このブログで何度も取り上げていますが、それはズバリ面白いからです。自明ですね。
6巻は前巻から引き続き、いよいよバレンタイン本番です。
いや、自分がそうだったから、というのが素直な理由ですけど。
中学1年だと、ちょっと前までランドセルを背負っていた小学生だったせいか、特に男子の場合、まだ恋愛に興味を持つには未熟かと思います。
中学3年だと、バレンタインの翌月には卒業なので、仮に交際が始まっても、あっという間に終了する(同じ高校進学なら別ですが)可能性が高いです。想い出にはなると思いますが。
そんなわけで、中学2年生のバレンタインです。その後の学校生活の成否を決めるといっても過言ではない、はず。まさに天王山。
ちなみに高校以降のバレンタインは、「初めてチョコを渡す・貰う」という特殊性がどんどん希薄化してゆくので、やはりファーストバレンタインとして、中学2年の2/14が重要だと考える次第です。
ということで、市川君。
もういきなりネタバレしますが、まさかのカウンター攻撃で、先制して「チョコをあげてしまう」という行動に出ます。じつはこのエピソードは、本編に先行してツイッター上で公開されていたのですが、当時は本編のエピソードではなく、あくまで「番外編」「IF世界」のものとして認識されていたので、ほかの「ツイヤバ」でのバレンタインエピソードが、すべて本編に回収されるというのが衝撃的でした。というか、よくそんなことが出来たなという驚きに震えました。桜井先生天才かよ。
バレンタイン編は、ツイヤバからの回収エピソードを越えて、延長戦に突入します。
19時26分から、夜の公園でのファイナルバトル。夜間戦闘です。
戦いの結末は、ご自身でお確かめください。
6巻はその後、放課後デート、山田のお仕事見学、卒業式での在校生代表送辞、という大事なイベントが続きます。
市川君が、人生の蹉跌を乗り越えて、どんどん成長してゆく様が、もうまぶしい。読者の大半は、保護者的な視点になっていると思う。
ラブコメ系のマンガでは、「なぜこんな奴がハーレム的にモテるのか理解しがたい」という状況がときどき発生しますが、このマンガに関しては、ものすごく丁寧に主人公の変化を描いているので、共感度が高いです。
しかも主人公の魅力が、「山田にだけは解る」ような仕掛けになっているのが流石だと思います。
次巻以降は、ホワイトデイのイベントを経て「中学3年編」になる予定かな。
でもその前に、山田が映画のロケで広島に行くので、「仁義なき戦い・広島死闘編」が入るはずです。
これについても実はこっそりとツイヤバで未来の記憶が読者に授けられています。
不完全な記憶だけに、よけい心配です。なんかホテルで・・・。
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