東京2020オリンピック男子ロードレース

2021年7月24日に東京2020オリンピック男子ロードレース決勝が行われました。
TV中継もないという状況でしたが、管理人はインターネットのgorin.jpでのライブ中継を見ていました。
午前11時スタートでしたが、じつは午前中は仕事だったので、ちらちらとスマホを見ながらさっさと仕事を終わらせ、昼過ぎに自宅に帰ってからは大型TVをモニタにして、ずっと観戦していました。
このライブ中継、日本語の解説が一切ありません。たまに入るテロップも基本的に英語で、逃げグループと集団との時間差をちらほら表示するだけという、「玄人向け」の渋い中継でした。
レース自体はものすごく面白かったので、見逃した方はハイライトでもいいから見ると良いですよ。

今回のコースは東京都府中市の武蔵野の森公園をスタートして、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県内を通り、富士スピードウェイでゴールするものでした。その距離は234km。ワンデイレースとしては妥当な距離ですが、驚くのは獲得標高(どれだけ登るかという数字)です。このクソ暑い日本で、なんと4,865mという大盤振る舞い。富士山を1合目から登っても、全然足りない。今年(2021)の、モンヴァントゥーを2度登ったツール・ド・フランス第11ステージ(4,600m)を超えています。管理人的には死亡不可避です。

そういう過酷なレースですが、世界から集結した自転車野郎たちは面構えが違う。
今回の表彰台は以下のとおりです。
金メダル リチャル・カラパス(エクアドル)
銀メダル ワウト・ファンアールト(ベルギー)
銅メダル タデイ・ポガチャル(スロベニア)
この3人、じつは先週までツール・ド・フランスで1カ月近くもフランス内を走りまくっていた人たちです。
金のカラパスは総合3位、銅のポガチャルは総合1位、そして銀のファンアールトは、あのモンヴァントゥーを2度登る第11ステージを獲っています。今回の最後のスプリントでは写真判定での勝利ということで、ファンアールト君、もっちょるのう。
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東京2020オリンピック男子ロードレース
銀メダルを賭けた最終スプリント
写真判定で決着

日本勢としては、ベテランの新城選手と初出場の増田選手も無事完走してお疲れさまでした。
新城選手にはもうちょっと目立ってほしかったのですが、世界の強豪は非常識な強さだということで。

今回のロードレースは、観戦できるのはゴールの富士スピードウェイのみ、ということでしたが、やはりというか、当然に、というか、沿道には多くの観客が集まりました。
中継で観ていて思ったのは、「なんて日本の観客はマナーがいいんだっ!」ということ。
管理人は昔、ツール・ド・フランスを観戦しにフランスまで行ったことがあります。
現地の山岳コースで観戦しましたが、それはもうスゴイ状況でした。祭りなんですよ、まじで。
ついでに言うと、あのモンヴァントゥーも自転車で登りました。1回だけですけど(笑)。
もう一度やれと言われたら、断固拒否する所存です。
posted by ゆうすけ at 14:52 | TrackBack(0) | 自転車

2024年11月09日

紅葉はじまる20241109

管理人のゆうすけです。
11月も半ばに近づく2024年11月9日です。
快晴で風もなかったので、午前中に久しぶりに自転車で走りました。
往復で40km程度。昔は80kmぐらい平気で走ったけど、もう無理。
少し寒くなってきたので、ウェアは長袖のインナーと半袖のジャージのうえからウィンドジャケット(ぺらぺらのレインウェアみたいなやつ)を羽織ります。
下は10分丈のレーパンにしました。グローブはまだ指切りで行ける感じです。
途中で何人かの自転車乗りとすれ違いましたが、やはり皆さん似たような感じ。
たまに本格派の人は、まだハーフパンツでがんばっている。強いね。
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少しだけ山を登って途中の大きな公園で休憩しました。
山の方はいまいちだけど、公園の木が色づき始めて綺麗でした。
今ぐらいの気候が自転車乗るのに最適なんだけど、数週間で終わりだと思う。
本格的に寒くなる前に、もう少し走りたい。
タグ: 自転車 紅葉
posted by ゆうすけ at 15:47 | TrackBack(0) | 自転車

