青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2020.08.25
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テーマ: 在宅介護(1612)
カテゴリ: 住まい&ガーデン
洗面所には洗顔用の石鹸とハンドソープの他に
帽子等を手洗いするための石鹸を置いています。

布を洗うものなので、わざわざ購入したものではなく、
家にある物で好みや肌に合わなかった物等を使っています。

先日、その石鹸を使い切ったので
新しい物を出そうと探しましたが
普通の石鹸がなかなか見つかりません。

おかしいな、いつも多すぎる位あるんだけど
と思いながら探し出したのは


綺麗な薔薇柄のピンクの箱を見乍ら、
ああ、これ、お母さんが買って来てくれたものだ、と
思い出しました。

母がまだ元気な頃、お茶やら海苔やら果物やらと一緒に
ちょっと凝った石鹸もよく持って来てくれました。

食品等は特に嬉しそうにしないのに、
凝った石鹸は嬉しそうに受け取っているダメ娘を
ちょっとでも喜ばせようとしたんでしょうね。
重たいのに物産展や百貨店の催し物で
箱入りやセットものをよく買ってきてくれました。

次々買ってくるので、使い切れず

今回出てきた薔薇の香りの箱入り石鹸でした。

取っておこうかな、と思ったものの、
母が買ってきた石鹸はまだいくつもあるはずだし、
母を思い出して使おうと、洗い物ではなく
手を洗う石鹸として置いて時々使っています。


ほんのり薔薇の残り香がします。

母を介護していた時は、香りのよい石鹸を使い
残り香をかいでもらって、
「○○の香りだよ~。わかる~?いい匂いでしょう?」
って、話しかけ、母も
失語症ですが「う~」って答えてくれていたのを
思い出しました。

「いい香りだから、す~って鼻で息をすって嗅いでみて」
って言うと、いつもは口呼吸だったのですが
ちゃんと鼻で息を吸ってくれました。

石鹸はあるのに、何では母いないんだろう。
ついこの間まで、ここで、母のお世話をしていたのに、
そんな事を考えながら、
でも、母がいる日常が感じられて
石鹸の香りをかぐたびにちょっとほっとします、

でも、母がいる記憶も、少しづつ遠くなってきて
母がいないのが当たり前になってきているのがつらいです。

この薔薇の石鹸を買ってきたころはまだ元気な母で
デパートの買物帰り、大きな紙袋を両手に下げて
重たい食品や生活用品をあれこれ持って来ていました。

体に負担がかかるから、重たいものは持たないように
いくら言っても、
沢山物を持ってきすぎで散らかって困る!と
こちらの都合だけ考えて怒っても、
持ってきていました。

少しでも子供に栄養があるものを、
この間喜んだから、また喜んでくれるだろう、
そればかり考えていた、優しい母でした。

いくらお礼を言っても言いきれません。

だけど、私、いつまでも同じ所で
ぐるぐる悲しんでいたらいけないな、
母が悲しまないように
どうにか立ち直らなくちゃって思います。

そう思っても、どうしたらいいかわからずに
ぐるぐる悲しんでいます。

毎日ひとつ、前に進める事をする
とりあえずそうしてやっていきます。


左 花の形をしたゴージャスな石鹸。プレゼントに。
お花だけだと枯れてしまう、という人にも
飾って使って楽しめるので喜んでもらえます。
普段贅沢をしない大切な人やお世話になっている方にも。

右 花模様の石鹸皿。
薔薇模様の物ばかり扱うお店の商品です。
ありそうでない華やかなものなので、プチギフトにも。


左 私が子供の頃からある
ベストセラーのバラの香りのボディソープ。
クリスマスプレゼントにいただいて、母にも使ってもらいました。

右 容器も綺麗なので、洗面所に置いているハンドソープ。
大手専門メーカー品で少々敏感肌でも使いやすく
手が乾燥しません。こちらも母にも使ってもらって良かったです。

画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2020.08.27 23:46:20
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