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2022年11月28日

裏は花色木綿

ご近所のマンガ喫茶がことごとく閉店してしまったので、最近はマンガを読むのも一苦労です。
と言いながらもなぜか毎週ネットカフェなどへ行って週刊誌を読んでいます。
すべての雑誌に目を通すことはできないので、読んでいるのは数誌だけです。
以前は「週刊少年ジャンプ」を読んでいましたが、気が付いたら読むのが止まっていました。いつからだろう。
なんとなく「こち亀」が終わった頃じゃないかと思う。
そんな「ジャンプ」ですが、久しぶりに読んでみたら、相変わらず「ジャンプ」でした。
他の雑誌と比べて、やたらと熱量が高いです。紙面から寄せてくる「圧」が強くて、若年層なら耐えられるけど、50代後半の世代には眩しすぎてちょっと辛い。
「HUNTER×HUNTER」が再開したので読んでいるのですが、ものすごいネームの量に眩暈がしています。
個人的には「ルリドラゴン」の再開が待たれます。

さてそんな「ジャンプ」ですが、ちょっと異色な作品が「あかね噺」。
現代を舞台にした落語ものです。主人公は17歳の女の子。
父がなれなかった「真打」をめざして落語家の道を進むお話です。
女の子が落語をするのは「じょしらく」などがありますが、ギャグに流れず王道の「成長物語」を描いています。「ジャンプ」で落語をやって人気が出るのかと思われる節もありますが、じつはかなり人気があります。
「ジャンプ」は過去にも「ヒカルの碁」など、およそ少年マンガの題材には向かないものを大ヒットさせた実績があります。まったくもって油断がならねぇ。

管理人は落語はあまり聴かないのですが、日曜の早朝にやっているNHKの「演芸図鑑」は毎週見ています。
日曜日の朝5時15分にリアルタイム視聴しているのです。どうでぇ驚いたかい。
それから、中学生の頃に落語を「読破」したことがあります。
たしか講談社文庫の「落語文庫」(全18巻)だったと思いますが、当時の担任から借りて、全部読みました。
われながらガッツのある中学生だと思います。なにが彼をそこまで駆り立てたのでしょう。

ということで「あかね噺」。
途中から読んで面白かったので、コミックスで1巻からあらためて読んでいます。
これを読んで落語に興味を持った中学生に、「落語文庫」全18巻を読破して貰いたいものです。
さてここで表題の「裏は花色木綿」に繋げてオチをつけようとおもったのですが、まったく繋がりませんね。
どっとはらい。

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感想(1件)


2022年11月20日

週休二日制の罠

管理人のゆうすけです。11月も半ばを過ぎて、冬支度を始める時期ですね。
今年はとうとうスタッドレスタイヤを買いました。
管理人が住む地域では、毎シーズン2〜3回ぐらいは降雪や凍結で通勤がヤバくなる日があります。
北国ならばスタッドレスは必需品ですが、年に2、3回だとちょっと迷います。
まあ、保険だと思ってホイールセットを買って、さっそく取り付けました。
4本セットで取付費込みの5万円。高いのか安いのか。とりあえず安心ですよ。

管理人の職場では数カ月前に1名離職者が出て、現在新人募集中です。
1か月前には中国人が仮採用で来ましたが、日常会話にも不自由するレベルだったので、残念ながら不採用。
先週からは、今度は日本人の新人が見習い中です。だいたい2〜3週間ぐらいが仮採用期間で、労使ともにOKならば本採用になります。
募集をかけても応募してくる人は滅多にいないので、基本的に来るものは拒まず、というのが会社の方針のようです。できれば残ってほしい。
勤務場所が浄化センター(下水処理場)なので、24時間稼働しています。施設自体が築30年を超えて古いのと、市との契約で最低1名の職員常駐が求められているので、夜間や土日祝日でも当直が必須です。
それに加えて職員が1人減っているので、宿直のローテーションがヘビーになっています。
今年の年末年始は、12/29から1/3までお休みのはずですが、12/30と1/1は当直です。元旦はお仕事だああ。

という前振りをしておいて、表題の「週休二日制」についてのお話。
知っている人にとっては常識ですが、「週休二日制」と「完全週休二日制」は別物です。
ちなみに弊社は「週休二日制」です。
月1回以上週2日の休みがあり、他の週は毎週1日の休みがあるのが「週休2日制」です。 一方、毎週2日の休みがあるのが「完全週休2日制」です。似ているようですが、全くの別物です。また、休みは土日に限る訳ではありません。
現在の管理人は、月に1回だけ土日休みで、あとの週は日曜または土曜が休みです。
これから就職する人、転職を考えている人は、この違いをよく覚えておいてください。
いまどき完全週休二日制でない職場があるのか、という疑問を持った人は、ちょっと甘い。
意外と「週休二日制」どまりの職場は多いのです。
じわじわと労働力が減っているので、人手が足りなくて休みが取れない職場も山ほどあります。
とくに現場系の仕事は若者に人気が無いので、相当ご高齢な人たちががんばっています。
あと10年したら、かなりの数の会社が消えていくんじゃないかな。
外国人労働者はもっと増えるし、ロボットやAIが人に代わって働くことになるでしょう。
この国はゆっくりとたそがれの時代を迎えているのです。