2024年08月04日

2024パリオリンピック男子ロードレース

2024年8月3日にパリ五輪の男子ロードレースが行われました。
結果はベルギーのエベネプール選手が金メダルを獲得。この選手、個人タイムトライアルでも金メダルをとっています。男子では史上初のはず。最強ですね。

管理人はTVerで夕方6時から見ていました。実況と解説が無い、非常に静かな中継でした。
しかも通常のレース中継とは異なり、オリンピック用に「フランス名所案内」を盛り込んだ中継だったので、途中で寝た人も多かったと思います(10分に1回ぐらい、ヘリからのレース映像が近くの古城とか史跡を映し始める。かなりしつこく)。

日本からは新城幸也選手が出場して、56位完走でした。おめでとう。
新城選手は39歳なので、五輪に出るのはこれで最後かと思います。
4大会連続出場している超人です。お疲れさまでした。

TVerでの配信には実況・解説がなかったので、リアルタイムで観ていると何が起きているかよく分からないシーンがいくつかありました。
いちばん焦ったのは、先頭を走っていたエベネプール選手が残り4kmぐらいの地点でバイクを停めて降りてしまったときかな。あと少しでゴールというときに、何事かと思いました。
たぶん機材トラブルだと理解しましたが、どうもパンクだったようです。
後続との差が1分以上あったので、その間にサポートカーが来て予備マシンを降ろして乗り換えて再発進しました。
機材トラブルでのバイク交換は、レース中に意外とよくありました。4−5人は確認できた。
ただ、金メダル直前のパンクはヤバかったね。
ベルギーの国技は自転車だそうですが、強運も実力のうちかな。
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ゴールシーンはやけにカッコいいので、ここだけでも見ておくと良いですよ

posted by ゆうすけ at 15:46 | TrackBack(0) | 自転車

2023年09月03日

9月の自転車乗り

管理人のゆうすけです。気が付けばもう9月ですよ。すっかり秋ですね。
うそです。全然秋じゃない。メチャクチャ暑い。
そんな今日この頃ですが、それでも季節は動いております。
今朝は6時半から自転車で出発です。夏の間は暑くてサボりまくっていましたが、久しぶりに山へ向かいます。
はい、9月の初旬は「栗拾い」の季節です。
自宅から小1時間ほど走ると国道から山に向かうパークウェイがあります。昔は有料道路でしたが、償還が終わったのか、数年前から無料になった道です。
その道はアップダウンがいくつかあるのですが、途中で道端に栗が落ちているゾーンがあります。
道路わきに栗の木があって、この時期になると栗のイガごと道に落ちてくるのです。
車に踏まれたり、雨に濡れるとアウトなので、天気の良い日の朝早い時間に行って、夜中に落ちた栗をせっせと拾います。
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本日の収穫。
栗ごはんにして美味しくいただきました。

最近はほとんど山を登っていなかったので、久しぶりに坂を登ると死にそうになります。
9月はもうちょっとがんばって自転車に乗ろう。
タグ: 自転車 栗拾い
posted by ゆうすけ at 20:09 | TrackBack(0) | 自転車

2023年04月16日

自転車のタイヤ交換の罠

久しぶりに自転車のお話です。
管理人は自転車を5台ほど所有しています。ロードバイクが2台と、折り畳み式が1台、クロスバイクが1台、あとはママチャリです。
いちばん使用頻度が高いのはママチャリで、最低なのは折り畳みです。「折り畳み自転車は、折り畳まなくなる」という説は本当です。しかもあらゆるシーンで中途半端な自転車なので、ほぼ活躍する機会がありません。
それはさておき今回はクロスバイクのお話。
管理人がロードに乗る前に、最初に買ったのがクロスバイクです。
GIANTのCROSS3というバイクで、10年以上前のモデルです。
GIANTのクロスバイクといえばESCAPEが有名ですが、CROSS3は泥除けなども付いたかなり実用的なモデルです。ロードバイクを手に入れてからは、ほぼお蔵入りだったので、コドモの通学用に貸していました。
そのコドモがこの春から就職して遠くへ旅立って行き、CROSS3は置き去りになりました。
仕方ないのでまた乗ってやろうかと思ったら、後輪がパンクしている。
かなりすり減ったタイヤだったので、この際なのでタイヤ交換(含むインナーチューブ)をしてみました。
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CROSS3は700×38Cという極太のタイヤを履いています。
あまりにゴツいので、今回は35Cのタイヤにしてみました。
ちなみに38Cというのはタイヤ幅が38mmだということ。35Cは35mmですね。
38Cのタイヤを使うホイールの場合、少し幅が狭い35Cでも許容範囲ではまります。
ロードバイクだと23C〜28Cぐらいですが、ホイールが別物です。
タイヤ幅が狭いほど軽量で走行性が高いのですが、その分乗り心地が悪くなったりします。

