秋吉台銀輪散歩の記事は昨日で終了しましたが、短歌を全然記していませんでした。今回も「銀輪万葉」にてあればとて、以下に歌を記して置きます。
秋よしと 言へど銀輪 初夏 の 風もまたよし カルストの道
丘々の 襞もやさしみ 流れ行く 雲へとわれも 行かなこの道
山頭火 笠ぬぐ空を われもまた 帽子無用と 銀輪駆けぬ
辛 き坂 喘ぎつ行けば 藤の花 咲きてわれ待つ 鐙 の峠
田の水に 映せる山の 影清み 群れて菖蒲の 花も添ひにき
桂木
の 名をなつかしみ その山に
出づる
厚東
の 川に添ひ行く
媼
一人 田の
辺
にありて
稲川
と
告げにしその名 われ忘れめや
どんどこと 子ら打つ太鼓の 音すれば
青くなるらし
嘉万
の空かな
猿田彦 この道ゆけと 言ふなるか
みたびあひにし このたびの道
きよすぎの
媼
の笑みの やさしみと
知らず
昼餉
は 此処と決まれり
更に、秋吉台に行って秋芳洞を見ないというのも如何なものか、にてあれば、これも少しご紹介して置きます。秋芳洞は昔に未だ独身であった頃、父とこの近くを旅したことがあり、その際に立ち寄って以来の再訪ということになる。
秋芳洞から新山口駅前までバスで約40分。
新幹線側の駅前広場には、山頭火の像がありました。
台座に刻された句は「まったく雲がない 笠をぬぎ」というもの。
山頭火の直筆を復元したものとか。
今回は山頭火所縁の湯田温泉にも山口市内の中原中也記念館にも立ち寄らずでした。彼の詩「冬の長門峡」の長門峡公園もまたの機会ということに。夏の長門峡では「汗は流れ流れてありにけり」で「蜜柑色の夕日」もギンギラギン・・。行くならやはり冬かと。
という訳で、昼食を「山頭火」で喰って、新幹線で早々に帰途につきました。
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