我が行きは 三日は過ぎじ 鳩のひな
ゆめペリカンを 巣立ちなせそ (石切鳩麻呂)
(本歌)わが行きは 七日はすぎじ 竜田彦
ゆめこの花を 風にな散らし(高橋虫麻呂 万葉集巻 9-1748
)
(20181202キジバトのヒナ)
山鳩は いづち行かめや わが来るを
待たず巣立てる 今し悔しも (遅刻家持)
(本歌) 愛 し妹を 何処 行かめと 山菅 の 背向 に寝しく 今し悔しも(万葉集巻 14-3577 )
ペリカンの 家に昼過ぎ わが来れば
巣立ちて鳩の 姿見えなく (遅刻家持)
(本歌) 珠洲
の海に 朝開きして 漕ぎ来れば 長浜の浦に 月照りにけり
(大伴家持 万葉集巻 17-4029
)
(20181204キジバトの巣立ち)
美しく 見よ美しき 言 つくせ それ美しき 人にやあらむ
これやこの 知るも知らぬも 皆来たり 寄りて憩へと ペりカンの家
(桃の郎女)
銀輪も 二輪ほどには あたたかく 梅の花咲く 道をし行けば (銀輪家持)
(関連句)梅一輪 一輪ほどの あたたかさ (服部嵐雪 玄峰集)
(20190111梅)
ももの郎女が返せる歌 1
首
二輪咲き 枝先かほる 梅の花 心華やぐ 春のおとずれ ( ももの郎女 )
竹富の みちは花咲く 白きみち 人の影なく 時はとまりぬ
春浅み ほつ枝咲くとも 梅の花 いまだふふめり 中つ枝しづえ
(注)ふふむ=含む。蕾である。
ゆく雲の 白きも悲し 青空の やさしき伯父は みまかりましぬ
西空を 流れて雲の 真白きを かなしと君を われ見送らむ
梅の花 今を盛りと 咲きぬれど われはさぶしも 君しあらねば
楽天に ブログ開きて 二年 の 迎へぞ梅も 今盛りなり (ペリ家持)
日帰りを 三日かけての 春ブログ のたりのたりと 天の橋立
(20190324天橋立)
復活の つるにちにちさう まづ一輪
枯れてののちも 咲かむと咲きぬ (日々家持)
わが庭の 隅に枯れぬと 諦めし 花の奴の いま咲きかかり (庭隅皇女)
(本歌)家にありし 櫃
に鍵刺し 蔵
めてし 恋の 奴
の つかみかかりて
(穂積皇子 万葉集巻16-3816
)
(20190411ツルニチニチソウ)
使へぬと ありし文字をば 鍵とすに
刺しといふ字の 紛れ込み来て (紛家持)
花の力 侮るなかれ 実のならば 疾くや摘みませ ナガミヒナゲシ (虞美人)
(20190412ナガミヒナゲシ)
あぢさゐの 自由奔放に 咲くごとく 人もしかあれ 野にあるごとく
(本歌)あぢさゐの 八重咲くごとく やつ代にを
いませわが背子 見つつ 思
はむ (橘諸兄 万葉集巻 20-4448
)
(20190529紫陽花)
ももの郎女が返せる歌 1
首
紫陽花の 葉の裏に付く 蝸牛 刹那の時を のたりと歩く ( 自由な蝸牛 )
梅雨時は ひねもす読書 読書かな (偐蕪村)
(元句)春の海 終日 のたり のたりかな (蕪村)
<「千曲川」の替え歌>
ひとりたどれば 流れ藻の
ごとや悲しき 鴨の川
なびく草波 くだれる岸の
道なお遙か 銀輪の旅
(元歌詞)
ひとりたどれば 草笛の
音色悲しき 千曲川
寄せるさざ波 暮れゆく岸に
里の灯ともる 信濃の旅よ
幸せの 四つ葉六とふ 完全数 揃へて額に めでたかりけり
(イエス・ヤカモチ)
ももの郎女が返せる歌 1 首
四つ葉見て 数えて嬉し 夏の夜 山見てみると 銀河鉄道
(20190816四つ葉のカタバミ)
一人行く 筈の下見も 二人して 行けばいかにも 楽しかりける (銀輪家持)
(本歌)二人行けど 行き過ぎがたき 秋山を いかにか君が ひとり越ゆらむ
(大伯皇女 万葉集巻 2-106
)
ももの郎女が追和せる歌 1 首
無理言って 同行させて 頂いて 走る大和路 楽しかりける
(
☆もも☆どんぶらこ☆
)
子を乗せる チャリは無かりき 何せむか 苦肉の策の いかにかあらむ
(ペリカン・ヤカモチ)
(注) 9 月 29 日の策で苦肉の策という駄洒落
その道を 行くべき日もや 初秋の 澄みあきらけく 晴れてもあれや
(ペリ家持)
(本歌)この里は 継ぎて霜や置く 夏の野に 吾が見し草は もみちたりけり
(孝謙天皇 万葉集巻 19-4268
)
(20190825西大寺)
(注)掲載の写真は☆もも☆どんぶらこ☆さんのブログからの転載です。
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