タイヤ交換をするにはホイールを外す必要がありますが、ママチャリと違ってクロスバイクはクイックレバーで簡単に外せます。後輪はチェーンが絡んでくるので慣れが必要ですが、それほど難しい作業ではないのです。
コドモが使っていた間は、ほとんどメンテナンスをしていなかった様子なので、油汚れなどを拭き取ります。
ホイールからタイヤとチューブを外して、新しいチューブを用意します。
今回はタイヤとチューブをサイクルベースあさひのネット通販で調達しました。
特にチューブは35Cの規格の品が200円でした! アウトレット品で、バルブが「米式」だったせいかと思われます。今まで使っていたチューブは「英式」でしたが、全然気にしません。
サクサクと新しいタイヤとチューブをホイールにはめ込んで、空気を入れてみます。
一杯まで入れてみましたが、なぜかすぐに抜けてしまいます。どこからか空気漏れの音もする。
しかも空気を入れる時に何か違和感がある。なんだろう。
じっとバルブを見ていると、違和感の正体に気が付きます。
「うわ、なぜバルブの形状が英式なんだ?」
自分が今回買ったのは「米式」のはずなのに、なぜかバルブ形状は「英式」。おかしい。
そういえば空気を入れる時に、なんかやりにくい気がしたな。
落ち着いて周りを見てみると、少しだけ空気を入れた新品の「米式」チューブが転がっている。
「オレは新品のつもりで穴の開いた古いチューブをはめ込んでいたァああ!」
という風に叫びたいのをぐっとこらえて、あらためてチューブを取り替えました。

教訓:パーツ交換をするときは、取り外した古いパーツは手元に置くな

その後無事にチューブを嵌め直し、空気をいれてからクロスバイクにホイールを取り付けました。
試しにご近所を走ってみたところ、またも謎のトラブルが。
走行時に後輪が一定周期でゴトゴトいうのです。うわ、ヤバイ。
タイヤかチューブが上手く嵌っていない可能性が高いようです。
タイヤに一部、他より低い箇所がある模様。
一度帰還して、空気の抜いたうえで再度空気を入れ直しましたが、症状が消えません。
こーれーはー、全部やり直した方がいいかも。
じつは管理人は、ロードバイクのパンク修理をすると、かなりの高確率で新しいチューブを噛み込ませる技能を持っています。マイナスの技能なので、いらないんですけど。
今回も、やらかしたかもしれない。
今週はもう時間切れなので、また今度やり直します。
こうやってタイヤ交換のスキルが無駄に上がってゆくのです。
posted by ゆうすけ at 17:58 | TrackBack(0) | 自転車

2022年06月26日

亀を助けた話

管理人のゆうすけです。暑いですね。まだ6月だけど、ああ、夏の匂いがする。
今日は日曜で仕事も無いので、久しぶりに朝から自転車でご近所を走ります。
最近はご近所の堤防道路を1時間位走っておしまい、というパターンが多いです。
土日がばっちりお休みだった頃は、土曜は60−70kmぐらい走り、日曜は30−40kmぐらいで
合計100kmというパターンでしたが、今は半分以下ですね。
先日、職場の健康診断を受けました。運動不足が気になっていましたが、前年とあまり変化はありませんでした。よかった。
じつは密かにここ2カ月ほど朝の出勤前に「酢」を飲んでいたので、ウェストが1cm減っていました。
酢でダイエット、というほどのものではないのですが、いちおう狙い通り。
ちなみに飲んでいる「酢」は1本100円の一番安い「穀物酢」で、大さじ1杯ぐらいを炭酸水などで薄めて飲んでいます。継続して飲むと効果があるらしい。肥満や高血圧が気になる方は、100円から始めてみよう。

