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2023年08月28日

2023年8月のなつかなさん

2023年の8月ももうすぐ終わりです。
夏休みの宿題は終わりましたか。管理人は全力で7月中に片付けるタイプでした。
でも高校時代には圧倒的な物量の課題と、なぜか夏休み中も毎日登校して「補講」を受けるという掟があり、いまだに悪夢を見ます。
おかげで夏休み明けの実力テストで数学が3点(100点満点です)でした。オレの実力を甘く見るなよ。

ということで、8月の終わりになつかなさんが顔を見せました。
ものすごく暑い日が続いているのですが、日中はどこで過ごしているのか謎です。
取り急ぎカリカリと煮干しを用意して、ちょっと離れた場所にそっと置いてみました。
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ものすごく警戒しながらご飯を食べるなつかなさん。
食後は珍しく、庭の隅でくつろいでいました。
目が合うとダッシュで逃げようとするので、カーテンの陰から盗撮しています。
タグ: なつかな
posted by ゆうすけ at 21:11 | TrackBack(0) | ペット

2023年08月22日

ゆぴ太の恋人(by 谷ま乃ゆり)

管理人のゆうすけです。
「リネンの春」を描いていた谷ま乃ゆり先生の新作「ゆぴ太の恋人」のご紹介です。
2023年5月から漫画サイト「となりのヤングジャンプ」にて連載中です。Web連載なので8月22日現在、過去6話分は全部読めます。
作品内容はこんな感じ。
「売れない漫画家・黛菫の住む部屋の真上には、 若くて美人の女の子・いおが住んでいる。 ある日、いおが自分の作品の“熱心”なファンだと 気がつく。これは偶然?、それとも…!? 隣人サスペンス・ラブストーリー!!」
売れない漫画家のペンネームが「ゆぴ太」です。「灼熱魔法少女りず」をまんがアプリで連載中です。
謎の隣人が「佐藤いお」ちゃん。可愛い。
谷ま乃先生は女性のパンツを描かせると抜群に上手い人ですが、そのパンツを拾うことから二人が急接近していきます。しかし、何か不穏な空気が漂うこの作品、ミステリ仕立てになっています。

最大の謎は、隣人である「佐藤いお」の正体ですが、それについては第1話からすでに情報が開示されています。以後、管理人による考察というかネタばれ的な記述が始まりますので、未読の方はここまでね。

さて、よろしいでしょうか。
それではいきなりですが、「佐藤いお」の正体について3択です。正解を選んでください。

1 熱心なファンである「ゆの」さん
2 前任の担当者の関係者
3 現担当編集の中野氏の関係者

正解は、全部違います。
「佐藤いお」の正体は、「ぺろりん」です。あの「変な生き物」ね。
1話で名前を名乗るシーンがありますが、名前がすでに正体を示しています。
いお。ちょっと変わった名前ですが、当然意味があってこの名前がつけられています。
イオと表記すると分かりやすいですね。木星の第1衛星の名前です。名前の由来はギリシア神話の登場人物に由来します。その人物はゼウスの恋人であり、牝牛に姿を変えられた経歴があります。ちなみにゼウスはローマ神話ではジュピターです。
ここまで言うと、勘の良い方はタイトルの意味も分かると思います。はい、ゆぴ太は「ジュピター(木星)」に由来します。ローマ神話ではジュピター(ユピテル)の正妻はユーノーです。「ゆの」さん、けっこう重要な人みたいですね。
いおが「ぺろりん」であることを示すものは他にもいくつか描かれています。
スマホの待ち受け画面やキーホルダーに「ぺろりん」が使われています。
作中で「3話の配信から1日たっていない」と言っているので、待ち受け画面はともかく、キーホルダーは自作なのでしょうか? 
分かり易すぎるので、ミスリードかもしれないという疑問もありますね。
りずちゃんのタトゥ?については、「彫った」とは言っていないので、どうやって「入れた」のかは不明です。
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さて。
「いお」が「ぺろりん」なら、何の目的で「ゆぴ太」に接近したのでしょうか。
偶然でしょうか。いや、そんなわけないよね。
「いお」は連載中のマンガの今後の展開を知っています。登場人物のひとりだからですね。
作品の登場人物が作者自身に接近して行うことは、基本的に「作品世界の改変」です。
「ぺろりん」にとって、改変したい、改変しなければならない展開が見えているのかもしれない。
リアル世界に目を向けると、ゆぴ太先生は前作2本が打ち切りで終わっていて、今回が三度目の正直、という瀬戸際にいます。今の連載が成功しなければ後がない状況です。
このあたりが、「ぺろりん」側にもリンクしている可能性があります。
「ぺろりん」も後が無い。でも直接自分で作品を改変することはNGで、作者の自由意思に近い形で誘導して、望ましい結末を手に入れたい。そんな感じかな。

