本日は、午後からは晴れるらしいが、朝から風が強く、どんよりした空であります。さて、偐万葉シリーズ第135弾。ひろろ篇をお届けいたします。
<参考>過去の偐万葉・ひろろ篇は コチラ
からどうぞ。
ひろろさんのブログは コチラ
からどうぞ。
偐家持がひろろの郎女に贈りたる歌18首併せ
ひろろの郎女が返せる歌1首
山川を 隔 なれど通ふ ブロ友の 結 とならなむ 偐 の万葉
小春日の 丘にしあれば 落ち葉踏み 幼き
姉弟
戯
れつつぞ行く
(注)偐万葉掲載に当り第5句を一部修正しました。

大彦
と
建沼河
の 会ひし
湖
鵠
と鴨も そこし会ふらむ
(注)大彦= 大彦命
(大比古命)。四道将軍の一人。北陸道に遣さ
れる。
建沼河= 建沼河別命
(大彦命の息子)。四道将軍の一人。
東
海道に遣される。大彦命と会津で出会ったので、その
地を
会津(相津)という。(古事記・崇神記)
鵠=白鳥。ハクチョウやコウノトリのこと。
白鳥
は 鴨とや会ひつ 冬の朝 吾妹はどちと 画材を買ひつ
(会津家持)
(注)「会ひつ」は「会津」と掛けている。また「会ひつ」と「買ひ
つ」を対句にしてみました。実際はひろろさんは絵のモチーフ
を探しにご友人と鴨も居る「白鳥の湖」にお出掛けになったに
過ぎないのでありましたが、偐家持の都合で絵具か絵筆か何か
画材を買って戴くことと致しました(笑)。
大雪は 豊の年との しるしとぞ 言へど竜王 雪止めたまへ
(源 雪朝)
春もまた 行きつ戻りつ 来るなれば われも銀輪 急がず参らむ
(銀輪家持)
朝開 き 猪苗代湖に 降りも来る 光は撥ねつ 春と告げけむ
夕照の 山に向かひぬ もやひ船 今日のひと日も ことなくあれば
春待つと 光れる雪野 青き川 見つつ 山都 を 妹行くらむか
一ノ戸 の 川は雪野の 帯なりて いよよ青めり 日の射し来れば
遠山の 裾廻 の家の いや遠に 光る雪野を 青き川ゆく
恋ひ来れば 雪は真綿に 青き川 山都一ノ戸 浅き春なり
ひろろ郎女が返せる歌1首
飯豊
より
縷縷
やひとすぢ
一ノ戸
の
碧
きわだにし 春は立ちたり
(注)わだ=大水。水が豊かに澱んでいる場所(転じて「海」、綿
津見の「わた」か。)。川の曲がっている場所。
真草刈る おうなの一人 野の道に
のこし行きける 日焼けせし笑顔

心なき 人も折るまじ 秋風に 揺れて群れ咲く 白菊の花
(偐菊持)
折る人も なくやあるらむ 思ひ出の 中にし咲ける 白菊の花
(偐菊持)
(注)上1首は偐万葉掲載に当り追加いたしました。
(本歌)心あてに をらばやをらむ 初霜の
おきまどはせる 白菊の花
(凡河内躬恒 古今集277 小倉百人一首29)
はや 一年 森の向かうに 春は来ぬ 震災 の 痕 まだ癒えなくに
春なれば 萌黄の色の あたらしき
シャツなども着む 今日も晴れたり
うそつきの にせのヤカモチ ほどほどに
蹴飛ばし直き 道を尋ねな (オレオレ家持)
(本歌)うつせみは 数なき身なり 山川の
さやけき見つつ 道を尋ねな
(大伴家持 万葉集巻20-4468)
<脚注>掲載の絵・写真はひろろさんのブログからの転載です。
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
New!
☆もも☆どんぶらこ☆さん
New!
龍の森さん
New!
MoMo太郎009さん
New!
ビッグジョン7777さん
New!
七詩さん