ということで、地味に健康を維持する管理人です。機械も人間も、日々メンテナンスが大事だというのが信条です。
さて、亀の話です。いきなりですが。
本日は川の堤防沿いをずっと走っていたのですが、橋のアンダーパスにかかる箇所で、謎の物体を発見しました。
大きさは子猫ぐらいで、丸くてゆっくりと動いています。道路を横切ろうとしているみたいです。
答えは最初に書いた通り、亀です。
わりとでかい。種類的にはたぶんミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)。甲羅の全長が20cmぐらいある。
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田植えの時期で、川から農業用水を引き込んでいるので、たぶん水路に流された亀が、がんばって道を渡って川に戻ろうとしていたのではないかと思われます。
しかし、その道は車通りも多いうえに、途中にコンクリートの擁壁があって、簡単には川に戻れない。
仕方が無いので自転車を停めて、亀の救出に当たりました。
持ち上げると、手足を引っ込めておとなしくなりました。
堤防は工事中で、二重に柵が設置したあったので、亀を抱えたまま柵を越えて、フェンスの下の隙間から亀を土手に押し込みました。
亀は土手を2,3回転がって落ちて行って、途中で「あおむけ」で止まりました。
「あ、いかん」と思ったけど、フェンスが頑丈で土手には入れない。
「ごめんね、亀」といってその場を去りました。
あおむけになった亀は、写真のとおり。

今夜あたり、「あのとき助けていただいた亀です」と言って美少女が訪ねてくるかもしれない。
部屋を掃除しておこう。
タグ: 堤防道路
posted by ゆうすけ at 09:23 | TrackBack(0) | 自転車

2021年08月01日

パンクとポンプ

管理人のゆうすけです。ものすごく暑いですね。
休日の午前中は自転車に乗るのがルーティンなのですが、あまり暑いと遠くまでは行きません。
しかしそれでもパンクは起こる。主に自宅から最も離れた地点で。
先日、久しぶりに後輪をパンクしました。やはり自宅から最も離れた折り返し地点で。
替えのチューブはサドルバッグに入れているので、とりあえずパンク修理をしようと思い、近くにあった大きな公園まで押して行き、そこのベンチでおもむろにチューブ交換を始めました。
しかし、マズいことに気が付きました。なぜか携帯ポンプがない。あっれー。
どうやら、スペアバイクのサドルバッグに入れたまま忘れてきたらしい。うわ、やっちまった。
ポンプが無いと、パンク修理は手も足も出ません。
自宅までは、約20km。歩いて帰るにはちょっと遠い。
ということで、加入している自転車保険のロードサービスを手配することにしました。
管理人は自動車保険とは別に、自転車保険にも加入していて、出先で走行不能になった場合、50kmまでなら運んでもらえるサービスが附帯しているのです。過去にも使ったことがあり、緊急時には便利です。
スマホでアプリを起動して、サクサクとロードサービスの手配をしながら、一応パンクしたチューブの交換だけでも済ませておこうと、タイヤレバーなどを出して作業を始めました。
チューブ交換を終えたときに、スマホに保険会社からの折り返しがあり、いくつか質問に答えた後、運搬車の到着に40〜50分ぐらいかかるとのことでした。想定内でしたが、もう少し早く来てくれると助かる。
電話を切ろうとしたとき、視界の向こうから誰かが何かを持ってやってくるのが見えました。
「あの、よかったらこれ使ってください」
謎のサングラス+マスクの女性(小さいご兄妹連れ)が声をかけてくれました。
管理人が慌てて電話を切って見ると、若いお母さんがすっごい本格的なパナレーサーのフロアポンプを持って立っていました。
「たまたま車に積んであったので」
ということでしたが、なぜ自分の願いが唐突に叶うのかちょっと理解できない私でした。
お礼を言って、さっそく使わせてもらい、あっという間に空気が入って、はいパンク修理完了です。
お話を聞いてみると、ご家族そろってマウンテンバイクを嗜むようで、その日はお父さんが仕事だったので母子3人で公園に遊びに来て、明日はみんなで長野方面の山に自転車乗りに行くらしい。ちびっこもマウンテンバイクに乗るらしくて、まだ未就学の様子だけど、自分の武勇伝を語り始めました。
外していた後輪を取り付けて、チェーンを回して状態を確認しました。取りあえず自走可能のようです。
お母さんとお子さんにお礼を言って、公園を出発しました。
1kmぐらい走って異常が無いようなので、保険会社に電話してロードサービスをキャンセルしました。
その後、無事に自宅まで帰り着くことができました。
自転車に乗っていると、ときどきこういうことがあります。パンク修理を手助けしてくれたり、長いライドの途中で飲み物をくれたりとか。そういうことがあると、自分も他の人に親切にしようと思うわけです。
「ペイ・フォワード」方式と呼べばいいのかな。