ということを考えながら6話まで読み進めています。
ここに書かなかった「ぺろりん」に関する考察はまた機会があれば。
じつはこの連載を知ったのはほんの数日前なので、谷ま乃ゆり先生の新作が久しぶり読めて浮かれています。
今後もますますのご活躍を祈念いたします。

2023年08月19日

SANDLAND(サンドランド)

鳥山明のマンガの中で、一番好きなものを選ぶとしたら、やはり「SANDLAND」じゃないかな。
コミックス全1巻で、ジジイとクソガキと戦車しか出てこない作品ですが、鳥山明の集大成というか、好きなものがぎっしり詰まっている。
というのが原作についての説明ですが、そのマンガが劇場アニメになりました。
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「SANDLAND」
2023年製作/106分/日本
監督 横嶋俊久
原作 鳥山明
制作 サンライズ


「魔物も人間も水不足にあえぐ砂漠の世界<サンドランド>。悪魔の王子・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官ラオと奇妙なトリオを組み砂漠のどこかにある「幻の泉」を探す旅に出る—。」

原作通りに作れば「勝ち確」という作品ですが、ちゃんと原作通りに作って大勝利です。
じつは個人的には原作の終盤がちょっと軽いかなあと思っていて、「オレならこうする」というアイディアを持って観ていたのですが、予想通り終盤は原作を分厚くしてきました。
オレのアイディアとは違ったのですが、原作重視なら妥当な線だと思います。
キャラを足したりすると全部作り直しになるので、これで宜しいのではないでしょうか。

原作紹介の箇所で書いた通り、この作品には鳥山先生の好きなものしか出てきません。
二枚目のヒーローとか、お色気担当とか、一切なし。
なんというか、ジジイが戦車でやって来る、熱い漢の映画です。
キャラやメカにはCGが使われていて、一部にちょっと手直しした方がいいかもというカットはありましたが、おおむね上手くいっています。戦車のコクピット内の描写が好きです。あの戦車(104号)に名前はないのですが、じつは隠れた副主人公で、この作品の肝だと思います。
2023年夏休み映画の中で、いちばん面白い作品かもしれない。
ジジイとクソガキと戦車が好きな人は、ぜひ劇場までお運びください。
posted by ゆうすけ at 21:49 | TrackBack(0) | 映画・TV

2023年08月11日

潮が舞い子が舞い 第10巻(by阿部共実)

「問題 私は今 背中になんて 書いたでしょーか」
「えー アホ?」
「せいかーい」

皆さんお待たせしました。「潮が舞い子が舞い」10巻が刊行されました。これが最終巻となります。
名残惜しいですね。
冒頭のやりとりは、最終話のひとつ前、109話での会話です。
水木君が手に入れた中古自転車を乗り回していて、犀賀さんを拾うお話。
水木君と犀賀さんの関係については第1巻からずっと続いていたのですが、最終巻で一応の決着です。
地元での遭遇は、7巻でも似たようなシチュエーションがあり、そのときに水木の近所の高台に来ることを「登山」と呼ぶことにしようと犀賀は言ったのですが、そのことを水木君は忘れているみたいですね。
水木君のことが好きな犀賀さんは、自転車に二人乗りして送ってもらう途中で、勇気を出して水木の背中にある言葉を書きます。その言葉をクイズにして水木君に言わせる流れなのですが、彼の回答は「アホ?」でした。
ああ残念ですね。水木君は幼馴染の百々瀬さんが好きなので、犀賀さんの気持ちには応えらえないようです。
「せいかーい」って言う犀賀さんの笑顔が心を打ちます。本当に楽しくて笑ってるんじゃないんだけど。
その後のセリフ「水木はあほー」は本心ですね。
このシーンはもう少し続き、犀賀の想いと、それに対する水木の気持ちが伝えられます。
その時にはカメラは二人の後ろに廻っていて、二人の表情をとらえることはできません。
このマンガでは、とても大事な場面や、どんな表情を見せているのか単純には示せないときには、後ろ顔で見せたり、カメラを目いっぱい引いています。
読者の想像に委ねられているので、各自で頭に思い浮かべてください。
ちなみにここまでの記述は管理人の個人的な感想なので、異論は許しちゃいます。

ちなみに10巻で「意味ありげに後ろ姿で語る」カットは、例えば103話の羽坂副主任。
「水木くんも大人になったら 漬けものの良さわかりますよ」って言うところ。
位置的に後ろ姿になっていても不自然じゃないんだけど、あえて表情を描かないのは偶然ではない。

