やドアの修理を行いました。建てた工務店は既になく、長い間メンテナンスされない状態で20年以上経ったおうちでした。ご主人はまめな方で、自分なりにドアのメンテナンスをしてきたそうですが、素人ですから窓はやり方が分からなかったようですし、ドアも的確な修理は出来なかったようです。アドバイスをしてくれる建築業者もいませんし、専門知識もない状況ですから、それは仕方ないことだったと思います。ただ、そんな状況だからと言って、不具合の方は手加減してはくれません。窓ガラスの周囲から入った水は、サッシの建具を腐らせてしまいましたし、玄関ドアや勝手口ドアの周辺では、シロアリがドア枠や構造の柱材等を食い散らしていました。写真は、視界が開けた東側に面した壁に取り付けられた2連のダブルハング。台風等の強い雨風がサッシに直接当たるような状況で、窓の建具が黒く腐ってきてしまいました。雨が染みたくらいであれば、少し乾かして雨が入ってきた場所を防水処理しれば何とかなりますが、木枠に穴が明くような状況では、通常サッシ全体を交換するしかありません。でも、旧ハード(Hurd、現シエラ・パシフィック)のダブルハングは、型が新しくなっても交換用の建具を造ってくれるのです。写真左が悪くなった建具を交換したもので、写真右がまだ交換していない交換前のサッシです。建具を交換したサッシでも、壁に固定されている窓枠そのものは交換しないで可動する建具のみを交換しました。隣の古いダブルハングと比べて、デザイン的にあまり違和感のないことがお分かり頂けますよね。因みに、新しい建具の木部は、コアガードと呼ばれる木が腐らない処理がされていますから、ガラスの防水処理に万一のことがあっても雨で木枠が腐ることはありません。持ち手のハンドルや建具枠の高さなど、細かい部分で違いが分かりますが、全体的なシルエットが似ているのは、古いユーザーにとっては有難いことです。ただ、適切な建具を調達するには、事前に採寸調査などを行う必要がありますし、木部の防水塗装やガラスの周囲の防水処理を行い、その後の取り換え作業も結構時間が掛かり大変です。ハードだけでなく、他メーカーの輸入サッシでも同様のトラブルが発生しますが、こうした修理をしっかり的確にやってくれるビルダーは、国内にはなかなかいないのが現実です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2020年06月02日
コメント(0)
全26件 (26件中 1-26件目)
1