2023年もあとわずか、もういくつ寝るとお正月ですね。
今日は日曜ですが、明日の朝までずっと宿直です。仕方ないのでブログの更新をやっています。
暇だと更新が捗るのです。
昨日、リドリースコット監督の新作「ナポレオン」を観てきました。
3時間近い大作ですが、特に退屈することなく楽しめました。
リドリー監督は2023年で86歳の巨匠ですが、すっごい元気です。あと10年はいけそう。
最後の山場がワーテルローの戦いで、すごい数のエキストラと馬が暴れまくります。
これを撮れる86歳、というのが信じ難い。
ここだけの話ですが、管理人は致命的に世界史の知識がありません。
学生時代に日本史と世界史の選択で、日本史を取ったせいでしょうか。それにしてもヤバイぐらい無知です。
ナポレオンが何処と戦っていたのか、よく分かっていない。
どうもヨーロッパ全土とバトルしてたようですね。しかもほぼ制圧している。ストロングすぎる。
ついでに言うと、プロイセンって何処やねんと思っていたら、ドイツの先祖じゃん。無知が過ぎる。
余談ですが、映画「ナポレオン」では、ナポレオンとその関係者一同が全員英語でしゃべります。
自明のことですが、フランスのお話なので、フランス語でしゃべるのが本来です。
映画を観る時は、日本語吹き替え版のほうがよろしいかと思います。
18世紀のヨーロッパを完全映画化、と言えばキューブリック監督の「バリーリンドン」です。
実はキューブリック監督はナポレオンを映画化したかったのですが、予算が無くてバリーリンドンを撮ったと言うのは有名な話です。
異常にこだわる人なので、当時の情景を再現するために蝋燭の灯だけで撮影するんじゃ、と言い出したのは有名な話です。
当時、そんなカメラは無いんだけど、仕方がないのでNASAがアポロ計画用に開発したレンズを使ってカメラを作り、それで撮影したのは有名な話です。
実際の映像は、映画本編でご確認ください。ちょっと感動します。
「ナポレオン」にも蝋燭や暖炉の光だけで撮影したシーンがいくつかあります。
しかし、現在のデジタルカメラの撮影素子は、月明かりでも撮影可能なので、あまり感動しない。
美術や撮影に関してのこだわりは、やはり「バリーリンドン」が突出しています。
キューブリック監督の変態指数ぐらい高い。1カットにどれだけ時間かけとるねん、という怖さがある。
一方で、「ナポレオン」は、キューブリック監督が出来なかったことをいとも容易くやってのけた、と言う点で忘れ難い作品です。
キューブリック監督が観たら何て言うかな。
メチャクチャ文句言うな。絶対に。
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