今回も50人近いキャラが文字通りの群像劇を見せてくれるわけですが、回を重ねるごとにキャラの複雑な人間性、というか、謎な部分が露見してきます。
ディックの小説じゃないんだけど、人間の中に「人間に擬態しているもの」が紛れ込んでいるような感覚にとらわれます。「私は人間です」と、わざわざノートに書き込む奴までいる。
現実崩壊感が始まる前に、永遠に続くと思われた高校2年の1学期は終幕です。
最終話は、百々瀬とバーグマンのエピソード。
授業を抜け出して砂浜で語らう二人。
「忘却されるなんでもない一日」と名付けられた「永遠に思い出される一日」
映画「フォーエバーフレンズ」(原題:Beaches)を想起させる、浜辺での女の子の友情。
阿部先生、長い間お疲れさまでした。素晴らしい時間と物語をありがとう。
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2023年08月10日

US BankのATMカードをアクティベイトしたよ

管理人のゆうすけです。
管理人は米国のUnionBankに口座を持っていました。この銀行は三菱UFJの傘下にあったのですが、2021年にUSバンコープに売却されました。顧客の口座はUS Bankに移行することになり、2023年になって、バタバタと移行の手続きが進行しております。
新しいATMカードもUS Bankから郵送されてきました。
そのままでは使えないので、アクティベイト(有効化)する必要があるのですが、手順がめんどくさい。
先にオンラインバンキングの口座をUnionからUSに移行させて、それからカードのアクティベイトを行います。
しかし。
密かに重大な罠が仕掛けてあります。
じつはUS BankのATMカードは日本国内では使えません。
UnionBankのATMカードは国内で使用可能でした。コンビニのATMコーナーで現金を引き出したことが数回あります。手数料はとられますが、日本円がちゃんと出て来る。
カードの裏面にちゃんとCirrus(シーラス)のロゴが入っています。これは、国際ブランドのマスターカードが中心となって運営している世界規模のATMネットワークのことで、このマークがあるカードは世界中で使えます。
だがしかし、US Bankのカードにはこれが無い。
日本では使えないATMカード。謎すぎる。日本国内にいる限り、まったく役に立たない。
管理人は事前にそのことを知っていたので、UnionBankのATMカードの有効期限が切れる直前に2万円だけ引き出してやりました。ちゃんと出てきました。餞別みたいだ。

さてこそ。ATMカードのアクティベイトをするには、ネットか電話で行います。
管理人は電話で行ったので、手順を備忘的に書き記しておきます。
まずはUS Bankの「日本からフリーダイヤル」の番号へお電話。
2023年8月1日からサービス開始の番号は、0120-628-320
最初に要件ごとに番号を押せと言ってくるので、2番の「デビットカードのアクティベイト」を選択
(ATMカードも同じ2番でアクティベイトできます)
それからカードの裏面記載のカード番号を入力。続いて4ケタのPINコードを入力。
PINコードは、従前のUnionBankのATMカードで使っていた番号を引き継いでいるので、その番号を入れる。忘れているとアウト。
カード番号とPINを入れると、あっさり「アクティベイトは完了しました」と言われる。おしまい。

これで使えるようになったわけですが、現実問題としては「使えない」わけですね。
米国か、それに準じた国または地域へお出かけして使わなくては。海外旅行かな。
現在口座には6千ドルぐらい入れてあります。143円で換算すると、90万円ぐらい。
日本から海外に逃亡した際の、当座の資金ぐらいにはなるかも。
そんな予定はないんだけど、日本人が日本にいながら外国の銀行口座を手に入れることは、ほぼ出来なくなったことや、外国の銀行のATMカードを使って日本国内で自由にお金を引き出すことが出来なくなっていることが、進行中です。
うーん、すべてはゼーレのシナリオ通り、ってやつかな。

2023年08月06日

その女アレックス

ひと月ほど前にKindleで施川ユウキの「バーナード嬢曰く。」というマンガが半額以下のSALEに出ていました。せっかくなので既刊6冊をまとめ買いして読みました。
このマンガは「読書家だと思われたい女子高生が図書室で友達といろいろするコメディ」です。
当初は主人公はあまり読書に熱心ではないのですが、巻を追うごとに読書が趣味になり、とりあげられる作品も増えてゆきます。
古典的名著から話題作、ちょっとマニアックな作品まで各種取り揃えていて、このマンガを読むだけで読書通になれる(気がする)お得な本です。

