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このサインは身振りで子どもが自然に手を差し出します。そしてこのサインは子どもが使いたいサインです。まだ歩いて行きたい所に行けない赤ちゃんは移動したい時、お母さんに伝えたい言葉ですね。だっこする時「さあ、お風呂に入ろうね」「お外に行こうね」という言葉で赤ちゃんを抱っこしますが、赤ちゃんにとっては耳から入ってくる言葉がいろいろで「抱っこ」して欲しいときの言葉は???です。だっこする時はまず「だっこ」と言いながらこのサインを見せてからだっこしてください。2階に上がってしまったお母さんに、まだ階段を上がれない赤ちゃんが下でこのサインをして、「私も2階へ連れて行って!」と訴えるのに使ったりします。なんでもないサインですが結構赤ちゃんにとっては便利で、泣いて要求しないでもこのサインで気持ちを伝えることができます。このサインを出したら、しっかり抱っこしてあげてくださいね。「連れてって」だけでなく、寂しくて抱きしめられたい時もありますから。
2011年04月27日
手話の講座には耳の聞こえが不自由になっている人もいます。その方たちの多くが耳鳴りもあると聞きました。耳鳴りって不思議な現象で、眠っている時は聞こえないらしい。ある人は講座で私が話している時は耳鳴りはない。でも同じ場所にいてもずっと耳鳴りがしている人もいます。人は何歳くらいから難聴(耳が遠く)になるのか?という答えも、人によってまちまちです。かなり確かなことは騒音の中で耳を保護することなく、仕事や生活をしてきた人は50~60歳代で早く難聴になる人が多いのです。そして聞こえもまちまち。内耳の有毛細胞がなくなっているところが聞こえないということで、聞こえない音は大声で言ってもだめということです。先日介護施設でスタッフの人と利用者さんが話しているのを横で聞いていました。2、3回会話のやりとりしていて、楽しそうと思って聞いていたのですが、「どちらかというと・・・」というスタッフの声をきいて「加藤さん?」と答えた高齢者。ここで会話はプツンと切れておしまい。こうして会話を楽しむことも段々無くなっていくのだろうと横で聞いていて感じました。ヘッドホン難聴という言葉もあります。最近は音楽を長時間再生して聞いている人が増えているので、歳をとって難聴になる人は増える傾向にあると言われています。耳を休ませることも意識的にやっていきたいですね。
2011年04月23日
Oさんは耳が聞き難くなっている男性です。手話を覚えようと手話サークルに行ったのですが、そこの代表がたまたま私の友達でシニアサインについて知っていたので、Oさんには手話よりシニアサインのほうがいいでしょうと、私の講座に入って1年が過ぎました。定年後いろいろなところでボランティアや趣味の仲間と活動されています。先日仲間から「最近話が分かりやすくなった」と言われたそうで、それはシニアサインの講座を受けて自分も意識して伝わる言葉を選んで話すようになったとのこと。Oさんは高いレベルの知識が必要な仕事で、きっと周りの人もOさんの言葉がすんなり理解できる人ばかりの職場だったのだと思います。仕事を離れて、違う仲間との会話にはきっと難しい言葉だったのでしょうね。コミュニケーション力とは相手に伝わらなければ「力が無い」のです。テレビの原発の説明に最初は東京大学の教授が説明していて、私など知識レベルの低い人間には理解不能でした。いつもは彼の言葉を聞くのは東大生。あのような難しい話し方で通じる、理解できる学生ばかりでしょうから大学の中ではあれでよかったのでしょうが、テレビでは国民みんなに分かる言葉が必要です。ある優秀な方が会社に入って文書を作って上司に見せたら「君のは偏差値70の文章、この会社で必要なのは偏差値30の人も読んで理解できる文章」と言われ突っ返されたという話も聞きました。Oさんは誰にでも通じる易しい言葉で話すようになってコミュニケーション力はアップです。
2011年04月22日
今日から2回目のよちよち手話の講座です。1回目は昨年11月から今年1月でした。今回定員15人のところに、この講座には150人の申込みがあったと聞きました。担当者もびっくりされていましたが、私もビックリです。受講者集めがなかなか大変なところが多いと聞いていますので、羨ましいところですね。部屋はとてもいい環境、場所は名古屋の中心部です。そして無料。今回受講のママたちは更に関心の高い人たちが多いと感じました。月1回ですので今度会うのは5月です。可愛いお子さんのおててから、いくつかのサインが見られることでしょう。
2011年04月21日
