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2006.03.27
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カテゴリ: メディア
▼富山の正力14(帝人事件1)


この会に正力が出席できたのも、警視庁官房主事時代に構築した政財界への太いパイプがあったからであった。表向きはただの懇親会だが、会社の合併や大臣人事など重要事項が決まることもあったという。

この番町会は、政治家や財界の人間が金儲けをたくらむ場所でもあった。たとえばある会社の株が値上がり確実だとわかると、彼らは闇の人脈網を駆使して値上がり前にその株を入手、高値で売りさばき巨額の富を得るのだ。リクルート事件を思わせる手口。それは法律違反スレスレの利益分配システムでもあった。

この番町会の闇を暴こうとしたのが、福沢諭吉が創設した政論紙・時事新報だ。時事新報の武藤山治社長はかねてから、読売新聞の快進撃の裏には黒い資金の流れがあるのではないかと疑っていた。

1934年1月17日から「番町会をあばく」という一大キャンペーンを開始。ところがキャンペーン記事を連載している最中の3月、時事新報の武藤山治社長が暗殺されてしまう。暗殺犯である福島信吾はその場で自殺したとされているが、事件の三日前に番町会のメンバーと会っていたことが判明した。

福島が殺された翌月、帝人事件が発覚する。この事件は、日銀から巨額な融資を受けるため台湾銀行が担保に差し出した帝人株をめぐり、番町会を中心とする政財界関係者が暗躍、背任や贈収賄行為があったのではないかという大疑獄であった。
(続く)





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最終更新日  2006.03.27 08:28:35
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Re:新聞記者の日常と憂鬱56(03/27)  
カズ姫1  さん
正に悪の巣窟ですね!! (2006.03.27 08:59:43)

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱56(03/27)  
白山菊理姫  さん
カズ姫1さん
おはようございます。

>正に悪の巣窟ですね!!

ブッシュみたいなヤツは昔から大勢いたんですね。
番町会の不正を暴いた時事新報の武藤社長は刺客に待ち伏せされ、最初に書生を殺されました。刺客は、「卑怯だ。卑怯だ」と叫ぶ武藤社長に対し、銃弾を三発浴びせ殺しました。容疑者はすぐ”自殺”してしまったので、真相は闇の中です。

ところでブッシュの「イラク解放作戦」はOperation Iraq Liberation と呼ばれていましたが、頭文字がOILとなってしまうため、これではあまりにも露骨だということで、Operation Iraq Freedom に変わったようです(仮説ですが)。ブッシュの思惑通りに石油価格は高騰、石油会社は大もうけしました。詳しくは右のお気に入りサイトの「暗いニュースリンク」をお読みください。悪の根は一緒です。 (2006.03.27 10:15:09)

Re:新聞記者の日常と憂鬱56(03/27)  
「一昔前の話」であって今はすっきり透明というならよいのですが、憂鬱になりますね。
(2006.03.27 12:13:02)

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱56(03/27)  
白山菊理姫  さん
ヘリオトロープの小部屋さん
こんばんは。

>「一昔前の話」であって今はすっきり透明というならよいのですが、憂鬱になりますね。

闇から闇に葬り去れらた事柄は多いのでしょう。死人に口なし、臭いものには蓋といった古代から続く政治的風土は、多くの歴史を権力者に都合よく改竄してきました。正力もまた、他人の業績を自分の偉業に、悪行を美談にすり変え、歴史を改ざんしてきた輩の一人ではないかと思います。 (2006.03.27 21:02:32)

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