「その女アレックス」は、4巻で取り上げられています。
作者はピエール・ルメートル。パリ生まれの作家です。
日本ではこの作品が初めての翻訳ですが、密かに致命的なトラップが仕掛けてあります。
じつは「アレックス」はシリーズ物の2作目なのです。お話の冒頭に、1作目に関する壮大なネタバレがあります。
未読の人は、できればシリーズ1作目の「悲しみのイレーヌ」から読むのが賢明です。文春文庫から出ています。
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「その女アレックス」
ピエール・ルメートル
文春文庫 2014年初版

「その女アレックス」は、2014年に翻訳が出て、その年のミステリの各賞を総なめにしています。
ものすごく面白いのか、と聞かれると、ちょっと困る。
なかなか強烈なお話です。
冒頭、アレックスという女性が誘拐され、廃墟内に監禁されてネズミのエサにされかけます。
裸で木の檻に押し込められて、天井から吊るされ、ドブネズミ軍団がやってくるのが第1部。
極めて映像的な描写でテンポよく進みます。管理人は「JOJO」の荒木飛呂彦先生の絵柄で脳内上映しながら読み進めました。もっと言えば望月三起也の「ワイルド7」のテイストに近い。
警察の捜査班も、デブとチビと金持ちとドケチという実に「描き分けやすい」キャラです。
本の帯にもでっかく書いてありますが、「あなたの予想はすべて裏切られる」はずです。
いや、そんなことはないんだけどね。
結末については人によっては意見が分かれるかも。
舞台がフランスのパリで、フランスは重罪裁判には陪審制がとられていて、その前提で予審判事という司法官が存在するってことを予備知識として持っておくといいかも。
「バーナード嬢」のなかでは、読み終えた男子が「なかなかヘヴィな話だった・・・」といって友人の図書委員の女子に語り、最後に「読む?」と言って貸してあげるんだけど、オレだったらどうするかな。
相手がミステリファンなら貸す。
そうでなければそもそもこの本の話はしない。

2023年08月02日

訃報連絡

管理人のゆうすけです。
管理人は現在は某施設で作業員をしています。水質検査とか水処理関連機械の運転とかメンテナンスとかの。
その前職は事務職でした。ネクタイとスーツでばっちりキメて、都心のオフィスで30年ぐらい働いていました。
平成の終わりに辞めて、令和は今の仕事をしております。

先日、夜の7時頃、ipadでYoutubeを見ていたら、イヤホンに電話の着信音が割り込んできました。
Bluetooth接続でイヤホンを使っていたので、別室のiphoneの着信が入って来たのです。
2階の自室のスマホをチェックしたら、不在着信が5つぐらい入っていた。
全部発信人は同じで、職場の所長からでした。折り返しで電話しましたが、正直どうでもいいような要件でした。
令和の時代ですが、未だにいわゆる「電話野郎」というのが生き残っていて、何かあると気安く電話してくるので正直鬱陶しいですね。勤務時間内に、構内の何処にいるかわからないときにかけてくるのは許すとして、勤務時間外にかけてくるのは許さない。〇ねばいいのに。
管理人は固定電話も引いていますが、自宅では電話が鳴っても出ません。
ナンバー表示に出た番号が、家族や知人だった場合は折り返してかけます。
留守電に要件を言ってくれれば済むのですが、時間内に正確に要件を吹き込める人は100人中1人ぐらいかな。基本的に無言のメッセージがほとんどです。

その所長からの電話があったときに、ものすごく久しぶりに前職の「訃報連絡」の電話を思い出しました。
前の職場は同業者団体の事務局で、会員がざっくり5000人ぐらいいたのですが、会員やその家族に不幸があると「訃報連絡」というものが送られることになっていました。
当時はFAXでの連絡が主流でした。
平日ならば総務系の職員が処理するのですが、休日に訃報が発生したときは、管理職の自宅まで電話がくる仕組みでした。
電話は基本的に当事者が所属する支部の支部長からかかってきます。
連絡が来ると、弔電や香典の手配(会費が未納だと香典は出さないので要チェック)、FAX配信会社への連絡や送信原稿の作成、送信エリアの指示、場合によっては参列する役員が読み上げる弔辞の作成など、とても自宅で片手間に出来ないような仕事を大至急でやらないといけないので、休日に電話が鳴るのが恐怖でした。
管理職は複数いましたが、中にはあからさまに居留守をつかう輩もいたので、訃報連絡を休日に間違いなく行える人は限られていたし、そういう人のところに電話連絡が集中する傾向にありました。
現在はどうなっているかは知りませんが、管理人が辞めた理由のひとつだったよなあ、と懐かしく思い出しました。
電話とかFAXとか、20世紀の遺物ですね。
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ゆうすけ
銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコン卵酒秋刀魚さん。
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