昨日はシニアサイン講座の受講者とOBの方たちとの食事会でした。受講者からシニアサインに関するいろいろな嬉しい話を聞きました。Mさんは民生委員。あるお宅のおばあちゃんに連絡することがあって訪問した時、たまたま自閉症のお孫さんがお父さんと一緒に絵画教室から帰宅したところにばったり。以前から自閉症のお子さんがいること聞いていたが、実際に会うのは初めてでした。「A君、お帰り!」と手を振って「絵を描いてきたの?見せて!」と身振りを付けて声かけしたら、ニコッと笑顔で絵を差し出してくれたそうです。それをみたおばあちゃんがビックリ。「彼は初めて会う人に笑顔なんか見せないし、絵を見せるどころか、以前破ってしまったこともあるのに・・・」と。お父さんもビックリ。お父さんが絵画教室に迎えに行って「A君、早く来て!」と言っても、いつもゆっくり出てくるのが当たり前だったのが、その後Mさんの真似をして「A君!」と呼んで手を振ったら、すぐ急いで出てきたとのこと。シニアサインをやっていて、いつも嬉しく思うこと。「ほんの少し身振りをつけるだけで、こんなにも人の心を暖かくできるのか」と。
2011年04月20日
昨日防災用品の話の時、聞こえない人は隣が火事になっていても火災報知器の音も、消防車の音も聞こえないので心配という話と共に、自分の家での火災は?という話になった。Aさんの付けているのは、煙を感知したら天井につけてある感知器からテーブルの上や床に置いた機器に電波が送られ、昼間は光がフラッシュのように出る。夜はもう一つ別に電波が送られると振動するバイブの機器があり、枕の近くの置いて寝るとのこと。Aさんは自分のマンション。一緒に聞いていたKさん、Yさんは県営住宅と市営住宅。二人とも新しい住宅ですが、聴者用のがついている。設置に来た人に「この機器は耳の聞こえない自分には役立たない」と言ったが聞いてもらえず音で知らせる機器が今もついています。名古屋市はAさんのような障害者に無料で設置しているのに、公営住宅にはつけてもらえないのか?この火災報知器の話を今日の手話の講座で話したら、障害者手帳は持っていないが、聞こえに不自由な方が「私も欲しい!」と。いろいろな機器が用意されていても、この情報を知らない人はつけることができていません。何故なら、お役所にやってもらうには、まず自分が申請することが必要というやり方ですから。必要な人は他の都市でも無料でつけてもらえるかどうか、聞いてみてください。自分の身を守る大切な機器ですから。
2011年04月09日
今日のいきいきサロンでは自分で用意しておくべき防災用品について話し合いました。 今、新聞、週刊誌、広報そしてスーパーなどでも災害時についての記事やパンフレットを目にします。今日はあるスーパーは作ってくれた防災用品のリストを見ながらチェックしました。今日は聞こえない人も4人参加。物を準備しておくだけでなく、耳からの情報が入らないとき、どうしたらいいのか?など話し合いました。やはり防災用品の準備だけでなく、隣の人が声かけしてくれる関係を作っておくことが大事という話になりました。彼女たちの不安は災害時に自分たちまで心をかけてくれる人がいるだろうか?自分のことでみんな精一杯だろうから・・・という不安の声ばかりでした。今、避難場所にいる聞こえない人たちも苦労しています。回りに耳の不自由な人がいたら、少し身振りをつけて(手話でなくていい)、口をはっきり見えるところで伝えてください。NHKテレビの枝野さんの隣の手話通訳が難しくて分からないので、口を見て一生懸命読み取っていると今日の4人は言っていました・・・。
2011年04月08日
シニアサインを関西看護出版でセミナーに入れていただきました。昨年のユーキャンから、また全国に羽ばたきます。大阪は6月26日(日)岡山は9月11日(日)福岡は11月19日(土)東京は12月18日(日)です。会場など詳しくは関西看護出版のHPでどうぞ。高齢者のためのシニアサイン演習、学習会
2011年04月06日
これは3月3日の耳の日に名古屋でのフォーラム、名古屋第一赤十字病院 耳鼻咽喉科部長の柘植勇人氏の話をまとめた新聞記事(中日新聞3月25日)のタイトルです。「脳で聞いている」という実感は皆さん体験していることと思います。今日、シニアサイン講座でも皆さん自分の実感した例を話しました。「耳鳴り」のことも書いてあるのですが、シニア世代以降の方で耳鳴りに困っている人がとても多いですね。外からの音でない、聞こえるはずの無い音が常に聞こえているのが耳鳴りですが、‘常に’ではなく聞こえなくなるのは、他の音を聞いている時です。例えば音楽やテレビの音、誰かと話している時など。この時は脳がこれらの音を聞いていて、耳鳴りの音は消えてしまうのです。ある人は、「他の音でなくても、本を読んでいても耳鳴りは聞こえなくなる」とのこと。こんな体験話から「音は脳で聞いている」のですね。
2011年04月05日
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