じつは毎週読んでいるのですが、3週ほど前に「代原ちゃん2」が掲載されて世間をざわつかせました。
「代原ちゃん」というのは押切蓮介先生が描く、連載マンガ休載時の「代理原稿」をネタにしたマンガです。
「代原ちゃん2」なので、じつは第2話です。すでに第1話は発表されているのです。
いろいろあって、今回「2」が掲載されました。漫画家は大変なんだね。
先週からは縁山先生の新連載「僕が恋するコズミックスター」が始まっています。
縁山と書いて「へりやま」と読みます。「みどりやま」ではない。
あらすじはだいたいこんなかんじです。
「灰田さんに恋する平凡な男子学生「叡智」の前に、突如美少女宇宙人ヒーロー「スター」が現れて…!?」
というわけで、コズミックなラブコメです。空から美少女が降ってくる系のアレです。
週刊少年チャンピオン 2023年29号から連載
2023年6月現在、秋田書店のサイトで第1話が試し読みできます。
縁山先生は、同誌で以前「家庭教師なずなさん」を描いていました。
独特の雰囲気がある作風で、特にセリフ回しが可笑しくて好きです。
妙な倒置法とか、芝居がかった物言いとか。「弁える」等のルビ必須の言葉も使います。「わきまえる」ね。
キャラクタの動きもクセがあって、セリフを言うときにいちいち芝居が入ります。
それもミュージカル風の派手なヤツ。少年誌なので動きを入れろという指令が入るのか、オータム書店は。
まだ連載2回目なので今後の展開は予断を許しませんが、2話のサブタイトルが「セイブザキャット」という開き直りぶりです。
「SAVE THE CAT」というのはハリウッド式脚本メソッドの王道で、危機一髪のネコを助けたりすることによって主人公に共感を呼びこませる手法ですが、このマンガでは第2話で本当に猫を助けます。
あのチェンソーマンの第2部でもやっていますね。みんな「セイブザキャットの法則」をネタにしすぎ。
そんな一筋縄ではいかないマンガですが、管理人的には応援していますので、縁山先生にはがんばって描き続けていただきたい。
どうしてもダメなときは「代原ちゃん3」があるから。
なんなら週チャンに「代原ちゃん」が2話一挙掲載、ぐらいになってもOK。
押切先生は許して下さる。
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