天の王朝

天の王朝

PR

プロフィール

白山菊理姫

白山菊理姫

フリーページ

ハーバード経済日誌


ハーバード経済日誌(2)


ハーバード経済日誌(3)


ハーバード経済日誌(4)


ハーバード経済日誌(5)


ハーバード経済日誌(6)


古代飛騨王朝を探して


海外でのダイビングあれjこれ


海外でのダイビングあれこれ2


海外でのダイビングあれこれ3


驚異のガラパゴス(1)


驚異のガラパゴス(2)


驚異のガラパゴス(3)


歴史箱


山口博教授の講演録


古典SFの世界


富山サイエンス・フィクションの世界


ETとの交信は可能か


不思議な世界


不思議な世界2


不思議な世界3


不思議な世界4


不思議な世界5


不思議な世界6


不思議な世界7


不思議な世界8


フォト・ギャラリー


雑感


誰がケネディを殺したか


誰がケネディを殺したか2


誰がケネディを殺したか3


誰がケネディを殺したか4


カストロが愛した女スパイ1


カストロが愛した女スパイ2


カストロが愛した女スパイ3


カストロが愛した女スパイ4


カストロが愛した女スパイ5


カストロが愛した女スパイ6


カストロが愛した女スパイ7


カストロが愛した女スパイ8


カストロが愛した女スパイ9


カストロが愛した女スパイ10


カストロが愛した女スパイ11


出雲族と大和族の話(パート1)


出雲族と大和族の話(パート2)


サイド自由欄

設定されていません。
2006.03.31
XML
カテゴリ: メディア
▼富山の正力18(すさまじい権勢欲)


しかし、正力は執念深く、公職追放が解かれる時期をひたすら待った。社内の動きは、自分が配置した“スパイ”の情報により手に取るようにわかるようにしていた。公職追放中に正力の悪口を言った者や呼び捨てにした者を決して忘れなかった。反正力の動きや裏切りも決して許すことはなかった。すさまじいまでの権勢欲である。

1951年8月に正力の公職追放が解除されると、じわじわと報復を開始する。自分を呼び捨てにした幹部を衆人の中で面罵、その後も出世させなかった。絶対服従を示さない社員は徹底的にいじめ、冷や飯を食わせ続けた。すでに66歳になっており、普通なら引退してもおかしくなかったが、正力は読売新聞に君臨し続ける。さすがに正式な役員に返り咲くことはなかったが、重要決定事項は正力の承認なしでは決定できないようにした。そして、誰にも社長の座に座らせようとはしなかった。

正力は読売新聞を支配するだけでなく、多方面においてさらに強大な権力を握ろうとした。
1952年には日本テレビ放送網を設立して、社長に就任。1955年2月には、故郷の富山二区から保守系無所属で出馬、衆議院に初当選する。ところが政治家として忙しくなっても、読売新聞社長の椅子は空席のまま。周囲から誰かを社長に据えるよう進言されても、頑として聞かない。

社長空位の時代が延々と続いた。その社長の座に、20年にわたる空位期間を経て務台が就任したのは、正力没後約半年が経った1970年5月のことであった。
(続く)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.03.31 09:07:02
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

立山の百姓@ 尖山について はじめまして。 尖山の近くで農園を営ん…
simo@ Re:新刊『UFOと交信すればすべてが覚醒する』の解説(03/21) こんにちは。初めまして。 昨年妻が海で撮…
たぬき@ Re:ニニギの兄に祭り上げられたホアカリの正体(03/12) ホアカリ。 徐福が秦の始皇帝の使節を隠れ…
たぬき@ Re:サノノミコト(神武天皇)になぜ神が付いたのか(07/29) ジンム。と読まずに 大和言葉風味、古代語…

お気に入りブログ

今日使える日本の歴… New! 第七十三世武内宿禰さん

佐野まり はちどりの… convientoさん
氣のワーク研究所 朝日6844さん
窓辺でお茶を heliotrope8543さん
ひめのゆめ活動日記 ひめのゆめさん

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: