朝7時からマンガ喫茶で週刊誌やコミックスの新刊を読むわけです。健康で文化的なオタクですね。
ということで、本日読んだのは、久しぶりに2巻が出ていた「顔がこの世に向いてない。」
自己肯定感が低いブスな女子高生が、なぜかハイクラスな男子に告白されて、ラブコメになるかと思ったらラブ成分が圧倒的に不足したままコメディが始まってしまうこじれたマンガです。
ご紹介文をコピペするとこんな風。
「新学期になってもミヤちゃんに避けられてた俺 でも安倍の一言がきっかけでミヤちゃんからデートのお誘いが!? コンプレックスを持つすべての人に送る——ネガティブJKの思考が紡ぐアンチ恋愛4コマ第2巻!」
このマンガ、特に説明なくいろいろな作品のパロディやらオマージュやらを炸裂させます。
それからメタなギャグもぶっこんで来るので要注意です。(妹が兄の「回想シーン」を盗み聴きするのは笑いました)
1巻ではヒロインの自己韜晦がいっぱい語られましたが、2巻からは周りのキャラクタも掘り下げられていきます。皆さん少しずつ屈折しています。予定調和的なドラマを意図的に外そうとしているので、そういうのが好きな人には楽しめると思います。
2巻ではヒロインが、告白してくれた北見君に、自分の気持ちを伝えるシーンがあります(24話)。
北見君は衝撃のあまり、10ページに渡って旅をしてしまいます。
太陽系から始まって、スターゲートをくぐって「白い部屋」に辿り着き、そこで自らの死を迎え、「スターチャイルド」へ転生進化を経て帰ってきます。アーサー・C・クラークが墓場から生き返る衝撃っぷりです。
しかし、その後も甘々な展開になる訳ではないのですが、彼女の中では何かが少しずつ変わり始めているようです。
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