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感想(1件)


タグ: ポンプ パンク
posted by ゆうすけ at 21:38 | TrackBack(0) | 自転車

2021年07月25日

東京2020オリンピック女子ロードレース

2021年7月25日に東京2020オリンピック女子ロードレース決勝が行われました。
例によってネット中継(日本語解説なし)だけでしたが、驚くべきレースでした。
管理人は自宅で自転車のパンク修理などをしながらぼんやり見ておりました。ゴールまで見て、なんとなく気になることがあったので、その後でツイッターなどを調べておりました。
それで、おそらく本当だと思われる情報を得ることが出来ました。わりと衝撃的です。

今回のレースは結論から言うと、アナ・キーゼンホーファーという無名のオーストリア選手が単独で逃げ切って金メダルを獲りました。
一般的に、ロードレースで「逃げ」が決まるのは「100回に1回」と言われています。
「逃げが決まる」というのは、集団から飛び出した選手がずっと先行して、そのまま後続に追いつかれることなくゴールすることです。文字で書くと普通のことですが、実際にやってみると、まず逃げ切れない。
理由は簡単で、人間の体力(資源と言っても可)には限りがあり、自転車で単独の高速走行すると空気抵抗で猛烈に体力を消耗するからです。ロードレースでは周りの選手との駆け引きも重要ですが、「空気抵抗」をいかに抑えるかがさらに重要な要素です。そのためにほかの選手を風よけに使い、それが「集団」を形成する理由となるのです。一人で最初から最後まで逃げ切れる選手など、普通はいません。
ただし、極めて特殊な条件下では「逃げ」が成功することもある、というのが今回のレースです。

ということで、今回の「逃げ」が決まった理由なんですが、どうやら「誰も気づいていなかった」らしい。
ファーストアタックで飛び出した時点でほかの選手は見ていたはずなんだけど、無名選手だったのでとりあえず「最初の逃げ」ならばと容認されてしまい、その後、レースのペースを作る役割だったオランダチームのコーチがそのことを忘れたのか、とくに追撃の指示もなく、ほぼ130km近くを一人旅したという歴史的快挙。
オランダ、ぼーっと生きてんじゃねーよ。オリンピックでは無線が使えないし、急造チームで連携もいまいちということもあると思うけど、すごいな。
無名選手が人生で1回だけ使える必殺技「ステルス逃げ」。

管理人が「おかしい」と思ったのはレースの後半で、先頭との差を縮める気配がないことや、第2集団を吸収した時点でやけに「集団」が落ち着いた感じになってしまい、なぜこのタイミングで全力を出して先頭のキーゼンホーファー選手を捕まえに行かないのか? 距離的にも時間的にもギリギリすぎるだろう、と感じたのです。違和感があるままレースは進行し、気が付いたらゴールしていました。
そうですか、皆さん忘れてたんですね。
そんなわけで、最後はキーゼンホーファー選手が一人でニコニコしてゴールし、その1分後に「金メダル貰った〜!」と言ってオランダの選手が飛び込んできたのですが、ゴールした後で「え、君は銀だよ」って言われて大ショックを受けるというドラマがあったわけです。
オリンピック、よもやよもやだな。
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優勝したオーストリアのキーゼンホーファー選手
勝利の栄光を君に!
posted by ゆうすけ at 18:46 | TrackBack(0) | 自転車