2022年11月16日

アイコンについて

管理人のゆうすけです。2022年もあと1か月半です。そろそろコタツを出したい気持ちが高まっています。
表題の「アイコン」について、SNSなどのプロフィールアイコンのお話を少し。
じつは管理人は、2019年頃から地味にTwitterを嗜んでいます。わりと最近ですね。
2022年11月現在で、フォロワー数が4人という最高に密かな活動ぶりです。
興味がある人は@ayanoyusukeで覗いてみてください。思い出したように時々呟いています。

こうしたSNSでは、始める際に自分のプロフィール設定をするのが常ですが、その際にアイコンの設定も含まれます。自分が発言するときに名前の隣に表示される写真や絵ですが、多数の人は、自分自身を表すものを用意していると思います。Twitterでは、デフォルトでは「タマゴ」ですが、写真やイラストなど自分で指定できます。

個人情報やSNSの匿名性などから、自分の顔写真をズバリ載せている人は少ないようです。相当顔に自信がある人か、顔を覚えてもらう必要がある人がチャレンジしている感じですね。他にはペットや趣味のアイテム、推しの画像、商標や風景写真、食品や商品の写真などもあります。
マンガ家やイラストレータの方々は、自画像を描いて載せているパターンが多いようですね。
いろいろなバリエーションがあって興味深いと思います。
IMG_0054.JPG
管理人が使っているアイコン
オリジナルのデザインは卵酒秋刀魚氏が40年以上前に同人誌で使っていたサイン。

管理人は上掲の「三日月に人の顔」をはめ込んだマークを使用しています。
自分でデザインしたものではなく、40年以上前に発行された同人誌に掲載されていたものです。
作者は「卵酒秋刀魚」さん。先般、ようやくご本人から使用の許諾をいただくことができて安心しています。
じつは数年間、無断で使っていたのです。著作権侵害事案ですね。皆さんはマネしないようにしてください。

最近「漫画家の自画像」(南信長 著)という本を読みました。
漫画解説者が、漫画家の自画像を通じてマンガ史を語る著作です。巻頭、巻末の年表や、索引など、ものすごく手間がかかっていて、資料的な価値も高い労作です。
その中で、漫画家の自画像について次のようなことが述べられています。
「漫画家の自画像とは、単なる似顔絵ではなく、自分自身をどう思っているのか、また、自分自身を他人にどう思われたいのか、という肥大化した自我が心のプリズムを通過して描かれるものなのです」
なるほどと思います。雑誌の巻末などに、目次と併せて作家の近況などが「自画像」と一緒に載っていますが、あの絵は作家各位の「自己省察/自己演出」の産物なのです。
最近は、人間以外の、ロボットや動物、物体などを「自画像」として使う作家さんも増えていますが、そういう傾向も、心理的に分析すると面白いかと思います。

ちなみに管理人がこの「月」のアイコンを使っている理由は、以下の4つかなと自己分析しています。
1 「月」がモチーフのとおり、「ルナティック(正気でない人、変人、愚者)」であることを示す。
2 三日月のため顔の一部が隠れており、「二面性」「秘匿性」を示す。
3 目が仏像などにある「半眼の眼差し」となっており、「内観と外観」を併せていることを示す。
4 極めてシンプルな描線で構成されており、デザインの強度が高い。
自分でデザインしていないくせにナニですが、かなり最強に近いアイコンだと思います。

2022年11月05日

乙嫁語り 14巻(by森薫)

「乙嫁語り」は、19世紀半ば、中央アジアを旅するイギリス人旅行者スミスが各地で出会った“乙嫁”(美しいお嫁さん)たちを描いた漫画作品です。作者の森薫の長編2作目。前作はヴィクトリア朝の英国を舞台にしたメイド漫画「エマ」。番外編を含めて傑作なので未読の方はぜひ。

「乙嫁語り」の基本的な主人公は、アミルさん(20)とそのご主人のカルルク君(12)ですが、14巻ではアミルのお兄さん(アゼル)たちのお話がメインです。
舞台となるのが19世紀の中央アジア(カスピ海の周辺)で、ロシア帝国の侵攻が始まりつつあります。アゼル達の草原の一族と街の一族が会談を開き、それに対抗するために同盟を結ぶことになります。草原の一族の結束を固めるため、ハルガル族のアゼルはジャンディク族の娘を嫁に貰うことになりますが、娘が認めた男にしか嫁がせないという条件がつきます。勝負は「馬競べ」。
ということで、今回は中央アジアの雪原を、馬で爆走するお話です。
「馬」とか「馬具」とか「民族衣装」とか、あらゆる角度から描きまくっています。スゴイよ。
森先生はディティールをきっちり描くタイプの人なので、絵を見ているだけでわくわくします。
誰に強制されたわけでもないのに、ペルシア絨毯の柄を、延々と描き込んでいます。怖いぐらい。
森先生はデジタル派ではなく、紙にペンで描いているそうなので、できれば手伝ってあげたい。
ちなみに「乙嫁語り」は、通常サイズのコミックスとは別に、大きなサイズのワイド版も発行されています。
そうです。できるだけ大きなサイズでお楽しみいただきたい作品なのです。
原画を見たいなあと思ったら、じつは原画展もやっているのです。

otoyome01.jpg


ものすごく行って見たい。
京都で2022年の12月までやっている。
そうだ、京都行こう
タグ: 乙嫁語り 森薫
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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコン卵酒秋刀魚さん。
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