( 承前 )
愛車トレンクルも宅配便で自宅へ送り返しての最終日10月30日の記事です。前日の山中湖一周・忍野八海銀輪散歩では期待した富士山の片鱗さえも見えないままに日が暮れてしまいましたが、30日は快晴の好天気。ホテルの朝の窓から、くっきりと富士山が見て取れました。28日からのこれまでの記事に於いて欠落していた主人公の漸くのお出ましとなりました。
窓開けて うち眺むれば 朝日照る
富士の高嶺ぞ 赤く染みける (河内青人)
(本歌)田兒の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ
不盡の高嶺に 雪は降りける
(山部赤人 万葉集巻3-318)
上は朝日が差す前で青富士。
下は山頂に朝日が差し始め赤富士へと変化。
左は山頂部のみ朝日が当たっている状況。
右は山裾まで朝日に照らされ赤富士となった状態。
赤富士に呼応するかのように、前山も日に照らされ紅葉が赤く映える。
日が昇り切ると、元の青富士へと戻って行く。
富士山の上を白い象が飛んで行くゾウ。
富士山駅周辺を散策した後、富士登山電車で大月へ。
富士山駅は標高809mの位置にあり、元は「富士吉田駅」という名であったが、2011年7月1日に富士山駅に改名された。
線路は当初は山中湖方面(南東方向)に延伸される予定であったが、計画変更となり1950年8月に河口湖(北西方向)まで延伸される。その結果、大月からやって来た電車は富士山駅でスイッチバックして川口湖方面へと向かうことになったという次第。
下の写真は大月からの線路で、左(東方向)にカーブし富士山駅
(下の写真では左端の電柱の向こうに富士山駅の塔屋が僅かに見える)
になる。川口湖方面に向かう線路は、富士山駅から西へ(下の写真では左から右へ)と延びて更に標高を上げる。因みに終点の川口湖駅の標高は857m。始発の大月駅のそれは358mである。
ホームのベンチも富士山の見える方向に置かれている。
川口湖からやって来た電車は富士登山電車。
手前1号車が赤富士、奥2号車が青富士の2両編成。
内部は、ソファや展望席、ライブラリーなどを備えた楽しい設えになっている。
三つ峠駅で暫く停車。ホームに出て写真を撮ったり、車掌さん(若い女性)に写真を撮ってもらったりしている外人観光客も。
田野倉駅上大月駅間で電車はリニア新幹線の実験線の下を通過する。
大月駅に到着です。中央線乗り換えまでの時間が30分程度あったので、駅前を少しばかり徘徊しました。
以上で、山中湖一周銀輪散歩関連日記完結と致します。<完>
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