2021年04月11日

決戦ホイール/SHIMANO WH-RS81-C35

「決戦ホイール」という言葉をご存知でしょうか。
自転車乗りの方には周知の用語ですが、レースイベントなどの「ここ一番」の際に使う、軽量で高性能な自転車用ホイールのことです。
「勝負パンツ」の同類ですが、自転車競技は「機材スポーツ」の側面もあるので、より高価で高性能な「決戦ホイール」を用意できた方が有利です。「パンツ」はイベント終盤では「使用しない」ので、機材としての性能はあまり求められない点が異なります。
管理人が持っている「決戦ホイール」は、SHIMANO WH-RS81-C35です。
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2017年にWiggleで購入しています。当時で6万円位。
「決戦ホイールに6万円はしょぼくない?」と言われそうですが、まあ無理のない範囲でのお買い物でした。
当時は年に数回、自転車イベントに参加していました。エンデューロ系(耐久レースだと思ってください)がメインで、それ以外だと各地で行われるグランフォンド(主に山岳系のロングライド)などにちょこちょこ。
自分的には日常使いのZONDA(カンパニョーロの定番ホイール)で十分だったのですが、友人が強烈に「決戦ホイール」の導入を薦めるので、お値段が手ごろで、エンデューロで役立ちそうなセミディープモデルの WH-RS81-C35を選びました。
せっかく買ったので、イベントなどで数回使い、とくにスズカサーキットでのエンデューロではかなり役立ちました。
軽くてよく回り、時速30km以上から本領を発揮します。スピードがのると安定し、速度が落ちにくく、ディープリムほど横風の影響を受けないので、基本的に万能選手でした。
このRS81シリーズはすでに廃版かと思いますが、確かRS-700がその後継で出ているはずです。ただし35mmのセミディープは無くなったはずです。うむ、残念。
貴重な品ですが、じつはひとつだけ惜しい点があります。
はい、「もうちょっとデザインがカッコよければなあ」って思いませんか、皆さん。
日本製って、品質は良いのですが、なんかデザインが、ちょっとね。

管理人は1年程前から自転車イベントへの積極的な参加はしておりません。
コロナの影響でイベントが中止や延期になることが増えたのと、自分自身の体力的な衰えを自覚して、あまりハードな乗り方は避けるようにして、のんびりとご近所を走るようにしているからです。
ということで、「決戦ホイール」は現在では日常使い用になりました。
出番が増えてよかったかな。
posted by ゆうすけ at 17:29 | TrackBack(0) | 自転車

2021年01月31日

SCOTT SPEEDSTER S55

2021年の1月も今日でおしまいです。
けっこう寒かったのですが、天気も良かったので久しぶりにスペアバイクのSCOTT SPEEDSTER S55で出発。
これは自分が初めて買ったロードバイクで、2011年の5月にご近所のスポーツオーソリティでご購入しました。
理由は「安かったから」。
通常価格98,000円のところを、処分価格で79,700円。さらに、その時手元に届いていたDMハガキの会員割引クーポンが20%OFF。これを使って63,760円。うわ、安っ。
ついでに言うと、買う直前に塗装が少しだけ剥げているのが分かり、さらに5000円値引きされて、結果58,760円でうちにやって来ました。
フレームはアルミ製で、コンポはSORAの8速ですが、当時の自分には全然気にならなかったし、現在でもじつは必要十分です。
ペダルなしでの重量が9.48kgあるので、今どきのカーボンフレームのバイクに比べるとずっしり重く感じられますが、ヒルクライムが大好きな人でなければ気にしなくていいと思う。現在は「通勤自転車」仕様としてサイドスタンドを装着し、リアに28Cの極太タイヤを履かせています。
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本日は午前中にモリコロパークにあるサイクリングコース(1周約5km)を走ろうと思って出かけましたが、前日に少しだけ降った雨のせいで、コースは使用不可でした。(そのコースは少しでも濡れていると使用不可にするので要注意です)
路面が乾くのを待つのも時間の無駄なので、その周辺をうろうろ走り、イオンモールで早めのお昼を食べて帰りました。
途中で何人かのロードバイク乗りとすれ違いました。
この寒い中、なかなかガッツのある連中だと感心したりして。
posted by ゆうすけ at 13:39 | TrackBack(0) | 自転車
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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコン卵酒秋刀魚さん。
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